日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年5月18日日曜日

◆ブラン、レオナルドが復帰しても「問題ない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139108-139108-fl



元SDに復帰の噂

 パリ・サンジェルマン(PSG)のローラン・ブラン監督は、復帰が噂されるレオナルド元SD(スポーツディレクター)がPSGに戻ってきたとしても、個人的には何も問題はないと話している。

 レオナルド氏は昨季のリーグアン・ヴァランシエンヌ戦で、判定への不満から試合後に主審を肩で突き飛ばしたことが問題となり、14か月の職務停止処分を科された後PSGのSD職を辞任した。同氏は提訴しており、今月30日にパリの裁判所で下される決定により処分が取り消される可能性もある。

 監督業への復帰も検討していたものの、レオナルド氏の望むようなオファーは得られなかったようだ。PSGのクラブ幹部への復帰に向かっているのではないかとも報じられ、本人も乗り気な様子を見せていた。

 一度はクラブと袂を分かった幹部が復帰するとしても、監督としては何も問題はないと感じているようだ。フランス『レキップ』がブラン監督のコメントを伝えている。

「私にとっての問題ではなく、クラブの組織としての問題だ。私がここに来たときにはレオナルドがSDを務めており、一緒に良い仕事をすることができた。その後オリビエ(・レタン)と仕事をしたが、クラブがSDを獲得したいのであれば、監督としてはそれに合わせるだけだ。何も口を出すことはない」

◆潮来嫁入り舟イベントに中田選手が参加(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/hometown/43303

標記のとおり、6月18日(水)に潮来市で開催される水郷潮来あやめまつりの特別企画「宵の嫁入り舟」に、中田浩二選手が参加することとなりましたのでお知らせいたします。

■実施日時:
2014年6月18日(水) 19:30~21:00

■会場:
水郷潮来あやめ園(潮来市あやめ1-5)

■参加選手:
中田浩二選手

■その他:
第63回 水郷潮来あやめまつり <5月24日(土)~6月29日(日)開催>
※嫁入り舟のイベントは水郷潮来あやめ園、市営ろ舟乗り場 、 前川、縁結びのパワースポット「噴水施設 WAi WAi ファンタジア」(常陸利根川)を舞台に行います。ライトアップされた幻想的な雰囲気の中、昼間とは違った情緒を味わうことができます。

■問い合わせ:
潮来市役所観光商工課 TEL 0299-63-1111

◆自主トレで全メニュー消化の内田「スタートラインに立ったところ」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140517/190687.html


合同自主トレに参加した内田篤人(中央)


 ブラジル・ワールドカップに出場する日本代表メンバーのうち、すでにシーズンを終えて帰国している内田篤人、香川真司、吉田麻也ら海外組の選手たち9名が、都内で自主トレーニング2日目を実施した。

 練習後取材に応じた内田は、次のようにコメントしている。

――今日の練習を見るとダッシュもしていて、だいぶ回復しているようだが、怖さは?

「チームの練習もしてないんですけど、復帰したらもっとよくなると思うんで。ただ右足の方がちょっと弱いんで。けがした方の裏は同じ強さまで戻りましたけど、腿の前がまだなんで、そこは補強しながら強くしていけばもっとよくなると思います」

――ここ以外にも別の練習をしている?

「ここに来る前、昨日もやったし、この後も治療がある」

――かなり上半身が逞しくなった?

「そのトレーニングもしましたね」

――体重は?

「1キロくらい増えました。デブになるんじゃなくて、筋肉をつけたいなと思う。それで重くならないようにとは意識してます」

――再発を恐れないための練習もやってる?

「恐れないためというか、どんどん練習をやっていけば、そういうのも恐れも怖さもなくなってくるしって感じですね」

――これから敵を付けた練習をして少しずつ?

「向こうでも2対2とか1対1とかはやってきてたんで、ある程度は問題ないと思ってますけど。今はこういう練習なんで、きつい時は楽しくやった方がリフレッシュできますから」

――昨日と今日とかなりきつい?

「まあ、そういう練習ですから」

――コンフェデレーションズカップで短期間相当きつかったこともあって、今から走れる体力を作るために追い込んでるところもあると思うが?

「もうフィジカルコーチに任せてるんで、きつかろうが、軽かろうがもう全部頼っていきます」

――日本が勝つとしたら走力が大きいのかな?

「どうなんですかね」

――どういうストロングポイントを押し出していけば上まで行けそう?

「日本らしいサッカーっていうけど、それが何なのか」

――前回の南アフリカ大会の前は「高地トレーニングして走れる状態になって勝てた」って話していた選手もいるが?

「もうチャンピオンズリーグとかブンデスリーガでも1試合120キロくらい1チームで走るチームが勝つと思いますし、連動していけば、記録として残りますし。結局は勝たなきゃいけないんで。そのために走ったりして、今の練習もきついし、全部つながっていくと思う。今はやっと日本に帰ってきてこうやって練習をスタートさせてるんで、スタートラインに立ったところかなと思います」

◆リハビリ生活を振り返る内田「W杯で勝ちたい理由は一つじゃない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139127-139127-fl

 すでに欧州のシーズンを終えて帰国している日本代表の海外組9選手が17日、都内で合同自主トレを行った。負荷の高いフィジカルメニューを消化し、右太腿裏の故障から順調な回復をアピールしたDF内田篤人(シャルケ)が練習後、報道陣の取材に応じた。

 2月9日のハノーファー戦で右太腿裏を肉離れした内田は再検査で右膝裏の腱が切れていることも判明。急きょ日本に帰国し、手術が必要かどうかの精密検査を受けた。結果、手術を回避し、都内の国立スポーツ科学センター(JISS)で他のスポーツ選手たちとともにリハビリに取り組んだ。

 3月中旬にはドイツへ戻った内田だが、JISSでのリハビリ生活はさまざまな刺激になるのと同時に、自分自身のサッカー観、スポーツ選手としての在り方にまで影響を与えた。

「日本に来て、いろんなアスリートの方たちとリハビリできたのはよかったし、ケガをしていいと思ったことはないけど、ケガをしなかったら行けなかった。チャンピオンズリーグとかよりも、自分の意識として、自分がアスリート、スポーツ選手なんだと向き合える時間になった」

 他競技の選手とリハビリをともにすることで、いかにサッカー選手が恵まれた環境にいるかということも痛感したという。

「マイナーなスポーツと言ったらあれですけど、僕よりも大きなケガをしている人たちが毎日、がんばってリハビリしている姿には心を打たれるものがあった。スポーツ選手とは何なのかを考えるようになった。根本的な部分。スポーツをやってご飯を食べていくということがどういうことなのか」

 だからこそ、ブラジルのピッチで躍動する姿を見せることで恩返ししたいという思いも強い。「4年間やってきたわけだから、この3か月だけではないけど、ケガを治してくれた人、自分を強くしてくれた人、いろんな人がいる。W杯で勝ちたい理由は一つじゃない。自分のためだけでもない」。さまざまな思いを胸に秘め、まずはケガからの完全復活を目指す。

(取材・文 西山紘平)

◆吉田&内田DFコンビが順調に回復(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/05/18/0006969286.shtml



 日本代表の欧州クラブ所属選手の9人が17日、都内で合同自主トレを公開。

 負傷からの復帰を目指すDF吉田、内田の最終ラインコンビが順調な回復ぶりを強調した。右太腿裏痛を抱えている内田は「チームの練習をしてないのであれですけど、復帰したらもっと良くなると思う」と語れば、左膝痛の吉田も「サウサンプトンでも練習に復帰しているし、指宿ではみんなと遜色なくできるように。心も体もブラジルに向けて良い準備をしたい」と手応えを口にした。またDF酒井宏は右膝痛で別メニュー調整だった。

◆内田 脱力のススメ(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2014051802000180.html



 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会日本代表のDF内田篤人(26)=シャルケ=が17日、「脱力のススメ」を説いた。4年前の南ア大会後に欧州へ渡り、ドイツ1部リーグ、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で結果を残してきた自負がある。右太ももの故障から復調途上だが「W杯だからといって意気込むんじゃなくて、普通にやればいい」と静かに語った。

 3カ月前に重傷を負い、練習に合流できぬままシーズンを終えた。本大会まで1カ月。でも、内田はどこか飄々(ひょうひょう)としていた。焦ったり、力んだりしてもおかしくないのに、ゆったりと落ち着いていた。

 「W杯だからといって意気込むんじゃなくて、普通にやればいいんじゃないかと思う。そう言えるレベルでやってきた自負もあるし、CLはレベルも高かった。W杯も普通でいいと思っている」

 独特な表現は決して楽観ではなく、自信と覚悟、決意の裏返し。そして、もう1つ。「4年前より責任感がある」。2月9日のリーグ戦で負傷すると、「W杯は終わった」と心が折れかけた。だが、日本での復帰ロードに転換点があった。

 治療、リハビリのために通い続けた国立スポーツ科学センター(JISS)で、重傷から競技復帰を目指す他種目の選手たちの懸命な姿に心を打たれた。

 「CLとかよりも、自分自身と向き合える時間だった。アスリートとしての根本的な部分。スポーツ選手って何なのかを考えるようになった」

 恵まれぬ環境、光の当たらぬ場所で、けがを負ってなお、歯を食いしばってはい上がろうとする選手たちがいた。励まし、励まされ、内田自身もはい上がってきた。

 「W杯で勝ちたい理由は1つだけじゃない。自分だけのためじゃない。そういう人たちのためにも」-。 

  (松岡祐司)

◆内田 超自然体「意気込むのではなく普通にやればいい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/18/kiji/K20140518008181680.html

欧州組9選手合同自主トレ


 日本代表DF内田は超自然体で臨む。「W杯だからって意気込むのではなく普通にやれればいいと思う。欧州CLとか、そういうレベルでやってきた自負があるしね」と話した。

 右太腿肉離れ、腱断裂からの完全復活を期すが、都内のリハビリ施設で一緒になり親交を深めた新体操の選手らに日本代表のユニホームをプレゼントしたことも明かした。「ああいう選手たちと一緒にリハビリができて自分と向き合える時間にもなった」と振り返った。

◆内田、試合勘問題なし「3カ月くらいやらなくても忘れない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140518/jpn14051805010005-n1.html



 サッカー・日本代表欧州組自主トレーニング(17日、東京都内)右太もも裏肉離れからの復帰を目指すDF内田(シャルケ)は順調にメニューを消化。FW岡崎(マインツ)らと居残りでボール回しも行った。負傷した2月9日のハノーバー戦以降、試合からは遠ざかるが表情は明るく、「何年もサッカーをやってきたし、3カ月くらいやらなくても忘れない」と実戦感覚に問題がないことを強調した。

◆鹿島の左SB前野が今季初先発へ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140517-1302218.html

 鹿島の左サイドバックDF前野貴徳(26)が今日17日のホーム徳島戦で今季初先発する。開幕から全13試合に先発したDF山本が負傷、代役に指名された。J2愛媛から加入して2年目。選手会長を務める今季は1度も出番がなく「徳島戦にぶつけたい思いはある」と、ため込んだ力を出す。愛媛時代に出場した徳島との「四国ダービー」は1分け2敗。相性が悪かったが「鹿島では負けられない」。

◆ルーキー赤崎がリーグ初ゴール!シュート26本で1得点も鹿島が連敗を3で止める(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?139113-139113-fl

[5.17 J1第14節 鹿島1-0徳島 カシマ]

 鹿島アントラーズがホームで徳島ヴォルティスを1-0で下した。鹿島は連敗を3でストップ。4戦ぶりの勝利で勝ち点を24に伸ばした。

 前半から鹿島が攻めに攻めた。試合の総シュート数は鹿島の26本に対して徳島は4本。しかしゴールネットが揺れたのは前半24分にFW赤崎秀平が奪ったゴールのみだった。

 前半24分、右サイドを突破したFW土居聖真がクロスを入れると、中央に走り込んだ赤崎が右足で合わせて押し込む。「聖真は必ず僕の動きを見ていてくれる。いいボールをくれた」。今季の大卒No.1ストライカーと言われた赤崎だが、ここまではプロの壁に苦しんでいた。ナビスコ杯では1ゴールを記録しているが、リーグ戦ではこれが嬉しい初ゴール。2度目の先発のチャンス。3試合目の出場機会できっちり結果を出した。

 だが赤崎も「たくさんチャンスがあったので悔しい」と振り返ったように、追加点を奪えなかったという印象の強い試合になってしまった。後半27分にはDF前野貴徳の狙い澄ましたマイナスの折り返しをMF遠藤康がフリーで受けるが、左足シュートは右に外れてしまう。今季初のベンチスタートとなっていたFWダヴィも後半34分から出場。立て続けにチャンスを迎えるが、徳島GK長谷川徹が好セーブを連発したこともあり、無得点に終わった。

 GK長谷川を中心に耐えていた徳島も、得点を奪うチャンスは少なからずあった。後半30分のFKの流れからFW高崎寛之がヘディングシュートを狙うが、GKの正面。同37分にはMF小島秀仁がミドルシュートを狙うが、GK曽ヶ端準の横っ飛びセーブに弾き出されてしまった。J1初挑戦の徳島。1勝1分11敗の勝ち点4で中断期間を迎えることになった。

◆鹿島ルーキー赤崎 値千金先制弾!連敗3でストップ(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/18/kiji/K20140518008181810.html

Jリーグ第14節 鹿島1―0徳島 (5月17日 カシマ)



 7試合ぶりに先発した鹿島のルーキー赤崎がJ1初得点を奪った。前半25分、土居の右クロスを豪快なダイレクトシュートで決め筑波大時代に大学No・1のストライカーと評された実力を見せつけた。

 連敗を3で止める決勝点に「チームが苦しい中で準備はしていた。結果につながってよかった」と充実の表情。ヒーローインタビューで「シーズンの最後には必ず首位にいます」と宣言すると、ホームのサポーターから大きな拍手を浴びた。

◆鹿島、7試合ぶり先発のルーキー赤崎がJ1初得点!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140517/jle14051722090017-n1.html



 J1第14節第1日(17日、鹿島1-0徳島、カシマ)7試合ぶりに先発した鹿島のルーキー赤崎が、J1初得点を奪った。前半25分、土居の右クロスを豪快なダイレクトシュートで決め、筑波大時代に大学ナンバーワンのストライカーと評された実力を見せつけた。

 連敗を3で止める決勝点になり「チームが苦しい中で準備はしていた。結果につながってよかった」と充実の表情。ヒーローインタビューで「シーズンの最後には必ず首位にいます」と宣言すると、ホームのサポーターから大きな拍手を浴びた。(共同)

鹿島・セレーゾ監督「チャンスの数に比べたらゴール数が少なく、その代償を払う危険性があった」

◆鹿島赤崎、初Gも反省「外しまくった…」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140517-1302641.html



<J1:鹿島1-0徳島>◇第14節◇17日◇カシマ

 鹿島のルーキーFW赤崎秀平(22=筑波大)がリーグ初ゴールを挙げた。

 前半24分、MF土居聖真(21)の右クロスを中央で受け、右足でダイレクトシュート。GKの手をはじいてゴールに押し込んだ。

 FWダビ(30)に代わって7戦ぶりに先発出場。味方から球を引き出す動きだしの良さを発揮し、両軍最多8本のシュートを放った。

 得点がそのまま決勝点となり、チームの連敗を3で止めたが「初ゴールのうれしさと、多くのチャンスを外した悔しさが半々ですね」と苦笑い。トップ下の土居から「やりやすい。パスを出したいところにいてくれる」と絶賛されたが「もっと決めていれば楽になった。とにかく外しまくった…」と反省を繰り返した。

 反対に、出場停止以外では今季初めて先発落ちしたダビが発奮。後半34分に赤崎と交代出場すると、残り10分超で2度のビッグチャンスをつくるなど、競争でチームが活性化した。

 シュート数は相手の4本に対し26本。試合内容では圧倒しながら1点止まりという反省もあるが、4戦ぶりの白星で暫定4位に浮上し、中断期間に入った。

◆J1鹿島、連敗脱出(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14003374969177



J1第14節の鹿島は17日、本拠地のカシマスタジアムで徳島と対戦し、1-0で4試合ぶりに勝利した。通算成績は8勝6敗、勝ち点24で4位に順位を上げた。

鹿島は前半25分、赤崎のリーグ戦初ゴールで先制。その後も攻め立てたが決定機を外し続け、相手GKの好守に阻まれて追加点を奪えなかった。守備は5試合ぶりに完封した。

◆鹿島赤崎弾で連敗止め暫定4位/鹿-徳14節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140517-1302134.html



<J1:鹿島-徳島>◇第14節◇17日◇カシマ

 鹿島がホームに最下位の徳島を迎え撃った。ゴールデンウイーク前は首位を走っていたが、今季初の3連敗で7位まで転落。勝ってリーグ中断期間を迎えたい一戦で、鹿島が先制した。

 前半24分、MF土居聖真(21)が右クロスを送り、中央でFW赤崎秀平(22)が右足でダイレクトシュート。GKの手をはじいてゴールに流し込んだ。FWダビ(30)に代わってリーグ戦7試合ぶりの先発を果たした、筑波大出身のルーキー。待望のリーグ初ゴールを決めて喜んだ。

 徳島は5バックぎみの布陣で粘り強く守ったが、連動する鹿島の攻撃陣をマークし切れなかった。前半のシュート数は鹿島の13本に対して、1本。完全に主導権を握られてしまった。

 後半も鹿島が試合を支配したが、追加点が遠い。トップ下の土居や左MFのカイオ(19)が何度もシュートを打ったが、ゴールを割れなかった。27分にはDF前野貴徳(26)の左クロスがフリーのMF遠藤康(26)に通ったが、ゴール左に外してしまった。

 シュート数は速報値で鹿島27本-徳島4本。その中で徳島GK長谷川徹(25)の好セーブが光り、何とか均衡を保ったが、負傷者が出る不運もあり、試合をひっくり返せなかった。

 1-0のまま試合が終わり、鹿島は連敗を3で止め暫定4位に浮上。徳島は1勝1分け12敗の最下位でリーグ中断期間に入った。

◆【J1:第14節 鹿島 vs 徳島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172803.html

5月17日(土) 2014 J1リーグ戦 第14節
鹿島 1 - 0 徳島 (19:04/カシマ/13,544人)
得点者:25' 赤崎秀平(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●遠藤康選手(鹿島):
「相手は引き分け狙いかな、と思えるくらいだった。うちらがシュートを外してる中、後ろが良く守ってくれたと思います。中断前にとりあえず勝てて良かった。でも、すぐにナビスコがあるので、そこもしっかり勝ちきりたい。今日はボランチも良くボールを触れたのでリズム良くボールもまわってた。そのなかで秀平が良く顔を出してくれたと思う。今日は秀平に助けられた試合だった。
(パスが回って中盤の選手にはよかったのでは?)
逆に欲が出てしまった。去年はこういう試合を落としていたので、そういうところに勝つのは大事。
(1本、チャンスがあったが?)
あれはオレのミス。タカ(前野)があそこまで走ってくれたのに」

●伊東幸敏選手(鹿島):
「裏の狙いも研究されていた。カウンター気味の走りしか通用しなかった。でも、無失点で勝てたのはすごく嬉しい。4-3や3-2で勝つよりも守備陣にとっては良い結果だと思います。ただ、SBは攻撃にも関わるので1点というのは…。とりあえずJリーグは中断に入るので、結果、勝ったのはよかったけど、いろいろと突き詰めないといけない部分があると思います。
(だいぶ自身を持ってボールを持てるようになった?)
まだ逃げのパスが自分的には会ったと思います。もっと怖い選手になりたいです」

●土居聖真選手(鹿島):
「(赤崎)秀平くんは動いてくれるのでそれに合わせるだけです。相当、秀平くんにはパスを出したと思ってます。それを秀平くんの時は出来ているのでダヴィの時も出来るようにならないといけないです。自分のシュート数自体も多かった。これをコンスタントにやりたい。今日みたいにゴールの意識を持てればいいと思います。前半、若干攻め疲れはあったけど、やれないわけではなかった。交代されるならもうちょっと伸ばして欲しいとは思います。でも、途中で代えられると思ってるので、前半から全力でプレーしようと心がけている。前向きに捉えています」

●前野貴徳選手(鹿島):
「もっと自分としても質を上げないといけない。まだまだポゼッションのところでミスもあったし、守備の受け渡しのとこもそうだし、チームとして相手に主導権を握られたしチャンスもつくられた。良かったところよりそういうところが自分のなかには残っています。
(もう少しでアシスト。遠藤選手は「オレのミス」と言ってましたが?)
そうなんですか(笑)。『決めてよ』と言ったら『ボールが悪いよ』と言われました(笑)」

●赤崎秀平選手(鹿島)
「多くのチャンスを外してしまったので、嬉しさと悔しさと半分ずつという感じですね。普段はサブ組でやっているので、あまり聖真とやる機会はないですけど、新潟戦や仙台戦など自分が出た試合でヤスさんだったり、聖真、(小笠原)満男さん、(柴崎)岳だったり、自分の動き出し次第でボールはいくらでも出てくる。今日は外しまくったな、という感じです」

Q:今回もチャンスは無いかな、と思われたが?
「昨日の午後にクラブハウスに行ったら、(大岩)剛さんから『明日あるから』と言われたんで、助かりました。あの一言で、自分の中でしっかり準備できましたし、チームに貢献できたのが一番嬉しいですね」


●高崎寛之選手(徳島):
「前半、少しロングボールの時にラインが低くて、セカンドボールを拾えなかった。ほとんど相手に拾われて相手ボールになっていた。後半は相手を引かせたなかでロングボールでチャンスを作れていた。そのチャンスを決めていればゲームはかわっていたかもしれない。カシマスタジアムの雰囲気は良かった。せっかく徳島から来てくれた人もいたので勝ちたかった」

●アレックス選手(徳島):
「鹿島はみんな若い。これからなんだと思う。
(気合いが入っていたように見えたが?最初から警告をもらった)
そうじゃないと鹿島は調子に乗る。最初から行こうと思っていた。
チャンスもあったけど鹿島もあった。もう少しチャンスが増えると点は入ると思う。いつも1回、2回しかない。点を入れたら気持ちが変わる。今日も、点が入っていれば動きも変わったと思う」

以上

◇【J1:第14節 鹿島 vs 徳島】小林伸二監督(徳島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172802.html

5月17日(土) 2014 J1リーグ戦 第14節
鹿島 1 - 0 徳島 (19:04/カシマ/13,544人)
得点者:25' 赤崎秀平(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●小林伸二監督(徳島):
「予想通りにサイドにボールがある時はSBが高い位置までアプローチをするので、裏とシャドーのところは縦パス(のコース)が空いたんですけど、なかなかボール保持者にアプローチが早いというところがすごく選手を惑わしたと思います。相手が早いから足下に入っちゃったりというところがもう少しできれば、前半ももう少し、相手のアプローチがどんなに早くても縦のコースが作れれば、もう少し回せたと思います。序盤でもアプローチがあっても怖がらずに回せたら回避できるし、裏も取れたと思うので、後半みたいなゲームを前半からできればいいなと。そこには何人か収まる選手がいると、もう少し状況が見れるのかもしれないですけど、そこまではなかなかいかない、ということですね。ただ、後半の戦いについては、すごく良かったと思います。ああいう時間帯をつくることが必要だったな、と思います。15分でカードの3枚目を切った時に少しアクシデントがあったので、そこについては長谷川がすごく頑張ってくれたと思います。後半のような積極的で怖がらずに回していくことを前半からできれば、もう少し違うかな、と思います。アントラーズも若いので、そういうところをうまく突けないか、とシステムを変えながらやりましたけど。ちょっとトップに入ったところでセンターFWとCBのつばぜり合いでうまく体をぶつけたり、プレーを止めなかったり、という意味では失点の場面はもったいなかったな、と思います。プレーが止まってしまったのでもったいなかった。ただ、我々は5枚引いてスペースを埋めて守っているわけなので攻められるのはわかっています。どうやって奪って、どう攻撃するかというところは、前半は少しサイドのアプローチがゆるくて、はまるんだけど限定できずに左右に振られたところがちょっと前半はうまくいきませんでした。後半についてはきちんと入れてくれたので、攻守についても悪くはないと思います。戦ってくれたな、と思います」

Q:前半、後半で3バックのポジショニングが変わったというか、大崎選手が最初から高い位置を取って押し込もうという意思が見えたのですが、前半は行けなかったのか、それともチームとして慎重に戦ったのか。その辺の動きは監督はどのように見られたのでしょうか?
「そうですね。そこがすごく大事なところで、5枚ですけど当然3枚のCBにボランチが関わると、ボランチがかなり高い位置で食い付くので1ボランチになります。それと、両脇が上がると4枚に対して5枚の攻撃になるわけですね。そのポジションが取れませんでした。それはCBが持った時に、縦のコースのシャドーのポジションと脇のワイドのポジションが中途半端で、ただボール保持者に対してアプローチが来てるだけで脇と縦が入ったり、間の縦が入るポジションが悪くて、パスが入らなかったんですね。後半は入ったと思うんですね。じゃあ、縦パスが入った時に、いくつかインターセプトはされましたけど、縦が入るとアプローチが入って来ますから、それってフリックするなりターンすれば、個人の技量になるところもありますし、コントロールすればアプローチをスクリーンにしてアングルでもらってボランチがサポートに入れるはずなんですね。だから、もう1回縦パスかサイドチェンジができるはずなんですけど、それが前半はできなかったですね。たとえばワイドのアレックスだったり大崎だったりに押してくる選手というのはSBなんですね。そこでもう来てくれて、背後には3枚しかいないわけですから、パスを付ければ必ず食い付くから、ワンタッチ、というのが前半うまく行かなかったなあ、と。後半は、サイドにアレックスが付いても足下じゃなくて、ヘッドダウンせずセットして落とせるようになったんですけど、前半はアプローチを気にして足下に入っちゃうもんで、プレスバックを受けてしまったりちょっともったいなかった。でも、ああいうところを押してくるんで、間で。チャレンジの選手とカバーの選手の間でポジションを取れると、逃げ道が出てくるんですけどそれが取れなかったのが残念ですね。後半はうまく修正してくれたと思います。あと、15分で最後のカードを切ったときに怪我人が出たので、ちょっと選手には次の水曜に対してはダメージが大きいゲームになってしまいました。後半はすごく戦ってくれたと思っています」

Q:前半戦の戦いぶりの簡単な総括と、後半への意気込みをお願いします。
「前半の前半は上位のチームで、どうしても立ち上がりに点を取られてしまった。何分間か、高い位置にポジションを取るんですけど、そのあとに明確に落とすことができることができなかったことが自分の中では反省で、それと68mを4人では今の状態ではちょっと守れないな、5枚でないと難しいのかな。ボールに行くこと、カバー、1対1の対応を考えると、少し難しかったのかな。そういうところで広島とやった時に、5枚の守備に合わせてやった時に、スペースを埋めてキャッチして押し出す、ということが少しずつできたり、浦和に対してもそう。なかなか準備する期間はなかったんですけど、そういうことができました。前回のFC東京についても5枚でスペースを埋めておいて、キャッチして押し出していく。今日とは違いますけど、ボランチをサイドにスライドするという戦いでうまくいきました。今日はちょっと、やっぱりサイドに行ったときのアプローチが緩くて、ボランチで逆に展開されることが多かったので、限定して縦パスを取るという機会が前半はすこし難しかったな。もう少しファーストDFが良かったら、もう少し出来たのかな、という思いもあります。そういう意味では、4-4-2のシステムでなかなか守り切れなくて失点が多くて、点を取るために前掛かりになると点を取られてたということで、大量失点を受けたのが前半の前半です。この5試合については、少しずつ失点が収まってきて、前半、失点がなければ勝点が取れているというのが現状です。勝てたり。今日は前半に失点を喰らいましたけどチャンスも作れましたし、厳しかったですけど1点でおさまったということは少しずつ慣れたということと、少しずつ自分たちのサッカーをこのJ1の中でも表現できるようになってきた、という風に取っています。選手がそういうなかでも、無理だったり、疲労だったりで、怪我人が出たりコンディションが悪かったり、なかなか後ろの層が揃わないで現状としては進んでいるというところがあるので、そういうところも含めてナビスコの4ゲームと、後期が今回は少し長いですから、そこをうまくもう一度準備に入れればいいと思います」

以上

◆【J1:第14節 鹿島 vs 徳島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00172801.html

5月17日(土) 2014 J1リーグ戦 第14節
鹿島 1 - 0 徳島 (19:04/カシマ/13,544人)
得点者:25' 赤崎秀平(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「こんばんは」

Q:今日の試合で得点が1点で終わってしまったことは後々響くと思うのですがいかがですか?

「ずばり当たっていると思います。単純に、今日作ったチャンスの数とゴール数を照らしたときには、非常に少ないな、と思います。ただ、僕は指導者です。チャンスを作れなかったなら大きな問題ですが、チャンスを作れたのであれば、いつかはもう少し精度が高まり得点に繋がるようになります。ただ、危うく試合の終盤というか最後の方でその代償を払う危険性があった場面もありました。チームをまだ若返らせている段階なので、時には技術的な部分や精神的な部分で、1点取ったからいいや、という気の緩みも存在したり、あるいは体力的な部分で疲れてしまって、普段なら出来る繊細な部分、体力がフルにあればできる繊細な決定力が下がってしまいました。それはやむを得ないことかと思っています」


Q:今日は、スターティングメンバーを少し変更しました。リーグ戦は中断することもあり、試合の中でそういう選手を見てみたいという思いもあったのでしょうか?

「シーズンは長いわけですのでフルメンバーで戦っていかなければなりません。まだ何人か出場していない選手はいますが、ただシーズンを通してどこかのタイミングで使うチャンスがあり、選手がその状態になれば使っていきたいと思います。山本選手は怪我をしてるので、そうすると必然的にそのポジションを知り尽くしている前野選手を使うことは当たり前の判断だと思いますし、ダヴィ選手に関しては連戦というものもあるし、もう一つは若い選手にもチャンスを与えていかなければなりません。僕は常に選手を観察しています。メニューによっては、これができる、これができない。あるいはメディカルルームに行って、あっちやこっちをアイシングしている姿を見ます。自分の選ぶメニューを考えるうえで、問題が生じている証拠、もしくは状況なのかなと考えることもあります。そこでマネジメントを考えなければなりません。いつかは若い選手は試合に出場しなければいけないわけであって、今回は赤崎選手を入れて、チームのボールが回る循環という部分ではスムーズに行きましたし、体力が続くところでは非常に良かったと思います。ダヴィ選手も15分でおそらく2回のチャンスを迎えたと思います。それが彼の持っている力だと思います。チーム全体を1年間指導していかなければいけないわけであって、選手たちも状況やカードの累積や怪我だったり、いろんな場面があります。それぞれの状況のなかで使える状態にいたり、体力面、精神面、技術面が一体となったときに使いたいと思うわけです。その信号を選手が送ったタイミングで、僕もその判断を下します。良い状態でチーム全体を1年間、シーズンを乗り越えるんだと言ってますし、僕はそれをやり続けたいと思っています」

Q:後半、早めに交代した植田選手ですが、いつもの植田選手らしくなくバタバタしていたように見えました。あと中田選手を若い最終ラインに入れるに当たって期待したことは?

「中田選手は、当然ながら十分な実績も経験もあると思います。何を期待するということは言う必要もないですし、彼がやるべきことはわかっていたはずです。ピッチを知り尽くしているので、目をつぶっても、ボールの音を聞いただけでどこで何をすればいいのか十分わかっているし、1対1で仕掛けられた時に何をすればいいのかもわかっている。サッカーはいろんな駆け引きがあるわけですが、そういったことを十分に発揮したと思います。逆に植田選手は、まだ19歳なんです。これは忘れてはいけないことです。だから、今後も成長していくわけです。中田選手がいま35歳でやっていることを、彼は徐々にできるようになっていくんです。それは今彼が一生懸命やっています。僕は監督として、今日最大の評価というのはイエローカードをもらったことです。CBでイエローカードをもらえないのでは話しになりません。やっぱりもらっていっていろんなことを学ぶわけです。どのようにすればもらうのか、もらわないのかというその駆け引きをやっている積極性を、僕は評価したいな、と思います」


Q:リーグ戦は中断期間に入りますが、ここまでのチームづくりの手応え、課題をお願いします。

「チームというのは1日で作りあげることはできないもので、少しずついろいろな部分を修正したり指導していかなければなりません。今日も平均年齢が24歳くらいのチームであり、まだ若いチームです。試合というのは、ボールを持って、蹴って、シュートすれば良いということではなく、その状況にするためにはいろいろな駆け引きがあります。まだ、幼い部分というか未経験な部分があります。一般的な見方をすれば、大勝できる試合だったのになぜできない、と言われるかもしれませんが、そんな簡単にサッカーを1フレーズで片付けられるかと言えばそんなことはありません。いろいろなことが90分の試合の中には存在していて、それを細部にわたって見れる人と見れない人というのはまったく話しの次元の土台が違うわけです。まだいろんな部分を、このW杯期間中で指導し続けて、若手だけでなくチーム全体がこのクラブに対する愛着と責務というものをもって取り組んで、新たなチームづくりをしていければと思います。若いから使うとか、ベテランだから使わないとか、そういう発言をしているわけではありません。常に競争の土台に立とうという気持ちを示しているものがピッチに立つ権利を得られる。そうでないものは権利を得られない。僕は、今シーズンで契約が終わるわけです。終わったところでクラブが判断します。どのような決断になろうと、一番はこのクラブの将来に繋がるような指導をし続けたいし、自分がやり続けられるのか別の指導者が来るのかわかりませんが、別の人が受け継いだときには恥のないメンバーが揃って、うまくスムーズに出来つつある再建ができるようになればな、と。ただ単に若いというだけではなく、競争力の高い、意識を持った選手を育てていきたいと思います。要は、勝負に対するこだわり、そのこだわりのなかで取り組まないといけない日々の練習があり、それを大切にする選手を育てていけたらと思います。そうすれば自ずと個人能力、チーム力に繋がります。それができれば、おそらく成功と言えると思います。結果的な成功ではなく、クラブとしての成功ではないかと思います。
たとえば、今日はボールポゼッションも良かったし、作ったチャンスも良かったと思います。決定力というところは低かったと思います。でも、1-0で勝っているからといって、戦術的な規律を守らず、なんでも前に行っていいい、ということではなく、チームの一員として戦う覚悟があるのかが重要です。1-0であろうと、2-0であろうと、戦術的な規律は、どの選手であろうと守らなければなりません」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第14節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51161

J1 第14節 徳島ヴォルティス戦

赤崎がリーグ戦初ゴール!鹿島が徳島を完封で撃破、連敗は3でストップ。

10日に行われた川崎F戦で1-4と大敗を喫し、3連敗で7位に転落した鹿島が、W杯中断前最後のリーグ戦に臨んだ。カシマスタジアムで開催されたJ1第14節の徳島ヴォルティス戦は、先発したルーキー赤崎が前半に決めたリーグ戦初ゴールが決勝点となり、1-0で完封勝利を収めた。

鹿島は川崎F戦から先発メンバーを2人入れ替え、左サイドバックには今季初先発初出場となる前野、1トップには赤崎が入った。連敗ストップを懸ける鹿島は立ち上がりからボールを支配し、徳島ゴールを狙う。前線の赤崎が攻守に渡って運動量豊富に走り回り、最終ラインへのプレスでボールを奪うなど、存在感を示した。8分には、土居が右サイドの背後へスルーパスを出すと、反応した赤崎がゴールライン際から中央へ折り返す。クロスボールは相手DFにブロックされたが、土居と赤崎の好連係からチャンスを演出した。15分には、右サイドの伊東がクロスを上げ、赤崎が飛び込んだものの、わずかに届かなかった。

待望の先制点は24分、赤崎によってもたらされた。土居が右サイドの背後を取ると、中央へグラウンダーのクロスを送る。反応した赤崎は右足を一閃。強烈なシュートは対面していた相手DFの股下を抜き、ゴールネットに突き刺さった。赤崎のリーグ戦初ゴールで、鹿島が4試合ぶりに先制に成功した。

1点リードの鹿島は、その後もボール支配率で徳島を圧倒し、追加点を目指す。30分には、左サイドでのパス交換からペナルティーエリア手前までボールを運ぶと、最後は後方から走り込んだ柴崎がミドルシュート。相手DFに阻まれたが、攻撃の形を作った。その直後にも、左サイドからカットインしたカイオの強烈なミドルシュートが枠を捉えたが、相手GKにキャッチされた。鹿島は追加点を奪えなかったが、1-0でハーフタイムを迎えた。

鹿島は後半も攻撃の手を緩めず、50分には右サイドからカットインした遠藤が中央のカイオへパスを出す。カイオはペナルティーエリア手前から右足シュートを放ったが、うまくヒットせず、相手GKにキャッチされた。55分には、柴崎が糸を引くようなスルーパスを通し、オーバーラップした伊東がペナルティーエリア内でボールに触ると、こぼれ球を土居がシュート。惜しくも枠の上へ外れた。

61分には、植田に代えて中田を投入し、最終ラインのテコ入れをして追加点を目指す。75分には、土居からのラストパスを受けた赤崎がペナルティーエリア内でボールを持ったものの、シュートは相手DFにブロックされてしまった。76分にルイス アルベルト、79分にダヴィを投入して活性化を図る鹿島は、終盤もチャンスを作り続ける。83分には、2列目にポジションを上げた柴崎が右サイド深くまで攻め込み、中央へピンポイントのクロスを送る。ゴール手前でフリーのダヴィが、左足ボレーで合わせたものの、至近距離からのシュートをGKに阻まれて追加点は生まれなかった。

鹿島は26本ものシュートを放ち、1点止まりではあったが、1-0で完封勝利。連敗を3で止め、中断期間前最後のリーグ戦を白星で飾った。次戦は21日のヤマザキナビスコカップA組第4節のガンバ大阪戦だ。決勝トーナメント進出のために重要な意味を持つ一戦となる。中3日で迎えるアウェイゲームだが、勝点3を奪って波に乗りたい。



【この試合のトピックス】
・公式戦初顔合わせの徳島を相手に完封勝利を収めた。
・リーグ戦の連敗を3で止め、リーグ戦8勝目で勝点を24に伸ばした。
・赤崎が第7節の新潟戦以来、7試合ぶり2戦目の先発出場。リーグ戦初ゴールを決めた。
・前野が今季初先発初出場を果たした。
・中田が61分に途中出場し、第3節の鳥栖戦以来、11試合ぶりにリーグ戦のピッチを踏んだ。
・山村が第9節の広島戦以来、5試合ぶりとなるベンチ入りを果たした。
・26本のシュートを放ち、リーグ戦では歴代5番目に多い数値を記録した。なお、26本のシュートを放った試合は過去に5回あった。過去最多は1999年の2ndステージ第14節の平塚(現・湘南)戦で、34本のシュートで6得点を奪っている。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・相手ディフェンスラインを左右にゆさぶりながら攻撃を組み立てよう。
・必ず得点チャンスは来る。焦らずシンプルに戦おう。
・守備については、まずはボールを入れさせないこと。
 ボールに対するアグレッシブさを忘れず各エリアで守備の意識を持つこと。

徳島ヴォルティス:小林 伸二
・相手がボールを下げたときに間合いをきっちり詰めて球際にもっと行こう。
・落ち着いて、縦と脇に受けるサポートを作ろう。積極的にもう1回行こう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(1ゴールに終わり、)作ったチャンスとゴール数を見ると物足りないとは思うし、後々この結果が悔やまれることになるかもしれない。ただ、チャンスが作ることができたのは、いいこと。これから精度が高まれば、ゴールも入る。
・後半は、危うく代償を払う危険性もあった。若いチームなので体力的な問題や気持ちの問題もあった。しかしそれは若さゆえということもあるので、やむを得ない部分もある。
・シーズンは長いので、今いるメンバー全員で戦い抜かなければならない。今後もまだ出場機会を得ていない選手を起用することもある。(出場しなかった)山本の場合は負傷なので、(その代役として)同じポジションの前野を使うのは当たり前のこと。またダヴィは連戦続きだったし、若い赤崎を使うタイミングとしても適当だった。若い選手はいつかは試合に出なければいけないわけだし、赤崎がいることでボールも良く回ったし、体力が落ちるまで良かったと思う。ダヴィも短い出場時間でチャンスを作っていた。
・(植田の代わりに入った)中田は実績も経験もある。彼はやるべきことを知っているし、たとえ目をつぶっていてもボールの音を聞いただけで何をすればいいか分かっているし、その力を発揮してくれた。植田は、まだ19歳であり、これから成長していく。中田が今できることを植田はこれからできるようになっていく。今日の植田で評価したいのは、イエローカードをもらったこと。これは積極性の証だし、イエローカードをもらえないセンターバックでは話にならない。

徳島ヴォルティス:小林 伸二
前半はサイドでの守りが緩く、ボールを保持している時には相手のプレッシングが早いのに焦りを感じ、追い詰められた。序盤も後半と同じように恐れずにボールを回せば回避できたのではないかと思う。失点はもったいなかった。後半の戦い方は良かったし、ああいう時間をもっと増やせれば良かった。最後の交代枠を使った後に負傷者が出たのは、(他の10人の)選手たちにダメージを与えてしまった。しかし失点しなかったのは、(GKの)長谷川のおかげかと思う。


選手コメント

[試合後]

【赤崎 秀平】
多くのチャンスを外してしまったので、嬉しさと悔しさが半分ずつという感じ。自分が出た試合では、自分の動き出し次第でヤスさんや聖真、満男さんからいくらでもパスが出てくる。本当に今日は外しまくったという感じです。前日の午後にクラブハウスに行った時、(大岩)剛さんに「明日、あるからな」と言われていた。しっかりと準備ができた。チームに貢献できたことが嬉しい。日々の練習の中で、お手本になるすばらしい先輩がいるので、盗んでいきたい。2点目を決めていればチームは楽になったと思う。最後まで何が起こるかわからない展開にしてしまったのは攻撃陣の責任だと思う。その中で僕は一番多くのシュートを打っていると思うし、そこは高めていかないといけない。

【前野 貴徳】
久しぶりの試合だったので、非常に緊張した。その中で落ち着いて入ろうという意識はあった。相手が引いてくることはわかっていたので、バイタルエリアやサイドチェンジをうまく使ってパスを回す意識でやっていた。思いきって攻撃参加をしようと思っていた。後半は主導権を握られる場面もあったし、90分通してチームとして積極的に、主導権を握る戦いをしたかった。ある程度、自分のプレーを出せた。無失点で終わることができたのは良かった。1-0という難しい試合を勝ちきったのはチームにとってプラスだが、2点、3点と取れる場面もあったので、質を上げていきたい。

【遠藤 康】
相手は引き分け狙いで来ていた。中断前にとりあえず勝てて良かった。すぐにヤマザキナビスコカップがあるので、勝ちきっていきたい。今日はボランチもよくボールを触って、よくボールは回っていた。秀平はよく顔を出してくれて、裏を狙ってくれたりもした。秀平に助けられた試合だと思う。こういう試合を、去年は落としたり引き分けたりしていた。勝てたことが大事だと思う。


伊東選手、土居選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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