新国立でサポーターへ「勝つ姿を見せたい」。
[J1 13節] 鹿島 – 名古屋/2023年5月14日13:30/国立競技場
「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」として開催されるJ1リーグの鹿島アントラーズ 対 名古屋グランパス戦を翌日に控え、鹿島の岩政大樹監督が5月13日にオンラインによる取材に応じて決意を示した。
30年前の1993年の開幕カードが、新国立で再現される。名古屋対策について問われた指揮官は次のように語った。
「まさに長谷川健太監督のチーム。倒すのが非常に難しい相手だと思います」
「自分たちのチーム作りを進めている気持ちが強いので、それを名古屋に当てはめるとどうなるかを考えて準備を進めています」
鹿島はリーグ4連勝で6勝1分5敗の勝点19で5位。4位名古屋と4ポイント差に接近して、この一戦を迎える。
「いろんな試合展開に対して全てを持ち合わせたチームにならないと、優勝には届きません。そのための準備を鹿島は進めています。戸惑わないように、いろんな戦況に対応できるように続けていきます」
今回試合のインターバルが1週間空き、なぜ4連勝できているのかを客観的にも考え、選手とも共有したという。
「4連勝が始まる前に、少しハッキリと明確にしたところがあり、それが上手く選手たちに浸透して進められています。そこをまた確認し、プラスアルファにすると、臨機応変や変幻自在ではなく中途半端になることも、このサッカーの世界ではあることです。そうならないようにベースがあるから勝てていることを確認して、準備していきます」
東京・新国立での開催とあって、初めて鹿島のサッカーを観戦する人も多く訪れる。監督・選手の“一戦必勝”の気持ちは変わらない。ただ、独特の雰囲気になるなかで、岩政監督は「(12日の)多摩川クラシコも非常にいい雰囲気でいい試合をしていました。また、いつもと違う空気感になると思います。結果はもちろん、自分たちが今取り組んでいる絵を、皆さんにお見せしたいです」と勝利を誓った。
そしてサポーターへのメッセージを求められた指揮官は、次のように語った。
「勝つ姿を見せたい。ウチのサポーターは勝たないと満足してもらえないと思いますし、それがこのクラブを引き受けるうえでの使命です。加えて、今チームは成長していかなければいけない段階にいます。4連勝でOKだという1週間は過ごしていません。この4連勝をベースに何を加えていけばチャンピオンチームにふさわしいチームになっていけるかを考えて準備してきました。アップデートした姿で試合をして、全体で見ると右肩上がりに進んでいることを示していきたいです。勝たないと何も認めてもらえない仕事なので、そこは逃げずにやりたいです」
◆【鹿島】岩政監督「まさに長谷川健太監督のチーム。倒すのが非常に難しい相手」。30周年記念マッチ名古屋戦へ決意を示す(サカノワ)