日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年5月6日金曜日

◆鹿島アントラーズつくばジュニアが全国小学生選抜サッカー大会初優勝! 高部JFCは堂々の準V(ゲキサカ)






[5.5 JA全農杯決勝 高部JFC 0-2 鹿島つくばジュニア 日産ス]

 JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会(チビリンピック2022)は5日、日産スタジアムで決勝を行った。高部JFC(静岡県/東海2)と鹿島アントラーズつくばジュニア(茨城県/関東1)が日本一をかけて激突。鹿島つくばジュニアが2-0で勝利をおさめ、初優勝を果たした。

 同大会は北海道から九州まで9地区で予選を戦い、勝ち抜いた16チームで全国大会を開催。毎年、こどもの日の5月5日を最終日とし、3日間で行われる。決勝トーナメントには予選リーグ上位2チームが進出。決勝戦は8人制の36分(12分×3ピリオド)に加え、同点の場合は延長戦、それでも勝敗がつかない場合にはPK戦で勝者を決める。

 勢いのある攻撃で準決勝・横浜F・マリノスプライマリー(神奈川県/関東2)戦を2-1で勝利した高部JFCと、PK戦の末、柏レイソルU-12(千葉県/関東3)を下して決勝に駒を進めた鹿島つくばジュニアの一戦。どちらが勝っても初優勝の戦いは、第一ピリオド3分、鹿島つくばジュニアGKシュルツ建斗のゴールキックからFW創茂呂が裏に抜け出してシュートを放ったが、枠を捉えることができない。

 その後、高部JFCが立て続けに攻め込むも、鹿島つくばジュニアはシュルツを中心に守備陣が奮起。体を張ってゴールを死守する。高部JFCはFW栗田虎空にボールを集めてゴールを目指すも、無得点のまま第二ピリオドを迎えた。

 第二ピリオドにMF土井空芽を投入した鹿島つくばジュニアは、同選手をターゲットにロングボールを有効活用。それでも、DF大内慈榮を真ん中に置く高部JFCのDFラインとGK工藤大海が上手く対応し、先制を許さない。

 それでも、第二ピリオド9分に鹿島つくばジュニアが先にスコアを動かした。土井が左サイドでボールを受けると、そこからドリブル開始。一気に2人を置き去りにすると、右へ右へボールを運び、相手の対応を外す。最後は右足を振り抜き、ゴール左サイドネットに突き刺した。

 1点ビハインドで第三ピリオドで迎えた高部JFCは、2分に栗田が左サイドからドリブルで切り込むも、シュルツが立ちはだかり、ゴールを奪えない。それでも、高部JFCはGK瀧寧人が好セーブを連発し、攻撃陣の反撃を待つ。

 しかし、この試合1ゴールの鹿島つくばジュニア・土井が再びネットを揺らした。第三ピリオド終盤、左サイドのコーナーキックをMF酒寄航士朗が蹴り込むと、そのボールに土井がヘディング弾。2-0で高部JFCを下し、初優勝を果たした。高部JFCは2度目の出場で初の決勝進出。堂々の準優勝で大会を後にした。

(取材・文 成田敏彬)






◆鹿島アントラーズつくばジュニアが全国小学生選抜サッカー大会初優勝! 高部JFCは堂々の準V(ゲキサカ)





◆「『僕のチーム』になるくらいが理想」…常勝軍団復活のカギを握る“新司令塔”樋口雄太(サッカーキング)






 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)組が日本離れている間、王者・川崎フロンターレをかわしてJ1首位に浮上したのが、常勝軍団復活を期す鹿島アントラーズだ。

「僕らはあくまでチャレンジャー。首位という感覚もない。目の前の一戦に勝つ、前回出た課題を修正して表現することの連続です」とエースFW上田綺世も気を引き締めて、大型連休中の連戦に挑んでいる。

 4月29日のセレッソ大阪戦を3-0で圧勝し、ホームで迎えた5月3日のジュビロ磐田戦。今季J1復帰組ながらも遠藤保仁ら百戦錬磨の面々が揃うチームに対し、鹿島は確実に勝ち点3を挙げなければならなかった。

 チーム全体が士気を高める中、中盤を着実に統率したのが、今季サガン鳥栖から加入した樋口雄太だ。開幕からリーグ11戦連続スタメンと、ダイナモ的な役割を遺憾なく発揮している。

 この日も序盤から幅広い範囲を動き回り、攻守両面に絡む姿が光った。リスタートのチャンスもたびたび巡ってきて、精度の高いキックで相手守備陣に脅威を与える。最たるものが前半29分の先制点の場面だった。背番号14の右CKがゴール前の絶妙な位置に飛び、ヘッドで合わせたのがアルトゥール・カイキ。樋口にとって新天地でのリーグ戦初アシストとなった。

「やっぱり中でターゲットになる選手が多い分、いいボールを蹴れば合わせてくれるという信頼がある。2トップにしてもカイキにしても、ちょっとズレても合わせられる選手ばかり。それもあって自信を持って蹴れているのが一番大きいと思います」と本人も胸を張る。鳥栖時代にエースナンバー10を背負った男らしい高度な技術が凝縮されたプレーだった。

 さらに樋口は攻撃姿勢を前面に押し出す。直後の34分にはペナルティエリア外からミドルシュートを打ちに行き、直後には上田の2点目につながる起点の縦パスを入れる。これで前半を2-0で折り返すことに成功した。

 後半は前線の2枚替えに打って出た磐田にやや押し込まれ、1点を返される。苦しい展開を強いられたものの、樋口は冷静に戦況を見極め、守備陣と意思疎通を密にする。耐えるべき時間帯をじっと耐え、上田の3点目という最高の展開に持ち込んだのだ。

「相手も勢いを持ってきた中で、綺世がああやって3点目を決めてくれることでチームもまた波に乗って行けた。本当に助かりました」と話す背番号14は、リーグ2連勝で首位固めができたことに安堵感をにじませた。

 今季の鹿島ボランチ陣は三竿健斗、ディエゴ・ピトゥカという昨季から軸を担う面々がいたため、樋口の起用法は1つの注目点だった。が、ふたを開けてみれば2人を押しのけ、絶対的中心と位置づけられた。

 当初はピトゥカと組むことが多かったが、その助っ人MFが4月2日の清水エスパルス戦でトラブルを起こし、公式戦6試合出場停止となった。そこでレネ・ヴァイラー監督は和泉竜司をボランチにコンバート。「風間(八宏)さんの時の名古屋で少しやったことがある」とは言うものの、ほとんど経験のない11番をサポートすべく、樋口は獅子奮迅の働きを見せた。

「お互いの特徴を生かしながらやることを考えて、試行錯誤を繰り返しています。中盤が流動的に動くことで、相手も絞りにくくなると思いますし、それが一番いい選択になる。やっぱり鹿島でプレーすることには重みがありますし、その責任感が今はいい方向に出ているのかなと思っています」と中盤の司令塔は日に日に存在感を高めている。

「ボランチはチームの中心ですし、本当に大げさに言えば『僕のチーム』になるくらいが理想ですね。点を取ること、決定的なチャンスを作ることもそう。特別なモデルはいないですけど、自分らしく特徴を毎試合生かしていければいいなと思っています」

 貪欲に高みを目指す25歳のMFは「日本代表を目指している」と公言する。そういう意味で今回、日本歴代最多キャップ数を誇る遠藤との対戦は学びが多かったようだ。

「ボールを持っている時の目線の作り方とか、見ているところがすごく嫌らしいので。自分はまだまだですけど、ちょっとずつ真似できたらいいと思います」

 偉大な先人の巧みな戦術眼を取り入れようとモチベーションを高めた樋口。振り返ってみれば、その遠藤も代表で不動のレギュラーになれたのは、今月1日に逝去したイビチャ・オシム監督時代の26歳の時だった。中村憲剛も初代表が25歳。遅咲きの樋口にも大いにチャンスはあるのだ。

 FIFAワールドカップカタール2022が半年後に迫っているため、ブラジル戦などを行う6月の4連戦は既存メンバー中心で戦うことになるだろうが、国内組で挑むと見られる7月のEAFF E-1選手権は大きなチャンス。彼はその筆頭候補だ。2017年12月のE-1でデビューし、4年半が経過した今、代表のエース級に上り詰めた伊東純也の例もある。樋口にとってはここからが本当の勝負と言っても過言ではない。

 まずは鹿島で中盤を確実にコントロールし、悲願のJ1タイトルの立役者となり、常勝軍団に相応しい男になること。そこから全てが始まる。

 今が旬の男・樋口雄太の一挙手一投足はまさに必見だ。

取材・文=元川悦子





◆「『僕のチーム』になるくらいが理想」…常勝軍団復活のカギを握る“新司令塔”樋口雄太(サッカーキング)





◆夏日予想も鹿島ヴァイラー監督は涼しい顔「夏の前哨戦と考えれば」7日にアウェー広島戦(スポニチ)






 中3日、夏日のアウェーも問題ない。首位を走る鹿島のヴァイラー監督が5日、オンラインで取材に応じ、夏日も予想さる広島戦(7日)に向け「夏の前哨戦と考えれば良いかな。30度以上だと多少影響は出てくるだろうけど、22~25度くらいはそんなに問題ない」と涼しい顔で答えた。
 アウェーで対戦する広島については「非常に強いチーム」と印象を語った。「拮抗した試合になると思うが、自分たちとしてはやるべきことをやり続けて、エキサイティングな試合を表現したい」と首位キープを誓っていた。






◆夏日予想も鹿島ヴァイラー監督は涼しい顔「夏の前哨戦と考えれば」7日にアウェー広島戦(スポニチ)


◆【鹿島】バイラー監督「非常に強いチーム」広島警戒も方針は変えず、トライする姿勢を重視(ニッカン)






リーグ首位に立つ鹿島アントラーズのレネ・バイラー監督(48)が5日、7日のアウェーでのサンフレッチェ広島戦に向け、オンライン取材に応じた。

ドイツ人指揮官のスキッベ監督が率いる広島を「非常に強いチーム」と警戒。広島は前節、柏レイソルに逆転負けを喫したが、その前は5戦不敗だったことを挙げ「個人の強さの特長がある。拮抗(きっこう)した厳しい試合になる」と話した。

バイラー監督は日々の練習でも、相手に合わせるサッカーではなく、あくまでも、選手個々の能力の向上を掲げる。ゴールや得点の確率を上げるべく、前へトライする姿勢を重視し、練習も判断力のスピードを上げる目的のメニューが取り入れられている。指揮官は「トライにはミスがあるが、僕はそのミスにはあまり言わない。トライしないことの方が厳しい評価になる」と話す。

広島戦は午後2時のキックオフ。相手の前線には強力なアタッカーがおり、暑さも加わる中での厳しい戦いになるが、指揮官は「我々は自分たちのやるべき事をやり続けることが大事。その安定感を追究しないといけない」とぶれなかった。

1戦ずつ白星を重ね、各選手が成功体験を積み重ねている鹿島は、6年ぶりの国内タイトルへ、日々、進化している。【岩田千代巳】






◆【鹿島】バイラー監督「非常に強いチーム」広島警戒も方針は変えず、トライする姿勢を重視(ニッカン)





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