日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年10月31日土曜日

◆J1鹿島が興味示すブラジル人MF、名門移籍を望んで母国残留か。現地メディア報じる(フットボールチャンネル)


http://www.footballchannel.jp/2015/10/30/post117113/

J1鹿島が興味示すブラジル人MF、名門移籍を望んで母国残留か。現地メディア報じる
ポンチ・プレッタのブラジル人MFフェルナンド・ボブ【写真:Getty Images】


 J1の鹿島アントラーズが興味を示す新外国人選手は、どうやら母国に留まることを望んでいるのかもしれない。

 ブラジルメディア『FUTEBOL INTERIOR』によれば、鹿島はポンチ・プレッタに所属するMFフェルナンド・ボブの獲得に関心を寄せているとされている。

 しかし、今年限りで契約が満了となるF・ボブにはブラジル屈指の名門コリンチャンスも興味を示しており、本人もJリーグよりコリンチャンス移籍を望んでいると同メディアは伝えている。

 27歳のF・ボブは、中盤で守備的な役割をこなす左利きのブラジル人選手。2007年にフルミネンセの下部組織からトップチームに昇格すると、ブラジル国内のクラブを転々と渡り歩いてきた。

 これまでは無名の選手であったが、2013年7月にポンチ・プレッタへ移籍してからは評価を上げており、ブラジル屈指の名門が興味を示すにまで至っている。

 鹿島はプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)のパソス・デ・フェレイラに所属するポルトガル人FWジョアン・シルバへの関心も伝えられるなど、新外国人選手の獲得に積極的な姿勢を見せている。

 数字上は2ndステージ優勝とCS出場圏内の年間3位の可能性を残す鹿島だが、24日の湘南ベルマーレ戦に敗れたことで大きく遠のいている。ACLと並行して戦った1stステージは8位と出遅れてしまった。

 ナビスコ杯では決勝に進出している鹿島だが、来季に向けて大きな改革を進めようとしているようだ。

【了】

◆鹿島・赤崎「FWがどれだけ仕事できるかが勝負」/ナビスコ杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151030/jle15103016430007-n1.html

前日練習に臨む鹿島・赤崎=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

 鹿島とG大阪が対戦するサッカー、ナビスコ杯の決勝(31日、午後1時開始)に向けた公式練習と前日会見が30日、試合会場の埼玉スタジアムで行われた。これまで輝かしい実績を残してきた鹿島だが、最近2シーズンは主要タイトルから遠ざかっている。主将の小笠原は「また数多くタイトルを取っていけるよう、いいきっかけにしたい」と勝利を渇望した。

 入団2年目で攻撃の柱に成長した赤崎にとっては初の大一番。ニューヒーロー賞に選ばれたストライカーは「楽しみ。FWがどれだけ仕事できるかが勝負を分ける」と引き締まった表情だった。(共同)

◆鹿島DF昌子、決勝前に「優勝してこそ鹿島」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1559699.html

 鹿島がナビスコ杯決勝(31日、午後1時5分)に向けて30日、試合会場の埼玉スタジアムで前日練習を行った。

 DF昌子源(22)は「2位も最下位も一緒。優勝してこそ鹿島だと思う。2位じゃ何も変わらない」ときっぱり。今季のリーグ戦ではG大阪に2戦2敗だが「大会も違うし、タイトルにかける思いが強い方が勝つ。そういう意味ではアントラーズは強い。決勝にも何回もいっているし、優勝も最多なので自信はある。Jリーグでの借りを返すという意味でも良い舞台を用意してもらった」と話した。

 3年ぶり6度目のタイトルに向けて「DFとしてとにかく失点しないことが大事。最近はチームの前半の入りが悪いので特に注意したい」と気を引き締めた。

◆ニューヒーロー&MVP同時受賞より「チームが勝つのが一番」…赤崎「全員で喜びたい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175178-175178-fl



 ニューヒーロー賞を獲得した鹿島アントラーズのFW赤崎秀平が、“初タイトル”獲得へ向け、静かに闘志を燃やした。

 ニューヒーロー賞は大会開幕時に23歳以下の選手を対象とした賞で、報道関係者の投票をもとに、Jリーグチェアマンを含む選考委員会を経て選出される。今季の鹿島はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦したため、ナビスコ杯は決勝トーナメントからの登場となったが、赤崎は準々決勝、準決勝の全4試合に出場。2ゴール1アシストを記録し、存在感を発揮した。

 決勝戦の活躍次第では、過去に3人(田中達也、安田理大、米本拓司)が記録しているMVPとのW受賞にも注目が集まる。ただ本人は、個人賞の獲得を喜ぶも、「チームが勝つのが一番。MVPは誰でもいい」。14年に加入後、初のタイトル戦に臨むとあって、「まずは明日しっかり勝って、全員で喜びたい」と力を込めた。

 FW陣の活躍がポイントになることも自覚している。そして「出来ることはやってきた」と自信も見せる。「チームのスカウティングをしっかりやっている。相手のストロングポイントもウイークポイントも分かっているので、そこを突いていければいいなと思います」。

 筑波大から鳴り物入りで入団して2年目。前評判からすれば、やや出遅れた感は否めないが、それでも着実に成長の歩を進めている。「アントラーズは若い選手が多い。ここでタイトルが獲れれば、非常に大きな自信になる」。もう一段、上のステージに上がるべく、赤崎は史上4人目の快挙で弾みをつける。

(取材・文 児玉幸洋)

◆3年ぶりのタイトルへ…鹿島DF昌子「2位も最下位も一緒」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175181-175181-fl



 本職でのタイトル獲得へ、強い決意を口にした。ナビスコ杯決勝を翌日に控えた30日、鹿島アントラーズのDF昌子源は試合会場となる埼玉スタジアムでの公式練習を終え、「チーム全体も僕自身もリラックスして、いい雰囲気でやれている」と、程良い緊張感を表情に浮かべた。

 過去2年連続で無冠に終わっている鹿島にとって、12年のナビスコ杯以来、3シーズンぶりのタイトル獲得が懸かっている。3年前のナビスコ杯決勝では、当時プロ2年目の19歳だった昌子も先発出場。しかし、そのポジションは本職のセンターバックではなく、左サイドバックだった。

 当時のジョルジーニョ監督に与えられた“ミッション”は対戦相手の清水FW大前元紀をマンツーマンでマークすること。「(大前が)水を飲みに行ったら一緒に付いていけ。なんだったら同じ水を飲んでもいい」という“スッポンマーク”を指示された。その指示を忠実にこなした昌子は後半38分に足をつって交代。チームのタイトル獲得に貢献したが、優勝の瞬間、ピッチに立っていることはできなかった。

 あれから3年。日本代表にも招集され、チームの主軸へと成長したが、その間、クラブとしてはタイトルから遠ざかってきた。「OBの方には『2位も最下位も一緒』と言われた。優勝してこそ鹿島。2位じゃ何も変わらない」。3シーズンぶり17個目のタイトル獲得へ並々ならぬ意欲を見せる昌子は「タイトルに懸ける思いが強いチームが勝つと思う」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

◆「縁のある大会」3年前のMVP・柴崎岳が遠藤に対抗心(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?175192-175192-fl



 タイトル獲得に自信を見せた。鹿島アントラーズのMF柴崎岳は30日、ナビスコ杯決勝前日記者会見に出席。「明日の決勝では最高のパフォーマンスを出せると思うし、ファン・サポーターのみなさんにはいい試合が見せられることを約束できると思う」と語った。

「個人的にもチームとしても、縁のある大会だと思っている」。柴崎はナビスコ杯への思いを打ち明ける。ルーキーイヤーの11年にナビスコ杯を制覇し、自身初のタイトルを獲得。翌12年の決勝では2ゴールを決める活躍でチームを連覇に導き、MVPにも輝いた。

 あれから3年。チームは過去2シーズン連続で無冠に終わり、3年前のナビスコ杯を最後にタイトルから遠ざかっている。「ここ数年、世代交代が進む中でタイトルを獲れていない。優勝を経験したことのない選手が大半だと思うし、タイトルを獲ることでそういう選手が自信を持つことになると思う」と、明日の決勝が持つ意味を口にした。

「しっかり決勝で勝って、タイトルを持ち帰れるようにやっていきたい」。優勝への決意を語る柴崎は、隣に座るG大阪MF遠藤保仁を意識してか、「(G大阪の)長谷川監督から『局面の勝負』という話があったように、マッチアップの見どころがある。(G大阪は)中盤の構成力が優れているし、同じポジションである僕としては、そこの勝負で負けたくないという思いがある」と、対抗心を燃やしていた。

(取材・文 西山紘平)

◆【THE REAL】宇佐美貴史と昌子源…ナビスコカップ決勝の大舞台でまじわる、宿命に導かれた直接対決(CYCLE)


http://cyclestyle.net/article/2015/10/30/29297.html



大会最多の6度目の戴冠か。あるいは、史上4チーム目の大会連覇か。鹿島アントラーズとガンバ大阪が対峙するナビスコカップ決勝は10月31日午後1時5分、埼玉スタジアムでキックオフを迎える。

東西の横綱に位置づけられる両雄が決勝の舞台で顔を合わせるのは、23回目にして初めてとなる。そして、運命に導かれたかのように、1992年生まれのふたりがチームをけん引する立場で火花を散らす。

■ガンバのジュニアユースが最初の舞台

アントラーズの最終ラインを束ねる昌子源と、ガンバの攻撃陣の中心に君臨する宇佐美貴史が初めてお互いを認識したのは2005年の春。関西エリアの優秀な子どもたちが集う、ガンバのジュニアユースが舞台だった。





ポジションはともにフォワード。地元のフレスカ神戸でプレーしていた小学生時代から、京都にとんでもない怪童がいると昌子は噂に聞いていた。

実際にそのプレーを目の当たりすると、長岡京SSからやってきた宇佐美が別次元にいるように映った。

「一生かなわんと思った」

多感な年ごろに味わわされた衝撃と挫折はやがて、サッカーに対する情熱を失わせる一因をなす。ひざのケガも相まって2年次で練習を休みがちになった昌子は、3年次になるとチームを退団してしまう。

宇佐美はそのとき、飛び級でガンバのユースへ昇格。高校生のなかで堂々とレギュラーを獲得していた。悶々とした時間をすごしていた昌子にあるとき、サッカーの指導者を務める父親の力さんが声をかける。

「米子北という高校があるんだけど、行ってみるか」

指導者のつながりで親交のあった、米子北高校の中村真吾コーチから昌子の進路を心配されていたこともあり、力さんはサッカー人生をリセットする意味も込めて息子に県外の高校をすすめた。

サッカーはしないぞと意地を張っていた昌子だったが、母親とともに見学に訪れた先でターニングポイントが訪れる。中村コーチから「ボールを蹴ってみないか」と誘われたときに、両親が荷物のなかにそっとしのばせていたスパイクと練習着が役に立った。

心に巣食っていたわだかまりが消えるとともに、サッカーへの情熱が再び芽生えてくる。越境入学した鳥取の地で再開させたサッカー人生はしかし、2年生に進級する直前の2009年春に2度目のターニングポイントを迎える。



国体鳥取県選抜の一員として、ガイナーレ鳥取と練習試合に臨んだ後半。センターバックにケガ人が出たことで、県選抜の監督を務める中村コーチの指示を受けた昌子はそれまでのフォワードから急きょ初体験のポジションに回った。

当時のガイナーレには、コン・ハメドというコートジボワール人のフォワードが在籍していた。無我夢中の思いもあったのだろう。168cm、75kgと小柄ながら圧倒的なパワーとスピードをあわせもつ5歳年上のハメドと、昌子は壮絶な1対1を展開する。

■仕方なく受け入れたコンバート

一夜明けて、昌子はセンターバックへの転向を中村コーチから命じられる。文字通りの青天の霹靂。城市徳之監督にかけあっても状況は変わらない。

「本当に嫌だった。フォワードをやらせてほしいとずっと思っていた」

宇佐美が高校2年生にしてトップチームへの昇格を果たし、「ガンバユースの最高傑作」として眩いスポットライトを浴びていた時期。嫌々ながら受け入れたコンバートがプロへの扉を開いてくれるとは、当時の昌子にとっては夢にも思わなかったはずだ。


3年生になるとU‐19日本代表候補にも名前を連ねるなど、センターバックとしての潜在能力を一気に解き放っていった昌子は2011年春、名門アントラーズの眼鏡にかなって入団を果たす。同期には「鹿島の心臓」と昌子が畏敬の念を抱く、ボランチの柴崎岳がいた。

プロとして同じ土俵に立てたのもつかの間、すでにガンバで主軸を担っていた宇佐美は稀有な才能を見込まれ、2011年7月にブンデスリーガの名門バイエルン・ミュンヘンへ期限付き移籍する。ピッチ上で邂逅を果たすまでには、さらに3年余りの時間を要さなければならなかった。

「日本へ戻るのならば、ガンバしか考えていなかった」

ガンバ愛を貫きながらJ2のピッチから捲土重来を期し、2013年シーズンの後半戦だけで出場試合数を上回る19ゴールをマーク。復帰したJ1の舞台でも、その攻撃センスは異彩を放っていた。

果たして、初めての直接対決は宇佐美に軍配が上がる。ガンバは重量級フォワードのパトリックに、徹底して昌子の背後を狙わせる。後半26分のパトリックの同点弾をアシストしたのは宇佐美だった。

後半アディショナルタイムの劇的なゴールでの逆転勝利に狂喜乱舞したガンバおよび宇佐美とは対照的に、昌子はこの試合で右太ももを負傷。ハビエル・アギーレ前監督のもとで初めて招集された、日本代表を辞退する無念さも味わわされている。

「自分のポジションを探しながら、代表にも入っていけるようになったのはすごいこと」



招集待望論がわきあがりながらアギーレジャパンから声がかからなかった宇佐美は、昌子へ敬意を表しながら、アントラーズ戦前には対抗心を隠さなかった。

「試合では(源を)100%抜いたるわ」

順調にケガから回復した昌子は11月の国際親善試合、そして年明けの1月にオーストラリアで開催されたアジアカップでも日本代表の一員として名前を連ね続ける。

■プラチナ世代のふたり

3月に発足したハリルジャパンにも招集され、念願の初キャップを獲得した3月31日のウズベキスタン代表との国際親善試合。味の素スタジアムのピッチで、日本代表デビューを果たして2戦目の宇佐美の背中に昌子はデジャブを覚える。

後半38分。途中出場していた宇佐美がこぼれ球を拾い、ドリブルの体勢に入った瞬間に、後方のセンターバックの位置から戦況を見つめていた昌子はゴールを確信している。

「ドリブルを見ただけで、決まったと思いました。ゴールがほしいときに取ってくれる。相変わらず天才やと思いましたよね。味方になると、こうも頼もしいんだなと」

ゴール前の密集地帯を強引かつ鮮やかにすり抜け、渾身の思いを込めて振り抜いた右足から放たれたスーパーゴールがネットを揺らす。真っ先に祝福へ駆けつけたのは柴崎。そして、昌子も自分のゴールように笑顔を弾ませていた。

宇佐美と昌子が生まれた1992年は「プラチナ世代」と呼ばれる。このとき、ふたりは同じ思いを共有したはずだ。

「Jでも代表でも、自分らの世代がやっていかなあかん」

過去2シーズン、まさかの無冠に終わっているアントラーズは他のJクラブの追随を許さない通算17個目のタイトル奪取を名門復活への狼煙としたいと腕をぶす。



今年7月にはトニーニョ・セレーゾ前監督が解任される事態にも直面した。コーチから就任した石井正忠新監督のもとでいきなり6連勝を達成する。

「強い鹿島の伝統が戻ってきたのでは」

メディアからの問いかけに、昌子は首を横に振りながら決意を新たにしている。

「強い鹿島というのは僕たちの大先輩、レジェンドの方々が築いた時代。僕たちは何も成し得ていないし、言うたら強い鹿島を壊してしまったのは僕たちとなる。常勝軍団とも呼ばれなくってきていますし、せっかく先輩方が築いてくれた鹿島という伝統あるクラブを、僕たちが復活させなければ意味がない」

実は9月12日のセカンドステージ第10節でアントラーズの7連勝を阻止したのがガンバであり、前半29分、39分と連続ゴールを叩き込んだ宇佐美だった。

ケガで欠場を余儀なくされていた昌子は「乗せたら厄介な選手。受けに回らずにいきたい」と期する思いを心中に募らせている。



対するガンバは、ナビスコカップ制覇で右肩あがりの成長曲線と勢いをさらに加速させて、J1、そして天皇杯との三冠を独占した昨シーズンの再現を期す。

宿敵アントラーズをくだせば通算8個目のタイトルとなって歴代単独2位に浮上する。連覇は過去にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、ジェフ千葉、そしてアントラーズしか達成していない。

大相撲の番付けにたとえれば、東の横綱アントラーズに対抗しうる西の横綱として、サッカー専用の新スタジアムとともに臨む来シーズン以降の新時代を迎えることができる。

両チームの未来をも託された激闘必至の一発勝負。ライバルチームの攻守の主力として、そして日の丸を背負って戦っていく盟友として。覇権の行方は常に切磋琢磨する万感の思いを秘め、武者震いを覚えながらピッチの上で必ずまじわるふたりの直接対決が握っている。《藤江直人》バイエルン・ミュンヘン所属時の宇佐美貴史


迎えた2014年10月5日。カシマスタジアムで行われたJ1の第27節で、ふたりは敵味方にわかれて初めて対峙する。柴崎とともに世代交代へのキーマンとなった昌子は、アントラーズの最終ラインを支えてきた歴代のセンターバック、秋田豊と岩政大樹が背負ってきた「3」番を託されていた。

「サイズからプレースタイルから当時とまるで違う。(昌子)源があんなふうになっていくなんて、当時は誰も想像していなかったと思うんですよね」

こう語っていた宇佐美はバイエルンからホッフェンハイムへ再び期限付き移籍するも、満足できる結果を残せずにガンバへ復帰していた。

◆鹿島小笠原、“同級生対決”にも自然体(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2015/10/30/0008526097.shtml

「ナビスコ杯・決勝、鹿島-G大阪」(31日、埼玉スタジアム2002)

 大会最多6度目の優勝を狙う鹿島と2大会連続3度目の優勝を目指すG大阪が30日、試合会場で前日練習と記者会見を行った。

 鹿島の元日本代表MF小笠原満(36)は、G大阪・MF遠藤との“同級生対決”にも自然体だ。かつては同じ日の丸を背負ったベテラン同士。両者の円熟した試合さばきにも注目が集まるが「サッカーは1対1ではなく、11対11でチーム戦」と冷静沈着。「チーム一丸でしっかり勝てるようにしたい」と静かに語った。

◆鹿島・曽ケ端 クラブ通算17冠目のナビスコ杯Vに意欲(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2015102902000147.html

 ベテラン守護神・曽ケ端準(36)が2012年以来のナビスコ杯制覇に意欲を見せた。鹿島は28日、クラブハウスで紅白戦などで31日の決戦に備えたが「相手は前線の質が高いし、お互いに決勝には慣れているから、いい試合になると思う」とG大阪を警戒しつつ、決勝戦を心待ちにしているようだった。
 今季の曽ケ端はJ1開幕・清水戦で出場機会がなく、2007年から続けてきた連続試合出場が244試合でストップ。チームも7月にトニーニョ・セレーゾ前監督が解任と激動に揺れた1年だった。「決勝は簡単に行けるところではないし、(優勝は)1回したからいいというものでもない。目の前にチャンスがあるなら、全員でものにしたい」と、鹿島の通算17冠目で今季を笑って振り返られる1年にするつもりだ。(相原俊之)

◆新・黄金時代へのマイルストーンとできるか…鹿島が果敢にナビスコ制覇を狙う(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151030/365184.html


ナビスコ杯決勝の会見に臨んだ鹿島MF柴崎岳(左)とMF遠藤保仁(右)


 翌日にヤマザキナビスコカップ決勝を控えた鹿島アントラーズとガンバ大阪が30日、試合会場となる埼玉スタジアム2002で前日練習を実施。ここまでJリーグ史上最多となる国内16冠を達成し、同大会でも最多5度の優勝を誇る鹿島の石井正忠監督は、「歴史のある大会の決勝に臨めることをうれしい。前日練習で埼玉スタジアムのピッチに立って、大勢のファンの前で最高の舞台で戦えることを思うと、少しずつ緊張感が増してきた。攻守にバランスの取れたG大阪に対して、受けずに臨みたい」とアグレッシブな姿勢で向かうことを明らかにした。

 今季半ばに指揮官に就任した石井監督にとって、タイトルを懸けた大一番は初めて。記者会見では少し緊張した面持ちだったようにも見受けられたが、就任後にしっかりとチームを立て直し、セカンドステージで優勝争いをするまでに引き上げた手腕は確かなもの。球際の強さや素早い攻守の切り替え、一丸となって戦うスタイルを徹底し、チームに“鹿島らしさ”を取り戻させた。かつて黄金時代の守備陣を支えた指揮官だからこそ、歴史と伝統の重みを実感しているのだろう。壇上では「5度も優勝しているヤマザキナビスコカップは、チームにとっても非常に重要な大会。選手が入れ替わる中で積み重ねてきた重みがある。6つ目のタイトルを取ることが必要。このメンバーで戦った成果になるし、選手たちの自信にもなる。今年はすでに天皇杯を逃してしまっているので、ここで勝って今までやってきたことの成果を出して、リーグ戦残り2試合に弾みをつけたい」と意気込みを語った。

 現在、鹿島はセカンドステージは首位のサンフレッチェ広島と勝ち点3差の2位。年間順位でのチャンピオンシップ出場の可能性が絶たれていることもあり、何としてもステージ優勝を成し遂げ、年間王者への道を切り拓きたいところ。昨季のG大阪がそうだったように、ヤマザキナビスコカップ制覇をきっかけにワンランク上のステージに駆け上がりたいと考えているはずだ。クラブとしては2011年、2012年にヤマザキナビスコカップを連覇して以降、3シーズンにわたってタイトルから遠ざかっており、“常勝軍団”と称される鹿島としては不本意な状況が続いている。

 同じく記者会見に出席した柴崎岳は、「鹿島は世代交代を進めている中で、タイトルをなかなか取れない状況にあった。今は大半の選手が優勝を経験していない。タイトルを取ることで、そういった選手が自信を持てる大会になる」と話しており、多くのタイトルを獲得してきた鹿島にとって、この決勝が新しい一歩を踏み出すための重要な一戦となる。もちろん石井監督にとっては指揮官として初のタイトル。これから“新時代”を築き上げていくために、このファイナルを制することができるかが大きなターニングポイントになるのは間違いない。「自分たちの力を出し切れれば勝てる」と断言した石井監督。果たして伝統を知る指揮官に率いられた“新生アントラーズ”は、このファイナルを新たな黄金時代に向けたマイルストーンとできるのか。

 鹿島とG大阪が激突するヤマザキナビスコカップ決勝は、31日(土)13時05分キックオフ予定。試合は全国フジテレビ系列にて生中継される。

文=青山知雄

◆ナビスコ杯決勝前日会見…鹿島・柴崎、G大阪・遠藤がともに必勝宣言!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20151030/jle15103014120002-n1.html

会見で記念撮影に臨む鹿島・石井監督、柴崎、G大阪・遠藤、長谷川監督(左から)=埼玉スタジアム(撮影・山田喜貴)

 鹿島とG大阪が対戦するサッカー、ナビスコ杯の決勝(31日、午後1時開始)に向けた公式練習と前日会見が30日、試合会場の埼玉スタジアムで行われた。

 会見に出席した鹿島の日本代表MF柴崎は「いい準備ができました。サポーターにいいゲームをお見せできると約束します」と3年ぶり6度目のタイトルへ自信をのぞかせた。

 一方で2年連続3度目の優勝を狙うG大阪のMF遠藤も「鹿島と決勝で戦えるのは光栄。でも、勝たないと楽しくないので全力を尽くして(優勝)カップを大阪に持って帰りたい」と勝利を宣言した。

 勝敗を分けるポイントについて柴崎は「ピッチの各所でのマッチアップは見どころだと思う。僕自身も中盤の勝負で負けたくない」と闘志を燃やした。これに対して遠藤は「GKの手が届かないところにシュートを打つ。あ、ゴールの枠内ですよ。これがポイントです」と悠長な口調で語り、リラックスムードを漂わせていた

鹿島・石井監督
「歴史ある大会の決勝に臨めるのはうれしい。G大阪は攻守にバランスの取れた強いチームだが、受けに回らず攻撃的にいきたい。1週間いいトレーニングができたので、その力を発揮できれば勝てる」

G大阪・長谷川監督
「鹿島は伝統があり、力のあるチーム。一瞬でも気が緩むと失点する。自分たちのサッカーを1分、1秒でも長くできたチームが勝つのでは。連覇できるように頑張りたい」

◆鹿島6度目Vへ G大阪は連覇狙う ナビスコ杯決勝(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1559577.html

鹿島6度目Vへ G大阪は連覇狙う ナビスコ杯決勝

 鹿島とG大阪が対戦する、ナビスコ杯の決勝(31日、午後1時5分開始)に向けた公式練習と前日会見が30日、試合会場の埼玉スタジアムで行われた。会見には鹿島の石井正忠監督(48)と日本代表MF柴崎岳(23)、G大阪の長谷川健太監督(50)、MF遠藤保仁(35)が出席した。

 3年ぶり6度目のタイトルを狙う鹿島の石井監督は「1週間いいトレーニングが出来たので、その力を十分に発揮できれば勝てると思う。攻撃的に行きたい」と話した。柴崎は「G大阪は中盤の構成力が優れているので、僕としてはそこの勝負で負けたくない」と闘志を燃やした。

 一方、連覇を狙うG大阪の長谷川監督は「自分たちのサッカーを1分1秒でも多く出来たチームが勝つ」と意気込み、遠藤は「勝たないと楽しくないので、全力を尽くして2連覇をして、カップを大阪に持って帰りたい」と話した。

◆史上初2年連続の三冠達成へ…G大阪がナビスコ連覇で偉業へ弾みをつけるか(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/ync/20151030/365183.html


ナビスコ杯決勝の会見に臨んだG大阪の遠藤(右から2人目)と長谷川監督(右)


 翌日にヤマザキナビスコカップ決勝を控えた鹿島アントラーズとガンバ大阪が30日、試合会場となる埼玉スタジアム2002で前日練習を実施。前年に同大会優勝をきっかけにリーグ戦、天皇杯という国内タイトルを総ナメにしたG大阪の長谷川健太監督は「今年も三冠のチャンスがある。まずは明日の試合でしっかり勝ちたい」と2年連続の三冠達成に意欲を見せた。

 今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)、スルガ銀行チャンピオンシップといった国際大会を含め、Jリーグで最もタイトなスケジュールを乗り越えてきたG大阪。残念ながらアジア制覇の夢は準決勝で途絶えてしまったが、今季もここまで国内3大タイトル制覇の可能性を残している。特に日本代表に多くの選手を送り出す中で決勝まで勝ち上がってきたヤマザキナビスコカップに関しては、指揮官も「今年もこの舞台に帰ってくることができて本当に幸せ。タイトな日程の中でいろいろな選手が出ましたが、チームの力を結集してここまで勝ち上がってきた。本当に選手を称えたい」と開口一番にコメント。決勝のピッチに立てる喜びを口にしながら、選手の奮闘を称賛した。

「三冠王者」というフレーズがついて回るG大阪だが、長谷川監督にとって前年のヤマザキナビスコカップが指揮官として初のタイトル。昨年はG大阪育ちの宇佐美貴史が優勝目前で感極まって涙を流したことが話題を呼んだが、監督にとっても記念すべき初タイトルだった。これで勢いに乗ったチームはリーグ戦で勝ち点を積み上げ、浦和レッズを大逆転の末に追い抜いてJ1王者に輝くと、そのまま天皇杯も制して三冠を達成した。チームとしても監督にとっても非常に験のいい大会と言える。

 この経験が大きな糧になっているのだろう。昨季の決勝前は「ガチガチだった」と振り返った一方で、「今もマジメに受け答えをしているんですが、時々『ボケようかな』と思っている自分もいる。大阪3年目にしてちょっとやばい傾向にあるかも」と会見場を笑いで包む余裕も見られた。

 今季のリーグ戦でファーストステージ、セカンドステージとも鹿島に敗れており、「スキのないチーム。一瞬でも気を許せば失点してしまう」と気を引き締めながら、「ポイントを一つに絞るのは難しいが、それぞれのポジションで拮抗した戦いが繰り広げられると思うので、局面での戦いでも勝たなければいけない。自分たちのサッカーを1分、1秒でも多くできたチームが勝つ」と緊迫した展開を予想。その上で「鹿島とはいい試合になると思う。お互いの力を存分に出し合いながら、最後は連覇できるようにしたい」と意気込みを語った。

 J2をしっかりと勝ち抜き、そのまま三冠王者に輝いたG大阪のターニングポイントが、昨年のヤマザキナビスコカップ制覇だったのは間違いない。狙うは史上初となる2年連続の三冠制覇。年間3位でのチャンピオンシップ出場、そしてその先へ勢いをつけるために――。G大阪が偉業達成の第一歩として、ヤマザキナビスコカップ連覇を狙う。

 鹿島とG大阪が激突するヤマザキナビスコカップ決勝は、31日(土)13時05分キックオフ予定。試合は全国フジテレビ系列にて生中継される。

文=青山知雄

◆明日決勝のナビスコ杯、対戦成績では鹿島有利も…今季リーグ戦でG大阪に2敗(フットボールチャンネル)


http://www.footballchannel.jp/2015/10/30/post117073/

ナビスコカップ決勝、対戦成績では鹿島有利も…今季リーグ戦でG大阪に2敗

 ヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、2012年以来の優勝を目指す鹿島アントラーズと連覇を目指すガンバ大阪が対戦する。

 鹿島とG大阪は今大会、ACL出場によりグループステージは免除され、決勝トーナメントから参加していた。鹿島はFC東京、ヴィッセル神戸を破り決勝へ。G大阪は名古屋グランパス、アルビレックス新潟を破り決勝へ駒を進めている。

 両者は2007年にはヤマザキナビスコカップ準決勝で対決している。第一戦はG大阪が1-0で勝利し、迎えた第二戦は鹿島が3-2で勝利したものの、アウェイゴール差でG大阪が決勝に駒を進め、鹿島は準決勝で涙を飲んでいる。

 鹿島にとっては因縁深い相手となるが、対戦成績では29勝10分20敗と分があるものの、今季はG大阪にリーグ戦で2敗している。G大阪にとっては良い印象を持って戦いに挑むことになるかもしれない。

 しかし、一発勝負の決勝戦は何が起こるかわからない。昨季のヤマザキナビスコカップでは2点リードしたサンフレッチェ広島が、G大阪に逆転され優勝を逃している。果たして、今年の決勝戦ではどんなドラマが待っているのだろうか。

【了】

◆ナビスコ杯決勝・鹿島×G大阪のキーマンは?(朝日新聞デジタル)


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『2015Jリーグヤマザキナビスコカップ』決勝がいよいよ今週末に迫った。鹿島アントラーズが最多記録更新となる6度目の優勝を果たすのか、ガンバ大阪が2年連続3度目の戴冠を果たすのか。

「カップ戦とリーグ戦は別物」とサッカー界では言われているが、ここ2シーズン『ナビスコ杯』の結果が、顕著にリーグ戦へ影響を及ぼしている。昨年、G大阪がサンフレッチェ広島を3-2で下し、その後『J1リーグ戦』で浦和レッズを逆転し、さらに『天皇杯』制覇と三冠を獲得したのは記憶に新しいことだろう。2013年大会も、決勝で柏レイソルに敗れた浦和が、リーグ戦2位から失速し、6位でシーズンを終えている。

鹿島は『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ残り2試合で首位・広島を勝点3差で追う。G大阪は前節年間3位に躍り出たが、4位・FC東京が勝点1差で再逆転を目論む。鹿島はステージ優勝、G大阪は年間3位とターゲットは異なるが、『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ』進出への思いは同じである。

『ナビスコ杯』決勝に勝利すればこれ以上ない形で終盤戦に勢いが付く。だが、敗れれば、多大なダメージを負ってしまう危険性をはらんでいる。準優勝に終わった選手たちにファイナリストの充実感はない。準優勝は最後の敗者でしかないのだ。

もちろん、終盤戦を睨み、ファイナルの舞台に立つ選手はいないだろう。鹿島もG大阪も、優勝カップを頭上に掲げるために10月31日(土)・埼玉スタジアム2002のピッチに立つ。

自軍を勝利へ導くために鹿島・小笠原満男とG大阪・遠藤保仁がタクトを振るう。FW・金崎夢生、ニューヒーロー賞受賞の赤崎秀平、2列目の遠藤康、ボランチの柴崎岳ら鹿島攻撃陣がゴールを脅かせば、G大阪も1トップのパトリック、2列目の宇佐美貴史、倉田秋、阿部浩之がゴールチャンスへ向けて虎視眈々。さらにベテランGK・曽ヶ端準(鹿島)と日本代表GK・東口順昭(G大阪)がゴールに鍵をかける。

『J1リーグ』の直接対決を見ると鹿島が25勝8分17敗とリードし、ここ最近はG大阪が3連勝している。1stステージ第10節では鹿島が主導権を握るも、G大阪の守備ブロックを崩せず、逆に効果的に得点を奪われ2-0とされた。2ndステージ第10節では鹿島のミスをG大阪が逃さず、2-1となった。1stステージでは遠藤が2得点に絡み、2ndステージでは宇佐美が2ゴールを奪ったのだった。

『ナビスコ杯』決勝で勝ち鬨を上げるのは鹿島か、G大阪か。ファイナルのチケットは発売中。

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