日刊鹿島アントラーズニュース
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2013年10月31日木曜日
◇お粗末!!Jリーグ2ステージ制、欠陥発覚で“白紙”に…(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/31/kiji/K20131031006914820.html
Jリーグが15年から実施を決めていた2ステージ制が“白紙”に戻った。30日に都内で12クラブの代表者が参加した意見交換会が開催され、シーズンを前後期に分けた第1&第2ステージの各上位チームが進出するスーパーステージに欠陥が発覚。今後は2ステージ制に加え、現行の1ステージ制でのプレーオフ導入も検討する。12月の理事会までに新たな結論を出す方針だが、Jリーグが前代未聞の迷走を始めた。
見切り発車のJリーグ改革案がぶざまな欠陥を露呈した。勝ち点の年間1位クラブを重視しながら、ポストシーズン大会が注目されるように2ステージ制を採用。第1&第2の各ステージ2位までがスーパーステージに進出する形式に落ち着いて詳細を詰めてきた。しかし、両ステージ2位以内のチームが重複して下位を繰り上げる場合、3位以下のチームが意図的に負けて上位クラブを重複させることで出場権を得るという制度上の不備が発覚。Jリーグはファンが試合結果を予想するなどして購入するサッカーくじ「toto」の実施対象であり、意図的な試合結果の操作は絶対に見過ごせない問題だった。
Jリーグは9月17日の理事会で15年からの2ステージ制復活とそれに伴うスーパーステージ、チャンピオンシップの実施を承認。大東チェアマンは「10億円以上の増収になる」と、Jリーグの未来を懸けたポストシーズン大会の意義を強調していた。今回指摘された問題点は下位クラブを繰り上げなければ起こらないが、それでは収入増に必要な試合数を確保できない。2ステージ制導入に反対するファンや一部クラブの声に背を向け、細部未定のまま性急な改革に動いた結果が、お粗末なドタバタ劇を招いた。
Jリーグの中西競技・事業統括本部長は「“この試合で負けた方が得”というパターンが出てくる。このままやるのはよくないので勇気を持って差し戻す」と説明。大東チェアマンは「あくまで2ステージ制がベース。後戻りではなく修正」としながらも「年間を通したリーグ戦をやってポストシーズンもやる方式も、もう一度テーブルに乗せた」と2シーズン制を“白紙”に戻し、1ステージ制の継続にも言及した。Jリーグは年内に結論を出す考えで、問題はまず11月13日の実行委員会で再審議される。迷走の行く末が注目される。
▼負けた方が得となる例 第1ステージで2位となったCと3位になったDが、第2ステージ終盤で対戦。Cが勝てば第2ステージ優勝が確定する場合、Dはたとえ第2ステージ下位でも第1ステージ2位枠に繰り上がりでスーパーステージに進出できるため、負けた方が得になる。
◇Jリーグ、2ステージ制差し戻し!致命的欠陥を解決出来ず(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131030-OHT1T00229.htm
Jリーグは30日、都内のJFAハウスでACL出場経験などのある主要12クラブの幹部が出席して意見交換会を実施。15年から行う予定だった2ステージ(S)制を白紙に戻して再検討することが内定した。リーグ戦終了後にポストシーズン(PS)を行うことに変更はない。
9月の理事会で2S制とPSの実施を決めたが、その後に致命的な欠陥が判明して再検討を余儀なくされた。同一クラブが年間1位と前期1位などで重複した場合、重複部分に3位以下からの繰り上げ出場を行うと「負けたほうがPSに進出できる」【注】という可能性が出てくるのだ。「決定的な欠陥。解決策は出せないので、勇気を持って差し戻します」と中西大介競技・統括本部長。理事会での決定事項が覆るのは「聞いたことがない」(Jリーグ関係者)という前代未聞のドタバタ劇だ。
大東和美チェアマンは「あくまで2S制でやりたいが、1S制も含めてもう一度考えてみる」と、現在のJ2のような1S制+プレーオフの実施にも含みをもたせた。現行の2S制案では繰り上げ出場を認めなければ矛盾は解決できるが、出場クラブが重複した場合はPSの試合数が減るというデメリットがある。
今後は11、12月の実行委員会や理事会などで議論を行い、年内には新たな案を決める予定。日本プロサッカー選手会からは「2位クラブがPSに進出できるのは違和感がある」という意見も出ており、全ての条件を満たす制度は現れていない。
【注】後期最終節で3位のAと1位のBが対戦。Aが負ければBの後期1位と年間1位が確定する場合、Bの重複した部分に3位のAが繰り上げ出場できるため、Aにとっては「負けたほうが有利」の状況になる。
◇2ステージ制再検討も、クラブ代表者らが意見交換(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20131030/jle13103019550003-n1.html
Jリーグは30日、2ステージ制復活を決めた2015年からのJ1の大会方式について各クラブ代表者らによる意見交換会を東京都内で開き、1ステージ制を維持した上でポストシーズンを実施する案を含め、再検討することになった。11月13日の実行委員会、同19日の理事会で話し合う。
Jリーグは9月の理事会で2ステージ制とともに、年間1位と前後期の各1、2位が出場するポストシーズンの実施を決めた。しかし、ポストシーズンへの出場資格が重なって下位を繰り上げる場合、3位以下のチームが意図的に負けて上位チームを重複させることで出場権を得るという制度の不備が指摘された。
大東和美チェアマンは「あくまで2ステージ制がベース。何か問題があれば、きっちり修正すべきだ。(1ステージ制の可能性は)ゼロではない」と述べた。意見交換会には広島、鹿島、横浜M、浦和などJ1、J2の12クラブの社長らが出席した。(共同)
◇大東チェアマンが2ステージ制自ら否定?(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131030-1211468.html
15年度スタートのJ1大会方式変更に関する意見交換会が30日、東京・文京区のJFAハウスで開かれた。過去のJ1優勝クラブやACL出場経験のあるクラブの実行委員らが集まり、大東和美チェアマンらJ幹部と話し合った。
意見交換会では「2ステージ制ではなく1ステージ制にして、その後、ポストシーズンを戦うのはどうか?」との意見が出た。会議後、会見した大東チェアマンは「この案も今後、協議していきたい」と、9月の理事会で既に正式決定した2ステージ制を自ら否定する迷走ぶりだった。
◆水戸:「水戸ホーリーホック」の名が!!(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/special/2013j2/diary/article/00163697.html?type=1&year=2013&month=10&day=29
10月28日深夜。テレビのチャンネルを回していると、「魅力最下位 茨城県」という話題でマツコ・デラックスさんと関ジャニ∞の村上信五さんがトークをしていたので、日本テレビの「月曜から夜ふかし」という番組を見ることにしました。
「(茨城と言えば)黄門と納豆よね!」とマツコ・デラックスさんにちょっと小馬鹿にされながらも、面白おかしく見ていたのですが、村上さんが「茨城ゴールデンゴールズ」という野球チームの名前を挙げたところで、少し身を乗り出してしまいました。スポーツの話題になったので、サッカーについて触れてくれるかもしれないという期待を持ったからです。すると、予想通りすぐさまマツコ・デラックスさんが「それなら、鹿島アントラーズでいいじゃない!」と返したのです。さすが茨城県の誇る「常勝軍団」。知名度抜群。水戸もこういうところで名前を挙げてもらえるようになりたいなと思ったその直後でした。
な、な、な、なんと!
村上信五さんの口から「水戸ホーリーホック!」という名前が出たのです。
しかも、青い文字で「水戸ホーリーホック(J2)」というテロップ付きで。
「あんた、サッカーバカだから~」とマツコ・デラックスさんが言っていたので、村上信五さんは相当サッカーに詳しいのでしょう。でも、まさか「水戸ホーリーホック」の名前を出してくれるとは夢にも思いませんでした。このやり取りは水戸ホーリーホックにとっての「歴史的瞬間」と言っても過言ではありません。スポーツ番組や特集番組以外で、タレントさんが「水戸ホーリーホック」という名前を口にしたのは、おそらく有史以来はじめてのことでしょう。しかも、「水戸」とは何の縁もない方が名前を声に出して電波に乗せてくれたから驚きです。
夜中にも関らず、テンションが上がりまくって、あたふたしてしまったのは私だけではないはず。いてもたってもいられず、過去に例のないこんな「日記」を書いてしまいました。この高ぶる感情。J2クラブに関わっている方ならば、分かってもらえますよね? ね?
とにもかくにも、村上信五さん、本当に本当に本当にありがとうございます!!
僕はあなたを応援し続けます!
以上
2013.10.29 Reported by 佐藤拓也
◆アイフルホーム水戸南店 選手トークショー開催(11/3)のお知らせ(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/club_info/40395
鹿島アントラーズ選手がやってくる!
アイフルホーム水戸南店 「ふれあい祭り」開催
~トークショー&写真撮影会に小笠原選手・豊川選手の参加が決定~
住宅のフランチャイズチェーン(※以下「FC」と表記)を全国に展開している株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニー(住所:東京都江東区亀戸1-5-7/プレジデント:今 城幸)のFC加盟店であるアイフルホーム水戸南店(会社:株式会社ウィル/社長:早坂正行)では、地域の皆様へ、日頃の感謝の気持ちを込めて「ふれあい祭り」を11月3日(祝)に開催いたします。
アイフルホーム水戸南店では初めてとなります鹿島アントラーズとのコラボレーションイベント「ふれあい祭り」では、「鹿島アントラーズ選手トークショー」や「ちびっ子 キックターゲット大会!」、「スタンプラリー」など、大人も子どもも楽しめる様々な企画をご用意しております。「鹿島アントラーズ選手トークショー」は、地元のJリーグチーム『鹿島アントラーズ』にご協力いただき、小笠原 満男選手、豊川 雄太選手の「トークショー&写真撮影会」、さらに鹿島アントラーズの選手のサイン入りユニフォームやサイン入りボールなどが当たる「大抽選会」を実施。憧れのプロサッカー選手と間近でふれあえます。「ちびっ子 キックターゲット大会!」では、地元の少年サッカーチーム対抗戦を開催。同じ夢を持つ仲間たちとのふれあいの場をご用意させていただきます。その他、“ヨーヨーつり”や“しゃてき”、“フードコーナー”などの無料イベント等盛りだくさんのイベントをご用意しております。
アイフルホーム水戸南店の「ふれあい祭り」は、地域の皆様同志の絆を深め、「ふれあい」を楽しんでいただけるイベントとなっておりますので、多くの皆様のご来場をお待ちしております。
※チーム事情や選手のケガ、体調不良等により、急遽変更になる可能性がありますので、予めご了承下さい。
【開催内容】
アイフルホーム水戸南店 『ふれあい祭り』
【開催日時】
2013年11月3日(祝) 10:00~16:00
【開催場所】
アイフルホーム水戸南店
茨城県水戸市元吉田町1056-16
※モデルハウス裏に駐車場あり
TEL:029‐291‐8855
ホームページ:http://www.ganbaru-will.com
【実施内容】 <時間限定イベント(参加無料)>
・14:00~15:30
鹿島アントラーズ選手 トークショー&写真撮影会&大抽選会
・11:00~/15:00~ 少年チーム対抗 ちびっ子キックターゲット大会!
<その他の無料イベント>
・ヨーヨーつり
・しゃてき
・フードコーナー(やきそば・ポップコーン など)
・IHクッキング体験コーナー 等
【参加費】
入場無料
◇Jリーグ、1ステージ制維持の可能性…15年からの新制度に問題点(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20131030/144833.html
Jリーグは30日、2015シーズンからのJ1リーグ大会フォーマット変更に関する意見交換会を開催。9月のJ1・J2合同実行委員会、Jリーグ理事会で承認した2ステージ制とスーパーステージに問題点があることを明らかにし、大東和美チェアマンは「1ステージ制を採用する可能性はゼロではなくなった」とコメントした。
今回の意見交換会にはJリーグ優勝もしくはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場経験を持つベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、柏レイソル、FC東京、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ジュビロ磐田、名古屋グランパス、ガンバ大阪、セレッソ大阪、サンフレッチェ広島の12クラブが参加。主に以下の4項目について話し合いを行った。
1.リーグ戦とポストシーズン制度(スーパーステージ)における問題点の洗い出しと解消方法
2.リーグ戦におけるACL出場権の獲得とJ2降格の決定方法
3.大会フォーマット変更に伴って増える収入の使用用途
4.ピッチ内クオリティーの向上
ここで問題になったのが、1)のリーグ戦とポストシーズン制度における問題点の洗い出しと解消方法だ。
9月のJリーグ理事会では2ステージ制とポストシーズン制の導入こそ承認したものの、詳細部分については今後突き詰めていくこととなっていた。その後、日本プロサッカー選手会(JPFA)との労使協議会で選手側からは「年間順位の尊重」と「フェアな大会方式」を希望され、「年間2位よりステージ2位が重視されることについて違和感がある」という意見も参考にした。また、佐藤寿人選手会長からは「負けたほうが得をするような試合が出てくるような方式は望ましくない」ともコメントされている。こういった経緯を踏まえて詳細を詰めるにあたり、さまざまな状況をシミュレーションしていたところで今回の問題点が見つかった。
問題になったのは、2ステージ制導入に際してポストシーズンに4試合を固定した場合だ。現在の方式では各ステージの1位と2位がスーパーステージに進出し、それぞれたすき掛けで対戦。その勝者同士で試合を行い、勝ち上がったクラブが年間勝ち点1位と激突するため、計4試合が行われることになる。ただし、年間1位と各ステージ上位が重複した場合の大会方法、スーパーステージ参加クラブの決定方法は先送りされていた。
現状のとおりポストシーズンに4試合を固定すると、各ステージ3位以下のクラブを繰り上げて出場させる必要がある。だが、その場合、例えば年間1位を重複させることで繰り上がって出場できるクラブが出てくることにもなりかねない。つまりステージ3位のクラブなどが「わざと負ける」ことで年間1位を確定させて重複クラブを出し、出場枠を空けさせようとするケースが出てくる可能性が生じてしまう。リーグ戦の途中で負けたほうが得になる試合があるとすれば、その大会フォーマットにおいては「決定的な欠陥」(中西大介Jリーグ競技・運営事業部長)となり、選手側の意見と逆行することになってしまう。
Jリーグの露出と収入増加を目指して、各クラブと理事会は2ステージ制とポストシーズン制の導入を決定した。だが、もしポストシーズン制を繰り上げクラブなしで実施した場合、重複したクラブが関連する試合が省略され、ポストシーズンの試合数が減ってしまう。反対に3位以下を繰り上げずに試合数を固定する場合は2ステージ制を導入する必要がなく、誰もがベストな方式だと思っている1ステージ制で年間上位クラブを出場させる方式を採用するべきという声が上がる。
今後のポイントは、以下のどちらを優先すべきかだ。
1.《2ステージ制におけるフェアな大会方式》を優先する場合は、各ステージの3位以下を繰り上げずにポストシーズンの試合数減を受け入れる。
2.《ポストシーズンの試合数固定》を優先する場合は、1ステージ制を導入して出場クラブが重複しないようにする。
理事会ではそもそも2ステージ制とポストシーズン制の導入のみを承認していたが、これはポストシーズンの放映権料や大会スポンサーを確保するために枠組みだけを先行して決定したもの。試合数が減れば試合の放映権料が減り、1ステージ制に戻せば各ステージで“ヤマ”を作って注目を集め、試合中継を増やすという目論見が崩れる。いずれにしても大幅な見直しは必須だ。
決して2ステージ制を取り下げたわけではないが、大東チェアマンは「2ステージ制がベースだが、(今回の問題を受けて)もう一度検証しようということ。1ステージ制を採用する可能性もゼロではない」と説明。中西氏は「理事会に差し戻す勇気を持ってやろうということ。選手やサポーターの声は届いている。改めてインターネット調査を実施しており、その結果は近日中にJリーグ公式サイトにアップする予定。(より良い大会フォーマットを決定するための)プロセスをしっかりと踏みたい。矛盾点は解消していかなければならないが、出てきた課題をクリアするべく前に進んでおり、決して戻っているわけではない。大会フォーマットは年内には固めたいが、一番重要な部分なので時間をかけてしっかりやりたい」と話した。
なお、2.リーグ戦におけるACL出場権の獲得とJ2降格の決定方法については、年間順位によって決定する方向でほぼ意見が一致。これまでと同様に年間上位3クラブがアジアへの挑戦権を獲得し、16位~18位のクラブがJ2へ自動降格する見込みだ。ただし、現状どおりの2ステージ制を導入した場合にステージ2位までに入ったクラブの年間順位が降格圏内となった場合は、ポストシーズンへの出場権を得られないことになることが濃厚となっている。
3.大会フォーマット変更に伴って増える収入の使用用途については、メディア露出の増加にあてるだけでなく、リーグ戦の賞金上乗せなども視野に入れているという。また、新しい大会フォーマットを採用するにあたり、Jリーグから各クラブへの分配金をピッチ上やマーケティングの成果に応じて傾斜配分するという意見も出た。これは横並びの考えから脱却し、各クラブ間の競争意識を高めることにつながるという考え方に基づいたもの。ただし、今回の意見交換会に出場したクラブは上位を争える力を持ったところが大半。J2には分配金が減ることで経営難に陥るクラブが出る可能性もある。本件について大東チェアマンは「時間があるので、じっくり考えていきたい」と慎重な姿勢を示した。
4.ピッチ内クオリティーの向上については、アジア戦略に伴う外国籍選手枠の増加やJリーグ規約42条ルール、いわゆる「ベストメンバー規定」について話し合いが行われたという。
この意見交換会後のメディアブリーフィングでは、報道陣から「迷走しているようにしか見えない」という意見もあがっていた。スポンサー収入の差を見比べつつ、年間勝ち点をどうリスペクトするか。関係各所へのヒアリングと矛盾点を解消しなければ、先へは進めない。大東チェアマン、中西氏ともに「しっかり整理して進めたい」と語ったが、明確なロードマップを描かなければ、混乱を重ねるだけ。メディアを通じて決定までのプロセスを開示することは必要だが、まずはしっかりと問題点と改善方法を整理することが必要となる。
文●青山知雄(Jリーグサッカーキング編集長)
2013年10月30日水曜日
◆本命は興梠も…浦和・原口MVP宣言!「狙いたい」/ナビスコ杯(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20131030/jle13103005020000-n1.html
ナビスコ杯は11月2日に東京・国立競技場で決勝を行う。浦和のFW原口が29日、ナビスコ杯決勝に向けてMVP宣言。本命はここまで3試合5得点のFW興梠だが、「決勝で決めればMVPですよね。ちょっと狙いたい」。最近はドリブルからのシュートがさえ、得点に絡む場面が多い。ニューヒーロー賞に輝いた2011年は決勝で鹿島に敗れた。「あの頃はチームも若くて相手の試合運びがうまかった。1度経験しているので落ち着いていけると思う」。プロ入り後初タイトルに燃える。(大原)
◆[2013Jユースカップ]決勝トーナメント組み合わせ(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/406011_127510_fl
2013Jユースカップ 第21回Jリーグユース選手権大会
【1回戦】
(11月2日)
[味の素フィールド西が丘]
[A]浦和ユース(11:00)横浜FCユース
[B]横浜FMユース(14:00)仙台ユース
[堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(J-GREEN堺)S1]
[C]G大阪ユース(11:00)三菱養和SCユース
[D]熊本ユース(14:00)福岡U-18
(11月4日)
[味の素フィールド西が丘]
[E]新潟ユース(11:00)FC KAGOSHIMA U-18
[F]川崎F U-18(14:00)愛知FC U-18
[山梨中銀スタジアム]
[G]清水ユース(11:00)栃木ユース
[H]鳥取U-18(14:00)横河武蔵野FCユース
【2回戦】
(11月9日、10日)
[会場未定]※会場は左側チームがホーム
神戸U-18(未定)[B]の勝者
岡山U-18(未定)[C]の勝者
札幌U-18(未定)[D]の勝者
F東京U-18(未定)[E]の勝者
磐田U-18(未定)[A]の勝者
京都U-18(未定)[F]の勝者
広島ユース(未定)[G]の勝者
鹿島ユース(未定)[H]の勝者
2013年10月29日火曜日
◆杉本 同点機逃しガックリ…ボールわずかに枠外(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/29/kiji/K20131029006903930.html
U―17W杯決勝トーナメント1回戦 日本1―2スウェーデン (10月28日 UAEシャルジャ)
来季の鹿島入りが内定している杉本は決めれば同点となる決定的なチャンスを逃して頭を抱えた。
後半41分にダイレクトパスに反応して裏に抜け出して右足でシュート。GKの動きをよく見て右隅を狙ったが、ボールはわずかに枠外に飛んだ。後半開始から途中出場。「狭いスペースで前を向くプレーを見てほしい」との言葉通り攻撃に絡んだが、21日のベネズエラ戦に続く今大会2点目はならなかった。
◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】レポート:今季最高とも呼べる内容で重い空気を払拭。鹿島が快勝で川崎Fを退ける(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163672.html
10月27日(日) 2013 J1リーグ戦 第30節
鹿島 4 - 1 川崎F (16:04/カシマ/18,293人)
得点者:20' 土居聖真(鹿島)、44' 大迫勇也(鹿島)、56' 山村和也(鹿島)、61' 遠藤康(鹿島)、90'+1 オウンゴ-ル(川崎F)
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土居聖真が相手のミスを見逃さずに落ち着いたシュートで先制点を奪うと、前半のうちに大迫勇也が追加点。後半にも山村和也、遠藤康がすばらしいゴールを決めて4-1の圧勝劇だった。
前節、浦和との直接対決に敗れたことは選手たちにも少なくない傷を残していた。「ショックは大きかった」と明かす青木剛。しかし、それを払拭する見事な試合運びを試合開始から展開する。
とはいえ、キックオフ直後にチャンスを得たのはアウェイの川崎Fだった。ルーズボールの競り合いに左サイドバックの中田浩二が飛び出し、その裏のポジションが空いたことを見逃さなかった稲本潤一が、飛び出した山本真希にパスを通す。山本の放ったシュートは強烈だったが、曽ヶ端準がこれを正面で弾き返す。鹿島が速攻に移ろうとしたがこれを奪われ、今度は大久保嘉人がミドルシュートを放つなど、1分以内に川崎Fが2度も決定機を迎える。その他にも小林悠が裏に抜け出すなど、アウェイチームの方が勢いを感じさせる立ち上がりを見せるのだった。
しかし、鹿島の闘争心が、その勢いを凌駕する。「取られたら2人で行こうと話していた」という大迫勇也と土居聖真が、ボールを失うと前線からすぐに相手のバックラインを追い回す。それに呼応して中盤の選手たちもボールを狩るように思い切り間合いを詰めてプレッシャーをかけていく。その勢いに気圧されるように、徐々に川崎Fの勢いは減退し、10分過ぎから鹿島が試合を優位に運ぶようになっていた。
「10分、15分すぎからは、自分たちで引いてしまったというか、何人かで形で変えてしまって、相手を受け入れてしまった」
試合後、風間八宏監督が解説したように、この時間帯から、鹿島の方がアグレッシブに試合を動かすことに成功したのである。
「こういう試合は何試合もやってきた。修正できないのが、いまのチームの課題」
大久保がほぞを噛んだように、試合の流れはその後変わらず、鹿島が4得点で川崎Fを退けた。
鹿島が川崎Fに4-1で勝利したのは07年9月1日以来のこと。あのときは前節に金沢でG大阪に1-5と大敗した直後だった。小笠原満男がイタリアから復帰し4連勝と波に乗った勢いを木っ端微塵に砕かれた仕切り直しの一戦。その大事な試合は、野沢拓也のフリーキックを皮切りに4-1と快勝し、消えたと思われた優勝への望みを繋げたのである。
今回は負ければ確実に優勝争いから脱落するプレッシャーがあったなか、土居聖真、伊東幸敏という若手が躍動した。むしろ、土居は先取点、伊東はレナトをシャットアウトすることで、チームに勢いを与えたと言っても過言ではない。セレーゾ監督が、就任当初から鍛えに鍛え、ここまで来たら大丈夫というところまで鍛え上げられた若手たちが、いま花開こうとしている。大きな補強に頼るわけでもなく、既存の戦力で陣容を充実させた指導力は見事だ。もっとタイミングが早ければ、優勝争いの先頭を走ることもできたかもしれないが、それでもまだなにが起きるかわからない位置に付けている。
「自分たちがまずは最後まで勝ち続けるということ。相手よりも自分たちのやるべきことをやり続ければ、と思っています」
監督を筆頭に、選手も残り試合をすべて勝つことに集中している。そして、この試合内容を続けていければ4連勝も難しくない。そう思わせるほど手応えを感じる試合だった。
以上
2013.10.28 Reported by 田中滋
◆鹿島大迫芸術ボレー 逆転Vへ献身/J1(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131028-1210266.html
<J1:鹿島4-1川崎F>◇第30節◇27日◇カシマ
攻守に奮闘した鹿島FW大迫勇也(23)が、勝利を引き寄せた。前半44分。「タイミングが独特で、相手も読みにくい」(大迫)というMFジュニーニョの左クロスに飛び込んだ。左足で合わせたボレーがゴールネットを揺らすと、立役者を抱え上げ喜び合った。
守備でも魅せた。前節で浦和に敗れた後、「取られたら前からプレッシャーをガンガンかけていこう」と提案。攻守の切り替えを課題に掲げ、前線から“第1のDF”として圧力をかけ続けた。後ろから相手ボールを奪取し、自分がボールを失えば自陣ゴール前まで追いかけ、ピンチの芽を次々と摘み取った。
強化担当の鈴木満常務は「献身性は素晴らしい。短期間でここまで成長するのかと思うぐらい、ものすごいスピードで成長している」と絶賛した。首位横浜との勝ち点差は6。「上を気にしても仕方がない。目の前の試合に勝つことだけに集中したい」と大迫。4位に浮上した“逆転の鹿島”のエースが、リーグ戦終盤の主役に名乗りを上げた。【桑原亮】
◆【C大阪】新井場「真価問われる」残り試合(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131028-1210649.html
C大阪のチーム最年長DF新井場徹(34)が28日、残り1カ月の大切さを説いた。
27日の鳥栖戦で敗れ、首位横浜との勝ち点差が9に広がり、優勝は絶望的となったが「まだ少しは可能性もあるし、逆に最悪9、10位になる可能性もある。最後にどの順位にいるかが大事」。鹿島時代の07年には、残り4試合で勝ち点8差だった首位浦和を抜いて逆転優勝しており「タイトルをとりにいくことを示さないと、このチームはポテンシャルはあるのに、いつまでたってもタイトルは取れない。これからこのチームの真価が問われる」と語った。
2013年10月28日月曜日
◆ブンデス4年目、CL日本人最多の内田篤人が湛える自信「僕のサッカー人生は相当濃い」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20131027/144094.html
シャルケ在籍4シーズン目を迎え、チャンピオンズリーグ日本人最多出場記録も更新中の内田篤人が、現在発売中のサムライサッカーキングのロングインタビューの中で、その熱い内面と、静かに湛える《自信》について語っている。
──最近、「シャルケでずっとプレーしたい」というコメントがありましたが、以前は違うクラブ、違うリーグへの移籍も選択肢に入っていると語っていました。現在はシャルケで良い経験を積みたいという気持ちが強いですか?
内田 あのコメントは、一応、シャルケのオフィシャルサイトでのインタビューだったので(笑)。正直、今は移籍についてはあまり考えてないですね。他のチームに行きたい、となっても、シャルケで頑張らないと始まらない話じゃないですか。結局、今を頑張るしかないんです。
──「今を頑張る」という気持ちが、これまで以上に強くなっている印象を受けます。
内田 これまで、たくさん迷ったり、悩んだりもしてきましたが、結局そこだなって。目の前のことを頑張るって決めちゃえば、もう悩む必要もないじゃないですか。毎日やるしかないんですから。
──25歳にして、かなり達観した感じが出てきましたが、そういう境地に達したのは、何度も迷ったり、悩んだりを繰り返したからですかね? 長谷部誠選手以上に、整っている気がします(笑)。
内田 いやいや、まだまだです( 笑)。ただ、他の選手と比べて、やってきた試合、やってきた大会の質と量は絶対に負けていない自信があります。
──歴代の日本人選手の中でも、一番すごい経験をしていますもんね。なんせ、CL準決勝を戦ってますから。
内田 そういう積み重ねが、何より大事かなと。僕のサッカー人生は、今のところ、相当濃いと思ってます。
──最近は泣くこともなくなってきたんじゃないですか?
内田 全く泣いてないですね。というか、悩むこと自体もほとんどなくなってきましたね。
──確かに、こうして話を聞いていても、以前と全然違いますからね。
内田 そうですか? 自分ではあんまり分からないですけど。
──内田選手と話していて、すごく特徴的だと感じるのが、「視点」が多いことです。自分の視点、相手の視点、それから第三者の視点といったように。
内田 確かに、それはありますね。自分側からの考えだけだと、どうしても偏るじゃないですか。例えば、僕らは選手側からの考え方しかしていない。でも、監督側から考えると、全然違ったりする。そういう、いろんな考え方をトータルして、「自分はどういう選手なのか」って考えたりします。いろんな方向から見ると、考え方は全然違ってきますよね。
──そういう考え方をするようになったのはいつからですか? 昔から?
内田 いや、ドイツに来てから変わったんじゃないですかね。鹿島の時から根っこの部分はあったと思いますけど。
──内田選手は、これまで、何度も挫折と復活を繰り返してきました。どん底に落ちた時に、復活する方法を教えてもらえますか。
内田 この前も、友達から「へこんだ時とかどうしてんの?」って聞かれたんです。僕はちゃんとへこむ時間は作ったほうがいいと思ってます。へこんだ時には、あえて2、3日ぐうたらするんですよ。練習も超適当にやります。もちろん、その期間が終わったらちゃんとやると決めて。
──「山と谷を意識的に作る」ということですね。
内田 そうです。ちゃんと谷を作っておかないと、山もできませんから。
──「いったん休んで、このタイミングから再スタート」というふうにやると、またスイッチを入れられるということですね。
内田 そうです。うまくいかない時って、本当に何をやってもうまくいかないから。そういう時はひたすら耐えるしかないので、自分の中で「ケガをしないだけでもOK」と考えて乗り切ります。
──こういう方法は、他のサッカー選手には教えないんですか?
内田 サッカー選手には言わないですね。友達には言いますけど。自分で悩んで、もがき苦しんで、ということを繰り返すしか、そういう方法を身に付けることはできないかもしれないですし。例えるなら、「スーパーサイヤ人の原理」と一緒。スーパーサイヤ人は、死ぬギリギリまで追い込まれてから復活すると強くなるじゃないですか。それと一緒だなって。(サムライサッカーキング 11/12月号より一部抜粋)
2010年7月に鹿島アントラーズから推定1億5000万円の移籍金でシャルケへ加入した内田は、そのシーズンに日本人として初めてCL準決勝(対マンチェスター・ユナイテッド)に出場。シーズンごとにレギュラー争いに勝利し、シャルケ在籍4シーズン目を迎えた現在は代えのきかないプレーヤーとして大きな存在感を示している。今年10月2日のCL対バーゼル戦でCL通算18試合出場を達成。中村俊輔が持っていた日本人本大会最多出場記録を更新した。
◆鹿島が川崎Fに4発快勝、逆転Vに望みつなぐ(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/405891_127418_fl
[10.27 J1第30節 鹿島4-1川崎F カシマ]
鹿島アントラーズはホームで川崎フロンターレに4-1で快勝した。前節・浦和戦(1-2)で連勝が3で止まったが、2試合ぶりの白星。残り4試合で首位・横浜FMとの勝ち点差6を保ち、逆転優勝へわずかな望みをつないでいる。
立ち上がりはアウェーの川崎Fがチャンスをつくっていた。今季通算22ゴールで得点ランキングトップに立つFW大久保嘉人が右足ミドルを放つなど積極的にゴールを狙うが、GKがセーブ。すると前半20分、相手のミスを突いて鹿島が先制に成功した。
GK曽ヶ端準のパントキックをFW大迫勇也がヘディングでそらすと、川崎FのDF田中裕介がGKに向かってバックパス。これをMF土居聖真がカットし、そのまま右足でゴールネットを揺らした。FWダヴィの出場停止を受け、3試合ぶりの先発となった土居の今季2得点目。前半44分には左サイド高い位置のスローインからMFジュニーニョの左クロスに大迫が左足ボレーで合わせ、追加点を奪った。
2点リードで折り返した後半も鹿島が効果的に得点を重ねる。後半11分、MF小笠原満男の左CKからファーサイドのDF山村和也が打点の高いヘディングシュート。セットプレーで3-0とリードを広げると、同16分には山村のロングフィードを受けたDF伊東幸敏がマイナスに戻し、MF遠藤康が鮮やかな左足ミドルでダメを押した。
川崎Fは後半アディショナルタイム、ワンツーで右サイドを抜け出したFW小林悠の折り返しがMF柴崎岳のオウンゴールを誘って1点を返したが、1-4の完敗。連勝は3でストップし、7位に後退すると、ACL圏内となる3位広島との勝ち点差も「8」に開いた。
◆鹿島4位に浮上 首位横浜Mとは勝ち点6差(茨城新聞)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13828898538049
J1第30節最終日(27日・カシマスタジアムほか=8試合)鹿島は4-1で川崎に快勝し、2試合ぶりの白星。通算成績は16勝5分け9敗、勝ち点53で再び4位に浮上した。鹿島は前半20分に土居が先制。44分には大迫が3試合連続ゴールを挙げた。後半は11分に山村、16分に遠藤が決めて一方的にリード。相手の反撃は終了間際のオウンゴール1点に抑えた。
横浜Mは中村のゴールを守って大分を1-0で下し、首位を守った。浦和は柏に2-1で勝ち、3連勝の同57で2位をキープした。17位磐田は清水に0-1で敗れたが、15位甲府がFC東京と引き分けたため、今節での降格を免れた。新潟は川又のハットトリックで湘南に競り勝ち、名古屋は大宮を下した。
◆【鹿島】大迫、3戦連発!一戦必勝で逆転Vへ望み(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131027-OHT1T00169.htm
◆J1第30節 鹿島4―1川崎(27日・カシマスタジアム) 鹿島が逆転優勝へ望みをつないだ。苦手の川崎に前半20分、MF土居が先制点を挙げると、同44分にはエースFW大迫が3戦連発ゴール。その後も加点し大量4ゴールで大勝した。「1つのことだけしか考えていなかった。勝つことしか考えていなかった」と大迫。首位・横浜Mとの勝ち点差6は縮まらなかったが、一戦必勝に迫られたときの鹿島は今も昔も圧倒的だ。
07年、残り4試合で勝ち点8差をひっくり返した。当時、MF船山(福岡)ら若手が窮地を救うなど、チーム一丸となって大逆転優勝を遂げた。この日、2年目のDF伊東が川崎のキーマンFWレナトを封じる守備を見せ、3年目のMF土居が先制点。若手が勝利に貢献し、6年前と同様、勝ち点以上の勢いをチームにもたらした。大迫は「これからは目の前の試合で勝ちを積み重ねていくだけ」と見据えた。
◆大迫3戦連発 1トップは「ゴールに近いから楽しい」(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/28/kiji/K20131028006897650.html
J1第30節 鹿島4―1川崎F (10月27日 カシマ)
鹿島の大迫が3戦連続弾で勝利に貢献した。1―0の前半44分にジュニーニョの左サイドからのクロスに反応。ニアサイドに走り込み左足を合わせて今季17得点目を決めた。
ダヴィの出場停止を受けて、3試合ぶりに1トップで先発出場。「前でプレーできるのはいいね。ゴールに近いから楽しい」と笑顔を見せた。今季は一度も連敗がなく、前節の浦和戦に敗れた悪い流れを断ち切る会心の勝利。3年目の土居が先制弾を挙げ、2年目の伊東がレナトを封じるなど若い力の活躍も光った。
◆川崎Fミスから4失点 大久保ガックリ「実力不足」(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/28/kiji/K20131028006897660.html
J1第30節 川崎F1―4鹿島 (10月27日 カシマ)
川崎Fはミスで自滅して連勝は3で止まった。前半20分に田中が最終ラインの裏に出されたパスの処理をもたつき、土居にボールを奪われて失点。序盤にゴールを許してリズムを失うと、大量4失点を喫した。
攻撃陣も精彩を欠き、後半ロスタイムに相手のオウンゴールで1点を返すのが精いっぱい。得点ランクトップを走る大久保は4試合連続ゴールを逃し「実力不足」と肩を落とした。
◆鹿島・大迫が左足ボレー!今季3度目の3戦連発(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20131028/jle13102805060008-n1.html
J1第30節最終日(27日、鹿島4-1川崎、カシマ)川崎を相手に快勝した。1-0の前半44分にFW大迫勇也が左クロスを左足ボレーで決め、今季3度目の3戦連発を達成。「流すことしか考えていなかったけど、コースは空いていた」と冷静にネットを揺らした。首位との勝ち点差は縮まらなかったが、「上の結果は気にしても仕方がない。1つ1つ頑張りたい」。逆転優勝とACL出場権獲得へ、残り4試合を全て勝つ覚悟だ。
◆【鹿島】大迫「切り替えしっかり」/J1(ニッカン)
<J1:鹿島4-1川崎F>◇第30節◇27日◇カシマ
鹿島が効果的な得点で快勝した。前半20分、相手のトラップミスを拾ったMF土居聖真(21)が先制弾を決めると、同44分には左クロスをFW大迫勇也(23)が左足でボレーシュート。
後半も攻撃の手を緩めず、後半11分にCKからDF山村和也(23)、同16分にMF遠藤康(25)がゴールを決めた。失点は試合終了間際にオウンゴールの1点のみで、川崎Fにチャンスを作らせなかった。
大迫は「前節負けてしまったので、何としても勝ちたかった。1人1人の気持ちも入っていたし、切り替えがしっかりできた」と話した。
◆鹿島が川崎Fに快勝/第30節(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131027-1209216.html
<J1:鹿島4-1川崎F>◇第30節◇27日◇カシマ
鹿島がホームで川崎Fに大勝し、上位に食らいついた。前半20分に相手DFのミスを見逃さなかったMF土居がミドルシュートを突き刺し先制すると、同44分にはMFジュニーニョの左からのクロスをFW大迫が合わせて追加点。
後半にもDF山村、MF遠藤が加点した。終盤にオウンゴールで1点を失ったが、快勝した。川崎FはFW大久保、MF中村らを中心とした攻撃陣が奮わなかった。
◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163629.html
10月27日(日) 2013 J1リーグ戦 第30節
鹿島 4 - 1 川崎F (16:04/カシマ/18,293人)
得点者:20' 土居聖真(鹿島)、44' 大迫勇也(鹿島)、56' 山村和也(鹿島)、61' 遠藤康(鹿島)、90'+1 オウンゴ-ル(川崎F)
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●大迫勇也選手(鹿島):
「一人ひとりが気持ちの入ったプレーができた。切り替えも早かったしこれを続けていければ。切り替えが早くできたことが(勝つことができた)要因だと思う。聖真が入ったことで流動的にプレーすることができた。(クロスが)ジュニの場合は、一か八か。あのタイミングは独特なので相手もやりにくい。相手も読めないから、そこは一か八かで入っている」
●伊東幸敏選手(鹿島):
「特に自分的には良いプレーができたとは思っていません。頭のなかでレナト、レナトと思っていた。イエローをもらってから激しく行けなかったので、今日はイエローの怖さを初めて感じました。もっともっと攻撃的な選手を目指しているので、回数的にはクロスも上げてないし、前にも行けてない。それをもっとふやしたい。レナトには(いかに)前を向かせないかを考えていた。満男さんからずっと縦パスには激しく行けと言われ続けてきた。今日はそれが出せたと思います。F東京、浦和など強い相手を経験することで、ようやく試合を楽しめるようになってきました」
●土居聖真選手(鹿島):
「自分は、ヤスさんとジュニに入ったときに、いかに良いサポートをしてあげるかが必要だと思っていた。前は、ヤスさんの方ばかりになっていたので、ジュニの方は良いサポートができていなかった。今日はそこを意識してやってうまくいった。相手も掴みづらかったと思います。ホームでのゴールは言葉では表せない気持ちになりました。自分らしくなく、無駄に落ち着いてました。邪念がなかった。どっちの足とかどっちを狙うとかあるじゃないですか。それがなく、無の感じがしました。ここで満足していないし、ミスも何度かあった。90分通して高いパフォーマンスを出せるようにまた練習からやっていきたいです」
●大久保嘉人選手(川崎F):
「試合最初のいい流れのところで点が取れればよかった。中盤でボールを奪われて、自分たちのリズムを作れなかったことが敗因。ボールを回せずに、そこで相手に潰されてしまった。そんな場面でも前にボールを出すだけでなく、後ろでゆっくりつないで空いたところで縦パスをいれて攻撃のスイッチを入れればいい。でもこういう試合は何試合もやってきた。修正できないのが、いまのチームの課題」
●山本真希選手(川崎F):
「最初の数分間のチャンスを決めていれば、またまったく違った結果になったかもしれない。相手のプレスがどうこうではなく、今日は自分たち自身に敗因がある。僕がもう少し高い位置に出ていく回数を増やせれば、相手に圧力をかけられた。上下動を含めて、一番大事なポジションだと思うし、いいパフォーマンスを出せなかったことが残念。自分が高い位置でプレーできていた時間帯でチームとしてチャンスを生かせられるようにならないといけない」
以上
◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】風間八宏監督(川崎F)記者会見コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163628.html
10月27日(日) 2013 J1リーグ戦 第30節
鹿島 4 - 1 川崎F (16:04/カシマ/18,293人)
得点者:20' 土居聖真(鹿島)、44' 大迫勇也(鹿島)、56' 山村和也(鹿島)、61' 遠藤康(鹿島)、90'+1 オウンゴ-ル(川崎F)
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●風間八宏監督(川崎F):
「非常に残念な結果になってしまいました。それは、非常に良い立ち上がりの入り方をした、そして、相手を受け入れないでサッカーを積極的にした、と。ただし、10分、15分すぎからは、自分たちで引いてしまったというか、何人かで形で変えてしまって、相手を受け入れてしまった。そこから普段なかなか出ないようなミスをして、試合が不利になってしまった、というところです。ですから、本当にあまり良いところがなかったんですけど、その中でも良いところ、個人個人が直せるところがたくさんあると思いますので、また次の試合からしっかりやっていきたい、そういう風に思います」
Q:15分過ぎから相手を受け入れてしまったと仰られましたが、見ていて連続性がなくなってしまった、パスの繋がりが悪くなったように思いますが、そこと関係しているのでしょうか?
「もちろんですね。ひとつは中盤の形が変わってしまったんですね。ですから、そこのところで、いままでやってきているとおりに、ここ2試合うまく行っているとおりに、立ち上がりはやれましたんで、もちろん相手にプレッシャーをかけることもできますし、高い位置からサッカーを始めることもできたんですけど、最終ラインからいちばん初めに自分たちが敵陣の中でプレーしようというところ、ここがうまく機能しなくなった、それはここに原因があると思います。それまでは非常に良い形でいってましたんでね。それをもっともっと長く続けること、そこは理解がまだ完璧にできていないところはあると思うので、その辺は十分に変えられると思います」
Q:今季ですが、下位の鳥栖戦など、ここぞというところで結果が出ていないことに関してはどうですか?
「それは選手も我々もここでいいと思っているわけではないですが、サッカーとはそういうものだと思います。良いときもあれば悪いときもあります。ですから、なにか大きな試合という位置づけは我々はそんなにはしません。なにかというと自分たちのパフォーマンスを求めて、どう勝つかと求めていくことが、一番の結果に繋がると思います。結果的にはそうなってしまったことはとても残念なことではあると思いますが、やっぱり自分たちがもっともっと向上するためにやっているわけで、そこのなかで勝ちきれるチームになっていかなければいけないと思います。あと4試合ですけれども一つひとつ、自分たちがもっと前に進めるようにその辺をやっていくということはぶれないと思います」
以上
◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163627.html
10月27日(日) 2013 J1リーグ戦 第30節
鹿島 4 - 1 川崎F (16:04/カシマ/18,293人)
得点者:20' 土居聖真(鹿島)、44' 大迫勇也(鹿島)、56' 山村和也(鹿島)、61' 遠藤康(鹿島)、90'+1 オウンゴ-ル(川崎F)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:とても良い内容のゲームだったと思います。川崎Fを倒すのに重点をおいたところはどこでしたでしょうか?
「当然ながら、前回対戦したときに相手の長所が多く発揮された試合でもありました。大敗したときに教訓を生かしていかなければいけません。相手の長所は攻撃のところで考えれば、中村憲剛選手、レナト選手、大久保嘉人選手になってきます。前の攻撃陣に供給するのが中村選手であって、カウンターを引っ張るのが、個人能力のドリブルとかを含めてレナト選手。自由に活動できる状況があれば、彼らの長所も生かされます。また大久保選手というのは点取り屋というか、ボックスの中で仕事をさせたら怖い選手であって、下りていったところではそんなに怖さというか力を発揮するタイプではない。どちらかというと、ボックスの中で怖い選手です。そのなかで、自分たちがやるべき部分というのは、前回彼らを自由にしたところでした。当然ながら攻撃に出る選手というのは、守備に帰らなければならないのであって、そのときに例えばレナト選手というのはある一定のゾーンまでは下がります。例えばうちのサイドバックに付いていくわけですが、ある一定のゾーンまで行くとマークを受け渡してカウンターを引っ張る準備をする。それと同時に、逆に我々は攻撃で自由にボールを扱える状況になります。そこで、今日の場合は伊東選手が非常にすばらしい試合をしたのではないかと思います。もう一つはサイドバックが行けばその背後が狙われるわけで、そこでレナト選手や大久保選手が流動的に侵入してくる状況になります。そこでボランチが上がったスペースのケアをしなければならない。そこは我々のボランチに徹底的に言いましたし、今日に関しては小笠原選手が修正能力という前回生かされなかった能力が発揮されました。そこで伊東選手が攻撃に自由に、あるいは守備のことをあまり気にせず、攻撃にシフトができる状況にもっていけたことが良かったと思います。
ボランチがしっかりリスクマネジメントを徹底するということができるようになってから、チームの状態がよくなっていったのではないかと思います。全体的に言うと、立ち上がりの数分というのが気を抜いたというか、しっかり入れなかったことから、あやうく失点しそうな場面がありました。そのあと、徐々に落ち着いてやれるようになりました。中村憲剛選手が前の方でプレーしていたので、ボランチの1枚がそこをケアするのと、レナト選手を自由にプレーさせない、スピードに乗らせない、ということを徹底することができていきました。そのなかでも特に、中田選手のサイドからダイアゴナルな侵入というものが、ちょうどサイドバックとセンターバックの間に、確か11番の小林選手だと思うんですけど、そこが入っていったので、そこを試合中に修正することができるようになって、徐々にゲームコントロールができるようになりました。2-0というスコアから、前半はもっと決定的なチャンスがあったわけですが、それをものにすればなという反省点はあります。ただ、ハーフタイムでゲームマネジメントしながらしっかりと守備を安定させればボールを保持することができます。自分たちが慌てずに繋いでいければ必ずチャンスはあるということを言っていました。それを後半しっかりとできたのではないかと思います。後半の立ち上がり、特に15分間、相手が0-2というビハインドの状況ですから、前掛かりに来る。そこで明確なプレーをするということを求めましたし、その時間帯さえ越えれば、相手も15分以上は保たなくなるので、また落ち着いて試合運びができると思っていました。相手が攻撃的な枚数や人を入れてきたことで、それに対する対応もしつつ、攻撃に転じて得点を重ねることができました。あとは練習の成果があったと思います。今週に入って、ずっとあの角度からのシュート練習をやっていました。またクロスからのシュート練習もやっていました。そういった形から点を取れたということで、綺麗なゴールもありましたし、若い選手が取ったことは喜ばしいことです。彼らが練習の意味や重要性がどれくらいあるかを認識することで、練習に取り組む意識をもっと高めることができると思いますし、それをすることでチーム、あるいは個のレベルアップができると思います」
Q:残り4戦になりますが、今後に向けての意気込みをお願いします。
「今日、勝ったことはよかったかもしれませんが、上位も勝ったのでそんなに変動はないと思います。ただ、直接対決で、いま上位にいるセレッソさんとサンフレッチェさんという戦いがまだ残っています。そんなに深くいろいろ考えても仕方がないので、我々はこの4試合をしっかり勝って終わらなければなりません。そのなかで上位に絡んでいるチームがつまずいてくれたら良いかな、と思っています。状況的には他力本願なので僕らは勝っていくしかありません。ただ、残り4試合ですが、僕はすべてが終わったとは思っていませんし、日本は不思議なことに、毎週毎週、チームに不思議なバイオリズムがありすぎて、その前の週に良かったチームが次の週では悪かったということもあるので、まだ不安定な部分もあるので、正直に言えば最後までなにがあるかわからないと思います。自分たちがまずは最後まで勝ち続けるということ。あとは、最後の試合が終わったときにどうなっているか、という形になるかと思います。相手よりも自分たちのやるべきことをやりつづければ、と思っています。12月7日になってどういう順位になるかを見ればいいと思います。
去年に比べたら、ほとんどメンバーが変わっていない状況です。強いて言えばチームの最多得点王が移籍してしまいました。それは興梠選手ですが、その選手が移籍しました。また外国人選手も去年に変わらずに二人という形でのスタートになっています。それ以外はほとんど同じメンバーです。それを考えるとチームがだいぶ成長してきているかな、という部分があります。チーム、クラブとして再建する、若い世代がいて、皆さんは若い世代はうまいから、両足で蹴れるから、といろんなことを言って、使えば良いと言いますが、プロの勝負というのは根本的に、ただの巧さだけではなくいろんな駆け引きが存在するわけです。その駆け引きの仕方を徹底して叩き込まないといけないし、叩き込んだところで実戦的にやるわけです。そうすると対峙する選手は、我々が叩き込んだデータ以上の発想力があるわけなので、今度はその発想力に対して柔軟に対応していかなければならない。そうやって選手は成長していく。良い体験もあれば苦い体験もある。そういった経験が選手を成長させていくという役割があります。冷静に去年の選手たち、今年の選手たちを分析すると、成長しつつある。何人かは、半年、あるいはそれ以上で磨いてきた選手が、徐々にですけど、チームに慣れさせてきて、変わってきている実感も、僕だけでなく選手自身も感じていると思います。そのためチームが良い方向に進んでいる状況である、という推測ができると思います。人間なので、来年は来年でまた違う状況になるかもしれませんが、いまクラブと僕がすりあわせてやってきているものは、そうやって成果として使える選手、もっと言えば戦力となる選手になりつつあります。あとは選手たちの意識が、自信を持って欲しいですが、過剰になってはいけないし、過小になってもいけない。良い形の自信の持ち方ができる教育がしっかり整えられたら、と思います。1週間分の記事になる内容がいまのコメントにあると思います(笑)」
以上
◆2013Jリーグ ディビジョン1 第30節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50432
J1 第30節 川崎フロンターレ戦 マッチレビュー
今季最多の4ゴールで川崎Fに完勝! 先制ゴールを決めた土居ら若手が力を発揮。
前節に今季のホーム初黒星を喫した鹿島はこの第30節、ホームに川崎Fを迎えた。残り5試合で首位と勝点6差となり背水の陣となった一戦だが、今季最多の4ゴールを挙げ、4-1と快勝を収めた。
鹿島は序盤、川崎Fの攻勢を前に受け身に回った。立ち上がりに山本と大久保に立て続けに際どいシュートを打たれたが、曽ヶ端が好セーブを見せて先制点を許さない。7分にも川崎Fの小林に一対一のシーンを作られたが、再び曽ヶ端が好守で防いだ。
守護神の活躍で序盤のピンチを凌ぐと、徐々に主導権を握り、20分に均衡を破った。曽ヶ端のパントキックから大迫が頭で落とすと、落下点にいた川崎Fの田中がパスミス。ボールを奪った土居がDFを交わしながら鮮やかに右足のシュートを突き刺した。相手のミスを抜け目なく得点に繋げると、前半終了間際の45分にも追加点を奪った。左サイドでスローインを受けたジュニーニョが深い位置からクロスを供給。最後はゴール前の大迫がダイレクトボレーで見事に合わせて、ゴールネットを揺らした。
2点リードで迎えた後半は前がかりになる川崎Fを尻目に、カウンターから次々とチャンスを作り出す。56分には小笠原の右CKから山村がヘディングシュートで得点し、リードを3点に広げた。
さらに勢いの止まらない鹿島は、61分にも得点を重ねる。山村が右サイドに大きく展開するとボールを受けた伊東が、ペナルティエリア手前の遠藤にパスを供給。遠藤は左足で巻き込むようなミドルシュートを突き刺し、鮮やかにゴールネットを揺らした。
大量4ゴールを奪った鹿島は、試合終了間際の後半アディショナルタイムに柴崎のオウンゴールで完封こそ逃したが、前節に敗れたショックを一掃するような完勝劇を見せた。残り4試合に向けて、ラストスパートにも拍車がかかる勝利と言える。完封を逃した悔しさも、次節の湘南戦への教訓になることだろう。アウェイゲームとなる第31節は2週間後の開催となるが、今節の勢いを持続させて逆転での優勝に向かって力強く前進して欲しい。
【この試合のトピックス】
・リーグ戦での対川崎Fでの勝利は2010年11月14日(2-1@等々力)以来、実に約3年振り。通算対戦成績は、これで7勝4分9敗。
・土居が、2ゴール目。これがカシマスタジアムでの公式戦初ゴール。
・遠藤が、7ゴール目。昨季の自己最多ゴール数6を上回る。
・大迫が、17ゴール目。自己最多記録をさらに更新する。
・柴崎が、プロ入り初のオウンゴール。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・常に自分たちからアクションを起こし、積極的なサッカーを続けること。
・ラストパスの精度、相手ゴール前の局面でのプレー水準にこだわって戦おう。
・笛が鳴るまでは絶対に足を止めないこと。何があってもすぐに頭を切り替えよう。
川崎フロンターレ:風間 八宏
・自分たちの形、位置からプレーしていこう。
・落ち着いて正確にプレーしていこう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・前半戦に対戦した時は2-4と大敗して、相手に圧倒的な力を示された。それを今度はホームで我々らしいサッカーを見せて勝利に値するプレーを見せたと思う。4-1というスコアだったかもしれないが、もっと点が入ってもおかしくなかったと思う。それは作ったチャンスの数を考えれば、もっと決定力があってもおかしくないと思う。あとは相手が立ち上がりに非常に鋭く入って、その後は我々がちゃんと落ち着いて盛り返して試合運びをすることができた。相手が最後まで諦めない姿勢を示して我々の勝利の重要性や意味を高めてくれたと思う。
・若い選手が点を取るということは、チームにとっていいことになるし、彼ら自身の自信にもなればと思う。特に攻撃陣に関しては彼らが点を取れば試合やチームが盛り上がったりするので、非常に良かったと思う。今週に入って常にああいう角度でシュート練習をしていたので、それがしっかりと試合に表れている。彼らが点を決めるだけでなく、練習の重要性をしっかりと意識してもらうことができればという思いでいるし、それをしっかりと成果として、センタリングからシュートの練習、あるいは単純なシュート練習がいかに重要なのかということを彼らが認識してもらえればいい。
川崎フロンターレ:風間 八宏
・若い選手が点を取るということは、チームにとっていいことになるし、彼ら自身の自信にもなればと思う。特に攻撃陣に関しては彼らが点を取れば試合やチームが盛り上がったりするので、非常に良かったと思う。今週に入って常にああいう角度でシュート練習をしていたので、それがしっかりと試合に表れている。彼らが点を決めるだけでなく、練習の重要性をしっかりと意識してもらうことができればという思いでいるし、それをしっかりと成果として、センタリングからシュートの練習、あるいは単純なシュート練習がいかに重要なのかということを彼らが認識してもらえればいい。
川崎フロンターレ:風間 八宏
非常に残念な結果になった。その中でも立ち上がりに非常にいい入り方をして、そこで点が取れていればということもあるが、自分たちで形を変えて、相手を少し受け入れてしまった。その辺りから隙が出た。そういう意味ではもっと積極的に最後までやるべきだったと思うし、そこは非常に残念だと思う。後半の頭からプレッシャーを回避できるようになったがその中での失点だから、色んな意味で上手くいくときは上手くいくが、いかないときはこういうものかなと思う。選手をそれほど責めてはいけないと思う。嘉人は1トップが一番良いと思うし、見てわかると思うが立ち上がりが非常に良かった。途中もそうだが、自分達が積極性を出したときは非常に良かった。これだけ多く一人ひとりの課題が出た。意識の部分が非常に大きく、いつも出ないようなミスも出ていた。そういう意味ではもう一度引き締めて、残り4試合に臨もうと思う。自分達が積極的なサッカーをしないといけない。サポーターもこれだけ駆けつけてくれて、我々をいつも後押ししてくれるから、彼らのためにも積極的なサッカーを見せないといけないと思う。1試合1試合全力で頑張っていきたいと思う。
選手コメント
[試合後]
【土居 聖真】
立ち上がりが良くなかったので、先制して流れを変える事が出来てよかった。ヤスさんとジュニにボールが入った時のサポートを意識した。これまでジュニのサポートが出来なかった。今日は両サイドでのサポートが上手くいったので、相手もつかみどころが無かったと思う。先制点は入ったところを見ていないが、歓声でわかった。
【青木 剛】
基本的にはレナトに入った時に厳しく行く事を意識した。アウェイの時はレナトの強みが出て、カウンターからスペースを上手く使われていた。今日は攻めている時のカウンターのリスクマネージメントが出来ていた。前線の選手も素早く展開させない事を意識して、みんなが切り替えを早くして相手の強みを出させなかった。
【伊東 幸敏】
自分的には良いプレーが出来たとは思っていない。レナトに関しては仕事をさせたくないと思っていた。自分のイメージではもっと攻撃的な選手を目指している。クロスももっと上げたい。
大迫選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。
選手コメント
[試合後]
【土居 聖真】
立ち上がりが良くなかったので、先制して流れを変える事が出来てよかった。ヤスさんとジュニにボールが入った時のサポートを意識した。これまでジュニのサポートが出来なかった。今日は両サイドでのサポートが上手くいったので、相手もつかみどころが無かったと思う。先制点は入ったところを見ていないが、歓声でわかった。
【青木 剛】
基本的にはレナトに入った時に厳しく行く事を意識した。アウェイの時はレナトの強みが出て、カウンターからスペースを上手く使われていた。今日は攻めている時のカウンターのリスクマネージメントが出来ていた。前線の選手も素早く展開させない事を意識して、みんなが切り替えを早くして相手の強みを出させなかった。
【伊東 幸敏】
自分的には良いプレーが出来たとは思っていない。レナトに関しては仕事をさせたくないと思っていた。自分のイメージではもっと攻撃的な選手を目指している。クロスももっと上げたい。
大迫選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。
2013年10月27日日曜日
◆[選手権予選]ボランチコンビ賞賛の青森山田・黒田監督「椎名、柴崎というボランチに匹敵するくらいの質の高さ」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/405806_127338_fl
[10.26 全国高校選手権青森県予選決勝 青森山田8-0八戸学院野辺地西 青森総合]
09年度の全国高校サッカー選手権。初の決勝進出を果たした青森山田の躍進を支えたのは7番MF椎名伸志(現流通経済大)と10番MF柴崎岳(現鹿島)のダブルボランチだった。抜群の技術と判断力で違いを生み出した椎名と柴崎のコンビ。今年、初の日本一を目指す青森山田を支えるのも7番と10番のダブルボランチ、MF山田武典主将(3年、7番)とMF石井光(3年、10番)のコンビだ。
エリートプログラムなどで中学時代から一緒にプレーしてきた2人が見せる連係の良さは秀逸。また、それぞれ流れを変える武器も備えている。下り目の位置から攻撃をコントロールする山田は左足から長短のパスとこの日も決めたミドルシュートも武器。そしてやや前目でフィニッシャー役も担う石井は連係からの突破でDFに穴を開ける役割も果たす。ともに個で局面を打開するほどパワーもスピードもないが、黒田剛監督は「2人のコンビネーションで局面打開とか、ゴール前に入っていくイメージを持っている。椎名、柴崎という以前のボランチに匹敵するくらいの質の高さはあると思う。このボランチで今年は全国で勝負できる」と期待を寄せた。
石井は「タケ(山田)といつも話しているんですけど、いつもあの2人(先輩の椎名、柴崎)に比べられるんです。あの2人を越えようというモチベーションでやっています」と目を輝かせる。そして山田は「(黒田監督の評価は)本当ですか? 嬉しいですね。でも、まだまだだと思う。しっかりと選手権へ向けて準備したい」。椎名と柴崎のコンビは全国大会で準優勝。名コンビに“匹敵”するポテンシャルを持つダブルボランチが青森山田を初の日本一へ押し上げる。
[写真]今年の青森山田を支える山田(左)と石井のボランチコンビ
(取材・文 吉田太郎)
◆内田フル出場もルールダービーに完敗(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20131027-OHT1T00033.htm
◆ドイツ・ブンデスリーガ シャルケ04 1―3ドルトムント(26日・ヴェルティンス・アレーナ) シャルケ04の日本代表DF内田篤人(25)はホームでで同じルール地方のドルトムントとのダービーマッチに右サイドバックでフル出場したが、試合は1―3で敗れた。
内田篤人「負けてはいけない相手。ホームでしっかり勝ちたかった。(会場は)いい雰囲気でチームのモチベーションにはなった」
◆内田 ダービーにフル出場もホームで完敗…(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/27/kiji/K20131027006891070.html
ブンデスリーガ シャルケ1―3ドルトムント (10月26日)
シャルケの日本代表DF内田はホームでドルトムントとの「ルール・ダービー」に右サイドバックでフル出場したが、完敗した。
前半は14分に先制されるなど守備に追われ、後半も6分に失点。追う展開の中で内田は積極的な攻撃参加を見せたものの、1―2の後半29分に3点目を奪われた。内田は熱狂的なファンの後押しに「いい雰囲気でチームのモチベーションにはなった」と振り返った一方で「負けてはいけない相手。ホームでしっかり勝ちたかった」と漏らした。
◆内田フル出場のルール・ダービーはアウェーのドルトムントが快勝(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20131027/144043.html
26日のブンデスリーガ第10節で、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケとドルトムントが激突するルール・ダービーが行われた。内田は右サイドバックとして先発出場している。
序盤から両チームともにアグレッシブなプレーでゴールに迫るが、先にペースを掴んだのはアウェーのドルトムントだった。14分、ロベルト・レヴァンドフスキからパスを受けた右サイドのマルコ・ロイスが中央へ折り返すと、ピエール・エメリク・オーバメヤンが押し込んで先取点を奪った。
ドルトムントの勢いは止まらず、その後もシャルケを押し込む。21分にはディフェンスラインの裏に抜け出したオーバメヤンにチャンスが訪れ、25分には浮き球のパスからレヴァンドフスキがペナルティーエリア内でGKと一対一となった。しかし、いずれのプレーもシャルケの守護神ティモ・ヒルデブラントが防いだ。
ホームでリードを奪われたシャルケは、30分にPKを獲得。同点に追い付く最大のチャンスを迎える。しかし、キッカーのケヴィン・プリンス・ボアテングのシュートはロマン・ヴァイデンフェラーのセーブに遭い、ゴールを奪うことはできなかった。
ピンチを脱したドルトムントは51分、ペナルティーエリア手前でボールを受けたヌリ・シャヒンが豪快なミドルシュートで追加点を奪取。リードを広げて試合を優位に進めた。
シャルケは62分にゴール前の混戦からマックス・マイヤーが1点を返したが、反撃はここまで。逆に74分、ヤクヴ・ブラシュチコフスキに試合を決定付けるゴールを奪われてタイムアップ。3-1でアウェーのドルトムントが勝利を収めた。
◆鹿島vs川崎F優勝戦線生き残りだ/第30節(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131027-1209216.html
<J1:鹿島-川崎F>◇第30節◇27日◇カシマ
16時キックオフ。
5位鹿島と6位川崎Fが、優勝戦線へ生き残りを懸けた大一番を迎える。両チームの勝ち点差は「2」、首位横浜と鹿島の差は「6」と、残り5試合で優勝に望みをつなぐためには勝利が絶対条件だ。前回7月6日(等々力)の対戦では、川崎Fの強力攻撃陣が活躍。現在得点王のFW大久保嘉人(31)の2得点などで4-2で完勝した。FWダビを出場停止で欠く鹿島は、エース大迫勇也(23)が1トップで出場することが濃厚。両軍のゴールラッシュにも注目だ。
◆【鹿島】山村「ゼロに」先輩大久保止める(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131026-1209520.html
鹿島が26日、茨城・鹿嶋市内で練習を行った。この日は最高気温14度。台風の影響で強い風と冷たい雨が降りしきる中、控え組は外、主力組は室内練習で調整し翌27日の川崎F戦に備えた。
前回7月のアウェー戦では、相手の強力攻撃陣に対し4失点。現在得点王のFW大久保嘉人(31)には2点を奪われた。長崎・国見高の先輩後輩にあたるDF山村和也(23)は「大久保さんを止めてゼロに抑えることが、勝ち点につながる。自信にもなると思う」と“先輩止め”を誓った。
◆鹿島岩政カツ、逆転V「5連勝しかない」(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131027-1209755.html
「常勝鹿島」を知る男、DF岩政大樹(31)がチームに活を入れた。07年からリーグ3連覇を達成した名門は、現在5位。10年から天皇杯、ナビスコ杯を制してはいるが「リーグ優勝は別物。このクラブで4年逃すのはまずい」と警鐘を鳴らした。入団した04年は6位の成績に「負ければブーイングもすごかったし、本田(泰人)さんはサポーターとけんかもしていた」と振り返る。「それに比べれば今は優しいよ」。
1シーズン制になった05年以降、残り5戦時点で首位のチームは、8季中6季で優勝している。だが残りの2度は、いずれも鹿島の逆転Vだ。「優勝するには5連勝しかない。今節が本当に大事。勝てば最終節まで絡んでいけるが、負ければ厳しい」。“逆転の鹿島”を、ここから見せつける。
◆【J1:第30節 鹿島 vs 川崎F】プレビュー:レナトに切り裂かれた前回の経験を生かすことができるか!?鹿島が難敵川崎Fを迎え撃つ(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163532.html
10月27日(日)J1 第30節 鹿島 vs 川崎F(16:00KICK OFF/カシマ)
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前節の敗戦で順位を1つ下げてしまった鹿島が、今節も順位を直接争うチームを迎え撃つ。5位鹿島と6位川崎Fが激突する。
どちらにとっても重要な一戦だ。なかでも鹿島にとっては、前節の敗戦を引きずってズルズル順位を下げてしまうことだけは避けたい。
「F東京、浦和、川崎Fと、勝つか負けるかで順位が変わる戦いが続いている。自分たちがシーズンのなかでどういった順位で終えるかを試されているところもある。浦和戦ではいい結果が出なかったけれど、それを引きずってしまうのか、川崎Fに勝ってまだまだ上を狙うという気持ちを持っていくか分岐点の試合になる」
守備の要として存在感を発揮する青木剛は、この試合の意義を十分すぎるほどに意識していた。
ただ、青木にとっては、川崎Fとの試合は苦い思い出の一つだろう。前回の対戦では右サイドバックとして先発出場し、川崎Fのレナトを封じる役目を担った。しかし、試合は2-4の完敗。この試合のレナトのスピードは驚異的で、得点こそ1点のみだったが、切れ味鋭いカウンターの中心にいたのは間違いなくこのブラジル人選手だった。
「日本人では無理だと思った」
そう青木に言わしめる程、強烈な印象を残している。
この試合も、そのレナトをどう封じるのかが試合の鍵を握るだろう。とはいえ、あのときのように相手のカウンターを良いように受けてしまっては、誰がレナトのマークに付いても同じ結果が待っている。
「レナト選手はペナルティエリア横の位置からだと形を持っている選手。そこに入らせないことが大事になる。パスが入る前のチームの守備が大事になると思う」
青木はそう言って、ボールを失ったときの攻から守への切り替えなど、チーム全体での守備ができるかどうかが、レナトを封じる最善策と話していた。そうした守備ができているときは、当然のことながら中村憲剛、大久保嘉人も抑えることができる。狙いとしては、間違っていないはずだ。
とはいえ、川崎Fもそうした相手とは何度も対戦してきているはずだ。相手を誘い込みながら、不用意なパスをカットしてすばやく攻撃に移る。自らの武器を最大限に生かす方法は重々承知しているだろう。前節は途中出場だった中村も先発に復帰してくる様子だ。セットプレーの守備に不安を抱える鹿島に対し、左右両方に優れたキッカーを揃えることは有効な武器となるだろう。
鹿島は、西大伍が出場停止から戻ってくるが、浦和戦の日に高熱を出した影響もあり、伊東幸敏を試す場面も見られた。西自身は「大丈夫」と話すが、監督はどういう判断を下すか注目したい。また、前節で退場処分を受けたダヴィが出場停止。代わりに土居聖真が先発に戻るだろう。
ACL出場権、そしてタイトルに向けて、どちらも勝点3が欲しい一戦だ。これまでの下がり目の位置から1トップに戻る大迫勇也は「Jリーグはここからでしょ。最終節までもつれることもよくある。ここで諦めたら1年間が無駄になる」と、まだまだ諦めない姿勢を貫く。それを強く、深く信じることができたチームが勝利により近づくことだろう。
以上
2013.10.26 Reported by 田中滋
2013年10月26日土曜日
◆浦和 柏戦へ“緊急事態”興梠&森脇を欠き柏木も出場微妙に…(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/26/kiji/K20131026006882890.html
浦和はリーグ2位につけているが、27日の柏戦(埼玉ス)を前に緊急事態に陥った。ナビスコ杯決勝(11月2日、国立)の“前哨戦”ともなる一戦はFW興梠とDF森脇が累積警告で出場停止。加えて鹿島戦で腰痛のため途中交代したMF柏木の出場も微妙な状況で、主力3選手を欠く可能性が出てきた。
全体練習に合流した柏木は「同じ姿勢でいるのがつらい。ちょっと(出場は)厳しいかも…」と話した。代役として期待されるMFマルシオ・リシャルデスも前日24日の練習で左膝を痛めて別メニュー調整。残りリーグ5戦は1試合も落とせない状況が続くだけに「試合当日になってみてどうなるか」と柏木は奇跡的な回復を願った。
◆川崎・憲剛、鹿島戦で3試合ぶり先発復帰(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20131026/jle13102605000000-n1.html
川崎は25日、27日の鹿島戦(アウェー)へ、雨中の練習で気合を高めた。3連勝中で現在6位。4位・C大阪、5位・鹿島とはともに勝ち点2差で、優勝へも、3位以内での来季ACL出場権獲得へも「これがラストチャンス」とDF田中。腰痛に襲われていた主将のMF中村も公式戦3試合ぶりの先発復帰を予定。ベストメンバーで残り5戦全勝を誓う。(麻生)
◆【山形】J1昇格なら奥野監督が続投(報知)
J2山形の奥野僚右監督(44)がチームをJ1昇格に導いた場合は続投することが25日、分かった。関係者によると、クラブ側は3年ぶりの昇格を達成した場合は奥野監督に3年目の指揮を託す方向だという。
山形は現在11位と苦戦。既に自動昇格圏内の2位以内は消滅。残る可能性は6位以内に入り進出したプレーオフを制することだけ。残り5戦で6位・長崎との勝ち点差は9と厳しい状況だが可能性は残っている。昇格達成の場合は当初の方針通り現体制でJ1を戦っていくという。奥野監督もこの日、「(昇格の)可能性を捨てる必要もないし、誰かに捨ててくれと言われる筋合いもない」と逆転を信じて戦う決意を示した。
逆に昇格失敗の場合は体制を一新。後任は今季、中国・杭州緑城のU―18を率いた石崎信弘氏(55)が最有力候補に挙がっている。同氏はJFL時代(95~98年)の山形で指導者キャリアをスタートさせ、98年に山形を離れた後は6つのJクラブを指導。06年には柏、11年には札幌と率いた直近2つのJクラブをJ1復帰に導いた“昇格請負人”だ。
この日、チームは次節・愛媛戦(27日)に向けて紅白戦を非公開で実施。「自分に与えられていることは、ここをいい形で勝利していく」といつも通りの達観した表情。自らとチームの来季の行き先は5戦後に答えが出る。
◆石崎 信弘(いしざき・のぶひろ)1958年3月14日、広島県生まれ。55歳。広島工、東農大を経て札幌の前身となる東芝でDFとして活躍。95年から4季、山形の監督を務め、99年に大分監督に就任。2001年7月から川崎監督。04年から清水ヘッドコーチ、監督、05年に東京Vヘッドコーチ(監督代行)を歴任し、06年に柏、09年に札幌の監督に就任した。今季は半年契約で杭州緑城U―18を指揮。175センチ、70キロ。
◆内田がブンデス公式HPでダービーへ意気込み語る「負けたくない」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20131025/143879.html
シャルケに所属する日本代表DF内田篤人が、26日のブンデスリーガ第10節で対戦するドルトムントとのルール・ダービーに向けて意気込みを語った。ブンデスリーガ公式HPが伝えている。
ドルトムント戦に向けて、内田は「ドイツに来た時から黄色と黒のスパイクは履くなと言われているくらいです。絶対に負けたくありません。僕たちは昨シーズンに2度、彼らを倒しています。ドルトムントは素晴らしいチームですが、新たな勝利を目指します」と語り、勝利を誓っていた。
また、ブンデスリーガで5位につけていることについては「良いチームがたくさんいるけれど、僕たちは少しでも順位を上げていかなければならないと思います」とコメント。バイエルン、ドルトムント、レヴァークーゼンが繰り広げている上位争いに絡んでいくことを目標に掲げていた。
◆PSP®情報サービス「ASK(アスク)」の終了について(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/40337
10月27日(日)川崎フロンターレ戦をもって、県立カシマサッカースタジアムにおけるPSP®情報サービス「ASK(アスク)」の運用を終了する運びとなりましたので、お知らせいたします。
2011年11月より開始した本サービスは、ソニービジネスソリューション株式会社のトータルサポートのもと、アントラーズのJ1ホームゲーム開催時にSOCIOゴールド会員様を対象にご提供しておりました。これまで本サービスをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
■PSP®情報サービス「ASK」 終了日
2013年10月27日(日) J1リーグ第30節 川崎フロンターレ戦
■PSP®情報サービス「ASK」 概要
【サービス名】
カシマスタジアムPSP®情報サービス「ASK(アスク)」(Antlers Spectator’s Kit)
【サービス内容】
場内無線LAN網を利用したPSP®への情報配信
・試合映像配信(実際のシーンから10秒遅れでの配信)
・選手、チーム、試合スタッツなどの情報配信
【サービス対象】
SOCIOゴールド会員(ファンクラブブースにて、PSP®を無料貸出)
※「プレイステーション」および「PSP」は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標
2013年10月25日金曜日
◆独メディアがシャルケ内田に低評価「決定的なスペースは突けず」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20131024/143598.html
ドイツの各地元メディアは、22日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のシャルケ対チェルシー戦における採点と寸評を発表した。
ホームゲームにフル出場したシャルケ所属の日本代表DF内田篤人に対しては、チームが大敗したこともあり、及第点を下回る採点が与えられている。
各メディアの採点と寸評は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■内田篤人(シャルケ)
対チェルシー戦(0-3●) フル出場
『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』
採点:4
寸評:右サイドをあっちこっちへ走り回り、チェルシーのペナルティエリア内でプレーすることも多かった。だが、決定的なスペースを突くことはできず、パスやクロスが生きることもなかった。守備ではアンドレ・シュールレとの競り合い全てを制したわけではないが、大きなミスはなかった。
『Revier Sport』
採点:4
寸評:長い時間、アンドレ・シュールレのマークだけにとどまらなかった。だが、“ウッシー”は点取り屋になることはないだろう。そうでなければ、(相手選手と)交錯しながら受けたロマン・ノイシュテッターのナイスパスを同点ゴールにつなげていたはず。
◆大迫 川崎F戦で3戦ぶり1トップ先発濃厚に(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/25/kiji/K20131025006873770.html
鹿島のFW大迫が27日の川崎F戦で3試合ぶりに1トップで先発することが濃厚になった。ダヴィの出場停止を受けて本職のポジションに戻る。
2トップの布陣を敷いた5日のFC東京戦、19日の浦和戦はコンビを組むダヴィが最前線に張るため、バランスを考えて下がり気味の位置でプレー。プレーエリアがゴールから遠く、本来の持ち味は出せなかっただけに「前でできるのは楽しみ。得点したい」と意気込んだ。
◆アントラーズおせち 予約受付開始のお知らせ(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/official_shop/40303
新年に向けて、アントラーズおせちの予約受付を開始しますので、お知らせいたします。
【予約商品】
『特製アントラーズ仕様 紀文のお重詰めセット』
1.初扇(お重詰め 三段重) 24,150円(税込)
2.檜扇(お重詰め 二段重) 17,850円(税込)
【ご予約方法】
◆受付期間 : 10月26日(土)~12月8日(日) 18:00まで
(1)オフィシャルショップ店頭でのお申込み
各店にてご用意しておりますお申込み用紙にて、お申込みください
(2)FAXまたは ご郵送でのお申込み (ご郵送の方は 12月7日(土)必着)
以下のアドレスより『商品注文書』をダウンロードいただき、クラブハウス店へFAXまたは郵送にて、お送りください
お申込み用紙のダウンロードはこちら。 (←pdf)
※ご郵送の場合、配達記録をおすすめいたします(申込書はコピーを取り 保管ください) ※12月7日(土)必着
※FAXの場合は クラブハウス店(FAX 0299-84-6826)へご送信後、店舗へ送信確認を必ずお願いいたします
※電話でのお申込は出来ません
※ファンクラブポイントシステムご利用の方へは、購入ポイント 加算いたします
【お申込みに関するお問合せ先】
●クラブハウス店(10:00~18:00)
〒314-0021
茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地
TEL : 0299-84-6863 、FAX : 0299-84-6826
◆商品の発送について
お届けは 12月29日(日)になります
※宅配会社都合により、時間指定はお受けできません。予めご了承ください
※九州、北海道にお住まいの方は、12月30日(月)になります
・送料 : 無料
・代引き手数料 : 315円
※離島・沖縄にお住まいの方は、発送の都合上取り扱うことはできません
【商品発送に関するお問合せ先】
●(株)紀文食品
TEL : 03-6891-2768 (土曜・日曜・祝日を除く 9:00~18:00)
2013年10月24日木曜日
◆リトル日本3発快勝で決勝T/U17W杯(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20131023-1207856.html
<U-17W杯:日本3-1ベネズエラ>◇1次リーグD組◇21日◇シャルジャ
若き日本代表が南米予選2位突破のベネズエラに快勝し、2連勝で2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。18日の初戦ロシア戦(1-0)から先発を8人変更しながら、素早いパスワークからFW杉本太郎(17=帝京大可児高)、FW渡辺凌磨(17=前橋育英高)がゴールした。GKを除くフィールドプレーヤー18人の平均身長は169・2センチという小兵軍団。エース不在を逆手に、個人に頼らぬ組織力を武器とし、日本史上最高の8強越え、そして決勝進出を狙う。
ヤングジャパンが世界を驚かせるパスサッカーで、あっさり16強入りを射止めた。鹿島入団が決まっている杉本がまずは魅せた。前半7分、右クロスをFW渡辺が触ったところに詰めて、右足で先制点を奪取。1-1で迎えた同44分には再び素早いパスワークから、渡辺が決勝点を挙げた。
初戦の欧州王者ロシアに続き、ブラジルを上回る南米2位通過のベネズエラからも勝ち点3をつかみ取った。それでも「ファイナリスト(決勝進出)」を合言葉にするチームに慢心はなく、吉武監督は「たくさんチャンスはつくったが、最後の精度に課題は残った」と冷静に分析した。
ロシア戦から先発を8人も変更。公式戦では異例の采配だが、チームは躍動し、ボール試合率はロシア戦を上回る68%。巧みなパスワークに、シュート数23本というゴールへの意欲も加わった。外国メディアからも「洗練されてセンセーショナル」と驚きの声が上がったほどだった。
「日本流」を突き詰めた吉武サッカーの真骨頂だった。メンバーには160センチ台がずらり。GKを除いた平均身長は169・2センチと、文科省発表の17歳男子の平均身長170・7センチにも及ばない。だが指揮官の「1対1が日本は弱いと言われている。その弱いことをストロングポイントにしたい」という方針で強化。エース不在を逆手に、技術の高い選手が判断の速さを生かす。「相手にぶつからないようにする」(吉武監督)というパス&ムーブを連続させる戦術が浸透し、世界相手にも通用した。
「この年代は自分の判断、責任で行動するという部分が弱くなっているので、ピッチ上だけでもそれをやってもらいたい」。吉武監督の意向から、選手は自分の判断で相手のスペースを見つけて攻め込む。「ニューローテーション・ポリシー」とチーム内で称される試合中の一時的なポジション交代も特徴だ。この日もボランチとサイドのMFが10分間だけポジションを交代。新鮮な視野でプレーさせることで、選手たちは「ここが空いているということなどが分かる」と言う。
決勝点をアシストしたMF鈴木ら97年生まれは、20年東京五輪の世代だ。体格面で世界の強豪に劣るというのはA代表でも永遠の課題とされる部分だが、現時点での吉武ジャパンは高い技術、機動力に発想を加えた「日本らしさ」で対抗。パス回しにこだわるだけでなく、シュートへの意欲も忘れない。吉武監督は「前回のベスト8を1つでも越えたい」。未来へつながる、新たな歴史作りに挑む。
◆【U17】杉本、2戦連発で1位通過だ!24日1次L最終戦(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20131023-OHT1T00179.htm
◆U―17W杯 ▽1次リーグD組 日本―チュニジア(24日、UAE・シャルジャ) U―17(17歳以下)W杯で決勝トーナメント進出を決めた日本は、24日午後5時(日本時間同午後10時)からアラブ首長国連邦のシャルジャで1次リーグD組最終戦のチュニジア戦に臨む。勝つか引き分けで1位通過が決まる。23日は最終調整。4強以上を狙う吉武ジャパンは身長162センチのFW杉本太郎(17)=岐阜・帝京大可児高=を中心に全勝突破を目指す。
3戦全勝のカギを握るのは“小さな巨人”だ。杉本は、18日のロシア戦では、途中出場で不発だったものの、21日のベネズエラ戦では、前半7分に右足で先制弾。チームの2連勝に貢献した。
昨年はU―16アジア選手権(イラン)で3得点を挙げ、大会MVPにも輝いた。2月にはフランスリーグのモナコに練習参加し、経験を積んだ。8月には、来季入団が内定している鹿島にも練習参加。先輩たちから「太郎」と呼ばれ、若手選手には、焼き肉に連れて行ってもらうなど、早くも溶け込んでいた。小柄ながら抜群の技術を誇り、鹿島幹部は「ドリブルも得意。ウチにはいないタイプ。香川みたい」と期待する。プロの世界を体験し、「入る前に来られて良かった。プレッシャーや距離感も高校生だったら余裕を持ってできる」と同年代との対戦に自信を深め、UAEに乗り込んだ。
今大会の目標は前回大会(11年)の8強を上回る4強以上だ。勝ち点で並ぶチュニジアだが、1位突破を決めれば、決勝トーナメント1回戦で他グループの3位と当たる。逆に2位通過だと、強豪アルゼンチンなどが含まれるEグループの1位との対戦となる。既に1次リーグ突破は決めているが、吉武博文監督(53)は「1回戦に自信を持っていけるような試合にしたい」と消化試合にするつもりはない。杉本も「次も勝ちたい」と意気込んだ。「将来は海外でやりたい」と話す背番号8が、日本をけん引する。
◆杉本 太郎(すぎもと・たろう)1996年2月12日、岐阜・多治見市生まれ。17歳。前所属は岐阜VAMOS。11年に帝京大可児高入学。12年のアジアサッカー連盟(AFC)男子最優秀ユース選手の候補にも選出。11年U―15日本代表、12年U―16日本代表、13年U―17日本代表。来季鹿島入団内定。162センチ、59キロ。家族は両親と姉。
◆内田 フル出場も3失点完敗…チェルシーに脱帽(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/24/kiji/K20131024006866570.html
欧州CL1次リーグE組 シャルケ0―3チェルシー (10月22日)
22日に8試合が行われ、E組では日本代表DF内田篤人(25)のシャルケがホームでチェルシーに0―3で完敗し、同組2位に後退。内田は右サイドバックでフル出場した。
完敗に唇をかんだ。シャルケのDF内田は右サイドバックでフル出場。自身が持つ欧州CL本大会の日本人最多出場記録を19に更新したが、現在プレミアリーグ2位の強豪に0―3で敗れ「セットプレーで先に点を取られると…。前半のうちに追いつけなかったら厳しくなる」とうなだれた。
前半5分にCKから失点。その後はホームの声援を受けて内田も積極的に攻めた。同26分にはボランチのノイシュテッターのロングパスに反応。スライディングしながらシュートを放った。枠を捉えられなかったが再三、裏への飛び出しを見せた。しかし、得点を奪えずに後半さらに2失点。「チェルシーは本当によく耐えた。前半終わった時は悪くないなと思った。でも点を取らせないからね。強いチームってなんか勝つじゃん、そうやって。勉強になります」と振り返った。
1次リーグは半分の3試合を終えて2勝1敗。「やるからには負けたくないのはあるし。ここからっしょ」。準決勝まで勝ち上がった10~11年シーズンの再現へ。ザックジャパン不動の右サイドバックは、決勝トーナメント進出に前を向いた。
◆【欧州CL】内田「差」体感!チェルシーに完敗も「俺がなんとかしなきゃ」(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20131024-OHT1T00002.htm
◆欧州チャンピオンズリーグ ▽1次リーグE組 シャルケ04 0―3チェルシー(22日・ゲルゼンキルヘン・シュタディオン) 各地で1次リーグの8試合が行われ、内田篤人(25)が所属するE組のシャルケ04(ドイツ)はホームで昨季の欧州リーグを制したチェルシー(イングランド)に0―3で完敗した。右サイドバックでフル出場した内田は、攻撃面で世界トップとの差を感じ日本代表のためにも改善に乗り出す決意を見せた。
珍しく感情を表に出した。試合後、内田はベンチ前で、ソックスの下からすね当てを取り出し、右手で地面に投げつけた。
「けっこうフリーになっていたんだけどね。あそこで決定的な仕事ができると、もう少し自分も(レベル)アップしていくと思う。今日は良いパスが来ていたから、俺が何とかしなきゃダメだった」。振り返ると、大きくため息をついた。
0―1で迎えた前半26分。ゴール前右45度の位置でフリーでボールを受け、勢いをそのままに右足スライディングシュート。「押さえようと思ったけど、浮いてしまった」。その後、豊富な運動量で再三攻撃に絡んだ。対面したドイツ代表シュールレを封じるなど役割は果たした。ただ、世界トップクラブに勝つためには、プラスアルファを出さなければいけない。
相手には、11月に日本代表で対戦するベルギー代表MFアザールがいた。1度だけマッチアップしたが、突破を許さなかった。だが、「1対1を抑えた上で何かできれば…」という。攻撃に優れるアザールは守備でも存在感を示した。合格点のプレーだけでは劣勢を、世界を乗り越えられない。守備をした上で決定的な仕事を求めている。
「チェルシーは点を取らせないからね。強いチームってなんか勝つじゃん、そうやって。すごい。勉強になります」。今回は完敗を認めた。ただ、内田は鹿島で守備力を改善し、ポゼッションを学び、ドイツに渡ってからは1対1に強くなった。体も6キロ増と大きくした。「差」を感じてからの巻き返しが、内田最大の持ち味。「次だね」という言葉には、そういう意味が込められている。
日本代表でもブラジルW杯で世界と対戦することになる。世界トップクラスのブンデスリーガを含め、この経験が低迷する日本代表復活の一助となることは間違いない。「そういう差を感じるために、ドイツまでやってきたからね」。ブラジルW杯まで8か月。負けてもなお、内田の前進は続く。
◆シャルケ完敗 内田「勉強になった」(デイリー)
http://www.daily.co.jp/soccer/2013/10/24/0006442985.shtml
「欧州CL・1次リーグ、シャルケ0-3チェルシー」(22日、ゲルゼンキルヘン)
8試合を行い、E組でDF内田篤人(25)のシャルケ(ドイツ)はホームでチェルシー(イングランド)に0‐3で大敗、首位から陥落して2位に後退した。内田は右サイドバックとしてフル出場した。F組はFW宮市亮(20)の首位アーセナル(イングランド)がホームで昨季準優勝のドルトムント(ドイツ)に1‐2で敗れて初黒星。宮市はベンチ入りしなかった。H組は首位バルセロナ(スペイン)が敵地でACミラン(イタリア)と1‐1で引き分けた。
シャルケがホームでまさかの完敗を喫した。前半5分にCKからスペイン代表FWフェルナンドトレスに先制ゴールを浴び、歯車が狂った。
チェルシーは無理をせずに守りを固め、機を見て攻撃に打って出るというプラン。シャルケは何とか追いつこうと必死になったが、相手ゴールは遠かった。内田も右サイドでアップダウンを繰り返し、チャンスをつくり出したものの結局は実を結ばなかった。
攻めあぐねて迎えた後半、チェルシーのカウンターの餌食となり、2点を追加されたシャルケ。勝利を期待して詰めかけた地元サポーターはため息をつくしかなかった。
相手の術中にまんまとはまってしまっての痛い敗戦。内田は素直に「チェルシーは強かった。勉強になった」と完敗を認め、「前半のうちに追いつけなかったらもうダメだよね」と反省した。自身のプレーについて話が及ぶと、「前半は結構フリーになっていた。あそこで決定的な仕事ができると、もう少し自分(のレベル)もアップしていくと思う」と分析。淡々とした口調の中にも悔しさをのぞかせていた。
◆【鹿島】セレーゾ監督続投!1年契約更新へ(報知)
鹿島がトニーニョ・セレーゾ監督(58)に来季続投のオファーを出したことが23日、分かった。同監督は今季、8季ぶりに鹿島の監督に復帰。クラブ関係者によると、1年契約を更新する形で打診。正式受諾はまだだが、既に来季へ向けて編成等の話し合いが進められており、近日中にも受諾するものとみられる。シーズン序盤は、戦術理解度の高いベテラン勢を先発に使い、チームの方向性を固めた。その後、徐々にDF山村、MF土居ら若手を起用するなど、世代交代を進めながら、昨季11位だったチームを立て直してきた。
今季は19日に浦和に敗れるまで、昨季11月から続くホーム連続無敗を「15」まで続けた。4月には、外国人監督史上最速(189試合目)となるJ1通算100勝も達成。「200勝までいければ」と意欲を見せていた。リーグ戦残り5試合で首位の横浜Mと勝ち点6差の5位と優勝争いを続けている。
2013年10月23日水曜日
◆内田フル出場のシャルケ、チェルシーを攻略できずカウンターに沈む(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20131023/143148.html
チャンピオンズリーグ・グループステージ第3節が22日に開催され、グループEでは日本代表DF内田篤人が所属するシャルケとチェルシーが対戦した。内田は右サイドバックで先発出場している。
試合は立ち上がりから動き、5分にチェルシーが左CKからフェルナンド・トーレスのヘディングシュートで先制する。その後は、リードを許したホームのシャルケがボールを保持しながら同点ゴールを狙う展開となった。
シャルケは13分、オーバーラップした内田のクロスから、1トップに起用されたケヴィン・プリンス・ボアテングがヘディングシュートを放つ。さらに26分には、ペナルティーエリア内に侵入した内田がロマン・ノイシュテッターのスルーパスからシュートを放ってゴールを脅かした。
チェルシーを一方的に押し込むシャルケは、39分にボアテング、40分にはクリスティアン・クレメンスも得点を狙う。しかし、いずれもチェフのセーブに遭い、前半はチェルシーのリードで終了した。
後半も試合展開は変わらず、シャルケがペースを握り続ける。ところが、ゴールを奪えない展開が続くとチェルシーが一瞬の隙を突く。69分、自陣でボールを奪ったエデン・アザールからパスを受けたオスカルがドリブルで持ち込み、最後はトーレスがシュート。鮮やかなカウンターからチェルシーが貴重な追加点を手にした。
1点を返したいシャルケは、直後にアダム・サライ、セアド・コラシナツを投入するが、チームに大きな変化は生まれない。逆に87分、チェルシーのアザールが再びカウンターから3点目を奪取。試合はこのまま終了を迎え、効率よく得点を奪ったチェルシーが3-0で勝利を収めた。なお、内田はフル出場している。
勝利したチェルシーは2勝1敗の勝ち点6で首位に浮上。シャルケは同勝ち点ながら得失点差で2位となっている。
◆先制弾のU-17代表FW杉本「1点しか取れなかったのは課題」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20131022/142936.html
UAEで開催されているU-17ワールドカップ・グループリーグ第2節が21日に行われ、日本代表はベネズエラ代表と対戦し、3-1で勝利を収めた。
試合後、先制ゴールを決めた杉本太郎は以下のようにコメントしている。
「第一戦目はスタメンではありませんでしたが、個人的には調子がいいと感じていました。今日は体のキレも良かった。でも、ゴール前でのプレーが課題でした。今日も2、3点決められるシーンがあったのに決められなかった。1点しか取れなかったのは課題です。でも、プレーは楽しむことができました」
また、フル出場した中野雅臣は次のように語った。
「ゴールを決めたかったのが、正直な感想です。ゴール前で楽しんでプレーできる余裕が足りませんでした。ゴール前でもっと落ち着いて、GKの動きもDFの動きも見ることができればよかったと思います」
取材●安藤隆人
◆来季鹿島入りの杉本が先制点、次戦も「勝ちたい」と意気込み(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20131022/jpn13102209350003-n1.html
U-17W杯(21日、日本3-1ベネズエラ、シャルジャ)来季のJ1鹿島入りが決まっているFW杉本が先制点を奪った。前半7分に右クロスを渡辺が触ったところに詰め、右足で決めた。
身長162センチと小柄だが、巧みなトラップなどボール扱いにたけ、何度も好機を演出した。将来が期待される高校3年生は「よりいい状態で決勝トーナメントにいくためにも、次のチュニジア戦も勝ちたい」と意気込んだ。(共同)
◆U-17日本代表 FIFA U-17ワールドカップ UAE2013 連勝で決勝トーナメント進出決定!(日本サッカー協会)
http://www.jfa.or.jp/national_team/topics/2013/638.html
FIFA U-17ワールドカップ UAE 2013
2013年10月21日(月)現地時間 20:00 キックオフ 45分ハーフ
Sharjah Stadium(UAE/Sharjah)
U-17日本代表 3-1(前半 2-1、後半 1-0) U-17ベネズエラ代表
得点者
7分 杉本太郎(日本)
17分 Jose CARABALLO(ベネズエラ)
44分 渡辺凌磨(日本)
78分 渡辺凌磨(日本)
スターティングメンバー
GK:阿部航斗
DF:石田峻真、宮原和也、茂木力也、水谷拓磨
MF:鈴木徳真、仲村京雅、斎藤翔太
FW:中野雅臣、杉本太郎、渡辺凌磨
サブメンバー
GK:白岡ティモシィ、林瑞輝
DF:坂井大将
MF:三好康児、三竿健斗、瓜生昂勢
FW:小川紘生、永島悠史、会津雄生、杉森考起
交代
70分 石田峻真 → 坂井大将
75分 斎藤翔太 → 永島悠史
85分 仲村京雅 → 会津雄生
マッチレポート
3-5-2の布陣で高いディフェンスラインを敷くベネズエラに対し、日本は相手の背後に長いボールを蹴りこみじわじわと相手のラインを下げていく。7分、斎藤翔太選手からのパスを受けた仲村京雅選手がドリブルで仕掛け右サイドを駆け上がった石田峻真選手にスルーパス。石田選手がダイレクトでグラウンダーのボールをゴール前に流し込み、渡辺凌磨選手が折り返した所をゴール中央でフリーになった杉本太郎選手が押し込み先制に成功する。
しかし南米予選を2位で抜けてきたベネズエラ代表。鋭いカウンターを仕掛け反撃を試みる。17分右サイドをドリブルで崩されるとそのままクロスを上げられ、一度はゴール前を横切ったもののダイレクトで折り返され、中央で待ち受けていたJose CARABALLO選手に押し込まれ同点にされる。
その後、日本代表は鈴木徳真選手と斎藤選手のポジションを入れ替え、落ち着きを取り戻す。相手陣内でプレーする時間が多くなっていくと、33分杉本選手、38分仲村選手、39分中野雅臣選手と立て続けにシュートを放ち、徐々に日本ペースへ。
このまま同点で前半終了と思われた44分、仲村選手から鈴木選手にスルーパス。その鈴木選手がGKとDFを引きつけで中央へパス。そこに走りこんだ渡辺選手が無人のゴールにシュートを突き刺し2-1で前半を折り返す。
後半も開始早々日本代表は激しく攻め立て、46分は仲村選手のミドルシュート、47分は中野選手のドリブル突破からのシュート、48分には鈴木選手もシュートを放つがGKに阻まれ追加点を奪えない。
66分日本代表はこの日最大のピンチを迎える。ゴール中央でパスを受けたベネズエラFWの振り向きざまの強烈なシュートがゴール左隅を捉えるが、初先発のGK阿部選手が指先で角度を変え何とかコーナーキックに逃れる。
70分、石田選手から坂井大将選手にメンバーを変えサイドの活性化を図る。さらに75分には運動量のある永島悠史選手を投入。果敢に追加点を狙いにいく。
78分、左サイドを突破しペナルティエリアに侵入した渡辺選手に相手DFがたまらずファウル。このプレーで得たPKのチャンスを渡辺選手自らが落ち着いて決め、点差を2点に広げる。
この後も攻め続け、結果的にボール支配率69%、シュート23本とベネズエラを圧倒し、そのまま試合終了。
先に行われた試合でチュニジアがロシアに勝利したため、日本とチュニジアの決勝トーナメント進出が確定した。
監督・選手コメント
吉武博文監督
<試合後の記者会見より>
前回のメキシコでの大会でのベスト8を超えたいと思い、UAEへやってきたので、決勝トーナメントへ行けたことで可能性が高まりましたので、とても嬉しく思います。
今日の試合はお互い2試合目、ベネズエラが1試合目で当たっていたら、結果はどうなっていたか分かりません。そうした組合せも日本に有利に働いたかもしれません。
メンバーは今朝決めました。疲れ、コンディションなどを考慮し、ベネズエラを相手に一番ベストな選手を選考しました。
初戦のロシア戦の課題だったチャンスを作ることはたくさんできましたが、フィニッシュの精度をもっと高めないと決勝トーナメントで残っていけない、そういう意味では課題が残りました。ロシアは守備主体のチームで、ベネズエラは攻撃主体のチーム、今日の試合ではその攻撃をしのいで、無失点で終えたかったのですが、こちらも次に向けて課題が残ったと言えます。
今日はチームのファウルが6つでした。私たちは1試合で8つ以下のファウルで試合を進めることを目指しています。これは戦うことをしないということではありません。自分たちのサッカーができ、しっかりとボールを保持することができればファウルをする必要は低くなります。またレフェリーもミスもありますから、異議などせずに、それも含めてサッカーだということを認識してもらいたいと思っています。今日は私から見てもう2つは減らせたと思っていますし、これからの試合でゼロを目指したいと思います。
渡辺凌磨選手(前橋育英高校)
チームの勝利に貢献できるゴールが決めれてとても嬉しいです。南米予選2位のベネズエラに勝てたことは僕達にとってとても大きな自信になります。決勝トーナメント進出は嬉しいですが、目標はあくまでファイナリストになることです。次の試合も勝って、良い気持ちで1回戦に臨みたいと思います。
阿部航斗選手(アルビレックス新潟ユース)
失点の場面は悔やまれますが、その後はディフェンス陣と協力しあって勝てて良かったです。しかし僕たちは何も手にしていないので、気を緩めること無くやっていきたいと思います。日本で応援してくれている方々の情報も入ってきているので、次の試合も吉報を届けられるようにみんなで頑張っていきたいです。
FIFA U-17ワールドカップ UAE2013
グループステージ第3戦 vs U-17 チュニジア代表
10月24日(木)17:00キックオフ(日本時間 24日(木)22:00キックオフ)
大会詳細は、こちら
◆元鹿島MF増田、Kリーグ首位の蔚山と契約延長濃厚に(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/23/kiji/K20131023006860380.html
Kリーグ蔚山に所属するMF増田誓志(28)が来季契約を延長することが濃厚となった。
関係者によると、複数のJクラブから獲得の打診を受ける中、現在Kリーグで首位を走り来季ACL出場が確実なチーム状況や夢の欧州移籍に向けて理解のある首脳陣との関係などから残留の意思を固めたという。今後、条件面の詳細を詰めることになる。日本代表経験もある増田は今季、鹿島から移籍して主力ボランチとしてフル回転。17勝7分け7敗で首位を走る好調のチームを支えている。
◆【J1:第29節 鹿島 vs 浦和】レポート:1人少ない鹿島が最後まで意地を見せるも、熱戦を制した浦和が2位に浮上する(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163261.html
10月19日(土) 2013 J1リーグ戦 第29節
鹿島 1 - 2 浦和 (15:04/カシマ/32,305人)
得点者:20' 那須大亮(浦和)、71' 原口元気(浦和)、87' 大迫勇也(鹿島)
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気温は18.1度とそれほど低くないはずだったが、猛烈な風が体温を奪う。厚手の上着が必要なくらいの寒さに見舞われたなかでの試合は、それとは対象的に熱く激しく、意地と意地がぶつかり合うタイトルを争うに相応しいものだった。途中から霧のような雨が吹き付ける環境にも関わらず、32,305人もの観衆が詰めかけ、さらにゲームをヒートアップさせた。
鹿島にとっては難しい試合だった。4人で守るDFラインに対して、浦和は5人の選手を並べてくる。そのためシステムのかみ合わせが悪く、サイドの選手の判断力が問われたが、右サイドバックの主力である西大伍はF東京戦に続いて出場停止。2年目の伊東幸敏が起用された。しかし、いまの浦和の左サイドは原口元気、宇賀神友弥、槙野智章が連携を取りながら崩してくる。「守備の仕方がハッキリしなかった」(伊東)というように、的を絞らせずに主導権を握る攻撃を仕掛けてきた。
しかし、中央を固めてクロスを弾き返す鹿島の守備も堅かった。特に、興梠慎三への楔は青木剛がほぼシャットアウト。サイドからの攻めは許すが、中央はうまく締めていた。そのためパスの出し所を躊躇したり、サイドチェンジのパスをミスすれば、一気に鹿島が逆襲に移る。あっという間に展開が変わる目の離せない攻防が繰り広げられた。
だが、その流れを一気に引き寄せたのは浦和だった。20分、右コーナーキックから那須大亮が、マークに付いていたダヴィとの駆け引きに勝って先に頭に触り、ゴールにうまく流し込み先制点をあげる。背後から手でうまく視界を遮り、ダヴィを跳ばせない技術はさすが。前回対戦時も鹿島は那須にコーナーキックから同点弾を決められているだけに、決してマークがうまくないダヴィを付けたことが悔やまれる失点だった。
ただ、このあたりから雲行きが怪しくなる。イライラを募らせたダヴィが森脇良太としばしば言い合いになり、松尾一主審が2人をなだめる場面が増えてしまった。その後もイライラするダヴィ。ハーフタイムにはトニーニョ セレーゾ監督がなだめ「前半だけで終わりにしてくれ、後半はサッカーに集中してやろう」と語りかけたが効果はなかった。57分に受けた繰り返しの違反による警告は、相手を掴んでいたわけでもなくフェアなプレーだったと思われるが、その直後に自制心を失い森脇の顔をはたいてしまう。これは間違いなく反スポーツ的行為として警告の対象に。2枚目のイエローカードにより退場となってしまった。
攻撃の糸口が掴めなかったため、ベンチはダヴィに代えて土居聖真を用意していたなかでの退場劇。これにより鹿島のゲームプランは大きく崩れてしまった。しかし、久しぶりの大観衆に後押しされた選手たちは、勝利を諦めなかった。
「1人少ない状況であれだけやっていたことはすばらしいと思います。僕もボランチ出身ですので、またサッカーを学ばさせてもらったと思います」
試合後、セレーゾ監督は小笠原満男の姿勢を絶賛した。1人少なくなった前線から中盤までを広く走り回る。71分に、原口がドリブル突破から決定的な2点目を決めてもその姿勢は変わらなかった。87分に、大迫勇也が一矢報いるボレーシュートを叩き込み試合終了のホイッスルまで同点、逆転の望みを捨てずに戦いきった。
しかし、1人少ない状況は如何ともしがたく、浦和が1点差を守って逃げ切る。3位、4位の直接対決を制し、2位に順位をあげた。バス61台で浦和から大挙して訪れたサポーターと共にあげる凱歌は最高の味わいだったことだろう。
鹿島は優勝争いから一歩後退。残り5試合で全勝しても得られる勝点は15。そのなかで首位と6差に開いてしまったことは痛恨だ。しかし、目の前の試合で勝利を目指し、勝点を積み重ねていく作業に変わりはない。
「まだ、終わってない」
大迫は諦めていなかった
以上
2013.10.20 Reported by 田中滋
2013年10月22日火曜日
◆シャルケ内田 ホーム・チェルシー戦で欧州CL3連勝狙う!(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/22/kiji/K20131022006854380.html
欧州チャンピオンズリーグ(CL)は22日、1次リーグ第3節の8試合が行われる。日本代表DF内田が所属するE組首位のシャルケは、ホームのチェルシー戦で開幕3連勝を狙う。
内田は1日のバーゼル戦でCL本大会18試合目の出場を果たし、MF中村俊輔(現横浜)を抜いて日本人最多記録を樹立。「すぐに抜かれるよ。(香川)真司あたりに」と語ったが、マンチェスターUでは出番が激減している日本代表の同僚を横目に記録を積み重ねる。また、FW宮市のアーセナルはホームで昨季準優勝のドルトムントと激突。チームは公式戦12戦無敗と好調で、宮市は大会2試合目の出場を目指す。
2013年10月21日月曜日
◆内田 勝ち越し点に絡む活躍「よくひっくり返した」(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/21/kiji/K20131021006848920.html
ブンデスリーガ シャルケ3―2ブラウンシュバイク (10月19日)
シャルケの内田が勝ち越し点に絡んだ。
2―2の後半ロスタイム、ゴール前にクロスを入れると混戦になり、ノイシュテッターが押し込んだ。2度リードを許しながら逆転勝ちし、「厳しい展開だったが、よくひっくり返した」と満足げに振り返った内田。22日に控える欧州CLチェルシー戦に向け「この勢いがいい方向に転がればいい。勝ち点を積み重ねたい」と力を込めた。
◆【神戸】7人で7発快勝!12年鹿島以来、J2では初の快挙(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131021-OHT1T00020.htm
◆J2第37節 神戸7―0松本(20日・ノエビアスタジアム神戸) 神戸が松本に7―0で圧勝して首位キープだ。
神戸がJ2初の1試合で7選手で7ゴールを奪い、ホームで松本を完封し首位を守った。J2での7点差勝利は2000年、浦和が7―0で鳥栖を破って以来、得点差で最多タイだ。前半11分、MF森岡が先制すると、同40分にはFWポポが右足弾。後半も13分にDF河本主将が追加点を奪うなど次々とゴールネットが揺れた。7選手7ゴールはJ1でも12年に鹿島が札幌戦(7―0)で決めたのみ。記録的大勝に安達亮監督(44)も「正直、こんなに点が入るとは」と驚いた。
13日の天皇杯3回戦では、日本代表FW柿谷、MF山口を欧州遠征で欠くC大阪に0―4と完敗。J1上位との差を痛感した。34歳MF橋本は「勘違いしていた部分をこっぱみじんに砕かれ、挑戦者になれた」。最短で11月3日のホーム京都戦でJ1復帰が決まる。河本主将は「昇格への重圧はある。でも、ここから成長していきたい」と力を込めた。
◆【鹿島】ホーム連続無敗「15」でストップ!5位に後退(報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20131019-OHT1T00186.htm
◆J1第29節 鹿島1―2浦和(19日・カシマスタジアム) 首位攻防戦となった横浜M―広島戦は、横浜Mの日本代表FW斎藤学(23)が後半10分に決勝ゴール。広島を1―0で下して首位に浮上した。浦和と鹿島の3、4位対決は、浦和FW原口元気(22)が自身初の2ケタゴールとなる今季10得点目で2―1の勝利。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)の御前試合を制して、首位に勝ち点2差の2位に浮上した。
昨年11月から続いた鹿島のホーム連続無敗記録が「15」で止まった。約3年半ぶりにホームでの観衆が3万人を超えたが、浦和に惜敗。セットプレーから先制を許すと、後半15分にFWダヴィが浦和DF森脇に手を出し、2枚目の警告を受け退場。2―0の同42分にFW大迫が1点を返すも、10人では限界だった。
5月のアウェーでは、後日、誤審が認められるなど遺恨を残したが、この日も審判が、試合をコントロールしきれなかった。ある選手は「審判が下手すぎる。そのせいで負けたと言いたくないが、いい試合が台無しにされた」と怒りをあらわにした。ただ、ダヴィが自制心を失ったのも事実。大迫は「挑発に乗っちゃダメ」と苦言を呈した。首位の横浜Mと勝ち点6差の5位に後退。これまで自身がホームで得点した試合は17戦無敗だった大迫は「まだ終わってない」と、逆転Vへ前を向いた。
◆第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会 ラウンド16組合せ決定! 注目の4回戦は11月16日・20日開催(日本サッカー協会)
http://www.jfa.or.jp/match/topics/2013/158.html
第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会のラウンド16抽選会が本日(20日)JFAハウスで行われ、4回戦以降の対戦カードが下記の通り決まりました。
[4回戦]11月16日(土)、20日(水)開催
マッチNo.試合日対戦カード会場
73 11/16(土) 柏レイソル vs. 大分トリニータ Kankoスタジアム
74 11/20(水) 横浜F・マリノス vs. AC長野パルセイロ 日産スタジアム
75 11/16(土) セレッソ大阪 vs. サガン鳥栖 大阪長居スタジアム
76 11/20(水) 川崎フロンターレ vs. モンテディオ山形 等々力陸上競技場
77 11/16(土) 清水エスパルス vs. ベガルタ仙台 IAIスタジアム日本平
78 11/16(土) 大宮アルディージャ vs. FC東京 NACK5スタジアム大宮
79 11/16(土) 鹿島アントラーズ vs. サンフレッチェ広島 県立カシマサッカースタジアム
80 11/20(水) ヴァンフォーレ甲府 vs. コンサドーレ札幌 うまかな・よかなスタジアム
※4回戦各試合のキックオフ時間およびチケットの販売概要は、後日改めて発表いたします。
[準々決勝]12月22日(日)開催
[準決勝]12月29日(日)開催
[決勝]2014年1月1日(元日)開催
トーナメント表
[4回戦]11月16日(土)、20日(水)開催
マッチNo.試合日対戦カード会場
73 11/16(土) 柏レイソル vs. 大分トリニータ Kankoスタジアム
74 11/20(水) 横浜F・マリノス vs. AC長野パルセイロ 日産スタジアム
75 11/16(土) セレッソ大阪 vs. サガン鳥栖 大阪長居スタジアム
76 11/20(水) 川崎フロンターレ vs. モンテディオ山形 等々力陸上競技場
77 11/16(土) 清水エスパルス vs. ベガルタ仙台 IAIスタジアム日本平
78 11/16(土) 大宮アルディージャ vs. FC東京 NACK5スタジアム大宮
79 11/16(土) 鹿島アントラーズ vs. サンフレッチェ広島 県立カシマサッカースタジアム
80 11/20(水) ヴァンフォーレ甲府 vs. コンサドーレ札幌 うまかな・よかなスタジアム
※4回戦各試合のキックオフ時間およびチケットの販売概要は、後日改めて発表いたします。
[準々決勝]12月22日(日)開催
[準決勝]12月29日(日)開催
[決勝]2014年1月1日(元日)開催
トーナメント表
※会場名の横の数字は【マッチナンバー】
※チーム名の横の数字は出場回数
2013年10月20日日曜日
◆シャルケが土壇場で決勝点を奪い打ち合い制す…内田はフル出場(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20131020/142530.html
ブンデスリーガ第9節が19日に行われ、ブラウンシュヴァイクと日本代表DF内田篤人の所属するシャルケが対戦。内田は先発出場した。
アウェーで戦うシャルケは、20分にブラウンシュヴァイクのオルハン・アデミに個人技で得点され、先制点を許してしまった。敵地でビハインドを負ったが、29分にアーダーム・サライのヘディングシュートをGKが弾いたところをマックス・マイヤーが押し込み、すぐさま同点に追いついた。
試合を振り出しに戻すと、勝ち越し点を奪えずに同点のまま後半を迎えた。すると、59分にはカウンターからブラウンシュヴァイクのカリム・ベララビにシュートを蹴り込まれ、再びリードを許してしまった。しかし、65分にはCKからゴール前で混戦が発生すると、最後はレオン・ゴレツカが蹴り込み、追いつくことに成功した。
2度のビハインドを挽回したシャルケは、勝ち越しを狙うと、後半アディショナルタイムに右サイドの内田がクロスを上げると、ファーサイドまで流れたボールを拾ったユリアン・ドラクスラーがラストパスを供給。最後はロマン・ノイシュテッターが蹴り込み、逆転に成功した。
シャルケは土壇場で勝ち越すとそのまま逃げ切り、3-2と勝利を収めて、2連勝で3試合負けなしとなった。なお、内田はフル出場した。
◆ダヴィ退場を誘発? 浦和DF森脇「唯一、知っているポルトガル語で…」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/405387_127015_fl
[10.19 J1第29節 鹿島1-2浦和 カシマ]
後半15分、鹿島アントラーズのFWダヴィが浦和レッズのDF森脇良太を小突くと、松尾一主審は両者にイエローカードを提示した。ダヴィは直前にも繰り返しの違反で警告を受けており、これで退場となった。「退場の前からうちのリズムでしたが、あの退場を機に、さらに余裕を持ってプレーできた。鹿島にとっては非常に痛い退場だったんじゃないかなと思います。こっちにとってはラッキーだったし、ゲームを進める上で大きなポイントだったと思います」と、森脇は言う。だが、その表情は決して『してやったり』というものではなかった。
退場になる前から、森脇はダヴィに「落ち着け」と語りかけていたのだという。
「向こうがかなりエキサイトしていましたからね。落ち着いて(試合を)やろうと。ポルトガル語で『カーマ、カーマ(落ち着け、落ち着け)』って、僕が唯一知っているボルトガル語なんですけど。プレーも(主審の)見ていないところで、かなり汚いことをやっていたので、そういうことはやめようと。最初に言い合いになったときにはチューされて…。チューされたときは、ビックリしましたよ」
ダヴィに小突かれて倒れた場面も、最初はカードが出ないんじゃないかと思ったという。
「過去の経験から、これは出ないかなと思いました。別に、ダヴィ選手を退場に追い込むためにやっていたわけではないですし、せっかくの好ゲームだったので。お互いにフェアに熱くやろうよという言葉を掛けてやっていたんですけど、ね。歩いているところで、いきなり叩かれたので」
この話どおりなら、森脇はイエローカードに値することを何もしていない。森脇自身も不思議に思い、カードを出された理由を聞いたという。「(状況的に)仕方がないと言えば、仕方がないのかもしれないですけど…。主審からは『両方に出さないと、示しがつかないから』と言われました」と、腑に落ちない様子だった。それもそのはず。これで累積警告が4枚となった森脇は次節の柏戦、FW興梠慎三とともに出場停止になってしまった。大宮とのダービーに続き、リーグ戦2連勝と良い流れをつかみかけている浦和にとって、次節は正念場となりそうだ。
(取材・文 河合拓)
◆かつてのホームスタジアムで移籍後初プレーの浦和FW興梠「個人的には完敗」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/405392_127019_fl
[10.19 J1第29節 鹿島1-2浦和 カシマ]
2005年から昨シーズンまで、ホームスタジアムだったカシマスタジアムでの古巣との一戦。浦和レッズのFW興梠慎三は、特別な想いを持ってピッチに立っていた。試合には2-1で勝利したものの、試合後の興梠は反省の弁を繰り返した。
「すべて自分に入って来たときにミスをしちゃったので、チームに迷惑をかけてしまいました。チームが助けてくれたので、感謝しています。1点取ったら、前からプレスを仕掛けようというのはハマったと思いますが、何もできなかったのが不甲斐なかった。今日できなかった分は、ナビスコ杯決勝、今後のリーグ戦でチームに返したい」
『興梠だけには、やらせない』。そんな意気込みを鹿島の2CBを務めたDF山村和也とDF青木剛は感じさせた。興梠に縦パスが入ると、素早く体を寄せて基準点をつくらせなかった。結果的に決勝点となったMF原口元気のゴールシーンでは、その強い警戒心が仇になったのかもしれない。
直前に2度、クサビのパスを受けそこなった興梠だが、原口がドリブルを仕掛けると山村を引き連れて、左サイドに流れて行った。興梠の空けたスペースに侵入した原口が、右足を振り抜く。「得意な形から、得意なコースに入った」と語る背番号24のシュートが決まり、浦和はリードを2点に広げた。
この場面について興梠は、意図的にマークを引き付けようとしていたと明かしている。
「自分に入っても、自分でミスしていましたし、ピンチを招いていたので。なるべく自分が消える動きで、スペースを空けようかなと思っていました。元気がああいうふうにドリブルしてくるときは、止まって足下にボールをもらうんじゃなくて、スペースを空けることを考えています。それにうまく(DFが)食いついてくれたので。それで食いつかなかったら、自分がフリーになれますし、良かったんじゃないかなと思います」
グリーンのアウェーユニフォームを着てカシマスタジアムに立った興梠は「チームは勝ちましたけど、個人的には完敗です。来年は僕のゴールで勝ちます」と、自分の力を発揮しきれなかったことを悔しがりつつも、「でも、楽しかったですよ」と充実の表情を見せた。
(取材・文 河合拓)
◆浦和・興梠、古巣サポーターからブーイング浴びる(サンスポ)
J1第29節(19日、鹿島1-2浦和、カシマ)昨季まで在籍した古巣の本拠地に初めて乗り込んだ浦和の興梠は、不発だった。鹿島サポーターからはブーイングで迎えられ、放った2本のシュートもネットを揺らせなかった。
5月に浦和のホームで対戦した際にはゴールを挙げたが、後にオフサイドだったと誤審が認められて後味の悪さを残した。興梠は「独特の緊張感があった。やってやろうと思ったけど、何もできなかった」と悔しそうだった。(共同)
◆大迫「余裕ある」得点で興梠に成長見せる(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20131019-1206176.html
鹿島FW大迫勇也(23)が成長した姿を見せつける。前回5月の対戦では、興梠の“いわく付き弾”で敗戦。だが日本代表にも選出され自信を深めた大迫は「余裕はある」と、2トップのFWダビと距離を保つ視野の広さを見せ、状況に応じた柔軟なプレーで今季15得点。09年の新人時代、レギュラー争いで競り負けた先輩・興梠の10得点を上回る。勝てば3位、負ければ優勝争いから1歩後退の上位対決。エース対決も注目されるが「(興梠)慎三さん(と比べるの)はもういいでしょ」と謙遜した。言葉はいらない。東日本大震災後初めて3万人を動員するホームで、得点で示す。
◆【鹿島】ホーム初黒星…判定に不穏/J1(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131019-1206581.html
<J1:鹿島1-2浦和>◇第29節◇19日◇カシマ
鹿島が浦和に敗れ、ホームでリーグ戦初黒星を喫した。前半20分に先制を許すと、後半にも追加点を奪われた。
後半42分にFW大迫勇也(23)が反撃弾を決めたが、あと1歩届かなかった。後半15分にはFWダビが(29)立て続けにイエローカードをもらい退場。ファウルの判定をめぐり両軍が詰め寄る場面も何度も見られ、前回対戦の“誤審騒動”同様、後味の悪い敗戦となった。
◆鹿島、5位転落も…意地の大迫弾「まだ終わったわけじゃない」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20131020/jle13102005010000-n1.html
J1第29節(19日、鹿島1-2浦和、カシマ)FW大迫が一矢報いた。2点を追う後半42分、左足ボレーをネットに突き刺した。自身のシーズン最多を更新する今季16点目。しかし、3位浦和との直接対決に敗れて5位に転落。「後半はチャンスがあると思っていたけど、厳しい展開だった」と唇をかんだ。開幕から続くホーム負けなしは13でストップ。それでも「まだ終わったわけじゃない」。残り5試合に全力を注ぐ。
◆鹿島、ホーム初黒星…優勝争いから後退(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20131019/jle13101920000014-n1.html
J1第29節(19日、鹿島1-2浦和、カシマ)鹿島は上位対決に敗れ、優勝争いから後退した。残り5試合で首位とは勝ち点6差に広がった。11勝2分けと今季は無類の強さを誇ったホームで初黒星を喫した。
もったいなかったのはダビの退場だ。前半からマークにきた浦和の森脇のしつこさに集中力を乱した。ハーフタイムにセレーゾ監督は「後半はサッカーに集中してくれ」と冷静さを取り戻すよう指示したそうだが後半12、15分と立て続けに警告を受けて退場処分。監督は「熱くなって自制心を失うこともある。どれだけのことをしたのか、僕が言わなくても(彼自身)分かると思う」と残念がった。(共同)
◆J1鹿島、痛恨黒星 ホーム無敗止まる(茨城新聞)
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13821982577772
5位後退
J1第29節(19日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は1-2で浦和に敗れた。通算成績は15勝5分け9敗、勝ち点50で5位。浦和戦は7戦白星がなく、リーグ戦のホーム無敗記録は13試合で止まった。
鹿島は前半20分にCKから失点。1点を追う後半15分にダビが警告で退場し、26分には2点目を奪われた。42分に大迫が得点する粘りを見せたが、同点ゴールは奪えなかった。
横浜Mが勝ち点で並ぶ広島との直接対決を1-0で制し、勝ち点56で首位を奪回した。鹿島に競り勝った浦和が同54で2位に浮上し、広島は3位に後退した。
C大阪は柿谷の決勝点で湘南を下し、3連勝の勝ち点50で4位に上がった。17位の磐田は川崎に1-2で敗れ、次節にもJ2降格が決まる可能性がある。
FC東京は新潟に、仙台は名古屋に勝った。柏は甲府を、清水は鳥栖を退け、大分は大宮を破った。
◆ダヴィの退場に苦言の鹿島FW大迫「挑発に乗っちゃダメ」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/405386_127016_fl
[10.19 J1第29節 鹿島1-2浦和 カシマ]
痛恨の一敗を喫した。3連勝で4位に浮上していた鹿島アントラーズは19日、勝ち点1差で3位の浦和レッズと対戦し、1-2で敗れた。前半に先制点を許した鹿島は後半15分にFWダヴィが立て続けに警告を受けて退場となり、数的不利での戦いを強いられた。
FW大迫勇也は「後半は絶対にチャンスがあると思ったんだけど…。ああいう(一人少なくなる)展開になると厳しい。あの挑発に乗っちゃダメだよね。(浦和は)前半から退場させてやろうとしていた感じだったでしょ?」と、DF森脇良太を叩き、2枚目のカードを受けて退場となったダヴィの行為を批判した。
ダヴィの愚行については、トニーニョ・セレーゾ監督も「ハーフタイムにもサッカーに集中してくれと話したが、試合で熱くなって自制心を失ってしまった。究極の選択として退場と失点のどちらかを選んで欲しいと言われたら、失点を選ぶ」と不満を隠さなかった。
1人少なくなった鹿島だが、10人になってからもMF小笠原満男を中心に反撃の糸口を探りながら戦った。後半42分には相手のミスを逃さずに、大迫が豪快なボレーシュートを決めて1点を返している。
2トップの間は、ダヴィの少し後方でプレーしていた大迫は「前でやりたいというのはあったのですが、一つ低い位置だったので。でも、次は(最初から)前でできると思うし、まだ終わっていないから。次に切り替えます」と、足早にミックスゾーンを後にした。
(取材・文 河合拓)
◆小笠原を絶賛する鹿島トニーニョ・セレーゾ監督「サッカーの無料レッスンだ」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/405388_127017_fl
[10.19 J1第29節 鹿島1-2浦和 カシマ]
25節の甲府戦(0-3)以来、4試合ぶりに黒星を喫した鹿島アントラーズだが、指揮官はチームの戦いぶりを高く評価した。試合について感想を求められて「ガッカリはしています」と話したトニーニョ・セレーゾ監督だったが、すぐに「でも、チームとしてやるべきこと、機能的なところでも良かったと思います。我々がやろうとしていたことはできていました」と続けた。
このゲームの最大のポイントは、後半15分にFWダヴィがDF森脇良太に手を出し、退場になった場面だろう。その影響についてトニーニョ・セレーゾ監督は「究極の選択ですが、失点をするのか、退場するのか、どっちを選ぶなら、失点を選びます。それくらい現代サッカーでは一人少なくなると非常に厳しくなる。誰が見ても、どこの国でも、退場は大きな負担をチームメイトに掛ける」と話し、「私は選手たちに戦うことを求めていますが、そのベースにはサッカーをすることがあります。そのことは何度も話していましたし、ハーフタイムにも(ダヴィに)『サッカーに集中してくれ』と話しました。しかし、試合で熱くなって自制心を失ってしまった。どれくらいのことをしてしまったのかは、私が言わなくても、本人も分かっているでしょう」と、気持ちを制御できなかったストライカーに反省を促した。
10人になった鹿島は、後半26分に追加点を許してしまうが、チームの戦いぶりについて、トニーニョ・セレーゾ監督は「全員が良くやった」と称賛する。『黄金のカルテット』の一人でもある指揮官は、その中でもMF小笠原満男に最大級の賛辞を送った。
「一人少なくなかった中で、小笠原選手とDFラインに関しては非常に光るプレーを見せてくれました。特に小笠原選手が見せてくれたサッカーの無料レッスンに関しては、あらためてサッカーを勉強させてもらった印象です。10人になっているのに、一人で相手に圧力を掛けられる。あのポジショニング、やり方というのは、まさにお手本であり、素晴らしかった」
そうしたプレーが見られたからこそ、トニーニョ・セレーゾ監督はリーグタイトルを諦めていない。「まだシーズンは終わっていない。この敗戦でドタバタする必要性はないと思うし、選手たちの努力と献身、犠牲心があったからこそ、今の順位にいるのです。残り5試合、一つ、敗戦を喫したからといって、今の順位を手放す必要はない。選手たちを信じ続けて、みんなで残りのシーズンもしっかり戦い抜いて行きたいなと考えています」。
会見の最後にトニーニョ・セレーゾ監督は「負けた人間が、喋り過ぎましたね」と苦笑した。残り5試合で首位との勝ち点差は6。まだリーグの勝者になる可能性は十分にあり、鹿島がそれに値するチームであることを、指揮官は誰よりも信じている。
(取材・文 河合拓)
◆【J1:第29節 鹿島 vs 浦和】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163240.html
10月19日(土) 2013 J1リーグ戦 第29節
鹿島 1 - 2 浦和 (15:04/カシマ/32,305人)
得点者:20' 那須大亮(浦和)、71' 原口元気(浦和)、87' 大迫勇也(鹿島)
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●大迫勇也選手(鹿島):
「後半、絶対にチャンスは来ると思っていた。ただ、ああいう展開になると苦しくなる。挑発にのっちゃダメだよ。難しい試合になった。でも、まだ終わっていない」
●伊東幸敏選手(鹿島):
「良い経験になりました。自分ができることとできないことはわかった。今日の試合で致命的なミスが2、3本あった。この悔しさで頑張らないと次に繋がらない。
大樹さんとも話したんですけど、最初は前に行けなかったことでズルズル下がってしまった。特にプランはなかったんですけど、安定というか無難に守備しようという感じになってしまった。もっとガツガツやればよかった。システム的に難しい相手だったので、自分的にはやれなかったことが多かったので…。入れ替わったミスは、あれは絶対にやっちゃいけない。あれが一番ひどいミスでした。守備の仕方がハッキリしなかった」
●遠藤康選手(鹿島):
「(守備がはまらなかった?)まあ、でも決定機という決定機は向こうも少なかったと思うし、最後に体をはってみんながんばっていた。セットプレーで取られちゃって、でも良い試合だったと思います」
●山村和也選手(鹿島):
「勝点取れなかったことは残念です。まだ5試合残っているんでまた切り替えてやっていくしかない。首位争いなんで、お互いに気持ちも入っているのでああいう展開になるのも仕方がない。審判のことはとやかく言うことはない。セットプレーで早い段階に失点してしまって、少し自分たちのリズムで入ることができなかったかな、と思います」
●青木剛選手(鹿島):
「結果は結果なので、今日の結果をまたしっかり受け止めてまた次にむかっていくしかないかな、と思います。
(前回対戦したときの前半のようになかなかできなかったが?)浦和とやるときというのは、どこかで数的同数になったり、ときには数的不利になった状況で守備をすることもあるんですけど、そういったなかで最後はセンタリングで中に入ってくるボールはしっかり守ろうという意識でいた。そういった浦和の確立したサッカーに対して、崩されて得点されたというよりは、セットプレーと2点目はカウンター気味の形でやられてしまった。
(ダヴィが退場したことが影響した?)10人になってしまいましたけど、自分たちが押し上げられるときに押し上げて、なるべくコンパクトにして、どこかでチャンスをうかがう戦い方だったと思うんですけど、やっぱり相手は一人多い状況だった。それに加えて浦和はボールを動かすのがうまい相手なので難しいところはあった。
(あまり前から行かなかったように見えたが?)浦和に対して、全部が全部、前から行ってしまうと、相手の思うつぼになって、そこでボールをいなされて展開されてしまう状況が多いので、全部が全部、前から行くのではなく意志統一できたときに全員が連動していくという形で、高い位置から行くというよりは、自分たちも陣形を整えてから守備をするという形だった。
(若い選手が多いなかで、次の試合が大事になると思いますが?)また、ホームで続けてできるので、ホーム無敗は今日で途切れてしまいましたけど、連敗しないように、またしっかり準備していきたいと思います」
●興梠慎三選手(浦和):
「緊張しました。足が全く動きませんでした。動いてないのにすぐに息が上がってしまった。シュートチャンスはありましたけどうまく守られました。悔しいですけどね。個人的には完敗です。チームが勝てたことはよかったので、次に向けてまた頑張ります」
●那須大亮選手(浦和):
「(相手は10人になりましたが?)一発の怖さがあったので、リスクマネジメントを怠らないように心がけていました。最後の最後まで気を抜けないゲームでしたし、神経も体力も使うゲームでした。
(セットプレーのマークがダヴィ選手でしたが?)極力、接近戦で僕を離したくないというマークの付き方でしたのでうまく元気とかを使いながら。ボールを蹴る瞬間はうまくスペースができれば勝てる自信があったので、そういう時間をつくってくれていたので、元気が良い感じでマークに入ってくれてたのでダヴィもマークに付きづらかったのだと思います。ボールも良いボールでしたし」
以上
◆【J1:第29節 鹿島 vs 浦和】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163239.html
10月19日(土) 2013 J1リーグ戦 第29節
鹿島 1 - 2 浦和 (15:04/カシマ/32,305人)
得点者:20' 那須大亮(浦和)、71' 原口元気(浦和)、87' 大迫勇也(鹿島)
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●ペトロヴィッチ監督(浦和):
「まず最初にコメントしたいことは、浦和、鹿島というすばらしいクラブがこういう終盤で上位を争うことは、日本のサッカーにとっていかに重要なことか、というのと、今日のスタジアムを見ても非常にたくさんのサポーターがスタジアムに来て、すばらしい雰囲気をつくってくれました。こういう状況のなかで、選手達が戦えるのは幸せなことだと思います。
3位と4位という順位のチーム同士の対戦、残りの試合数を考えたなかでのリーグ優勝をかけた戦い、両チームにとって非常に難しい試合だったと思います。
両チームとも、選手達はすばらしいプレーをしてくれたと思います。やはり、我々浦和の方が勝利に値するプレーができた試合だったと思います。我々は試合の立ち上がりから攻撃的な姿勢を持ち、守備の面でもアグレッシブに戦っていた。そのなかで、1-0とリードし、2-0でリードするところまでは、我々が相手を上回れたゲームだと思っています。ただ、2-0で我々がリードしたあと、そのあとチームは2点のリードを維持したいのか、さらに攻撃的な姿勢で3点目、4点目を取りにいくのか、その部分が若干中途半端になってしまった部分はあったと思う。そのなかから、1点返されて2-1になり、最後は若干きわどい形になってしまいましたが、ただ、試合を通してみればアグレッシブで攻撃的なプレーが、勝利に繋がったと思っています」
Q:ビルドアップが非常にうまくいったと思います。その点についての評価をお願いします。
「良かったんではないかと思います。ここ最近の大宮とのダービー、ヤマザキナビスコカップの2戦目の川崎F戦、そして今日の試合と、非常に攻撃の組み立てのところで安定感を見せられていると思う。ときとして3枚でまわし、ときとして4枚になったり、そういったバリエーションを多く、攻撃の形を組みたてることができている。そして、後ろからボールを持ち出すシーンが非常にできている。私が浦和に就任してから1年半が経つのですが、一番の問題が安定感という意味での継続性だったと思う。やはり良いゲームができる試合もあれば、そうでない試合もある。あるいは時間帯のなかで良い部分もあればそうでない部分が出てきてしまうこともある。ただ、ここ3試合を見れば、チームとして安定した戦い、安定した攻撃の組み立てができてきていると思う。残りの試合でこれを継続できるかはわかりませんが、ただ、ここ数試合を見る限りは、その部分の成長が感じられると思う」
Q:今日、守備がアグレッシブだったと仰いましたが、相手のダヴィ、大迫への守備への評価をお願いします。
「特に槙野、那須、森脇、ときとして阿部、非常にうまくマークの受け渡しをやっていたと思うし、人に強くいくところ、スペースを早くケアするところ、そういったところがうまくいっていたんじゃないか。大切なのは、相手選手がなにをしようとしているのか予測して、相手よりも早く反応して守備をする、その部分が良かったのではないかと思う」
以上
「まず最初にコメントしたいことは、浦和、鹿島というすばらしいクラブがこういう終盤で上位を争うことは、日本のサッカーにとっていかに重要なことか、というのと、今日のスタジアムを見ても非常にたくさんのサポーターがスタジアムに来て、すばらしい雰囲気をつくってくれました。こういう状況のなかで、選手達が戦えるのは幸せなことだと思います。
3位と4位という順位のチーム同士の対戦、残りの試合数を考えたなかでのリーグ優勝をかけた戦い、両チームにとって非常に難しい試合だったと思います。
両チームとも、選手達はすばらしいプレーをしてくれたと思います。やはり、我々浦和の方が勝利に値するプレーができた試合だったと思います。我々は試合の立ち上がりから攻撃的な姿勢を持ち、守備の面でもアグレッシブに戦っていた。そのなかで、1-0とリードし、2-0でリードするところまでは、我々が相手を上回れたゲームだと思っています。ただ、2-0で我々がリードしたあと、そのあとチームは2点のリードを維持したいのか、さらに攻撃的な姿勢で3点目、4点目を取りにいくのか、その部分が若干中途半端になってしまった部分はあったと思う。そのなかから、1点返されて2-1になり、最後は若干きわどい形になってしまいましたが、ただ、試合を通してみればアグレッシブで攻撃的なプレーが、勝利に繋がったと思っています」
Q:ビルドアップが非常にうまくいったと思います。その点についての評価をお願いします。
「良かったんではないかと思います。ここ最近の大宮とのダービー、ヤマザキナビスコカップの2戦目の川崎F戦、そして今日の試合と、非常に攻撃の組み立てのところで安定感を見せられていると思う。ときとして3枚でまわし、ときとして4枚になったり、そういったバリエーションを多く、攻撃の形を組みたてることができている。そして、後ろからボールを持ち出すシーンが非常にできている。私が浦和に就任してから1年半が経つのですが、一番の問題が安定感という意味での継続性だったと思う。やはり良いゲームができる試合もあれば、そうでない試合もある。あるいは時間帯のなかで良い部分もあればそうでない部分が出てきてしまうこともある。ただ、ここ3試合を見れば、チームとして安定した戦い、安定した攻撃の組み立てができてきていると思う。残りの試合でこれを継続できるかはわかりませんが、ただ、ここ数試合を見る限りは、その部分の成長が感じられると思う」
Q:今日、守備がアグレッシブだったと仰いましたが、相手のダヴィ、大迫への守備への評価をお願いします。
「特に槙野、那須、森脇、ときとして阿部、非常にうまくマークの受け渡しをやっていたと思うし、人に強くいくところ、スペースを早くケアするところ、そういったところがうまくいっていたんじゃないか。大切なのは、相手選手がなにをしようとしているのか予測して、相手よりも早く反応して守備をする、その部分が良かったのではないかと思う」
以上
◆【J1:第29節 鹿島 vs 浦和】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00163245.html
10月19日(土) 2013 J1リーグ戦 第29節
鹿島 1 - 2 浦和 (15:04/カシマ/32,305人)
得点者:20' 那須大亮(浦和)、71' 原口元気(浦和)、87' 大迫勇也(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:序盤はすごく攻め合ったと思いますが、最初に失点したあとになかなかチャンスがつくれませんでした。特に大迫、ダヴィのプレーについてお願いします。また、今日は久々に3万人を超える観衆が集まりましたが負けてしまいました。そのことについてもコメントをお願いします。
「率直に言えば、がっかりはしていますけど、チームとしてやるべきことは機能的なところでも良かったと思います。まず、相手のメリットを讃えた上で、非常にすばらしいチームで、すばらしい指導者がいて、戦術的な部分はサッカーをやる上でのクオリティ、個の能力も非常に高いものを持っている相手に対して、我々がやろうとしていたことはできた。特に、ひとり少なくなったところで、僕は小笠原選手、ディフェンスラインに関しては、目を奪われるものがありました。特に小笠原選手、中田選手が見せたサッカーの無料レッスンは、皆さんも上から見ていて感じたと思いますが、10人になっているにも関わらず一人でプレスをかけられるあのポジショニングややり方に関しては、僕もボランチ出身ですので、僕はまたサッカーを学ばさせてもらったと思いますし、すばらしかったと思います。当然ながら、チームはディフェンスラインを含めて、伊東選手も良かったと思いますし、遠藤選手も、ジュニーニョ選手も良かったと思います。ジュニーニョ選手は後半にちょっとパワーダウンしましたけれど、大迫選手も非常に良かったと思います。ただ、小笠原選手ひとりであそこを、一人少ない状況で相手にあれだけやっていたことはすばらしいと思います。
究極の選択を出されて、その選択が失点するのと、退場するのとどっちを選びますかと言われたら、僕は失点をすることを選びます。現代サッカーでは一人少なくなると非常に苦しい状況になることは、誰が見ても、どこの国のサッカーでも、一人少なくなれば大きな負担をチームメイト全員にかけてしまいます。その分、走る量も増やさないといけませんし、ビハインドであればもっとその運動量をシフトアップしないといけない。前半で、戦うというところも選手達に求めているんですけど、戦うなかではサッカーをすることが基本ベースにあります。ダヴィとも何度か話をしていますし、ハーフタイムにも話をして、前半だけで終わりにしてくれ、後半はサッカーに集中してやろう、ということをやったんですけど、なかなか試合で熱くなって自制心を失ってしまうということもあります。ただそれは、彼を含め、我々スタッフ選手も含め、また一つの教訓を得られたと思っているし、彼も退場になったことで自分がどれくらいのことをしてしまったのかということを、僕が言わなくても本人がいちばんわかっていると思います。悲観的になる、ということが負けたときに思われますが、僕は確かに先週末には天皇杯のときにはチームが良くなかったと指摘しました。それは事実だったし、選手達がいちばんわかっていたはずです。今日は、負けたのですが、確かに負けた悔しさ、悲しさはあります。ただ、そのなかで、先ほどから言っているとおり、小笠原選手が見せた、“サッカーはこうするんだ”というもの。それは技術でも、体力的な部分でも、戦術的な部分でも、サッカーを深く理解している者であれば、すばらしい高レベルな無料レッスンを受けることができたと思います。ぜひともサッカー関係者であれば見て欲しい試合であるし、以前にも彼にいろんなことを学ばさせてもらいましたが、僕は彼に今回もまた、新たなボランチ像というか、選手としての能力の高さを見受けることができた。
サッカーというのは勝ったり負けたり、引き分けたり、がつきものです。どの試合も勝つことを目指しているわけであって、負ければ悔しさや悲しさが残ります。それは皆さんからしてみれば、3位と4位の対戦ということで注目する部分はあったと思いますけど、鹿島対浦和の試合は、サッカーが好きな人であれば、見る価値のある試合だったのではないかと思います。今回だけでなく、過去にしても未来にしても、見続けるべき試合になるよう、両クラブが追求し続けなければならないと思います。まだ、シーズンが終わったわけではないので、この敗戦だけでドタバタする必要はまったくないと思います。選手の努力と献身、犠牲心でいまの順位にいるわけです。残り5試合で、ここまでやっとたどり着いたのに、一つの敗戦でいまの順位を手放す必要性はないと思います。みんなで、選手達も信じ続けて、残りのシーズンをしっかり戦いたいと思います」
Q:ここ2シーズン、浦和に対して分が悪いと思いますが、試合前、守備の面で選手達にどういう注意を促したのでしょうか?
「非常におもしろい戦法というか選手の配置をしてくる。特にウイングバックの位置をものすごく高い位置に持っていくので、3トップと両ウイングバックということを考えると、前に5枚並びながら、そこからのポジションチェンジがあって、なおかつそのウイングバックは前のトップ下やFWのサポートもありながら、後ろからセンターバックの攻撃参加もあるという状況です。どうしてもサイドで数的有利な状況をつくられてしまいますし、サイドチェンジを多用する狙いがあるので、サイドの方で人数をかけて相手を食い付かせてサイドチェンジする。それでウイングバックなりセンターバックなりが、フリーをボールを運んで、特にウイングバックがうちのチームのサイドバックに対して1対1で対峙する場面をつくりだす。それも、スペースがあるなかでスピードにのりながらやっていく、というのが狙いとしてあります。そうすると両サイドハーフ、うちの場合は4-4-2でやっていますので、両サイドハーフの上下動、運動量にプラスしてクレバーさ、どこで間を取るのかとかサイドチェンジの牽制の仕方とか経験値というものも必要になってくるし、状況を見ての判断でウイングバックへのサイドチェンジを阻止するのか、それともサイドバックがサイドチェンジをインターセプトするのかという、二つの選択肢が出てきますので、そういったポジションの配置が重要になります。彼らは前の方にもスピーディな選手がいるので、攻守の切り替えのところで気をつけなければいけません。もししっかりブロックをつくってボールを奪うことができれば、相手は大半後ろの方に3枚が残っています。彼らは自分たちのおかしているリスクはわかっているので、楔のボールもしくはカウンターを引っ張ろうとするタイミングで、徹底的にプレーを切ることをやっています。それは一つのルールの使い方ですし、そこで僕が言ったのは、サポートを早くする、あるいは球離れを早くする。それは場面によっては2トップだったら、2トップの関係だけでダイレクトプレーや2タッチですばやくパス交換することによって、相手がファウルして止めようとする状況をくぐり抜けることができるし、くぐり抜ければ、サイドの横幅70メートルを3枚の選手でカバーしなければならないので、こちらにアドバンテージもあるし、ボランチの1枚しか守備の3枚のスペースに残らないので、そうすると両サイドがガラ空きになる。守から攻への切り替えを早くすれば、楔を落としてという状況になれば、違う味方が前を向いてドリブルでカウンターをつくることもできるし、ショートカウンターもできたりする。守から攻への切り替えを早くして、ボールスピード、判断を速くすれば、相手の背後のスペースを使うことができると話しました。前半で、ちょっとその部分で、楔が中央に入ったときの球離れが時間をかけすぎてしまって、相手が潰したり、取られたりという形だったので、ハーフタイムに意識してもらったところは良かったと思います。また、特にうちのダブルボランチの切り替えを早くすれば、相手のボランチは一枚ですので、FWに当てたところで、うちのボランチが早く切り替えれば、相手のボランチ1枚に対して2人が前を向いてボールを受けることができる。そして、両サイドハーフが相手のウイングバックの背後のスペースを両サイドで侵入できれば、中央からボランチへの落としへの3人目の動きということで攻撃に絡むことができます。攻撃はそういう狙いがあり、後半の方がそういった状況は作り出せたと思います。そういう状況を狙いながらブロックをつくっていました。ただ両サイドハーフの運量、クレバーさ、どちらを牽制するのかどちらを切るのかの判断は非常に重要な部分でした。
そういう状況を作り出さなければいけなかったし、失点したところから、5番の選手が彼らが得点をするまでは攻撃参加していたんですけど、そのあとからは攻撃参加はしなかったし、随所にプレーを切るところは、うちも含めて彼らも経験値を示し、止めるところやいろんな部分でのずるがしこさ、経験豊富な選手が何人かいることを感じさせるものもありました。長く一緒にプレーしているため、ダイレクトプレーやスルーがあるチームだな、という印象はあります。失点するまでは、うちはダブルボランチが横並びでプレーしていたんですけど、失点してからは小笠原選手が気の利いたことをやって、もう一つ前に押し出て、そうすると相手もだんだんビルドアップがうまくできなくなっていった時間、状況でもありました。当然ながらボランチが1枚前に出ることで、その背後が空くわけで、ディフェンスラインもそれに対してついていく、押し上げるということをしなければなりません。彼らも勇敢にラインを押し上げることができたと思います。それを失点した時間帯から試合の最後までやり続けたということは、小笠原選手の能力の高さを示しているのではないかな、と思います」
「負けた人にしては、しゃべり過ぎたと思います」
以上
◆2013Jリーグ ディビジョン1 第29節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50424
J1 第29節 浦和レッズ戦 マッチレビュー
優勝に向けた浦和との大一番で競り負ける。痛恨のホーム初黒星。
前節4位の鹿島は、J1第29節で3位の浦和をホームに迎える大一番に臨んだ。残り6節となり、4年ぶりの優勝に向けて負けられない戦いだったが、1-2で今シーズンのホーム初黒星を喫した。
試合は、序盤から両チーム共に激しい攻防を展開した。鹿島は13分に右サイドの遠藤が上げたクロスに対し、大迫がゴール前でドンピシャのタイミングでヘディングを合わせたが、惜しくもゴール脇に外れた。17分にも大迫からスルーパスを受けたダヴィがペナルティエリア内で右足のシュートを放ったが、わずかに枠を捉え切れなかった。
押し込みながらもゴールを割れずにいると、20分にCKから浦和の那須にヘディングシュートを決められて先制点を許してしまい、前半を1点ビハインドのまま、折り返した。後半に入っても攻め込み、52分には小笠原、大迫とつないで遠藤がミドルシュートを放ったが、GKの好セーブに遭ってしまい、同点に追いつけない。
追いつけないままに時間が経過すると、前半から森脇と度々小競り合いを起こしていたダヴィが、60分に立て続けに警告を受けて、退場処分となってしまった。数的不利に陥ると、65分に野沢を投入して打開を図った。ところが、71分に浦和の原口にドリブルシュートを決められて、反対に点差を更に広げられてしまった。
窮地に陥った鹿島は梅鉢と本山をピッチに送り出して、盛り返しを狙うと、試合終了間際の87分に1点を返す。ゴール前にロングボールが送られると、大迫が粘ってキープし、左足で見事なボレーシュートを突き刺した。しかし、1点差に迫ったものの、同点までは追いつけず、優勝を争うライバル相手に痛恨の1敗を喫してしまった。
3連勝と上り調子で臨んだ鹿島だが、4試合ぶりの敗戦となりホーム初黒星と優勝に向けては痛すぎる一敗となってしまった。大一番を落としたことで、首位とも勝点6差となってしまったが、残りは5試合残っている。上位チームとの試合も含まれていることから、気持ちを切り替えて残り全勝を目指して、覇権奪還に向けて気力を振り絞るような戦いが望まれる。
【この試合のトピックス】
・ダヴィが2枚のイエローカードを受け、鹿島で初の退場。
・この敗戦で、リーグ戦での浦和戦4連敗となる。また今季リーグ戦ホーム無敗記録も11勝2分の13試合でストップ。
・大迫が、15ゴール目。自己最多記録をさらに更新する。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・相手にピッチを自由に使わせすぎている。早くきびしいプレスで相手の選択肢を狭めろ!
・下を向くな!チャンスの場面では勇気を持って全体を押し上げろ!
・より早く、よりシンプルにボールを動かそう。
浦和レッズ:ペトロヴィッチ
・後半も前半同様続けて行こう。
・運動量を落とさずに走り切ろう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・非常に残念な結果だがシーズンはまだ終わっていない。退場が試合に影響して、退場になるべくしてなったのかは後で見てみないとわからないが、ハーフタイムには言い争うのは前半だけにしてくれ、後半はサッカーだけに集中してくれと言った。しかし、どうしても勝ちたい気持ちから自制心を失うときもある。
・監督として究極の選択を出されたとき、退場することと失点することのどちらがいいと聞かれた場合、失点するほうが良いと思う。現代サッカーでは1人欠けると本当に苦しい展開、厳しい状況になるので、1人少なくなってしまい、少し状況は変わった。ただし、その中でも小笠原選手を筆頭に中田選手、ディフェンスライン全体が素晴らしいサッカーをしたと思う。1人少ない中でも小笠原選手の個人戦術やチームを引っ張るという勢いを持たせることは非常に良かったと思う。
浦和レッズ:ペトロヴィッチ
日本のサッカー界で非常に良かったとのは、このような場面で鹿島と浦和がこの順位で対戦できるということ。たくさんのサポーターがスタジアムに来たが、それが示すように非常に日本のサッカー界に大事なことであった。リーグ優勝がかかってくる中で、3位と4位のチームが終盤に対戦することは非常に人々の興味を誘ったと思うし、素晴らしいゲームだったと思う。我々は立ち上がりからプレッシャーをかけて上手くコントロールできたのではないかと思う。攻撃の面では真ん中、あるいは外とバリエーション多く色々な攻撃の形が出せたのではないか。そういうことで1-0とリードするべく、リードした前半だったと思う。2-0になるまではスムーズな攻撃が出来たと思う。2-0になった後は、スコアをキープして勝利したいのか、あるいは3点目4点目を取りに行くのかがはっきりしなかった部分もあった。そういった中で1点を返されたが、試合全体を通して見れば我々が勝利に値するプレーが出来たゲームだったと思っている。
選手コメント
[試合後]
【伊東 幸敏】
この試合で自分が出来る事と出来ない事がはっきりした。致命的なミスも2~3本あった。この悔しさを感じて頑張らないといけない。良い経験になった試合だった。
【大迫 勇也】
後半は絶対にチャンスが来ると思っていた。あのような展開だと厳しくなる。相手の挑発に乗っては駄目。最初から狙っていた。正直、前でプレーしたかったが、一つ低い位置でやるしかない。次は前でプレー出来ると思う。まだ戦いは終わっていない。
【青木 剛】
今日の結果をしっかり受け止めて、次に向っていくしかない。浦和とやる時は、数的同数や数的不利で守備をする事がある。その様な中でも、クロスに入って来るボールにはしっかり守るという意識でいた。浦和のサッカーに崩されてはいないけど、セットプレーとカウンターでやられてしまった。
遠藤選手、山村選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。
2013年10月19日土曜日
◆シャルケの内田、UCLでの野望を語る(UEFA)
http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/season=2014/matches/round=2000479/match=2011800/prematch/focus/index.html
日本人選手として初めてUEFAチャンピオンズリーグ準決勝でプレーした内田篤人は、今季も同じ舞台に立つことを目標に掲げている。
「あの時は(マヌエル・)ノイアーやラウール(・ゴンサレス)ら、引っ張ってくれる選手がいましたけど、今回はその二人の選手がいない状態で戦わなければいけない」と、内田は今季のUCLにおけるシャルケの可能性について語った。「それでも何人か新しい選手が入ってきましたし、チームとしてすごく成熟しているので、ぜひまたベスト4まで行きたいですね。その力がチームにはあると、僕は信じています」
内田はシャルケ在籍1年目の2010-11シーズン、チームのUCLベスト4進出に貢献。最終的にはマンチェスター・ユナイテッドFCに敗れてしまったが、日本サッカー界のパイオニアとしてUCLの歴史にその名を残している。
日本からドイツへ活躍の場を移すきっかけについて、内田は当時を振り返ってこう語った。「シャルケではもう4年目になりますけど、僕が日本のリーグで試合をしている時にフェリクス・マガト監督が声をかけてくれたんです。その前にも何人か日本の選手がドイツに渡っていて、そのなかで少しづつ僕の評価をしていただき、こっちに呼んでもらえたのには驚きました。すごく刺激のある挑戦だと思いましたね」
内田はこの冒険に足を踏み出し、2011年のドイツカップ優勝に貢献するなど期待に応えた。内田がドイツで着実に才能を開花させたことにより、日本ではブンデスリーガの人気が爆発。それはUCLも例外ではなかった。
「欧州でトップの戦いですし、僕も日本にいる時はチャンピオンズリーグをTVで見ていたので、こうやって試合に出させてもらえるのは幸せです」と内田は言う。「日本でもチャンピオンズリーグはすごく注目度が高くて、今でも出たいと思っている日本人選手は沢山いるといと思いますよ」
こうした日本人選手たちは、欧州の舞台で大きなインパクトを残す内田に刺激を受けているはずだ。自身三度目のUCLに出場し、FCステアウア・ブカレストを下した本拠地シュタディオン・ゲルゼンキルヘンでのグループステージ第1節で初得点を記録した内田は、もっと多くの喜びに包まれたいとの思いを打ち明けた。
「ホームであれだけのサポーターが自分たちを後押ししてくれるというのは心強いですし、何より一番疲れているときに自分たちの足を動かしてくれるのは彼らですからね」と内田。「この素晴らしい雰囲気のスタジアムと一緒に少しでも上に行けるように、少しでも沢山の勝利をつかめるように、一緒に笑えるように頑張ります」
◆内田がUEFA公式HPのトップに…CLへ意気込み「サポーターと笑えるよう」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20131018/142319.html
シャルケに所属する日本代表DF内田篤人が、UEFA(欧州サッカー連盟)の公式インタビューを受け、公式HPである『UEFA.com』の英語版トップページで紹介された。
今シーズンのチャンピオンズリーグでグループEに所属するシャルケは、開幕2連勝で首位に立ち、22日にはチェルシーとのホームゲームを控えている。シャルケ在籍4シーズン目の内田は、そのうち3シーズンでCLに出場。加入直後の2010-11シーズンには、クラブ史上初のベスト4進出に貢献した。インタビュー動画内では、ベスト4進出を果たした当時のチームや、4年目を迎えたドイツでのプレーなどについて触れている。
チャンピオンズリーグについては、「ヨーロッパでトップの戦いですし、日本にいるときはテレビで見ていました。今は出られて幸せです。日本でも注目度は高いですし、日本の選手もチャンピオンズリーグに出たいって思っている選手はたくさんいると思います」とコメントした内田は、今シーズンの戦いについて、「ホームではあれだけのサポーターが後押ししてくれる」と語ると、「一緒に笑えるように頑張ります」とサポーターとともに戦うことを強調した。
◆【浦和】サポーター集結バス50台3000人(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20131018-1206007.html
週末の上位決戦へ向けて、ムードは高まってきた。3位浦和は4位鹿島とのアウェー決戦。
浦和サポーター約3000人がバス50台で乗り込む。埼玉県内の2カ所から出発する。当初は予定していた4000人で80台は下回りそうだが、同様の企画を行った04年10月を上回る規模になる見込み。勝ったほうが優勝戦線に生き残れる一戦だ。GK山岸範宏(35)は「多くのサポーターが来てくれるし、結果を残さないといけない」と語った。
◆浦和・興梠、古巣の本拠地に初登場「特別な一日にしたい」(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/10/19/kiji/K20131019006835200.html
J1第29節 浦和―鹿島 (10月19日 カシマ)
敵地で恩返しとお祝いだ。3位の浦和は敵地で勝ち点1差の4位鹿島と対戦する。8年間慣れ親しんだ古巣の本拠地に、先発が濃厚のFW興梠は初めて敵として乗り込む。
最終調整となった18日はペトロヴィッチ監督の56度目の誕生日でもあり、「僕にとってもチームにとっても特別な一日にしたい」と普段以上の気合を入れた。
5月11日のホームでの対戦では1対1の後半33分に逆転ゴール。しかしオフサイドポジションで後に誤審とされた得点だっただけに「今度はスッキリとしたゴールにしたい」と話す。「チャンスは来ると思う。相手はホームで前に出てこないといけないから」と前掛かりになった相手の隙を突くイメージも出来上がっている。浦和は勝てば首位に勝ち点で並ぶ可能性もある。一方で負ければ優勝争いから後退するサバイバルマッチ。ナビスコ杯準決勝の川崎F戦(12日)で決勝弾を決め浦和の6年ぶりタイトルに王手をかけた興梠がリーグ制覇への歩みも進める。
◆【浦和】興梠、ブーイング覚悟で古巣・鹿島を斬る(報知)
J1の優勝の行方を左右する上位対決2試合が、19日の第29節で行われる。勝ち点53で並ぶ首位・広島と2位・横浜M(日産ス)、2点差で追う3位・浦和は4位・鹿島(カシマ)とそれぞれ激突する。数字上は首位浮上の可能性がある4チームには、勝ち点3を導く1トップが君臨。浦和のFW興梠慎三(27)は、昨季まで8年間所属した古巣の本拠地で恩返し弾に意欲を見せた。
昨年までの本拠地に乗り込む興梠は、はやる気持ちを抑えた。「負けたら順位が入れ替わる。良い感じになればいいけど、空回りしないようにしないとね」。18日の紅白戦で2ゴールを決めて準備万端。勝ち点1差をつけている4位・鹿島との決戦を前に、冷静さを保つことを自らに言い聞かせた。
90分間、足を止めない。今季ホーム戦で13戦無敗(11勝2分け)を誇る相手の強さは、攻守の切り替えの速さからくると分析。「カウンターが強い。だから攻撃したあとの守備が大事になる。走りきることが大事、倒れるくらい走りまくりたい」と献身性を前面に出す決意を明かした。
鹿島サポーターから罵声を浴びせられることは覚悟の上。「動じないように冷静に試合をする」と語る背番号30をDF槙野が後押しする。アウェーで対戦した今季開幕の広島戦では、古巣のサポーターからブーイングされた。「あの時は(興梠)慎三が『みんなで助けてあげよう』と言ってくれた。逆に今度は僕らが“ヨイショ”をすればいい」と矢面に立つ覚悟だ。
3―1と快勝した5月11日のホーム戦では、得点こそ決めたものの、オフサイド疑惑もあった微妙なゴールだった。「個人的には自分が点を取って勝つのが理想。スッキリとしたゴールを決めたい」。因縁の対戦で文句なしの一撃を叩き込み、V戦線に生き残る。
昨年までの本拠地に乗り込む興梠は、はやる気持ちを抑えた。「負けたら順位が入れ替わる。良い感じになればいいけど、空回りしないようにしないとね」。18日の紅白戦で2ゴールを決めて準備万端。勝ち点1差をつけている4位・鹿島との決戦を前に、冷静さを保つことを自らに言い聞かせた。
90分間、足を止めない。今季ホーム戦で13戦無敗(11勝2分け)を誇る相手の強さは、攻守の切り替えの速さからくると分析。「カウンターが強い。だから攻撃したあとの守備が大事になる。走りきることが大事、倒れるくらい走りまくりたい」と献身性を前面に出す決意を明かした。
鹿島サポーターから罵声を浴びせられることは覚悟の上。「動じないように冷静に試合をする」と語る背番号30をDF槙野が後押しする。アウェーで対戦した今季開幕の広島戦では、古巣のサポーターからブーイングされた。「あの時は(興梠)慎三が『みんなで助けてあげよう』と言ってくれた。逆に今度は僕らが“ヨイショ”をすればいい」と矢面に立つ覚悟だ。
3―1と快勝した5月11日のホーム戦では、得点こそ決めたものの、オフサイド疑惑もあった微妙なゴールだった。「個人的には自分が点を取って勝つのが理想。スッキリとしたゴールを決めたい」。因縁の対戦で文句なしの一撃を叩き込み、V戦線に生き残る。
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