日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年3月31日木曜日

◆鹿島FW高崎寛之、松本へ期限付き移籍「1年でJ1へ復帰しましょう」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160330/425848.html



 鹿島アントラーズのFW高崎寛之が、松本山雅FCへ期限付き移籍で加入することが決まった。移籍期間は2016年4月1日から2017年1月31日まで。両クラブが30日に発表した。

 高崎は1986年生まれの30歳。茨城県出身で、古河第三高校から駒澤大学を経て2008年に浦和レッズに加入した。翌2009年には水戸ホーリーホックへ期限付き移籍で加入し、J2で19得点を記録。浦和に復帰した後、2012年にヴァンフォーレ甲府、2013年に徳島ヴォルティスへ移籍した。2015年から鹿島でプレーし、同年にはモンテディオ山形への期限付き移籍を経験。今シーズン開幕前に鹿島へ復帰したが、出場機会を得ていなかった。

 期限付き移籍加入にあたり、高崎は以下のようにコメントしている。

「アントラーズから期限付き移籍してきた高崎寛之です。松本はスタジアムの雰囲気が良く、サポーターも近いため選手に大きな力を与えてくれると認識しています。早くチームの戦術を理解し、ピッチに立つため、練習から全力で取り組んでいきますので、応援をお願いいたします。1年でJ1へ復帰しましょう!」

 また所属元の鹿島に対しては、同クラブの公式HPで以下のようにコメントしている。

「今シーズン、アントラーズに復帰してこれまで以上の熱意をもってトレーニングに取り組んできました。すべてはチームがタイトルを獲得するためですが、残念ながら今のところ試合でチームに貢献できておらず、皆さんの期待に応える事が出来ていません。その現状をしっかりと受け止め、選手としてここから更にレベルアップするために松本への期限付き移籍を決断しました。皆さんの期待に応えられるような選手になり、アントラーズから必要だと言われる選手になって戻ってきたいと思いますので、これからも応援をお願いいたします」

 なお、高崎の松本での背番号は「29」に決まった。

◆鹿島高崎が松本に期限付き移籍「レベルアップを」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1624044.html

鹿島高崎が松本に期限付き移籍「レベルアップを」

 鹿島は30日、FW高崎寛之(30)が松本に期限付き移籍すると発表した。

 期間は4月1日から来年1月31日まで。昨季も山形にレンタル移籍しており、2年連続でチームを離れることに対し、以下のようにコメントした。「今シーズン、アントラーズに復帰して、これまで以上の熱意を持ってトレーニングに取り組んできました。すべてはチームがタイトルを獲得するためですが、残念ながら今のところ試合でチームに貢献できておらず、皆さんの期待に応えることができていません。その現状をしっかりと受け止め、選手として、ここからさらにレベルアップするために松本への期限付き移籍を決断しました。皆さんの期待に応えられるような選手になり、アントラーズから必要だと言われる選手になって戻ってきたいと思いますので、これからも応援をお願いいたします」。

◆「宇佐美VS小野伸二」。世代別対戦シミュレーションをやってみた(ガジェット通信)


http://getnews.jp/archives/1437407



日本サッカー界で黄金世代(ゴールデンエイジ)として一世を風靡した1979年生まれの選手たち。そして、これからの日本代表を背負って立つと期待されている1992年生まれのプラチナ世代。

黄金と白金、現実には決してこの世代同士が戦うことはないと思いますが、全盛期同士だったら一体どっちが強かったのでしょうか(もちろんプラチナ世代はこれからまだ伸びるでしょうが)。サッカーファンなら某人気サッカーゲームなどで一度は目指したことがあろうドリームチーム。

今回は1979年度生まれと1992年度生まれ限定、ネームバリューと実績、それから独断と偏見で黄金と白金それぞれベストイレブンを作り、対戦シミュレーションをしてみました。



黄金に相応しい中盤のカルテット

黄金世代といえば、歴代最強ともいえる中盤がポイント。日本が誇るファンタジスタ、小野伸二。ミスターアントラーズ、小笠原満男がオフェンシブハーフです。国際Aマッチ出場最多記録を持つ遠藤保仁と2002年日韓W杯で大活躍した稲本潤一がダブルボランチで試合をコントロールします。



アタッカーは4カ国を渡り歩いた点取り屋、高原直泰がセンターフォワード。和製ベルカンプ、本山雅志をセカンドトップに持ってくると面白いと思います。

ディフェンスは4バックで、左から仕事人、新井場徹。センターバック2枚は抜群の安定感の中田浩二とスピードもある坪井慶介。加地亮が右サイドバックでえぐります。守護神は日本代表経験もある曽ヶ端準です。

リザーブには元日本代表のFW播戸竜二とMF羽生直剛、酒井友之。1999年FIFAワールドユース準優勝メンバーのSB石川竜也、CB手島和希。控えのキーパーは南雄太です。播戸あたりを後半残り10分あたりで投入したいですね。



日本版バルサ!?破壊力抜群の攻撃力

一方、プラチナ世代はどうでしょう。日本の若きストライカー、武藤嘉紀がセンターフォワード。ヨーロッパで活躍するスピードスター、宮市亮が左ウイングに。この世代の代表格、宇佐美貴史が1.5列目からの飛び出しを狙います。この前線3人の破壊力が武器ですね。



タクトを振るう司令塔は鹿島アントラーズの柴崎岳です。両サイドに高木善朗、堀米勇輝。浦和レッズに移籍した遠藤二世、遠藤航がボランチを務めます。

守備陣は3バック。左から川崎フロンターレのレギュラー、車屋紳太郎、U-17W杯でもセンターバックだった内田達也、さらに日本代表にも選ばれている昌子源が固めます。ゴールマウスを守るのはリオ五輪代表候補の櫛引政敏。

各世代の代表に選ばれているFW杉本健勇とFW宮吉拓実、前線も中盤もこなせる小川慶治朗、頭脳派ボランチの小島秀仁、CB岡本拓也、GK嘉味田隼が控え。ユーティリティーな選手が多いので色々と試せそうです。




全員がA代表経験者。総合力で黄金世代か

ワクワクするような2チームができました。

もちろんプラチナ世代はこれから伸びしろがあるわけですが、もし対戦したとなったら現時点では黄金世代の勝ちでしょうか。なんといっても全員がA代表に選ばれた実績を持つタレント揃いです。

よくもまあここまで同い年で活躍する選手が揃ったもんだと感心してしまいますね!みなさんなら、どんなフォーメーション、シミュレーションを考えますか?

2016年3月30日水曜日

◆U-19代表、坂井と堂安が得点もメキシコに惜敗…3位で大会終える(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/youthstudent/20160329/415613.html

 バーレーンU19カップに出場しているU-19日本代表は28日、最終戦となる第3戦でU-19メキシコ代表と対戦した。

 U-19日本代表は小川航基(ジュビロ磐田)や堂安律(ガンバ大阪)などが先発に名を連ねた。試合は34分、坂井大将(大分トリニータ)がゴール正面30メートル付近から放ったロングシュートが決まり先制に成功。しかし、前半終了間際にカウンターから失点を許し、1-1でハーフタイムを迎える。

 後半に入ると、再びU-19日本代表に得点が生まれる。48分、左サイドを駆け上がった初瀬亮(ガンバ大阪)がグラウンダーのクロスを供給。これに反応した堂安がゴール左上を射抜く豪快なシュートを決め、再びリードを奪った。しかし、53分に左サイドからのクロスに頭で合わせられ同点に追いつかれると、76分にはシュートのこぼれ球を押し込まれ失点。逆転を許したU-19日本代表は、MF森島司(サンフレッチェ広島)やFW垣田裕暉(鹿島アントラーズ)ら攻撃的な選手を投入するもゴールは奪えず。結局、2-3でU-19メキシコ代表に敗戦を喫し、最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 この結果、優勝は3戦全勝で大会を終えたU-19メキシコ代表。2位にはU-19マリ代表が続き、1勝2敗のU-19日本代表は3位、開催国のU-19バーレーン代表は4位で大会を終えた。なお、フェアプレー賞はU-19日本代表が受賞した。

【スコア】
U-19日本代表 2-3 U-19メキシコ代表

【得点者】
1-0 34分 坂井大将(U-19日本代表)
1-1 45+1分 失点(U-19メキシコ代表)
2-1 48分 堂安律(U-19日本代表)
2-2 53分 失点(U-19メキシコ代表)
2-3 76分 失点(U-19メキシコ代表)

◆植田右サイドバック スウェーデン戦でオプションに(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/03/30/kiji/K20160330012308310.html

練習試合  U―23日本代表1―1スポルディング (3月28日  リオ・マイケル)

 植田は28日のスポルティングB戦は後半途中から本職のセンターバックではなく右サイドバックで出場した。

 MF中島にアーリークロスを上げるなど、攻撃面でもトライ。「負けていたので点を取りにいかないといけなかった。(クロスが)通れば良かったけど。難しいですね」と振り返った。手倉森監督は「(本大会で対戦する可能性のある)スウェーデンとやる時の高さ対策。オプションになる」と意図を明かした。

2016年3月29日火曜日

◆【U23】スポルティングと1-1ドロー、原川が同点PK弾(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20160329-OHT1T50037.html


 【リオ・マイオール(ポルトガル)28日=田中雄己】リオデジャネイロ五輪に出場するU―23(23歳以下)日本代表は、ポルトガル1部の強豪スポルティングに1―1で引き分けた。後半31分、MF原川力がPKを沈め、同点に追いついた。25日のU―23メキシコ代表戦から先発を6人変更するなど、様々な戦術やシステムを試した。

 ポルトガル遠征集大成の一戦。遠征中に選手と面談を行うなど、1人ひとりの「世界」への意識も高めた手倉森誠監督(48)はU―23メキシコ代表戦から先発を6人変更。オナイウと金森の2トップの4―4―2でスタートし、「(25日の)メキシコ代表は60%くらいの状態だった。もっと厳しく来る」と送り出した。

 スポルティングは2部リーグでプレーする若手中心のメンバー構成だったが、プレスに苦しみ、前半は0―1で折り返した。相手は190センチと188センチのセンターバック(CB)2人を筆頭に一回り以上体格が大きく、空中戦での勝機は薄い。そこで「高さ対策として必要になる」とCBの植田を右サイドバックで途中出場させるなど世界の強豪を想定した戦術も披露した。

 後半はメキシコ戦で出場機会がなかったGK牲川も起用。遠征メンバー全22人を実戦で試した指揮官は試合後、「所属チームで出番が少ない選手を使おうと思った。ボールスピードが速く自分たちのミスで相手にリズムを与えてしまったが、こういう試合を経験をできたのはいいこと」と振り返った。アジアで経験できない戦いを財産に、5月下旬のトゥーロン国際大会(フランス)も含め、世界仕様のチームを作り上げていく。

◆金崎夢生が語る異国での2年間…ポルトガルで再認識した二つの原点とは(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160328/415182.html



「カナザキは興味深い選手。よく動く頑張り屋だが、A代表では少し中央に残って得点を取れるゾーンに入ってきてほしい。特にゴールを取るという部分で、彼のクオリティが(日本代表に)いいものをもたらしてくれると思っている」

 2018 FIFAロシアワールドカップ アジア2次予選のアフガニスタン戦とシリア戦に向けたメンバー発表会見で、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、2月に鹿島アントラーズ復帰を果たした金崎夢生への大きな期待を口にした。

 迎えた24日のアフガニスタン戦。彼は指揮官の評価に応え、鬼気迫るようなプレーでゴールを狙い続けた。出場した79分間で放ったシュートは9本。これには2トップを組んだ滝川第二高の先輩にあたる岡崎慎司(レスター/イングランド)も「夢生が貪欲すぎるので」と冗談交じりに笑ったほどだ。

 その飽くなき得点への渇望が結実したのが、78分のチーム5点目だった。大分トリニータ時代の盟友・清武弘嗣(ハノーファー/ドイツ)が左サイドから上げたハイボールを途中出場のハーフナー・マイク(ADOデン・ハーグ/オランダ)がヘディングで落とした瞬間、一目散にゴール前へ飛び込みGKに激突しながら倒れ込む形で得点を決めた。喜びを爆発させた金崎はペナルティエリアを猛ダッシュで走り抜け、ピッチ上にひざから滑り込んでガッツポーズ。チームメートに祝福の嵐を受けた。「やっと入りました!」と試合後のインタビューで絶叫したのも、内に秘めていた喜びを抑え切れなかったからに違いない。この一発には大きな期待を寄せていた指揮官も「アカデミックなゴールではなかったが、それでも取ってくれたのは嬉しい」と頬を緩ませた。

 ハリルホジッチ体制における日本代表で2戦2ゴールという結果を残している金崎。彼は2007年から約7年間にわたって大分と名古屋グランパスでプレーし、2013年夏に海外挑戦を選択したが、国内でプレーしていた頃と現在を比較すると、劇的にプレースタイルが変化していることが分かる。

 当時は“万能型MF”という印象が強く、現在鹿島で2トップを組む赤崎秀平も「日本を離れる前はサイドとかボランチをやっているイメージだった」と言う。その金崎が2013年、2014年と2年間の欧州移籍を経て、完全なるストライカーへと変貌を遂げた。特に1年半の時を過ごしたポルトガル2部のポルティモネンセでの日々が非常に大きかったと本人も認めている。

 同クラブの本拠地・ポルティモンは、ポルトガル南部・アルガルベ州にある人口5万5000人の小都市。大西洋に注ぐアラデ川沿いの散歩道はリゾート地らしい雰囲気を醸し出し、急坂の多い旧市街からは異国情緒も漂う。この町で過ごした1年半の時を、彼を宝物のように感じているという。

「名古屋から2013年の始めにニュルンベルクへ行って半年間プレーした後、ドイツに残る選択肢もありました。でも(ミヒャエル・ビージンガー)監督とは考え方が違った。監督に直接聞いて、もう必要とされていないと分かって『じゃあ、もういいや。出よう』と。結局、その監督は自分が出た後、解任されたんですけどね(苦笑)。そんな経緯があって日本に帰ることも考えたけど、せっかく外に出たし、『純粋にサッカーをやりたい』と思った。そこで新たに契約した代理人から紹介されたのが、ポルティモネンセでした。ポルトガル2部だし、いろいろ考えた結果、『とりあえず行ってみよう』という感じで。ノリだったのかな、その時は(笑)。スタジアム(ムニシパル・デ・ポルティモン=約6000人収容)にはお客さんが1000人もいないし、最初はビックリしたけど、意外と良かったんだよね。町を含めて雰囲気がいいし、ポルトガルのご飯もおいしかった。小さなクラブだけど、みんな変におごっていなくて、ホントに一生懸命だった。ポルトガル2部は未払いのクラブも結構ある。ポルティモネンセではそんなことはなかったけど、給料は安いし、勝利給もない。そんな状況でも選手たちは必死にやっている。ポルトとのアウェー戦なんてバスで8時間かけて移動したりしましたからね。そういう環境に行ってみたことで、『周りからどう見られたい』とか『変に個性を出そう』とは思わなくなった。ポルトガルにいれば日本人っていうだけで見た目から周りと違う。だからこそ飾ったりしないで、普通の素直な自分でいいのかなと感じました。日本を出る前は無意識にそういう感覚になっていた気がします」

 ポルトガルで過ごした日々をしみじみと振り返る金崎。生まれ育った三重県津市でサッカーボールを楽しく追いかけていた少年時代に返るかのように、原点回帰の機会を得ることができたという。

 ポルトガルではプレースタイルにおいても劇的な変化があった。2013-14シーズン当初にポルティモネンセを率いていたアンゴラ系ポルトガル人のラザロ・オリベイラ監督は彼をMFからFWへとコンバート。最前線に陣取るようになったことで相手を背負ってのプレーや体を張ってのキープなどFWとしての動きを叩き込み、2シーズン目には半年で9得点をマークするに至った。

「最初の監督はものすごく熱い人。僕も試合になると結構熱くなるんで、『あんまり熱くなりすぎるな。冷静になれ。退場するな』って言われたと思ったら、次の試合で監督が相手の監督を殴って退席処分になっちゃった(笑)。戦術はロングボール主体だったけど、自分はシーズン途中で中盤からFWになって、そこでプレーが変わったのかなと思います。向こうは一対一のシーンが多いんですよ。日本はパンパンとパスを回して展開を速くするスタイルだけど、ポルトガルはガッツリキープして攻める。そういう環境で鍛えられたのは事実だと思う。違いを口で説明するのはホントに難しい。一番は体験してほしいけど、できないですよね(笑)。僕は自分の言葉によってサッカーの見方が絞られるのが嫌なんですよ。僕の目線だけじゃなくて、いろんな考え方があるだろうし、あまり固定して受け取ってほしくない。ただ、僕は向こうでとにかく必死にやってきた。試合に勝ちたくて、そのためにどうしたらいいかを考えた結果、体をぶつけてキープしなきゃいけないと。それを一生懸命やってただけ。サッカーはまずは『戦うこと』が大事。それをやってから個性を出しなさいって、自分たちのサッカーをやりなさいって。だからハリルホジッチ監督の言ってることは正しいと思います」

 地道にコツコツと自分と向き合い、ポルティモネンセの1部昇格に全力を注ぎ続けてきた金崎は、2015年2月に鹿島への期限付き移籍という形で約2年ぶりに日本へ復帰する。欧州内移籍はいったん諦め、自分がサッカーをしている姿を家族や応援してくれる人に見せたいと考えたからだ。気持ちを切り替えて戦った昨季の2015明治安田生命J1リーグでは27試合出場9得点をマーク。10月には約5年ぶりの日本代表復帰も果たした。

 ハリルジャパンとして迎えた最初のチャンスとなったシンガポール戦で得点を記録したことは、非常にインパクトの大きな出来事。そこには隠されたエピソードがあった。

「実はあのゴールは慎司さんのおかげなんです。試合前日のご飯の時、『監督にいろいろ要求されるけど、どうしたらいいですかね』と相談したら、『好きなようにやったほうがいいよ』って答えてくれた。それで僕は『分かりました』と返して、翌日の試合で思い切ってやれました。慎司さんもいろいろな監督の下でいろいろ言われきた結果の答えなのかなと。慎司さんはいい先輩ですし、ホントに僕からすると助かる存在です」

 尊敬する先輩と2トップを組んだ24日のアフガニスタン戦では2人揃ってゴールを決めた。岡崎は「夢生とは自分たちでそれぞれが勝手にやっている感じ。それが悪くないんですよね」と独特の言い回しで相性の良さを口にする。レスターでプレミアリーグ優勝争いの原動力になっている先輩が「異常なほどの結果を出すためには、やっぱり周りのことを気にするより、自分のことをまず考えていかないといけない」と語った真意を金崎は誰よりもよく理解し合っているはず。ゆえに、彼も代表だからといって肩ひじ張ることなく、自分流を押し出しているのだろう。

 目下、その岡崎や大分時代の仲間である清武らと一緒にプレーできる機会は代表しかない。そこで楽しく充実した時間を過ごして結果を出し、代表定着、レギュラー奪取を果たしたいというのが、今の金崎の偽らざる本音なのだ。

 今年1月にいったんポルトガルに復帰した際には、4~5つのクラブから興味関心を示され、ロシアの強豪であるゼニト・サンクトペテルブルク移籍が本決まりになりかけた。しかし外国籍選手枠の問題でビッグクラブへの移籍が叶わず、すぐさま鹿島復帰という道を選んだ。その決断を迅速に下すには大いなる勇気が必要だったに違いないが、本人は至って明るく前向きだ。

「欧州移籍について自分がやれることはすべてやった。(先方の)監督も評価してくれたから、それはそれで良かったと思っています。やっぱりサッカー選手にとって大事なのは『どこのチームでやるか』よりも『今いるところで何をするか』。僕はそう思っていますから。鹿島も自分のことを一生懸命諦めずに追いかけてくれたし、その思いはすごく伝わりました。今は鹿島の優勝のために本気で戦っています。もちろんこれまで過ごした大分、名古屋もそれぞれの良さがあるので、どこがいいとかではなくて。ただ、最初にプロとしての一歩を踏み出した大分に愛はあります。だって、去年の年末にJ2・J3入れ替え戦(対FC町田ゼルビア)を清武(弘嗣)と一緒に見に行った時も、最初は普通に観戦していたのに、最後はすごく熱くなって、『なんでそこで行かねえんだ!』って怒り始めたりとか(苦笑)。やっぱり大分に行ったから今があるし、名古屋も同じですよね。今はそういう日本のサッカーを盛り上げたい気持ちが強いです。代表もそういう自分の楽しみや充実の延長線上にあったら最高だし、ワールドカップももちろん行きたいですよ」

 こう言って笑顔を見せた彼からは、清々しいほど“自然体”な雰囲気が感じられた。日本から離れ、自分自身を見つめ直し、“素”の自分を取り戻した金崎夢生は、FWとして、点取り屋として、ここからさらにブレイクする可能性を大いに秘めている。アルベルト・ザッケローニ監督時代から日本代表は本田圭佑(ミラン/イタリア)、岡崎、香川真司(ドルトムント/ドイツ)が「3大得点源」と言われてきたが、金崎がそこに加わってくれれば心強い限りである。

文・写真=元川悦子

2016年3月28日月曜日

◆28歳誕生日の内田に独版『UEFA.com』ツイッターが日本語でお祝いメッセージ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?186039-186039-fl



 本日28日にはシャルケのDF内田篤人の28歳の誕生日だ。そんな中、ドイツ語版『UEFA.com』の公式ツイッターが日本語で「うっちー、28歳の誕生日おめでとう!」とツイートしている。

 昨年6月上旬に右膝膝蓋腱の手術を受け、復帰を目指してリハビリを行っている内田は、昨年11月にボールを使ったトレーニングを再開していたが、今季の前半戦をすべて欠場。今年1月には全体練習に復帰するなど実戦復帰に向けて前進しているかと思われたが、2月中旬に一時帰国。手術を執刀したドクターの下で検査を受け、シャルケからは「アツトはしばらく日本に滞在する」と発表されていた。

 ドイツ語版『UEFA.com』の公式ツイッターは、誕生日を祝うツイートだけでなく、「早く怪我が治りますように!」と復帰に向けてエールを送っている。また、日本語版のシャルケ公式ツイッターも愛らしい内田の画像とともに、「今日は内田篤人選手の誕生日。28歳おめでとう、うっちー」とお祝いメッセージを送っている。

◆日本代表DF昌子「若いやつが結果を」決意語る(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1622866.html

日本代表DF昌子「若いやつが結果を」決意語る

 日本代表が27日、さいたま市内で練習を行った。W杯アジア2次予選シリア戦(29日、埼玉)に向け、最初の約30分だけ練習を公開し、その後は非公開で行われた。

 DF昌子源(23)はベンチスタートが予想されるが、レギュラー陣を脅かすために並々ならぬ決意を口にした。「世界的には僕らの世代がチームを引っ張っている。23歳だからといって若いとは思っていない。もっと若いやつがしっかり結果を残さないと始まらない」と話した。

◆23歳は若くない!! DF昌子の誓い「強気に言えば…」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?186045-186045-fl



 今回招集された24人のメンバーで最年少となるDF昌子源。1992年12月11日生まれの23歳である昌子の同級生は、92年5月6日生まれのFW宇佐美貴史しか招集されていない。昌子は世界の同年代の選手を引き合いに出しつつ、現状を代えていかないければいけないと表情を引き締めた。

「世界的に見たら僕の年の選手は活躍している。(ポール・)ポグバ(93年3月15日生まれ)選手やネイマール(92年2月5日生まれ)選手、(マリオ・)ゲッツェ(92年6月3日生まれ)選手などは国を引っ張っています。23歳は世界的には若くないし、日本もそうなっていかないと僕自身感じています」

 昌子と宇佐美はともにアフガニスタン戦での出場はなく、昌子に限って言えば、今回は昨年3月31日に行われたウズベキスタン戦以来のハリルジャパン復帰であり、約1年間代表のピッチに立てずにいる。だからこそ、「練習で100パーセントやるのは当たり前ですが、ピッチに立って結果を残さないと始まらない」と代表のピッチに立つことを渇望している。

 昌子と宇佐美以外にも、FW武藤嘉紀やMF柴崎岳が92年生まれの彼らは「プラチナ世代」と呼ばれ、将来を嘱望されている。しかし、「23歳は若くない」と強調する昌子は「上の人たちに任さているだけではダメ」と警鐘を鳴らす。

「強気に言えば、上の人をどかすような勢いが若い選手には大事。今回は僕と貴史が一番下の年代ですが、僕らの代や下の世代がしっかり引っ張っていけるようにしたい」。まずは自身の存在価値を証明するためにも、シリア戦での出場機会を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

◆鹿島 まさかの連敗発進…ナビスコ杯最下位で早くも“崖っ縁”(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/03/28/kiji/K20160328012296360.html

神戸に大敗し肩を落とす柴崎(10)ら鹿島イレブン

 ナビスコ杯予選リーグ第2節は6試合が行われ、A組で前回優勝の鹿島は神戸に1―4で敗れて2連敗となった。神戸はFWペドロ・ジュニオールの2得点などで開幕2連勝。B組の福岡は川崎Fを1―0で破ってJ1復帰後の初勝利を挙げ、仙台は柏に1―0で競り勝って2連勝とした。

 昨季王者が開幕2連敗で早くも崖っ縁に追い込まれた。日本代表DF昌司、U―23日本代表DF植田を欠き、石井監督はサイドバックのDF西をセンターバックに先発起用。だが、甘い守備とミスを突かれて前半に2失点すると、後半も失点を繰り返し、DF山本が1点を返すのが精いっぱいだった。決勝トーナメント進出に暗雲が漂う中で、指揮官は「ここで諦めるチームじゃない」と反撃を誓った。

◆昨年王者・鹿島が連敗…決勝Tへ早くも崖っぷち/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160328/jle16032805000001-n1.html

鹿島は神戸に大敗。柴崎(右)ら選手に対し、サポーターからはブーイングも起きた

 ヤマザキナビスコカップ1次L第2節(27日、ノエビアスタジアム神戸ほか)A組で、前回優勝の鹿島は神戸に1-4と大敗し、2連敗となった。神戸は2連勝。湘南は名古屋を1-0で下して初戦を飾り、甲府-大宮は引き分けた。B組の仙台は柏に1-0で勝って2連勝。福岡は川崎を1-0で破ってJ1復帰後の初勝利を挙げ、新潟は鳥栖に勝った。次節は4月6日に行われる。

 昨年王者・鹿島が4失点で2連敗。決勝トーナメント進出へ早くも崖っぷちだ。守備の要の昌子と植田がそれぞれ日本代表、U-23日本代表に招集されて不在。本来はサイドバックの西が青木とセンターバックを務めたが、神戸のブラジル人コンビに振り回された。西は「見える景色も違うし難しい。サッカーで打ちのめされた気分になったのは久しぶり」と唇をかんだ。

◆鹿島連敗に石井監督ダメ出し「個人個人の対応が…」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1622806.html

<ナビスコ杯:神戸4-1鹿島>◇1次リーグ◇27日◇ノエスタ

 前回大会王者の鹿島はまさかの開幕2連敗となった。

 敵地で神戸に1-4と大敗。守備陣が崩れ、攻撃陣も決定機で決めきれず、後半39分にDF山本脩斗(30)が頭で挙げた1点のみだった。

 石井正忠監督(49)は「個人個人の対応がうまくいかなかった。もっと落ち着いて対応できたんじゃないかな」とダメ出し。逆転を信じて、MF遠藤康(27)FW土居聖真(23)MF鈴木優磨(19)と交代カードを切ったが、ゴールは遠かった。指揮官は「やるべきことをやって決勝トーナメントに進むしかないと思っている」と口調は重かった。

◆Jリーグナビスコ杯 1次リーグ 鹿島4失点連敗(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14590913046850

Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第2節(27日・ノエビアスタジアム神戸ほか=6試合)鹿島は神戸に1-4で大敗し、2連敗を喫した。通算成績は2敗、勝ち点0のままでA組最下位となった。神戸は2連勝で単独首位に立った。

鹿島は前半に2点を失い、早めの選手交代で打開を図った。しかし、流れを変えられないまま失点を重ね、後半39分に山本が1点を返すのが精いっぱいだった。

鹿島が同カップで4失点したのは2013年3月の1次リーグ第2節FC東京戦以来。

湘南は名古屋を1-0で下して初戦を飾り、甲府-大宮は引き分けた。

B組の仙台は柏に1-0で競り勝ち2連勝。福岡は川崎を1-0で破ってJ1復帰後の初勝利を挙げ、新潟は鳥栖に勝った。次節は4月6日に行われる。

■諦めるチームではない 鹿島・石井監督
神戸のFW2人にやられてしまった。自陣で横パスを奪われるなど、そういうところの判断もよくなかった。ここで諦めるチームではない。

■悪い部分は出し切った 鹿島・遠藤
点を取りたいという思いが強すぎ、ゴール前で落ち着きがなかった。悪い部分は出し切った。切り替えてやっていくしかない。

■2試合振り返り考える 鹿島・青木
神戸のブラジル人2トップに力を発揮させてしまった。(甲府戦を含め)2試合を振り返り、何をしないといけないか考える。

◆前年王者鹿島どうした…神戸に4失点完敗、2連敗で最下位転落(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?186029-186029-fl

 前年王者が苦しいスタートになった。ナビスコ杯A組の第2節が行われ、鹿島アントラーズは敵地でヴィッセル神戸に1-4で敗れた。2連敗の鹿島は最下位に転落。A組唯一の2連勝を飾った神戸が単独首位に浮上した。

 23日の開幕節のホームでの甲府戦を1-2で落としていた鹿島は敵地で神戸と対戦。前半23分にFWペドロ・ジュニオールに先制のミドルを決められると、同37分にはFW渡邉千真に左足で豪快にゴールネットを揺らされてしまう。

 後半に入っても流れは変わらず、19分、CKをペドロ・ジュニオールに頭で合わされて失点。同30分にはDF高橋峻希の右クロスからDF相馬崇人に決められた。

 鹿島はようやく後半39分にCKの折り返しをDF山本脩斗が押し込むが反撃もここまで。4失点で完敗。普段のリーグ戦と変わりないスタメンを並べた鹿島だが、2連敗で最下位に転落した。

 開幕節で試合のなかった湘南ベルマーレは敵地で名古屋グランパスと対戦。スコアレスのまま試合は終盤まで進んだが、後半43分、左サイドからのCKを獲得すると、DF島村毅が頭で合わせて決勝点を奪った。1-0で勝利した湘南は今季公式戦初勝利。名古屋は前節の大宮戦(●0-1)に続く連敗となった。

 白星スタートを切ったチーム同士の対戦となったヴァンフォーレ甲府対大宮アルディージャは0-0の引き分けに終わった。この結果、唯一の2連勝の神戸が単独首位に浮上。甲府は2位。大宮は3位のままとなった。

 第3節は4月6日に行われる。

1.神戸 2(6)+4
2.甲府 2(4)+1
3.大宮 2(4)+1
4.湘南 1(3)+1
5.磐田 1(0)-1
6.名古屋 2(0)-2
7.鹿島 2(0)-4

◆2016Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ 第2節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51830
ナビスコグループステージ 第2節



鹿島、敵地ノエスタで完敗。4失点でヤマザキナビスコカップ2連敗。

第1節のホーム甲府戦に続き、鹿島がまたしても屈辱の敗戦を喫した。昨年のナビスコカップ準決勝で2戦合計6-2と撃破した神戸に1-4と完敗、グループステージ突破に早くも黄信号が灯った。

前節の敗北から山本、小笠原、カイオ、赤崎と4人ほど先発メンバーを入れ替え臨んだ鹿島だったが、序盤から神戸に押し込まれる場面が目立つ。渡邉、ペドロ ジュニオール、そしてレアンドロが絡む神戸の前線の圧力に押され、なかなか主導権を握ることができない。それでも20分過ぎまでは小笠原、カイオらの激しいチャージで均衡を保った。







しかし23分、中盤でパスカットされてからの寄せが甘く、ペドロ ジュニオールに豪快なミドルシュートを決められる。これで浮き足だってしまった鹿島は焦りが目立ち、攻守に渡りギャップを作ってしまう。







そして37分、ペドロ ジュニオールのパスから渡邉に決められ、追加点を献上。甲府戦同様に0-2とリードされ、前半を折り返した。





前半終了間際の42分に中村に代え、遠藤をピッチに送り出していた石井監督だがこの前半45分を受けて、後半開始と同時にジネイを降ろし土居を前線へ送る。これで前線での活性化を図ったが、逆に64分、この日絶好調のペドロ ジュニオールにCKからヘディング弾を叩き込まれ、リードを3点に広げられてしまう。



その後、石井監督は小笠原を下げ鈴木を投入し、がむしゃらに点を取りに行かせようとする。しかしその鹿島をあざ笑うかのように神戸は相馬の追加点で0-4と試合を決してしまった。







84分に山本がCKからのこぼれ球を頭で押し込み、何とか意地を見せるが、鹿島の反撃もこの1点のみ。1-4と昨年のACLグループステージ第3節で広州恒大に4失点(3-4で敗北)を喫して以来、1年ぶりとなる4失点での完敗となった。









連覇を狙うはずのナビスコカップでまさかのグループステージ2連敗。ここで一旦、ナビスコカップでの戦いを終え、次はリーグ戦のアウェイ川崎F戦が待っている。再び、自信を取り戻すために。戦いは続く。

【この試合のトピックス】
・4失点を喫したのは、2015年3月18日ACLグループステージ第3節のアウェイ広州恒大戦(●3-4)以来、約1年ぶり。
・3点差で負けたのは、2015年5月28日ナビスコカップ予選リーグ(当時)第6節のホーム神戸戦(●0-3)以来、約10ヵ月ぶり。
・山本が2試合連続ゴール。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・どんな状況においても絶対に足を止めないこと。後半45分、オールアクションでいこう!
・攻撃面では、バイタルエリアで、しっかりと受けて前を向いてプレーすること。
・必ずチャンスは来る。積極的にシュートを狙って、1点ずつ積み上げていこう。

ヴィッセル神戸:ネルシーニョ
・相手のサイド攻撃の時にバランスを崩さないように。
・後半は更に集中力を高く保って前半を上回るゲームをしよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
4失点してしまったわけだが、神戸のFW2人にやられてしまった印象が大きい。そこを最後まで修正できなかったことが全てだったと思っている。神戸までたくさんのファン・サポーターの皆さんが来てくださったのに、その方々に本当に申し訳ない試合をしてしまった。

Q 甲府戦からメンバーを変更したが、今日の守備の意識は?

A 入り方という表現をしていいのかどうか分からないが、前半はそれほど悪いところはなかったと感じている。ちょっとした、個人個人の対応がうまくいかなかった、もっと落ち着いて対応できたのでは、というのが全てだと思う。

Q 神戸に対して、どんなサッカーをしようとしていたのか?

A ピッチコンディションが良くないというのもあったが、ボックスに侵入する形を作りたいと思っていた。奪われ方に関しては、自陣内での横パスをカットされたのがあった。戦い方に関しては、いつものように相手を押し込んだ形でやろうとしていて、その意識はあったと思うが、パスの意図や出し方など個人的な選択ミスがあったと思う。

Q 失点して追いつこうとした時のやり方は?

A どういう形というのは、チームの中で固定した形をやっているわけではない。それは選手の組み合わせやイマジネーションにかかっている部分が大きい。負けている状況だったので、ハーフタイムでは先ずは1点返すこと。それで状況は変わると伝えた。途中から入ってくる選手には、ポジションの部分を伝えた。例えば、遠藤がボランチに回る状況もあったので、そういうところを伝えた。

Q ノックアウトステージ進出へかなり厳しくなったが?

A 次の試合はリーグ戦なので、次はそれに向けての準備をしていきたい。ナビスコカップに関しては連敗したので、厳しい状況になったが、これで諦めるチームではない。それは先ほどロッカールームでも選手たちにいってきたこと。ここからやるべきことを自分たちでしっかりやって、ノックアウトステージへ進むしかないと思っている。

ヴィッセル神戸:ネルシーニョ
前半の立ち上がりはしっかりといい入り方ができた。いい攻撃といい守備、そしていい連係と集中力が保てていた。ただ鹿島にボールを持たれて攻撃される場面では、少し引き気味になって向こうのペースになってしまった。前半は得点してリードできたが、もっとオーガナイズできた。後半はそこの修正を促し、選手たちもピッチ上で実行できた。追加点も取れたし、90分通して見れば勝利に値する内容だったと思う。


選手コメント

[試合後]

【西 大伍】
相手のやり方は分かっていたが、カウンターでも守りたかった。この結果は言い訳できない。これだけ打ちのめされたのは久しぶり。でも、こういう気持ちを跳ね返して成長してきた。この負けをただの負けにしたくない。周りを動かしながら先手先手を打たなければいけなかった。自分自身、周りが見えてない。自分の事で精一杯になってしまった。遠くまで来てくれたサポーターにいい試合を見せることが出来なかった。最後まで声は聞こえていた。

【山本 脩斗】
得点シーンはボールを押し込んだだけ。2試合連続ゴールは、何もうれしくない。

【遠藤 康】
チャンスは多く作っていたが、決めきれないのが多い。FWは点を取らないといけないという重責でプレッシャーになっている。ちょっとしたことだが、そういう時がある。失点は誰が悪いというよりも
サポートが足りなかった。このような戦い方をしてくる相手が増えてくるので、先制しないといけない。次は先制したい。

【青木 剛】
神戸のブラジル人ツートップは戦っていて、いい形で入った時に能力を発揮すると感じていた。結果的にいい形でボールが入った時に点が入っている。その対応に関して、相手の力を発揮させてしまった。2人は守備をせずに残る形だったので、後ろの責任として、しっかり対応しなければいけない状況だった。まだ残りの試合があるので、この2試合を振り返らないといけない。個人的にも何をしなければいけないのか考えたい。

【伊東 幸敏】
全て実力不足だと思う。相手が良かったというよりも、こっちがやるべき事をやらなかった。全て悪かったと思う。個人的にも最低だった。

2016年3月26日土曜日

◆前回五輪王者を撃破し強豪相手にも自信…手倉森監督「肩を並べられる」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160326/414707.html



 U-23日本代表は、25日に行われた国際親善試合でU-23メキシコ代表と対戦し、2-1で勝利。2012年のロンドン・オリンピック覇者を撃破したことで、手倉森誠監督は「その気になれば肩を並べられるゲームができそう」と自信を口にした。

 試合は開始2分、立ち上がりから積極的にプレスをかけていた日本が中島翔哉のゴールで先制。さらに33分にも南野拓実が得点し、リードを2点に広げた。だが、後半に入ると攻勢に出た相手が主導権を握る。すると69分に失点を喫し、1点差に迫られるが、日本はリードを守り切って2-1の勝利を収めた。

 手倉森監督は試合後、「相手がリズムを掴む前にこっちから仕掛けられたのがよかった。コンディションは日本の方にキレがあった。ゴールに向かう姿勢で相手を浮き立たせたのが効果的だった」と2得点を挙げた前半の内容に満足の様子。「後半は相手を受けながら、カウンターで仕留められればと言った。1点取られてしまったけど、いいゲームコントロールができていた」と課題はあったものの、選手のパフォーマンスを称えた。

 また、この日U-23代表デビューを飾ったDFファン・ウェルメスケルケン・際については、「初めての割にはやってくれた。ポジションにズレがあったけど、ハーフタイムでこれまでのメンバーからアドバイスを受けながらやれていた。可能性を感じた」と高評価。

 前回のロンドン五輪を制した強豪メキシコを倒して、「その気になれば肩を並べられるゲームができそうだなっていう手応えを感じているし、選手たちに何よりそれを感じて欲しい」と自信を得たようで、リオ五輪へ向けて「まずは勝ち続けること。我々の可能性をどんどん高めていきたい」と意気込んだ。

 U-23日本代表は、中2日の28日に地元クラブのスポルティングと対戦する。

2016年3月25日金曜日

◆原新副理事長、現行方式に「難しさある」 見直しの必要性を指摘/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160323/jle16032323130013-n1.html

 ヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第1節(23日、大宮1-0名古屋、NAC)Jリーグの原新副理事長が視察に訪れ、現行の1次リーグの大会方式について「(各組の)2チームしか(準々決勝に)上がれないのは、なかなか難しさがある」と見直しの必要性を指摘した。具体的な案は示さなかったが「より価値の高い大会にするために、いろいろ考えないといけない。タブーなく議論していっていい」と述べた。

◆五輪キャンプ地 26市町が誘致意向 県と市町村連絡会議(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14587349380061

県が作成した東京五輪・パラリンピック大会キャンプ地誘致ガイド

実現へ取り組み強化

県と市町村が連携して、2020年の東京五輪・パラリンピックのキャンプ地誘致などを目指すための連絡会議の第1回会合が23日、県庁で開かれ、県は現地点で県内26市町が誘致意向を示していることを明らかにした。合わせて県が作成・発行したキャンプ誘致ガイドも紹介し、誘致実現への取り組みを強化する方針を確認した。

県によると、既に常陸大宮市がパラオ(全種目)の誘致に動いているほか、笠間市がタイのゴルフ、つくば市がバレーボール、潮来市がボートなどを想定して準備を示しているという。

会合で県の担当者は新年度予算案に盛り込まれた事業について説明。8月のリオデジャネイロ五輪の開幕前までに、県内のスポーツ施設や宿泊施設を検索できるホームページを作成していくとした。

キャンプ誘致ガイドには、成田空港や首都圏などに近い点や、17市町の48施設について掲載。サッカーJ1・鹿島アントラーズOBのレオナルドさんが茨城の良さをアピールするコメントも載せている。A4判サイズの日本語版と英語版をそれぞれ千部作成した。このほか、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック大会推進本部の高田裕介参事官補佐が参加国と住民との交流促進を目指す「ホストタウン」について解説。高田参事官補佐は国の支援策などを説明しながら、坂東市を含む1次登録となった全国44件の特徴を示したほか、5月19日が締め切りとなる2次登録への県内自治体の申請を促した。 (小池忠臣)

◆大迫が今夏、“凱旋”か ケルンが日本でのツアーを計画(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?185788-185788-fl



 FW大迫勇也がこの夏、チームとともに凱旋するかもしれない。ケルンが日本でのプレシーズンツアーを計画していると、ドイツ『ビルト』が報じた。

 ケルンは現在、ブンデスリーガで9位につける。ヨーロッパリーグ出場圏内にまで届くのは難しいかもしれないが、さらなる高みを目指し、戦いを続けている。

 そんな名門が、さらなる人気拡大を図るようだ。『ビルト』によると、ケルンは来季開幕前のプレシーズンツアーとして、中国と日本を訪れることを考えているという。

 クラブの財政部門のトップが、このツアーの計画を認めている。現在は、親善試合を行う相手を選定しているようだ。

 ケルンには大迫が現在所属しているほか、かつては現ジェフユナイテッド千葉のFW長澤和樹や現浦和レッズDF槙野智章、現清水エスパルスFW鄭大世らがプレーした。1994年に日本でツアーを行い、千葉(当時市原)と対戦したこともある。

◆大迫所属ケルン、今季終了後のアジアツアー計画…親善試合実施へ(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20160324/414261.html



 FW大迫勇也が所属するケルンが、今シーズン終了後にアジアツアーを行う計画をしている。ドイツ紙『ビルト』が24日に報じた。

 同紙によると、ケルンは7日間の日程でアジアツアーを行う計画をしている。行き先は中国と日本で、同クラブの金融部門に属するアレックス・ウェールレ氏は「中国や日本の市場を開拓したい、あるいは(アジアツアーによる)収入を加えたいというわけではない。あらゆる関係者と興味深い会話をし、様々な選手たちを供給していくために、新たな関係性を築いていきたい」と、狙いを説明している。なおウェールレ氏は「テストマッチをするにあたって、魅力的な対戦相手がどこなのかを調べている」とも語っている。

 報道では、ケルンと日本との過去のつながりについても紹介されている。同クラブは1977年に日本代表と、1994年にジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)と親善試合を行うために来日しており、今回のアジアツアーが実現すれば、22年ぶり3回目の日本訪問となる。

 なお本記事では大迫の写真も掲載され、「母国への旅行を楽しみにしているはず」とのキャプションが添えられている。

◆“滝二2トップ”が競演弾!!後輩・金崎の台頭に岡崎「俺も燃える」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?185805-185805-fl



[3.24 W杯アジア2次予選 日本5-0アフガニスタン 埼玉]

 華麗なターンからの貴重な先制点に胸を張った。日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)は前半43分、MF清武弘嗣からの縦パスを受けると、DF2人に挟まれながらも素早くターン。MFモジエブ・ジャマリの股間を抜いてゴール前に抜け出し、左足でゴール左隅に流し込んだ。

「今まであまり貴重なゴールを取れてなかった。そういう意味で先制点という貴重な点を決めることができてよかった」。ゴールラッシュの口火を切る前半終了間際の先制点。アシストの清武も「あの1点が大きかった。勝敗を決めるというか、後半につながるゴールだった」と感謝した。

 日本代表では岡田ジャパン時代の2010年2月14日に行われた東アジア選手権・韓国戦(1-3)以来、約6年ぶりとなる2トップでスタートした。「2トップは新たな形。(トップ下の清武を含めた)3人の距離感からダイナミックにできそうな予感があった」と岡崎は言う。

「(日本代表で)2トップをやってみたいというのもあった。3人で話しながらできたし、3人とも思い切ったプレーができたと思う。2トップは新たな形になる。その可能性を示せたことは良かった」

 2トップを組んだFW金崎夢生は滝川二高の後輩でもある。岡崎が3年時に金崎は1年生。3年でキャプテンも務めていた岡崎は当時について「あんまりしゃべったことがなかった。キャプテンだったし、あまり1年生としゃべる機会がなかった」と振り返る。

 シュート1本で先制点を決めた岡崎に対し、金崎はシュート9本を放ち、4-0の後半33分にダメ押しゴール。「シュートもあれしか打っていないし、物足りないというか、後輩が貪欲にシュートを打っていた。ああいうやつが出てくると、俺も燃えるし、日本にとってもいいことだと思う」と、後輩のプレーに刺激も受けたようだ。

「(当時の滝川二高の監督だった)黒田(和生)先生が一番うれしいんじゃないかなと思う。(自分が)1点、(金崎が)1点で良かったと思う」。そう笑みをこぼした岡崎はこれで国際Aマッチ99試合で48ゴール。節目の100戦目となる29日のシリア戦に向け、「50点目に行きたいなというのはある」と、100戦50発に意欲を見せた。

(取材・文 西山紘平)

◆金崎、チーム5点目のゴール「もう少し点を取れるように頑張る」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160325/jpn16032505010008-n1.html

後半、5点目のゴールを決め喜ぶ金崎=埼玉スタジアム

 サッカー・ロシアW杯アジア2次予選E組(24日、日本5-0アフガニスタン、埼玉)FW金崎が後半33分、FWハーフナーが頭で落としたところを詰めてチーム5点目のゴール。安堵(あんど)の表情を浮かべ、「入ってよかった。点を取ることだけを考えてやっていた」。兵庫・滝川二高の先輩、FW岡崎と2トップを組み、幾度となく相手ゴールを脅かした。だが、両チーム最多となる9本のシュートを放ちながらゴールラインを割ったのはわずか1本。「もう少し点を取れるように頑張ります」と反省も忘れなかった。

◆金崎「やっと入りました」打ちまくり最後にダメ押し(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1621293.html

金崎「やっと入りました」打ちまくり最後にダメ押し

<W杯アジア2次予選兼アジア杯予選:日本5-0アフガニスタン>◇E組◇24日◇埼玉

 FW金崎夢生(27=鹿島)はチーム最多の10本のシュートを放ち、泥くさく1点を奪った。

 2トップの一角で先発すると、前半10分にはMF清武弘嗣(26=ハノーバー)からパスを受け、振り向きざまにシュート。その後も果敢にゴールを狙い続けた。そして執念が実ったのは後半33分、FWハーフナーマイク(28=デンハーグ)が頭で落としたボールをゴール前中央で体で押し込んだ。

 金崎は「やっと入りました!よかったです」と喜びを爆発させた。シュートを10本も放ち、ようやくつかんだゴール。「もう少し決められるように頑張りたいです」と謙虚だった。

◆貪欲に狙い続けたゴールに喜び…金崎夢生「点を取ることだけ考えてた」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160324/414330.html



 2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選が24日に行われ、日本代表はアフガニスタン代表を5-0で下した。

 日本は43分に岡崎慎司がエリア内でパスを受け、巧みな反転からDFを股抜きでかわし、左足のシュートを流し込んで先制。58分にはエリア内で金崎夢生から浮き球のパスを受けた清武弘嗣が左足で流し込みリードを広げると、63分にオウンゴールで加点。その後、CKから吉田麻也がヘディングで4点目を奪うと、78分にはハーフナー・マイクがヘディングで落としたボールを金崎夢生が倒れ込みながら押し込んでダメ押しの5点目をマークした。

 前半から貪欲に得点を狙っていた金崎は、交代直前のプレーで待望のゴールを奪取。試合後には「やっと入りました。よかったです」と満足気に話した。

 この日は岡崎と2トップを組んだが、「特に考えてない」と述べると、「点を取ることだけ考えて頑張りました。もう少し決めれるように頑張りたいと思います」とゴールへの執着心を改めて強調した。

 日本は29日にシリア代表と対戦する。

2016年3月24日木曜日

◆開幕4戦勝ちなしの山形に痛手…石川竜也と佐藤優平が負傷離脱(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160323/413961.html

 モンテディオ山形は23日、DF石川竜也が右大腿骨骨挫傷で全治4週間、MF佐藤優平が左膝前十字靱帯損傷と診断されたことを発表した。佐藤は手術を受ける予定で、全治は術後に発表される。

 両選手とも、20日に行われた明治安田生命J2リーグ第4節のセレッソ大阪戦に先発出場したが、石川が38分に、佐藤が56分に途中交代を余儀なくされていた。

 山形は今シーズン、J2第4節を終えて2分け2敗と勝利がなく、19位タイに低迷。苦境に立たされる中、開幕節から4試合連続先発出場中だった主力選手2名が離脱することとなってしまった。次節は26日、第5節で清水エスパルスをホームに迎える。

◆アフガン戦は岡崎&金崎の先輩後輩コンビで新布陣形成か…ハーフナーの起用にも期待(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160323/414068.html



「この2試合の目的は勝利、失点をしないこと、できるだけ沢山得点を取ること。まずはアフガニスタン戦に集中したい。シリア戦はダイレクトに順位に関係してくるので、シリア戦に向けての準備は様子を見ながら。アフガニスタンは監督が変わっていて、南アジアカップでかなりいい結果を残した。沢山のゴールを決めた試合もある。インドとファイナルをしたが、彼らがずいぶん支配していた。そういうこともあるので、本当に集中して多くのディテールを準備してきた」

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が公式会見でこう強調した通り、日本代表は2018年ロシアワールドカップアジア最終予選進出に向け、まず24日のアフガニスタン戦(埼玉)を確実に勝つ必要がある。指揮官は2戦を別の陣容で戦う考えで、より重要度の高い29日のシリア戦に本田圭佑(ミラン)と香川真司(ドルトムント)ら主力を起用する意向のようだ。となると、アフガニスタン戦は金崎夢生(鹿島アントラーズ)、原口元気(ヘルタ・ベルリン)、GK東口順昭(ガンバ大阪)ら代表実績がやや少ない面々がピッチに立つことになりそうだ。

 アフガニスタン戦前日の日本代表は、試合会場の埼玉スタジアムで17時15分から1時間程度、非公開で最終的な戦術確認を行った。「具体的には話せないけど、少し変わると思います。少しっていうか、だいぶですね(笑)。意外と言えば意外ですけど、分析した結果、それをチョイスしたと話していたので」と宇佐美貴史(G大阪)は驚き半分で話したように、24日はこれまでの4-2-3-1とは異なる布陣に挑む模様。清武弘嗣(ハノーファー)も「いろんなフォーメーションをモノにしていかないといけない。2つ3つあれば相手も戸惑うと思うので。2トップだった場合、前のターゲットが1人ではないし、2人いることでトップ下の自分にボールがこぼれやすいし、クサビに入った時にサポートしやすい。攻撃的に行く意味もあるんで、明日は沢山ゴールが取れればいい」と2トップ採用を示唆していた。ハリル体制になってから2トップは試合終盤に何度か試したことがあるが、頭からとなると初めて。リスクはあるが、それを公式戦であえてやることに意味があるはずだ。

 その場合、誰が最前線に陣取るかだが、指揮官は「私は代表に呼んですぐプレーさせることはやらない」と公言しており、ハリル体制初招集のハーフナー・マイク(ADOデン・ハーグ)と小林悠(川崎フロンターレ)が先発に抜擢されることはなさそうだ。本田が温存、宇佐美もクラブでは2列目で使われていることを考えると、今回の2トップは金崎と岡崎慎司(レスター)という組み合わせになるのではないか。

 2人はご存じの通り、滝川第二高校の先輩後輩。岡崎の方は「まあ基本的にはあいつも自立してるんで」と2つ下の後輩を見守るスタンスを取っているが、金崎の方は「慎司さんにはいろいろ相談できる」と絶大な信頼を寄せている。前線で体を張ってキープできる金崎と献身的に動いてゴール前に飛び出せる岡崎なら相性もよさそうだ。岡崎にはプレミアリーグ優勝争いの原動力になっているクオリティを遺憾なく示し、攻撃陣を引っ張ってほしい。

 状況次第ではあるが、絶対的な高さを誇るハーフナーやゴール前で勝負強さを発揮できる本田が途中出場することも考えられる。特にハーフナーはハリルホジッチ監督もシリア決戦に向けてテストしておきたい人材に違いない。「高さを生かすようなトレーニングはもちろんありました。まだ出るかどうか何も分からないけど、自分の特徴を生かしたプレーを出せればそれが最大のアピールになると思う。歳も歳なんで、今回のワールドカップが最後になる。食らいついて定着できるように絶対に結果を残していきたい」と語気を強めていた。そんな彼がどんな使われ方をするのかも興味深いポイントだ。

 2トップが採用されるなら、中盤の構成も気になる。ダイヤモンド型だと仮定すれば、トップ下に清武、右に原口、左に宇佐美、ボランチに山口蛍(ハノーファー)といった組み合わせが1つ考えられる。清武は「自分と真司君にはトップ下でゴールに直結する仕事をしてほしいと監督に言われている」と証言しており、彼がトップ下要員と位置づけられているのは紛れもない事実。原口のトップ下も指揮官は1つのオプションと考えているが、原口・清武・宇佐美という顔ぶれならポジションに関係なく臨機応変に動き回れる。山口も清武と同じチームでタテ関係を形成していて、普段通りにプレーできるだろう。同じロンドン世代の4人が日本の攻撃陣を底上げしてくれれば、今後の最終予選にも希望が見えてきそうだ。

 もちろん、長谷部誠(フランクフルト)や柏木陽介(浦和レッズ)が入ってボックス型の中盤になることも考えられるが、とにかく今回はチームのバリエーションを増やしながら、点を取って勝つことが最大のテーマだ。

「チーム全員が本能的に連動して共鳴することが一番力が出る」と岡崎がレスターの快進撃になぞらえて勝てるチームの絶対条件を語っていたが、その片鱗をアフガニスタン戦の日本代表には強く示してもらわなければならない。

文=元川悦子

◆DF昌子、アフガン警戒「カウンター気をつけたい」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1620749.html

 日本代表DF昌子源(23=鹿島)がセンターバック(CB)としてアフガニスタン対策に備える。

 23日、W杯ロシア大会アジア2次予選アフガニスタン戦前日公式練習を埼玉スタジアムで行った。

 冒頭15分のみ公開で調整。「CBとしてカウンターに気をつけたい。それに攻撃でテンポをつくる役割でもある。攻撃でも求められる」と話した。

 今回招集されたCBの中では4番手の位置づけでバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が「チャンスを与えたい」と招集。「チャンスをつかみたいと思う。いい準備をして試合に合わせたい」とイメージを高めていた。

◆ナビスコ杯開幕!前回王者・鹿島が甲府に苦杯…(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/03/24/kiji/K20160324012269370.html

甲府に敗れ、さえない表情で引き揚げる柴崎(右から2人目)ら鹿島イレブン

 ナビスコ杯は23日に開幕して予選リーグの6試合が行われ、A組では前回王者の鹿島が甲府に1―2で敗れた。大宮は名古屋を1―0で下し、神戸は磐田に2―1で勝利。B組は仙台が新潟を1―0で退けた。福岡―柏、川崎F―横浜は引き分けた。予選リーグはA、B組とも7クラブが総当たりで争い、各組上位2位が勝ち進む。ACL出場の広島、浦和、G大阪、FC東京は準々決勝から登場する。

 昨季覇者は苦い船出となった。19日のJ1から先発9人を入れ替えたが、ホームで敗れて試合後はブーイングを浴びた。石井監督は「前半の失点が全て。ボールへの寄せ、体のぶつかり合いで負けていた」と厳しい表情だった。前半6分に失点。球際で戦う姿勢が乏しく、前半45分にはCKからのこぼれ球を押し込まれ2点差とされた。後半は山本が1点返すのが精いっぱい。永木は「集中が切れたところをやられた」とうなだれた。

◆甲府、敵地で昨季王者・鹿島を撃破!! ビリー・セレスキー&ニウソンが来日初ゴール(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?185716-185716-fl

[3.23 ナビスコ杯グループA第1節 鹿島 1-2 甲府 カシマ]

 ナビスコ杯のグループステージ第1節が23日に行われ、グループAではカシマスタジアムで昨季王者の鹿島アントラーズとヴァンフォーレ甲府が対戦。MFビリー・セレスキーとFWニウソンのゴールでリードを奪った甲府が、鹿島の反撃を1点に抑えて2-1の勝利を収めた。

 いきなり試合を動かしたのはアウェーの甲府だった。前半6分、左サイドでボールを受けたビリー・セレスキーがニウソンとのワンツーでPA内に進入すると、右足シュートでネットを揺らしてスコアを1-0とした。今季加入したビリー・セレスキーは公式戦初先発で来日初ゴールと結果を残した。

 まずは同点に追い付きたい鹿島は前半22分、MF永木亮太のスルーパスから抜け出したFWジネイがGKとの1対1を迎えるが、距離を詰めたGK岡西宏祐にストップされる。さらに同43分には右サイドからMF柴崎岳が送ったクロスをジネイが合わせたものの、ボールはわずかにゴール左へと外れてしまった。

 すると前半終了間際の45分に甲府が追加点を奪取する。FWクリスティアーノが蹴り出したCKからニウソンが放ったヘディングシュートはGK櫛引政敏に弾き出され、こぼれ球を押し込もうとしたDF新里亮のシュートも櫛引に阻まれたが、最後はニウソンが蹴り込んでリードを2点差に広げた。このゴールは今季加入したニウソンにとって移籍後初ゴールとなった。

 2-0と甲府がリードしたまま後半を迎えると、鹿島は左SBとして出場していたDF三竿健斗に代えてDF山本脩斗を投入。後半13分には左サイドの展開からフリーになったMF遠藤康が決定機を迎えるも、左足で放ったシュートはゴールマウスを捉え切れず。しかし後半15分、右サイドを突破したDF伊東幸敏のクロスを山本がヘッドで叩き込んで1点差に詰め寄った。

 その後は同点ゴールを狙う鹿島がボールを保持する時間こそ長かったものの、守備に重心を置いた甲府がゴールを許さず。2-1のまま逃げ切った甲府が白星スタートを切った。

◆2016Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ 第1節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51768
ナビスコグループステージ 第1節



鹿島、前半の2失点に泣く。ヤマザキナビスコカップ初戦をホームで落とす。

7度目の優勝、そして連覇を狙う鹿島がグループステージ初戦で手痛い一敗を喫した。昌子、植田、金崎の不在をカバーすべく西のCB起用など大幅にメンバーを変更して臨んだが、前半の2失点に泣いた。

昌子、金崎が日本代表、そして植田がU-23日本代表のため不在という中、石井監督は思いきった手を打った。「札幌以来」という西をセンターバック、そして三竿を左サイドバックへ配置し、西のパートナーに青木、そして右サイドバックには伊東という最終ライン、そしてボランチには柴崎のパートナーに永木を置いた。またゴールには櫛引、前線にはジネイ、土居とフレッシュな布陣で甲府との初戦に臨んだ。





だが序盤はなかなかエンジンがかからない。6分、コンビネーションミスと寄せの甘さからビリー セレスキーに今季初ゴールを決められる。







その後、ちぐはぐなプレーが続き、前半終了間際の45分、右CKからのこぼれ球をニウソンに押し込まれ、0-2とされてしまう。



この状況を打開すべく、石井監督は三竿に代え、山本をピッチに送り出す。不慣れながらも三竿も必死にプレーしていたが、やはり本職の山本が入ったことで左サイドは活性化する。それに合わせ、右サイドの伊東も高いポジションを取り、すでに引いて守る甲府に攻め込む時間が多くなった。



そして60分、その伊東のクロスから山本がどんぴしゃりのヘディングシュートで今季初ゴール。これで鹿島は1点差に迫る。しかし、その後も攻め続けるが、なかなかラストシュートが出ない。相手を崩そうとしながらもボールを失うことを恐れたのか、横パスも目立ち、結局最後まで同点に追いつくことができなかった。





















連覇を狙うナビスコカップ初戦、そしてホームでまさかの敗戦。この事実は重い。しかし4日後には第2節のアウェイ神戸戦がある。ここで今日の悔しさを晴らせるか。早くも今季のアントラーズの真価が問われる時が来た。

【この試合のトピックス】
・櫛引、伊東、青木、三竿、永木、ジネイ、土居が今季公式戦初先発。
・山本が今季公式戦初ゴール。




監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・こんな緩いプレーでは絶対に勝つことはできない。後半立ち上がりからしっかり切り替えて戦おう。
・相手陣内でボールを丁寧につなぐこと。冷静な頭でボールを早く動かすこと。
・積極的にシュートを打って、早い時間で一点返そう。


ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟
・相手のロングボールのセカンドボールに準備すること。
・サイドの攻防で絶対に負けないこと。
・後半の入り方に注意すること。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日は前半の失点がすべてだった。特に1点目、寄せの甘さが本当に痛かった。平日で寒いなか、たくさんのファン・サポーターに見に来ていただいたが、本当に申し訳ないと思う。

Q ハーフタイムにかなり厳しいコメントが出たが、前半どのあたりに不満があったか?

A 失点のところに現れているように、ボールへの反応も非常に遅かった。寄せの部分、体のぶつかり合いでも相手に負けていた。そこをハーフタイムに指摘した。

Q かなりメンバーを代えたが、休ませる意図か? チャンスを与えて発奮させる狙いか?

A 発奮ではないが、試合間隔が短いので、出続けている選手を休ませたいという意図もあった。練習からいろいろな組み合わせをやっていたが、この試合はこのポジションでできるのではないかと考えて選手を選択した。

Q 西選手のCBはおもしろいと感じたが、そのほかで収穫があれば。

A 大伍のCBもそうだが、左サイドで使った三竿も守備の面では非常に安定感を出してくれた。周りのサポートも非常によかったと思う。ジネイも90分出場したが、そこも非常によかったと思う。


ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟
茨城まで来ていただいたサポーターに勝利を届けることができて本当によかった。リーグ戦で完敗したが、ナビスコカップの2試合で勢いを取り戻したいと考えていた。昨年とは違い、若手を起用するという意図ではなく、選手間の競争を求めてメンバーを選んだ。目標は優勝だが、クラブのファーストターゲットは予選突破。そのために全力を尽くそうとこの試合に臨んだ。非常に試合の入り方がよく、前半2点を取ることができた。後半、当然、鹿島にはひっくり返すだけの力があると考えていたので、15分以内の失点は避けようと伝えていた。ベンチワークを含めて、かなりいろいろな手を打ったが、2-1で終えようと割り切ってカードを切っていった。出場機会から遠ざかっている選手たちも、今日は期待していることに応えてくれた。この勝ち点3を活かして、次の大宮戦ではホームでなにがなんでも勝利したい。


選手コメント

[試合後]


【西 大伍】
余計な失点だった。2失点目も締める声をかけられれば防げた。全員のテンションを高めるのも僕の役目。全て自分に責任がある。チャンスはあったが、最後のところで、もう一人かわすプレーやワンツーがあっても良かった。4バックのCBは初めて。やる選択肢も多いし、またやってみたいと思う。

【山本 脩斗】
(前半は)試合を見ながら準備をしていた。前半終了5分前で交代を言われた。自分に出来ることは攻撃的に流れを変えること。相手も守るために引いていたし、積極的にいこうと思っていたが2点目を取れなかった。(得点は)ユキがいいボールを上げてくれたので飛び込むだけだった。失点シーンも球際とセカンドボール。相手はほぼ全員で守りに入り、サイドで起点になるのは分かっていたのに崩し切れなかった。

【永木 亮太】
立ち上がり、前半終了間際の失点というのが良くなかった。1失点目は自分の軽いプレー。責任を感じている。やってはいけないプレーだった。セットプレーでも足が止まっていて残念な失点の仕方だった。試合に入り切れていなかったと反省している。切り替えるしかない。同じことを繰り返さないようにしっかりやっていきたい。

【土居 聖真】
石井さんから試合前にリーグ戦同様に開始からアグレッシブにいこうといわれていたが、そんな矢先に軽いプレーで失点してしまった。1点を取って守るという相手のプラン通りの展開になってしまった。仙台戦でもそうだったが、早い時間での失点は見つめ直さないといけない。もっと1点の重みを感じてやらないといけない。

【櫛引 政敏】
入り方が悪かった。相手のチャンスはほぼなかったが、セカンドボールを拾う事も出来なかった。その中で、セットプレーでやられてしまった。試合の雰囲気を作れなかった。相手の出足に負けていた。試合の入り方は改善しないといけない。

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