日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年4月23日土曜日
◆【柏】武富、24日鹿島戦“熊本にエール弾”狙う(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160421-OHT1T50205.html
柏のMF武富孝介(25)が21日、“熊本にエール弾”への意欲を示した。24日の鹿島戦(カシマ)に向け調整。「自分ができることはサッカーを頑張ること。活躍して元気になってもらいたい」と声のトーンを上げた。
11年から期限付き移籍でJ2熊本入り。出場機会を増やし、2年間の在籍で計70試合15得点を挙げた。「自分のきっかけを作ってくれたクラブ。成長する上で欠かせない時間だった」。経験を積ませてもらった感謝の気持ちを胸に秘めている。
今節、鹿島に勝てば14年11月以来の公式戦5連勝となる。「自分たちのリズムで戦えれば」。2位の強豪を叩き、厳しい生活を送る熊本の友人、知人を喜ばせる。
◆植田 今季初ゴールへ意気込み!故郷・熊本に吉報誓う(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/23/kiji/K20160423012452260.html
明治安田生命J1第1S第8節 鹿島―柏 (4月24日 カシマ)
鹿島のU―23日本代表DF植田が柏戦で今季初ゴールを狙う。柏は昨年4月16日にアウェーでプロ初ゴールを決めた縁起のいい相手。「セットプレーで最近(得点を)取れてないので、しっかりやっていきたい。そろそろ決めたい」と意気込んだ。
故郷の熊本は震災に苦しんでいる。試合当日はスタジアムで募金活動も行われる。22日には選手会事務局によるブリーフィングでチャリティーオークションを行うことも議題に挙がり、支援の輪は広がる。「いつまでもサポートしていきたい」。まずは通算2点目を決めて故郷にいいニュースを届ける。
◆鹿島・植田、ホーム柏戦でゴールへ意欲「セットプレーで」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20160423/jle16042305010004-n1.html
地震に見舞われた熊本・大津高出身のU-23(23歳以下)日本代表DF、鹿島・植田は22日、24日の柏戦(カシマ)での得点に意欲を示した。「最近はセットプレーで(チームが得点を)取れていないので、狙っていきたい」。また、地震に関しては「いつまでも(被災地を)サポートしていくつもり」と支援を継続していくことを誓った。チームは約2時間の練習を行った。 (鹿嶋市)
◆鹿島は3期ぶり赤字 人件費が4億円以上増える(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20160422/jle16042216240005-n1.html
J1鹿島は22日、2015年度(15年2月1日~16年1月31日)の決算を発表し、純損失3億4400万円で3期ぶりの赤字となった。営業収入はヤマザキナビスコ・カップの優勝賞金などが入り前期より約3億円増の43億1100万円となった。だが、外国人の選手やスタッフへの報酬が円安の影響で膨らんだため、チーム人件費が4億円以上増えた。
◆鹿島・永木、古巣に見せた“湘南スタイル”の片鱗。成長のために選んだ常勝軍団での挑戦(フットボールチャンネル)
http://www.footballchannel.jp/2016/04/22/post148775/
今シーズンから鹿島アントラーズでプレーするMF永木亮太。新天地でのリーグ戦初先発が情熱のすべてを注いできた古巣・湘南ベルマーレ戦で、ピッチも慣れ親しんだShonan BMWスタジアム平塚で巡ってきた4月16日のJ1ファーストステージ第7節。不思議な縁を感じながら、2得点に絡む活躍で3対0の快勝劇に貢献した。(取材・文:藤江直人)
湘南で培ったルーズボールへ寄せる力
タッチライン際に置かれた集音マイクが、湘南ベルマーレの曹貴裁監督の怒声を拾う。
「オイッ!」
ファウルじゃないか――。短い言葉に込められたアピールは村上伸次主審と、昨シーズンまで苦楽をともにしてきた愛弟子の永木亮太に向けられていた。
鹿島アントラーズが2点をリードして迎えた後半20分。自陣の右タッチライン際でボールを奪ったDF西大伍が、内側のスペースへボールを運ぼうと試みる。
ベルマーレのMF長谷川アーリアジャスールが、ボールを奪い返そうと長いリーチを伸ばしてくる。その股間を狙って出したパスがずれて、フォローしてきた永木の右側を通過していく。
体を反転させてスプリントを開始する永木。ルーズボールとの間合いを詰めてくるベルマーレのMF石川俊輝。状況にはほぼイーブンという位置関係で、前者が猛然とスライディングを仕掛けた。
伸ばした右足で先にボールをとらえたが、直後に石川の足も払う形で転倒させる。この瞬間に曹監督が両手を広げながらファウルをアピールしたが、村上主審はホイッスルを吹く素振りも見せない。
倒れ込んだ体勢から、永木は右足でボールをかき出すようにしてMF遠藤康へパスを送る。すぐに前を向いた遠藤は、すでに右タッチライン際へスプリントしていたFW金崎夢生にターゲットを定める。
利き足の左足で、ハーフウェイライン付近から遠藤が正確無比なスルーパスを放つ。ボールとの距離を縮めながら、タイミングを計るように金崎が中央へダイレクトでクロスを折り返す。
トップスピードでゴール前へ抜け出したのはFW土居聖真。スライディングをしかながら、懸命に伸ばした右足のつま先に弾かれたボールは軌道を変えて、ゴールへと吸い込まれていった。
主将だった湘南時代から変わった立場
遠藤へパスを出してから、ゴールネットが揺れるまでの所要時間は約7秒。ベルマーレのお株を奪う電光石火のショートカウンターの起点となったボール奪取に、永木は確かなる手応えを感じていた。
「どちらに転ぶかわからないというところで前へ転がすのが、自分が得意とするプレーなので。あの状況から点が入ることは本当に理想的な流れだし、前線の選手がゴールしてくれるので守備のしがいがあるというか、ああいう球際のところで激しくいく価値があると思っています」
誰と争ったのか、永木はほとんど覚えていなかった。視界に映っていたのはルーズボールだけ。スライディングに込められた闘志と執念がボールへ伝わり、ダメ押しとなる3点目が生まれた。
このオフに新天地へ移籍して、迎えた7試合目でつかんだリーグ戦初先発のチャンス。実はサンフレッチェ広島を4対1で一蹴した前節の後半40分に、永木は運命に導かれた縁を感じずにはいられなかった。
イエローカードをもらったMF小笠原満男が、累積警告でベルマーレ戦は出場停止になる。自分の出番が訪れる――。自らを鼓舞する永木へ、サンフレッチェ戦後に小笠原も「頑張れよ」と声をかけた。
JFA・Jリーグ特別指定選手として登録された2010シーズンを含めて、ベルマーレでプレーすること6シーズン。その間、Shonan BMWスタジアム平塚には笑顔と歓喜、涙と悔しさを何度も刻んできた。
「自分でもビックリしています。リーグ戦では先発で出られず、悔しい思いを胸の内に秘めながら、いつか出番が訪れたときにはしっかりとプレーできるように常に準備をしてきたなかで、そのタイミングがたまたま湘南戦となったので。所属チームは変わりましたけど、愛着深いこのスタジアムでプレーすることができて本当によかった」
サンフレッチェ戦までの6試合で途中出場を4度果たしたが、トータルのプレー時間は約46分。常に先発の座を勝ち取り、3シーズンにわたってキャプテンを務めてきたベルマーレ時代と立場は大きく変わった。
断りを入れた最高額オファー
不動の大黒柱にしてキャプテンの小笠原。23歳とは思えない冷戦沈着さを漂わせ、今シーズンから「10」を託された柴崎岳。難攻不落の2人がボランチに君臨している状況はしかし、覚悟の上だった。
「それでも、この厳しい状況で勝ってやるという気持ちを抱いて鹿島へ来たので」
短い言葉に決意を凝縮させながら、他の追随を許さない17個ものタイトルを誇る常勝軍団での日々で、新たなものを発見していると永木は声を弾ませる。
「練習の段階からレベルがすごく高いですし、まだまだ自分の足りないところを気づかされた。足元の技術が高い選手が大勢いるので、練習でのボール回しにしても、いままで高い意識でやれていなかったのかな、と思ったこともあります。
そういう点を逆に意識することで、自分の足元の技術も上がってくる。加えて、90分間を通して勝つために何をするのかということを、全員が明確に理解している。それが鹿島というチームのスタイルになっているし、その点はこれからも勉強になる。
湘南にいたときから想像していたことなんですけど、選手自身が自立していますよね。スタッフとの信頼関係ももちろん築けていますけど、スタッフに言われてから選手が行動に移すのではなくて、いま何をすべきとか、ということをピッチから離れたところでも考えている。人間性でも優れている選手が、本当に大勢いるので。ブラジルスタイルが変わらない点やクラブハウスにも、伝統を感じますよね」
2013シーズンのオフにセレッソ大阪、2014シーズンのオフにはアントラーズから移籍のオファーを受けながら、熟慮した末にベルマーレへの残留を決断した。
自問自答したのは、自分が成長できるかどうか。堂々の年間総合8位でJ1残留を果たした昨シーズンのオフ。ひとつの目標を成就させた思いも強かったのだろう。永木は新天地へ旅立つ決断をくだす。
ベルマーレの眞壁潔代表取締役会長は、永木の移籍に関してこう言及したことがある。
「永木の名誉のために言えば、一番高い金額を提示してきたクラブには最初に断りを入れています」
お金の問題ではない。ベルマーレで培ったベースを、さらに高いレベルへ昇華させられるクラブはどこなのか。複数のオファーのなかから、2年連続で変わらぬ評価を与えてくれたアントラーズを選んだ。
ずっと応援してくれた湘南サポーターへの思い入れ
いま現在の自分にないものとして求めたのが、日本代表経験者たちが切磋琢磨する厳しい競争と、クラブ全体に脈打つ勝者のメンタリティー。目先の1勝に満足しない雰囲気が、刺激になると永木は打ち明ける。
「負けた試合の後はもちろんですけど、勝った試合の後でも気づいたところは厳しく要求し合っている。そういう姿勢は見習っていきたい」
3対0の快勝を飾り、勝ち点1差で川崎フロンターレに次ぐ2位をキープした試合後。クールダウンのためにピッチに姿を現した永木はチームメイトから離れ、バックスタンドへとジョギングしていった。
ベルマーレのサポーターで埋まるゴール裏を経て、そのままメインスタンドへ。拍手と「ナガキコール」を浴びながら、永木は感謝の思いを伝えていた。
「やっぱり思い入れのあるチームだし、サポーターもずっと自分を応援してくれたので」
永木やU‐23日本代表のDF遠藤航(現浦和レッズ)、守護神・秋元陽太(現FC東京)が抜けた古巣はリーグ戦で未勝利が続き、最下位から抜け出せない苦戦を強いられている。
キャプテンを引き継いだのは同じ27歳で、フロンターレのジュニアユースとユースでプロを夢見て競い合ったFW高山薫。永木が中央、高山が専修にわかれた大学時代以来の直接対決となった一戦で、特別な感情は込みあげてこなかったという。
「練習のときからバチバチやってきた仲だったので。それが敵に変わった、というだけというか」
くしくも高山も、同じニュアンスの言葉を口にする。
「試合中はいちいち亮太のことを考えていなかったけど、変わっていないというか、鹿島のなかに入っても普通にプレーしていた」
メディアによる囲み取材を終えた永木は試合中に痛め、氷を詰めた袋を巻きながらケアしていた右ひざをちょっと引きずりながら、ベルマーレのロッカールームへ急いで足を運んだ。
不退転の決意で選んだ新たな道
アントラーズから「帰りのバスが出る時間だぞ」というメッセージを携帯電話に受け取るまで、永木は曹監督をはじめとする首脳陣やかつてのチームメイトたちに挨拶を繰り返した。
特別な言葉は口にしない。それでも、Jリーグを代表する名門軍団で「らしさ」を貫こうとする前キャプテンの必死な姿は、ベルマーレが自信を取り戻すための羅針盤となる。
「ずっと試合に出てきた満男さんの代わりに自分がスタメンで出て、結果を出さないとなると、自分にとっても自信につながらないし、また使われなくなると思う。自分が出て、試合に勝てたということが今日は何よりも嬉しい。
今日である程度、吹っ切れたかなという思いもある。これを機にリーグ戦の出場時間をもっともっと増やしていきたいし、いまは3番手の位置ですけど、いつかは監督のファーストチョイスになれるように、しっかりとやっていきたい」
小笠原が戦列に復帰する24日の柏レイソル戦以降をにらみながら、永木が決意を新たにする。試合後のロッカールームで、永木と「ウッス!」と短い言葉を交わした高山も絶対に下を向かないと誓う。
「越えなきゃいけない壁だと思う。よくないときほど気持ちを強くもってやらないと。(3失点目は)クロスからシュートまでの勢いもあったし、逆にウチがやりたい形でもあったと思う」
不退転の決意とともに新たな道を歩み始めた以上は、永木はセンチメンタルな思いを封印して前へ進み続ける。それでも、3点目につながった魂のスライディングは、自らも体現してきた「湘南スタイル」の原点を思い起こさせる強烈なメッセージとなって、図らずも高山をはじめとする古巣へ伝わった。
(取材・文:藤江直人)
【了】
◆鹿島、最多記録更新の3度目制覇なるか…スルガ銀行杯が8月10日開催へ(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20160421/433151.html
昨年のコパ・スダメリカーナを制したコロンビアのインデペンディエンテ・サンタフェが20日、スルガ銀行チャンピオンシップ2016の開催概要を発表した。
同クラブの発表によると、2015シーズンのヤマザキナビスコカップ王者である鹿島アントラーズとの対戦は、8月10日に茨城県立カシマサッカースタジアムで開催。キックオフ時刻は未定となっている。サンタフェは試合概要発表に際し、カシマスタジアムの写真を掲載して紹介。鹿島について「国内タイトルを22個獲得し、スルガ銀行チャンピオンシップを2度制している」と伝えている。
同大会は、南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主催するコパ・スダメリカーナ覇者とヤマザキナビスコカップ王者が対戦するもので、今年で9回目の開催を迎える。昨年はアルゼンチンのリーベル・プレートがガンバ大阪に3-0と快勝し、初優勝を果たした。通算成績は日本勢の5勝3敗で、鹿島は唯一、同大会を2度(2012年、2013年)制覇。サンタフェを破れば、最多優勝記録更新となる。
なお、南米サッカー連盟も20日に同試合の開催を発表している。
◆【予想スタメン】好調同士の鹿島と柏が激突…ともに攻撃の要を欠き、代役の奮起に期待(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160422/433674.html
■鹿島アントラーズ チーム内得点王、金崎夢生の欠場は攻守に渡り影響大
アウェーの湘南ベルマーレ戦で3-0と完勝した鹿島。3連勝を目指す柏戦では、出場停止だった小笠原満男が先発復帰する。大黒柱が戻ってくることで、チームはより安定感が増すことは間違いない。
また、昌子源、植田直通を中心としたリーグ最少失点を誇るディフェンス陣は成熟の域に達している印象だ。過去の反省から、チームに「立ち上がりから球際で激しくいく」という意識が浸透した結果。センターバック2人の成長はもちろんあるが、チームの成長と言い換えることができる。
その一方で、不安要素もある。今季4得点でチーム得点王の金崎夢生が累積警告で出場停止となる。欠場の影響はその決定力だけにとどまらず、守備も含め、多くの場面で見られることだろう。それだけ鹿島にとっては重要な選手だ。
ただ、先発が予想される赤崎秀平もこの試合を復権への足掛かりとするべく、モチベーションは高い。守備が安定しているだけに、ゴールを決めさえすれば、勝利に大きく近づくと言える鹿島。金崎欠場を全員で補い、ホームで勝ち点3を狙う。(totoONE編集部)
■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
土居聖真
赤崎秀平
■柏レイソル 公式戦4連勝中、絶好調の要因は成長著しい若手の奮闘
20日のナビスコ杯では、後半アディショナルタイムのラストプレーで決勝点を奪い、劇的な形で川崎フロンターレを下した。これで公式戦は4連勝となり、一時期の不振から脱却したのはもちろんのこと、「選手たちが自信をつかんでいる」と下平隆宏監督が話すようにチーム状態は絶好調にある。
好調の要因は、20歳前後の若手選手たちの台頭にある。小林祐介、中川寛斗、中谷進之介、中山雄太らが主力級にまで成長を遂げたことで、チーム内のポジション争いは活性化し、良い循環を生み出している。さらに今季途中から就任した下平監督の目指すサッカーも順調に浸透し、それをピッチ上で具現化できるようになった点も、柏が調子を取り戻した大きな理由の一つだ。
ただし、今節はディエゴ・オリヴェイラが出場停止となる。公式戦2試合連続得点と調子を上げ、体の強さとテクニックを生かして前線で起点を作っていただけに、彼の不在がどう影響するか。また、長引くような深刻なけがではないものの、大谷秀和、輪湖直樹、大津祐樹ら主力組が今節の試合に戻れるかは微妙なところ。若手の台頭で選手層にも厚みが出ているとはいえ、ディエゴ・オリヴェイラと大津の不在により、攻撃が停滞した時に流れを変えられるジョーカー的な役割を誰が果たすのかといった懸念はある。そこはナビスコ杯の川崎戦で戦列に戻った山中亮輔に期待がかかる。
それでも、公式戦4連勝の勢いに乗って、上位の鹿島を相手に勝ち点3を奪えれば、若いチームにとってはより大きな自信になり、勢いが加速することは間違いない。公式戦5連勝で、一気に上位戦線へと駆け上がりたい。(鈴木潤)
■柏予想スタメン
4-3-3
GK
中村航輔
DF
伊東純也
中谷進之介
増嶋竜也
中山雄太
MF
武富孝介
茨田陽生
小林祐介
FW
中川寛斗
エデルソン
田中順也
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