日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年4月16日土曜日

◆【鹿島vs名古屋プレビュー】連敗回避で首位奪還を目論む鹿島…名古屋は敵地で3年連続白星を飾れるか(サッカーキング)






■鹿島アントラーズ





【プラス材料】
 前節の横浜F・マリノス戦に敗れて連勝は「5」でストップしたが、ミッドウィークに行われたJリーグYBCルヴァンカップのセレッソ大阪戦は3-1で快勝。大敗のショックを引きずることがなかったのは大きなプラス材料だ。

 また、そのC大阪戦で1得点を含む2得点に絡んだFW上田綺世は、直近の公式戦6試合中4試合で得点と仕上がってきている。結果だけでなく、プレーそのものにも格の違いが感じられ、今節の名古屋グランパス戦でもカギを握る選手になるだろう。

 リーグ戦で言えば、連勝が止まった後の大事な一戦になる。

【マイナス材料】
 横浜FM戦では鹿島アントラーズのサッカーが抱える課題に直面した格好だ。

 レネ・ヴァイラー監督は運動量やスプリントをベースに、縦に速いサッカーにトライしている。中3日、気温23度超えで迎えた横浜FM戦は序盤のチャンスを決めきれず消耗。終盤に先制点を奪われて試合は終わった。指揮官は「試合を読む力が必要」と話し、限りある体力の有効活用を求めた。

 春を迎え、気温の上昇や連戦が増える中、この判断ができるかどうかがチームの浮沈を握る。

文:totoONE編集部


■名古屋グランパス


【プラス材料】
 水曜日のJリーグYBCルヴァンカップは退場者を出して逆転負けを喫したが、中盤が3センターの「3-5-2」をうまく機能させたことには良い手応えを得たに違いない。

 そこから中3日ではハードワークの部分を考慮して多少のメンバーの入れ替えはするだろうが、コンパクトかつ素早い攻守を可能にする新布陣を鹿島アントラーズ相手にもぶつけてくる可能性は十分にある。

 カギを握るのは中盤の3人で、MFレオ・シルバとMF仙頭啓矢の能力をMF稲垣祥が生かす連係を水曜日同様に見せたい。

【マイナス材料】
 3バックはサンフレッチェ広島相手に準備した形であり、それがどの相手にも機能するかは未知数な部分も大きい。成功体験を得たメンバーを継続させるにはこの連戦はあまりにも負荷が高く、選手の入れ替えでイメージが崩れる可能性もまた否定できないところだ。

 そのためにもDF中谷進之介や稲垣らがうまくリーダーシップを発揮し、チームをまとめ上げられるかが重要課題。距離感だけでなく、メンタル面でも強固な組織を固め、難敵に挑みたい。

文:今井雄一朗




◆【鹿島vs名古屋プレビュー】連敗回避で首位奪還を目論む鹿島…名古屋は敵地で3年連続白星を飾れるか(サッカーキング)





◆【鹿島】チームアシスト王・樋口雄太、堅守の名古屋戦へ「攻めの姿勢続けることで得点生まれる」(ニッカン)






鹿島アントラーズMF樋口雄太(25)が、17日の名古屋グランパス戦へ攻めの姿勢を貫く。

15日、鹿嶋市内で調整しオンライン取材に応じた。今季、サガン鳥栖から加入し不動のボランチとして存在感を発揮。両足から繰り出す正確なキックはセットプレーの武器で、ルヴァン杯では5アシスト。現在、チームの公式戦のアシスト王だ。

セットプレーに「中で合わせてくれる選手が多いし、そこがチームのストロング(=強み)。僕は思いきり蹴っているイメージです。狙い通りにボールを蹴れていることが得点につながっている。今後も続けていきたい」と自信を見せた。

チームはリーグ戦の前節横浜F・マリノス戦は完敗したが、13日のルヴァン杯1次リーグのセレッソ大阪戦では快勝。公式戦での連敗がないのも、今季の鹿島の強さをあらわしている。

樋口も「今回もルヴァン杯で勝てて波に乗っていけた。今回もそういう波を生かしていきたい」と話す。

両翼にスピードがある選手のいる名古屋との対戦に「中途半端なミスでカウンターを受ける場面が出てくるかもしれないが、かといって弱気な姿勢で試合に臨んでしまったら、ミスが出てくる。強気の姿勢で臨みたい」とキッパリ。

相手は堅守が持ち味だが「攻撃エリアでどんどん攻めの姿勢、プレーを続けることで得点は生まれる」とし、相手ブロックを破るイメージはできている。【岩田千代巳】




◆【鹿島】チームアシスト王・樋口雄太、堅守の名古屋戦へ「攻めの姿勢続けることで得点生まれる」(ニッカン)





◆【鹿島】樋口雄太が名古屋戦へ「対戦楽しみ」。酒井宣福、仙頭啓矢、森下龍矢…元サガン鳥栖組と激突!(サカノワ)






ルヴァンカップでアシスト連発、セットプレーは「自信を持って蹴れている」。


[J1 9節] 鹿島 – 名古屋/2022年4月18日15:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの樋口雄太が15日、オンラインによる取材に応じて、今週末に行われる名古屋グランパス戦に向けて抱負を語った。

 先日のルヴァンカップのセレッソ大阪戦(〇3-1)ではコーナーキックのキッカーを担い、アルトゥール・カイキのゴールをアシスト。同大会ではこれまで4アシストを記録している。

「中で合わせてくれる選手が多く、そこはチームのストロングでもあります。ミーティングで(岩政)大樹さん中心に蹴るポイントをチームで決めていて、そこに狙い通り蹴っていることが得点につながっていると思います。そこは続けていきたいです。競ってくれる選手がいるので、自信を持って蹴ることができています」

 そのように事前の約束事はもちろん徹底させたうえで、出し手と受け手の呼吸が合い、多くのアシストにもつながっていると手応えを得る。

 一方、センターハーフとして、もっと試合をコントロールしていくことをテーマに掲げる。

「縦に速いサッカーは相手も嫌がると思います。とはいえ全て縦に行ってもスタミナが持ちません。中盤の選手がもっとコントロールできる場面はたくさんあり、落ち着かせる場面が今後必要になると思います。そういうところに取り組んでいければと思います」

 名古屋には酒井宣福、仙頭啓矢、森下龍矢といったサガン鳥栖のチームメイトだった選手が数多くいる。今シーズン鹿島に加わった樋口は「鳥栖で一緒にプレーしていた選手がいて、対戦できることを楽しみにしています」と、この対戦を心待ちにしていた。




◆【鹿島】樋口雄太が名古屋戦へ「対戦楽しみ」。酒井宣福、仙頭啓矢、森下龍矢…元サガン鳥栖組と激突!(サカノワ)





◆【2022年カタールへ期待の選手vol.101】「新戦力を試す余裕がない」と言う森保監督の心を動かせるか? 野心溢れる鹿島の点取屋のカタール行きは?/鈴木優磨(鹿島アントラーズ/FW)(超WORLDサッカー!)






2022年カタールワールドカップ(W杯)本戦でドイツ、コスタリカとニュージーランドの勝者、スペインという強豪揃いのE組に入った日本代表。「我々の目標はベスト8以上。どこが相手でも目標は変わらない」と森保一監督は力強くコメントしているが、現実的に厳しい戦いにのは間違いない。初戦・ドイツ戦に敗れるようなことがあれば、その時点でカタールW杯は終わる…。そのくらいの覚悟を持って準備を進める必要があるだろう。

本番までの準備期間が6月の4試合と9月の2試合しかないため、新戦力の招集はかなり厳しい。指揮官も「当初はラージグループを広げて2チーム分くらいで活動し、その中から絞り込んでいくことを考えていたが、そんな余裕があるのかどうか。代表のベースを上げていくことをしっかり考えないといけない」と既存戦力を軸に完成度を高めていく意向のようだが、必ずしも最終予選の主軸だけでいいという訳ではない。

とりわけ、3月のオーストラリア(シドニー)・ベトナム(埼玉)2連戦を欠場した絶対的1トップ・大迫勇也(神戸)の状態は気がかりだ。今季の神戸は開幕から低迷し、Jリーグ10試合未勝利という苦境に陥っている。大迫自身も8試合出場ノーゴール。3月15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフのメルボルン・ビクトリー戦で2得点は挙げているものの「このままだと代表に呼ばれない」と危機感を強めているのだ。

そこで浮上するのが、ベトナム戦に先発した上田綺世(鹿島)だが、彼は前線でタメを作ることに長けたタイプではなく、生粋の点取屋だ。今の森保ジャパンの攻撃を考えるとゴール前でターゲットになれる人材は必要不可欠。大迫が重用されてきたのもそのためだ。その仕事に重点を置くならば、上田と同じ東京五輪代表の林大地(シントトロイデン)、ベテランの岡崎慎司(カルタヘナ)らも有力候補と言えるが、今季から古巣・鹿島アントラーズに復帰した鈴木優磨も面白いのではないか。

彼は2018年ACL制覇の原動力となり、2019年夏にベルギーへ飛躍。コロナ禍の20-21シーズンは34試合出場17得点という目覚ましい数字を叩き出している。本人はそこからドイツやイタリアなど欧州5大リーグへの移籍を思い描いていたようだが、コロナ禍で欧州移籍市場が停滞。シント=トロイデン残留を強いられた。それから半年間は同じ環境でプレーしたが、「古巣・鹿島を救いたい」を一念発起。この冬に帰国を選んだ。

そして迎えた今季は副主将して奮闘。土居聖真が出ていない時はキャプテンマークを巻いて力強くチームを鼓舞している。本人も尊敬する小笠原満男(同アカデミー・アドバイザー)がつけていた40番を背負ったことで「恥ずかしいプレーはできない」と気持ちを引き締めており、ここまでリーグ8試合出場3得点というまずまずの数字を残している。

後輩・上田がゴールを量産しているのも、彼がマークを引きつけてくれている部分が少なからずある。今の鈴木は「チームのために身を粉にして働ける選手」になっているのだ。

0-3の苦杯を喫した4月10日の横浜F・マリノスとの上位対決にしても、本人は体が壊れてもいいからピッチに立ち続けたいと願っていたようだ。

「前半からプレスがハマらなくて、ボランチの岩田(智輝)選手が浮く状況になってしまったんです。そこはキツイけど、綺世を残して自分がつこうとした。ただ、あの時間帯に点が取れなかったのが重くて、後半に疲れがどっと出たのかな。自分でも足が動かないと感じていて、ホントにきつかった。最悪、0-0で俺が死んでも誰かが点を取ってくれるだろうと思って走っていました」(鈴木)

結局は後半32分に染野唯月との交代を強いられ、そこから鹿島は失速して3失点してしまった。鈴木としては悔やんでも悔やみ切れない思いになったはず。「あの時間帯に失点しないという精神的な意味では自分が出ていたかった」とも吐露していた。

そうやってチームの勝利を第一に考え、できることを何でもやろうという献身性は3年前の彼にはあまり見られなかったもの。取材対応も当時とは変化し、しっかりとメディアに向き合い、自分の言葉で話すようになった。25歳になった今、本人も「W杯を目指せるのは今しかない」と本気で考えているのだろう。だからこそ、行動や姿勢が微妙に変化しているのではないか。森保監督にはそんな鈴木を一度、テストしてみてほしいのだ。

現代表FW陣の序列というのは確かにあるが、ドイツとスペインと同居するカタールW杯でサプライズを起こそうと思うなら、驚くべき仕事をやってのける人材が必要だ。野心溢れる鈴木優磨にはそのポテンシャルがありそうだ。本人も4・5月のJリーグで底力を出し切り、周囲を唸らせるような存在感を示すことが肝要ではないか。

チームメートの上田と代表入りを争う環境にいることも興味深い。お互いに切磋琢磨して急激な成長曲線を描くことができれば、揃ってカタール行きというのも夢ではない。

今こそ、鈴木優磨の真髄を見せてほしい。これまでの流れを変えられるか否かはまさに本人次第と言っていい。

【文・元川悦子】
長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。




◆【2022年カタールへ期待の選手vol.101】「新戦力を試す余裕がない」と言う森保監督の心を動かせるか? 野心溢れる鹿島の点取屋のカタール行きは?/鈴木優磨(鹿島アントラーズ/FW)(超WORLDサッカー!)





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