日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年4月17日木曜日

◆鹿島U21代表植田が決勝点アシスト(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140417-1286373.html



<ナビスコ杯:仙台1-2鹿島>◇1次リーグ◇16日◇ユアスタ

 鹿島のU-21(21歳以下)日本代表DF植田直通(19)が、今季公式戦初先発した。

 得意の空中戦など1対1で強さを発揮。MF野沢拓也(32)の芸術的な先制FKを守れなかったが、後半38分に最後方からのロングパスで、FW赤崎秀平(22)の決勝点をアシスト。借りを返した。「試合の入りが悪かったし、納得はしていない。試合に勝てたことは良かったけど、もっと内容を良くしないと」と謙虚だった。

 視察した同代表の手倉森誠監督(46)は「植田は今季初めてのフル出場だった。起用してくれた(監督のトニーニョ・)セレーゾに感謝したい。久々の先発で硬くなりながらも勝利に貢献したことで、成長が加速したはず」と評価した。

◆鹿島野沢「練習通り」芸術的先制FK(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140417-1286372.html

<ナビスコ杯:鹿島2-1仙台>◇1次リーグ◇16日◇ユアスタ

 鹿島MF野沢拓也(32)が、芸術的な先制FKを決めた。0-0の前半41分、ゴールほぼ正面、ペナルティーエリアすぐ外から右足で狙い、カーブをかけてゴール右に突き刺した。

 相手GKが全く動けない1発に「練習通り。それ以外は納得いってないけど、全員で勝てたのは良かった」と笑顔。今季公式戦初先発で、勝利に貢献した。

◆鹿島赤崎初ゴール「決められてよかった」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140417-1286371.html

<ナビスコ杯:鹿島2-1仙台>◇1次リーグ◇16日◇ユアスタ

 鹿島の新人FW赤崎秀平(22=筑波大)が、プロ初ゴールをマークした。

 1-1の後半38分、センターバック植田直通(19)から出たロングパスで最終ラインの裏へ抜け、冷静にGKの位置を見極め右足で決勝ゴール。12日のリーグ新潟戦では決定機を外して敗戦していただけに「今度はしっかり決められて良かった。初ゴールの喜びよりは、点を取ってチームを勝たせられたことがうれしい」と笑顔で振り返った。

◆ルーキー赤崎、プロ初ゴールで鹿島を勝利に導く/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140416/jle14041622330011-n1.html



 ヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第3節A組(16日、仙台1-2鹿島、ユアスタ)筑波大からのルーキー赤崎がプロ初ゴールで鹿島を勝利に導いた。1-1の後半38分、スペースに出した植田の長いパスに追い付き、GKの位置を確認して右足で近いサイドに流し込んだ。運動量も多く守備でも貢献し「自分がチームを勝たせようと思った。結果が出て良かった」と頼もしい言葉を並べた。

 同じ鹿児島県出身で、ドイツへと渡った大迫(1860ミュンヘン)の後釜と期待される。12日のJ1新潟戦に続く先発で力を示し「調子が上がっているし、貢献できる」と力強く言った。(共同)

◆大卒ルーキー赤崎のプロ初ゴールで鹿島が仙台に競り勝つ(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?136901-136901-fl

[4.16 ナビスコ杯第3節 仙台1-2鹿島 ユアスタ]

 鹿島アントラーズはアウェーでベガルタ仙台に2-1で競り勝ち、公式戦2試合ぶりとなる白星でナビスコ杯2連勝を飾った。12日のJ1横浜FM戦(0-2)で今季公式戦初勝利を挙げた仙台だが、公式戦連勝はならず、ナビスコ杯はこれで1分2敗となった。

 FWダヴィ、MF小笠原満男、MF遠藤康、DF青木剛、DF伊東幸敏という主力選手がメンバー外となった鹿島だが、序盤から果敢に攻め込む。前半4分、MF野沢拓也の右クロスにFW赤崎秀平が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定。公式戦2試合連続で1トップで先発した大卒ルーキーの赤崎は前半27分にもミドルシュートを狙うなど積極的なプレーを見せた。

 9日にグラハム・アーノルド前監督の退任と渡邉晋ヘッドコーチの監督昇格が発表され、その初陣となったJ1横浜FM戦で今季公式戦初勝利を挙げた仙台はFWウイルソン、MF角田誠、DF石川直樹らが欠場。前半31分にFW赤嶺真吾、同35分にMF太田吉彰がミドルシュートを放つが、枠を捉え切れなかった。

 すると前半41分、右45度の位置から野沢がゴール右上隅に鮮やかな直接FKを決め、鹿島が先制。前半を1点リードで折り返すと、後半6分には赤崎のシュートがポストを叩く絶好機もあったが、仙台は後半15分、左サイドからドリブルで中に切れ込んだFW武藤雄樹が豪快な右足ミドルを叩き込み、1-1の同点に追いついた。

 それでも鹿島の若い力が決勝点をもぎ取った。後半38分、自陣深くからのDF植田直通のロングキックに赤崎が抜け出し、最終ラインの背後を取ると、GKとの1対1から冷静にゴール右隅に流し込んだ。土壇場のゴールで2-1と勝ち越し、粘る仙台を振り切った。

 プロ公式戦初ゴールとなった赤崎は試合後のインタビューで「前のJリーグでチャンスがありながら結果を残せなかったので、今日は絶対に点を取ってやろうと思っていた」とコメント。プロ初先発で不発に終わった12日のJ1新潟戦(1-2)の悔しさをぶつけた期待の大型ルーキーは「鹿島アントラーズは素晴らしい選手がそろっていますし、僕は決めるだけ。ダヴィ選手という素晴らしい選手がいるので、僕も(トニーニョ・)セレーゾ監督に戦力として使ってもらえるようにがんばっていきたい」と、さらなる成長を誓っていた。

◆【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171090.html

4月16日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
仙台 1 - 2 鹿島 (19:04/ユアスタ/7,583人)
得点者:41' 野沢拓也(鹿島)、60' 武藤雄樹(仙台)、83' 赤崎秀平(鹿島)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●武藤雄樹選手(仙台)
「前半から自分たちのリズムでゲームができていたので、今日の結果は『もったいないな』という印象です。また、試合前から『鹿島は試合巧者だ』という話をしていたので、そういう意味では、してやられたという気持ちです。
前半はどんどん前を取れて、セカンドボールも取ることができていました。(直近の公式戦のJ1第7節)横浜FM戦でいい流れをつかんだので、その勢いを切らさないようには行った結果、あのようなかたちで入ることができたと思います。
(Q: 得点場面について)シュート自体は自分でもびっくりするくらい良いゴールだったと思いますが、やはりなかなか点を決められない中で思い切りが欠けているのかなと思っていましたから、今日は思い切り打ってみて良かったと思います。シュート練習をやっているぶん、もっと決めたいと思っているので、これからも続けてやっていきます。これで終わりではなく、早く次の1点を決められるように頑張ります」

●佐々木勇人選手(仙台)
「ホームで勝てなかったのがいちばん悔しかった。自分の持ち味を出してどんどんチャンスを作りたいと思って試合に入りました。左サイドに入ったのでどんどん中に入って勝負したいと思っていましたし、左サイドの(鈴木)規郎もどんどん使って、左サイドで攻撃をできたらと思ってプレーしました。前半はそれが少なかったので、後半は上げたいと思っていました。ゴールも取りたかったので、もっと左サイドで勝負できたら良かった。
プレッシャーをかけにいくところといかないところもきちんとできていましたし、リスクマネジメントもできていました。本当に、2失点目はもったいなかったと思います。そこだけですね。あとは良かったと思います。
(Q: 85分までプレー。そのときの状態は?)結構飛ばしていたのできつかったのですが、まだもうちょっと走れたのでもう少し出たかった。監督から交代ということだったのでそれは仕方ありません。どんどん前に出て勝負できたと思いますし、それを続けていきたい。チーム全体でそういう意識をもっと持てたら良かったかなとも思います。今日は本当に結果を出したかった。リーグ戦で結果を出してアピールしたい」

●梁勇基選手(仙台)
「内容的にはある程度うちのペースでできていた部分はあると思います。結果は負けているので、そこは修正しなければいけません。ミスがらみの失点だと思うし、それ以外はみんなが体を張ってできていたと思います。
前半はロングボールを使って入ろうとして、それが長い時間続いてしまったかなとは感じますが、そこをコントロールするのも中の選手たちだと思うし、ラインを下げさせて、そこで足下でつなぐ…という状況判断が、今日の前半はあまりチームとしてうまくいっていなかったのかな、と思います」

●野沢拓也選手(鹿島)
「(先制点のシュートについて)練習通り。でも、それ以外は納得いくプレーができなかった。今年初めての先発だったので空回りする部分が多かった。自分としては反省することが多い。それでもこういうメンバーで全員で(戦って)勝てたのは良かったと思う」

●植田直通選手(鹿島)
「全然、納得はしていない。勝ったことは嬉しいけれど、試合の入りも悪かった。久しぶりの試合だったのもあり、もう少し最初から思い切ってやれたと思う。
(Q: アシストについて)勝つことがいちばん大事ですけど、自分が上を目指すには内容も重視しないといけない。プレーを見直して反省しないといけない」

●赤崎秀平選手(鹿島)
「(Q: 得点場面について)多分、植田は狙ってないと思います(笑)。後半、最初の決定機を外してしまい、そのあともいくつかのチャンスを決められず、フラストレーションを溜めていたのですが、(柴崎)岳から『必ず1本は通すから』と言われて。得点は岳ではなかったですけど、チームでチャンスをくれた。かなりニアが空いていたので、ファーストタッチで打とうと思いましたけど、必ず決めなければいけない場面だったので、確実にするために少し運んでから打ちました」

以上

◇【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鹿島】渡邉晋監督(仙台)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171088.html

4月16日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
仙台 1 - 2 鹿島 (19:04/ユアスタ/7,583人)
得点者:41' 野沢拓也(鹿島)、60' 武藤雄樹(仙台)、83' 赤崎秀平(鹿島)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●渡邉晋監督(仙台):
「お疲れ様です。本当に悔しい結果となりました。(J1第7節)横浜FM戦の結果を受けて、選手にはぜひ同じような勇姿をぜひホームのユアスタのサポーターに見せよう、という話をしてのぞんだのですが、試合巧者の鹿島さん相手に、(失点)ゼロで進むというプランの中で、1点を失ってしまいました。ただ慌てずに焦れずに戦っていこうという話をハーフタイムにして、実際、後半に点を取り返すことができましたし、最後まで本当に同点ゴールと逆転ゴールを狙って、選手たちは頑張ってくれたと思います」

Q:ついに流れの中から武藤選手のゴールが生まれました。結果が出ませんでしたが収穫も多い試合だったのでは?

「まずはチーム全体のことに関して言うと、切り替えの部分で前半は少し体の重さもあり、横浜FM戦に比べれば遅れていた部分もありました。その部分はハーフタイムでも修正しようという話をして、後半は切り替えの部分でも相手を上回る部分が徐々に増えてきたと認識しています。
流れの中での武藤のゴールですが、彼もああいったかたちを、日頃から練習してきた成果をようやくここで出してくれたと思うので、本当にこれをきっかけに、さらにゴールを重ねていってほしいと思います」

Q:最後の点は悔しい取られ方ですが、あれはそこまでプレッシングをしてラインを高く保てたことを前向きにとらえていますか? それとも、集中力が足りなかったととらえていますか?

「もちろんリスクマネジメントやポジショニングといったところは、チーム全体で考えて修正していかなければいけない部分だと思っています。ただし、あのチャレンジをせずに後ろで構えているのではなく、前からプレッシャーをかけにいって連動し、ボールを奪いにいこうという話は、今週のミーティングでしていました。そのチャレンジの成果で、結果としてああいうかたちになってしまったというところで、決してそのチャレンジに対して悲観するものではないと思っています」

Q:終盤に山本選手と二見選手を入れたのは、どういったところに期待しましたか?

「まずはこの連戦、それから終盤ではありましたけれど、フレッシュな選手を起用して少し攻撃、守備からの切り替えという点においても活性化を図りたいというねらいがありました。もう少し早い時間帯での交代というものも頭をよぎったのですが、同点という点差、時間帯というものもあって、あそこまで引っ張ったという私の判断です」

以上

◆【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171089.html

4月16日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
仙台 1 - 2 鹿島 (19:04/ユアスタ/7,583人)
得点者:41' 野沢拓也(鹿島)、60' 武藤雄樹(仙台)、83' 赤崎秀平(鹿島)
☆予選リーグ戦績表
☆Jリーグ公式サイトヤマザキナビスコカップ特集
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:前半にベンチ前でかなり選手に指示を出していましたが、どのような点についての指示でしたか?

「技術の進歩とともに僕が願っているのは、僕が怒鳴らずに何かを選手の耳の中に直接伝えることができるものがないのか、というのが正直な気持ちです。残念ながらそういうものはないので、一生懸命に伝えられる状況を自分が叫ばなければいけません。

相手の24番の選手が体格とジャンプ力を有していて、ベガルタさんが24番の選手をめがけて蹴るのですけれど、実際は24番の選手はうちのセンターバックに対して体を寄せて、先にジャンプをすることもあった。彼はジャマをするような役割をしていて、二列目から19番、11番、14番が進入するかたちをねらっていました。それをやっている時点でボールにいっていなければファウルになるので、それはレフェリーにしっかりアピールしていましたし、それをちゃんと言いなさいと僕は伝えようとしていました。

レフェリーも、ボールを蹴られたタイミングで瞬時に振り向けるタイミングがあればすぐに確認することができますが、それができなければ少しレフェリーに助言して、これはちゃんと見てくださいよと言いたかったのです。それを伝えるために大声を出したということだけです。

また、縦や横のコンパクトさをベガルタさんが意識しているわけであって、ボールサイドにかなり寄っているので、サイドチェンジをする意識、サイドチェンジをしたときに必ずうちがチャンスを作り出すことができるし、サイドで一回ためを作ることができるので、それを要求していました。

あとは、前後半に自分の前にディフェンスラインがいるかたちになって、逆になれば声は通らないと思いますし、一生懸命に注意力を持続させるためにも、いろんなことを言い続けることによって、そして彼らが聞くことによって、集中力を託す意味もあります。センターバックもひとりは19歳、もうひとりは21歳と、そうすると若いとどうしても『疲れた』と一瞬気がゆるむので、ゆるんでしまったら勝負の世界はやられてしまいます。

だから僕は声をかけます。叫びながら、彼らの集中力を持続させるために言い続けています。中盤にも21歳の選手がいますし、今日の2トップも21歳と22歳の選手です。こういう選手は能力があったとしても持続力というもの、特にメンタルの持続力がどうしても自然に、僕らでさえも人生を生きていく中で持続力がない経験をしているので、いかにして彼らが90分間少しでも長い時間、それを継続できるようにするためには、声をかけ続けなければいけません」

以上

◆Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第3節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51362

ナビスコ予選 第3節 ベガルタ仙台戦

野沢が芸術的FK弾!赤崎がプロ初ゴール!鹿島が仙台に競り勝ち、アウェイで勝点3を獲得!

カシマスタジアムで行われた先週末のJ1第7節で新潟に1-2と悔しい敗戦を喫した鹿島が、中3日でアウェイゲームに臨んだ。ヤマザキナビスコカップA組第3節でベガルタ仙台と対戦すると、野沢の直接FKで先制し、後半には追いつかれたものの、赤崎のプロ初ゴールが決勝点となって、2-1で勝利を収めた。

鹿島は、ルーキーの赤崎が公式戦2試合連続で先発メンバーに名を連ねた。2列目のジャイールと野沢、センターバックの植田が今季初先発で、ボランチにはルイス アルベルトが入った。鹿島は開始4分、柴崎が右サイドの西へ展開すると、サポートに入った野沢へパスが渡る。野沢はペナルティーエリアの右角からクロスを上げ、中央の赤崎がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。しかし、オフサイドの判定でノーゴールに。先制とはならなかったが、立ち上がりから積極的な動きを見せた。17分には、柴崎がセンターサークル内から最終ラインの背後へスルーパスを供給。ジャイールが反応すると、中央へパスを通す。ボールを受けた赤崎が左足を振り抜いたが、相手DFにブロックされた。

鹿島は均衡を破れずにいたが、仙台の攻撃には落ち着いて対応した。ロングボールを多用されたものの、植田や昌子が粘り強く競り合いを続け、相手に自由を与えない。決定機を作らせることなく、スコアレスのまま試合は推移した。

待望の先制点は41分に生まれた。土居が相手に倒され、FKを獲得。ペナルティーエリア手前、やや右側で野沢がボールをセットすると、得意の右足を振り抜く。壁を越え、鮮やかな軌道を描いたシュートが、ゴール右隅に吸い込まれた。鹿島が1-0とリードし、前半を終えた。

1点リードで迎えた後半、鹿島は51分に決定機を迎えた。土居が右サイド深くまで持ち込むと、中央の赤崎へ折り返す。赤崎が左足シュートを放つと、相手DFに当たってコースが変わったボールは右ポストを直撃した。惜しくもチャンスを逃した鹿島は、60分に同点弾を献上する。右サイドから武藤にドリブルでカットインされると、無回転のミドルシュートを決められ、スコアは1-1となった。

同点に追いつかれ、トニーニョ セレーゾ監督は積極的な交代策で打開を図る。63分にカイオを投入すると、カイオは出場直後の64分には柴崎からの浮き球のパスに反応し、最終ラインの背後を取った。ペナルティーエリアの外へ飛び出した相手GKにボールを奪われたが、持ち前のスピードを活かしてチャンスを作っていく。78分には、土居に代わって梅鉢がピッチへ。柴崎を1列前へ上げて、仙台ゴールを目指した。

試合を決める2点目は、83分。決めたのは赤崎だった。植田が蹴り出したロングボールが、相手の最終ラインの背後へ流れると、赤崎が反応してゴール前へ持ち込む。ペナルティーエリアに入ると、相手GKとの一対一を落ち着いて制し、右足シュートを流し込んだ。

試合は2-1で終了し、鹿島が仙台に競り勝った。ヤマザキナビスコカップ2勝目で、今大会は2勝1敗となった。中3日で迎えたアウェイゲームで、予選リーグ突破へ向けて大きな意味を持つ勝点3を獲得。次戦は19日のJ1第8節、ヴィッセル神戸戦だ。タイトな日程での連戦だが、ホームのカシマで勝利を収め、リーグでも勝点を伸ばしていきたい。




【この試合のトピックス】
・ヤマザキナビスコカップで初めて仙台と対戦し、勝利を収めた。
・今季新加入の赤崎が、公式戦2試合連続で先発出場。プロ初ゴールを挙げた。
・野沢が今季初先発で、J1第5節の横浜FM戦以来の今季2点目を記録した。なお、野沢は昨年12月7日に行われたJ1第34節の広島戦以来のスターティングメンバー入りだった。
・ユアテックスタジアム仙台での公式戦勝利は、2011年8月13日に行われたJ1第21節以来。フェリペ ガブリエルがPKで決勝点を挙げ、1-0で競り勝った一戦だった。
・3月に加入したジャイールが、鹿島での初先発を果たした。
・植田が今季初の先発出場。昨年5月22日のヤマザキナビスコカップB組第7節C大阪戦以来、通算3回目の公式戦先発フル出場だった。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・後半も自分たちから積極的にアクションを起こしていくこと。
・相手は必ずプレッシャーを掛けてくる。自陣エリア付近では特に明確なプレーを心掛けること。
・最後のホイッスルまで全員で戦い続けること。

ベガルタ仙台:渡邉 晋
・90分の中でどう戦うかしっかりと考えてプレーしよう。
・0-1でもあわてずに、後半必ずチャンスはくる。
・残り45分、もう一度集中して入ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・ここでの試合は毎回タフなものになる。今日は若い選手が多い中で、当然ながらいろいろなミスはあるが、お互いに積極的にカバーしようと。相手よりもアクションを起こそうと要求したところで、チームがそれをやろうとしたことは収穫としてある。慌てずに、セカンドボールやミスをお互いに補うという作業をやった中で、ボールを保持して、しっかりとした組み立てや、自分たちのやりたいサッカーができた。良かったと思う。現地まで観に来ているサポーターの皆さんにとっては良い試合になったと思う。
・(若手もベテランも活躍したが)当然ながら、何事においても経験がモノを言う部分はあるし、手助けになる。ただ、2トップも中盤も後ろの方でも、19歳から22歳くらいの選手が一生懸命やっている。やっぱり、経験値が足りないところでミスはあるが、それを挽回しよう、お互いにカバーし合おうという精神が大事。何か自分のミスがあっても、自分なりに表現しようとしている姿はチームに良い影響をもたらす。今日の試合を決めたいろいろな部分では、若手が重要な存在感を示したのではないかと思うし、ベテランのプラスアルファの力や経験値というものは、試合の中でも手助けになっていると思う。

ベガルタ仙台:渡邉 晋
本当に悔しい結果。横浜FM戦の結果を受けて、選手にはぜひ同じような勇姿をぜひホームのユアスタのサポーターに見せよう、という話をして臨んだが、試合巧者の鹿島相手に無失点で進むというプランの中で、1点を失ってしまった。ただ慌てずに焦れずに戦っていこうという話をハーフタイムにして、実際、後半に点を取り返すことができたし、最後まで本当に同点、逆転を狙って、選手たちは頑張ってくれたと思う。


選手コメント

[試合後]

【赤崎 秀平】
新潟戦ではチームを勝たせる事が出来なかったので、今日は勝たせるために積極的にいこうと思い、それが結果につながった。後半に決定的なシーンを外してフラストレーションが溜まっていた。(ゴールシーンは)抜けだした時にGKを見たらニアが空いていた。必ず決めないといけない場面だった。抜け出したシーンも狙ったというよりは体が勝手に反応したので、狙って出来るようにしていかないといけない。

【野沢 拓也】
FKは練習の通り。それ以外は納得のできないプレーばかりだった。今シーズン、初のスタメンで空回りした部分がある。反省しないといけない。リーグ戦とは違うメンバーだったが、全員で勝利をつかめて良かった。

【植田 直通】
全然、納得していない。入り方も悪かった。久々のゲームということもあるが、もっと思いっきりやれた部分がある。しっかり悪いところを反省したい。(昨年のF東京戦と比較して)去年よりも落ち着いてプレーは出来るようになった。戦術の理解も高くなっている。勝った事は良かった思う。

土居選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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