日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年4月30日日曜日

◇徳島、開始14分の退場劇…馬渡がボールボーイへの非紳士的行為で一発レッド(サッカーキング)


馬渡和彰

 2017明治安田生命J2リーグ第10節が29日に行われ、ジェフユナイテッド千葉と徳島ヴォルティスが対戦した。

 試合は開始14分、思わぬ形で徳島が数的不利の状況となる。千葉のGK佐藤優也のクリアがタッチラインを割ると、素早いリスタートでゲームを再開させたい馬渡和彰がボールボーイにボールを要求する。しかし、ボールボーイはすぐにボールを渡さず。ようやく馬渡がボールを受け取ると、このボールを突き返す形でボールボーイにぶつけてしまう。この行為が非紳士的行為とジャッジされ、高山啓義主審は馬渡に対してレッドカードを提示。馬渡は一発退場となってしまった。

 なお、試合は髙橋壱晟と指宿洋史の得点でホームの千葉が勝利を収めている。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170429/581726.html?cx_cat=page1


◇Jの微妙な判定、3択クイズは散々な結果に…批判記事を書く記者も勉強が必要(サンスポ)


 わが目の節穴ぶりにショックを受けた。今季から日本サッカー協会の審判委員会は月1度、Jリーグの微妙な判定を説明する場を設けた。28日の2回目は3択のクイズ形式で報道陣30人が参加した。

 VTRが流れた後にボタンを押すのだが、記者は13問中わずか正解5問と散々な結果に。自信をもって「ハンド」と答えた場面が、実際は顔に当たっているなど、注意深く見ないと判断を誤るシーンが多いことを認識させられた。たびたび新聞に「誤審騒動」と書かれる審判側は“雪辱”とばかりにニンマリだ。成績優秀者には試合で使われるイエロー&レッドのカードが贈られた。批判記事を書くからには、こちらも勉強が必要。いつか免許皆伝のカードを手に入れたい。 (サッカー担当・浅井武)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170430/jle17043005000006-n1.html

◆高崎2発などで松本が3試合ぶりの勝利…李、エブソン退場の讃岐は2連敗(サッカーキング)




2017.04.29 18:00
松本平広域公園総合球技場
松本山雅FC 4 終了 0 カマタマーレ讃岐

 2017明治安田生命J2リーグ第10節が29日に行われ、松本山雅FCとカマタマーレ讃岐が対戦した。

 13分、松本は宮阪政樹のFKを高崎寛之が右足ボレーで合わせ、ネットを揺らす。前半は松本の1点リードで折り返す。

 後半に入り60分、セルジーニョのシュートを讃岐DF李栄直が手でブロック。松本にPKが与えられるとともに、李はこの日2枚目にイエローカードで退場処分となった。このPKを高崎が落ち着いて流し込み、松本が追加点を挙げる。讃岐はさらにエブソンが68分に退場となり、9人での戦いを強いられる。すると69分、宮阪のFKを最後は後藤圭太が押し込み3点目を奪う。さらに後半アディショナルタイム、三島康平からのパスを受けた岩間雄大にもゴールが生まれ、さらに讃岐を突き放す。

 試合は4-0で終了。松本は3試合ぶりの勝利。讃岐は2連敗で4試合勝利なしとなった。

 次節、松本はアウェイで大分トリニータと、讃岐はホームでジェフユナイテッド千葉と対戦する。

【スコア】
松本山雅FC 4-0 カマタマーレ讃岐

【得点者】
1-0 13分 高崎寛之(松本)
2-0 63分 高崎寛之(松本)
3-0 69分 後藤圭太(松本)
4-0 90+5分 岩間雄大(松本)

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170429/581611.html?cx_cat=page1

◆柴崎が初のフル出場でリズム生むも…テネリフェは完封負けで6戦ぶり黒星(ゲキサカ)


[4.29 リーガ・エスパニョーラ2部第36節 ムルシア1-0テネリフェ]

 リーガ・エスパニョーラ2部第35節が23日に開催され、MF柴崎岳が所属するテネリフェがムルシアのホームに乗り込み、0-1の完封負けを喫した。4試合ぶり、移籍後2度目となる先発出場を果たした柴崎は初めてフル出場したものの、得点に絡むことはできなかった。

 トップ下の位置に入った柴崎はシンプルなさばきで攻撃にリズムを生み出そうとするが、なかなか決定機を創出できない。すると前半20分、セットプレーの流れからムルシアに先制点を献上してしまい、テネリフェは1点を追い掛けることになった。同34分には柴崎が蹴り出したCKをDFヘルマン・サンチェスがヘディングで合わせるが、ジャストミートさせることができなかった。

 0-1とムルシアにリードされたまま後半を迎えると、テネリフェはDFアルベルト・ヒメネスに代えてMFラシッド・アイット・アトマンを投入。後半もトップ下の位置でプレーを続ける柴崎は積極的にボールに絡み、後半31分にムルシアに退場者が出て数的優位に立ってからは柴崎を経由した攻撃からゴールに迫る。

 後半38分、アトマンとのワンツーから柴崎がゴール前に進入したが、飛び出したGKに処理されてしまいシュートまで持ち込めない。さらに同44分には左サイドでボールを受けた柴崎のパスの流れから最後はFWスソがシュートを放つが枠を捉え切れず、同アディショナルタイムには柴崎自身がミドルレンジから狙うもGKの守備範囲に飛んでしまう。最後までテネリフェにゴールは生まれずに試合終了のホイッスルが吹かれ、0-1の完封負けで6試合ぶりの黒星を喫した。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?214978-214978-fl

◆【鹿島】FW鈴木優磨、独ハンブルガーSVが異例の今夏獲得オファーへ(報知)




 ドイツ1部のハンブルガーSVが今夏、FW鈴木優磨(21)=鹿島=の獲得を目指していることが29日、分かった。関係者によると、所属している米国代表FWボビー・ウッド(24)のバックアップの獲得を目指す中で鈴木をスカウティングリストの上位に置き、正式オファーに向けた調査、準備を進めているという。日本代表経験のないJリーガーのドイツ1部移籍が実現すれば異例のことになる。

 ドイツの古豪が鹿島の若きストライカー獲得に照準を定めた。ブンデスリーガ関係者や欧州の代理人らによると、ハンブルガーSVが今夏の移籍市場で鈴木の獲得を目指す意向を固め、正式オファーに向けた準備に入ったという。

 これまで鹿島からはFW鈴木隆行、FW柳沢敦、MF中田浩二、MF小笠原満男、DF内田篤人、DF伊野波雅彦、FW大迫勇也、MF柴崎岳の8人が欧州へ移籍したが、全員に日本代表経験があった。Jリーグ全体を見ても欧州主要リーグの1部クラブからのオファーは代表招集以降がほとんどで、代表経験のない日本人選手へのオファーとなれば異例中の異例だ。

 ハンブルガーSVは昨年12月、鹿島が準優勝を果たしたクラブW杯でプレーをチェックし、鈴木に興味を持ったという。02~06年にFW高原直泰、15年からはDF酒井高徳が在籍しており、日本人選手にも理解が深い。

 鈴木は15年に鹿島の下部組織からトップ昇格。体の強さとマークを受けにくいゴール前への入り方を持ち味とし、1年目から公式戦に出場した。スーパーサブの地位を築いた2年目には、クラブW杯準決勝のアトレチコ・ナシオナル戦(昨年12月14日・吹田ス)で1得点を挙げ、FWのC・ロナウド(Rマドリード)をマネたゴールパフォーマンスを披露。スペインメディアに取り上げられるなど、世界中から注目を集めた。今季は視察に訪れた日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が「若い優磨のゴールを見られて私もうれしい」と発言するなどプレー面でも注目され、W杯アジア最終予選の代表候補にも名を連ねている。

 鈴木は鹿島との契約が残っており、移籍には違約金がかかる。関係者によると海外移籍に必要な違約金設定はされていない模様で、その場合はクラブ間交渉で違約金を決めていくことになる。鹿島幹部は「正式な紙(オファー)が届けばテーブルにつく」と交渉には応じる構え。ただ、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初制覇とJリーグ連覇を目指す鹿島にとってもFWは手薄で、重要な戦力の鈴木を簡単には手放せない事情がある。

 鈴木を巡っては同1部のダルムシュタット、同2部のデュッセルドルフも獲得リストに加えているという。この日は、30日に行われるJ1鳥栖戦(カシマ)のため鹿嶋市内で練習した。

 ◆ハンブルガーSV 1887年創立。ホームタウンは北部のハンブルク。ブンデスリーガで唯一1部から降格したことがなく、ディーノ(恐竜)の愛称を持つ。獲得タイトルはリーグ6回、ドイツ杯3回、欧州チャンピオンズ杯(現欧州CL)1回、欧州カップ・ウィナーズ杯1回。ホームスタジアムはフォルクスパルク・シュタディオン(5万7000人収容)。16年9月からドイツ人のマルクス・ギスドル監督(47)が指揮を執る。
 ◆鈴木優磨(すずき・ゆうま)プロフィール
 ▼出身 1996年4月26日、千葉・銚子市生まれ。21歳

 ▼経歴 09年に鹿島ジュニアユース加入後、ユースを経て15年にトップに昇格

 ▼目標の選手 RマドリードのC・ロナウド

 ▼持っている男 15年9月12日、第2ステージのG大阪戦(カシマ)で途中出場し、J1デビュー戦で初得点。16年開幕のG大阪戦では吹田スタジアムのリーグ戦初得点を記録

 ▼武士道 「痛みには強い」と自負しており、昨年のJリーグチャンピオンシップ、クラブW杯には左肩を脱臼したまま出場

 ▼ラップが得意 J1を制した昨年、テレビの優勝記念番組で即興のラップを披露

 ▼日本代表歴 各年代別を通じてもゼロ。3月にアジア最終予選を戦う日本代表の予備登録リストに加えられた

 ▼J1通算 45試合12得点(15年は7試合2得点、16年は31試合8得点)

 ▼サイズ 182センチ、75キロ

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170430-OHT1T50022.html

◆J1鹿島、ホーム鳥栖戦 2トップの決定力期待(茨城新聞)




明治安田J1第9節は30日、各地で9試合を行い、4位鹿島はカシマスタジアムで11位鳥栖と対戦する。キックオフは午後4時。今季のホーム戦は1勝3敗と、黒星が先行している鹿島。永木は「(ゴールデンウイークで)サポーターもたくさん見に来てくれるはず。とにかくホームで勝ちたい」と闘志を燃やす。通算成績は5勝3敗、勝ち点15。

22日の前節は0-3で磐田に完敗を喫したが、26日のアジア・チャンピオンズリーグでは蔚山(韓国)に大量4得点で無失点勝利を飾った。安定した結果を出せていないものの、土居は「やっているサッカーは間違いない」と強調。一進一退しながらも、ぶれずに戦い抜くつもりだ。

今節は守備を重視する鳥栖と対戦。速さのあるペドロジュニオールを生かし、鳥栖の守備を乱したい。直近の公式戦3試合で2得点と上り調子のブラジル人FWは「与えられたチャンスの中で勝利に貢献するプレーをする」と、謙虚な姿勢でゴールを狙う。エース金崎も蔚山戦2ゴールしており、2トップの決定力に期待がかかる。

鳥栖は元日本代表FWの豊田の高さを起点とした、シンプルで力強い攻撃が特徴。センターバックの植田は「自分が(豊田を)抑えれば勝利に近づく。対戦が楽しみ」と気合十分に話した。

(藤崎徹)



http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14934732925831

◆鹿島、サポーター後悔させる白星を 30日鳥栖戦チケット余る(スポニチ)


明治安田生命J1第9節   鹿島―鳥栖 ( 2017年4月30日    カシマ )

 ホームのサポーターに白星をささげる。本拠で鳥栖と対戦する鹿島は、今季のホームでのリーグ戦は1勝3敗、得点はわずか1。ACLでは2戦2勝と結果を出しているが、リーグ戦は負け越している。選手会長のDF昌子はサポーターの声を強く案じていた。「チケットの売り上げも気になって(スタッフに)聞いたら(平均入場者数を下回る)1万6000。ホームで是が非でも勝ちたい。“行っとけば良かった”と思わせる試合にしたい」。

 29日、練習場にはサポーターによる「鹿島の勝利のために俺たちも闘い続ける」という垂れ幕が掲げられた。その思いに応え、上位浮上を狙う。現在、首位の浦和と勝ち点4差の4位。「これ以上離されるのは厳しい」。ホームで勢いをつけ、5月4日に浦和が待つ埼スタへ乗り込む。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/04/30/kiji/20170429s00002000407000c.html

◆【鹿島 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:最初の応援は、相手チームへのファーストコンタクト(J’s GOAL)




今季リーグ戦のホームゲームで、鹿島アントラーズは1勝3敗と1回しか勝てていない。しかも奪った得点も横浜FM戦でマークした鈴木優磨のヘディングシュートの1点のみ。ホームスタジアムに集まったサポーターを落胆させ続けてきた。
それもあってかゴールデンウィークに開催される試合にもかかわらずチケット販売枚数はそれほど伸びていない。いまの状況だと入場者が2万人を超えるのは難しいかもしれない。
少し寂しい状況とも言えるが、サポーターにすれば無理からぬ反応だろう。せっかくの楽しいゴールデンウィークに負ける可能性が高い試合を見に行く気持ちにはなるはずがない。選手会長の昌子源(写真)は「ホームで勝ててないことは、絶対にサポーターのせいにはできない。僕らが応援に見合った活躍ができてない。選手会長として、ホームの連敗については余計に考えることがある」と責任を感じていた。

昌子はつねづね「サポーターが俺らに与える勢いは半端じゃない」と繰り返してきた選手だ。CBというゴールを守る大事なポジションだからこそ、背中を押してくれるサポーターの声援は身にしみて感じるという。
「サポーターが俺らに与える力は結構すごい。それを信じてる人もいるだろうし、信じていない人もいるだろうけど、ほんまに普段は出ない一歩が出るようになる」
そして、応援に対してはCBならではの考えを持っていた。
「応援は、僕らで言うところのファーストコンタクト。最初にガツンと行っておけば相手は嫌がる。最初の声量、最初の勢いはサポーターの勢いだけじゃなく、俺らに与える勢いも半端じゃない」
相手FWに好き勝手にプレーさせないために、CBはファーストコンタクトを大事にする。そこで優位に立てれば、一気に試合のペースを掴むことができる。「それは応援も一緒だと思う」という。

応援にとってのファーストコンタクトとは、すなわち、試合前GKがピッチに姿を現したときの声量のことだ。観客席からGK以外の選手の姿を認めるのは難しいかもしれないが、スタンドの下のアップゾーンで汗を流しているため、出てきたGKたちにどんな声がけがされているのかハッキリ聞こえている。
「ピッチに出てるのはソガさんとスンテだけかもしれないけど、俺らにも聞こえてます。そこで、僕らが『今日の応援はすげー』となったら…」
フィールドプレーヤーより先にゴールキーパーがピッチの上に出てくるのは、どちらのチームも同じだろう。そこでサポーターが声を合わせてエールを送るのも同じ。だからこそ、そこで相手の声をかき消すくらいの声が聞こえてきたら、選手は意気に感じることだろう。
「明日の試合は是が非でも勝ちたい。スタジアムに来なかった人に『来ればよかった』と思わせる試合をしたい」
ホーム通算800得点についても、あと2得点で足踏みが続いている。一致団結した戦いに期待だ。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第9節
4月30日(日)16:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs サガン鳥栖

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00030779/

2017年4月29日土曜日

◆鹿島がアウェイで難敵蔚山に大勝!グループステージ突破決定【ハイライト:ACL GS MD5 蔚山vs鹿島】(Jリーグ)



https://www.jleague.jp/video/detail/4692/

◆ケルン大迫、インフルエンザ発症か…ドルト戦の出場可否は不透明(サッカーキング)


大迫勇也

 ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也がインフルエンザを発症し、29日に行われるブンデスリーガ第31節、同MF香川真司所属のドルトムント戦出場が危ぶまれているようだ。ドイツ紙『エクスプレス』が27日に報じている。

 報道によると、大迫は27日にインフルエンザを発症。29日に行われるドルトムント戦に出場できるかどうかは不透明な状況と報じられている。同選手は3月23日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選第6節のUAE(アラブ首長国連邦)代表戦で負傷し、離脱を強いられていたものの、今月8日のブンデスリーガ第28節ボルシアMG戦で復帰。前節まで3試合連続でピッチに立っている。

 今シーズン、ブンデスリーガ第30節終了時点で28試合出場6ゴールを挙げている大迫。フランス人FWアントニー・モデストとの2トップでケルンをけん引しているだけに、強敵ドルトムントとのアウェイゲーム欠場となれば、チームにとって大きな痛手となる。

https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20170428/581145.html?cx_cat=page2

◆【鹿島vs鳥栖プレビュー】今季リーグ戦ホームで3敗を喫している鹿島…鳥栖はリーグ前節の神戸戦で2試合ぶりの完封勝利(サッカーキング)




■鹿島アントラーズ 直前のACL・蔚山現代戦では2トップが共にゴール

【プラス材料】
 ACLの蔚山現代戦では、アウェイの地で4ゴールと大量得点で勝利を収めた。相手のミスに助けられたとはいえ、FW金崎夢生、P・ジュニオールの2トップに得点が生まれたことで、チームにも勢いがつく。石井正忠監督も「ペドロも含めて、前線の選手がゴールしたことはチームにとってもいい」と振り返っている。

 ACL1次リーグ突破を決めてから中3日で迎えるホーム鳥栖戦。移動を含む連戦だけに、多少のメンバー変更がなされる見込みだ。27日の時点で鳥栖戦を想定したメンバーで実戦練習を行っていないため、予想となるが、好調のレアンドロが先発を託される可能性もある。また、蔚山現代戦で先発から外れ、体調万全の小笠原満男にも期待したい。ホームで勝てない今季、上位に離されないためにも勝ち点3を奪いたい。 

【マイナス材料】
 28日の練習でも、負傷中の中村充孝が別メニュー調整で鳥栖戦の出場は厳しい状況だ。2列目も他のポジションと同様に、選手層が厚く準備されているが、中村は発想力と技術で、攻撃が息詰まった時に力を発揮するだけに、早期復帰が望まれる。

 また、今季はホームで勝率が悪い。因果関係は不明だが、カシマスタジアムの芝はその状態によって、試合ごとに長さを変更しているという。試合前にまく水の量はチームの意見を受け、増減させている。本来、ホームは家であり、プレーしやすい、勝手知ったる環境というのが望ましいが、環境の変化から細かいところでズレが生じているのかもしれない。

 ただ、ホームで勝つ可能性が低いサッカーをしているかと言ったら、そうではない。相手と同じような確率でチャンスを決めていれば、勝利を収められた試合ばかりである。

文:totoONE編集部

■サガン鳥栖 26日のルヴァン杯第3節・C大阪でサブ組が好調をアピール

【プラス材料】
 リーグ前節・神戸戦で2試合ぶりの完封勝利を手にして、磐田戦の嫌な逆転負けを払拭した。しかし、守備陣の立て直しに成功したかはこの鹿島戦で問われる。

 神戸戦では趙東建の1ゴールに終わったが、ルヴァン杯第3節・C大阪戦でMF鎌田大地が2ゴールを挙げただけでなく、MF高橋義希、FW富山貴光といったリーグ戦でサブに回っている選手たちもゴールし攻撃陣が好調なことをアピール。神戸戦で貴重なゴールを挙げた趙か、それとも開幕から3試合先発した富山か、FW豊田陽平のパートナー争いは激化している。

 中盤のアンカーは今節もMF小川佳純の先発が濃厚。神戸戦のように途中で高橋へのリレーが予想される。

【マイナス材料】
 リーグ前節・神戸戦は無失点で勝ったものの、守備陣を総入れ替えしたルヴァン杯第3節・C大阪戦で大量4失点。そのせいもあってか、翌日の練習ではレギュラー陣に対して鹿島対策を入念に行った。

 現在、鳥栖はカシマスタジアムでは2連敗中。また、今季はまだアウェイゲームでの勝利がないという嫌なデータもある。前節、ホームで手にした良い流れをこの試合に持ち込めるかがポイントだ。

 神戸戦後、CBキム・ミンヒョクは「次も0点に抑えて勝ちたい」と話した。気がかりなのは、ルヴァン杯第3節・C大阪戦にフル出場した鎌田と趙のコンディション。ただし、コンディション的に厳しいのは26日にACLの蔚山現代戦をアウェイで戦った鹿島の方だろう。

文:荒木英喜

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170428/581334.html?cx_cat=page1

2017年4月28日金曜日

◆[プレミアリーグEAST]鹿島ユース登録メンバー(ゲキサカ)



高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST

【鹿島アントラーズユース登録メンバー】

▽監督
熊谷浩ニ

▽GK
1 沖悠哉(3年=鹿島Jrユース)
16 石川碧人(3年=鹿島Jrユース)
21 松崎幸樹(2年=沼津U15)
40 山田大樹(1年=鹿島Jrユース)

▽DF
2 結城将貴(2年=レノヴェンスOGASA FC)
3 白井亮(3年=鹿島Jrユース)
4 中村勇太(3年=鹿島Jrユース)
6 荒川弘大朗(3年=鹿島つくばJrユース)
7 佐々木翔悟(2年=鹿島つくばJrユース)
13 増崎大虎(2年=鹿島Jrユース)
22 熊田柊人(2年=鹿島Jrユース)
23 篠塚愛樹(2年=鹿島Jrユース)
25 佐藤隆曉(2年=山形FC Jrユース)
26 氏原稜太(2年=鹿島Jrユース)
34 生井澤呼範(1年=鹿島Jrユース)

▽MF
5 武沢一翔(3年=鹿島つくばJrユース)
8 出津真哉(3年=鹿島Jrユース)
10 須藤翼(3年=鹿島Jrユース)
12 渡邉伶那斗(3年=鹿島Jrユース)
14 有馬幸太郎(2年=鹿島Jrユース)
15 阿須間貫太(3年=鹿島Jrユース)
17 前田泰良(2年=鹿島つくばJrユース)
18 小沼樹輝(2年=鹿島Jrユース)
20 新居見健人(3年=鹿島Jrユース)
35 石井翔太(1年=鹿島ノルテJrユース)

▽FW
9 金澤蓮(3年=鹿島ノルテJrユース)
11 石津駿斗(3年=鹿島Jrユース)
27 赤塚ミカエル(2年=鹿島つくばJrユース)
28 屋木俊也(2年=ビゴーレ勝田台FC)
29 常世田大輝(2年=鹿島Jrユース)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?214760-214760-fl

◆7月に香川が凱旋! ドルトムント&セビージャが浦和、鹿島と対戦(サッカーキング)


香川真司

 ヨーロッパの強豪クラブが日本にやってくる。Jリーグは27日、今夏に『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』を開催すると発表した。

 来日するクラブは日本代表MF香川真司が所属するドルトムントと、セビージャの2クラブ。2016JリーグYBCルヴァンカップ王者の浦和レッズがドルトムントと、そして2016明治安田生命J1リーグチャンピオンの鹿島アントラーズがセビージャとそれぞれ対戦する。

 Jリーグとして海外の強豪クラブを招へいする同大会は、「Jリーグインターナショナルシリーズ」という位置づけで開催される。これはJクラブが国際経験を積む機会を作り、また魅力あるサッカーをファン・サポーターに楽しんでもらう場を設けることを目的としている。第4回Jリーグ理事会後の記者会見で、村井満チェアマンは「真剣勝負が実現できることを大変楽しみにしている」と期待を寄せた。

 7月15日(土)に埼玉スタジアムで浦和対ドルトムント、7月22日(土)に県立カシマサッカースタジアムで鹿島対セビージャを開催。大会はJリーグタイトルパートナー、トップパートナーの明治安田生命保険相互会社が特別協賛する。キックオフ時刻やチケット購入方法などの詳細は決定次第、順次発表される。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170427/580913.html?cx_cat=page1

◆内田の放出も容認?…シャルケ、大型投資実らず今夏に主力流出危機か(サッカーキング)


内田篤人

 現在11位につけるシャルケの周囲が騒がしくなってきている。今シーズンはクラブ史上初の7000万ユーロ(約85億円)という大型投資を敢行したものの、成果は思いのほか上がらず、2009年以来となる欧州の舞台に上がれない事態が近づいている。これにより、来シーズンは本格的に予算の縮小も頭に入れなければならなくなってきたようだ。

 26日付けのドイツ誌『シュポルト・ビルト』では、すでに「大失敗」のウクライナ代表MFイェウヘン・コノプリャンカが今夏で売却されることが決定的だと伝えられている。期待が大きかったスイス代表FWブリール・エンボロやスペイン人DFコケが大ケガをしてしまった不運もあったが、アルジェリア代表MFナビル・ベンタレブやフランス人MFベンジャミン・スタンブリの波のあるパフォーマンスも槍玉に挙げられている。

 これらの今ひとつ成果の上がらない選手たちが批判される一方で、ヨーロッパのビッククラブたちは虎視眈々とシャルケの主力選手たちの獲得に目を光らせているようだ。同誌によれば、契約が今シーズンで切れ、これまでも噂が上がっているボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表DFセアド・コラシナツにはミランから5年で総額40億円のオファーがもたらされているという。本人はイングランド行きを希望しているようで、マンチェスター・Cやアーセナルなども候補に挙がっている。シャルケもミランと同額以上の年俸を提示しているというが、残留は絶望的な状況だ。

 センターバックのセルビア代表DFマティヤ・ナスタシッチも1500万ユーロ(約18億円)の移籍金が提示されれば、放出を免れないという。27日付けのドイツ紙『ビルト』によれば、マンチェスター・Cが獲得を計画しており、マネージャーのクリスチャン・ハイデル氏はすでにバイエルンからレンタル中のドイツ代表DFホルガー・バトシュトゥバーの獲得を検討しているという。

 また、26日付の『ビルト』紙では、来シーズンの放出リストを予想している。スタンブリとドイツ人MFヨハネス・ガイスのいずれか1人、さらにアルゼンチン代表FWフランコ・ディ・サントとDF内田篤人にもオファーがあればクラブは止める理由が無いという。同時に、今シーズンで契約が切れるオランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールや元ドイツ代表DFデニス・アオゴたちも次の仕事先を探さなければならない。

 それに加えて、主力選手たちの流出も避けられないようだ。コラシナツやナスタシッチらの他にも、ドイツ代表MFマックス・マイヤーにはトッテナムがオファーを出し、カメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ・モティングもイングランド行きに心がなびいている模様。エースのドイツ代表MFレオン・ゴレツカにもヨーロッパの各クラブから好条件のオファーが届いており、本人が提示しているシャルケ残留の条件は欧州の舞台で渡り合えるだけの戦力を揃えることだという。

 予算を削減する一方で、戦力アップを期待されているハイデル氏には厳しい夏が待ち受けている。ファンたちはラウール・ゴンサレスやフンテラールのようなトップスターの獲得を喜んだ時代を懐かしみ、中堅クラブに沈もうとしている現状にやきもきしていることだろう。

https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20170427/580752.html?cx_cat=page2

◆ACL鹿島戦でも旭日旗を制限。蔚山の厳重体制に「反スポーツ精神防いだ」と韓国で報道(フットボールチャンネル)


鹿島アントラーズ

 韓国・Kリーグの蔚山現代は、川崎フロンターレのサポーターが旭日旗を掲げた騒動を受けて、26日に行われたACLの鹿島アントラーズで手荷物検査を実施していたようだ。韓国メディア『ジョイニュース24』が報じた。

 25日、川崎FのサポーターがACLの水原三星戦で旭日旗を掲げたことが両国間で騒ぎとなっていたが、同メディアによれば試合開始3時間前から鹿島ファンを対象に手荷物検査を行い、旭日旗の持ち込みを制限したという。

 同メディアは、「蔚山現代は鹿島のアウェイファンによる反スポーツ精神的な行動を徹底的に防いだ」と報道している。

 一方、試合はアウェイの鹿島が4-0で制して決勝トーナメント進出を決め、敗れた蔚山現代はグループステージ敗退が決まった。

 この結果に、「予防はよくできていたが、肝心の試合結果は最悪だった」と伝えている。

【了】

https://www.footballchannel.jp/2017/04/27/post208686/

◆鹿島石井監督1位突破へ強い決意「勝って終わる」(ニッカン)




 鹿島アントラーズは27日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で6年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた蔚山戦(4○0)から一夜明け、韓国から成田空港に帰国した。

 後半7分の先制点など、2得点で勝利に貢献したFW金崎夢生(28)や主将のMF小笠原満男(38)らも、時折笑顔を見せるなどリラックスした表情。16強進出を知ったのは、前日26日の試合後に宿舎に戻った食事中だった。スタッフが首位ムアントン(タイ)が、ブリスベン(オーストラリア)に3-0で勝ったことを伝えた。

 石井正忠監督(50)は「ホッとはしましたね」と初制覇に挑む第1関門突破に安堵(あんど)の表情を浮かべたものの、来月10日の最終節ムアントン戦(カシマ)に向けては、「ホームゲームなので、しっかり勝って終わることが目標」と1位突破への強い決意を明かした。出発前のホテルや機内では、すでに相手の試合映像などをチェックし、次への戦いの準備を進めている。アウェーでは1-2で敗れているだけに「勢いに乗せてしまわないように、攻撃力を抑えるところ。特に前半に失点をしない形が大事」とポイントを挙げた。

 決勝トーナメント1回戦は来月23日、30日にホームアンドアウェー方式で行われる。E組の鹿島は、最終節でムアントンに勝って1位通過ならG組2位と対戦。引き分け以下で2位となった場合はG組1位と対戦する。G組は広州恒大(中国、勝ち点9)、水原(韓国、同8)、川崎フロンターレ(日本、同7)に決勝トーナメント進出の可能性がある。【鎌田直秀】

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1814266.html

◆鹿島の金崎夢生、川崎の奈良竜樹が選出…ACL・GS第5節ベスト11(サッカーキング)


金崎夢生、奈良竜樹

 24日から26日に各地で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節の結果を受け、同大会の公式ツイッターがベストイレブンを発表した。

 グループステージ第5節のベストイレブン、クラブ別ではグループDのペルセポリス(イラン)から最多の3選手が選出された。同クラブは敵地でアル・ヒラル(サウジアラビア)とスコアレスドローに持ち込み、勝ち点1を獲得。1勝3分け1敗の勝ち点「6」で3位につけている。

 そして、日本から出場の4クラブからは2選手が選出。蔚山現代(韓国)戦で2ゴールを挙げた鹿島アントラーズのFW金崎夢生と、水原三星(韓国)戦で決勝ゴールを挙げた川崎フロンターレのDF奈良竜樹が名を連ねている。

 なお、グループステージ第6節(最終節)は5月8日から10日にかけて開催される。

 ACL公式ツイッターが発表した、GS第5節のベストイレブンは以下のとおり。

▼GK
ハーリド・イーサ(アル・アイン/UAE)

▼DF
サデグ・モハラミ(ペルセポリス/イラン)
奈良竜樹(川崎フロンターレ/日本)
モハマド・アンサリ(ペルセポリス/イラン)
ホセイン・マヒニ(ペルセポリス/イラン)

▼MF
パウリーニョ(広州恒大/中国)
チャナティプ・ソングラシン(ムアントン・ユナイテッド/タイ)
セルヒオ・ガルシア(アル・ラーヤン/カタール)
ジュジャーク・バラージュ(アル・ワフダ/UAE)

▼FW
マラト・ビクマエフ(ロコモティフ・タシュケント/ウズベキスタン)
金崎夢生(鹿島アントラーズ/日本)



https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170427/581111.html?cx_cat=page1

2017年4月27日木曜日

◆初めて本田圭佑を見た時と似た衝撃。 鹿島の新人・安部裕葵にピンときた(Sportiva)


シーズン序盤で見つけた「オッ」と思った選手(1)
FW安部裕葵(鹿島アントラーズ)

「オッ」と思わせる若手に遭遇することは、観戦の醍醐味のひとつだが、Jリーグには期待しにくい。無いものねだりになりつつあることも事実。かつてゴロゴロ存在したものは、いつのまにか激減。枯渇した状態にある。

 日本サッカー界最大の問題と言えるが、よって、発見した瞬間の感激は大きい。天然記念物のような貴重な人材。鹿島アントラーズのFW安部裕葵(あべ・ひろき/18歳)を見た瞬間、まさにそう感じた。



 4月1日、J1第5節。安部の投入は、FWペドロ・ジュニオールとの交代で、時間は後半29分。スコアは0−0だった。

 相手は最下位の大宮アルディージャ。鹿島にとっては、アウェーとはいえ、絶対に負けられない戦いだった。にもかかわらず、石井正忠監督は瀬戸内高校を卒業したばかりの高卒ルーキーを、いきなりピッチに送り込んだ。期待のほどがうかがい知れるというものだ。

 その1、2分後だった。安部はMF土居聖真に、意外なタイミングでラストパスを配球。即興的ながら企画力、発想力に富んだショートパスをラストパスとしたのだ。

 結果的に土居のシュートは入らなかった。土居がゴールを決めたのはその数分後。アシストはFW鈴木優磨から送られた縦パスだった。
 クリスティアーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスをすることでも知られる鈴木も、将来が期待される若手。メディアは決勝ゴールをアシストした彼にスポットを当てた。

 だが、こちらの目は安部のほうによりピンときた。何と言っても、魅力的に見えるのは、相手と対峙したときの面構えだ。「蛇とカエル」の関係でいう蛇。171cmの小兵ながら、カエルを威圧するかのようなふてぶてしさ、偉そうな態度を見て閃(ひらめ)いたのだ。

 この選手はいける。相手をこうした目で威嚇できる選手は必ず伸びる、と。

 Jリーグで2試合目の出場を果たしたのは、4月22日のジュビロ磐田戦。今度はスタメンだった。なんとかしてやろうと、デビュー戦同様、立派な面構えで磐田に立ち向かった。しかし、プレーは空振り。安部は前半で交代の憂き目に遭った。

 磐田の中村俊輔の活躍もあり、鹿島が磐田に0-3で敗れた試合だ。安部を先発で起用した弊害が露呈した一戦と言ってもいい。

 大宮戦と磐田戦。違いは起用されたポジションにあった。大宮戦が2トップの一角だったのに対し、磐田戦は左サイドハーフ。選手に多機能性を求める石井監督ならではの起用法だが、安部は要求を十分消化できなかった。前半、左サイドが機能しなかったことが、敗因のひとつになっていた。
 前半45分でベンチに下がった安部だが、面構えは最後まで立派だった。最後まで「やってやるぞ!」という雰囲気を漂わせながら、前向きにプレーした。

 雰囲気があるのだ、プレーに。安部にあって他の一般的な若手にない要素はこれ。そして、安部には実行力がある。本田圭佑を初めて見たときに似た感覚に襲われる。同年代の選手の中ではピカイチだと思う。

 だが、5月末から韓国で開催されるU-20W杯の日本代表メンバーに彼の名前はない。選出された過去もない。どうやら、内山篤監督のお眼鏡には、適っていないようである。

 大事な局面で使ったり、多機能性を育もうとサイドハーフで使ったり、高い期待値を寄せる石井監督とは、見解が異なる様子だ。もっとも、U−20日本チームに選ばれず、大会に出なければ、その分、鹿島で出場する機会は巡ってくる。むしろ、こちらで揉まれたほうが伸びるのではないかと思う。

 年代別の代表チームから漏れても、その後、大きく成長した選手はいくらでもいる。わかりやすい例では長谷部誠だ。

 2004年アテネ五輪に臨むチームに彼は選ばれなかった。惜しくもというより、最初から構想外のような扱いを受けていた。日本チームには痛手になったが、長谷部には励みになった――とは、こちらの勝手な解釈だが、見るからに向こうっ気の強そうな安部の場合も、そうなる可能性は高いと踏む。

 言い換えれば、高校総体の優秀選手に選ばれたにすぎない選手をスカウトし、獲得するや、新年度の初日(4月1日)から試合に使う鹿島に感心する。強さの片鱗を見る気がする。安部裕葵選手の今後の成長を見守りたい。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2017/04/26/___split_53/

◆内田篤人が放出候補?シャルケが不振で今夏に人員整理と独誌報道(ゲキサカ)




 シャルケに所属するDF内田篤人が、今夏に放出される可能性があると、ドイツ誌『ビルト』が報じている。

 内田は今シーズン、長く続いていたケガから復帰し、昨年12月にヨーロッパリーグのザルツブルク戦で1年9カ月ぶりとなる公式戦出場を果たした。4月16日に行われたブンデスリーガ第29節のダルムシュタット戦ではベンチに入り、復帰が期待された。しかし、出場機会は得られず、完全復活には至っていない。

 シャルケは2016-17シーズン、開幕5連敗を喫するなどスタートダッシュに失敗。直後に7試合連続無敗(5勝2分け)を記録するなど持ち直したが、勢いを継続することはできず、第30節を終えた時点で11位に位置している。欧州のカップ戦出場権を獲得する可能性も消滅したため、メンバー編成が見直されると見られている。

 同誌によると、シャルケは適切なオファーを受け取れば、内田を放出する構えがあるという。他にはフランコ・ディ・サントも放出候補で、デニス・アオゴら数人の選手とは契約延長が行われない見込み。また、セアド・コラシナツはアーセナルへの移籍がうわさされていて、今夏にチームを去る可能性が高いようだ。

 なお、シャルケと内田の契約期間は2018年6月までとなっている。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?214699-214699-fl

◆【鹿島】エース金崎が2発!1次リーグ突破「ゴールできたのは自分にとっても良かった」(報知)




 ◆AFCアジアチャンピオンズリーグ第5戦 ▽E組 蔚山現代0―4鹿島(26日・蔚山文殊サッカー競技場)

 E組の鹿島(Jリーグ1位)はアウェーで蔚山現代(韓国L4位)と戦い、FW金崎夢生(28)の2得点で4―0と快勝した。

 FW金崎が1次リーグ突破への道を切り開いた。0―0の後半7分。味方のシュートを相手GKがはじいた所に走り込み、右足で先制点を押し込んだ。同22分には相手のバックパスを追い、GKのキックミスを誘発。そのままボールを拾い、右足でゴール上のネットを豪快に揺らした。「相手のミスもあったけど、ゴールできたのは自分にとっても良かった」と胸を張った。

 リーグ磐田戦(22日・カシマ)で相手GKと交錯し、股間に裂傷を負った。経験のない負傷。不安もあり、鹿嶋市内の病院で検査を受けた。ピッチでは影響を感じさせず、アウェーで2得点。エースの仕事を果たした。「前半はあまり良い形ができなかったけど、90分を通して戦う姿勢じゃないけど、そういうのを出せたのは良かった」。今大会アウェー初勝利に導いた。

 試合終了から約2時間後、首位ムアントンがブリスベンに3―0で勝利。1試合を残して鹿島の1次リーグ突破が決まった。敗れれば自力突破が消滅する可能性さえある重圧の中で4得点の快勝。悲願のアジア初制覇へ向け、第一関門を突破した。「日本勢はなかなかACL王者になれていない。ACL王者になってクラブW杯に出ることが我々の夢。そこに向かってしっかりやっていきたい」と石井正忠監督(50)。金崎も「こういう試合が続けてできるように頑張りたい」と先を見据えた。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170427-OHT1T50061.html

◆鹿島4発大勝!エース金崎2発「しっかり得点できたのは大きい」(スポニチ)


ACL1次リーグE組   鹿島4―0蔚山 ( 2017年4月26日    蔚山 )


 手負いのエースが、負ければ敗退の蔚山にとどめを刺した。0―0で迎えた後半7分、FW金崎はゴール前に詰め、MF土居のシュートのこぼれ球を落ち着いて右足で流し込んだ。ゴールラッシュの始まりだった。

 2―0の22分にはGKにプレッシャーを掛けてゴール左でボールを奪い、右足で追加点。「相手のミスあってのゴールでしたが、しっかり得点できたのは自分にとって大きい」。2月21日のホーム戦を含め、蔚山相手に計3発。インタビューでは白い歯をこぼした。

 0―3で完敗した22日のJ1磐田戦で相手GKと接触。左脚の付け根付近から急所にかけてを裂傷していた。クラブのクリニックで診療を受け、中3日で迎えたこの日。「90分間通して戦う姿勢を出せたのが一番良かった」。後半31分にFW鈴木と交代するまで、原点に立ち返ったチームの中心で走り回った。

 右足首に慢性的な痛みがあり、離脱することも多い今季。それでも出た試合では結果を残すのが金崎だ。「こういう試合がもっとできるように頑張りたい」。11年以来、5度目の決勝トーナメント進出を決めた鹿島のエースは、さらなる高みを見据えた。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/04/27/kiji/20170427s00002181005000c.html



◆鹿島、敵地で4発!金崎が点火「ホームでもっといい姿を」/ACL(サンスポ)


2得点の金崎。負ければ敗退の危機をエースが救った (共同)

 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグE組第5戦(26日、蔚山0-4鹿島、蔚山)一気にギアを変えた。ACL優勝経験のある蔚山を後半の4ゴールで粉砕。アウェー戦での価値ある初勝利に石井監督が胸を張った。

 「プレッシャーをかけ続け、ミスを誘って得点できた。タフに戦ってくれた成果だ」

 0-0で迎えたハーフタイム。ロッカールームでDF昌子が「俺たちは勝ちに来た。本気の姿勢を見せよう」と訴えた。後半、果敢に前へ出る厳しいプレスで相手を圧倒。同7分、GKがはじいたこぼれ球をFW金崎が押し込んだ。2分後には高い位置でミスパスを奪い、FWペドロジュニオールが加点。さらにGKのミスキックを逃さず金崎がこの日2点目を決め、相手の戦意を完全にくじいた。

 ブリスベン(豪州)が敗れ、最終戦で3、4位のチームに抜かれる可能性が消え、浦和に続いて6年ぶりの決勝T進出が決定。本拠にムアントンを迎える最終戦に勝てば1位で1次リーグを通過する。金崎は「ホームでもっといい姿を見せられるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170427/jle17042705020008-n1.html

◆鹿島ACLで今季初アウェー勝利 エース金崎2発(ニッカン)




<ACL:蔚山0-4鹿島>◇1次リーグE組◇26日◇蔚山

 E組の鹿島アントラーズは、エースFW金崎夢生(28)の2得点などで4-0と快勝した。

 今大会のアウェー初勝利で、3勝2敗の勝ち点9とし金崎は「90分通して戦う姿勢は出せて良かった。相手のミスもあってのゴールでしたけれど、自分にとっても大きい。アウェーで勝てない中で結果も出ましたし、こういう試合がもっとできるように頑張りたい」。1得点1アシストだった2月21日の蔚山戦(カシマ)に続くプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝き、笑顔を見せた。

 22日のリーグ、ジュビロ磐田戦の3失点完封負けから中3日。先発はGKクォン・スンテ(32)、MFレオ・シルバ(31)、FWペドロ・ジュニオール(30)の3人を入れ替えて起用した。前半はシュート2本と重苦しい雰囲気が続いた。だが、後半7分にMF土居聖真(24)のシュートを相手GKがはじいたこぼれ球を、金崎が落ち着いて右足で押し込むと、一気に流れを引き寄せた。

 同9分には相手のパスミスを拾ったFWペドロ・ジュニオールがドリブルでゴール前に迫ると、左足で蹴りこみ加点。同22分には相手GKのクリアミスを奪った金崎が右足で豪快にネットを揺らした。終了間際にはMFレオ・シルバが右足でミドルシュートを決めてガッツポーズ。同日に行われる同組首位ムアントン(ムアントン)が、最下位ブリスベン(オーストラリア)に引き分け以上で、6年ぶりの決勝トーナメント進出が決まる状況をつかみとった。

 5月10日の最終節では敵地で1-2と敗れたムアントンとホームで対戦する。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1813858.html

◆鹿島6年ぶり決勝T「アウェーで結果出た」金崎2発(ニッカン)




<ACL:蔚山0-4鹿島>◇1次リーグE組◇26日◇蔚山

 鹿島アントラーズは、エースFW金崎夢生(28)の2得点などで4-0と快勝した。

 今大会のアウェー初勝利で、3勝2敗の勝ち点9。同組首位ムアントン(タイ)が3-0でブリスベン(オーストラリア)に勝ったことにより、鹿島の2位以内が確定。11年以来、6年ぶりの決勝トーナメント進出が決まった。

 金崎は「90分通して戦う姿勢は出せて良かった。相手のミスもあってのゴールでしたけれど、自分にとっても大きい。アウェーで勝てない中で結果も出ましたし、こういう試合がもっとできるように頑張りたい」。1得点1アシストだった2月21日の蔚山戦(カシマ)に続くプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝き、笑顔を見せた。

 22日のリーグ、ジュビロ磐田戦の3失点完封負けから中3日。先発はGKクォン・スンテ(32)、MFレオ・シルバ(31)、FWペドロ・ジュニオール(30)の3人を入れ替えて起用した。前半はシュート2本と重苦しい雰囲気が続いた。だが、後半7分にMF土居聖真(24)のシュートを相手GKがはじいたこぼれ球を、金崎が落ち着いて右足で押し込むと、一気に流れを引き寄せた。

 同9分には相手のパスミスを拾ったFWペドロ・ジュニオールがドリブルでゴール前に迫ると、左足で蹴りこみ加点。同22分には相手GKのクリアミスを奪った金崎が右足で豪快にネットを揺らした。終了間際にはMFレオ・シルバが右足でミドルシュートを決めてガッツポーズ。今季新加入の外国人も、エースに続いた。

 5月10日の最終節では敵地で1-2と敗れたムアントンとホームで対戦する。勝てば1位突破も決まる。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/1813887.html

◆鹿島の金崎、敵地で2得点「戦う姿勢を出せた」…ACL決勝Tへ前進(サッカーキング)


金崎夢生

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017グループステージ(GS)第5節が26日に行われ、蔚山現代(韓国)と鹿島アントラーズ(日本)が対戦。鹿島が敵地で4-0と快勝し、決勝トーナメント進出へ前進した。

 先制点を含む2ゴールを挙げ、勝利の立役者となった鹿島FW金崎夢生が、試合後にインタビューに応じた。

 金崎は52分、MF土居聖真のシュートが相手GKに弾かれたところに詰めて先制点を記録。67分には相手GKのミスを突いてボールを奪い、右足シュートでチーム3点目を決めた。

 金崎は「90分を通して戦う姿勢を出せたことが良かったと思います。相手のミスもあってのゴールだったけど、しっかりと得点を決められたことは自分にとっても大きいです」と手応えを示し、次のように続けた。

「(ACLの)アウェイでなかなか勝てない中でもサポーターが来てくれて、結果を出すことができました。試合は続きますけど、こういう試合をできるように頑張っていきたいです」

 決勝トーナメント進出へ前進した鹿島はグループステージ最終節で、5月10日にムアントン・ユナイテッド(タイ)をホームに迎える。公式戦次戦は30日、明治安田生命J1リーグ第9節でサガン鳥栖とのホームゲームに臨む。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170426/580702.html?cx_cat=page1

◆鹿島の決勝T進出が決定!!最終節はムアントンと1位通過かけた直接対決に(ゲキサカ)




 鹿島アントラーズの決勝トーナメント進出が決定した。

 26日に行ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第5節で、E組2位の鹿島は敵地で蔚山現代(韓国)に4-0で大勝。勝ち点を9に伸ばした。

 そして首位のムアントン・ユナイテッド(タイ)はホームでブリスベン・ロアー(オーストラリア)と対戦。前半37分にFWシスコ・ヒメネスのゴールで先制すると、後半38分にはMFチャナティップのゴールで加点。後半44分にもFWティーラシル・ダンダがダメ押し点を決めて、3-0で勝利し、勝ち点を11に伸ばした。

 この結果、勝ち点4のままの蔚山と同3のブリスベンが鹿島を上回る可能性がなくなり、ムアントンと鹿島の決勝トーナメント進出が決まった。

 首位ムアントンと2位鹿島は勝ち点差2で最終節に向かうことになった。5月10日の最終節では、カシマスタジアムで直接対決を行い、順位を決定する。

 決勝トーナメントに進んだ場合、E組は川崎フロンターレが戦うG組の上位と対戦する。

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?214703-214703-fl

◆鹿島、6年ぶりにACL決勝T進出! 1試合残してE組2位以上確定(サッカーキング)


鹿島アントラーズ

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017グループステージ(GS)第5節が26日に行われ、鹿島アントラーズのグループステージ突破が決まった。

 鹿島は日本時間19時30分キックオフの一戦で、蔚山現代(韓国)とアウェイで対戦。4-0と快勝し、勝ち点を「9」に伸ばした。そして同21時30分からはムアントン・ユナイテッド(タイ)とブリスベン・ロアー(オーストラリア)が対戦。第4節を終えて勝ち点「8」でグループE首位に立つムアントンが引き分け以上の結果を残せば、鹿島とともに決勝トーナメント進出が決まるという状況だった。

 そしてムアントンは、ブリスベンに3-0で勝利。クラブ史上初のグループステージ突破を決めた。そして同時に、鹿島の決勝トーナメント進出も決定。鹿島は2011年以来、6年ぶりにラウンド16に駒を進めることとなった。

 なお、グループEは勝ち点「11」のムアントンが首位で、鹿島は同「9」の2位。両クラブが決勝トーナメント進出を決め、蔚山とブリスベンは勝ち点「4」で敗退が決まった。

 鹿島は5月10日のグループステージ最終節でムアントンと対戦。勝てばグループEを首位で通過することとなる。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/acl/20170426/580705.html?cx_cat=page1


◆鹿島、相手のミス逃さず敵地で4発快勝。ACLグループ突破に王手(フットボールチャンネル)


鹿島アントラーズ

【蔚山現代 0-4 鹿島アントラーズ ACL 第5節】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループEの第5節が26日に開催され、鹿島アントラーズはアウェイで韓国の蔚山現代と対戦した。

 鹿島はここまで2勝2敗の勝ち点6でグループの2位。勝てばグループステージ突破に王手をかけることができるが、敗れるようなら蔚山に勝ち点でも抜かれて一気に苦境に追い込まれるという重要な一戦だった。

 前半を0-0で折り返した鹿島は、後半立ち上がりの52分に待望の先制ゴールを奪うことに成功する。相手のミスでボールを奪い、土居が放ったシュートは相手GKに阻まれたものの、ゴール前にこぼれたボールを金崎が押し込んでアウェイで先手を取った。

 さらにそのわずか2分後、元清水のイ・キジェのミスにより再び相手陣内で鹿島ボールに。ドリブルで持ち込んだペドロ・ジュニオールが自ら豪快なシュートを突き刺し、鹿島が連続ゴールで2点のリードを奪う。

 67分にはまたしても相手のミスを逃さない。蔚山の元韓国代表GKキム・ヨンデがバックパスの処理を誤り、詰めていた金崎がボールを奪うと、そのまま自身2点目のゴールを蹴り込みスコアを3-0とした。

 終了間際にもレオ・シルバが4点目を加え、アウェイで快勝を収めた鹿島は決勝トーナメント進出へ大きく前進。同グループのもう1試合の結果次第で、今節にも突破が決まる可能性もある。

【得点者】
52分 0-1 金崎夢生(鹿島)
54分 0-2 ペドロ・ジュニオール(鹿島)
67分 0-3 金崎夢生(鹿島)
90分 0-4 レオ・シルバ(鹿島)

【了】

https://www.footballchannel.jp/2017/04/26/post208550/

◆アジアCL 1次リーグ 鹿島4発快勝(茨城新聞)


浦和、決勝T進出

鹿島-蔚山 後半、ゴールを決めペドロジュニオール(中央)らに祝福される鹿島・金崎(右)=蔚山(共同)

サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は26日、各地で1次リーグ第5戦を行い、E組の鹿島は韓国で同国の蔚山と対戦し、4-0で快勝した。通算成績は3勝2敗、勝ち点は9。

鹿島は前半、相手の厳しい守備に攻めあぐねたが、後半は前線からの積極的な守備が機能。金崎の2得点を含む4ゴールを奪った。

鹿島の1次リーグ最終戦は5月10日にあり、ホームでムアントン(タイ)と対戦する。

F組首位の浦和はホームでウェスタンシドニー(オーストラリア)を6-1で下した。4勝1敗の勝ち点12で2位以内を確保し、2年連続で16強による決勝トーナメント進出を決めた。

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14932214255337

◆AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第5節(オフィシャル)


ACL第5節 vs蔚山現代FC

鹿島、ACL決勝T進出へ前進!金崎の2発、ペドロとレオのゴールで蔚山現代FCを粉砕!

鹿島がアウェイでゴールラッシュを見せた。AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第5節、韓国の蔚山現代FCとアウェイで対戦すると、スコアレスで迎えた後半に金崎が均衡を破り、ペドロ ジュニオールが2分後に追加点を挙げて優位に立つ。さらに金崎の2点目、レオ シルバの強烈なミドルシュートも決まって、4-0と快勝。5試合を終えて3勝2敗とし、勝ち点を9に伸ばしてグループE突破へ大きく前進した。

鹿島は22日、J1第8節で磐田に0-3と完封負け。カシマスタジアムにライバルを迎えた伝統の一戦で屈辱的な惨敗を喫した。聖地に鳴り響いたブーイングを聞いた昌子は「それは仕方ないことだと思う」と、不甲斐なさと悔しさを胸に刻み、次なる戦いへの闘志を燃やしていた。

試合翌日のリカバリートレーニングを経て、24日に韓国へと発ったチームは、蔚山到着初日から練習を行った。25日には試合会場での公式練習に臨み、ピッチの感触を確かめながら最終調整を実施。集中力を高めていった。公式会見に臨んだ石井監督は「勝ち点3を取るために来た。しっかりと3ポイントを取って日本に帰りたい」と不退転の決意を語った。並んで出席したクォン スンテは「優勝のために、選手たちみんなで一緒に頑張っていきたい」と、母国で臨む一戦を前に、ACL制覇への抱負を言葉に並べた。



曇り空に覆われた蔚山。石井監督は磐田戦から先発メンバーを3名入れ替えた。GKにスンテ、ボランチの一角にレオ シルバ、そして前線にペドロ ジュニオールが復帰した。最終ラインは不動の4人、右から西、植田、昌子、山本が並ぶ。ボランチはレオとともに永木が務め、キャプテンマークを巻く。2列目は遠藤と土居の組み合わせで、前線ではペドロとともに金崎がゴールを狙う。そしてベンチには、GKの曽ケ端、伊東、レアンドロ、三竿健斗、21回目の誕生日を迎えた鈴木、金森が並んだ。帯同していた安部も含め、チーム一丸で大一番に臨む。



韓国まで駆け付けた背番号12が、ホームのサポーターに劣らぬ情熱と声量をピッチへと降り注ぐ。アウェイで迎えた大一番、ともに勝利を目指す姿勢を前面に押し出したサポーターの後押しを受け、選手たちはキックオフのホイッスルを聞いた。

開始直後から積極的に攻勢をかけてきたのは蔚山現代FCだった。ボールポゼッション率を高められ、鹿島は我慢の時間帯が続く。7分には右サイドの背後を取られ、ペナルティーエリア右側からシュートを打たれたが、グラウンダーのボールはわずかに枠を逸れた。いきなり肝を冷やすこととなったものの、鹿島は時間を追うごとに落ち着きを取り戻し、ボールキープの時間を増やしていった。







なかなかゴールへと迫れずにいた鹿島は、ペドロと金崎の2トップが両サイドのスペースへ流れてパスを引き出し、起点を作ろうと腐心する。右サイドハーフの遠藤も積極的に最終ラインの背後へと飛び出してゴールを目指したが、なかなかチャンスを作り出すことができなかった。







苦戦を強いられた鹿島、前半最初のシュートは35分だった。敵陣中央でパスを受けた永木が思い切りよく右足を一閃。強烈なミドルシュートは軌道を変化させながら枠を捉えたが、相手GKに弾き出された。それでも、ゲームキャプテンを務めた背番号6が示してみせたゴールへの意識が、試合を少しずつ動かしていく。37分には遠藤のFKから昌子がヘディングシュート。43分にも永木のFKから山本がニアサイドへ飛び込み、頭で逸らしてゴールを狙う。枠を捉えたボールは相手GKの正面を突いたが、得点への予感を漂わせながらハーフタイムを迎えることとなった。



0-0で迎えた後半、鹿島は立ち上がりから積極的にゴールを目指していく。49分、ペナルティーエリア右側でパスを受けた金崎が強引に突破。相手DFとの交錯で倒れ、笛は鳴らなかったものの、蔚山現代FCに脅威を与えた。

そして52分、待望の先制点は背番号33によってもたらされた。ペナルティーエリア左側、最終ラインの背後へ抜け出した土居が右足でファーサイドを狙ったシュートを放つ。相手GKに弾かれたが、そこにしっかりと金崎が詰めていた。1-0。エースが難なく押し込み、歓喜の時を迎えた。





敗れればグループステージ敗退が決まる蔚山現代FCを相手に、アウェイで均衡を破った鹿島。浮き足立つ相手の心理状態を見透かしたかのように、ミスを突いて追加点を奪う。金崎の先制弾から2分後、敵陣でのプレスでボールを奪ったペドロがペナルティーエリア手前から縦へ突進。スピードを上げてゴールへ迫った背番号7は、迷うことなく左足を振り抜いた。強烈な一撃がゴールへ突き刺さる。2-0。2トップ揃い踏みとなるペドロのゴールで、鹿島がリードを広げた。







2点をリードし、鹿島が優位に立った。蔚山現代FCは長身の選手を次々と投入してゴール前に高さを加えて反撃を狙ってきたが、鹿島は高い位置でのプレスを臆することなく敢行し、相手の自由を奪っていく。次第にロングボール中心の攻撃へ傾斜した蔚山現代FCに対し、ゴールマウスに立ちはだかるスンテが安定したセービングを連発。ハイボール処理でミスを犯さず、チームに安心感をもたらした。

すると67分、鹿島が次のスコアを刻む。相手DFのバックパスが正確性を欠き、処理しにくい軌道でバウンドしながらGKのもとへ。トラップからクリアを試みたホームチームの守護神、そのキックが空を切って弱々しく浮き上がった瞬間、プレスをかけていたのが金崎だった。ゴールエリア左側でボールを奪うと、冷静かつ強烈な右足シュートを突き刺した。3-0。金崎のこの日2得点目で、鹿島が勝利を引き寄せた。





鹿島は70分以降も得点への意欲を失わない。石井監督は鈴木、レアンドロと攻撃的な選手を次々に投入し、追加点を目指していく。蔚山現代FCにボールをキープされる時間は長くなったが、ゴール前でエアバトルを繰り返した昌子と植田がしっかりと身体を張り、両サイドバックの西と山本も惜しみない上下動とカバーリングで攻撃の芽を摘み続けた。











金森もピッチに送り出され、攻撃的な姿勢を示し続けた指揮官の思いを反映するかのように、鹿島は4点目を奪ってみせる。後半アディショナルタイム、ゴールラッシュの締めくくりは中盤の支配者が主役となった。左サイドからの攻撃、細かいパスを連ねて中央へ進出し、ペナルティーエリア手前でレオが前を向く。思い切りよく右足を振り抜くとうなりを上げてゴールを襲った強烈なミドルシュートがクロスバーを叩き、ゴールネットを揺らした。ワールドクラスの一撃で、鹿島が蔚山現代FCの戦意を喪失させた。



4-0。アウェイでの快勝で、鹿島が決勝トーナメント進出へ大きく前進した。グループステージ5試合を終えて3勝2敗、勝ち点は9。日本時間21時30分キックオフの一戦でムアントン・ユナイテッドがブリスベン・ロアーFCを相手に引き分け以上の結果を残せば、鹿島は1試合を残して決勝トーナメント進出を決めることとなる。仮に今節での突破が決まらなくても、鹿島はグループステージ最終節で敗れない限り、ラウンド16へ駒を進めることとなる。









グループステージ最終節は5月10日、ムアントンをホームに迎える。アウェイで敗れた相手に、カシマでしっかりとリベンジを果たさなければならない。そして鹿島は次戦、4日後にJ1第9節で鳥栖と対戦。帰国後まもなく迎えるホームゲーム、そしてゴールデンウィークの連戦へ。今この時から、次なる歓喜に向けた準備は始まっている。

【この試合のトピックス】
・今大会でのアウェイ初勝利となった。
・韓国勢相手のアウェイでの勝利は、2010年3月9日のACL第2節全北現代戦以来だった。
・今季初の4点差勝利となった。
・金崎が今季初の1試合2得点を記録。今大会での得点数を3とした。
・ペドロが今大会2得点目を挙げた。
・レオが強烈なミドルシュートを決め、ACL初ゴールを記録した。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠


蔚山現代FC:キム ドフン


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
まずはアウェイに来て勝ち点3を取って帰るという目的を果たせて良かった。選手全員が90分間、集中力を保ってくれた。激しい戦いになることはわかっていたが、前半から相手にしっかりとプレッシャーをかけることができた。後半も同じようにプレッシャーをかけて相手のミスを誘って得点を決めることができた。90分間、選手たちがタフに戦ってくれた成果だと思う。

Q.直近の試合(磐田戦)で0-3で敗れていたが、どのように修正したのか?

A.スコアは0-3だったが、内容的には結果通りのものではなかったと思っていた。やるべきことをしっかりとやれれば、今日は勝つと信じていた。

Q.去年のクラブW杯で準優勝をした鹿島を含め、ACLで日本のクラブが好成績を残している理由は?

A.自分は好成績ではないと思っている。日本勢はなかなかACL王者になれていないし、我々は開催国枠でクラブW杯に出場して良い成績を残せたが、ACLチャンピオンになってクラブW杯に出ることが我々の夢なので、そこに向かってしっかりとやっていきたい。JクラブがACLで良い成績を残しているとは思わない。

Q.「自分たちのサッカーをすれば勝てると信じていた」と話していたが、蔚山についてどのようなことを分析したか?

A.対戦相手に対してこちらから何かを言うことはできない。我々がやるべきことをしっかりとやったということで、蔚山についてのコメントは差し控えたい。

Q.前半、蔚山の8番の選手がビルドアップに加わって捕まえにくい位置にいたと思うが、どのように対処したのか?

A.ミーティングでは、ボランチが縦関係になって見る形にするか、FWの2人が守備の時にはボランチを捕まえることになっていた。うまくいっていなかったとは思わないが、パスをつなげられた部分もあった。とはいえ、チャンスを多く作られたわけではないので、話は特にしていなかった。

蔚山現代FC:キム ドフン
アントラーズ戦に向けて準備をしてきた通り、前半はうまくプレーできたと思う。チャンスを作っていたし、パスをうまくつなぐこともできた。相手の裏のスペースを狙うこともできた。後半は失点してからチーム全体がミスがあった。あってはならない場面が出てしまって、敗戦につながってしまった。


選手コメント

[試合後]

【金崎 夢生】
前半はあまり良い形はなかったけど、90分を通して戦う姿勢を出せたことが良かったと思う。相手のミスもあってのゴールだったけど、しっかりと得点を決められたことは自分にとっても大きい。次も頑張りたい。アウェイでなかなか勝てない中でもサポーターが来てくれて結果を出せた。試合は続くけど、こういうゲームをできるように頑張っていきたい。

【昌子 源】
危ないシーンはあったけど、前半を無失点で抑えて1点を取れば勢いに乗れると思っていた。本気でやっているという気持ちを後半に見せないといけない中で、勝ちに来たという姿勢を見せることができたのが勝因だと思う。後半は理想通りだった。前からのプレッシングがあったので無失点だった。前線の選手に感謝したい。

【クォン スンテ】
グループステージを突破するために大事な試合だった。韓国に来て勝ち点3を取れたのは嬉しい。ハーフタイムに「立ち上がりの失点をなくそう」と話した。そして「激しく行って、走り回ろう」と伝えた。選手たちが良い準備をして、このような結果につながったと思う。

【永木 亮太】
予想通り、激しい試合だった。相手はホームで後がない状況だったから、タイトに来ることは分かっていた。前半を無失点で抑えたのが今日のポイントだと思う。得点の場面もセカンドボールを拾えていたし、相手のミスを突くことができた。

【ペドロ ジュニオール】
このスタジアムでゴールを決めることができて嬉しく思うが、それよりも勝利という目標を達成できて良かったと思う。グループステージ突破のためにも勝利が欠かせない試合だった。与えられたチャンスの中でチームの勝利に貢献したいという思いでプレーしている。

【レオ シルバ】
前半は球際のバトルが激しかった。過去のアウェイでの2試合は、前半に失点して相手のペースになって苦しんでいた。その反省をみんなで活かそうと考えてやっていた。ゴールは前半から狙っていた形。後半はあの1回だったけど、蹴った瞬間に入ったという感覚だった。バーに当たってヒヤっとしたけど、入って良かった。




http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51964

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