日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年9月28日月曜日

◆7連勝・鹿島がついに止まった!! 大分が2発完封勝利、昨季開幕に続き敵地カシマで金星(ゲキサカ)






[9.27 J1第19節 鹿島0-2大分 カシマ]

 J1リーグは27日、第19節を各地で行い、大分トリニータが鹿島アントラーズを2-0で破った。鹿島は7連勝がストップ。大分は昨季の開幕節(○2-1)に続き、2年連続で敵地カシマでのアウェーゲームを制した。

 互いに前節から中3日での一戦。ホーム鹿島は劇的な勝利を収めた湘南戦(○1-0)から6人を入れ替えた。DF山本脩斗が今季初出場、MF名古新太郎が初先発を果たし、DF町田浩樹、DF永戸勝也、MFファン・アラーノ、MF三竿健斗が新たに入った。対する大分は広島戦(●0-2)で3連勝がストップ。同じく6人を変更し、DF小出悠太、MF長谷川雄志、MF島川俊郎、DF星雄次、MF小塚和季、MF田中達也が起用された。

 試合の序盤は鹿島が一方的に主導権を握った。サイドを広く使いながら大分を押し込み、ボールを奪われてもハーフコートで即時奪回。前半9分には名古が惜しいシュートを放つと、19分にはアラーノのパスからFWエヴェラウドが抜け出し、ゴール左斜め前からの右足キックで大分DFを強襲した。

 それでも前半26分、鹿島はMF和泉竜司のゴールが枠を捉えられずにいると、大分もカウンターからチャンスを作り出す。28分、FW渡大生からのスルーパスに抜け出した田中が右サイドをえぐってクロスを供給し、これを鹿島のGK沖悠哉がキャッチできず。こぼれ球を拾った星が惜しいシュートを放った。また37分にもチーム得点王の田中がシュートを放ち、一進一退のままハーフタイムを迎えた。

 後半開始時、鹿島は名古とエヴェラウドを下げてMF荒木遼太郎とFW上田綺世、大分は渡を下げてFW高澤優也を投入。すると12分、ついにスコアが動いた。大分は右サイドでボールを受けた田中がカットインから左足を振り抜き、これは相手DFにブロックされたものの、こぼれ球を拾った小塚が右足でシュート。永戸に当たったボールが軌道を変え、沖の逆を突いてゴールマウスに吸い込まれた。

 ビハインドを負った鹿島も後半25分すぎからは徐々にゴール前で惜しい場面をつくれるようになり、三竿をCBに回して攻撃の枚数を増やす強硬策に出る。ところが35分、大分は相手のクリアボールを島川、MF羽田健人、三竿がワンタッチの浮き球でつなぎ、MF野村直輝が意表を突いた右足アウトでのスルーパスを供給。これに抜け出した高澤が落ち着いた駆け引きから左足で流し込み、リードを2点に広げた。

 その後は鹿島がシンプルに前線へとボールを入れて攻勢を試みたが、大分はここまでフルタイム出場を続けているDF鈴木義宜、シーズン途中に正守護人となったGKムン・キョンゴンを中心とした守備陣がシャットアウト。2試合ぶりの白星を収めた。鹿島は9試合ぶりの無得点で7連勝が止まった。




◆7連勝・鹿島がついに止まった!! 大分が2発完封勝利、昨季開幕に続き敵地カシマで金星(ゲキサカ)





◆鹿島5度目の8連勝ならず 浮かび上がった課題…(ニッカン)






<明治安田生命J1:鹿島0-2大分>◇第19節◇27日◇カシマ

好調鹿島アントラーズは大分トリニータに敗れ、連勝が7で止まった。

相手ボールを敵陣で奪い切り、取られてもすぐ取り返すアグレッシブなスタイルで勝ち点を積み上げていたが、連戦の疲労もあって後半にリズムを崩し2失点した。上位陣との勝ち点差は詰められなかったが、敗戦の中で課題も見つかった。

    ◇   ◇   ◇

クラブ史上5度目のリーグ8連勝には、1歩及ばなかった。

鹿島は前節から先発を6人変更して臨んだが、連動したプレスをかけて、高い位置でボールを奪うスタイルを貫いた。前半は戦術がはまったが、後半に入ると失速。前がかりになったところを狙われて失点した。連勝は7で止まった。ザーゴ監督は「前節(後半ロスタイムの得点で勝利した湘南戦)もそうだが、下位のチーム、運動量や闘争心、最後まで諦めない部分を示すチームに、てこずっている」と、ここ2試合の戦いに課題を見いだした。

大分片野坂監督が勝因を「セカンドボールや中盤の攻防、ゴール前の体を張る部分で集中を切らさずに戦ってくれた」と強調したように、プレーの強度で相手を上回ることができなかった。前半は前節まで得点ランキング2位の11得点を挙げているFWエヴェラウドを中心にプレスをかけ続けたが、ザーゴ監督はハーフタイムに、16戦連続先発中だったそのブラジル人FWをベンチに下げた。リーグ戦でのハーフタイムの選手交代は開幕戦以来2度目。けが防止やコンディションを考慮したものだったが、良い流れだった前半の戦いを継続できなかった。

スコア上では完敗したが、うまさより、激しさを武器に必死で立ち向かってくる相手への対処が急務だという課題が浮かび上がってきた。指揮官は試合後「1敗したところで、お互いの信用を失う必要はない」と選手に前向きな言葉を掛けたことを明かした。就任1年目、チームを構築途中のザーゴ監督。連勝は止まったが、無駄な敗戦にはしない。【杉山理紗】




◆鹿島5度目の8連勝ならず 浮かび上がった課題…(ニッカン)




◆鹿島 11年ぶりリーグ8連勝ならず零敗、後半攻撃的交代カード切るも不発(スポニチ)






明治安田生命J1第19節   鹿島0―2大分 ( 2020年9月27日    カシマ )


 11年ぶりのリーグ8連勝を目指した鹿島だったが、連勝は7でストップした。
 前半をスコアレスドローで折り返すと、ザーゴ監督は後半頭からFW上田、MF荒木を投入。その後も攻撃的な交代カードを切り続けたが、後半12分に6試合ぶりに先制点を奪われると、余裕を持った相手を崩しきれずに90分を終えた。

 これまでは交代選手が流れを変える試合が多かっただけに、指揮官は「後半からエンジンを掛けようと思って交代選手を送り込んだが、これまでのように流れを変えることができなかった。前節の湘南戦、今節と運動量や闘争心を示してくる相手に苦戦している」と残念がった。




◆鹿島 11年ぶりリーグ8連勝ならず零敗、後半攻撃的交代カード切るも不発(スポニチ)


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