日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年6月30日火曜日

◆J1、7月4日再開 GK曽ケ端「優勝のために」 鹿島、逆襲誓う(茨城新聞)



曽ヶ端準 Hitoshi.Sogahata


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新型コロナウイルス感染拡大の影響による約4カ月の中断期間を経て、J1は7月4日に再開される。鹿島の初戦の相手は近年苦手としている川崎。4季ぶりに優勝に向け、いきなり難敵と対戦する。再開を前に、プロ23年目のベテランGK曽ケ端に、チームの状況や今季に懸ける思いなどを聞いた。

-現在のコンディションは。

全体練習が始まってから徐々に良くなっている。暑くなると疲れも出てくると思うが、今のところはすごく良い。

-異例のシーズンだが、あらためて今季に懸ける思いは。

変わらず優勝するためにやる。連戦が多く、全員の力が必要になる。選手一人一人が「全部の試合に自分が出る」という気持ちがすごく大事。僕自身もそういう気持ちを持って全部の試合に良い準備がしたい。

-中断期間を経てチームが成長している実感は。

練習試合の中でも、うまくいかないところが僕自身も含めてあるが、積極的にみんながチームでやろうとしていることを続けている。良い場面が増えてきている。それを公式戦というプレッシャーがかかった中で、どれだけできるかが求められている。

-今季ここから巻き返すために大事なことは。

(監督に)求められていることをやり続けることも大事だし、その中で結果を残していく。両方を求めるのは難しいが、実際に今季は公式戦3連敗と結果が出ていないわけだから、みんなが危機感を持ってやっていくだけだと思う。

-無観客試合の影響は。

経験がないので何とも言えないが、指示の声は通る。その辺はプラスだと思う。でも、お客さんあっての試合。そこにたどり着くことができるように僕たち選手も(新型コロナウイルスに感染しないよう)注意しながら生活しないといけない。

-川崎の印象と勝負のポイントは。

フロンターレのアウェーは難しい試合になる。実際勝率も良くない。その中で再開初戦がフロンターレ。難しさはある。向こうは監督も代わっていないし、メンバーは若い選手も数多く出てきているし、チームコンセプトもしっかりしている。戦い方は難しくなると思うが、チームとして、やろうとしていることを続けながら、勝ちを求めて戦えればと思う。



◆J1、7月4日再開 GK曽ケ端「優勝のために」 鹿島、逆襲誓う(茨城新聞)




2020年6月29日月曜日

◆大暴れの大迫勇也がブンデスリーガ最終節のMVPに!「ブレーメンの救世主。彼がこの調子なら…」(GOAL)






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【欧州・海外サッカー ニュース】ブンデスリーガ最終節ケルン戦で2ゴール1アシストを記録した大迫勇也。公式が選ぶマン・オブ・ザ・マッチデイに輝いた。


ブレーメンFW大迫勇也が、ブンデスリーガ公式が選ぶ最終節のマン・オブ・ザ・マッチデイに選ばれた。

27日に行われた最終節で、ケルンと対戦したブレーメン。この試合で勝利しなければ降格が確定する状況で迎えた一戦となったが、大迫が覚醒。22分に先制点を奪うと、その後27分には追加点をアシスト。さらに58分には自身2点目を奪い、6-1の大勝の立役者となった。

同時刻に行われた試合でデュッセルドルフが敗れたため、ブレーメンは16位に浮上。土壇場で自動降格を回避し、7月2日と6日に行われる入れ替えプレーオフに進むことが決定している。

ブンデスリーガ公式HPは、2ゴール1アシストの大迫を最終節のマン・オブ・ザ・マッチデイに選出。「ブレーメンの救世主」とし、そのパフォーマンスを絶賛している。

「緊張感のある状態では、良いところも悪いところもでるもの。ユウヤ・オオサコはケルン戦でブレーメンを力強くけん引し、彼らはデュッセルドルフからプレーオフ出場権を奪い取った」

「ブレーメンは7月2日と6日に2試合を控えている。だが、シーズン8得点を挙げたチーム内得点王オオサコがこの調子であれば、(フロリアン)コーフェルト監督は何も心配する必要はないだろう」




◆大暴れの大迫勇也がブンデスリーガ最終節のMVPに!「ブレーメンの救世主。彼がこの調子なら…」(GOAL)


◆アトレチコ・ミネイロが鹿島DFブエノの加入を正式発表。1年間の期限付き移籍(フットボールチャンネル)






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 ブラジル1部のアトレチコ・ミネイロは27日、鹿島アントラーズのブラジル人DFブエノを獲得することが決定したとして発表を行った。2021年6月30日まで1年間の期限付き移籍となる。

 鹿島からはブエノのアトレチコ・ミネイロへの移籍がクラブ間で基本合意に達したことが今月16日にに発表されていた。ブエノはその後離日し、現地でのメディカルチェックなどを経て正式契約を交わす予定だった。

「アトレチコファンのみんな、こんにちは。このクラブでプレーできることをすごく嬉しく思う。一緒に素晴らしい仕事ができるように応援してほしい」とブエノはクラブを通してコメントしている。

 現在24歳のブエノは高校時代に来日し、2014年に清水エスパルスに入団。期限付き移籍を含めて清水、ヴィッセル神戸、鹿島、徳島ヴォルティスのJリーグ4クラブでプレーした。母国ブラジルでプロとしてプレーするのは初めてとなる。

【了】


◆アトレチコ・ミネイロが鹿島DFブエノの加入を正式発表。1年間の期限付き移籍(フットボールチャンネル)




2020年6月28日日曜日

◆J2町田・平戸が鮮烈ゴール!思わず抱擁しちゃった 終了間際に東京Vに追いつかれ…再開初戦ドロー(中スポ)






◇27日 J2・第2節 東京V1-1町田(味の素スタジアム)




 無観客の味スタに町田ポポビッチ監督の絶叫が響き渡る。開始3分、背番号10を背負う平戸がペナルティーエリア左角から弾丸右ミドルを対角線のゴールに突き刺した。平戸はベンチへ向かって駆け出し、喜びのあまり高江、佐野と抱擁した。鮮烈な今季初得点に控え選手も歓喜の声を張り上げ、総立ちだった。

 「これ以上のない立ち上がりだった」。同監督はそう褒めたたえながらも、その後は防戦一方の展開だった。「選手たちが美しい1点目に満足してしまったのかもしれない」と顔をしかめた。

 東京Vがボールを支配し、町田がカウンターを狙う攻防の連続。重い試合が動いたのは終了間際だった。後半46分、パス交換でペナルティーエリア内に侵入した東京Vの山下が倒された。PKだった。球を手渡されたのは途中出場の主将、MF藤本だった。

 昨年8月11日の鹿児島戦で右膝に重傷を負い、約11カ月ぶりの復帰戦。緊張、重圧もかみしめ「思い切り蹴ろう。何も考えず、強気にいこう」。得意の左足で右隅に流し込み、貴重な勝ち点1をたぐり寄せた。

 終盤は足をつる選手がいた。苦悶(くもん)の表情を浮かべ腰を折る選手もいた。終了の笛が鳴ると、選手たちは次々とピッチに力なく座り込んだ。激闘、真っ向勝負。ボールを蹴る音、体と体がぶつかり合う音。指示の声、叱咤の声、喜びの声―。125日ぶりのJ2再開。超厳戒態勢下の試合ながら、サッカーのある日常が戻ってきた。


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◆J2町田・平戸が鮮烈ゴール!思わず抱擁しちゃった 終了間際に東京Vに追いつかれ…再開初戦ドロー(中スポ)




◆大迫が半端ないドッペルパック!! 背水のブレーメン、最終節6発で自動降格回避&入れ替えPOへ(ゲキサカ)






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[6.27 ブンデスリーガ第34節 ブレーメン6-1ケルン]

 ブンデスリーガは27日、最終節を各地で行い、日本代表FW大迫勇也が所属する降格圏17位のブレーメンは14位ケルンと対戦し、6-1で勝利した。16位デュッセルドルが敗れたため、ブレーメンは自動降格を回避し、プレーオフ圏16位に浮上。6試合連続の先発となった大迫は右シャドーでプレーし、ドッペルパック(1試合2得点)を達成するなどチームを牽引した。

 前節で自力残留の可能性が消滅したブレーメンがプレーオフに回る16位に浮上するには、今節の勝利が絶対条件。勝利してもデュッセルドルフの結果次第では40年ぶりの降格が決まる背水の陣で、先制のネットを揺らしたのは大迫だった。

 前半22分、PA手前の位置からMFマキシミリアン・エッゲシュタインがグラウンダーのシュートを放つと、ゴール前で反応したのは大迫。左足トラップで持ち替えて迷わず右足を振り抜くと、ゴール右上隅に突き刺さした。

 大迫は2試合連続ゴールで今季7点目をマーク。前半28分には大迫のパスを受けたMFミロト・ラシカが2点目を挙げると、前半30分にはFWニクラス・フュルクルクがネットを揺らし、3-0で前半を折り返した。

 ブレーメンは攻撃の手を緩めず、後半10分にMFデイヴィ・クラーセンが4点目を挙げると、その3分後の後半13分だった。後方からのフィードで右サイドを駆け上がったDFテオドール・ゲブレ・セラシェが折り返すと、走り込んだ大迫が右足で突き刺した。

 大迫は今季2度目のドッペルパック(1試合2得点)を達成し、今シーズン8ゴールを記録した。ブレーメンは6-1で勝利をおさめ、今季ホーム2勝目を挙げた。他会場でデュッセルドルフがウニオン・ベルリンに敗れたため、ブレーメンが16位に浮上し、ブンデス2部3位チームとの入れ替えプレーオフに回る。




◆大迫が半端ないドッペルパック!! 背水のブレーメン、最終節6発で自動降格回避&入れ替えPOへ(ゲキサカ)




2020年6月27日土曜日

◆盛岡・秋田新監督「J3優勝J2昇格」下克上に挑む(ニッカン)





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新生いわてグルージャ盛岡が、最下位からの下克上昇格に挑む。J3は27日に開幕する。元日本代表DFの秋田豊新監督(49)率いる岩手はホームで、ブラウブリッツ秋田と戦う。ゼロからチームを作り直した指揮官は「J3優勝。J2昇格」と力強く宣言した。

当初の予定(3月8日)から111日を経て迎える開幕を、秋田監督は「『やっとだな』という感じ。選手もすごく心待ちにしてたので、スタートできるのはうれしい」。リーグ延期で、始動からの準備に半年間かけられ「戦術、技術、体力すべて向上し、非常にいい時間だった」と、確かな手応えをつかんでいる。

3月末にはJ1、J2、米国でプレーしたMF橋本晃司(34)が加入。秋田監督は「得点への最後の味付けというか攻撃全部の指揮を執ってほしい」と全幅の信頼を寄せる。さらに「みんなが競争し(当初の)構想から外れていた選手も入ってきたのは、こういう期間だからこそできた」と戦力アップを実感する。

1月末から約2カ月続いた鹿児島、宮崎、高知、福島でのキャンプは、ほとんど2部練習で実施。みっちり鍛え、練習試合後も体に負荷をかけた。「自分たちは最下位のチーム。練習をやらずにうまくなれるはずがない」。シーズン中も2部練含め厳しく徹する。無観客試合になるが、34試合の長期戦が幕を開ける。J公式戦460試合に出場している百戦錬磨の秋田監督は「34分の1ではない」と開幕戦の重みを強調。新生岩手は頂点だけを見つめ、勝ち点を1戦1戦積み重ねていく。【山田愛斗】




◆大迫勇也と柴崎岳が"チームを勝たせる"選手に。鹿島でのカップ戦制覇の意味(HOMINIS)






サッカー選手にとってタイトル争いの経験は、選手自身のステージを一つ上に上げてくれる。ましてや自らの活躍でチームを優勝に導いたとき、その経験は何物にも代えがたい。そもそもサッカーとは勝敗を争うスポーツである。相手よりも多くのゴールを奪ったチームが勝利を手にし、そのためにピッチ上の22人が一つのボールを追いかけるのだ。

もちろん、勝利も敗北もたまたまもたらされるものもある。偶然の産物としか言えないゴールで勝敗が決するときがあるからだ。そして、サッカークラブに携わる人々は幸運に恵まれることに期待するのではなく、少しでも勝つ確率を高めるための努力を惜しまない。ただ、そのなかでごく一握りの人間しか達することが出来ない境地がある。それが優勝だ。タイトルを獲得することでしか知ることが出来ない勝利の味。チームを勝たせるためにどうすればいいのかは、チームを勝たせた人間にしかわからない。


■大迫勇也にとって、初めて自らの力で獲得したタイトル


大迫勇也にとって初めてのタイトルはルヴァンカップではなかった。2009年に鹿島アントラーズに加入したとき、チームはまさに黄金時代。J1リーグ2連覇中の王者に"超高校級"の逸材として加わったのが大迫だった。当時のFWはマルキーニョスと興梠慎三が在籍しており、指揮官であるオズワルド・オリヴェイラは彼らに2トップを任せることが多かった。さらに田代有三もおり、大迫はよくて3番手。ポジションを奪うのはそう簡単ではないと思われた。

しかし、3年目の11年に転機が訪れる。若返りを図りたいクラブは35歳となっていたマルキーニョスと契約を更新せず(ベガルタ仙台に移籍)、代わりにポルトガルでプレーしていたカルロンをエース候補として獲得した。ところがこれがまったくの不発。シーズン途中で移籍し、大迫は興梠と共にチームを引っ張る存在となった。

とはいえ、若い日本人2トップで戦えるほどJリーグは甘くない。J1リーグは苦戦の連続となり、34試合のシーズンは13勝11分10敗の6位に沈む結果となった。ただ、この年は東日本大震災の影響を大きく受けたこともあり、Jリーグヤマザキナビスコカップ(当時)は大幅に日程が短縮され、決勝トーナメントはすべて一発勝負で勝敗が決するレギュレーションが採用。AFCチャンピオンズリーグに参加していた鹿島は準々決勝からの出場に。長丁場のリーグ戦とは違い、1ヶ月のなかで終わる短期決戦だったことが幸いする。

この大会で大迫は大爆発する。準々決勝の横浜F・マリノス戦、準決勝の名古屋グランパス戦と2試合連続でゴールを奪うと、決勝の浦和レッズ戦では決勝点。3試合連続でゴールを決め、文句なしの大会MVPに輝いた。

09年はリーグ、10年は天皇杯とプロになってすでに2度の優勝を味わっていた大迫だが、自らの活躍でチームを優勝に導いたのは初めての経験。試合後は、「(去年の)天皇杯も自分の中では嬉しかったですけど、試合に出て優勝するというのはほんと嬉しいですね」と笑顔をこぼした。ちなみに表彰台でカップを掲げたのも大迫だった




■20歳で鹿島をタイトルに導いた柴崎岳


加入1年目だった柴崎岳もこの大会で活躍している。準決勝の名古屋戦では、本山雅志からのスルーパスを受け、楢崎正剛の頭上を打ち抜く決勝点を奪っている。しかし、その輝きは一瞬のきらめき。大会を通じて輝いたのは、次の2012年大会。鹿島をタイトルに導いたのは若干20歳の俊才だった。

大会を牽引したのはエースFWに成長した大迫だったかもしれない。彼はグループステージで4得点、決勝トーナメントに入っても3得点と大車輪の活躍を見せた。対する柴崎は大会を通じて3得点とゴール数では大迫の後塵を拝する。しかし、試合で見せる落ち着きはいまと変わらず、ベテランの貫禄を漂わせるほど。

ただ、この年も鹿島の成績は安定せず、それを穴埋めするために、柴崎はさまざまなポジションでプレーしなければならなかった。清水エスパルスと戦った決勝戦でも、ボランチではなく右サイドハーフでの先発。それでも、ウイングとサイドバックの攻撃をケアする役目を担うと、ほぼそれを完璧に遂行した。試合を落ち着かせることに大きく貢献すると、70分からはボランチでプレー。ゲームの舵取りをするだけでなく、3列目からの飛び出しでPKを誘い、これを自ら決めると、アディショナルタイムにも同じような場面をつくって今度はそのままゴールへ叩き込んだ。





「若い選手が出て勝ったことで、次も勝ちたいという欲が出る。それが勝者のメンタリティになっていく」

今はフットボールダイレクターという立場でクラブの強化責任者を務める鈴木満強化部長(当時)は、そう言って目を細めた。勝つことで勝者のメンタリティや勝ち方が受け継がれていくからだ。

クラブの歴史という大きな流れで見ればそうだろう。しかし、その一部分を彩る選手個人としての思いは少し違ったようだ。柴崎の言葉は2年目の選手とは思えないほど芯の強さがあった。

「"受け継ぐ"という表現はあまり好ましくないかもしれないですけど、このままアントラーズを受け継いでいくだけでは足りないと思いますし、それ以上のものを出していかないといけないと思います。先輩を超えたい。全員がそういう意識をもってやらないと、僕らは成長していかないと思う」

11年大会も、12年大会も試合を通じて鹿島が支配したとは言い難い。しかし、うまく相手の長所を消し、自分たちの時間帯が来るまで我慢して戦い続け頂点に立った。そのことを問われたときの柴崎の言葉が振るっていた。

「劣勢というか良くない試合が続いていて、でも勝ってしまうという鹿島のよさがこの試合では出ていたと思います。すごいな、と他人事のように思います」

いまでは鹿島を飛び出し、日本代表の中心として海外の強豪相手にそうした駆け引きを見せる大迫と柴崎。彼らの飛躍に、この大会の優勝経験は大きな影響を及ぼした。

文=田中滋




◆【鹿島】曽ヶ端準が語る再開の川崎F戦「いつも難しい試合になる」(サッカーマガジン)



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鹿島アントラーズは26日、オンラインで取材に応じ、GK曽ヶ端準が登場。現在のコンディションとチーム状況、再開初戦の川崎フロンターレ戦について、在籍23年目のシーズンを戦う守護神が語った。


優勝するためにやるのは変わらない


 現在のコンディションは上向き。徐々に気持ちも高まっている。リーグ再開は8日後の7月4日。目指すところに、一切のブレはない。

「やっぱり優勝するためにやるのは変わらないですし、今季は本当に全員の力が必要になると思っていますが、それでも一人ひとりが全部の試合に自分が出るんだいう気持ちがすごく大事なると思う。僕自身もそういう気持ちをもって、全部の試合でいい準備ができるようにやっていきたいと思います」

 再開後の過密日程について問われたときのコメントだ。最善の準備をして最良のゲームを。イレギュラーなシーズンにこれから臨むプロ23年目の選手の姿勢は、これまでと何ら変わりはない。

 リーグの中断期間も、ポジティブな思いをもって過ごしたという。

「監督が代わって自分たちがやることをゲームで表現するために、なかなか時間がなかった。公式戦で勝てていない状況だったので(中断を)プラスにとらえて、チームのやることを整理しました。いまは練習試合であったり、練習の中で出せていると思います」

 開幕時よりもザーゴ監督の戦術は確実に浸透している。

「もちろんまだうまくいかないことも、僕自身も含めてありますけど、その中で積極的にみんながやろうとしている。どんどんやっていくことでいい場面も増えてきているので、今度はそれを公式戦の中で、プレッシャーのある中でどれだけできるかが求められると思う」

 次なる公式戦は、再開初戦。相手は川崎フロンターレ。

「フロンターレとのアウェーは難しい試合ばかりですし、実際に勝率じたいもそんなによくない。再開初戦がフロンターレということで、さらに難しさはあると思います。チームとして向こうは監督も代わっていないですし、メンバーも見ても若い選手数多く出てきている。チームとしてのコンセプトもしっかりしているので、戦い方としては今回も難しくなると思います。でも、その中でも勝ちを求めて、チームとしてやろうとしていることを続けながら、結果を求めて戦っていければ」

 いきなり難敵との試合だが、逆に言えばチームとして積み上げてきたことを確かめる機会にもなる。「再開からしばらく難敵との対戦が続くが」との質問に、プロ23年目の守護神はきっぱり言い切った。

「Jリーグ自体はどことやっても難しい試合ばかりですし、どこと対戦だったら大丈夫というのはないですから」

 そんな厳しいJリーグで最もタイトルを手にしたきたのが鹿島アントラーズであり、曽ヶ端準である。


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◆【鹿島】「難しいですね」。プロ23年目の守護神・曽ケ端準の重く響いた一言(サッカーダイジェスト)




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チームの着実な進化に好感触も


 ズシリと重く響く一言だった。

「難しいですね」

 プロ生活23年目、鹿島一筋。これまでチームの様々な浮き沈みを経験してきたからこそ、曽ケ端準のその言葉には説得力がある。

 6月26日の練習後、オンライン取材に応じた守護神に、リーグ再開後、巻き返しを図るうえでチームとして何が重要になるかを訊いた。「チームとしてやろうとしていることを、やり続けることも大事」と応じた曽ケ端は、さらにこう続けた。

「そのなかでも結果を残していく。その両方を求める難しさはありますけど。うーん……、全員の力で一つひとつやっていく、それは変わりなくっていうところだと思いますけど、実際、(中断前は)公式戦3連敗と結果が出ていないわけですから。そこはみんなが危機感を持ってやっていくだけだと思いますけど、難しいですね」

 ザーゴ新監督の下、ビルドアップを重視した新戦術に取り組んでいる。その完成度を高めるとともに、結果も手にしなければならない。それが簡単なミッションではないことを、曽ケ端は重々承知しているのだろう。

 それでも、チームの着実な進化に好感触を得ているのも事実だ。

「練習試合の中でも、僕自身も含めて、上手くいかないこともありますけど、積極的にみんな、チームがやろうとしていることを続けてやっています。良い場面が増えてきているので、そこを今度は公式戦のプレッシャーがかかったなかで、どれだけできるか」

 今はまだ、産みの苦しみを味わっている状況かもしれないが、そこを脱した時、かつての憎らしいほどに強いアントラーズを取り戻せるはずだ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


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2020年6月26日金曜日

◆山形GK櫛引「結果を」無観客試合の経験生かす(ニッカン)






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無観客試合は守護神に任せろ! J2モンテディオ山形は27日、ホームの栃木戦(午後7時、NDスタ)で約4カ月ぶりのリーグ戦を迎える。25日の練習は報道陣にのみ冒頭30分間を公開。清水時代の14年3月23日、Jリーグ史上唯一の無観客試合(対浦和、1-1)にフル出場したGK櫛引政敏(27)が、異例ずくめの再開試合を最後方からコントロールする。

練習後のオンライン会見で櫛引は「経験を生かしたいですね」ときっぱり。浦和戦が行われたのは約6万人収容の埼玉スタジアム。異様さは約2万人のNDソフトスタジアムの比ではない。同じく後半25分から途中出場したボランチ本田拓也(35)とともに、山形にとっては心強いかぎりだ。

21歳で体感した雰囲気は忘れない。「サポーターのみなさんの声が聞こえない中で、どうしても静かになってしまう時がある。集中力が普段より切れやすい。状況に応じてしっかり対応していきたい」。声が通るため、コーチングには有利だが、同時に大切にしたいのがメンタルの部分だ。「普段はサポーターの声で頑張れるところがある。きつい所で最後の一歩を出せる力になったり。(無観客でも)しっかり出せるようにしたい」。

磐田との開幕戦では、好セーブを見せながらもセットプレー絡みで2失点。栃木はFW矢野、エスクデロらが加入し、堅い守備からのカウンターに強みがあるだけに、守備陣の踏ん張りは不可欠だ。「みなさん待ちに待った公式戦だと思うので、しっかり結果を残せるように頑張りたい」と頼もしく、今季初勝利を誓った。【野上伸悟】


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◆【鹿島】好調ルーキー荒木遼太郎の決意「まず1点」。久保建英や高卒1年目組の存在は…(サカノワ)






サッカー1対1に勝つ! [ 夏嶋隆 ]


チーム内の松村優太、染野唯月、さらにC大阪の西川潤、浦和の武田英寿には「絶対に負けたくない」。


 J1リーグ鹿島アントラーズの高卒ルーキー荒木遼太郎が6月25日、オンラインによる取材に応じて、現在のコンディションとともに7月4日のリーグ再開に向けての抱負を語った。

 先日のFC町田ゼルビアとのトレーニングマッチでは、荒木の突破が起点となり、そこから土居聖真に展開。土居のクロス性のシュートがオウンゴールを生んだ。さらに、前週のアルビレックス新潟との練習試合でもゴールを決めるなど、得点が欠乏するチームの中で、攻撃面のインパクトを残してきた。

 荒木は「もっと良いコンディションでできるように心掛けています。(チームとして)ボールの動かし方を徹底的にやっているところがあるので、再開したあとはパスを回していけるサッカーができると思っています。相手の間(スペース)でボールを受けるプレーは得意としている一つ。そこからゴールに結びつける仕掛けを、練習試合でも出していきたいです」と、意欲を示す。

 東福岡高卒のドリブラーである荒木だが、チーム内の松村優太(←静岡学園高)、染野唯月(←尚志高)と同じ高卒1年目の選手たちとはポジション的にもライバルになる。その争いについて、「同期の松村、唯月にはまず負けたくない。他チームでも、西川(潤=セレッソ大阪)や武田(英寿=浦和レッズ)と同じ世代の選手には、絶対に負けたくない気持ちがあります」と闘争心を燃やす。一方、同学年であるレアル・マドリードからRCDマジョルカにレンタル移籍中の久保建英については、「自分と久保選手の現状では、今、遠い位置にいます。ただ必ずその立ち位置に向かっていきたい。久保選手の情報はチェックしているので、そこまで行けるように頑張っていきたいです」と話した。

 これまでプレシーズンマッチやトレーニングマッチで、鹿島の希望の星と言える活躍を見せてきた。それだけに、7月4日の川崎フロンターレとのリーグ再開戦では「ゴール」が期待される。

「公式戦でのゴールはまだゼロ。チームとしてもです。ゴールを決めて、結果を出していきたいです」

 荒木の初ゴールが飛び出すか? 鹿島の突破口を切り開くのは、この肝の据わった18歳のアタッカーかもしれない。


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◆鹿島アントラーズ、大阪体育大学DF林尚輝の来季加入内定を発表。対人に強いセンターバック(GOAL)






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【国内サッカー ニュース】鹿島アントラーズ(Jリーグ)への加入が内定した大阪体育大学DF林尚輝は関西大学リーグベストイレブンや全日本大学選抜に選ばれた経験を持つ。




鹿島アントラーズは25日、大阪体育大学のDF林尚輝が2021年より加入することで内定したと発表した。

大阪府出身の林は、立正大淞南高校から大阪体育大学に進学。2019年には関西大学リーグベストイレブンに選出され、全日本大学選抜に選ばれた経験も持つ。

なお、181cm、70kgという体格の林のポジションはセンターバック。鹿島はクラブ公式サイトのなかで「対人プレーとヘディングの強さ」に特徴があると説明している。


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