日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月7日木曜日

◆仙台野沢が加入会見「醍醐味はタイトル」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140806-1346447.html



 勝者のメンタリティーを注入してベガルタを変える。仙台に鹿島から完全移籍で加入したMF野沢拓也(32)が5日、チームに合流。約1時間の初練習と記者会見を行った。プロ生活14年で数々の栄光をつかんできた男は「サッカー選手の醍醐味(だいごみ)はタイトルを取ること。それしかないと思っている」と強い決意を語った。

 言葉は少なくても、常勝軍団で戦い続けてきた野沢の勝利への執念が伝わった。約8分間の会見で繰り返したのは、仙台が1度も手にしたことのない「タイトル」の4文字だった。

 野沢 サッカー選手の醍醐味はタイトルを取ること。それしかないと思っている。毎年これくらいの順位でいいという気持ちはないし、チームの一員としてタイトルに近づけるよう頑張りたい。

 求められる役割は自覚している。仙台は18節終了時点で得点数がリーグワースト4位。上位追走のためにも、抜群のパスセンスとキック精度は武器になる。

 野沢 仙台は絆を持って90分間走り続ける印象が強い。僕が加わることでいい薬になることはあると思う。でも、みんな僕に気を使うことなくやってほしいし、僕ものびのびやりたい。高さのある選手も多く、セットプレーを含めて自分らしさを出せたらと思う。

 合流初日から“らしさ”を発揮した。ボール回しでは高い技術と視野の広さを披露。選手たちが「初めてやった」と口をそろえた坂道と階段ダッシュも淡々とこなし、練習から一切手を抜かない姿勢を示した。

 野沢 鹿島が新しい時代を迎えた中で、試合に出ていないにもかかわらず声をかけてくれたのが仙台。すごく悩んだ移籍だったが、その声に応えたいし、チャンスをものにしたい気持ちは強い。僕は言葉で伝えるのは苦手なので、プレーで経験を注入していきたい。

 練習後にはウオーターシャワーの手荒い歓迎を受け、笑顔を見せた。早ければ9日の甲府戦でデビューする野沢が、仙台を新時代へと導く。【鹿野雄太】

 ◆野沢拓也(のざわ・たくや)1981年(昭56)8月12日、茨城県笠間市生まれ。鹿島ユース時代の97年にトップ登録され、99年にリーグ初出場。00年にトップに正式昇格。05年から主力に定着すると、06年には日本代表に招集された。12年は神戸でプレーし、翌13年に鹿島に復帰。J1通算318試合60得点。176センチ、70キロ。血液型AB。

◆U21日本代表候補DF伊東、明大DF室屋にライバル心(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20140805-OHT1T50131.html

 鹿島のDF伊東幸敏(20)が5日、U―21日本代表候補合宿(11~13日、福岡県内)での新ライバルに闘争心を燃やした。ポジションが同じサイドバックの明大DF室屋成(20)が、大学生で唯一手倉森ジャパン入り。伊東は「大学関係者からは、すごく上手い選手だと聞いた。ポジション確保へ、合宿でどれだけ良い部分を出せるかだと思う」と決意を新たにした。

 静岡学園高から12年に鹿島入り。クラブOBで日本代表DF内田篤人(26)=シャルケ04=と同じように、10代から名門鹿島の右サイドバックで台頭。今季はリーグ12試合に出場し、端正なルックスからファンの人気も高い。持ち味は豊富な運動量。「自分にはそこしかない。上下動に関しては、代表でも一番だと思う」と胸を張る。

 室屋も豊富な運動量が武器とあって、福岡合宿はアピール合戦の場。9月の仁川アジア大会(韓国)に向け、手倉森誠監督(46)をうならせる存在感を示したいところだ。「ポジション争いは厳しいけど、自分にしかないものをしっかりアピールする合宿になればいい。代表でも、サイドバックの競争を勝ち抜いていきたい」と自信を見せた。

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