日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年8月8日木曜日

◆サンパウロ ガンソ同点弾も主力4人温存でミスミス敗戦…(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/08/kiji/K20130808006375550.html

スルガ銀行チャンピオンシップ サンパウロ2―3鹿島 (8月7日 カシマ)

 サンパウロは厳しい条件の中で力を出せなかった。前半に2失点。後半13分にガンソがミドル弾を決めるなど一度は追いついたが、ロスタイムに勝ち越された。

 欧州での連戦を行い、5日に来日したばかり。今季はブラジル選手権で20チーム中18位と低迷中で、11日に19位ポルトゲーザとの下位決戦を控えるため、背番号10のMFジャジソンら主力4人を日本遠征に帯同せず温存した。イージーミスが目立つ名門らしからぬ内容。06年に鹿島を指揮したアウトゥオリ監督は「鹿島にはおめでとうと言いたい」と古巣を称えるしかなかった。

◆柴崎 後半ロスタイムの大迫ラッキーV弾を演出!(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/08/kiji/K20130808006375570.html

スルガ銀行チャンピオンシップ 鹿島3―2サンパウロ (8月7日 カシマ)

 鹿島のMF柴崎が決勝弾を演出した。後半ロスタイムにこぼれ球を拾い、右足でミドルシュート。豪快な一撃が相手DF、大迫に当たりネットを揺らした。

 一度は自身のゴールとアナウンスされ、訂正は試合後のヒーローインタビューを受けた直後。殊勲弾は大迫に譲ったが、ミスの少ないつなぎや積極的な飛び出しで勝利に貢献した。21歳のボランチにとって、ブラジルの名門との真剣勝負は貴重な経験。「サンパウロは個々の技術が高く、フィジカルも強かった」と振り返った。

◆サッカー・スルガ銀行CS 鹿島、初の連覇(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13758878332285

サッカーのスルガ銀行チャンピオンシップ(CS)は7日、カシマスタジアムで行われ、Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ優勝のJ1鹿島が南米カップ王者のサンパウロ(ブラジル)を3-2で下し、大会初の2連覇を果たした。後半ロスタイムに大迫がハットトリックとなる決勝点を決めた。優勝賞金は3千万円。

鹿島は前半24分、大迫が左足で先制ゴール。39分には左クロスを近いサイドに走り込んだ大迫が右足で合わせ加点した。2点リードの後半13分、サンパウロのガンソに得点を許して1点差とされ、30分には同点に追い付かれた。PK戦の可能性も見えた試合終了間際、柴崎のシュートが大迫に当たって角度が変わり、決勝点につながった。

同CSで日本勢は4連勝、通算成績は4勝2敗。

◆鹿島、サンパウロ下し連覇(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2013/08/08/0006229385.shtml

 サッカーのJリーグ・ヤマザキナビスコ・カップと南米カップの王者が戦うスルガ銀行チャンピオンシップは7日、カシマスタジアムで行われ、J1の鹿島は大迫が3得点を挙げる活躍でブラジルの強豪サンパウロを3-2で下し、大会初の連覇となる2年連続2度目の優勝を決めた。日本勢は2010年のFC東京から4年連続でのタイトル獲得となった。

 鹿島は前半に2-0とリードを奪い、主導権を握った。後半にはサンパウロのガンソのミドルシュートなどで一度は追い付かれたが、試合終了間際に大迫が決勝点を押し込んだ。

◆【鹿島】大会史上初2連覇!大迫ハットで代表入りアピール(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130807-OHT1T00258.htm

 ◆スルガ銀行チャンピオンシップ 鹿島3―2サンパウロ(7日、カシマスタジアム) 鹿島(12年ナビスコ杯優勝)が、サンパウロ(12年コパ・スダメリカーナ優勝)と対戦し、3―2で勝利した。鹿島は、ウルグアイ戦(14日・宮城ス)での日本代表入りを狙うFW大迫勇也(23)が、プロ初のハットトリックを達成。後半、一度は追いつかれたものの、終了間際に大迫が決勝点を押し込み大会史上初の2連覇を達成した。

 思わずはにかんだ。「俺?」。後半ロスタイムにMF柴崎のシュートが腹に当たり、コースが変わりゴール。大会初となる2連覇を決めた殊勲弾にも「あれでハットトリックは恥ずかしいよ」と笑った。

 日本代表入りへ最後のアピールだ。3日の大宮戦と同じく、1トップとして先発。まずは前半24分に、元ブラジル代表GKロジェリオ・セニから先制弾を決めると、同39分に2点目。後半、自ら得たPKを、やり直しを含め2度失敗したため「もっと取れた」と反省したものの、王国の名門相手に圧倒的な存在感を示した。

 2得点を挙げた東アジア杯後、7月31日の名古屋戦では1点を決めたが、チームは敗戦。勝利した大宮戦では不発に終わり、強烈な印象は残せなかった。それでも、代表を経験し、自信を深めたのは確かだ。鹿島の鈴木満強化部長(56)は代表での活躍に「トータル的に良かった。ポストプレーもそうだし。チームでも意欲が出てくるんじゃないかな」と評価。トニーニョ・セレーゾ監督(58)も試合後「(3点目は)ストライカーとしてあそこにいる努力を続けてきた結果。日本風に言えば『持っている』」と成長に目を細めた。

 8日にはウルグアイ戦の代表メンバーが発表されるが「気にしていない。まずはJリーグ」と目の前の試合に集中した。背番号9は、どんな状況でもゴールだけを狙い続ける。

◆大迫ハット!鹿島、サンパウロ下し連覇(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130807-OHT1T00159.htm

 ◆スルガ銀行チャンピオンシップ 鹿島3―2サンパウロ(7日、カシマスタジアム) サッカーのJリーグ・ヤマザキナビスコ・カップと南米カップの王者が戦い、J1の鹿島は大迫が3得点を挙げる活躍でブラジルの強豪サンパウロを3―2で下し、大会初の連覇となる2年連続2度目の優勝を決めた。日本勢は2010年のF東京から4年連続でのタイトル獲得となった。

 鹿島は前半に2―0とリードを奪い、主導権を握った。後半にはサンパウロのガンソのミドルシュートなどで一度は追い付かれたが、試合終了間際に大迫が決勝点を押し込んだ。

 鹿島・セレーゾ監督「一発勝負なので、リスクを冒す必要はなかった。選手には確実性を求め、勝利に値する流れをつくり上げた。鹿島にとって重要な勝利だ」

 サンパウロ・アウトゥオリ監督「ドイツ、ポルトガルと遠征してきて、体力の消耗が激しい中でよく同点まで持っていった。鹿島は常に良い選手を輩出している。大迫もいずれ偉大な選手になる」

◆大迫ハットでサンパウロ撃破!!8日発表の代表入りへ望み(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/08/kiji/K20130808006375540.html

 日本と南米のカップ戦王者が対戦するスルガ銀行チャンピオンシップは7日、カシマスタジアムに2万6202人の観衆を集めて行われ、鹿島がサンパウロに3―2で競り勝った。FW大迫勇也(23)がプロ入り後初のハットトリックで勝利に貢献。8日に発表される親善試合ウルグアイ戦(14日、宮城)メンバー入りに望みをつないだ。チームは大会史上初の連覇を達成して賞金3000万円を獲得した。

 乗ってる男が、運まで味方につけた。2―2で突入した後半ロスタイム。柴崎のシュートが相手DFのブロックにあい角度を変えると、最後は大迫の腹部付近に当たりネットに吸い込まれた。終了間際の決勝弾で、プロ初のハットトリックを達成。ミラクルな一撃に「あれでハットは恥ずかしいね」と苦笑いした。

 独り舞台だった。前半24分に左足で先制すると、同39分には左クロスを右足で合わせて沈めた。後半17分には自ら倒されて得たPKを失敗。GKが先に動いたためやり直しとなったが、2度目も枠の上に外した。そして最後に待っていた劇的な結末。相手GKセニは02、06年W杯のブラジル代表で、公式戦通算100得点超を記録している異色の存在。将来のサンパウロ監督候補にも挙がる守護神から、若きエースが結果を出した。

 本職のポジションで躍動した。土居との2トップで先発したが、攻撃時は最前線に張る機会が多い1トップ気味の位置。故障離脱中のダヴィと2トップを組む際には、バランスを意識して1・5列目に入ることが多い。土居との2トップは3日の大宮戦に続く2戦目で「ゴールに向かう役割をやらせてもらえて楽しい」と笑顔。正確なポストプレーなど得点以外でも存在感は抜群だった。

 日本代表入りにも望みをつないだ。親善試合ウルグアイ戦メンバーは8日に発表。大迫は7月の東アジア杯で2得点を挙げたが、優勝を懸けた韓国との最終戦は出番がなく、FWの中での序列は低いとみられる。原技術委員長は「スルガ杯は選考に関係ない」と既にメンバーが固まっていることを示唆している。この日もコーチ陣は視察に来なかったが、ブラジルの名門を撃破する3発はインパクト十分の活躍。ザッケローニ監督が振り向くことを信じて、運命の発表を待つ。

 ▽スルガ銀行チャンピオンシップ Jリーグのナビスコ杯王者と南米のスダメリカーナ杯王者が翌年に対戦する国際大会。08年に第1回大会が行われた。今回が第6回で、全て日本での開催。スダメリカーナ杯は、南米でリベルタドーレス杯に次ぐクラブの国際大会で、02年から開催されている。

◆大迫ハット!鹿島2連覇/スルガ銀行C(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20130807-1169749.html

<スルガ銀行チャンピオンシップ:鹿島3-2サンパウロ>◇7日◇カシマ

 鹿島がFW大迫の3得点で大会初の2連覇を達成した。前半25分にMF柴崎のパスをゴール前で受けると、浮き球を左足で流し込んで先制。同39分にはMFジュニーニョの左からのクロスに反応し、中央で右足ボレーで合わせて追加点を突き刺した。

 後半13分に1点を返されると、後半17分に大迫が自らPKを獲得したものの、1回目のキックはGKに止められ、GKが早く動いたことによる蹴り直しの2回目は枠外。2回の失敗が響いたのか、同30分に同点ゴールを奪われた。だが、後半47分にMF柴崎のミドルシュートが大迫に当たり決勝点となった。

◆鹿島大迫「勝ててうれしい」/スルガ銀行C(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20130807-1169788.html

<スルガ銀行チャンピオンシップ:鹿島3-2サンパウロ>◇7日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)がプロ初のハットトリックで南米王者のサンパウロを敗り、大会初の連覇を達成した。

 1点目はMF柴崎からのパスを受けて押し込み、2点目はMFジュニーニョの左クロスに完璧に合わせた。同点とされた試合終了間際には、柴崎が放ったシュートが大迫のおなかに当たり、コースが変わってそのままゴールに吸い込まれた。ラッキーなハットトリックに「あれでハットトリックは恥ずかしい」と言いつつ「勝てたことはうれしいです」と勝利を素直に喜んだ。

決勝ゴールを決めた大迫(右)のもとに集まって喜ぶ柴崎(左)と野沢(撮影・丹羽敏通)

◆大迫のハットトリックでサンパウロに劇的勝利、鹿島がスルガ杯初の連覇(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20130807/127908.html



「スルガ銀行チャンピオンシップ2013 IBARAKI Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦」が7日に行われ、鹿島アントラーズとブラジルのサンパウロが対戦した。

 試合は序盤、サンパウロがボールを支配し、鹿島も大迫勇也を中心にチャンスを伺う。サンパウロは17分、カウンターからパス交換で鹿島守備陣を崩すと、アデミウソンがGKと1対1の場面を迎えるが、飛び出した曽ヶ端準が防いだ。一方の鹿島は25分、ロングボールに右サイドを抜け出した柴崎岳が、ペナルティエリア内でボールをコントロールして、中央を駆け上がった大迫へパス。飛び出した相手GKロジェリオ・セニと交錯しかけたが、ボールは大迫の下へこぼれ、無人のゴールへ流し込み、先制する。

 39分にも左サイドのジュニーニョから、クロスがゴール前へ送られると、ニアサイドへ走りこんだ大迫がDFの前に入り、右足ダイレクトで合わせて追加点を挙げる。前半は鹿島が2点のリードを得て、折り返す。

 後半に入りサンパウロは58分、ガンソが左サイドから中央に切れ込みながら、左足でミドルシュート。これがゴール左隅に決まり、1点を返す。

 鹿島は61分、大迫がペナルティエリア前でゴールに背を向けてパスを受けると、反転して前を向いたところで、相手DFに倒されてPK を獲得。これを自ら蹴ったが、GKロジェリオ・セニにコースを読まれ、セーブされてしまう。しかし、主審は蹴り直しを命じ、大迫は再びPKを蹴ったが、今度は枠を外してしまい、突き放すチャンスを逸してしまう。

 すると、同点を目指して、押し込み始めたサンパウロは75分に、ドウグラスが右サイドからグラウンダーのパスを鹿島DFラインとGKの間に送ると、ファーサイドのガンソが中央へ折り返し、フリーのアロイージオが難なく押し込み、スコアを振り出しに戻す。

 試合は同点のまま、PK戦に突入するかに思われた後半アディショナルタイムに、鹿島は柴崎がミドルシュートを打つと、大迫に当たってコースが変わり、GKの動きの逆を突き、貴重な勝ち越し点を獲得。大迫はハットトリック達成となった。試合はそのまま終了し、鹿島が3-2で勝利した。

 鹿島は昨年に続き、同大会初となる連覇を達成。また日本勢としても大会4連覇となった。

※試合終了直後は鹿島の3点目が柴崎の得点となっておりましたが、その後大迫の得点に変更されたため、修正致しました。

◆スルガ杯連覇の鹿島、決勝点が大迫に変更でハットトリック達成に(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20130807/127922.html



「スルガ銀行チャンピオンシップ2013 IBARAKI Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦」が7日に行われ、鹿島アントラーズとブラジルのサンパウロが対戦。鹿島が3-2と勝利し、大会初の連覇を達成した。

 試合は、2-2の同点で迎えた後半アディショナルタイムに、柴崎岳のミドルシュートが選手に当たってゴールインし、決勝点となった。当初は柴崎の得点とされていたが、その後、最後にボールに当たった大迫勇也の得点に修正された。

 大迫は前半に2得点を決めており、ハットトリックを達成したこととなった。

◆鹿島を大会連覇に導いた大迫、ハットトリック達成は「恥ずかしい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20130807/127936.html



「スルガ銀行チャンピオンシップ2013 IBARAKI Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦」が7日に行われ、鹿島アントラーズとブラジルのサンパウロが対戦。終了間際の決勝点を含む、大迫勇也のハットトリックの活躍で、鹿島が3-2と勝利し、大会史上初の連覇を達成した。

 大迫は試合後、ハットトリックの活躍にも、「恥ずかしいですね。3点目は(柴崎岳のシュートが)相手に当たってコースが変わって、僕のお腹に当たって入りました」と振り返ると、2-1と鹿島が1点リードで迎えた61分に、自身で獲得したPKを、蹴り直しを含め、2度失敗した場面に触れ、「その前のPKを決めておけば…。芝を張り替えたばかりで2本とも(芝が)めくれました。あそこは左利きの人が蹴ったほうが良かったかもしれないです。申し訳ないと思ったんですけど、切り替えてプレー出来ました」と、試合を決定づける得点チャンスの場面でのミスを悔いた。

 また、試合ではワントップを務めた大迫だったが、「1トップのフォーメーションはゴールに向かう人が必要なので、個人的にはすごく楽しいです」と、手ごたえを口にしている。

◆経験の積み重ねや成長感じる柴崎「良い時、悪い時がわかるように」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20130807/127939.html



「スルガ銀行チャンピオンシップ2013 IBARAKI Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・スダメリカーナ王者決定戦」が7日に行われ、鹿島アントラーズとブラジルのサンパウロが対戦。終了間際の決勝点を含む、大迫勇也のハットトリックの活躍で、鹿島が3-2と勝利し、大会初の連覇を達成した。

 鹿島のMF柴崎岳は、大迫の先制点をアシスト。終了間際の決勝点も柴崎の積極的なミドルシュートが、相手DFと大迫に当たってコースが変わり、得点となった。
 
 ブラジルの名門、サンパウロとの貴重な対戦の機会となったが、柴崎は試合後、「今日の試合はJリーグとは違ったレベルの相手で楽しみだったし、自分がどれだけできるか、一つの目安を図ろうと思っていた。技術面や攻撃のアイデア、球際でアグレッシブにいく部分は負けてはいないと思ったし、自分の特長である攻撃面は持ち味を発揮できた」と、自身のプレーへの満足感を示し、決勝点の場面については、「相手の戻りが遅くなっているのが分かったし、リスクを冒してでも前に行こうと。横に(中村)充孝さんが走っていたけど、こぼれてきた瞬間、一直線にゴールに向かって迷わず打ちました」と振り返った。

 柴崎は、自身の成長を実感しているようで、「いろいろな試合に継続的に出させてもらっていることで経験を積めている。自分のプレーはどんな時が良くて、どんな時が悪いのかも分かるようになってきたし、自分の攻撃的なアイデアが出せるエリアも見えてきた。攻撃的なプレーは自分のいい部分でもあるので、これからもポジティブに伸ばしていきたい。もちろん反省点を改善することは自分を成長させるので、今後いい選手になるために、そこも取り組んでいきたい。積極的にいくことで、もっとゴールやアシストが増えていくと思う」と、更なる成長を誓っている。

◆【スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI 鹿島 vs サンパウロ】パウロ アウトゥオリ監督(サンパウロ)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00159683.html

8月7日(水) スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI
鹿島 3 - 2 サンパウロ (19:02/カシマ/26,202人)
得点者:25' 大迫 勇也(鹿島)、39' 大迫 勇也(鹿島)、58' ガンソ(サンパウロ)、75' アロイージオ(サンパウロ)、90'+2 大迫 勇也(鹿島)

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●パウロ アウトゥオリ監督(サンパウロ):

「まず鹿島アントラーズにおめでとうと言いたいです。試合に関しては、観る人に、非常に良い試合を提供できたと思います。サンパウロFCに関しては、前あまりよくありませんでした。後半に入りましてから、縦に仕掛けることで良いゲームができたと思います。それで同点に追いつくことが出来ました。最後の相手の3点目は残念な場面でした。我々はほとんど試合を決めかかっていたところで、相手にゴールを決められてしまいました。ここで敢えて強調したいのは、選手たちがリアクションする能力です。我々は、このツアーのなかでほぼ1週間の間に4試合を行いました。消耗度の激しい中で、2点のビハインドを同点にまで持っていけたことは非常に重要なことです。その先に、勝てなかったというのは、やはり経験が不足しているということだと思います。ただ、それは若いサッカー選手にとっては起きることです。彼らには良い経験になると私は信じています」

Q:ガンソ選手はゲームの中で良くなった。後半は、得点もしたしアシストもしました。彼の改善についてお願いします。

「ひとつ言えることは消耗・疲労ということです。日本に来る前のベンフィカ戦は非常にスタートが遅い試合でした。試合が流れるにつれてエンジンがかかってくるというのは疲労の影響だと思います。ガンソについては、偉大な選手であることは間違いありません。今日、彼ができたことからも彼が調子を取り戻していると信じていますし、ブラジルに帰ってからも今日以上のパフォーマンスを続けられる、しかも90分間、全ての試合において、と私は信じています」

Q:サンパウロが非常に押していた時間帯に、20番のルーカス・エヴァンゲリスタ選手が奇をてらったパスをしていましたが、それがミスに繋がっていましたが、それが選手の経験不足を示しているのか?彼にはどういう指導をするのか?

「ちょっとオシャレなパスを狙ってミスをしてチームの流れを止めたことは、起きてはならないことです。ただ、彼の良いところもあります。ベンフィカ戦でも途中から入って良いプレーをしました。一方的にミスを責めるのではなく、彼を諭しながら、公の場所で叱るのではなく、しかるべきタイミングで指導していこうと思います」

Q:今日、3点を決めた大迫選手については、戦前の評価と実際にご覧になられてどのような選手という印象を持ちましたでしょうか?

「選手の評価というのは、セレーゾ監督やみなさんジャーナリストがすることであって、相手チームの選手を評価する必要はないと思います。私がするべきなのはサンパウロFCの評価です。ただ、鹿島アントラーズに関しては常に良い選手を輩出しているクラブです。大迫選手についてもクラブを代表する偉大な選手になると思います」

Q:今日の試合、2点リードをされた後、この日程の中での選手の頑張りに驚きました。監督がハーフタイムに怒ったのでしょうか?それともブラジルの伝統でしょうか?

「先ほども言いましたように、移動しながら選手は飛行機で寝たりしてきました。いざ試合になっても体が動かない。そうして動かしていく中で、徐々に徐々にいつも通り体がスムーズに動き始める。そういったことを感じ取れました。それはベンフィカ戦でも顕著でした。ここで言いたいのは、そういった中でも個々の選手が自分の個性を奮闘したことを改めて強調したいです。選手たちはまだ若く熟成しなければなりません。経験の無さがありました。33番のディフェンダーのルーカスはまだ17歳です。こういった局面の試合を重ねることで、選手たちは成長していきます。ドイツから始まってポルトガル、日本と、ひとつひとつ経験を重ねてきています。今日も、その中で選手たちは強い意志を持って、なんとかビハインドをひっくり返そうとして頑張りました。もう少しで勝利を手にする手前までいけたことを強調したいです。3点目は非常に残念でしたが、これから先は、チームに足りないところをトレーニングで補っていきたいと考えています」

Q:このツアーの総括をお願いします。あとルイス・ファビアーノが帯同しませんでしたが、ブラジル全国選手権では復帰できそうですか?

「ファビアーノについては、着々と回復している。現地に戻らないと状況はわからない。8日間で4試合を行いました。大きな負荷でしたが、選手たちはそれによく答えてくれたと思います。献身的に頑張ってくれました。ブラジルに帰って、二日後に全国選手権の試合があります。これは殺人的なスケジュールです。その困難なスケジュールの中でチームは団結しました。これは大きな点です。さらに今日のように強い気持ちを持って試合に挑めました。今日犯した小さなミスで結果は得られませんでしたが、それはブラジルに持ち帰って、全国選手権は降格圏にありますけど、ここから這い上がりたいと思います」

以上

◆【スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI 鹿島 vs サンパウロ】トニーニョ セレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00159682.html

8月7日(水) スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI
鹿島 3 - 2 サンパウロ (19:02/カシマ/26,202人)
得点者:25' 大迫 勇也(鹿島)、39' 大迫 勇也(鹿島)、58' ガンソ(サンパウロ)、75' アロイージオ(サンパウロ)、90'+2 大迫 勇也(鹿島)

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●トニーニョ セレーゾ監督(鹿島):

「とても素晴らしい試合だったと思います。サッカーの楽しさを見るということでは5点入ったわけですからいろんな意味でおもしろさがあったのではないかと思います。お客さんも非常にたくさんいましたし、一部はサンパウロのファンでしたけど、特に鹿島サポーターにとっては嬉しい勝利だったのではないかと思います。

試合自体は、入りのところで最初の10分間はサンパウロペースというところがありましたけれど、その時間が経過してからは、小笠原、柴崎のところで、僕がいつも要求している、チームの土台という部分でパス交換することが出来るようになりましたし、だんだん西や前野が上がることができた。相手は非常にクレバーにポジショニングし、マークを混乱させようとしていたのですが、そこがうまくはまって、徐々に我々のペースに持っていくことができました。この試合は一発勝負で、ルール上、90分が終わるとすぐにPKということだったので、そのリスクを冒す必要性はないので、確実な試合をすることを選手たちに要求しました。もうひとつ、この試合に加わる条件が連戦ということを考えなければなりませんでした。また数名の選手が年齢が高いということで、相手を見れば若い選手が多いわけですから、運動量で対抗しようとしたらどうしてもうちの方が不利になってします。確かに相手は、遠征で各地を転々としてきているわけですが、若さというのは回復能力が違うので、試合の序盤や中盤ではそこまで目立たないものですが、終盤になってくると年齢の影響というのは試合に反映されます。それを考えて戦法を立てるしかありませんでした。選手たちにはまず確実なことをやること、自分たちのペースで試合を運ぶこと、自分たちのテンポで試合をすることを求めたので、その部分では非常によかったのではないかと思います。
今日の試合に関しては小笠原と柴崎には脱帽しています。あれだけの運動量、駆け引き、戦う姿勢を見せてくれました。それに加えて、僕が先ほどから言っているとおり、リスクを冒さないという点で、ジュニーニョ選手や遠藤選手が帰陣をして、数的不利の部分、特に中央の部分はうちはダブルボランチですが相手はトリプルボランチでしたので、そうすると両サイドハーフとトップの一枚が手助けしないと、中央のところで数的不利になるということは説明していました。それを両ハーフが、運動量というところでは、非常に頑張ってくれたのではないかと思います。守備が安定すれば、ボールを保持することや奪取することができるので、そこから展開することができ、自分たちのペースで試合ができるということを選手たちに話していました。そこが私たちにうまく流れるようになりましたし、前の方では大迫が、僕がコメントする必要性がないくらい急成長、あるいは安定したプレーができるようになっています。大半の得点シーンというのは、彼が最終的なパスや意識的に起点を作って、ゴール前までたどり着けることができたわけです。クレバーさや状況判断については非常によかったのではないかと思います。土居選手に関しては、まだチームのためのプレーや、チームのためにがんばるという部分がまだ目立っており、そのうちに自分の本来の出来るプレーが表せるようになってくると思います。まわりに対して遠慮している感じはします。ただ、経験の差だと思うので、こうやって試合を重ねていけば、また改善するというか、プラスの結果が続けば彼の自信にもなるでしょうし、そこから新たな成長が加わるのではないかと思います。あとは後ろの方で、青木が疲労的な様子がうかがえたので岩政で後ろの安定性を考えました。あとは相手がファウルを誘うプレーをしてきたので、空中戦やセットプレーでなんどかチャンスを作られたので、中田を入れてセットプレーに対する対応策をとりました。一つひとつのことがうまくいったんだと思います。最後は、引き分けという流れのなかで、僕は常に言うのですが、シュートを打つ者しか得点することが出来ないと言うのですが、そこにチャレンジ精神だけでなく責任が問われるわけです。どうしてもシュートをして外す怖れというものが選手によっては感じるところがあるので、そこを改善してきました。時間的にもちょうどいい、相手が反撃できない時間に決まりましたし、内容的には勝利に値する流れを90分に渡って作り上げたのではないかと思います。
前節、ジュニーニョ選手を温存し、連戦ということで年齢的な部分なども考慮しました。今回は一発勝負ということで、やはり経験というのは試合のいろんな部分で大事になります。いろんな場面で活かしてくれたのではないかと思います。
当然ながら、試合前にいろんな話をしました。主審と副審には、相手のGKが蹴る前にかなり前に出てくるという情報を入れましたし、それをきちんとルールにのっとった形でレフリーが判断してくれたことに感謝しています。大迫がPKを失敗しましたけど、そこにはキーパーが先に動いているという理由もあったわけです。そこを見逃さなかったレフリーは素晴らしいと思います。失敗したところで、僕はキッカーを変えて欲しかった。流れ的なところで、キーパーも動揺があるわけなので、僕は蹴る人を変えて欲しかった。ただし、僕は選手たちに言っているのは、僕が出す指示に対して、そこにまた工夫をして良いと言っています。選手たちの話し合いでいけるとふんだんだと思います。大迫もあれだけのストライカーですし、ゴールゲッターですので、自分の中で確信があったと思います。それをみんなで信じた形でした。最後のシュートの場面は恐らく彼に当たっていると思います。やはりフォワードというのは、勘と言えばいいのか、人によっては運と言うこともあるかもしれませんが、そこにいるということが重要です。当たったというのもそこにいるのが重要なので、自然に努力をし続けた成果が、シュートのリフレクションのところであったのではないかと思います。

非常に複雑な心境でした。サンパウロFCの選手としてタイトルをもたらしましたし、素晴らしい時を過ごしたクラブです。サンパウロFCという相手を見たときに複雑な心境がありました。キックオフの笛が吹かれた瞬間に、毎日一生懸命指導している若い選手たちが、ピッチで一生懸命伝えた情報や戦法を実践しようとする姿を見たときは、スイッチが切り替わりましたし、僕は選手という立場ではなく鹿島の監督という立場になっているわけなので、その切り替えはできました。素晴らしい成果を出すことができたと思います。今日の勝利は、僕ではなく、アントラーズにとっては非常に重要でしたし、鹿島の若手にとっては非常に重要な結果だったと思います。前の公式戦、今日のスルガ銀行チャンピオンシップの勝利を、チームのプラスの働きにできればな、と思います。二連勝、三連勝できればおそらく優勝争いの一角に入ることができるということは選手たちにも言っています。それは我々が次に達成しなければいけない目標です。今日は非常にたくさんのお客さんがいて、素晴らしいスペクタクルがあったのではないかと思います」

Q:日本代表では2点リードして追いつかれている試合が続いているのですが、今日もそうでした。これはどのような現象だと監督は考えていますか?

「僕は逆に20年の歳月ということを考えた時、日本のサッカーのレベルを考えたら十分ではないかと思います。良いスピードで成長したのではないかと思います。統計的に考えて、他の世界のサッカーで、20年という期間を切り取って、W杯に5大会出場している国がいるのかと考えたら、たぶん無いのではないかと思います。例えば、サンパウロFCについては、ガンソという選手がおり、彼の良い部分はいろいろなニュースで見聞きしていると思います。ただ、年齢はまだ23歳です。彼はおそらくサントスの下部組織で競争しながら23歳に達しています。しかし、日本は残念ながら、18歳21歳で大学にいけたり、という環境にいるわけです。競争意識、勝利にこだわる、あるいは勝負の世界で生き抜くということでは18歳の時点で出ています。日本の場合は大学や高校からプロに入ります。だからといって僕は高校や大学の指導者が悪いとは思っていません。小笠原や柴崎、非常に良い形でプロに入っています。当然ながらアマチュアとプロの差はありますので、多少磨き上げてからピッチに送り出す作業の手間をかけなければいけませんが、指導してきている部分に関しては良いと思います。ただ、プロとアマでは勝利に対する意識が違いますし、それをブラジルと日本に置き換えると、10代でずっと競争してきている人と、競争をそれほど重要視されていない環境で育った人とでは、駆け引きや細かい作業ができないので、それを教え込まないといけない。飯を食うという覚悟で来ているので、その環境に置かれている違いは大きく反映されると思います。僕は20年という期間で考えるのなら、皆さんは誇りを持っていいと思います」

以上

◆【スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI 鹿島 vs サンパウロ】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00159684.html

8月7日(水) スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI
鹿島 3 - 2 サンパウロ (19:02/カシマ/26,202人)
得点者:25' 大迫 勇也(鹿島)、39' 大迫 勇也(鹿島)、58' ガンソ(サンパウロ)、75' アロイージオ(サンパウロ)、90'+2 大迫 勇也(鹿島)

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●大迫 勇也選手選手(鹿島):
「あれでハットトリックは恥ずかしい。PKを決めたかったです、あの時間帯で。

(二点はいい形だったが?)
でも三点目でしょ。

(一点目は?)
直前でちょっと変えました。迷ったんだけど。キーパーが来るのがわかってポッと浮かせた。
(二点目は?)
相手の足が止まっていた。絶対に来ると思ってました」

●土居聖真選手(鹿島):

「守備しかしてないです。前半、回される時間が長かった。我慢強く守備から入らないといけなかった。動き出しても自分にボールがでないことが多かったけど、これを継続してやらないといけないと思った。この二試合はすごい自信になりました。今まではミスを怖がっている部分があったけど、そんなのにビビってちゃダメだった」

●小笠原 満男選手(鹿島):
「勝ちたいけど何をしても勝てばいいわけじゃない。もっとよくできる部分はあったし。誰が出てもサンパウロはサンパウロ。世界を見渡せばもっといいチームはあるし、いい選手もいる。ただ、若い選手がやってやろうという姿勢を向こうが見せたのが自分としては印象的だった。チームとしてはもっといいチームがあるとは思うけど」

以上

◆スルガ銀行チャンピオンシップ 2013(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50559

スルガ銀行チャンピオンシップ サンパウロFC戦 マッチレビュー

鹿島、2連覇達成!! 大迫のハットトリックでブラジルの名門サンパウロを破る!!

柴崎と大迫という次代を担う2人の活躍で、鹿島がブラジルの名門サンパウロを3-2と撃破し、見事スルガ銀行チャンピオンシップ2連覇を達成した。トニーニョ セレーゾ監督にとっては2度のトヨタカップを制覇し、一時代を築いた古巣との対戦だっただけに喜びもひとしわだったろう。

序盤は、試合後、トニーニョ セレーゾ監督が「10分は相手のペース」と言ったようにサンパウロの巧みなパスワークに戸惑う場面もあったが、徐々に小笠原、柴崎らがボールを奪い散らせるようになり、鹿島のペースとなっていく。

そして24分、西のパスを受けた柴崎が大きなドリブルから大迫へラストパス。これを大迫はトラップしてうまくシュートへ持ち込み、先制ゴールとした。さらに39分には遠藤のパスから左サイド、ジュニーニョが絶妙なクロスを上げると、大迫がダイレクトでサンパウロゴールへ叩き込み、スコアを2-0とする。

前半に2点リードした鹿島だったが、後半に入ると絶対に負けたくないサンパウロから猛烈な逆襲を食らう。先ずは58分、ガンソにドリブルから見事なミドルシュートを決められ1点差にされる。その後、61分に大迫がPKを得るも、蹴り直しを含めて2度決められず、追加点を奪えず。そして75分にはガンソのラストパスを受けたアロイージオに叩き込まれ、同点とされてしまった。

その後、防戦一方となった鹿島。しかし最後は柴崎、大迫の次代を担う2人が試合を決めた。試合終了間際のアディショナルタイム、野沢のパスから柴崎がダイレクトで強烈なミドルシュートを放つ。それが相手選手に当たり、最後は大迫が触ってゴール。大迫にとって自身初となるハットトリックで、鹿島はブラジルの名門サンパウロを3-2と破った。

連戦の中、サンパウロを破ってスルガ銀行チャンピオンシップ2連覇を達成し、試合後は誰もが笑顔だった。これでリーグでの連戦にとってもプラスになることは確かだろう。また柴崎、大迫らが活躍したことも今後に向けて明るい材料だ。



【この試合のトピックス】
・大迫がプロ入り後、公式戦初のハットトリック。
・観客数が、26,695人で昨年の20,021人を大きく上回る。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ


サンパウロFC:パウロ アウトゥオリ


[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・非常に素晴らしい試合だった。サッカーを楽しむという観点では5点入ったわけだから、非常に楽しかったと思う。観客の皆さんもとても多かったし、鹿島のサポーターにとっては素晴らしい試合だった。
・試合の入りはサンパウロペース。しかし時間が経ってから小笠原や柴崎がパス交換できるようになって、サイドの西や前野も相手の動きが読めるようになった。そこから我々のペースだった。この試合は延長戦などはないので、リスクを背負わない戦いを選手たちに要求した。また大事だったのが、こちらも連戦であるということ。若手が多いサンパウロよりも年齢の高い選手が多い我々の方が厳しいのは、明らか。
・今日の試合に関しては、小笠原、柴崎に脱帽。あれだけの運動量とひらめきをこの試合で見せてくれた。遠藤やジュニーニョも運動量があり、がんばってくれた。守備が安定すれば、ボールも保持できるし展開できる。そうなれば自分たちのペースで試合が出来るし、前線では大迫が安定したプレーが出来た。
・土居に関しては、チームのためにプレーする気持ちが強い。試合を重ねていけば、もっと個が出せるだろうし、自信も深まるだろう。
・青木に関しては、少し疲労しているように感じた。なので最後は岩政を投入した。相手もどんどん前に放り込んで来たので、岩政を入れて空中戦に対応するようにした。
・私個人にしてみれば、非常に複雑な心境だった。サンパウロFCは私にとって数々の成功を重ねたクラブであって、愛情もある。しかしキックオフの笛が鳴った瞬間に切り替えることが出来たし、素晴らしい成果を得ることが出来たと思う。鹿島の若手選手にとっても非常に有益な経験だった。これがリーグ戦へプラスになればいいし、連勝していけば優勝にも近づく。それが今後の目標。非常に多くのお客様が来られ、いい雰囲気での試合だった。

サンパウロFC:パウロ アウトゥオリ
鹿島におめでとうと言いたい。試合としては、いい内容を観客の皆さんに提供できたと思う。前半はこちらがあまり良くなかったが、後半は縦へのパスが入るようになり、主導権も握れた。最後の失点は、不運。1週間で4試合を消化するという過酷な状況で選手たちが一時は同点まで追いついたのは称賛したい。最後に負けてしまったのは、やはり経験。若い選手が多かったのでこういう経験から色々と学んでいけると思う。(復調したガンソについて)彼は偉大な選手であることは間違いない。調子を取り戻しているのは疑いないし、ブラジルに帰ってもっと良くなることを信じている。鹿島は良い選手を常に輩出するクラブ。(3得点した)大迫もこのクラブを代表する選手となるだろう。


選手コメント

[試合後]

【大迫 勇也】
あれでハットトリックは恥ずかしい。PKをしっかり決めていれば、もっと楽な展開になったと思う。申し訳ないと思ったけど、切り替えてやるしかなかった。3点目はお腹に当って入った。もっと出来ると思うし、フルメンバーの相手とやりたかった。

【山村 和也】
個人個人の持つ力が上手いなと感じた。一人で打開する力があり、カバーに遅れたりする時があったが、前線の選手が3点取ってくれたので勝てた。相手はコンディションが良くなかったと思うが、後半は勢いを出して来られて2点を取られてしまった。このような時にプレーを切ったりカバーをしっかりすれば、抑えられると思う。

【前野 貴徳】
2-1の状態で突っ込む必要はなかった。甘いと思う。いい経験になった。国際試合で勝てた事は大きい。プロになって初のタイトルだが嬉しさの半面、悔しさもある。

【青木 剛】
前半はサンパウロがポゼッションで上回って、サイドチェンジで流れを作っていた。20分を過ぎてからは相手の戦いに慣れて自分たちのサッカーが出来るようになってきた。相手は球際でも強く、普段は取られないようなところでも取られた。後半は押し込まれて前に出ることが出来なかった。セカンドボールも拾われ、前がかりになっていたので厳しい戦いになってしまった。後半の展開を考えるとPK戦も頭をよぎった。

小笠原選手、柴崎選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

◆豊川選手 U-19日本代表メンバー追加招集のお知らせ(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/team_info/37138



本日、アルクディア国際ユースサッカートーナメントに向けてのU-19日本代表メンバーの追加招集が発表され、鹿島アントラーズから豊川選手が選出されました。

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