日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年3月6日日曜日
◆内田 古巣を応援 ケガ「みんな心配しすぎ。全然、大丈夫」(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/03/06/kiji/K20160306012162350.html
右膝手術からの復帰を目指して日本でリハビリ中の内田(シャルケ)が古巣・鹿島の応援に駆け付けた。
鳥栖戦を観戦し、「(小笠原)満男さんに“休みすぎ”と言われたので“そのうち復帰します”と答えた。復帰時期は言えないが、みんな心配しすぎ。全然、大丈夫」と強調。ハリルホジッチ監督とも顔を合わせ「(2月に)ドイツでご飯をおごってもらったので“ごちそうさま”と言いました。サッカーの話ばかりしていた」とやりとりを明かした。
◆「今季最後に間に合えばいい」…内田篤人、古巣・鹿島から受けた激励を胸に再起を図る(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20160305/408037.html
昨年6月に右ひざ手術以降、長期離脱中の内田篤人(シャルケ)が5日、古巣・鹿島アントラーズの今季ホーム開幕戦・サガン鳥栖戦をカシマスタジアムで観戦。試合後、報道陣の前に姿を現した。
この日の鹿島は2月にポルトガル2部のポルティモネンセから完全移籍した金崎夢生が31分に奪ったヘディング弾が決勝点となり、1-0で勝利。開幕2連勝という好発進を見せている。
「夢生がいなかったら、結構、きつかったかもしれない。(ポルトガルから)帰ってきて、ホントによかったよね。
鹿島のみんなには『早くやれ』って言われました。(小笠原)満男さんには『休み過ぎだ』って(苦笑)。『そのうちやります』って返しましたけど。みんな(ケガのことを)心配しすぎでしょう。大丈夫ですから」と内田は古巣の仲間たちから手痛い激励を受けたことを明かした。
肝心のひざは一進一退の状況が続いている様子だ。今回の帰国直前の2月中旬も、シャルケでフルメニューをこなした翌々日の全体練習に不参加となるなど、不安定な状態から依然として脱しきれていない。フルメニューを消化した日は、6対2のボール回し、5対5のミニゲームとインターバル走を何本か繰り返す流れで、合計1時間半のトレーニングだったが、本人が「まだ全然でしょ」という言葉を残したように、ベストの体調には程遠い印象だった。
現在は国内で治療とリハビリに専念しているが、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「ホントに難しいオペをしたわけで、彼が復帰するためには、長い時間と我慢、慌てないことが必要になる。我々が予想しているより難しい。いきなり明日復帰できるわけではないと思う」とネガティブな見通しを口にしていた。
それでも、内田自身は「まあ(ひざの)場所がちょっとあれなんで…。毎日、のんびりやっていますし、(ドイツに戻るのは)そろそろじゃないですか。予定は未定だから、いつ復帰とかそういうのは言えないです。でも今季最後に間に合えばいいというのは、つねに狙っています。
ハリルさんともこっちで会いましたし、この前、ドイツでご飯をご馳走してもらったんで、『ご馳走様』って言いました。ハリルさんはドイツでもサッカーの話ばっかりしていましたけどね」と努めて明るく前向きに振る舞っていた。
彼の言葉通り、ドイツに戻ってからコンスタントに全体練習に加わり、練習試合などで実戦を積むことができれば、今シーズン中の復帰も確かにあるかもしれない。ただ、シャルケのアンドレ・ブライテンライター監督が「今シーズン中の復帰は難しいだろう」とドイツ紙に語っていて、その確率は低そうだ。
実際、シャルケの右サイドバックは目下、内田より1つ年下のブラジル人DFのジュニオール・カイサラがコンスタントにピッチに立っている。彼は運動量豊富で的確なポジショニングが取れるクレバーなタイプで、どちらかというと内田に似たタイプかもしれない。指揮官もカイサラのパフォーマンスにはある程度、満足している様子。しかもシャルケはヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦でシャフタールに敗れたため、今シーズン終盤はブンデスリーガだけを戦えばいいのだ。
こうしたチーム事情を考えると、慌てて内田を復帰させる必要があるとも思えない。ブライテンライター監督もそう考えているはずだ。
こうした中、内田が今、やるべきなのは、慌てずじっくりひざの状態を落ち着かせること。それしかない。この日、メディアに見せた爽やかな笑顔からは、復帰に一歩近づいた手ごたえと自信が少なからず見て取れた。鹿島の快進撃から前向きなエネルギーを得て、彼には回復のスピードを上げてほしいものだ。
文=元川悦子
◆大迫3戦ぶり出場、短い時間で積極プレーも…(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?184373-184373-fl
[3.5 ブンデスリーガ第25節 ケルン1-3シャルケ]
ブンデスリーガは5日、第25節1日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンはホームでDF内田篤人所属のシャルケと対戦し、1-3で敗れた。2戦連続ベンチスタートの大迫は後半39分から途中出場。3試合ぶりの出場を果たしたが、得点には絡めなかった。負傷離脱中の内田は欠場している。
試合開始早々の前半2分に試合は動く。シャルケはMFピエール・エミール・ヘイビエルグがPA内でDFドミニク・マローに倒され、PKを獲得。これをFWクラース・ヤン・フンテラールがゴール右に決め、先制点を奪った。前半23分にはMFマックス・マイヤーが追加点。2-0とリードを広げた。
ケルンも前半33分、MFフィリップ・ムラデノビッチの左クロスにMFレオナルド・ビッテンコートが頭で合わせ、1点を返す。後半15分にはMFマルセル・リッセが強烈な直接FKを狙ったが、GKの好セーブに阻まれた。
一方のシャルケも後半19分に途中出場のFWリロイ・サネがミドルシュートを放つなど果敢に追加点を狙う。すると後半31分、MFヨハネス・ガイスが大きく左サイドに展開。DFデニス・アオゴのクロスに途中出場のFWフランコ・ディ・サントがダイビングヘッドで合わせ、3-1と突き放した。
ケルンは後半39分、MFヤニック・ゲルハルトに代えて大迫を投入。直後に右足ミドルを放つなど積極的にプレーしたが、得点を奪うことはできなかった。後半45分、大迫の横パスからリッセがシュートを打ったが、GKがセーブ。2試合ぶりの黒星を喫したケルンはこれで4試合勝利なし(1分3敗)となった。
◆新加入の鹿島MF永木がデビュー…指揮官も及第点「守備は良くできていた」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160305/408040.html
2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第2節が行われ、鹿島アントラーズはホームにサガン鳥栖を迎えた。試合後、鹿島アントラーズを率いる石井正忠監督が記者会見に臨んだ。
試合は鹿島が31分にセットプレーからMF金崎夢生のヘディングシュートで先制点を奪う。この1点を守り切った鹿島が1-0でホーム開幕戦を白星で飾った。
石井監督は試合を振り返り、「前半立ち上がりから守備のところで相手の攻撃を抑えられないところがあった。後半も最後の方は押し込まれる形になってしまったので、そこの守備のところは今後修正していかなければと思っています。でも、ガンバ大阪戦、今日のホーム開幕戦と0点で抑えられたのは非常に評価できる」と話し、開幕節のガンバ大阪戦に引き続き2試合連続で完封勝利できたことを喜んだ。
今季から加入したMF永木亮太が70分に途中出場し、鹿島で公式戦初出場を飾った。永木については「守備の面では相手の中盤をプレッシャーかけて欲しいという意図で起用して、そこは良くできていた。ただ、攻撃の面では中盤の繋ぎで特にサイドチェンジをして欲しいと言ったが、そこの部分はあまりうまくできていなかったと思います」と、守備面を評価する一方で、攻撃面では物足りなさがあったと明かした。
7日から9日にかけて日本代表候補メンバー26名が千葉県内で合宿を行う。鹿島からはMF金崎夢生、MF柴崎岳、MF遠藤康、DF昌子源、DF植田直通の5名が選出。これについては「他の選手たちで今まで通りトレーニングをしながら、(代表候補メンバーが)戻って来たら紅白戦もできると思うので心配はしていない」と、チーム作りに問題はないと強調した。
チーム全体の攻撃について問われると、「今日は相手を押し込む時間が少なかった。ボールを動かす部分も上手くできなかったと思います。鳥栖さんの厚い守備があったので、そういうチーム相手にも自分たちが主導権を握ってボールが動かせるように今後はしていかなければならない」と答え、今後に課題が残ると語った。
鹿島は次節、12日に敵地でベガルタ仙台と対戦する。
◆新背番号で初めて“カシマの地”に立った柴崎岳「自分らしい10番像を」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160305/408029.html
2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第2節が行われ、鹿島アントラーズはホームにサガン鳥栖を迎えた。
試合は鹿島が31分にセットプレーからMF金崎夢生のヘディングシュートで先制点を奪う。この1点を守り切った鹿島が1-0でホーム開幕戦を白星で飾った。
クラブを通じてコメントを残したMF柴崎岳は試合を振り返り、「1-0で勝てたことは良かった。全員が守備の意識を持って集中していたと思います。セカンドボールを拾わせないことが成果として現れた」と、2試合連続の完封勝利を喜んだ。
今季からつけている10番として初めて県立カシマサッカースタジアムのピッチに立った柴崎。背番号については「自分らしい10番像を見せたい。鹿島の10番は偉大な番号。ものすごく意識はします。長いシーズン、(チームを)勝利に導けるようにしたい」と、重みを感じながらプレーしていると明かした。
鹿島は次節、12日に敵地でベガルタ仙台と対戦する。
◆開幕2連勝の鹿島が誇る若き代表コンビ…植田と昌子が見せた阿吽の呼吸(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160306/408035.html
「鬱陶しいと思うくらい、お互いが声を掛け合った」(昌子源)
若きセンターバックコンビは試合終盤まで体を張り続け、金崎夢生が挙げた貴重なゴールを守り切った。主審が試合終了のホイッスルを吹くと、カシマスタジアムは今季最初の歓喜に湧いた。
2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第2節が行われ、鹿島アントラーズは1-0でサガン鳥栖を下し、開幕2連勝を飾った。
空中戦を得意とする鳥栖FW豊田陽平と対峙することになった鹿島DF植田直通は「豊田選手が(ゴール前に)どうやって、どういう入り方をするのか。それを見ながら、どういう対応をしたら嫌がるかなというのを考えながらやっていた」と振り返り、「何度かうまくいった場面もありましたし、うまくいかない部分もあった」と課題もあったことをうかがわせた。
21歳の植田と最終ラインでコンビを組んだ23歳のDF昌子は、完封できた要因として「僕とナオ(植田)のコンビネーションというか、コミュニケーションの部分」を挙げ、お互いうまく連携を取れたことに手応えを感じた様子。日本屈指のセンターフォワードである豊田の競り合いの強さを認めつつ、「ヘディングでなかなか勝てないところでも後ろがカバー」して、味方と連動して抑えることができたという。
また、植田とのコンビネーションのみならず、「僕が競りに行って、ナオがカバーに入るだけじゃなくて、(山本)脩斗くんや大外の(西)大伍くんまでがカバーできていたので、そこからのピンチはあんまりなかった」と最終ライン全員でカバーしあえたことや、「前の(金崎)夢生くん、(赤崎)秀平くんから、(小笠原)満男さんが続いて、両サイドハーフ、両サイドバックもついてきてくれて、最後に僕ら(センターバック)のところには(コースが)限られたボールしか来ない」ことを挙げ、チーム全員で守れたことが完封につながったと語る。
それでも開幕連勝の立役者は、2試合連続で相手を“ゼロ”に抑えたセンターバックの二人と言っても過言ではないはずだ。
年齢も近い二人の仲の良さを象徴するような場面が試合前にあった。集合写真の際に昌子が植田に蹴りを入れたのだ。これについて問われると、昌子は苦笑いを浮かべながら説明を始める。撮影の際に、声出し役の昌子が「5,4,3,2,1」と声をかけるべきところで、「1,2,3,4,5」と逆に数えてしまったという。そんな“先輩”の失敗には“後輩”の植田も思わず笑ってしまったようで、「何笑っとんねん(笑)」と蹴りを食らわせられたというのがことの真相のようだ。昌子は「試合前にちょっとホーム開幕戦で緊張していたのをほぐしてやった」と、2つ年下の植田を思って?の行動だったと明かした。
そんな“抜群の連携”を見せる植田と昌子のコンビは、7日から9日にかけてトレーニング合宿を行う日本代表候補メンバーに選ばれている。植田が「自分が上に行くためには、周りが年上とか関係なしに、『試合に出るんだ』という気持ちを前面に出していきたい」と意気込めば、昌子は「年上、年下関係なく、色々な話をして。話を聞くだけでも成長できる場だと思う」と貴重な経験を得られることを語った。ともに日本代表への熱い想いを胸に秘めている。
また、植田はリオデジャネイロ・オリンピックに出場するU-23日本代表の主力でもある。1月の最終予選を“優勝メンバー”という形でくぐり抜けたものの、本大会に出場できるのはわずか18名。まだ厳しいポジション争いが待ち受けている。それでも「鹿島で試合に出続けて、結果を残し続ければ、メンバーにも選ばれる確率も上がると思うので、しっかりとここで結果を出し続けることが一番」とクラブで結果を出すことが、リオ行きの近道だと信じている。
クラブでの結果。一番わかりやすいのはタイトル争いだろう。石井正忠監督の下、2年目を迎えた今季の鹿島は、チーム目標として昨季制したヤマザキナビスコカップの決勝戦よりも優れたプレーを見せることを掲げている。前年度王者ガンバ大阪に3-0の完勝を収めたファイナルをプレーの基準としているのだ。
しかし、植田はその決勝戦を含め、ヤマザキナビスコカップの決勝トーナメントでは出場することが叶わなかった。“先輩”の昌子は言う。「僕と(ファン)ソッコがやっていたのを、僕とナオができないと意味がない」。自らが植田を引っ張ることで、チームと自分自身の成長につなげたいという思いがあるようだ。
「(今日の試合が)始まる前に僕が『1,2,3,4,5』って言って(チームの雰囲気が)和んだけど、試合に入ればピリッとするのが鹿島。きっかけというか、そういう雰囲気を作る満男さんや曽ヶ端(準)さんがいて、(西)大伍くんらが僕らに声をかけてやってくれて。そういうチームが鹿島だと思う。これからもそれを続けて、今日のようなゲームを、『ナビスコ以下を見せない』、『ナビスコ以上の試合を見せる』というのが、今年の僕らのサッカーかなと思います」(昌子)。
昌子が語るようにチーム全員が「ナビスコ以上」のプレーを見せ続け、若きセンターバックコンビが“ゼロ”の山を積み上げることができれば、鹿島はタイトル争いの主役となれるだろう。そして、それこそが植田のリオ行き、昌子の日本代表定着を後押しするはずだ。
◆鹿島・金崎“理想的”決勝弾!シャツOUTでゴールIN(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/03/06/kiji/K20160306012162260.html
明治安田生命J1第1S第2節 鹿島1―0鳥栖 (3月5日 カシマ)
膝から芝生に滑り込み、鹿島の金崎がユニホーム背面裾に記された「RISO」の文字を指さした。前半31分、右サイドからの直接FKのチャンス。遠藤のキックをファーサイドに走り込んだ山本が頭で折り返すと、谷口と競り合いながらヘディングで決めた。背番号33の今季初得点は値千金の決勝弾。「脩斗君(山本)からいいボールが来たので決められて良かった」と笑顔を見せた。海外再挑戦を目指して今オフに一度はチームを去ったが、開幕直前に電撃復帰。2年ぶりの開幕連勝に貢献して、生半可な気持ちでチームに戻っていないことを証明した。
中学時代の恩師の教えを守り、金崎は昨季までユニホームをパンツに入れるスタイルを貫いてきた。だが、今季から背面裾に「理想科学工業株式会社」の社名ロゴが入ったことで、クラブ側から裾を出すことを厳命された。この日はついパンツに入れる時もあったが、背面側だけ裾を出してプレー。試合後のヒーローインタビューでは、サポーターに向かって「シャツを入れてもいいですか?」と問いかけ、大歓声を浴びた。関係者は「裾を入れたがることで逆に注目されている。宣伝としてはいい」と指摘。今後の話し合い次第で“シャツ入れ”が許可される可能性もある。
スタンドでは、日本代表のハリルホジッチ監督が視察した。金崎のプレーに熱視線を送り「戦う意識、リズムはかなりよかった」と高く評価。しかし、金崎は「試合内容は良くなかったので、もっと頑張りたい」と向上心は尽きない。7~9日には千葉県内で行われる日本代表候補合宿に参加。今月下旬のW杯アジア2次予選(24日アフガニスタン戦、29日シリア戦)のメンバー入りに向けたアピールの舞台となる。日本代表ではシャツ入れは問題視されないだけに、思う存分、暴れまくる。
◆「シャツを入れていいですか?」金崎がファンに異例の“お願い”(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?184329-184329-fl
[3.5 J1第1ステージ第2節 鹿島1-0鳥栖 カシマ]
鹿島アントラーズのFW金崎夢生が今季初ゴールを決め、チームを開幕2連勝に導いた。前半31分、右45度の位置でFKを獲得すると、MF遠藤康が左足で入れたボールをファーサイドのDF山本脩斗が頭で折り返し、ゴール正面で競り勝った金崎が打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。
金崎は試合後のヒーローインタビューで「(山本)脩斗くんのいいクロスでゴールを決められてよかった」とコメント。チームは連勝スタートを切ったが、「まだ2試合しか終わっていないし、今日も内容的にはあまり良くなかった」と浮かれることはなかった。
鹿島は今季、茨城県に開発・製造拠点を置く理想科学工業株式会社とオフィシャルスポンサー契約を締結。ユニフォームの背中裾部分に同社のロゴマークが掲出されている。そのため鹿島の選手は今季、スポンサーロゴが見えるようにシャツをパンツの外に出してプレーしているが、金崎は滝川二高時代の教えもあってユニフォームはしっかりパンツに入れるスタイル。この日もユニフォームの前面はパンツにしまい、背面だけ外に出してプレーしていた。
ヒーローインタビューに応じていた金崎は最後にサポーターへのメッセージを聞かれ、「スポンサーの関係で『シャツを出して』と言われているんですが、僕的にはシャツを入れたいんですけど、大丈夫ですか?」と逆質問。サポーターは“許可”を表す意味か、大きな歓声で応え、「ありがとうございます!」と応じた。サポーターの“お墨付き”をもらった金崎。次節以降は自分の流儀を貫き、シャツの背面もパンツに入れてプレーするのだろうか。
[写真]開幕戦での鹿島FW金崎夢生
◆鹿島金崎DFなぎ倒し御前弾!復帰後即存在感見せた(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1613122.html
<J1:鹿島1ー0鳥栖>◇第1ステージ第2節◇5日◇カシマ
鹿島の日本代表候補FW金崎夢生(27)が、ホーム開幕の鳥栖戦で“復帰”第1号を決めた。前半31分にFKの折り返しを頭でねじ込んだ。これが決勝点となって1-0の勝利。日本代表ハリルホジッチ監督が見守る前での御前弾となった。1月に1度は退団が発表されながら土壇場で復帰を果たし、今季1号で開幕2連勝へと導いた。
FW金崎が力ずくでゴール前を制した。右からのFKの場面は前半31分。MF遠藤のキックを左サイドでDF山本が頭で折り返した球を、頭で決めた。鳥栖DFをなぎ倒し、強さで決めた決勝点。ヒーローインタビューでは「(山本)脩斗君からいいクロスがきたんで決められてよかった」と仲間に感謝し、取材ゾーンでは「いいシュートでしたね」とだけ笑顔で話し、自画自賛した。
戻ってきた金崎効果が、如実に表れた。アシストの山本は「夢生は球際が強いし、勝ってくれると思った。狙い通りでした」と信頼を寄せる。その効果は攻撃だけにとどまらない。2トップを組む赤崎と前線からプレスをかけ続ける。日本代表候補のDF昌子は「ボールを奪っている(小笠原)満男さんに注目がいきがちだけど、前線からの守備があるから中盤でボールが取れる」と話し、攻守にわたって存在感を見せている。
1月に1度は退団が発表されながら、開幕直前に復帰が決まりこの活躍。ハリルホジッチ監督が見守る前で、明日7日から始まる代表候補合宿にも弾みをつけたが「まだ2試合しか終わっていない。内容的にはよくなかったので、また頑張ります」と満足はしなかった。【栗田成芳】
◆【鹿島】夢生、ハリル監督の御前で決勝ゴール(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160305-OHT1T50251.html
◆J1第1ステージ第2節 鹿島1―0鳥栖(5日・カシマスタジアム)
明治安田生命Jリーグは、鹿島のFW金崎夢生(27)が前半31分、視察したバヒド・ハリルホジッチ日本代表の監督(63)の前で決勝点を奪い、勝利に貢献した。
FW金崎がホーム開幕戦でエースの仕事を果たした。前半31分、右サイドで得たFK。DF山本の折り返しを相手選手に挟まれながら競り合い、頭でゴール左に押し込んだ。「(山本)脩斗くんからの良いクロスを決められて、良かった。良いシュートだった」。ピンチこそ少なかったが、鳥栖相手にリズムをつかめない時間帯に、開幕2連勝に導く今季初ゴールを決めた。
ヒーローインタビューでは「夢生ワールド」全開だった。サポーターへのメッセージを求められると、唐突に「シャツを入れたいんだけど、いいですか」とマイクでアピール。今季からユニホーム背面の裾に「理想科学工業」のロゴが入った影響で、試合中は裾を出さなければいけない。恩師の教えを守ってシャツを入れてきた金崎はクラブの方針に従っていたが、違和感はぬぐえないようだ。
昨年のナビスコ杯優勝後、場内インタビューで「パパ、(誕生日)おめでとう」と叫ぶなど、奔放な性格で知られるストライカー。視察に訪れた日本代表のハリルホジッチ監督は「戦う意識と、戦うリズムはかなり良かった」と高い評価。鹿島、そして日本代表で受ける期待は、日増しに大きくなる中、金崎は「今日は(試合)内容的にもよくなかったので頑張ります」と誓った。(内田 知宏)
◆鹿島 ホーム初戦飾る(茨城新聞)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14571922659617
明治安田J1第1ステージ第2節の鹿島は5日、本拠地のカシマスタジアムで鳥栖と対戦し、ホーム開幕戦を1-0の勝利で飾った。鹿島は開幕戦に続き2連勝で、暫定2位。
鹿島は前半31分、フリーキックからのロングボールを遠いサイドで山本が折り返し、ゴール前の金崎が頭で押し込んで先制した。金崎は今季初得点。
昌子、植田を中心とした守備陣は相手の反撃に耐え切った。試合終了間際のピンチもしのぎ、2試合連続となる無失点で抑えた。
今季ホーム初戦となる試合には1万9696人の観客が集まり、体を張ったプレーを見せる選手らに熱い声援を送った。ホーム開幕戦としては昨季より2401人多かった。
次節の鹿島は12日、敵地・ユアテックスタジアム仙台で仙台と対戦する。
◆鹿島、ホーム開幕戦で鳥栖を下す…金崎弾守り切り2戦連続完封勝利(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160305/407964.html
2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第2節が5日に行われ、鹿島アントラーズとサガン鳥栖が対戦した。
開幕節でガンバ大阪を破った鹿島は、ホームで迎える初戦で白星を飾り、連勝スタートを切りたいところ。先発はG大阪戦と同じメンバーが起用され、日本代表候補に選出されたDF昌子源、DF植田直通、MF柴崎岳、MF遠藤康、MF金崎夢生らが名を連ねている。同じく開幕白星スタートを切った鳥栖は、前節のアビスパ福岡戦から1名を変更。MF高橋義希に代わって岡本知剛が起用された。
ファーストシュートは鹿島。10分、柴崎がロングレンジから左足で狙うと、このシュートをエリア手前中央の中村充孝がトラップ。左方向に流れたボールを赤崎秀平が右足ボレーで狙ったが、シュートは枠の上に外れた、一方の鳥栖は11分、右サイドから鎌田大地がグラウンダーのパスをエリア内左に供給。これを受けた豊田陽平がDFを背負いながら左足でシュートにつなげたが、GKにキャッチされた。
続く12分には鹿島にチャンス。遠藤が右サイド深い位置から右足で折り返し、ファーサイドの中村がヘディングで合わせる。しかしこのシュートはGK林彰洋が好セーブで凌いだ。
試合が動いたのは31分。鹿島は右サイドでFKを得ると、遠藤が左足でクロス。エリア内左でフリーとなっていた山本脩斗がヘディングで折り返したボールを中央の金崎が頭で押し込み、先制点を奪った。試合はこのまま1-0で前半を折り返す。
後半も先にチャンスを作ったのは鹿島だった。47分、エリア手前ゴール正面からのFKを柴崎が右足で直接狙うと、シュートは枠の右を捉えたが、GK林が弾き出した。55分にはカウンターで右サイドの裏に抜けだした赤崎がカットインから左足でシュート。DFに当たってこぼれたボールを、遠藤がミドルレンジから左足で狙ったが、ここもGKにセーズされた。
追加点を目指す鹿島は60分、赤崎に代えてカイオを投入。すると63分、エリア手前左で、小笠原満男、金崎とパスを繋いで、最後はカイオが右足で狙ったが、このシュートは大きく枠の上に外れてしまった。
追いつきたい鳥栖は65分、岡田翔平に代えて早坂良太を投入。対する鹿島も70分に中村を下げ、新戦力の永木亮太をピッチに送り出す。
鹿島は80分、左サイドでボールを受けたカイオがグラウンダーで折り返すと、ニアサイドに金崎が飛び込んだが、シュートは枠を捉えることができない。鳥栖は83分、右からのクロスに豊田が頭で合わせたが、力のないシュートはGKにキャッチされた。
終盤は鳥栖が相手陣内に攻め込み同点を目指したが、得点を奪うには至らず、試合は1-0のまま終了。逃げ切った鹿島がホーム開幕戦を勝利で飾るとともに、2戦連続の完封でシーズン連勝スタートとなった。
次節、鹿島は12日に敵地でベガルタ仙台と、鳥栖は同日にホームでヴァンフォーレ甲府と対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 1-0 サガン鳥栖
【得点者】
1-0 31分 金崎夢生(鹿島アントラーズ)
◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第2節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51727
明治安田J1 1st 第2節
金崎の1点を守り切り、難敵鳥栖を撃破!鹿島、連続完封勝利でホーム開幕戦を飾る!
ホーム開幕戦という重要な舞台で、鹿島が難敵鳥栖から金崎のゴールを守り切る完封勝利で勝ち点3を手にした。これで前節のG大阪戦に続き、2試合連続となる1-0の完封勝利。リーグ優勝へ向けて着実に一歩を踏み出した。
タイトルレースのライバルと目されるG大阪からの勝利明け、この大事なホーム開幕戦で石井監督は前節と同じ11人をカシマのピッチに送り出した。そして序盤は赤崎、金崎のツートップが前線から激しいプレッシャーをかけ、鳥栖に自由を与えなかった。また中盤では小笠原が試合の主導権を握るべく、ボールを巧みに散らし、相手の出方をうかがう。圧倒するわけではなかったが、じわりじわりとその間を詰めていき、鳥栖の崩れを誘っていく巧みな試合運びだった。
そして31分、鹿島が待望の先制点を得る。中盤でボールを受けた遠藤が左サイドへ展開。このボールを山本が頭でゴール前へ折り返し、最後は相手DFを乗り越えるような形で金崎がヘディングで鳥栖ゴールへボールを叩き込んだ。
この先制点で安定した鹿島は前半45分を危なげなく折り返した。だが後半に入ると、鳥栖も鎌田を中心に攻勢をかけてきた。鹿島にとって幸運だったのは、その鎌田が78分に交代でピッチを去ったこと。ここから鳥栖の攻撃はより単調なものとなった。さらに後半アディショナルタイムにもあわやの場面があったが、この時のシュートはサイドネット。運の部分もあったが、鹿島は2試合連続となる完封劇でホーム開幕戦を勝利で飾った。
後半になってから押し込まれるなど、試合内容としてはまだ修正の余地はある。だが、このチームにとって大きいのは開幕2連勝、しかも無失点という事実だ。試合後の選手たちに納得した表情を見ることはできなかったが、安堵の表情は見られた。この勝ち点3が大きかった-シーズン終盤にそう振り返る時が必ず来ることだろう。
【この試合のトピックス】
・西がこの試合でJ1通算200試合出場を達成。
・山本がこの試合でJ1通算150試合出場を達成。
・金崎が今季初ゴール。
・永木がアントラーズでの初出場並びに公式戦デビューを飾る。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・自分たちがやらなくてはいけないことを再度徹底しよう。
・自陣内では簡単にフリーキック、コーナーキックを与えないこと。
不用意なファウルは禁物だ。
・セカンドボールへのアプローチと競り方をしっかり。必ず相手よりも速く反応すること。
サガン鳥栖:マッシモ フィッカデンティ
・もっと自信を持ってボールを動かそう。
・相手のカウンター攻撃をしっかりケアすること。
・最後まで冷静に戦うこと。
・内容は決して悪くないのでこのまま続けよう!
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半の立ち上がりから少し守備のところで相手を抑えられないところがあったが、試合中にある程度修正することができた。しかし、後半の最後は押し込まれてしまったので、そこは今後の修正が必要だ。G大阪戦、鳥栖戦と0点に抑えたことは非常に評価できる。この2試合をしっかり勝ちきれたことはよかったと思う。
Q 永木選手がアントラーズで初出場となったが、彼の評価は?
A 守備の面でいうと、相手のボランチにプレッシャーをかけにいってほしいと指示を出した。そこはある程度できたと思う。攻撃面では、中盤のつなぎ、とくにサイドチェンジを要求したが、そこは少しうまくできなかったかなと思う。
Q 仙台戦に向けて、代表合宿で5人の選手がいなくなるが、どのように臨む?
A まずは、代表以外の選手でいままでやってきたトレーニングに取り組んでいく。最終的には5人が戻ってきた段階で紅白戦もできるはず。あまり心配はしていない。代表に呼ばれた5人は、代表選手として高い意識を持って代表のトレーニングに臨んでくれると思っている。
Q セットプレーで得点を挙げたが、攻撃面の評価は?
A 今までの試合より、少し相手を押し込む場面が少なかったと思う。相手を押し込んでボールを動かすというプレーも、思ったようにはできなかった。鳥栖の厚いディフェンスもあった。強いチームに対しても自分たちでしっかりボールを動かして主導権を握れるようにしていきたい。
サガン鳥栖:マッシモ フィッカデンティ
今日の試合はすごくいい部分がたくさんあった。この内容で、勝ち点0でカシマから去らなくてはいけないことを非常に残念に思う。フィジカル的にもテクニック的にも戦術的にも、いい戦いができたと思う。勝ち点を奪えなかったことは本当に残念だ。2トップのスピードを生かしてくると予想していたが、そこで苦しめられたという感覚はほとんどない。唯一のチャンスをものにされてしまった。守ることを優先して戦うと、アントラーズのようなチームは強い。うまくやられてしまったという感覚。後半は前からどんどんプレスをかけていき、5、6回チャンスを作れたと思うが、そこで点が取れなければ負けるのがサッカー。しかし、今日は自分としては好きな戦い方をしてくれた。選手たちをほめたいと思う。アントラーズは昨年の2ndステージからすごくいい戦いをしているので、そういうチームを相手にほとんどチャンスを与えず、こちらのよさを出せたということを今後につなげたいと思う。
選手コメント
[試合後]
【赤崎 秀平】
試合の最後で決定機を作られてしまったので、もっと安定した試合展開にしたい。点を取ってからの試合運びはいつも通りだったが、鳥栖のペースが落ちなかったので後手に回ってしまった。昨年と比べると勝てているのが大きい。昨年できていたことをもっとやれるようにしたい。今はそこまでできていないので、もっと相手を圧倒して90分で終わらせるサッカーをしたい。
【永木 亮太】
勝っている状況での途中出場というのは、今までにあまり経験がないこと。展開をガラッと変えることはできなかったが、最低限のことはできたと思う。周りの選手に助けられながら、集中を切らさずにできた。今まではアウェイとしてカシマスタジアムに来ていたが、サポーターの赤い壁は迫力があると思っていた。今日からは味方にだったので、頼もしいし力強かった。
【遠藤 康】
勝ててよかった。後半は押し込まれる時間が多く、うまくはまっていないところがあった。そんななかでも修正していけるようにするのは、今後の課題になった。(得点シーンは)脩斗君とのアイコンタクトだった。(代表候補キャンプに関して)チームありきの代表。まずはアントラーズで試合に出させてもらっていることに感謝したい。すぐに試合なので、次のことも考えながらやりたい。
【柴崎 岳】
1-0で勝ったことは大きい。全員が守備を意識し集中していた。相手にセカンドボールを拾わせないことが成果としてあらわれた。自分らしい10番像を見せていきたい。アントラーズの10番は偉大な番号。意識はする。長いシーズンの中、勝利を導けるようにしたいと思う。
【植田 直通】
2試合を無失点で終わることができたのはうれしい。豊田選手にやらせないように意識していた。どうやったら勝てるか楽しみながらやった部分もある。1対1で負けてもカバーしてくれることを想定してのプレー。
【昌子 源】
難しい試合になると思っていた。サポーターの声援がすごかったが、これ以上のお客さんに観て欲しい。ゴール裏の旗が変わってて威圧感があった。そのサポーターの中で勝って良かった。ナオとはナビスコカップで組んだソッコと同じようにプレーできるように意識している。うっとうしいくらい声を掛け合っていた。
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