名古屋グランパスは8日、鹿島アントラーズからMF和泉竜司が完全移籍加入することを発表した。
1993年11月6日生まれの和泉は現在29歳。2016年に名古屋グランパスでプロデビューを果たしたものの、明治安田生命J2リーグ降格の悔しさを味わった。それでも同選手は、2017シーズンに就任した風間八宏氏の下で、チームの中心選手へと成長。本職の中盤以外のポジションでも“光り輝く”プレーを見せ、クラブ在籍4シーズンで公式戦通算120試合以上に出場した。2020年からは鹿島アントラーズに活躍の場を移し、今シーズンもJ1リーグ30試合に出場している。
まず和泉は鹿島アントラーズ退団に際し、クラブ公式サイトで感謝の思いを残している。
「このたび、名古屋グランパスに移籍することになりました。アントラーズに在籍した3年間、どんな時も応援していただいたファン・サポーターの皆さま、ともに戦ってサポートしてくれたチーム関係者の方々には感謝しかありません。タイトルを取ってともに喜ぶことができなかったのは申し訳なく思いますし、僕自身、そこだけが心残りです。でも、素晴らしい選手、スタッフと過ごしたこの3年間は、僕にとって一生の財産です。このクラブで経験したことを生かして、サッカーを楽しみながらも勝ちにこだわっていきたいと思います。3年間、本当にありがとうございました」
また和泉は4年ぶりの名古屋グランパス復帰に際し、クラブ公式サイトでファミリーに胸中を明かしている。
「お久しぶりです。このたび、鹿島アントラーズから移籍加入することになりました和泉竜司です。3年前名古屋を離れることを決め、覚悟を持って鹿島に移籍しましたが、タイトルも獲れず納得の行く結果を出すことは出来ませんでした。そんな中、再びオファーをいただき嬉しさの反面、結果も出せていないのに名古屋に戻ってもいいのかととても悩みました。ただ僕の中でやっぱりグランパスは特別なクラブです。このクラブのために戦いたい、グランパスファミリーの皆さんに多くの勝利を届け、タイトルを獲って共に喜びたい。その想いは変わっていません。また皆さんの前でプレー出来ることを嬉しく思います。タイトル獲得のため、自分に出来ることは全てやります。グランパスファミリーで闘いましょう。あらためてよろしくお願いします」