日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年5月12日火曜日
◆独メディア、残留を確定させたケルンの大迫&長澤を高評価(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150511/311400.html
シャルケ戦に先発したケルンのMF長澤和輝(右)[写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が9日、10日に行われ、ドイツの各地元メデイアは出場選手の採点と寸評を発表した。
4試合ぶりの勝利を収め、1部残留を決めたケルンの日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝には高評価が与えられた。同じく残留を決めたフランクフルトの日本代表MF長谷部誠については、「彼がボールを持てば、そこから良くなるということを誰もが知っている」と絶賛している。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり。(最高点1、最低点6)
■岡崎慎司(マインツ)
対シュトゥットガルト戦(0-2●)先発フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:5
寸評:良くなかった。中盤からもサイドからも、ボールが来なかった。だが、このストライカー自身も、いつものようながむしゃらさがなかった。前半の1対1では、わずか20パーセントしか勝てなかった。
■清武弘嗣(ハノーファー)
対ブレーメン戦(1-1△)先発出場、68分交代
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:後ろのポジションの酒井宏樹と同じく、清武も前半は実に活発に動いた。だが、後半に入って明らかにスタミナが切れると、68分にベンチに下がった。セットプレーも数多くあり、その中には大きなチャンスにつながるものもあった。
■酒井宏樹(ハノーファー)
対ブレーメン戦(1-1△)先発フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:前半は力強い出来だった。意欲あふれる攻撃が光り、清武とともに右サイドで再三にわたって勢いを与えた。だが、後半に入ると一気に消耗。守備では相手にチャンスを与えなかった。
■大迫勇也(ケルン)
対シャルケ戦(2-0◯)先発出場、90+1分交代
『EXPRESS』
採点:2
寸評:テクニックと闘争心で観客を魅了。ホームゲームでまたしても見事なパフォーマンスだった。
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:2.5
寸評:高い技術を見せ、サプライズを起こすところにも意図があった。利己的でないチームプレーをした。
■長澤和輝(ケルン)
対シャルケ戦(2-0◯)先発出場、70分交代
『EXPRESS』
採点:3
寸評:ヤニック・ゲルハルトを差し置いて出場すると、すぐにアシストをマークして(起用に)応えた。
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:2
寸評:ケルンの攻撃には常に絡んでいた。先制点をアシストし、パスでドゥシャン・シュヴェントのシュート(60分)に繋いだ。ただ競り合いでは、体格で負けることが多かった。
■長谷部誠(フランクフルト)
対ホッフェンハイム戦(3-1◯)先発フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:Ganz okay(十分合格)
寸評:いつものように安らぎの中心。長谷部がボールを持てば、そこから良くなるということを誰もが知っている。まだ今シーズン初ゴールは出ていないが、それも時間の問題。
◆大迫&長沢、攻撃で1部残留に貢献(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20150511-OHT1T50043.html
◆ドイツ・ブンデスリーガ 1FCケルン2―0シャルケ04(10日・ラインエネルギー・シュタディオン)
サッカーのドイツ・ブンデスリーガで大迫勇也と長沢和輝の1FCケルンは内田篤人のシャルケ04を2―0で下し、1部残留が確定した。
大迫はFWで試合終了間際まで、長沢はMFで後半25分までプレーして勝利に貢献した。右膝故障の内田はベンチ外。
昇格組の1FCケルンは快勝で1部残留を決めた。
長沢は前半、スルーパスを受けてシュート。GKにはじかれたこぼれ球を味方が詰めて先制点となり「素直にうれしかった」と笑顔だった。
大迫は競り合いでの強さを見せ、得点の起点になった。本人は「フィニッシュが課題」と言ったが、シュテーガー監督は「シュートがなかったことは気にしなくていい。大迫は素晴らしい試合を見せてくれた」と称賛、長沢と大迫が攻撃で残留に貢献した。
◆離脱続く内田にハリル監督「少し心配している」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?162835-162835-fl
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が11日、千葉県内で報道陣の取材に応じた。
欧州組の視察を終え、9日に再来日したばかりの指揮官は「ドイツでプレーしているほぼすべての選手に会った。吉田麻也と川島永嗣もドイツに来てくれた」と、ブンデスリーガでプレーする選手のほか、DF吉田麻也(サウサンプトン)やGK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)も一堂に会し、食事会を開いたことを明らかにした。
ただし、右膝の故障で離脱中のDF内田篤人(シャルケ)の姿はなかったという。「内田は来なかった。少し残念だったが、ケガをして治療しているということだった」と説明。「内田に関しては少し心配している」と、シャルケでベンチ外が続く右サイドバックの話題になると表情を曇らせた。
右膝蓋(しつがい)腱に故障を抱える内田をめぐっては、シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)が「我々は保存療法で治していくほうが絶対に賢明だと確信している。日本の医師から手術をさせるべきだと勧められたが、我々は依然として手術回避を試みる」とコメントするなど、クラブと代表チームの間で手術すべきかどうかの意見も食い違っている。
ハリルホジッチ監督は「パリにいるドクターとコンタクトを取って、他の情報を聞く準備をしたい。彼に内田はどうしたらいいか聞きたいと思う」と、第3者の意見も取り入れたい考えだが、シャルケからすれば、そんな必要はないと考えるのも当然で、「彼のクラブ(シャルケ)がパリに来させてくれない」というのが現状のようだ。「我々は長い時間をかけて熟考し、いろんなことを考えてきた。最後は内田が決めると思う」。今後の行方を見守るしかないようだ。
(取材・文 西山紘平)
◆ハリル監督、内田の状態に「少し心配。」…シャルケとの関係も再構築が必要か(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150511/311475.html
3月の代表戦に出場した内田篤人 [写真]=Getty Images
文=青山知雄
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が11日、翌日から千葉県内で行われる日本代表候補合宿スタートを前にメディア対応を実施。ヨーロッパ視察の成果について語った。
4月18日から約3週間にわたるヨーロッパ視察で、「ドイツでプレーするほとんどの代表選手と会うことができた。会食には吉田麻也(サウサンプトン)や川島永嗣(スタンダール・リエージュ)も来てくれた。高いワインを2本も空けてしまったので、試合に勝って返してくれるはず」と笑いを誘ったハリルホジッチ監督だったが、「けがの治療で参加することができなかった」という内田篤人(シャルケ)に関する話題には声のトーンが落ちた。
「内田に関しては少し心配している。パリのドクターとコンタクトを取って客観的な意見を聞くように依頼しているが、シャルケがなかなかOKしてくれない」
所属のシャルケでは右ひざ負傷でベンチ外が続いている内田。シャルケでベンチ入りに留まっていた状況ながら3月の日本代表合宿に参加し、同27日のチュニジア戦で実戦復帰したが、ドイツへ戻ったあとに古傷が悪化。日本のドクターが手術を勧める一方、クラブ側は保存療法を選択しており、代表チームとシャルケの間で治療方針に相違が生じている。
「長い時間を掛けてスタッフと話をしてきたが、最後は彼が自分で決めると思う」としたハリルホジッチ監督。ドイツ・ブンデスリーガで世界の屈強な選手たちと互角以上に渡り合ってきた選手だけに、指揮官の構想でも重要な位置を占めることは間違いない。シャルケ側とのコミュニケーションを深めることも平行して必要となるかもしれない。今はとにかく日本が誇る右サイドバックの回復が待たれるばかりだ。
◆鹿島伝統の背番号8を受け継ぐ者…土居聖真が注目の一戦で決勝弾(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150511/311353.html
後半途中に交代するまで、攻撃を引っ張った土居(右) [写真]=瀬藤尚美
両チーム合わせて、日本代表候補は実に9選手。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も視察に訪れ、スタンドは4万2,070人の大観衆が埋め尽くした。大きな関心が寄せられた一戦で、勝負を決めたのは鹿島アントラーズの土居聖真だった。
10日に敵地で行われたJ1 1stステージ第11節のFC東京戦。34分に今季2点目となる決勝ゴールを挙げ、1-0とリーグ戦で昨年9月以来の完封勝利に導いた。ゴール前で赤崎秀平と相手DFの競り合いからボールがこぼれると、いち早く反応して右足で蹴り込んだ。
「ボテボテになっちゃって。当たり所は悪かったですけど、入ってよかった」とは、本人の弁。一見、不恰好に見えるゴールだが、自身の斜め後ろに転がっていくボールを、回り込むようにして体を捻じ曲げて放った一撃は、技術的にも難易度の高いプレーだった。
後半にも、途中出場していた高崎寛之に右足アウトサイドの浮き球で決定的なパスを通すなど、テクニックの高さが際立つ。決勝弾のシーンを「自分の頭を越えた後のボールだったが、常にこぼれ球やDFのクリアボールは狙っている」と振り返るように、トップ下としてFWのまわりを衛星のように動き回る豊富な運動量も兼ね備え、単なる技術屋では終わらないところが、大きな魅力となっている。
ちょうど一年前、既にコンスタントに試合に出場していたが、トニーニョ・セレーゾ監督が「自分のポテンシャルをわかっていない。もっとすごい選手、能力の高い選手」と口にするほど、期待をかけていた逸材。昨季にリーグ戦全試合に出場して8ゴールを記録すると、今季から小笠原満男、野沢拓也と偉大な先輩たちが背負ってきた背番号「8」を継承した。
下部組織で育ち、J屈指の名門チームで既に攻撃の中心選手として活躍するが、もう一回りのスケールアップの予感が漂う。
FC東京の堅守をこじ開けた決勝弾だが、「体勢的に難しかったですが、気持ちを込めて思いっきり打ってやろうと思った。気持ちがボールに乗り移った」と、何よりも強調したところが精神面。「技術だけではどうにもならないこともある。気持ちの面を出せたのはよかった」と、発する言葉にも力強さが宿っている。
「パスを出してくれれば、前を向いてやれる自信はある」
同期の柴崎岳と昌子源が選出された12日からはじまる日本代表候補合宿にこそ選ばれなかったが、ポテンシャルは決して引けをとらない。プロ5年目を迎えた22歳の心技体は今、充実の一途を辿っている。
文=小谷紘友
◆得点実らずも好機演出…FC東京、最大の武器は“阿吽の呼吸”のセットプレー(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150511/311455.html
FC東京のセットプレーを蹴る太田 [写真]=瀬藤 尚美
2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第11節が10日に行なわれ、FC東京は鹿島アントラーズと対戦し、0-1で敗れた。
3度のビッグチャンスを逸して公式戦5連勝がストップした。前半は米本拓司のミドルシュート1本のみ。後半開始とともに羽生直剛と河野広貴に代えて高橋秀人と前田遼一を投入。後半勝負に出たFC東京は、前半ゼロだったCKから決定機をつくり出した。キッカーは12日から行なわれる日本代表候補合宿にも選ばれている太田宏介。左足からの“飛び道具”で鹿島ゴールを脅かした。
75分、左CKを中央の高橋が頭ですらし、森重真人がドンピシャのタイミングでヘディングを放ったが、ボールはクロスバーに弾かれた。79分、再び左CKをニアサイドで前田が合わせ、最後は東慶悟が体を投げ出してゴールに押し込んだ。しかし、これはハンドの判定でノーゴールに。87分には右CKを前田がニアでヘディング。これもバーに当たり、ゴール上に外れていった。
試合後、森重は「決めるところで決めなくては。そこで決めるかどうかで試合の勝敗を分けた」とコメント。同点弾が“幻”となった東も「(判定については)正確には分からないが、ゴールにならなかったのは悔しい」とがっくりと肩を落とした。
鹿島はFC東京戦を前にセットプレーの守備にテコ入れをしていた。DFリーダーの昌子源は「失点が多かったので、何かを変えないといけないと思っていた」と説明したように、従来のマンツーマンからゾーンディフェンスに変更。柴崎岳も「セットプレーは相手の得点源。僕たちも守備のやリ方を変えたばかりでチャンスを作られてしまったので、精度をさらに上げていかないといけないが、相手のチャンスはそれしかなかった」と続いた。
この変更点について前田は「多少の動きにくさはあった」とし、2度のゴールチャンスに見放されたことについては「決めなければ。惜しいだけじゃ意味がない」と無念そうに話した。
紙一重で同点ゴールを挙げられず、三者三様に反省の弁を述べたが、キッカーの太田だけはポジティブに「ゾーンでもマンツーでも関係ない」と言い切り、「自分の精度と味方の動きが合えば得点は取れる」と強調した。
セットプレーから今シーズンの総得点の約半数である6得点に絡む太田。相手に対策を取られても、それを上回り、ゴール前の選手と阿吽の呼吸を生み出すことでFC東京の快進撃を継続させることができるはずだ。
◆「ゾーンの鹿島」初0封勝ち(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1474782.html
<J1:東京0-1鹿島>◇第11節◇10日◇味スタ
鹿島が今季公式戦16試合目(リーグは10試合目)で初めて無失点で勝った。FW武藤率いる好調東京の攻撃陣をシャットアウト。その理由は「守り方」にあった。セットプレー時の対応を、伝統のマンツーマンからゾーンに変更。試合2日前の練習で試験的に導入。セットプレーからの失点を減らすため、思い切った策に出た。
日本代表DF昌子源(22)は「何かを変えようということでゾーンになった」。後半は相手の9本ものCKを耐えた。危ないシーンもあり、お世辞にも機能したとはいえなかったが、目の前の相手を見る“マンツー”から、決められた区域を守るゾーンへの変更。普通に考えると責任の所在があいまいになりそうだが、全員で連係しながら守る意識が吉と出た。
ただのゾーンではなく“隠し味”があった点も見逃せない。後半から投入され、危ない場面を作られた相手の元日本代表FW前田には途中から、DF山本がマンツーマンで対応していた。前田は「多少動きにくくはなった」と振り返った。慣れないだけに、昌子は「ヒヤヒヤです」と苦笑いしたが、伝統ある鹿島の打った重い一手が4連勝中の東京を止めた。
◆「杉本はクオリティー高い」「遠藤はFWの後ろで…」ハリル監督がポジションごとに“プレゼン”(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?162848-162848-fl
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が11日、千葉県内で報道陣の取材に応じ、12日から行う日本代表候補合宿の意図や目的について語った。
国内組28選手を招集し、1泊2日のミニキャンプを実施する指揮官は「多くの方がなぜこの合宿をするのか聞きたいと思うが、いくつかの理由がある」と切り出し、「よりよく選手を知るということ。そしてダイレクトに私からのメッセージを伝えるということ」と端的に説明した。6月に始まるW杯アジア2次予選を見据え、「その準備も含まれている」と、限られた活動の機会を最大限に生かすつもりだ。
ブラジルW杯で率いたアルジェリア代表監督時代にもこうした短期合宿を敢行し、“新戦力”を発掘したのだという。「アルジェリアではこのミニ合宿が成功した。こうした合宿で新しい選手を発見できた。グラウンドで直接選手を見るのはまったく違う。たくさんのことを発見できるし、ダイレクトな関係をつくれる」と、その意味を力説した。
「日本代表の中でさらに競争意識を高めたい」という目的の下、28選手のうち7人が日本代表候補初選出という顔触れになった。一方でブラジルW杯以来の代表となるFW大久保嘉人(川崎F)といった経験のあるベテラン選手も招集。指揮官はモニターに28選手の名前をポジション別に表示し、GKからFWまで選考理由などについて語った。
▼GK
権田修一(F東京)
西川周作(浦和)
東口順昭(G大阪)
六反勇治(仙台)
「4人のキーパーを呼んだ」と切り出した指揮官は「もう2人呼ぼうと思ったが、残念ながらケガをしてしまった」と説明した。GKだけでなく、モニターに表示された選手名は各ポジションごとに縦に並べられていたが、気になるのはその順番。日本サッカー協会が代表メンバーを発表する際は生年月日順だが、そのリストとも異なり、現時点でのハリルホジッチ監督の中での“序列”のようにも映る。
GKに続いてDF登録の10選手は以下のようにポジション分けされた。
▼右サイドバック
塩谷司(広島)
丹羽大輝(G大阪)
▼右センターバック
植田直通(鹿島)
水本裕貴(広島)
岩波拓也(神戸)
▼左センターバック
森重真人(F東京)
槙野智章(浦和)
昌子源(鹿島)
▼左サイドバック
太田宏介(F東京)
藤春廣輝(G大阪)
目を引くのは右サイドバックの2人。所属クラブで塩谷は3バックの右、丹羽は4バックのセンターバックを務めている。丹羽は前日10日の広島戦は右サイドバックで先発したが、指揮官は「彼らは普段、4バックで右サイドをやっているわけではない」としたうえで、「我々は右サイドに少し問題を抱えているので、そういうことも踏まえて、塩谷と丹羽がこのポジションでどれだけできるかを見るために呼んだ」と説明した。
MF登録の6人は「ディフェンシブな中盤とオフェンシブな中盤」に分類された。
▼右ボランチ
今野泰幸(G大阪)
米本拓司(F東京)
▼左ボランチ
山口蛍(C大阪)
谷口彰悟(川崎F)
▼トップ下
柴崎岳(鹿島)
遠藤康(鹿島)
川崎Fでは4バックでも3バックでも最終ラインに入る谷口だが、ハリルホジッチ監督はボランチとして招集したようだ。トップ下とした柴崎と遠藤は鹿島でそれぞれボランチ、右サイドハーフを主戦場としているが、「遠藤は右サイドでプレーすることが多いが、FWの後ろでプレーしたらどうなるかを見てみたい。素晴らしい左足のテクニックを持っており、プレーのビジョンやパスも素晴らしい。ただ、彼も他の部分を向上できると思って呼んだ」と、その意図と期待を口にした。
FW登録の8人は両サイドに2人ずつ、センターフォワードが4人という構成になった。
▼右ウイング
永井謙佑(名古屋)
浅野拓磨(広島)
▼左ウイング
宇佐美貴史(G大阪)
武藤嘉紀(F東京)
▼センターフォワード
杉本健勇(川崎F)
川又堅碁(名古屋)
大久保嘉人(川崎F)
豊田陽平(鳥栖)
ブラジルW杯以来の代表となった大久保の招集について「理由は簡単だ」と述べ、「2シーズン連続で得点王を取ったし、今シーズンも得点を取り続けている」と説明。「豊田もそうだが、我々の代表には得点を取る選手が少ないので、32歳であろうが、全然問題ない」と、年齢を理由に招集候補から外すことはないと強調した。
大久保を含むセンターフォワード4人の中で最も上に名前があったのが日本代表候補初選出の杉本だった。今季加入した川崎Fではベンチスタートが続き、先発は1試合のみ。「残念ながらJリーグではなかなかプレー経験がない」が、「杉本はクオリティーが高いと思っている」と、そのポテンシャルに大きな期待を寄せていることを明かした。「彼とも話をして、少し勇気を持ってもらって、向上させようかなと思っている」。指揮官はそう言って鋭く目を光らせた。
(取材・文 西山紘平)
◆遠藤 代表合宿ではトップ下起用!柴崎とのサバイバルへ(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/05/12/kiji/K20150512010333110.html
ハリルホジッチ監督 国内合宿前日会見 (5月11日)
代表初招集の遠藤(鹿島)はトップ下で起用されることが濃厚となった。
鹿島では主に右MFでプレー。中央に切れ込んでの左足シュートが最大の武器だがハリルホジッチ監督は「FWの後ろでプレーしたらどうなるのか見てみたい。左足の技術が素晴らしくビジョンも持っている」と新境地に挑戦させる意向を示した。柴崎(鹿島)も本職のボランチではなくトップ下で起用される見通し。同僚と定位置を争うことになる。
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