日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年6月3日月曜日

◆「ちょっと訂正を…」町田浩樹、イタリア移籍拒否報道を否定「グイグイ来られて」(サッカーキング)



町田浩樹


 JFA(日本サッカー協会)のサポーティングカンパニーである、株式会社みずほフィナンシャルグループは2日、『MIZUHO BLUE DREAMサッカー教室』を開催。小学生が参加する教室に日本代表MF遠藤航、同DF板倉滉、町田浩樹が参加し、子どもたちと交流した。

 イベント終了後、取材に応じた町田は、「日本の子どもたちと触れ合う機会はあまり多いことではないので、非常に有意義な時間でしたし、子どもたちも元気で、僕も楽しかったです」と、大きな声を出しながら、子どもたちと積極的にコミュニケーションを図っていたイベントを振り返った。

 今シーズンはロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズに加入して、初めてフルで戦った1年に。国内カップ戦を制したが、リーグ戦はレギュラーシーズンこそ首位だったものの、上位6クラブで行われるチャンピオンズプレーオフでクラブ・ブルッヘに逆転を許して2位で終えた。

 町田はプレーオフを含めたリーグ戦で31試合に出場。ヨーロッパリーグやカンファレンスリーグでも戦うなど、チームの主力として戦い抜いたが、「すごく充実していましたし、タイトルを一つ取れたことは最低限の結果を残したなと」と、振り返った。

 町田に関しては多くのクラブが獲得に関心を寄せているとこれまでに報じられているが、「もちろんサッカー選手をやっている以上、上へという気持ちがあるので、そこは目指していきたいです。ただ、まだ具体的なところはないので、これからいろいろと詰めていければと思います」と、今夏にステップアップとなる移籍をする可能性があると話した。

 一方で先日、現地メディアなどから「町田はイタリアへの移籍を望んでいないと話した」と報じられたが、町田はこれについて「イタリアがすごい嫌だ、みたいな感じで書かれていたんですけど(笑)、あれに関してはちょっと訂正したい」と言及。「カップ戦の後、イタリアの記者の方がいて、グイグイ来られて。すごいイタリアを推されたので、ちょっと(手のひらを相手に向ける、断るようなジェスチャー)こういう感じにしたんです」と、意図が歪曲されて伝わってしまったと本意を明かした。

 当時の取材でも希望のリーグなど具体的な名前は明かしていなかったようで、この日の取材も「特にここに行きたいというのはないです。ステップアップというか、今いるところよりはレベルアップできるところでやりたい」と続け、5大リーグを視野に入れていると続けている。




◆ルーキーSBが早くも5ゴール目!! J1で大活躍もパリ世代招集歴なし「目に見える結果だけじゃなく…」鹿島DF濃野公人が目指す境地(ゲキサカ)



濃野公人


[6.1 J1第17節 鹿島 3-2 横浜FM 国立]

 鹿島アントラーズで開幕スタメンを勝ち取り、序盤戦から結果を残し続けてきた大卒ルーキーSB濃野公人が、52860人の大観衆が見守る国立競技場で躍動した。献身的な上下動で多くのチャンスに絡むだけでなく、1-1で迎えた後半29分には果敢な攻撃参加から逆転弾。今季の得点数は早くも新人DF史上最多の「5」に乗せ、名門復活に向けて首位を争うチームの好調を牽引している。

 1-1で迎えた後半29分、左サイドに開いたFW鈴木優磨がMF知念慶に縦パスを預けると、濃野は一気に前へと出ていった。「優磨くんが知念くんに渡して、知念くんが前を向いた瞬間、自分のマークのサイドハーフの選手がちょっと遅れていたので、これは行けるなと」。知念からの斜めのパスをペナルティエリア右で受けると、果敢に右足一閃。強烈なシュートはDF永戸勝也に当たったが、勢いを失わないままネットに突き刺さった。

「チームとしての形が見えたワンシーン。左でタメを作って、右にボールが流れてきてというのが鹿島の型としてある。自分としては前のスペースにどんどん出て行けという話をもらっていた中、名古くん(MF名古新太郎)がダイアゴナルに走って相手DFを引きつけてくれて、僕の前にスペースが空いた。僕は信じて入って行って、思い切り振ったら入ったので良かった」(濃野)

 自身の得点シーンを振り返る際には、後半から移った右サイドハーフで“おとり役”を担ったMF名古新太郎への感謝も口にした濃野。その言葉が出てくるのも周りがはっきりと見えているからこそだが、そうした状況判断力は0-1の後半12分に決まった同点ゴールのシーンにも表れていた。

 同点ゴールの場面はMF佐野海舟の縦パスを内側寄りで濃野が受け、フリックしたボールを大外の名古に私たのが起点。そこからのクロスボールがFWチャヴリッチを経由し、ファーサイドのFW鈴木優磨に届いていた。「監督からも内と外の使い分けは口酸っぱく言われているし、同レーンに並ばないというのもずっと言われている。サイドハーフとの関係性は活かし合うコンビネーションが増えてきていると思う」(濃野)。そんな手応えが結果に結びついた逆転劇だった。

 そんな濃野は早くも今季5ゴール目。DF起用の選手としては超異例の年間2桁ゴールが視野に入ってきたほか、新人DFとしては2004年の岩政大樹氏(当時鹿島)の4ゴールを上回る歴代最多記録を打ち立てた。

「こうやって目に見える結果を出せているのは自分としてはいいのかなと思っているし、シーズン始まる前に想像していたよりもはるかにいい結果を得られているのは間違いないので、それは自信につなげていきたい」。大津高時代まではアタッカーとしてプレー。育成年代から磨き上げてきた得点力には、プロの舞台でも確かな手応えを感じられているようだ。

 ところが濃野は表情を引き締めつつ、さらに言葉を続けた。

「でも今回のU-23代表にも入っていないし、目に見える結果だけじゃなく、目に見えない結果にもフォーカスしていかないと上には行けないんだなとあらためて感じている。目に見える結果は上手く出せているかもしれないけど、もっともっと選手としての質を上げられる部分はたくさんあると思う」

 2002年生まれの濃野はパリ五輪の出場資格を持つ世代だが、ここまで大岩ジャパンの招集歴はなし。J1リーグで結果を出し続けているにもかかわらず、本大会メンバー発表前最後の活動として週明けから始動する6月のアメリカ遠征にも選出されておらず、大学時代から目標に掲げてきたパリ五輪行きは厳しい状況となっている。

 もっとも濃野はこの現状を冷静に受け止め、自身の成長に繋げようとしている。取り組んでいるのは守備面のレベルアップだ。

「守備の不安定さは間違いなく僕の弱みだと思うし、日本を代表して世界と戦っていくことに関しては力不足なのかなと。そこに不安定さを持っている選手はそういう舞台に自信を持って送り出せないんだなというのを感じている。だからといってそこに気負う必要があるかというと、そうじゃないのかもしれないけど、もっともっと上に行くという観点から行くと、そこにもしっかり目を向けてやっていかないといけないと思う」

 これまでもJリーグのウインガーとのマッチアップを通じて守備面の成長は突き詰めてきた。その結果、試合を通じて安定的なパフォーマンスを出せるようになっており、「強度に慣れてきて力を使うべきところがわかってきたし、守備意識は間違いなくシーズン始まった当初より良くなって、自分のところからやられないことも考えながらプレーできている。むやみやたらに上がっていたところもちょっとバランスを見たりという頭にもなれている」という手応えも得つつある。

 この日も攻撃参加を繰り返す一方でFW井上健太、FW宮市亮という横浜FMのスピード自慢のウインガーを制圧。「前にあれだけ出て行くぶん、スペースを空けているのも自覚しているし、それを運動量でカバーしないといけないというのもすごく感じている。攻撃から守備の移り変わり、切り替えは意識している」。しかしそれでもなお、まだまだレベルアップの余地はあると前向きに捉えているようだ。

 目指すはサイドで数的不利になっても、攻守を安心して任されるような選手になることだ。

「悲観的になっているわけではないけど、もっともっと上に行くにはそこを磨いていかないといけない。どの環境にも知念くん、(佐野)海舟くんがいるわけではないし、一人で守れて一人で攻められる人じゃないと日の丸は背負えない」

 いまはボランチの知念と佐野のカバーリング力も含めたチームバランスが堅調だが、いずれはそれすらも必要としない境地へ。そのためにもまずは「これを続けることが一番。サッカーにおいて継続することが一番難しいので、できていることをしっかり続けて、それプラス少しずつ積み上げをしていくことがこれからの鹿島には必要」と地に足をつける濃野。チームとともに、目の前の試合に全ての力を注いでいく構えだ。

(取材・文 竹内達也)





◆ルーキーSBが早くも5ゴール目!! J1で大活躍もパリ世代招集歴なし「目に見える結果だけじゃなく…」鹿島DF濃野公人が目指す境地(ゲキサカ)





◆【鹿島】鈴木優磨「正直、依存している」、アントラーズの背番号『2』へ感謝を口にする(サカノワ)






右サイドバックの濃野への注目度が高まるなか――。


 J1リーグ17節、鹿島アントラーズが鈴木優磨、濃野公人、関川郁万のゴールで、横浜F・マリノスに3-2の逆転勝利を収めた。リーグ4連勝で2位ではあるが、首位のFC町田ゼルビアと勝点35で並んだ。

 鹿島の鈴木優磨は名古新太郎のクロスから同点ゴールを決め、さらに濃野公人の逆転の一撃の起点となるなど活躍した。アントラーズのエースは試合後、自身のパフォーマンスについて質問を受けるなか、あくまでも全員で掴んだ勝利であったと強調。「チームが勝てれば、誰がゴールを決めてもいいと思っています」と言い、そしてまだゴールはないものの開幕から全試合フルタイム出場を続ける鹿島の『2番』の名前を挙げた。

「今年の(安西)幸輝のパフォーマンスがすごく良くて、ビルドアップに関しては幸輝に正直、依存しているところがかなりあります。タメを作ることができて、味方も安心してボールを預けられている。幸輝を含めたビルドアップが上手くいっているので得点できています」

 右サイドバックのルーキー濃野公人が名古と並ぶチーム2位タイの4ゴールを奪取。そのアンダーラップはチームの新たな武器となっている。

 安西には、まだゴールがない。ただ鈴木は左サイドでアップダウンを繰り返し、攻撃時には起点に、守備時には壁に、そしてオフザボールでもチームのために献身的に汗をかき続ける安西への感謝を口にしていた。




◆【鹿島】鈴木優磨「正直、依存している」、アントラーズの背番号『2』へ感謝を口にする(サカノワ)


◆鹿島FW鈴木優磨は「日本のベンゼマ」 本人が評価に“回答”…万能型変化への岐路告白「食えなくなる」(FOOTBALLZONE)



鈴木優磨


鹿島のエースは幅広い活躍で4連勝に貢献


 鹿島アントラーズは6月1日、J1リーグ第17節で横浜F・マリノスと対戦し、先制を許したものの後半に3点を決めて逆転。3-2で勝利して4連勝を飾った。国立競技場で行われた一戦でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せたのは、鹿島のエースFW鈴木優磨だった。

 この試合、2トップの一角で先発した鈴木は、前半からチャンスメークに務めたが鹿島はなかなかゴールを挙げることはできなかった。後半開始と同時にトップ下に入った鈴木に見せ場が来たのは、後半12分のことだった。縦パスからチャンスを作るとクロスに反応したFWチャヴリッチが頭で合わせる。これはDF上島拓巳にブロックされたが、こぼれ球を鈴木が押し込んで同点に追いついた。

 今シーズン、8点目となるゴールを挙げた鈴木は、さらに後半29分にも左サイドでDF濃野公人の逆転ゴールの起点となる活躍を見せた。FWだけではなく、トップ下やサイドでチャンスメーカーとしても活躍できる幅の広いプレーを見せた鈴木について、スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めた元Jリーガーの林陵平氏は「鈴木は日本のベンゼマみたいですね。イメージ被る」と話し、ゲスト解説で出演した元鹿島のMF三竿健斗(ルーベン)も「彼もかなり意識している」と、明かしていた。




 このやり取りが話題となり、X(旧ツイッター)では「日本のベンゼマ」が一時、トレンド入りした。試合後のミックスゾーンで、「DAZN」で「ベンゼマのようだ」と評されたことを知った鈴木は「めっちゃ嬉しいです」と、目を輝かせた。

「嬉しいですね。光栄じゃないはずがありません。プレースタイルを寄せていったわけではありませんが、海外でFWをやると万能型になる。海外で日本人がストライカーに固執すると食えなくなる。(点を取るだけの)ストライカーじゃやっていけない。1トップになるといろんなことを求められる。だから、(海外に行ったのは)プラスになったのは、なったと思う」と、欧州に行く前は純粋な点取り屋のようだった彼自身が、プレースタイルを広げたきっかけが、海外移籍にあったことを明かしていた。





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