日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年6月22日土曜日

◆鹿島、ユース所属の左利きSB佐藤海宏の来季トップ昇格を発表「恩返しができるように…」(サッカーキング)



佐藤海宏


 鹿島アントラーズは21日、ユースに所属するDF佐藤海宏が2025シーズンからトップチームに昇格することを発表した。

 2007年2月26日生まれで現在17歳の佐藤は、茨城県出身でジュニア年代から鹿島の下部組織に所属。現在は鹿島学園高校へ通いつつ、ユースチームの一員として活躍している。また、これまでU-15、U-16、U-17日本代表にも選出されている。



 クラブは佐藤の特徴について「精度の高いキックを武器とし、得点に絡むプレーが持ち味。試合終了までアップダウンを繰り返す豊富な運動量とキャプテンシーでチームを牽引する、左利きのサイドバック」と説明している。

 慣れ親しんだ地元のクラブでトップチーム昇格が決定した佐藤は、クラブ公式サイトを通じて次のように喜びを語った。

「来季からトップチームに昇格することになりました、鹿島アントラーズユースの佐藤海宏です。アントラーズという伝統のあるクラブで、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートできることをとても嬉しく思います」

「サッカーを始めてから今に至るまで、家族やアカデミースタッフの方々、友人、チームメートなどたくさんの人に支えられてきました。今まで関わっていただいたすべての方々への感謝の気持ちを忘れず、恩返しができるようにしていきたいと思います。そして何よりも、アントラーズの勝利に貢献できるよう、全力を尽くしていきます。応援よろしくお願いします」




◆鹿島、ユース所属の左利きSB佐藤海宏の来季トップ昇格を発表「恩返しができるように…」(サッカーキング)





◆【鹿島】ポポヴィッチ監督「チーム力、個の能力が 浦和に負けるとは思わない。チームの強さを示す試合にしたい」(サカノワ)






新潟戦を踏まえ、「相手の良さをどう消して、良さを出していくのか。そこを考えてトレーニングしてきた」。


[J1 19節]  浦和 – 鹿島/2024年6月22日19:00/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が6月21日、オンラインの記者会見に応じて、翌日にアウェーで行われる 浦和レッズとの一戦に向けて決意を示した。

 劣勢を強いられながらも1-1で引き分けた直近のアルビレックス新潟戦からの1週間、指揮官は「特にプレッシングのところで距離感やボールの奪いどころが良くなかったと思うので、トレーニングで共有し合いました」と取り組んできたポイントを挙げる。



「そこで判断が遅れてリアクションに回った場面もあり、攻守においてアクションを起こすことを確認しました。これまでは我々の良さを出せる試合のほうが多かったと思いますが、新潟戦は相手の良さを抑え自分たちの良さを出せませんでした。相手の良さをどう消して、良さを出していくのか。そこを考えてトレーニングしてきました」

 そして約5万人が来場すると見込まれる埼スタでの一戦、ポポヴィッチ監督は魅力ある試合を展開し、そして勝点3を獲得したいと意気込んだ。

「個の能力の高い選手が揃っています。日本人選手のレベルはもちろん、外国籍選手もプラスアルファを与えられる選手が揃っています。ベンチにも酒井(宏樹)、リンセンと能力のある選手が控え、選手層の厚さ、クオリティの高さを感じます。

 我々が相手に合わせるのではなく、自分たちの良さをしっかり出して、自分たちの土俵で戦うこと。そこが一番大切です。私たちのチーム力、個の能力が、 浦和に負けるとは思いません。我々がしっかりチームの強さを示す試合にしたいです。

  浦和はクラブとしても素晴らしく、サポーターの熱量も非常にあるチーム。総合力ではJ1の中でトップレベルのクラブだと捉えています。互いの良さをしっかりぶつけ合い、レベルの高い、面白いサッカーを見せられるように、そのような試合をしたいです。Jリーグから世界に発信できるような、クオリティの高い試合を見せたいです。選手にとっても、モチベーションにつながる一戦になると思います」

 そしてこの試合で前半19試合が終わる。ただし「目の前の試合に勝つことしか考えていません。まずそこが重要です。ヨーロッパではちょうどシーズン半分を終えるタイミングでウインターブレイクに入りますが、Jリーグは試合がすぐ来ます。目の前の試合にフォーカスする、そこは変わりません。勝点3の重さはどの試合も変わらないと思っています」と話す。

 そしてポポヴィッチ監督は改めて、「サポーターの皆さんは全ての試合を全力で応援し、サポートしてくれています。我々は同じく“この試合は……”ではなく、全ての試合、目の前の試合に全力を尽くす。そこは変わりありません」と、一戦必勝を強調していた。

◆【鹿島】ポポヴィッチ監督「チーム力、個の能力が 浦和に負けるとは思わない。チームの強さを示す試合にしたい」(サカノワ)





◆「敵とはいえ…」鈴木優磨がアルビレックス新潟に賛辞を送り、松橋力蔵監督が誤解を解く「あ、そうだったんですか」【コラム】(フットボールチャンネル)






 明治安田J1リーグ第18節、鹿島アントラーズ対アルビレックス新潟が16日に行われ、1-1の引き分けに終わった。試合後、新潟の松橋力蔵監督のもとに歩み寄った鹿島FW鈴木優磨は何を伝えたのか。両者の人間性や姿勢が垣間見えるやりとりの内容が明かされた。(取材・文:野本桂子)


主導権を握った前半。アルビレックス新潟らしい先制点


「選手たちと話す中で、昨季のリーグで選手たちが難しいと感じた、本当に強いと感じたというチームが鹿島アントラーズでした。




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その相手に対して、われわれはどこまでできるのか。僕はできると思っています。小手先勝負というよりは、しっかりと自分たちの力をぶつけていくことが、すごく大事だと思います」。J1第18節・鹿島戦の試合前日会見で、新潟の松橋力蔵監督は、そう意気込みを語り、敵地へ向かった。

 鹿島とは昨季リーグで2戦2敗。いずれも前半のうちに、クロスを起点に鈴木優磨と垣田裕暉に1点ずつ決められ、その後は相手の堅守を破れず、0-2で敗れている。

 だが今季は、新潟が主導権を握ることができた。24分、27分には相手の波状攻撃を受けたが、粘り強い守備でゴール前で耐えると、そこからは新潟が保持する時間に。すると43分、自陣でのパス回しで相手を引き付け、その背後にできたスペースを使って攻撃。中央から右、左と相手を揺さぶりながら前進すると、小見洋太が先制点を決める。これまで積み上げてきた、新潟らしい意図的なビルドアップから生まれたゴールだった。


「われわれ(鹿島)の唯一良かったところは…」アルビレックス新潟の成長


 悔やまれるのは後半の入りだ。敵陣に押し込んでいた中で相手スローインになると、素早いリスタートから一気に背後をとられてピンチに。最後は交代出場したばかりの藤井智也にミドルシュートを決められ1-1に追いつかれた。その後はオープンな展開に。前半のシュート本数は互いに5本ずつだったが、後半は新潟が8本で鹿島が3本。より多くのチャンスをつくったが精度を欠き、勝ち点1を分け合う形となった。

 試合後、鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督が「われわれの唯一良かったところはそこ(勝ち点1)。あとはすべて相手に内容でも上回られた」とコメントしたことからも、全体的には新潟が主導権を握り、ゲームをコントロールしていたといえる。新潟らしさをまったく出せなかった昨季対戦時と比較すると、チームとしての成長も感じられる内容だった。松橋監督は「いい時間帯が非常に長かったと思います。だからこそ、選手もみんな悔しいと思うんですよね。当然のように勝てるチームにしていかないといけない」と振り返った。

 首位・町田に3-1で快勝した前節に続き、2位・鹿島と力をぶつけ合う好勝負は見ごたえがあった。この試合終了後、松橋監督のもとには、鹿島の鈴木優磨が歩み寄ってきた。


「あ、そうだったんですか。すみません」鈴木優磨と松橋力蔵監督の会話


「彼から話しかけてきてくれたんです。単純に、僕らに対してすごく賛辞を送ってくれました。ああやって、他のチームのところへ来て、素直にゲームに対する自分の気持ちを言ってくれるのって、ちょっとうれしい気持ちになるんですよ。敵とはいえ」。松橋監督にとっては、思いがけないことだった。

 打ち解けたところで、些細な誤解も解いた。56分、鹿島陣内でボールを取り返そうとした奥村仁が、鈴木優磨をファウルで止めた場面のことだ。「僕は、仁に向かって『ファウルで止めるな』と言ったんです。敵陣でファウルして止めてしまうと、ほかの選手が次でボールを取れるチャンスを失ってしまうので」。それを自分に言われたと誤解した鈴木に、何か言い返されていた場面があった。「『あのとき、うちの選手に言ったんだけど、(鈴木に)怒られちゃったからさ』と。そうしたら『あ、そうだったんですか。すみません』って。そんな会話をしました」。

 そのあと、関川郁万も握手を求めにやってきた。松橋監督は千葉県立市原緑高校で、関川は流通経済大付属柏高校で、同じ本田裕一郎監督に師事したご縁から、あいさつに来てくれたという。

 また試合中、松橋監督が鈴木優磨に新潟のウォーターボトルを手渡していた場面は、SNSでも話題となっていた。このことについて別の記者に尋ねられると「別に彼だけじゃなくて、敵のチームでも渡します。非常に暑いですし、連戦ですし、きれいごとに聞こえるかもしれないですけど、彼らのパフォーマンスを引き出す上でも大事な水だと思うんですよね。(パフォーマンスを)落とさせるために水をあげないとか、そういうことは、僕自身はしたくない。逆にそういうことをするのは、自分たちを信じていないということにも繋がるのかなと」。

 さまざまな場面で、お互いサッカー人としてリスペクトし合う姿勢が垣間見えた一戦となった。

(取材・文:野本桂子)


◆「敵とはいえ…」鈴木優磨がアルビレックス新潟に賛辞を送り、松橋力蔵監督が誤解を解く「あ、そうだったんですか」【コラム】(フットボールチャンネル)





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