日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年5月23日木曜日

◆“190cm超え”フェライニ、ペッレに挑んだ鹿島DF陣「ほぼ勝てなかった」「経験は非常に貴重」(ゲキサカ)






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[5.22 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1山東魯能 カシマ]

 鹿島アントラーズは前半11分、山東魯能のストロングポイントである高さに屈し、グループリーグ敗退がちらつく先制点を奪われた。「なかなか勝てなかった」「やられたのは自分の責任」。試合後、FW伊藤翔の2得点で勝利した鹿島だったが、守備陣からは口々に課題も語られた。

 引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる鹿島は前半11分、手痛い先制点を献上した。起点は警戒していたはずのセットプレー。左CKをファーサイドに送り込まれると、DF犬飼智也に競り勝ったDFジウに頭で折り返され、DF町田浩樹の頭上から元ベルギー代表MFマルアン・フェライニのヘディングシュートを食らうという形だった。

「セットプレーは集中して入ったが、やられてしまったのは自分の責任」と振り返ったのは194cmの上背を持つフェライニに屈した町田。自身より4cmも高い相手との対峙について「もっと競り方だったり、自分より背が高い相手に対するやり方をもっと工夫していかないといけない」と反省を語った。

 また、犬飼も「なかなか自分は勝てなかったのでそこは悔しい」と厳しい表情。試合中には193cmの元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレとの空中戦で後れを取る場面もあり、「まず相手は動かないし、相手のやりたいスペースを与えたらほぼ勝てなかった。来る前の駆け引きでどう勝負するかだと思う」と振り返った。

 もっとも、後方からチームを支えたGKクォン・スンテは1失点にとどめたことを前向きに受け止めていた。「相手のストロングを持っているチームなので警戒していて、失点したのは残念だと思ったが、一生懸命に頑張ってくれた」。アジア制覇3回を誇る守護神の目には、課題よりも奮闘のほうがプラスに映っていたようだ。

 また、21歳で出場した町田にとっては得難い経験となった。「単純に自分より背が高い相手に普通に競り合うと勝てないし、競る前の駆け引きをしないといけない。ペッレ選手は背負われたら強いし、重い。その前の駆け引きをしないといけない」と課題を見つめ、「次にこういう相手が来たら活かせる経験になった」と前向きに捉えた。

「日本にいたら戦える相手じゃないし、ACLだからああいう相手と対峙できる。その経験は非常に貴重だし、今日勝ったことでまた違う相手ともできる。だからこそ、今日勝てて良かったと思う」(町田)。世界トップレベルの相手と対峙したことで見えてきた課題と経験。それらはいずれ、この先のサッカー人生で必ず活きてくるはずだ。

(取材・文 竹内達也)




◆“190cm超え”フェライニ、ペッレに挑んだ鹿島DF陣「ほぼ勝てなかった」「経験は非常に貴重」(ゲキサカ)





◆鹿島復調の陰に新左サイドハーフあり。 白崎凌兵の能力は日本代表級(Sportiva)




白崎凌兵 Ryohei.Shirasaki


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 Jリーグ第12節。鹿島アントラーズが5-0で松本山雅に勝利した一戦は、久しぶりに見る一方的な試合だった。鹿島がよすぎたのか、松本が悪すぎたのか。

 要因を鹿島側に求めようとすると、外せない選手は、試合後、ヒーローインタビューを受けていた白崎凌兵だ。今季、清水エスパルスから移籍してきた26歳。この日は偶然にも誕生日だった。

 先発を飾ったのは第9節の横浜F・マリノス戦から。この松本戦はその4試合目にあたった。

 鹿島といえば選手層の厚いチームとして知られる。メンバーをフレキシブルに入れ替えるターンオーバー制を敷き、さらには複数のポジションをこなすことができる多機能型選手を数多く擁している。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に常に出場しているチームなので当然かもしれないが、ベストメンバーの定義がこれほど難しい、混沌としたチームも珍しい。

 そこに加わることになった白崎。彼がプレーする左のサイドハーフ(SH)は、開幕から、今季から背番号10をつける安部裕葵がスタメンを張ってきた。売り出し中の20歳が、てっきりこのポジションを不動のモノにするかと思われたが、事はすんなり進まなかった。

 SHというポジションに、安部はいまだ馴染めずにいる。今季の初ゴールを挙げたのは10戦目(清水エスパルス戦)。高校時代までトップ下を務めていたという安部は、左を維持しながら攻撃に絡んでいくコツをまだつかめていない様子だ。

 その間隙を縫うように白崎は登場した。初スタメンの横浜FM戦こそ、チームはまさかの逆転負けを喫したが、清水戦からは3連勝。松本戦は先述のとおり5-0の大勝だった。白崎が左SHの座に就いたことと関係ありだ。実際、この試合で白崎は2ゴールを叩き出し、事実上のマン・オブ・ザ・マッチだった。

 レオ・シルバのパスを左足のインサイドできれいに合わせた後半2分の2点目と、土居聖真の右からの折り返しをヘディングで合わせた後半20分の4点目。それぞれ周囲がお膳立てしたチャンスに合わせただけと言えばそれまでだが、ポジショニングにセンスを感じたことも確かだ。

 長いパスを送ることができる視野の広さがあり、懐が深く、細かなボール操作術に優れる。身長がそこそこある(181cm)わりに、巧緻性もある。サイドに起点を作り、攻撃に立体感を醸し出すことができる、SHらしい選手。鹿島には他にはいないタイプだ。能力的には日本代表に選ばれても不思議ではない水準にある。鹿島が今季獲得した選手のなかで、一番の実力者だ。

 逆に、昨季まで所属した清水にとってこれほど痛い話はない。鹿島では41番という大きな背番号をつける白崎だが、清水時代の背番号は10番だった。鹿島と、10番を鹿島に持って行かれた清水が直接対決したのは第10節で、清水が0-3のスコアで完敗する姿は哀れを誘った。翌第11節、清水は川崎フロンターレに敗れるとヤン・ヨンソン監督を更迭。今季の清水が苦戦するのは、当然の帰結かもしれない。

 白崎が清水時代に華々しい活躍をしていたかといえば、そうでもない。10番をつけてプレーした2017年、2018年の2シーズンでさえ、出場時間はチームで7、8番目だった。清水といえば若手がひしめくチーム。注目は、北川航也、金子翔太、立田悠悟、松原后など、白崎より若い世代の選手に集まっていた。白崎はそうした意味で蚊帳の外にいた。

 山梨学院高校2年の時、冬の高校選手権でベスト8入り。大会の優秀選手に選ばれたことで、その名前は知れ渡ることになった。卒業後、清水に入団。2、3年後にはトップチームでバリバリ活躍しそうな、スジのよさが目に留まった。ところが当時の監督、アフシン・ゴトビの評価は低かった。出場機会を求めて白崎はJ2の下位チーム、カターレ富山にレンタル移籍を強いられる。いつしか裏街道をいく”騒がれない”選手になっていた。

 2015年に清水に復帰。昨季まで4シーズンで評価を徐々に上げていったが、それでもチームの評価(出場時間)を考えると、実力の割に評価が低い選手に見えた。周囲の目は若手に向きがちで、森保ジャパンになると北川が日本代表に招集された。チームの10番、年長の実力者にとって、これは移籍のタイミングであることを示唆していた。

 これまで騒がれてこなかった、時代の波に乗ることができなかった実力者。そんな白崎とポジションを争う10番の安部は、6月の日本代表コパ・アメリカ遠征メンバーに選出される見込みだという。U?20の選手にとってこれはうれしいニュースかもしれないが、その間、所属チームでは白崎というライバルの台頭を許すことになる。

 安部も白崎も複数のポジションをこなす多機能型なので、ライバル関係は必ずしも強烈なものではないかもしれないが、売り出し中の安部にとっては、心中穏やかではないはずだ。

 安部と白崎。今季の鹿島で出場時間を増やすのはどちらか。争いのレベルが高いほど、鹿島の成績は上昇する。




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◆【U20W杯へ黄金世代から“金言”】(上)小笠原満男氏、決勝でスペインに完敗も「成長のためには良かった」(報知)



小笠原満男 Mitsuo.Ogasawara


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 U―20W杯は23日、ポーランドで開幕する。日本サッカー協会の方針で、主軸となるはずだったMF久保建英(17)=F東京=らがA代表が参加する南米選手権(6月・ブラジル)に招集される見込みで、今大会は不参加。勝負気配が薄まる中、1999年ワールドユース(現U―20W杯)で史上初の準優勝を経験した小笠原満男氏(40)にU―20W杯でしか得られない体験を聞いた。

 口数が多くない小笠原氏は、この話題になると表情は柔らかく、口は滑らかになる。20年前の99年、ナイジェリアで行われたワールドユースで決勝に進んだ。MFシャビらを擁するスペインに0―4で完敗したが、日本代表史上最も世界一に近づいた瞬間となった。黄金世代(1979年生まれ)はこれを機に、基準は世界に切り替わっていった。

 96年アトランタ五輪でブラジル代表に1―0で勝利した“マイアミの奇跡”に象徴されるように、日本が強豪に善戦する試合は長い守備の時間を耐えて、カウンターで仕留める戦い方。だが、MF小野、本山らの中盤がボールを支配し、米国、英国、ポルトガル、ウルグアイ、メキシコに内容を伴う勝利を続けていった。

 「準決勝までは結果、内容でも上回れた。充実感があった。その手応えがあった中で、いけると思ったけど、決勝はスペインに何もさせてもらえなかった。悔しかったけど力の差があった。でも、今は成長するためには、すんなりといかなくて良かったかなと思える」

 フィリップ・トルシエ監督に連れられ、児童養護施設を訪問。シェフは帯同せず、現地の食事を口にした。「ハエがたかっていたけど、食うしかない。エアコンも利かない。でも、文句を言っても仕方がない。やるしかない」。ピッチ内外問わず、言い訳せずに上へ上への目線を持つこと。多感な20歳で目にし、肌で感じ、得た「ハングリー精神」は、一時代を築いた彼らのエネルギーになった。(内田 知宏)






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◆【U20W杯へ黄金世代から“金言”】(上)小笠原満男氏、決勝でスペインに完敗も「成長のためには良かった」(報知)





◆“ダブルパンチ”で負傷も、走り続けた鹿島DF町田「座ってられないと思って…」(ゲキサカ)



町田浩樹 Koki.Machida


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[5.22 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1山東魯能 カシマ]

 2週間ぶりとなる公式戦出場で、与えられたポジションは左サイドバック。90分間の死闘を終えた鹿島アントラーズDF町田浩樹は足を引きずりながら取材エリアに現れ、「ああいった形で点を取られて、攻撃に顔を出そうと思ったんですけど……。練習不足です」と苦笑い混じりに試合を振り返った。

 シーズン序盤戦をセンターバックの主力として過ごしていた町田は、DFチョン・スンヒョンが負傷から復帰したリーグ戦直近2試合は不出場。この日は、5月8日に敵地で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第5節ジョホール戦以来、約2週間ぶりの公式戦の出場機会だった。

「久しぶりの試合だったのと、サイドバックだったのとで“ダブルパンチ”でした」。慣れない場所での上下動の疲れがきたか、後半終了間際にはキックの場面で足をつってしまい、すでに交代枠を使い切っていたためMF三竿健斗が代役で左サイドバックのポジションへ。「前に残っていていいぞって言われたんで前に残っていました」と最前線に持ち場を移した町田は痛む足を我慢しつつ、最後の最後まで前からのプレスをこなした。

「後半はできるだけセーブしたけど、もっともっと走れないといけない」。素直に自身のスタミナ切れを受け止めた21歳は「本当にチームメートに申し訳ないっす。座ってられないと思って立って走ったんですけど……もっと走れるように練習します。ボール来たんで走ってたんですけど、本当に情けないです」と最後まで恐縮しきりだった。

(取材・文 竹内達也)




◆“ダブルパンチ”で負傷も、走り続けた鹿島DF町田「座ってられないと思って…」(ゲキサカ)





◆慌てず動じず逆転で決勝Tへ…鹿島MF三竿「プライドと強さを見せていく」(ゲキサカ)






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[5.22 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1山東魯能 カシマ]

 負ければグループリーグ敗退の可能性もある瀬戸際の一戦で先制を許す展開の中でも冷静さを失わなかった。前半11分にCKから失点した鹿島アントラーズだが、MF三竿健斗は「失点したけど、取り返せる余裕もあった。あんまり気にならなかった」と淡々と振り返る。

 前々節の慶南FC戦(●0-1)、前節のジョホール戦(●0-1)と、いずれも決勝トーナメント進出を決められる可能性がありながら2連敗。グループリーグ突破の行方は最終節までもつれ込み、この日は引き分け以上が自力突破の条件だった。それでも、“追い込まれた”という感覚はなかった。

「どの試合も勝てば決定するようなシチュエーションだった。このチームでやっている以上、どの試合も勝たないといけないし、どの試合もプレッシャーの感じ方は変わらない。いつもと同じプレッシャーだった」。過剰にプレッシャーを感じることなく、いつもどおりの緊張感の中できっちりと勝ち切った。

 常勝軍団の勝負強さ、前回王者の意地を見せた逆転勝利。アジア連覇に向けてまずは第一関門を突破した三竿は「もう一回優勝することを目標にやっている。去年優勝したプライドと強さを見せていかないといけない」と、次なる舞台に向けて表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)




◆慌てず動じず逆転で決勝Tへ…鹿島MF三竿「プライドと強さを見せていく」(ゲキサカ)





◆GL突破の鹿島、“vs広島3連戦”に「全部勝てるように」「手の内は分かっている」(ゲキサカ)






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[5.22 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1山東魯能 カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でグループリーグ突破を決めた鹿島アントラーズは決勝トーナメント1回戦でサンフレッチェ広島と対戦することが決まった。ホームでの第1戦を6月18日、敵地での第2戦を同25日に控えるが、同じカードのリーグ第17節も同30日に開催。“異例の3連戦”について、鹿島の選手たちはそれぞれの意気込みを述べた。

 鹿島は前節終了時点でグループリーグ1位通過の可能性が消滅しており、最終節ではE組2位の座をかけて山東魯能戦をホームに迎え撃った。引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる中、1点ビハインドからFW伊藤翔が2得点をマーク。自力で16強入りを決め、F組1位の広島が待つ決勝トーナメント1回戦に歩みを進めた。

 多くの選手たちはこの試合に集中しており、6月のスケジュールまでは知らなかった模様。足がつるまで奮闘していたDF町田浩樹は試合後、「日本のチームなので負けられない気持ちはあるし、しっかり叩きたい。ACLを取るのはシーズン前から言っていたので、相手がどこであれ負けられない」と決意を語った。

 また、DF山本脩斗は報道陣からリーグ戦との連戦を伝えられると「違う大会にはなるが、まず最初に勝つことが大事」と初戦の重要性を指摘。「お互いにリーグでやっているし、手の内やストロングポイントは分かっているので、その中でどう戦うか。アウェーとホームがあるので、チームとしてやるべきことを詰めていく」と先を見据えた。

 MF土居聖真は広島との対戦について自ら「3連戦ということで…」と切り出し、すでに日程を把握していた模様。「リーグ戦もACLも、そこで負けたらガクッとくる可能性もあるので、3試合全部勝てるように良い準備をして戦いたい」と必勝を誓い、「次の鳥栖戦に向けて間が短いのでしっかり準備できれば」とリーグ次節に目を向けた。

(取材・文 竹内達也)




◆GL突破の鹿島、“vs広島3連戦”に「全部勝てるように」「手の内は分かっている」(ゲキサカ)




◆日本勢3チームがACLラウンド16進出!決勝T1回戦で広島と鹿島が激突(GOAL)






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AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節が22日に行われ、鹿島アントラーズが属するグループEと、サンフレッチェ広島が属するグループFの最終順位が確定した。

結果として、鹿島が山東魯能(中国)に次ぐ2位でグループを突破。決勝トーナメント1回戦では、グループFを首位通過したサンフレッチェ広島と戦うこととなった。

鹿島と広島がベスト8進出を争うその試合は、6月18日に第1戦が、6月25日に第2戦が行われる。

なお、前日には浦和レッズのグループG2位通過も確定。同日最終節を戦った川崎フロンターレは、2期連続で敗退となった。決勝トーナメント1回戦の日程は以下のとおり。

■決勝トーナメント1回戦
【第1戦】
[6月18日]
鹿島アントラーズ vs サンフレッチェ広島
広州恒大(中国) vs 山東魯能泰山(中国)
[6月19日]
浦和レッズ vs 蔚山現代(韓国)
上海上港(中国) vs 全北現代モータース(韓国)

【第2戦】
[6月25日]
サンフレッチェ広島 vs 鹿島アントラーズ
山東魯能泰山 vs 広州恒大
[6月26日]
蔚山現代 vs 浦和レッズ
全北現代モータース vs 上海上港


◆日本勢3チームがACLラウンド16進出!決勝T1回戦で広島と鹿島が激突(GOAL)


◆鹿島・伊藤翔、途中出場で決勝T導く2ゴール「まだGLを突破しただけ」(スポニチ)



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ACL1次リーグ最終戦   鹿島2―1山東 ( 2019年5月22日    カシマ )


 2連覇を狙う鹿島は、FW伊藤が途中出場で2ゴールの活躍。わずか3分間で2得点を挙げ、チームを決勝トーナメントへ導いた。
 1点をリードされた後半18分に投入され、5分後の同23分にCKのこぼれ球に反応して同点ゴール。そのわずか2分後の同25分には、MFレオシルバのパスを受けて抜け出し、落ち着いて逆転弾を決めた。

 「点を取らなければいけない状況で仕事はできたのはよかったけど、まだグループリーグを突破しただけ」と試合後に笑顔はなし。「もう一回自分たちを戒め、引き締めて次に向かっていきたい」と、気持ちはすでに広島との決勝トーナメント1回戦へ向かっていた。


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◆鹿島・伊藤翔、途中出場で決勝T導く2ゴール「まだGLを突破しただけ」(スポニチ)





◆「和製アンリ」伊藤翔3分間で2発、右膝癒え大仕事(ニッカン)



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<ACL:鹿島2-1山東魯能>◇1次リーグ◇E組◇22日◇カシマ

2年連続のアジア王者を目指すE組の鹿島アントラーズが途中出場のFW伊藤翔(30)の2得点で、1次リーグ(L)最終戦で突破を決めた。

山東魯能(中国)戦で0-1の後半18分に投入されると、同23分に同点弾、同25分に逆転弾と瞬時の大仕事。チームは2-1で勝ち、6月の決勝トーナメント1回戦ではF組1位の広島と対戦することが決まった。

ケガもあり約2カ月間“眠っていた男”が目を覚ました。伊藤は後半18分からピッチに立つと、5分後の同23分にCKのこぼれ球を押し込み同点に。同25分にはカウンターから、ループシュートでネットを揺らした。「(先制され)自分たちでまいた種。自作自演の値千金です」。わずか3分での逆転劇。3月17日の札幌戦を最後にゴールから遠ざかっていた「和製アンリ」は、逆転弾を決めるとスライディングしてピッチの上で大の字になり、喜びを爆発させた。

ここ1カ月半ほど、右膝の痛みと戦っていた。4月14日の東京戦後は「膝を曲げられないくらいだった」。試合と治療を繰り返してきたが限界を感じ、5月8日のACLを最後に先発を外れてコンディション回復に努めてきた。「休ませてもらって、いい感じに痛みも抜けてきた。疲れも抜けて、シンプルにコンディションが良くなった。時間をくれた大岩監督に感謝しています」。本来のスピード感を取り戻し、期待以上の結果を残した。

伊藤がピッチに入るのとほぼ同時に、同組のもう1試合で慶南が先制。このままなら前年アジア王者が敗退という土俵際に追い込まれたが、頼れるストライカーがやってくれた。これで伊藤は山東相手に2戦4発。前回の対戦で得た「相手のサイドバックの裏に前の選手が走るスペースがある」という教訓も、投入直後の得点につながった。それでもまだ16強。アジア連覇へ、本当の勝負はここからだ。【杉山理紗】




◆「和製アンリ」伊藤翔3分間で2発、右膝癒え大仕事(ニッカン)





◆眠れるFW伊藤翔が逆転2発!! アジア連覇狙う鹿島、敗退危機から16強“日本勢対決”へ(ゲキサカ)



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[5.22 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1山東魯能 カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグは22日、グループリーグ第6節を各地で行い、前回王者の鹿島アントラーズが山東魯能(中国)に2-1で勝利した。2か月以上にわたってゴールから遠ざかっていたFW伊藤翔が逆転に導く2ゴール。2位でのグループリーグ突破を決め、同じ日本勢のサンフレッチェ広島との決勝トーナメント1回戦に歩みを進めた。

 ホームの鹿島はリーグ前節の松本戦(○5-0)から先発2人を変更。出場停止のDF安西幸輝に代わってDF町田浩樹が入り、MF中村充孝が今季初スタメンを果たした。対する山東は元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレ、元ベルギー代表MFマルアン・フェライニらが名を連ねた。

 序盤の主導権を握ったのはペッレを使ったロングボール攻勢を仕掛けた山東。すると前半11分、早くも試合が動いた。左CKをDFチー・ティエンユがファーに蹴ると、競り勝ったDFジウが落とし、ゴール前のフェライニがヘディングシュート。GKクォン・スンテが辛くもかき出したが、ゴールラインを越えていたとして得点が認められた。

 このままではグループリーグ敗退となる鹿島は前半19分、右サイド攻撃からMF土居聖真が左足で狙うも枠外。同24分にはMF白崎凌兵のクロスに中村が飛び込んだが、わずかに合わなかった。その後も中村や町田が惜しいシュートを放つも得点には至らず、同42分には土居がネットを揺らすもオフサイド。前半を1点ビハインドで終えた。

 ハーフタイムが明けると、鹿島が一方的に主導権を握った。後半8分、左サイドを深くえぐったMFセルジーニョのクロスは惜しくも合わず。同9分には土居の浮き球スルーパスが相手ゴール前を襲った。それでもなかなか相手の守備を崩せずにいると、同10分、大岩剛監督はMF永木亮太に代わってDF山本脩斗を投入した。

 なおも攻める鹿島は後半13分、白崎のクロスにセルジーニョが絶妙なヘディングで合わせたが、山東GKハン・ロンツーがビッグセーブ。同18分には中村に代えてFW伊藤翔を投入した。すると同23分、MFレオ・シルバの左CKを相手ディフェンスが処理を誤ると、伊藤が振り向きざまにシュート。これが勢いよくネットを揺らし、ついに同点に追いついた。

 さらに後半25分、鹿島はレオ・シルバが中央をドリブル突破で切り裂くと、ここで抜け出したのも伊藤。飛び出してきた相手GKを欺くループシュートを流し込み、瞬く間に逆転に成功した。伊藤は3月12日の第2節・山東戦(△2-2)で2得点を決めて以来、2か月以上にわたってゴールから遠ざかっていたが、またしても山東戦で2得点を挙げた。

 もし1点を奪われても自力でのグループリーグ突破が決まる鹿島はゆっくりと時間を使いながら試合を進め、後半40分には白崎に代わってFW安部裕葵を投入。同41分には安部のドリブル突破で相手のファウルを誘い、敵陣近くでFKを獲得した。ここでのレオ・シルバのシュートは枠を外れたが、そのまま試合を締め、昨年に続いてのベスト16入りを決めた。

(取材・文 竹内達也)




◆眠れるFW伊藤翔が逆転2発!! アジア連覇狙う鹿島、敗退危機から16強“日本勢対決”へ(ゲキサカ)





◆AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ 第6節(オフィシャル)






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2019年05月22日(水) 19:00キックオフ 県立カシマサッカースタジアム
【入場者数】8,836人 【天候】 晴、弱風、 気温15.3度、 湿度83.0% 【ピッチ】 全面良芝、乾燥
【主審】ハミス・モハメド・アルクワリ 【副審】ユースフ・アレフ・アルシャマリ 【副審】ザヒー・スナイド・アルシャンマリ 【第4の審判員】アブドゥラ・アリ・アルマッリ


ACLグループステージ 第6節

わずか2分の逆転劇!伊藤の2ゴールでグループステージ突破決定!

アントラーズはACLグループステージ第6節で中国の山東魯能と対戦した。前半11分にコーナーキックからフェライニに先制点を奪われる苦しい展開となったが、68分、70分に途中出場の伊藤が立て続けにゴールを奪い、2-1で逆転勝利を収めた。

4日前、アントラーズは今季初のリーグ戦3連勝をを達成した。松本山雅FCを相手にスコアは5-0。試合序盤から攻勢を強めながらも、なかなか得点を奪えない展開が続いたが、25分にレオ シルバが先制点を決めて、1-0で前半を折り返す。後半に入ると、聖地に集結したアントラーズファミリーの後押しを受けて、怒涛のゴールショーを展開。47分に白崎、54分にセルジ、65分に再び白崎、83分には中村がゴールネットを揺らし、大勝を収めた。



「後半立ち上がりの得点が、我々に勇気を与えてくれた。ハーフタイムに伝えたことを、選手たちがしっかり実行してくれた結果、いい形で勝つことができた」。指揮官は試合後に選手たちを労った。今季初のリーグ戦3連勝。チームを勢いづける格別の勝利だ。しかし、すぐに重要な戦いが待ち受けている。「次のACLに向けて、しっかり準備したい」と、すぐに次なる戦いへ目を向けていた。

試合翌日、チームは午後練習を実施。中3日で迎えるACLグループステージ突破をかけた戦いへ、リカバリーのメニューを消化して、コンディション調整を図る。心身ともに決戦への準備を進めた。



決戦前日、累積警告による出場停止で欠場する安西の代役を務めることになった町田は、「ロングボールを蹴ってくると思うので、CBが競りに行ったあとのカバーリングは意識してやっていきたい。セットプレーの怖さもあるチームなので、そこはしっかり自分が中心となってはね返していきたい。局面局面で勝つことで、チームの助けにもなると思う。しっかりと勝って次のステージに進むということも大事なので、ポジションがどこであれ、しっかりと任務を遂行したい」と、決意を語った。グループステージ突破に向けて、絶対に負けられない一戦。チームは集中力を高めた。







すでにグループステージ首位通過を決めている山東。週末には国内リーグの上位対決を控えており、主力選手を温存する可能性が高いと予想される。前日会見に出席したリー シャオペン監督も「選手のローテーションを考えている。普段のリーグ戦でチャンスを与えられていない選手がプレーする可能性がある」とコメントしていた。

そして、迎えた試合当日。キックオフ1時間前に注目の先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ。最終ラインはセンターバックにチョン スンヒョンと犬飼、右サイドバックは永木、左サイドバックは累積警告による出場停止で欠場する安西に代わって、町田が入った。ボランチは、三竿とレオ シルバのコンビ。サイドハーフは右に今季公式戦初先発となる中村、左に白崎が入り、前線は土居とセルジーニョが2トップを務める。ベンチには、曽ケ端、山本、関川、遠藤、安部、金森、伊藤が座った。





一方、山東は主力選手を温存する可能性が高いと思われていたが、蓋を開けてみれば、選手の入れ替えは中国人選手の主力のみ。グラツィアノ ペッレ、フェライニ、ジウとチームの核を担う外国籍3選手は揃って先発出場した。

高揚感と勝利への決意が聖地を包む。GK陣、そしてフィールドプレーヤーがウォーミングアップに姿を現す。試合開始時刻が迫るにつれて、ビッグマッチ直前の緊張感がピッチを覆う。決戦の舞台は整った。19時00分。乾坤一擲の戦いが始まった。





グループステージ突破をかけた重圧か。立ち上がり、アントラーズは細かいミスが目立ち、なかなか良い形でボールを繋げない。逆に何の気負いもなくシンプルなプレーでフィジカル勝負を仕掛けてきた山東相手に苦戦を強いられる。





すると、11分に最も恐れていた事態が起きる。左からのコーナーキックをファーサイドでジウに折り返されると、最後はゴール前でフェライニに押し込まれ、失点を許してしまった。0-1。絶対に避けたかった先制点を献上してしまった。



ビハインドを負ったアントラーズは攻勢に出る。22分には、コーナーキックから町田が高い打点でヘディングシュート。30分には、土居のクロスに中村がボレーシュートを放つ。しかし、どちらも枠を捉えられずゴールには至らなかった。







アントラーズはボールを圧倒的に支配するも、最終ラインを深く設定し、ゴール前を固める山東相手に攻めあぐねる展開が続いた。守備面でもフェライニとペッレのツインタワーを目掛けてシンプルなロングボールを入れてくる山東の攻撃に手を焼いてしまう。







思い通りの攻撃を仕掛けられなかったアントラーズだが、41分に決定機をつくる。右サイドのクロスから土居がボールを落とすと、セルジーニョがシュート。相手DFに阻まれたこぼれ球を今度は土居がシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。しかし、クロスボールが入った段階で土居はオフサイドラインを超えており、得点は認められなかった。







前半はこのまま0-1で終了。1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。



まずは同点。そして逆転へ。再び選手たちがピッチへ登場すると、アントラーズレッドに染められたゴール裏から大きな声援が送られた。





ホームの大歓声を味方に逆転を狙うアントラーズは55分、永木に代えて山本を投入する。右サイドバックに入った山本は、中村とのスムーズな連携で右サイドからの攻撃を活性化させた。





右サイドからの攻撃力が高まったことで左サイドも勢いを増す。58分、アントラーズに決定機が訪れた。左サイドから白崎がクロスを上げると、中央でセルジーニョがヘディングシュート。これは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれたが、同点弾の機運が高まる。

63分、再び指揮官が動く。中村に代えて伊藤を投入。土居が右サイドにポジションを移し、伊藤がトップに入った。

すると、この指揮官の決断がズバリ的中する。68分、左からのコーナーキックがゴール前で混戦を生むと、こぼれ球が交代直後の伊藤のもとへ。伊藤は素早く反応し、ゴールへと蹴りこんだ。1-1。ついに同点。公式戦11試合ノーゴールと苦しみの最中にいたストライカーが、貴重な得点をもぎ取った。







さらに、得点直後の70分。興奮冷めやらぬカシマスタジアムが、再び沸騰する。アントラーズは自陣でボールを奪うと、鋭いカウンターを発動。レオ シルバからのパスを受けた伊藤は、倒れこみながらアウトサイドでシュートを放った。ふわっと浮かせたボールは、相手GKの頭上を見事に抜き、無人のゴールへと吸い込まれた。2-1。投入からわずか7分、伊藤が大仕事をやってみせた。







逆転に成功したアントラーズは、集中を切らすことなく、ピッチに立つ11人が全力で戦う。85分、指揮官は最後の交代カードを切る。連戦の疲労がみえた白崎に代えて安部をピッチへ送った。











後半アディショナルタイムは3分。本職ではない左サイドバックで奮闘していた町田の足がつる。一度は地面に倒れこんだものの、再び立ち上がり、最後まで勝利のためにピッチに立ち続けた。

そして、ついに、試合終了を告げるホイッスルが鳴った。2-1。この瞬間、グループE2位通過でノックアウトステージへの進出が決定した。2年連続のアジア王者へ。ラウンド16で待ち受けるサンフレッチェ広島と対戦する権利を得た。



アジア連覇への歩みを進める前に、アントラーズはリーグ戦3試合を控えている。アジアでの戦い同様、国内タイトル奪還もまた至上命題だ。まずは26日、明治安田J1第13節でサガン鳥栖と対戦する。この勢いを維持したまま、連勝街道を突き進もう。再び中3日で迎える一戦へ、チームは準備を進めていく。

【この試合のトピックス】
・ACLグループステージ突破が決定
・ACLラウンド16でサンフレッチェ広島と対戦することが決定
・中村充孝が今季公式戦初先発
・伊藤翔が公式戦12試合ぶりのゴール

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛


山東魯能:リー シャオペン


[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
先制点を与えてから、自分たちが少し連動性、流動性を欠いてしまった。そこは少し反省するべき点となった。サイドハーフ、サイドバックの関係がよくない時間が多く、土居や白崎、中村と、サイドバックの選手たちとの関わりでノッキングを起こすことも多かった。そこは、監督である私の責任。次のJリーグの試合では改善していきたい。逆転して次のラウンドに進めたことは、選手たちを評価したい。

Q. 最初の交代で永木選手と山本選手を代えたが、その狙いは?

A. 永木が悪かったということではない。山本の攻撃力やサイドハーフとの関係でスムーズさが生まれることを期待した。彼が入ったことで、相手をサイドに追い込むことができた。そうすることで、他の選手を生かすことができた。狙い通りといえば、狙い通り。私の選手起用、プランニングが早め、早めでできればよかったと反省している。選手たちはこの日程のなかで、非常によくやってくれている。

Qけが人がいるなかでグループステージを突破したことの評価と、ラウンド16で同じJリーグの広島と対戦することに関してやりにくさなどはあるか.?

A. グループステージは非常に苦労したが、けが人などがいることはその状況でやらなくてはいけないことであり、ACLの難しさを昨年に続いて感じさせられた。特にアウェイのゲームは難しく、気を引き締める必要があったと痛感した。この経験をしっかり今後の戦いに活かしたい。広島との対戦はやりにくさもあるが、それはお互い同じ。しっかりリスペクトして、勝ち抜くための準備に注力したい。

山東魯能:リー シャオペン
とても競争力の激しい試合だったし、送り出したメンバーは最善を尽くしてくれた。敗れはしたが、とてもいいゲームだったと思う。


選手コメント

[試合後]

【伊藤 翔】
今日はビハインドになり、一気に緊張感が高まった試合の中で結果を残せたことはよかった。自分たちで蒔いた種ではあるが、自作自演の値千金という感じになった。本当はビハインドにならずにいけたらよかったが、監督や選手がここまで戦ってきてここで敗退というのは割に合わないし、今までの努力が報われるべきだと思っていた。そういう意味では、みんなの気持ちが乗ったゴールだったと感じる。

【犬飼 智也】
最初から行こうと思っていたが、セットプレーでやられてしまった。そこは反省しないといけない部分となった。いつかは点が入ると思っていたし、みんなもそう思っていた。攻め急がずできたので良かった。

【三竿 健斗】
ボールを持っているときの斜めの動きが足りない時はボランチだったりが走って、そこを使えていた。やっていることが整理されていたので、そこはよかったが、引かれる前に攻め切ってもよかったのかなと感じる。失点はしてしまったが、取り返すことができるという余裕があった。みんながそう思ってやれていたので、失点はあまり気にならなかった。

【白崎 凌兵】
90分耐えしのぐというのは相当負荷がかかるし、それを相手が続けていけるかと考えたときに難しいとは思っていた。試合中に健斗とも話したが、続けていればチャンスは来るし、そこのチャンスで仕留めればいいという感覚でいいという話はピッチでしていた。今日は翔君がしっかり決めるべきところで決めてくれたし、やっぱり2点目がでかかった。プレッシャーも特には感じなかった。

【土居 聖真】
押し込んでいる中で、いい雰囲気やチャンスは作れていた。相手の1点は自分たちの不注意だと思う。たたみかければ後半に点が取れるのではないかという感覚はあったので、落ち着いたゲーム運びができたと思う。

【永木 亮太】
セットプレーで相手の身長の高い2人にやられてしまった。早い時間だったので、切り替えることはできていたし、前半にチャンスはたくさん作れていた。焦れずに行こうということで、後半にオープンな展開が増えてきてそこで翔が2発決めてくれた。90分間を通してのゲームプランはよかったと思う。。

【中村 充孝】
勝てたことはよかったが、前半に流れの中でチャンスはいくつかあった中で、そこで決め切れれば一番よかった。ただ、それをやり続けた結果が、後半の2得点につながったと思う。

【レオ シルバ】
前半から高いポゼッション率で相手を走らせることができた。ただ、前半の3分の1の方でミスをする場面が目立ったが、そのボディブローが後半に生きてきた。徐々に相手の足が止まってきた瞬間にスペースができて、そこを上手くみんなで活用することができた。

【山本 脩斗】
途中からの出場だったので、動きの変化をつけたいと思っていた。まずは1点必要だったので攻撃を意識しながら、全体の動きが少なかったのでアクセントをつけられればと思って入った。今日負けたら終わりだったので、かける思いがあった。




◆AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ 第6節(オフィシャル)


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