日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年11月13日月曜日

◇柏サポの願い届いた、本拠の壁を黄色く塗り上げ(ニッカン)




 J1柏レイソルが12日、柏市内で18日から再開されるリーグ戦へ向けて練習を行った。

 前日11日に非公開の練習試合を行っており、この日はランニングやストレッチなどのリカバリーメニューを約1時間こなした。リーグ戦の直近2試合では、先制点を挙げながらも、試合終盤に追いつかれてともに引き分け。中断期間では、守備とボールポゼッションの確認と修正を意識して練習に取り組んできた。

 MF栗沢僚一(35)は「ここ最近は追いつかれる試合が多かった。練習試合では課題も見つかりましたけど、次しっかり勝てるようにやっていきたい」と次戦のジュビロ磐田戦(柏)へ気持ちを引き締めた。

 そんな中で、リーグ終盤のチームを勢いづけようとサポーターも動いている。この日、約50人のサポーターがホームの日立サッカー場に集結。クラブに了承を得て、ホーム側ゴール裏の1階席と2階席の間にある白い壁を、手分けして黄色のペンキで塗り上げた。壁は12年に2階席が増設された際にできたもの。ホームゲーム開催時のホーム側スタンドは黄色いユニホームを着たサポーターで常時埋まっており「観客席をチームカラーである黄色で埋め尽くして選手を応援したい」というサポーターの願いをクラブが聞き入れた。

 高さ約2メートル、長さは約60メートルもあるという壁を手持ちのローラーで手分けして塗り、真っ白だった壁があっという間に黄色い壁に変身した。クラブ関係者は「スタジアムがクラブの所有物であることから実現したこと。これを弾みとしてACL出場圏内の3位以内を目指したい」と話す。

 現在、リーグ戦では4位につけ、3位セレッソ大阪とは2差。残り3試合をしっかり勝ちきり、15年以来のACL出場を目指す。

柏サポの願い届いた、本拠の壁を黄色く塗り上げ

◆町田社長の「山口勝ってありがとう」に罵声と怒声(ニッカン)




<明治安田生命J2:町田0-1山口>◇第41節◇12日◇町田

 町田ゼルビアがレノファ山口FCに負け、ホーム最終戦を飾ることが出来なかった。

 これでホームでは、7月16日の水戸ホーリーホック戦以降4分け5敗、4カ月も勝てないまま今季を終えることになった。

 その中、試合後のセレモニーで、町田の下川浩之社長が「まず最初に、山口のサポーターの皆さん、遠くからありがとうございました。そして、私たちのホーム最終戦で勝っていただきまして、ありがとうございます」と発言したことをきっかけに、町田サポーターが激怒。ゴール裏からは大ブーイングが飛び、太鼓がガンガン打ち鳴らされた。

 この日、山口は町田に勝ち、降格圏を脱出して19日の最終節を前に20位に浮上した。下川社長は、15年にJ3をともに戦い、翌16年にそろってJ2に昇格した山口に、ひとかたならぬ思いがあると強調。ブーイングの中「私は、山口のサポーターは一緒にJ2を上がり、一緒に歩んでいると信じています。我々はJ2から降格したつらい時期を経験した。同じ思いになっていただきたくない。ぜひ来年、J2で一緒に戦いましょう」と続けた。

 その上で町田のサポーターに向けて「1試合、1試合…勝ち負けはあります。そこでチームが好きになる、嫌いになる…そうじゃありません。自分たちが誇れるチーム、強いチームになるためには試練がつきものです。私も早くJ1に行きたいです」と呼び掛けた。

 ただ、ホーム未勝利が続く中、応援を続けてきたサポーターの感情は収まらなかった。下川社長と相馬直樹監督(46)、選手がピッチの外周を周り、あいさつして回る中、スタンドの一部のサポーターからは罵声が飛んだ。

 「どういう意味で言ったんだよ!」

 「(発言の)真意を教えてくれよ!」

 「選手は100%勝とうと思ってやったのか!」

 「誰に言ってるんだ!」

 「代表、辞めろ!」

 「俺たちを、何だと思っているんだよ!」

 「いつ、勝てるんだよ!」

 町田は2020年のJ1ライセンス取得という目標を掲げ、前日11日には強化の継続を理由に、相馬監督との契約を1年延長すると発表したばかりだった。拡声器を手にした1人のサポーターが「本当に20年にJ1昇格を目指すんでしょ? すごい悔しいんだよ。来季から夢、つないでいかないよ。俺たちのホーム、こんなんじゃダメだよ! 町田、好きだからやってくれよ!」と叫んだ。すると、サポーターの間から相次いで「町田、愛してるからさ」という声が起こった。

 DF深津康太(33)が、その声を受けて「来年(J1)行こうよ!」とサポーターに呼び掛け、騒ぎは沈静化したが、スタンドをバックに選手、スタッフが記念撮影を行う中、抗議の意味からか帰ったサポーターもいた。

 山口の健闘をたたえるつもりだったであろう下川社長の発言が、町田のサポーターを怒らせ、心に傷を残してしまったことは否定できず、ホーム最終戦が後味の悪いものになってしまった。【村上幸将】

町田社長の「山口勝ってありがとう」に罵声と怒声

◆「ささいな部分が違った」 J1得点王がブラジル戦を分析、本音を吐露(FOOTBALL ZONE)




「止める、蹴る」の差を痛感 「いろいろ勉強になりました」

 日本代表は10日の国際親善試合ブラジル戦で1-3と敗れた。ベンチスタートとなったJ1浦和レッズのFW興梠慎三は出番がなかったものの、現在J1リーグで20ゴールを叩き込んで暫定の得点王に立つ31歳のストライカーは、「まだまだ差がある」と試合を振り返りつつ、日本の課題を指摘した。
 
 日本はPKからFWネイマールに先制点を献上すると、DFマルセロに弾丸ミドルを叩き込まれ、さらにFWガブリエル・ジェズスにも追加点を奪われるなど、前半だけで3失点を喫した。後半にMF井手口陽介のCKからDF槙野智章が頭で合わせて1点返したものの、1-3で敗れている。
 
 日本の戦いぶりをピッチ外から見ていた興梠は「一人に対して二人で挟み込むようなプレーをもっとできれば良い試合ができたと思う。まだまだ差はある。ただ個人的には楽しく見てました、いろいろ勉強になりました」と守備面の課題を挙げた。その一方で、具体的な両国間の差について問われると、正直に自身の考えを口にしている。
 
「これを言っちゃあおしまいかもしれないけど、能力ですよね。止める、蹴る。ささいなことですけど、そういう部分が違った。毎年言われていることだけど、そう簡単にはできないと思うし、だからこそトレーニングで激しさをもってやることが大切なのかなと思います」

「サコができなかったら僕もできないでしょう」

 ブラジル戦の前線はFW大迫勇也を中心に、左ウイングが原口元気、右ウイングが久保裕也となったなか、最前線でボールを収める役割を期待された大迫は相手の激しいプレッシャーに苦戦を強いられた。
 
 2009年から2012年まで鹿島アントラーズで大迫と共闘していた興梠は「体を当てるポストプレーを僕も得意としている」と語るが、ブラジル戦を想定して「サコができなかったら僕もできないでしょう」と本音を吐露した。
 
「サコも苦しめられたと思う。自分なりに考えながらボールを受けたりしないといけない。何個か背後を取ればまた違ってきたと思う。(大迫と試合後に)話しましたけど、同じような考え方だったし、僕も見ていてやりづらそうだと思っていた」
 
 試合後に後輩の大迫と意見交換をしたという興梠。ベルギー戦での出場が予想されるなか、どのようなプレーを見せてくれるのだろうか。
 
【了】
 
大木 勇(Football ZONE web編集部)●文 text by Isamu Oki
 
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

「ささいな部分が違った」 J1得点王がブラジル戦を分析、本音を吐露

◆耳疑った「後半だけなら勝ってた」本大会では勘弁(ニッカン)




 複雑な心境だ。2つの思いが交差する。

 日本は10日、ブラジル相手に1-3で負けた。このスコアと試合展開には、それぞれ意見があるだろう。「前半で終わった試合」「王国相手に1-3は立派」などなど。

 試合直後、私は前者の意見が強かった。相手は3点を入れてから明らかに手を抜いていた。後半は6人を交代し、流し気味で終了のホイッスルを迎えた。当然、勝利の喜びを表現する選手はいない。

 少しだけ、過去の話をしよう。日本代表は海外遠征時、選手の部屋の冷蔵庫に入っているアルコール類を事前に抜いている。それを知った当時日本代表のジーコ監督は、スタッフを呼んだ。「何で冷蔵庫にビールが入ってないんだ?」「合宿中は禁酒だからです」。温厚なジーコ監督が怒った。「選手を信用しないのか? お前らはセレソン(代表選手)をなんだと思っているんだ。国を代表する選手が、大事な試合を前にして酒を飲むわけないだろう。セレソンは別格なんだよ」。

 ブラジルが後半、交代で投入した6人もセレソンだし、その6人も世界トッププレーヤーだ。当然、所属クラブでは揺るぎないレギュラーで、代表でレギュラーの座をつかむため、必死にプレーしたはず。セレソンとしての誇りもある。ネイマールら、何人かは時間帯によって、手を抜いたようなプレーをするが、それは「強弱を付けている」とも取れる。弱のリズムがあるから、強に切り替わった時に威力を発揮する。そう考えると、1-3は納得だ。

 しかし、試合後にハリルホジッチ監督が発した記者会見のコメントには耳を疑った。「後半だけなら我々が勝っていた」。そうだ、日本の1-0の勝利…とはならない。3-1を冷静に受け止めようとする気持ちが、そのひと言で、一気に吹っ飛んだ。本当に、日本のW杯をこの人に託していいものか。

 くれぐれも、W杯本大会では、同じコメントを言わないでね。頼むぞ、ハリルホジッチさん。

 ◆盧載鎭(ノ・ゼジン)1968年9月8日、韓国・ソウル生まれ。96年入社し、20年間、サッカー担当。浦和レッズ担当だった20年前、ジョホールバルで岡野雅行が決勝点を入れて、忙しい日々を送ったことを思い出す今日この頃。2児のパパ。


耳疑った「後半だけなら勝ってた」本大会では勘弁

◆茨城決勝の組み合わせは水戸啓明対明秀日立に決定、鹿島学園はPK戦で敗れる(ゲキサカ)




 第96回全国高校サッカー選手権茨城県大会決勝の組み合わせは、水戸啓明高対明秀日立高に決まった。水戸啓明が勝てば4年ぶり7回目、明秀日立が勝てば2年ぶり2回目の茨城県制覇、全国大会出場となる。

 12日に行われた準決勝第1試合では水戸啓明が、連覇を目指す鹿島学園高を2-2から突入したPK戦の末に下した。PK戦ではGK小沼陸斗(3年)が2本をストップ。PK戦を4-2で制し、4年ぶりとなる決勝に駒を進めた。

 第2試合では明秀日立高が鹿島高に2-0で勝利。前半6分に主将DF深見凛(3年)のゴールで先制すると、後半15分にはセットプレーからDF高嶋修也(2年)が頭で追加点を決めた。明秀日立は3年連続の決勝進出になる。

 決勝は19日、カシマスタジアムで13時にキックオフする。

(取材・文 児玉幸洋)

茨城決勝の組み合わせは水戸啓明対明秀日立に決定、鹿島学園はPK戦で敗れる

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