日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年10月13日土曜日

◆山本脩斗の鹿島加入時の逸話。 「強化部も僕をよく知らなかったと思う」(Sportiva)



山本脩斗 Shuto.Yamamoto


遺伝子~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(32)
山本脩斗 前編

◆土居聖真「ボールを持つのが 怖くなるほど、鹿島はミスに厳しかった」(Sportiva)
◆中田浩二「アントラーズの紅白戦は きつかった。試合がラクに感じた」(Sportiva)
◆中田浩二は考えた。「元選手が 経営サイドに身を置くことは重要だ」(Sportiva)
◆スタジアム近所の子供が守護神に。 曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み(Sportiva)
◆曽ヶ端準「ヘタでも、チームを 勝たせられる選手なら使うでしょ?」(Sportiva)
◆移籍組の名良橋晃は「相手PKに ガックリしただけで雷を落とされた」(Sportiva)
◆名良橋晃がジョルジーニョから継ぎ、 内田篤人に渡した「2」への思い(Sportiva)
◆レオシルバは知っていた。「鹿島? ジーコがプレーしたクラブだろ」(Sportiva)
◆「鹿島アントラーズは、まさにブラジル」 と言い切るレオシルバの真意(Sportiva)
◆「ジーコの負けず嫌いはハンパなかった」。 本田泰人はその魂を継いだ(Sportiva)
◆「アントラーズの嫌われ役になる」 本田泰人はキャプテン就任で決めた(Sportiva)
◆ユースで裸の王様だった鈴木優磨が 「鼻をへし折られた宮崎キャンプ」(Sportiva)
◆鹿島・鈴木優磨のプロ意識。 いいプレーのため、私生活で幸運を集める(Sportiva)
◆岩政大樹の移籍先は「アントラーズと 対戦しないこと」を条件に考えた(Sportiva)
◆三竿健斗は感じている。勝たせるプレーとは 「臨機応変に対応すること」(Sportiva)
◆三竿健斗は足りないものを求めて 「ギラギラした姿勢で練習した」(Sportiva)
◆森岡隆三が鹿島で過ごした日々は 「ジレンマとの闘いだった」(Sportiva)
◆清水への移籍を迷った森岡隆三。 鹿島と対等での戦いに違和感があった(Sportiva)
◆安部裕葵は中学でプロになると決意。 その挑戦期限は18歳までだった(Sportiva)
◆安部裕葵は断言。「環境や先輩が 僕をサッカーに夢中にさせてくれる」(Sportiva)
◆ジーコが鹿島を称賛。「引き継ぎ、 やり続けたことが成果になっている」(Sportiva)
◆ジーコは意気込む。鹿島のために 「現場に立ち、構築、修正していく」(Sportiva)


「やはり、負けない」

 93分、コーナーキックから犬飼智也が鮮やかなヘディングシュートを決め、1-1の同点に追いついたとき、そう思った。

 9月1日から11試合目となるルヴァンカップ準決勝第1戦(10月10日)ホームに横浜Fマリノスを迎えた鹿島アントラーズ。連続出場を続けていた鈴木優磨をベンチ外として挑んだ試合は、横浜の勢いに押されるような展開となった。それでも両サイドで高い位置を取る横浜の攻撃にも耐えた。

「サイドを突破されても中でいい対応ができていた。我慢しながらできていた」と語るセンターバックの犬飼は若い町田浩樹と共にゴールを守った。そして、ポストプレーヤーの鈴木が不在ながらも、チャンスも作れた。

「ボールを獲ったあと、相手のプレッシャーを1個外せれば、サイドチェンジしたときに、結構チャンスになっていた。優磨がいないからといって、それしかできないという戦い方はうちにはないので、臨機応変に戦えていた。あとは僕が、ラストパスとか、決め切るところだけだったと思うので、本当に今日は責任を感じている。反省もするけれど、次の試合へ向けて自分にいい意味でプレッシャーをかけて取り返せればいい」と振り返る土居聖真は、34分に得たPKを外している。

 77分に直接FKを決められて、リードを許す。そして、80分内田篤人がピッチへ座り込む。腕に巻いたキャプテンマークを外し、交代を申し出た。この日、中村充孝に続く負傷退場だ。

「つったかなと思ったけど、(左モモ裏の)肉離れだと思う。調子がいいときに肉離れは起きてしまう。週1で試合に出られるようになって、これからというときだったので、残念。チームに迷惑をかけてしまうことになる。申し訳ない」と内田。長期離脱からの復帰途中。もどかしさを打ち消すように「しかたがない」と言った。

 公式戦9戦負けなし。4つの大会で戦っている鹿島に久しぶりに黒星がつくかと思ったアディショナルタイムでの犬飼の同点弾。その勢いのまま、追加点を狙おうと前へ出た。しかし、ゴールを決め切れず、相手ボールに。そこからの横浜のカウンター攻撃を阻止しようとしたプレーでファールを取られた。鹿島の選手が抗議したがジャッジが覆ることはない。ゴール前のFK。曽ヶ端準が止めるが、こぼれた球を押し込まれ、95分勝ち越し弾を許してしまう。もう時間は残っていなかった。 試合終了を告げる笛が鳴る。

「僕自身のミスで負けたのは事実。最低、引き分けることができた試合を負けている」と曽ヶ端は悔いた。

 ピッチを後にする審判団の元へ遠藤康が向かい言葉を発したが、レフリーが足を止めることはなかった。無視された形の遠藤が下げた両手を力なく広げた。10月7日に行われたJリーグ川崎フロンターレ戦に続き、レフリングにストレスを感じる試合だったことが伝わってきた。

 しかし、それでも、負けた事実は変わらない。「決められるところで、ゴールを決め切れなかったら、こういう結果になる」と内田。当然の結果だったのかもしれない。

「もったいないっちゃ、もったいない試合だった。次は点を獲らなくちゃいけない。わかりやすくていいんじゃないかな。2点くらいなら獲れる実力は持っていますし、切り替えてやるだけかなと思います。けが人も多いけれど、ここからまた一致団結して向かっていきたい」

 そう言って遠藤は前を向く。中3日で第2戦を迎える。2点差以上で勝てば、決勝へ進める。ズルズル後退するわけにはいかないことは、選手誰もがわかっている。


 山本脩斗が鹿島アントラーズのユニフォームに袖を通したのは、2014年28歳のときだった。大岩剛監督が現役時代30歳で加入した例はあるが、20代後半、30歳手前の移籍は鹿島では異例とも言える加入だった。長く左サイドバックを務めていた新井場徹氏が2012年までプレーし2013年に移籍。その代わりを期待され、当時指揮を執っていたトニーニョ・セレーゾ元監督に見出された結果だった。

岩手県盛岡市出身、盛岡商業高校から早稲田大学へ進学し、大学時代には北京五輪代表候補にも選ばれている。そして、2008年ジュビロ磐田入りを果たした。しかし、原発性左鎖骨下静脈血栓症を患っていることが判明。治療に専念するまでプロ契約ではなく、契約社員としてのスタートを余儀なくされた。そして、夏前には完治し、プロの戦線に立った。

――改めてプロフィールを確認し、鹿島に来て、まだ4年目だということに少し驚きました。もっと長く在籍している印象が強くて。

「有り難いことに、よくそんなふうに言われます。周りのサポートもあり、加入した年から、すぐチームに馴染むことができました」

――磐田には6シーズン在籍したわけですが、レギュラーとプレーしたのは1シーズンくらいで、試合出場数は88試合ですが……。

「多くが途中出場です。だから、出場時間は短いと思います」

――2013年は8試合。チームもJ2降格が決まります。それもあって鹿島への移籍を決断されたのでしょうか?

「チームの降格が一番の理由というわけではなく、鹿島からオファーを頂いたことが大きかったです。僕自身、選手としてステップアップしたいという気持ちがもっとも強かったですね」

――それこそかつて、タイトルを競い合ったライバルチームへの移籍となったわけですが、そのことについては?

「歴史的に考えて、そんなふうに言われるのかもしれないとは思いましたが、僕のなかでは、ライバルチームへという意識は正直あまりなかったです。磐田であまり試合に出られていなかったので、新天地で新しいチャレンジをするという決意でした。東北出身の僕にとって、鹿島アントラーズといえば(小笠原)満男さんがいるチーム。満男さんの恩師が、僕の高校時代の恩師なので、いろんな話を聞いていましたから。満男さんに限らず、鹿島には数多くの日本代表選手がいたので、いっしょにプレーすることで自分もステップアップできるんじゃないかとも思っていました」





――2013年に行われた「東日本大震災復興支援 2013 Jリーグスペシャルマッチ」へ出場したときに、トニーニョ・セレーゾ元監督から見初められたというのは本当ですか?

「本人から訊いたことはないですが、きっとそうだと思います。ジュビロでほとんど試合に出ていなかったですから。鹿島の強化部も僕のことはよく知らなかったと思うので」

――ベガルタ仙台と鹿島、そして東北出身の選手で構成された「Jリーグ TEAM AS ONE」の監督がトニーニョ・セレーゾ元監督でした。すごい縁ですよね。

「そうです、縁ですね。チャリティマッチというのは、だいたい45分くらいで選手が交代するじゃないですか? でも、サイドバックで出場予定だった選手が足を痛めていたんです。そこで、トニーニョから『75分くらい出場できるか?』と言われて、『もちろん大丈夫です!』って。僕にとっては、こんなに大きなチャンスはないですからね。『よっしゃ』って感じでしたね」

――アピールの場として考えていたのですか?

「そこまで意気込んでいたわけではないけれど、何が起きるかわからないぞというふうには思っていました。だからとにかく、最後まで走りきってやるんだとは思っていました」

――そして、鹿島からのオファーが届いたと。鹿島アントラーズ合流直後の緊張感はすごかったのではないでしょうか?

「もう4年も前のことですからね。でも、緊張感は覚えています。アントラーズへ来て、『ここから始まるな』と開幕したときに意気込んでいましたね」

――28歳でのプロとしての再出発ですからね。

「シーズン前のキャンプで怪我をしてしまい、復帰したのが開幕1週間前くらいだったんです。それでも開幕戦で起用してもらい、監督からの信頼も感じましたし、『やらなくちゃいけない』という気持ちでした。僕の力だけではないけれど、開幕3連勝したことで、気持ち的に乗れた手ごたえがありました」

――結果を残せたことで、新しい環境に馴染めた部分もあったのではないですか?

「そうですね。チームにうまく入っていけたな、スムーズにいったというのは感じました。自分の性格を考えると、移籍したら最初は苦労するかもと思っていたので(笑)」

――ピッチ内外で、自信を手にできた3連勝だったんですね。

「確かにそうなんですが、選手としての自信は、ひとつ勝ったからといって、すぐに身につくものではないと思います。本当に少しずつ積み重なっていくものだから。ジュビロ時代は、なかなかコンスタントに試合に出られなくて、チャンスをもらってもそれを活かせなかった。それは自信なくプレーしていたからなんだなと、今は思っています。アントラーズへ来て、試合に出て、勝つことによって、いろんな自信が身についてきたんだと実感できるんです」

――自分を信じる力ということですね。

「試合に出たい、そのための準備を日々行っています。以前はそこでチャンスが来て、試合に出ても、自分の力を出しきれていないなという感じでした。自分のプレーに納得が出来ず、しかもチームとしても負けてしまう。やられたのは自分のところから……ということもありました。自信がないからミスをすると下を向いてしまい、またミスをする。ジュビロ時代はそういう選手だったから、監督から信頼も得られず、試合に出られなかったんです」

――そういう意味でも勝つことは、本当に大事ですね。たとえ、個人的には納得できないプレーでもチームが勝てば、その反省も前向きにできるだろうから。

「そうですね。そういう部分があるかもしれません」

――チームとして結果を残す、勝つことで、選手たちの成長を促し、自信をつけていくというのは、当たり前の話ですが、山本選手の話を聞くと、改めて「勝つことへこだわる重要性」を実感します。しかし、今季リーグ戦では苦戦が続きました。逆に「勝利へのこだわり」という哲学は、若い選手たちのプレッシャーになっているのでは? と感じる試合もあります。

「今季は得点した直後に失点してしまったり、開始直後や終了間際の失点も少なくありません。勝っているときというのは、完封で勝ちきるということが続くし、その積み重ねがあるから、自信も持てる。でも逆の状況だと、同じように失点してしまう。『失点なしで行くぞ』と思っていても、結果的にそういう空気が生まれてしまう部分があるのも事実だと思います。ひとつのプレーでの小さなミスや隙があれば、そこを突かれてしまう。そういう1プレーの甘さが、勝負を分けるのだと思います」


◆山本脩斗の鹿島加入時の逸話。 「強化部も僕をよく知らなかったと思う」(Sportiva)




◆元鹿島のカイオ、ポルトガル名門からの関心認める(フットボールチャンネル)



カイオ Caio




 元鹿島アントラーズのブラジル人FWカイオが、ポルトガルの名門ポルトに加入するかもしれない。ポルトガル『ア・ボラ』が11日に伝えた。

 カイオは2016年に鹿島を離れ、現在はUAEのアル・アインでプレーしている。そんな中、ポルトから関心を持たれているようだ。

 ポルトからの関心について問われたカイオは、「(話は)聞いている」と返答。「ただ、周囲の人間は僕に影響を与えないために、多くのことを伝えないようにしているんだ」と話し、報道が事実であることを明かした。

 ポルトは現在、FWヤシン・ブラヒミが今季限りで契約満了となるため、その後釜を探している模様。カイオはその候補の一人となっているようだが、移籍は実現するのだろうか。

【了】




◆元鹿島のカイオ、ポルトガル名門からの関心認める(フットボールチャンネル)





◆大迫勇也をブレーメン同僚が絶賛!「極めて重要な選手。前線では1番の新加入」(GOAL)



大迫勇也 Yuya.Osako

ブレーメンMFフィリップ・バルグフレーデが、今夏加入した日本代表FW大迫勇也を称賛している。クラブ公式HPが伝えた。

今夏450万ユーロ(約6億円)と言われる移籍金でブレーメンに加入した大迫。移籍直後からレギュラーの座を掴み、ここまでブンデスリーガ6試合に先発出場。前線の複数ポジションをこなしながら1ゴールを記録するなど、チームに欠かせない存在となっている。

早くもその実力を見せる大迫を、チームメイトも称賛している。バルグフレーデは、同時期に加入したオランダ代表MFデイヴィ・クラーセンとともに日本代表FWは重要な選手と強調している。

「(クラーセンは)ゴールも決めている。僕らの試合の中で極めて重要な選手だよ。それはユウヤ・オオサコも同じだ。本当に力強く、前線では1番の新加入選手だね。他の数選手も重要だ」

ブンデスリーガ7節終了時点で4勝2分1敗、首位ドルトムントと勝ち点3差の4位につけるブレーメン。好調を維持するクラブで、大迫は確かな存在感を放っている。




◆大迫勇也をブレーメン同僚が絶賛!「極めて重要な選手。前線では1番の新加入」(GOAL)

◆“試運転”終えた大迫「次の試合が楽しみ」(ゲキサカ)



大迫勇也 Yuya.Osako


[10.12 キリンチャレンジカップ 日本3-0パナマ デンカS]

 あくまで“試運転”の一戦だ。ロシアW杯以来の代表戦で森保ジャパン初出場となった日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)は「手探り状態のところも結構あった」と試合を振り返り、「次ですね」と、16日のウルグアイ戦(埼玉)へ視線を向けた。

「(ロシアW杯とは)メンバーも違ったし、練習と試合では距離感も違う。今までやってきたメンバーとは少なからず違いはあったけど、やっていけばよくなると思うし、次の試合が楽しみ」

 4-2-3-1の1トップに入り、トップ下のMF南野拓実と縦関係を組んだ。MF伊東純也、MF三竿健斗、DF室屋成も含め、リオデジャネイロ五輪世代の4人が先発し、東京五輪世代のDF冨安健洋も先発デビューを果たした。

「ボールの持ち方、タイミング、角度、距離感とか、まだまだなところもある」。若手に要求するものは高いが、「半数以上の選手が代わっているし、合わないのが普通。これからすり合わせていけばいいし、次は相手のレベルも上がる。そこでどうトライするかが大事」と、あくまで前向きに話した。

(取材・文 西山紘平)




◆“試運転”終えた大迫「次の試合が楽しみ」(ゲキサカ)




◆大迫勇也さすがの安定感 南野ら2戦連発引き出す(ニッカン)



大迫勇也 Yuya.Osako


<サッカー国際親善試合:日本3-0パナマ>◇12日◇デンカS

日本代表FW大迫勇也(28=ブレーメン)が、新生森保ジャパンでも安定の存在感を見せた。後半20分に交代するまで、トップで常にポストプレーでボールを収め、2列目の南野、原口、伊東にボールを配球し続けた。

前半7分にボックス右サイドからミドルを放ち、味方を鼓舞。18分にはゴール前に飛びこみ、あわやの場面でゴールへの意欲をみなぎらせた。後半20分に交代したが、2列目の若手や、ボランチ青山との連係もまったく問題なかった。さらには代表初出場のセンターバック富安の縦パスをしっかり収めるなど、チームに安定をもたらす動きを続けた。

先月は招集を免除され、大迫としては初の森保新体制での試合。「正直やってみないと分からない。9月もハイライト映像しか見ていないし、おとなしい選手が多いので会話も多くない。その中で、とにかくトライしたい。それしか言えない」と冷静に話していたが、いざ試合が始まってみれば、ワールドカップ(W杯)出場国を相手に、フィジカルと球筋を冷静に呼んだ安定したプレーを見せるさすがの働きだった。

W杯ロシア大会では不動の1トップ。1次リーグ初戦のコロンビア戦で決勝点を奪い、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦では世界的センターバックのコンパニと対等以上に渡り合った。しかし、結果は2-3の逆転負けで初の8強に届かず。「あの壁を乗り越えられるよう、取り組みたい」と決意を新たにした。

その前の14年W杯ブラジル大会では、初戦と2戦目に先発しながら無得点。「何もできなかった。ふがいなさしか残らなかった」と失望していただけに、今回の再出発は「手応えを持って次へ進める。同時に、あの悔しさをモチベーションにできることは大きい」と、前向きだった。

普段プレーするドイツでは新天地ブレーメンで定位置をつかみ、開幕から7試合中6試合で先発。チャンスメークしながら1得点という成績を出し、現在4位の原動力になっている。「僕も周りに合わせようと努力しているし、みんなも合わせようとしてくれる。すごく温かくチームに迎え入れてくれた。ただ…」。そう言って続けたのは「僕も正直(W杯が終わった後の)2週間は難しかった。何か目に見えないものを感じたというか」。燃え尽き症候群のような感覚を覚えていた。

確かに、各国のW杯代表で構成される絶対王者Bミュンヘンは既に2敗し、まさかの6位に沈んでいる。大迫は「Bミュンヘンを見れば分かるように」と例に挙げ「全選手に、そういうものはあったはず。でも僕は、そこからうまく切り替えられた」。新チームにとけ込むことで「乗り越えることができたので、もっともっと目に見える結果を出していくだけ」。

良好な精神状態を新生の日本代表にも持ち込む。「目指すのは4年後のW杯と言わず、まずは(来年1月の)アジア杯。結果を残していけるように、今まで通り自分が引っ張っていきたい」。不動のエースとして、2列目に入ったMF南野やMF伊東ら若手の力も引き出し、南野、伊東の2戦連発を引き出した。

次は16日のウルグアイ戦(埼玉)。FWスアレス(バルセロナ)の来日は実現しなかったが、FWカバニ(パリサンジェルマン)やDFゴディン(Aマドリード)、売り出し中のDFサラッチ(ライプチヒ)も健在。ロシアで8強入りした南米の強豪相手に、大迫の奮闘は不可欠。「半端ない」活躍が期待される。




◆大迫勇也さすがの安定感 南野ら2戦連発引き出す(ニッカン)





◆三竿健斗が代表初先発「経験ある選手が助けてくれた」次戦ウルグアイ戦で“真骨頂”発揮に意欲(報知)



三竿健斗 Kento.Misao


 ◆国際親善試合 日本3―0パナマ(12日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 FIFAランク54位の日本は同70位のパナマに3―0で快勝した。

 鹿島のMF三竿健斗が代表通算5試合目で初先発を果たした。「慣れるまで時間がかかってしまった」と前半はポジション取りに苦戦したが、後半は徐々に改善。同2分に左足でシュートを放つなど前線へ飛び出す回数も増え、「経験ある選手が助けてくれたし、イメージの共有はできていた」と振り返った。

 自慢のボール奪取力を披露する場面は少なかったが、次戦の強豪・ウルグアイ戦は“真骨頂”発揮のチャンス。「今日よりもはるかにレベルが高い相手。出番があれば、どんどんチャレンジして奪いにいきたい」と意気込んだ。




◆三竿健斗が代表初先発「経験ある選手が助けてくれた」次戦ウルグアイ戦で“真骨頂”発揮に意欲(報知)




◆三竿健斗「代表にも慣れてきた」初先発フル出場(ニッカン)



三竿健斗 Kento.Misao


<サッカー国際親善試合:日本3-0パナマ>◇12日◇デンカS

MF三竿健斗(22=鹿島アントラーズ)が、国際Aマッチ出場5試合目で初先発を果たした。

ボランチとしてフル出場し「時間がたつにつれて慣れてきて、受けて(パスを)さばくというのができるようになった」。

課題もあったようで「あとは(パスを)出した後にFWの近くに顔を出したり、プレーの幅を広げていかなければと感じている」と話した。

後半からは「相手のボールを奪えるようになったことで、自分の中でリズムをつくれるようになった」と自信を深めた様子。持ち味であるボール奪取力の高さを発揮し、チームの完封勝利に貢献した。

今回の代表戦からW杯ロシア大会の主力が6人加わったが「代表にも慣れてきた」と笑顔で話していた。




◆三竿健斗「代表にも慣れてきた」初先発フル出場(ニッカン)





◆「ボールを奪うことにはこだわりがある」…三竿健斗、持ち味発揮し初の先発フル出場(サッカーキング)



三竿健斗 Kento.Misao


 日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2018でパナマ代表と対戦し、3-0で快勝した。

 三竿健斗(鹿島アントラーズ)はダブルボランチの一角で先発出場。序盤は「相手のプレースピード、強さ」にやや戸惑ったが、「時間が経つにつれて慣れてきた」という。

「僕はボールを奪って前につけるタイプなので、守備でしっかりボールを奪えたことで自分の中でのリズムを作ることができた。相手がどんな感じに抜いてくるのかも時間が経つにつれて分かってきたので、そこで対応できたことが一番大きかった」

 日本は前半終了間際に南野拓実が先制点を挙げると、後半には伊東純也、そして相手のオウンゴールで勝負あり。三竿は先発フル出場を果たし、持ち味のボール奪取も存分に発揮した。特長を出せたことについて、三竿は「招集された当時は気を張っていたので、代表に慣れてきたことは大きい。そういうのも少しずつ減ってきたし、周りの選手とコミュニケーションを取って、自分の素を出せるようになってきたことが一番だと思います」とコメントした。

 ボランチにはコンビを組んだ青山敏弘(サンフレッチェ広島)のほか、遠藤航(シント・トロインデン)、柴崎岳(ヘタフェ)が今回招集されている。今後に向けては「自分は攻撃で良さを出すタイプではないし、ボールを奪うことにはこだわりがある。他の選手にはないと思っているので、そこをもっともっと伸ばすこと。競争というよりはチームなので、お互いを高め合っていきたい」と語った。




◆「ボールを奪うことにはこだわりがある」…三竿健斗、持ち味発揮し初の先発フル出場(サッカーキング)









過密日程を戦う鹿島。内田篤人と中村充孝が全治約6週間の負傷で離脱することに。

鹿島アントラーズは12日、DF内田篤人とMF中村充孝の負傷状況を発表した。

2選手は、10日に県立カシマサッカースタジアムで行われたJリーグYBCルヴァンカップ準決勝第1戦の横浜F・マリノス戦で負傷。チームドクターにより検査した結果、内田は左ハムストリング筋損傷で全治まで約6週間、中村は右膝内側側副靱帯損傷でこちらも全治まで約6週間を要する見込みとなった。

これにより2選手はACL準決勝第2戦の欠場が濃厚。勝ち進んだ場合の決勝への出場も厳しい状況に。4つのコンペティションを戦う鹿島にとって、2人の負傷は大きな痛手となりそうだ。

今季、鹿島に復帰した内田はここまで公式戦19試合に出場。3日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦・水原三星戦で復帰後初ゴールとなる劇的決勝弾を挙げていた。一方の中村も今季公式戦に17試合に出場し、1得点を記録している。

鹿島は14日にルヴァンカップ準決勝第2戦で横浜FMと対戦する。




◆過密日程戦う鹿島に打撃…ルヴァン杯で負傷のDF内田篤人とMF中村充孝が全治約6週間(GOAL)

◆鹿島内田ACL絶望的 左太もも負傷で全治6週間(ニッカン)



内田篤人 Atsuto.Uchida


J1鹿島アントラーズは12日、DF内田篤人(30)が左太もも筋損傷、MF中村充孝(28)が右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷でともに全治約6週間と診断されたことを発表した。2人は10日のルヴァン杯準決勝の横浜戦で痛め、途中交代していた。

これにより今月24日の水原(韓国)とのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝や、勝ち上がれば11月3、10日に行われる決勝戦も絶望的となった。

8年半ぶりにドイツから鹿島に復帰した内田は今季何度も肉離れに悩まされたが、ここに来て復調。存在感を見せつけていたところだった。横浜戦後に「大事な、ここからというときにチームに迷惑をかけて申し訳ない。調子が良すぎた。(負傷した場面も)スライディングしなくても良かったけど、取れちゃうから行っちゃう」と話していた。





◆鹿島内田ACL絶望的 左太もも負傷で全治6週間(ニッカン)





◆【鹿島】DF内田篤人、MF中村充孝がともに6週間の離脱…ACL準決勝&決勝の出場絶望的(報知)






 J1鹿島は12日、10日のルヴァン杯準決勝第1戦・横浜M戦で負傷したDF内田篤人、MF中村充孝がともに全治まで約6週間を要することを発表した。

 内田は左ハムストリング筋の損傷、中村は右膝内側側副じん帯損傷。準決勝第1戦を終えたACLとルヴァン杯の今季中の出場は絶望的。リーグ戦も最終節の鳥栖戦(12月1日)までの復帰は微妙となった。







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