日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年3月12日日曜日

◆10人鹿島と福岡の上位対決はスコアレスドロー…会場どよめく“珍CK”も(ゲキサカ)



知念慶


[3.12 J1第4節 鹿島 0-0 福岡 カシマ]

 J1第4節が12日に開催され、県立カシマサッカースタジアムで対戦した鹿島アントラーズとアビスパ福岡は0-0で引き分けた。

 開幕3試合をともに2勝1敗で終えた3位・鹿島と4位・福岡の上位対決。序盤にピンチを迎えた鹿島はボールを握って徐々にチャンスを増やすが、前半はスコアレスで終了となった。

 すると後半8分にMF佐野海舟が2枚目のイエローカードで退場。それでも鹿島は数的不利の影響を感じさせず、積極的にゴールへと迫っていく。

 後半19分にはFW知念慶が左サイドのコーナーフラッグ付近へのロングボールを諦めずに追いかけ、GK永石拓海に先に体を入れられながらも粘って左CKを獲得する。知念はボールボーイから急いでボールを受け取り、永石が持ち場に戻る前に無人のゴールに右足で蹴り込もうとするが、惜しくも外側のサイドネットを直撃。珍しいシーンにスタンドがどよめいた。

 その後もMF樋口雄太の直接FKやMF土居聖真のミドルシュートなどで相手ゴールを脅かした鹿島だったが、1点が遠い。2連勝中の福岡も最後までネットを揺らせず、0-0で終了のホイッスル。鹿島は2試合負けなし(1勝1分)、福岡は3戦無敗(2勝1分)となった。




◆10人鹿島と福岡の上位対決はスコアレスドロー…会場どよめく“珍CK”も(ゲキサカ)



◆J1鹿島のDF昌子 1544日ぶりに古巣でプレー 植田とのコンビに「あのときのまんま。懐かしい感じがした」(サンスポ)




昌子源


明治安田J1第4節最終日(12日、鹿島0-0福岡、カシマ)4位鹿島は、ホームで福岡と対戦。互いに決め手を欠き、0-0で引き分けた。後半8分、MF佐野がこの試合2度目の警告を受けて退場。一人少なくなった鹿島は攻勢に出る時間もあったが、ゴールをきめることはできなかった。

この試合、元日本代表DF昌子が2018年のクラブW杯準決勝レアル・マドリード(スペイン)戦以来、1544日ぶりに鹿島でプレーした。リーグ戦でDF植田直通とのセンターバックでコンビを組むのは、2018年5月20日のホーム仙台戦以来1757日ぶり。同年のW杯ロシア大会日本代表メンバーだった二人は、この年の7月に植田がベルギー1部リーグのセルクル・ブルージュへ移籍。昌子も11月に鹿島通算20冠目で、初タイトルのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を主将として獲得し、12月のクラブW杯終了後にフランス1部のトゥールーズへ移籍。その後、G大阪を経て今季、古巣へと復帰した。

練習でもほとんど連係を確認する時間のなかった両CB。昌子が「(2人が)いろいろな経験をして、5年ぶりに戻ってきた。『あのときの2人じゃないんだろうな』と思ったけど、あのときのまんま。懐かしい感じがした」と語れば、植田は「いきなり本番って感じだったけど、まったく問題ないと思った。(退場者が出てたが)2人で『僕と源君がいれば大丈夫』と話していた。結果はついてこなかったけど、勝ちにいく姿勢は見せられた」と話した。





◆J1鹿島のDF昌子 1544日ぶりに古巣でプレー 植田とのコンビに「あのときのまんま。懐かしい感じがした」(サンスポ)



◆J1鹿島の元日本代表DF昌子 代表初選出有力の後輩、MF佐野にエール(サンスポ)



昌子源


明治安田J1第4節最終日(12日、鹿島0-0福岡、カシマ)4位鹿島は、ホームで福岡と対戦。互いに決め手を欠き、0-0で引き分けた。この日、3月の国際親善試合ウルグアイ戦(24日)、コロンビア戦(28日)に向け、日本代表の森保一監督が試合を視察。お目当てとされるMF佐野らのプレーを確認した。

後半8分、佐野は2度目の警告を受けて退場。森保監督は「90分みたかった」と本音を語った。この試合で2018年以来の鹿島復帰を果たした元日本代表DF昌子は、米子北高(鳥取)の後輩である佐野に言及。「技術もあり、いい選手だけど、おとなしい。プレーしていても長谷さん(長谷部誠)、(遠藤)航のように声を出して指示を出すことがない。もっと(自分を)出して、『米子北=昌子源』ではなく、『米子北=佐野海舟』になってほしい」と期待を寄せた。





◆J1鹿島の元日本代表DF昌子 代表初選出有力の後輩、MF佐野にエール(サンスポ)





◆【鹿島】数的不利の中で福岡にドロー 佐野退場も岩政監督「ボールを狩る若手選手をつぶす判定」(ニッカン)



岩政大樹


<明治安田生命J1:鹿島0-0福岡>◇第4節◇12日◇カシマ

鹿島アントラーズが退場者を出し、数的不利の戦いを強いられたが、アビスパ福岡を無失点で抑え、最低限の勝ち点1を手にした。

鹿島はMF佐野海舟(22)が後半8分、2枚目の警告を受け退場に。今季鹿島に復帰したDF昌子と植田のコンビが最終ラインを死守し、逆に10人の相手を押し込み福岡ゴールを脅かした。

試合後、岩政大樹監督(41)は「勝ち点3を目指していた。第2、3、4節で不利なジャッジが続いているが、勝ち点を積み上げている。そこは評価したい」と振り返った。

佐野は前半14分にイエローカードを受け、後半8分に2枚目のカードを受け退場になった。岩政監督は「僕の私見」と前置きした上で、佐野のカードについてこう述べた。「最初のイエローは出す必要なかったと思う。そこで出したことによって、その後の判定も難しくなった。そのようなファウルではなかったし。ボールに行った上で遅れて、ボールが股を通ってファウルになったもの。イエローカードを取ると、Jリーグがグローバルスタンダードに激しくと言っているわりには、ボールをどんどん狩る若手選手をつぶしてしまう判定だったと思っています。自分たちは学ばないといけないが、うまくコントロールできていなかったと思います」と自身の考えを口にした。





◆【鹿島】数的不利の中で福岡にドロー 佐野退場も岩政監督「ボールを狩る若手選手をつぶす判定」(ニッカン)

◆【鹿島】土居聖真が300試合出場達成「早かったような、長かったような。濃い300試合でした」(サカノワ)



土居聖真


決定的シュートは奈良の渾身ブロックに阻まれる。「常に優勝を狙ってきたこのクラブで300試合出場を達成できたのは、素直に嬉しいです」


[J1 4節] 鹿島 0–0 福岡/2023年3月12日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ4節、鹿島アントラーズ対アビスパ福岡戦はスコアレスで引き分け、両チームともに1ポイントを分け合った。この試合で交代出場した鹿島の土居聖真がJ1リーグ通算300試合出場を果たした。史上133人目、鹿島OBである曽ヶ端準、小笠原満男らとともに1クラブマンでの偉業達成に。

 300試合出場達成についてコメントを求められた土居は試合後、「うーん」としばらく考えたあと、「早かったような、長かったような。すごく自分にとって濃い300試合でした、今思い返せば」と語った。

 86分に途中出場すると、コーナーキックからチャンスを作り出し、さらに90+2分にはフリーでミドルを放ち、決まったか――とスタジアムが盛り上がりかけたが……。奈良竜樹の渾身のダイビングヘッドクリアに阻まれた。

「奈良ちゃんか誰かに触られてしまいました。キックのフィーリングが良くて、蹴った瞬間、いやその前から、入りそうな感覚がありました。塞がれてしまい残念でした」

 初出場は2011年11月26日のJ1リーグ33節の清水エスパルス戦。30歳での300試合達成で、さらに記録を伸ばしていけそうだ。

「常に優勝を狙ってきたこのクラブで300試合出場を達成できたのは、素直に嬉しいです。そこに至るまで関わってくれた人と一緒に祝いたいです。関わってくれた全ての人に感謝しています。これからもずっと400、500と積み重ねていけるように、日々精進したいです」

 土居自身にそこまでの感慨はまだないようで、ワンクラブマンでの達成を問われると、「引退したあとに、『すごい』となればいいので、今はまだ考えずに突き進んでいきたいです」と決意を新たにしていた。

「今日も勝って、ナオ(植田直通)もユウタ(樋口)も100試合で、勝ってみんなで祝いたかったです。10人になって難しい試合でした。最低限拾った勝点。次へみんなでまた準備したいです」

 土居が欲してきたのは勝利のみ。そのために何ができるかを追求し1試合ずつ全力で戦ってきた。その積み重ねが「300」になり、一つの大きな節目を迎えたということのようだ。

 鹿島は次節3月18日、アウェーで横浜F・マリノスと対戦する。土居の「301試合目」を白星で飾りたい。




◆【鹿島】土居聖真が300試合出場達成「早かったような、長かったような。濃い300試合でした」(サカノワ)





◆鹿島復帰は?柴崎岳がレガネス退団か。契約延長オファーなし(FOOTBALL TRIBE)



柴崎岳


 カタールW杯日本代表MF柴崎岳は、スペイン2部レガネスに所属。主力選手として活躍しているものの、今季終了後に退団する可能性があると報じられている。

 同選手はテネリフェやヘタフェなどスペイン国内の複数クラブをへて、2020年9月からレガネスでプレー。今季はカタールW杯をはじめ日本代表戦への招集により一部のリーグ戦でメンバー外となったが、年明け以降は9試合中5試合でスタメン出場している。

 そんな中、スペイン紙『アス』は今月はじめにレガネス所属選手の契約状況を整理。これによると、DFアラン・ニョム、MFイケル・ウンダバレナ、DFホルヘ・ミラモンの3選手は出場試合数などの条件を満たしたことにより、1年間の契約延長が決まったという。

 一方で『アス』は「レガネスは今年6月30日に13選手との契約満了を迎える」とリポート。13選手には柴崎岳の名前も含まれているほか、本人も昨年5月の2021/22シーズン最終戦後に「クラブとの契約をもう1年残している」とコメントを残している。

 なお柴崎岳の去就については、カタールW杯終了後に鹿島アントラーズへ復帰する可能性があると一部メディアが報じている。カタールW杯で出場機会なしに終わった柴崎岳の日本代表招集の可能性も含めて、同選手の今後に注目が集まる。




◆好調・鹿島アントラーズは狙いどおりの攻撃が炸裂中 DFラインがボールを持った時に前の選手はどう動いているか(Sportiva)



得点シーン解説


Question
植田にボールが渡ってから、鹿島はどのように相手を崩したか


 Jリーグ第3節、横浜FC対鹿島アントラーズが行なわれ、アウェーの鹿島が3-1で勝利。勝ち点6で3位とし、上々のシーズンスタートとなった。

 鹿島は立ち上がりから前線での強度の高いプレスでリズムを作ると、前半9分にMF藤井智也の先制点で早々とリードを奪った。しかし、前半24分にDF安西幸輝のファールでPKを献上し、同点に追いつかれる。

 なおもペースを握る鹿島は、前半38分にFW鈴木優磨の得点で再びリード。後半に入っても主導権は鹿島が握り、終了間際のアディショナルタイム6分にMFアルトゥール・カイキがダメ押しの3点目を決めて3-1の快勝となった。

 今回は、鹿島の2点目のシーンを取り上げる。

 前半38分、左サイドでボールを持ったFW知念慶が中へ持ち出し、後方のDF植田直通にボールを渡す。





 次の瞬間、植田の前方にいるDF常本佳吾は、どのように動き出し、横浜FCの守備を崩したか、というのがQuestionである。


Answer
常本がハーフレーンの裏へ抜け出しロングボールを受け、クロスを入れた


 鹿島の狙いどおりの形が、ゴールへとつながったシーンである。まずポイントは右サイドバック(SB)の常本のポジショニングだ。








 左サイドにボールがある時、アンカーのMF佐野海舟がボールサイドに寄り、空いていた中央のスペースに常本が入ってきていた。これによって横浜FCの左MF坂本亘基も中へ絞ることになった。

 次のシーンで知念が中へボールを持ち出し、最後尾の植田へボールを渡すと、坂本が中へ絞っているので右ウイングの藤井へのパスコースが空いていた。それによって横浜の左SBのDF橋本健人が、タッチライン際に開く藤井へ釣り出される。

 それを見た常本のアクションが見事だった。常本は橋本が釣り出されて空いたハーフレーンの裏へ走り込んでパスを要求する。植田はワンタッチでボールを前へ運ぶと、すぐに裏のスペースへロングボールを供給した。

 抜け出した常本は、遅れて対応に来た横浜のDF岩武克弥をワンタッチでかわし、中へ走り込んだ鈴木へラストパス。鈴木がゴールを決めた。

 鹿島はウイングがライン際に開いて相手SBを釣り出し、空いたハーフスペースやそのSBの裏を、味方のSB、あるいは1トップの鈴木が走り込むという形を度々狙っていた。このシーンの常本もオートマチックなタイミングで動き出しており、狙っていた形であったことは見て取れた。

 3戦2勝といいスタートを切った鹿島。次節・アビスパ福岡戦でどんな戦いを見せるのか注目だ。





◆好調・鹿島アントラーズは狙いどおりの攻撃が炸裂中 DFラインがボールを持った時に前の選手はどう動いているか(Sportiva)



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