日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年9月30日土曜日

◆2017J1リーグ第28節、鹿島アントラーズのマジックは「14」のまま(日刊鹿島アントラーズニュース)



2017年J1リーグは第28節まで終了(残り6試合)。

首位の鹿島は鳥栖に、3位柏は甲府に破れ、2位川崎がC大阪に、4位横浜がG大阪に勝ちました。

鹿島の優勝マジックは前節終了時の「14」から変わりませんが、対象チームが「川崎&柏」から「川崎」に変わりました。

2位川崎との勝ち点差は「8」から「5」に縮みましたが、残り6試合を全勝する勢いで突っ走りましょう!


◆「結局は鹿島」なのか。J逆転優勝へ、 福田正博から川崎と柏に檄!(Sportiva)


【福田正博 フォーメーション進化論】

 今季J1リーグも7節を残すのみとなった。2位に勝ち点8差をつける首位の鹿島アントラーズが、リーグ制覇に向けてもっとも優位に立っていると見ていいだろう。


 9月23日に鹿島ホームで行なわれたガンバ大阪戦は、鹿島の強さを象徴する試合だった。前半こそ先制点を奪われて苦しんだものの、前半終了間際に同点に追いつき、後半は一方的に押し込んで試合終了間際に勝ち越した。

 この試合に引き分けていたら、優勝争いはもう少し混沌としていたかもしれない。だが、セットプレーからの得点や、リードされても慌てずに逆転するという”鹿島らしさ”を発揮して勝ち点3を上積みし、9回目の優勝をぐっと引き寄せた。

 鹿島は、13節終了時では7位と苦しみ、その直後の5月31日に監督交代を発表。それまでコーチを務めていた大岩剛監督が就任すると、起用される選手の顔ぶれが明らかに変わった。プレー機会が増えたレアンドロや中村充孝、三竿健斗といった選手たちが、14節以降の15試合で13勝1分1敗という驚異的な数字を残すチームを支えている。

 そのなかで、最もハマっているのがMFのレアンドロだ。開幕前に鹿島に加わったが、突出したスピードはなく、身長177cmはJリーガーの平均身長とあまり変わらない。これといった武器が見つからなかったため、チームにフィットするには時間がかかると思っていた。

 実際、石井正忠前監督の指揮下では、リーグ戦で先発出場したのは2試合のみ。しかし、新体制に移行してからスタメンの座に収まると、ボールは失わないし、ゴールも決めて、攻守両面でチームに貢献。レアンドロが、”大岩アントラーズ”の体現者になっている。

 こうした選手起用は、大岩監督がコーチとしてチームを支えてきた経験が活きているということだろう。コーチ時代に選手をしっかり見る時間があり、チームの流れを把握できているという利点を、監督になって十分活かしているといえる。

 今季は鹿島のほかに、浦和レッズ、サンフレッチェ広島、FC東京、ヴィッセル神戸、アルビレックス新潟でシーズン中の監督交代があった。交代後も中位以下で苦戦しているチームもあるなか、鹿島が息を吹き返すことができたのは、優勝という目標から逆算したクラブの”決断の早さの差”にあったと見るべきだ。

 世界各国のリーグを見ても、シーズン途中に監督を交代しても結果につながらないケースが多い。そうしたなかで鹿島は、優勝を目標としていたACLで敗退したとはいえ、リーグ戦では7位ながら首位との勝ち点6差と、十分に巻き返しが期待できる状況で監督交代に踏み切った。

 昨季リーグを制しただけではなく、クラブ・ワールドカップ決勝でレアル・マドリードを追い詰めた監督を、シーズン途中で解任するのは他のクラブなら二の足を踏んでしまうところ。しかし、鹿島が決断に踏み切れたのは、”最低でも”リーグのタイトルを獲得するという目標を達成するための”最善策”を考えたからだろう。

 これこそが、鹿島の”クラブ力”だ。Jリーグ誕生からの25年間でリーグ8回、天皇杯5回、Jリーグカップ6回の優勝を誇る鹿島は、選手や監督、チーム運営者、クラブスタッフ、サポーターといった、チームに携わるすべての人たちの意識が、常に優勝に向いている。

 他のクラブでは、サッカーの内容やチームへの貢献度の高い選手やスタッフへの情が、優勝という目標を上回るケースもある。しかし、鹿島にはそれはない。”優勝至上主義”とでもいうべきクラブの哲学が決断を早め、現在の首位快走へとつながったのだ。

 その鹿島を追う2位の川崎フロンターレ、得失点差で3位の柏レイソルは、かろうじて優勝戦線に踏みとどまった状態にある。

 現在の川崎は、鹿島に次いで「優勝への欲求」が強いクラブだと感じるが、大島僚太が9月23日の神戸戦で全治2カ月のケガを負ったのは大きな痛手だ。早く復帰できたとしても、最後の2、3試合に出られるかといったところだろう。

 攻守でハードワークを厭わない阿部浩之の活躍や、家長昭博がチームにフィットしことで、今季の川崎の攻撃力が増していることは間違いない。しかしそれは、中盤の底でパスを受け、テンポよくボールを捌いてきた大島がいてこその攻撃力だ。

 大島の代わりに中村憲剛をボランチに下げてエドゥアルド・ネットとコンビを組ませるなどの対処はできる。ただ、中村がよりゴールに近いトップ下からボランチに下がる影響は少なくないはずで、その穴をどこまで埋められるかに、首位追走のすべてがかかっている。

 また、川崎はリーグ戦だけではなく、Jリーグカップや天皇杯でも優勝の可能性を残している。大島を欠く状況でどこまで”らしい”サッカーを展開できるかが、シーズン終盤のポイントになるだろう。

 一方、今季の柏は、武富孝介や中川寛斗を攻撃的なポジションに起用し、前線からの守備を重視した戦術がハマって一時は首位に立った。その後、相手に研究されてからは思うように勝ち点を伸ばせずにいたが、ハモン・ロペスを起用するなどして挽回し、さらに27節では久しぶりに武富を先発で起用して結果につなげている。

 司令塔の手塚康平が負傷離脱したことは痛いが、ボランチにキム・ボギョンが補強され、CBの中山雄太、中谷進之介とGKの中村航輔といった若い守備陣も奮闘している。再びいい流れが生まれているといえるだろう。
 
 しかし、今季の逆転優勝を実現させるために、欠けていると思ってしまう要素がある。それは、「勝利にこだわる荒々しさ」だ。キムやクリスティアーノら外国人選手には、そうしたタフさを感じられるが、若い選手や、クラブのスタッフ、サポーターたちからは、「何が何でも優勝するんだ!」という迫力がいまひとつ感じられない。

 確かに、若手の成長でACL出場権を争えるチームになった柏の未来は明るいが、他チームも戦力補強をして臨む来季に、同じように優勝争いに加われる保証はない。「今季は十分善戦した」と考えるよりも、目の前の勝負にこだわってほしい。

 アカデミー出身の選手たちが中心になってチームを構成している現在の柏は、Jリーグが理想とするひとつのモデルケースであり成功例だ。それだけに、頂点を目指してほしい。「残る試合を全部勝つ」というプレッシャーを課して、重圧をはねのける精神的なタフさを身につければ、それが今後のキャリアや代表に招集されたときの糧になるはずだ。シーズン終盤、優勝争いのプレッシャーを経験して、さらに勝利することが、来季の飛躍につながるだろう。

 昨季の浦和もそうだったように、優勝争いのプレッシャーのなかでは、いつも通りにゲーム運びができないことも十分ありうる。そのことを前提に試合に臨んで、想定外のことがあっても勝つためにどうすべきか対応ができるチームが優勝に近づく。そして、鹿島はそれができるクラブチームだからこそ、あれだけの数のタイトルをつかんでいるのだと私は考えている。

 そんな「常勝軍団」がリーグ終盤をどう乗り切るのか。川崎、柏をはじめとした他のクラブが、鹿島を慌てさせるような戦いができるかに注目したい。



「結局は鹿島」なのか。J逆転優勝へ、福田正博から川崎と柏に檄!

◆「陸前高田 応援マラソン大会2017」サッカー日本代表として活躍 元鹿島アントラーズ 本田泰人さん、大会応援ランナーとして大会参加決定!(PR TIMES)




 マルチスポーツブランドのアディダス ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ポール・ハーディスティ)が特別協賛としてサポートするマラソン大会「陸前高田 応援マラソン大会」(http://i-sam.co.jp/rikuzentakata_oenmarathon/)に、アディダスアンバサダーの一人である元鹿島アントラーズの本田泰人さんが応援ランナーとして参加致します。



 東日本大震災より6年半、アディダス ジャパンはこれまで募金活動だけに留まらず、スポーツ用品の寄付やスポーツイベントの開催など、陸前高田市に対してスポーツを通じた様々な復興支援を行ってまいりました。第3回をむかえる本年、これまでサッカーを通して多くの人々に勇気と感動を与え続け、現在もサッカースクールを通して地域の子供たちの育成に力を注ぐ、本田泰人さんを応援ランナーとしてお招きします。未だ仮設住宅で暮らす市民が多くいる中、日頃の運動不足解消と地域の活力向上のため、また震災の記憶を風化させず、復興に向けたサポートを強化するために、アディダス ジャパンは引き続き大会を全面的にサポートしてまいります。

元鹿島アントラーズ 本田泰人さんプロフィール

1992年鹿島アントラーズ入団。1995年にはサッカー日本代表に選出され国際Aマッチ 29試合で活躍した。
2000年には鹿島アントラーズのチームの切り札として三冠に貢献。「ミスターアントラーズ」と呼ばれ、
一度もチーム移籍をすることなく、2006年に多くのサポーターに惜しまれながら現役を引退。
現在は、サッカースクールを通して地域の子供たちの育成に力を注ぐ。

・生年月日:1969年6月25日(48歳)
・出身地:福岡県
・ポジション:MF(右利き)
・主な獲得タイトル:
 1988年 帝京高等学校 卒業
 1992年 鹿島アントラーズ入団
 1993年 Jリーグベストイレブン選出
 1995年 サッカー日本代表選出
 2006年 引退
 2007年 Jリーグ功労選手賞受賞

「陸前高田 応援マラソン大会2017」概要

・正式名称 : 復活の道しるべ2017 陸前高田 応援マラソン大会
・公式HP : http://i-sam.co.jp/rikuzentakata_oenmarathon/
・開催日 : 2017 年11月19 日(日)
・募集期間 : 7月18日(火)~10月10日(火)
        *7月18日(火)19時よりエントリー開始予定
・募集方法 : 「スポーツエントリー」①インターネット https://www.sportsentry.ne.jp/
                                                  ②電話 0570-550-846(平日10:00~17:30)
                                                  ③FAX  0120-37-8434
                                                  ④その他 ファミリーマート内ファミリーポートより
       「スポナビDo 」 https://dosports.yahoo-net.jp/
・参加条件 : 大会趣旨に賛同する、小学生以上の健康な市民並びに市外の希望者。
                   悪路もあり、走路幅に限りがあるため、視覚障がい、知的障がいのある方は,
                   伴走者とともにご参加ください。車椅子の方の出場はご遠慮頂いております。
                   18歳未満の方は、保護者の同意書が必要となります。
・競技種目 : ①1.9km ②3.2km ③5km ④10km
        * 競技種目①は、最大4名のグループで参加可能な「エンジョイランの部」を新設
・参加定員 : 各競技種目300名まで
・参加費 : 市民 ①~④ 無料
       市外 ①1.9km
                       「エンジョイランの部」1名2,000円/2名 3,000円/3名4,000円/4名 5,000円
                        ③5km ④10km    各¥3,000
                         * ②3.2kmは、市民限定競技となります。
・スケジュール : 受付 前日 15:00~17:00
          当日  7:50~各種目スタート1時間前
          開会式  9:00~
          スタート  9:30~種目ごとにスタート
・会場(本部/スタート/ゴール) :  陸前高田市 米崎小学校
・主 催 : 陸前高田市教育委員会、NPO法人 陸前高田市体育協会
・共 催 : 陸前高田市スポーツ推進委員協議会
・後 援 : 陸前高田市
・協力団体 : 陸前高田市陸上競技協会/住田町陸上競技会
・特別協賛企業 : アディダス ジャパン株式会社
・協賛企業 : みずほフィナンシャルグループ/株式会社フリーデン
                   インリー・グリーンエナジー ジャパン株式会社/トヨタ自動車株式会社
・協力企業 : 日本コカ・コーラ株式会社/株式会社スミフルジャパン/酔仙酒造株式会社
        株式会社モスフードサービス/味の素株式会社 他

「陸前高田 応援マラソン大会2017」サッカー日本代表として活躍 元鹿島アントラーズ 本田泰人さん、大会応援ランナーとして大会参加決定!

◆鹿島OB・中田浩二氏、秋田豊氏がサポーター50人とピザ作り(サンスポ)


鹿島OBの中田浩二氏

 サッカーJ1鹿島のチームスポンサーで、住宅設備メーカーのLIXIL(リクシル)が、28日に東京都内でファン交流イベント「鹿ジョ●(=ハートマーク)Cooking」を開催した。クラブOBの中田浩二クラブ・リレーションズ・オフィサー(38、CRO)、解説者の秋田豊氏(47)が、女性サポーター50人とピザ作りに挑戦した。

 応募倍率20倍超の狭き門をくぐりぬけた参加者は、鹿島カラーのエプロンを身につけ、ハート形のシーフードピザを手作り。「単身赴任が多かったので、料理は得意」という秋田氏は、生地をこねる力加減も抜群。中田CROは仏、スイス時代に自炊していたと言いつつ、どこかおっかなびっくり?

 生地発酵中のトークショーの話題は、もちろん首位独走中の鹿島についてで、中田CROは「チームのためにやるべきことがしっかりできていて、一体感がある。皆さんの思いはチームに届いています」と熱く語り、うっとりした視線に応えた。

 料理中、試食後にはSNS映えするカラフルな小道具や、展示されたLIXILのキッチンを使い、写真撮影を楽しんだ。クッキングと鹿島の異色コラボ。それは、シーフードとチーズのように、抜群のマッチングだった。

鹿島OB・中田浩二氏、秋田豊氏がサポーター50人とピザ作り

◆元鹿島レオナルド氏、監督業復帰…エトーら所属のトルコ1部クラブと契約(サッカーキング)


レオナルド

 トルコ1部リーグのアンタルヤスポルは28日、元ブラジル代表MFのレオナルド氏が指揮官に就任すると発表した。契約期間は2年間。

 レオナルド氏は1969年生まれの48歳。現役時代はフラメンゴやサンパウロ、バレンシアを渡り歩き、1994年から1996年にかけて鹿島アントラーズでプレーした。同クラブ退団後はパリ・サンジェルマン、ミラン、サンパウロ、フラメンゴと各国のビッグクラブに所属し、2003年にミランで現役を引退した。

 現役引退後、レオナルド氏は指導者に転身。2009年からはミラン、2011年にはインテルを率いた。2011年から2013年9月まではパリ・サンジェルマンでスポーツディレクターを務めていた。

 今回、トルコで監督業に復帰することが決まったレオナルド氏。新天地のアンタルヤスポルは、元カメルーン代表FWサミュエル・エトーや元フランス代表MFサミル・ナスリらが所属している。




元鹿島レオナルド氏、監督業復帰…エトーら所属のトルコ1部クラブと契約

◆大迫、途中出場も不発 ケルン連敗「うまくいかないけれど…」(スポニチ)


欧州リーグ H組   ケルン0―1レッドスター ( 2017年9月28日 )


 欧州リーグは28日に各地で行われ、H組のケルンのFW大迫勇也(27)は後半開始から出場。チームにリズムをもたらすもレッドスターにホームで0―1で敗れた。J組のヘルタFW原口元気は出番がなく、アウェーでオステルスンドに0―1で敗れた。I組のザルツブルクはホームでマルセイユに1―0勝利。ザルツブルク南野とマルセイユ酒井宏はともにベンチ外だった。

 後半開始から投入されたケルンの日本代表FW大迫が、流れを変えるプレーを披露もゴールを割れず2連敗。連戦の疲れを考慮されて先発を外れ、シュテーガー監督から「もっと休ませたかったが、前半がひどすぎたから後半開始から投入する」と説明があったという。

 国内リーグで最下位に沈むチームは、欧州リーグでも2連敗。大迫は「チームは今うまくいかないけれど、こういう時に頑張れる選手が上に行けると思う」と持ち前の辛抱強さで乗り切る。

大迫、途中出場も不発 ケルン連敗「うまくいかないけれど…」

◆【仙台】14年連続ゴールの野沢、浦和戦へ「勝つために頑張るだけ」(報知)




 J1ベガルタ仙台MF野沢拓也(36)が29日、次戦10月1日のホーム・浦和戦(午後2時、ユアスタ)へ意気込みを語った。

 この日、仙台市内で行われた紅白戦では、1トップで積極的に攻め上がった。浦和戦は4月に敵地で0―7で敗れているだけに「アウェーで大敗して悔しい思いをしている」と振り返り、「浦和は力があり、スキのないチームですが、自分たちのサッカーをやれば勝てる。出た時には自分の持ち味を出して、勝つために頑張るだけ」と、リベンジへ決意を新たにした。

 精度の高いキックを武器に、セットプレーのキッカーを務める。「チームとしてもセットプレーの質が上がって、得点に結び付いている。タマ(三田)もそうですし、梁もいるし、キッカーはたくさんいる。相手にとってはセットプレーが脅威になる」と、自信を見せた。

 前節23日のアウェー・C大阪戦(4〇1)では、途中出場で3―1の後半45分に今季初ゴールとなるダメ押し弾。チーム最年長は、鹿島時代の2004年からJ1リーグ戦14年連続、通算70点目となったが「記録のためではなく、チームのためにやれることをやっていくだけ」と、浦和戦勝利に集中していた。

【仙台】14年連続ゴールの野沢、浦和戦へ「勝つために頑張るだけ」

◆清水MF増田あす復帰へ、残留かけ古巣大宮と対戦(ニッカン)




 ケガで離脱していた清水エスパルスのMF増田誓志(32)が、次節アウェー大宮アルディージャ戦(30日)で復帰する可能性が高まった。28日、清水三保グラウンドで行われた非公開練習に参加。入念なケアを行い「コンディションは上がっている。もう不安はない」と話した。紅白戦ではボランチでプレーした模様で、積極的に声を出していたという。小林伸二監督(57)は「増田が入るとコーチングの声が出て、組織的になる。ミドルシュートでブレ球も打てるし、違いが出る」と期待していた。

 増田は8月9日に清水に新加入。リーグ2試合に出場したが、同25日の練習中に左太ももの肉離れを負い、全治4週間と診断された。加入直後の負傷で無念の離脱となったが、リハビリを経てようやく練習にも完全合流。「ここまで、できることはやってきた」と力強く話した。

 韓国・蔚山時代の14年3月から、大宮に期限付き移籍。19試合に出場し1得点を挙げた。J1残留をかけた古巣との対戦に向けて「お世話になったクラブだし、スタジアムもよく知っている。そこで出たいという気持ちはある」と明かした。チームは2連敗中で、J2降格圏の16位甲府と勝ち点4差に迫られている。「少しの差が、勝ち点を取れるかどうかになる。チームが集中できるような声を出したい」。経験を生かし、チームをまとめる。【保坂恭子】

清水MF増田あす復帰へ、残留かけ古巣大宮と対戦

◆植田、初出場ありそう「力になれることを示したい」(ニッカン)




 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が28日、東京・JFAハウスでメンバー発表会見を行った。

 DF植田(鹿島)がついに代表初出場の好機を得そうだ。15年1月の初代表以降、ベンチ外なども多く出番に恵まれなかったが、鹿島では昌子とセンターバックコンビを形成。「W杯に向けた競争は始まっているので、自分にとって大切な2試合になる。まずは試合に出場できるよう、クラブでやり続けているパフォーマンスを信じ、力になれることを示したい」と闘志を燃やした。

植田、初出場ありそう「力になれることを示したい」

◆【THE REAL】いざ、念願の日本代表デビューへ…鹿島アントラーズの若武者、DF植田直通の武者震い(CYCLE)




(c) Getty Images

10月シリーズで目指す日本代表デビュー

勝負をかける舞台は整った。約2年9ヶ月も待ち焦がれてきたA代表デビューへ。巡ってきたチャンスを必ず生かしてみせる。鹿島アントラーズの若武者、22歳のDF植田直通が決意を新たにした。

ニュージーランド代表(10月6日、豊田スタジアム)、ハイチ代表(同10日、日産スタジアム)とのキリンチャレンジカップ2017に臨む日本代表メンバーが9月28日、日本サッカー協会から発表された。

招集されたのは総勢24人。そのなかにはオーストラリア、サウジアラビア両代表とのワールドカップ・アジア最終予選を戦った、まだ記憶に新しい前回シリーズに続いて植田の名前も含まれている。

日本代表にとって6大会連続6度目のワールドカップとなる、来年6月開幕のロシア大会出場を決めているバヒド・ハリルホジッチ監督は、国内で行われる10月の2連戦をこう位置づけた。

「今回の合宿では、これまであまり出ていなっかった選手に出場機会を与えたい。2試合とも違ったメンバーで戦うことになると思う。それぞれの選手がチャンスをつかんでほしい」

植田が初めてA代表に招集されたのは2015年1月。オーストラリアで開催されたアジアカップに、故障で辞退したDF内田篤人(当時シャルケ、現ウニオン・ベルリン)の代わりに追加された。

しかし、ハビエル・アギーレ前監督に率いられていた当時の日本代表のセンターバック、吉田麻也(サウサンプトン)と森重真人(FC東京)が築いていた壁は高く、険しかった。

アントラーズの2年先輩、昌子源とともに出番のないまま日本は準々決勝で敗退。悔しさを押し殺しながら、まだ20歳だった植田はこんな言葉を残している。

「A代表の先輩たちが真剣勝負を繰り広げている姿を、間近で見ることができた点ですごくいい経験にはなった。普段はどのような生活をしているのかもわかったので」

鹿島アントラーズの先輩・昌子源から受ける刺激

昨夏のリオデジャネイロ五輪、そしてアントラーズの一員として獲得した二冠を糧に、心技体でひと回りたくましく成長したいま、A代表で先輩たちと同じ時間を共有しているだけでは物足りない。

「自分は代表にいっても、いつも試合に出られない。悔しさを感じているなかで、もっと成長しなければいけないということもわかっている。来年のロシア大会まで残された時間は少ないですけど、日々の練習から貪欲に取り組んでいければ」

直近のハリルジャパンを振り返れば、オーストラリア戦は23人のベンチ入りメンバーのなかにすら入れず、埼玉スタジアムのスタンドでFW杉本健勇(セレッソ大阪)らと日本の快勝劇を見届けた。

ワールドカップ出場を決めてから5日後。舞台を敵地ジッダに移して対峙したサウジアラビア戦ではベンチ入りこそ果たしたものの、ハリルホジッチ監督から声がかかることはなかった。

先発フル出場したのは吉田と、6月シリーズから森重に代わった昌子。アントラーズでディフェンス陣を束ねる昌子もまた、A代表への初招集から約2年8ヶ月もの雌伏の時期を強いられてきた。

「いつも隣でプレーしている選手が日の丸を背負って戦っているので、やっぱり自分も、という気持ちになります。負けていられない、いつか必ず追い越してみせる、という思いでプレーしています」



若きセンターバックコンビを組み始めたのが2014シーズン。お互いに切磋琢磨して、ライバル勢の追随を許さない「19」ものタイトルを獲得した常勝軍団の最終ラインを支えてきた。

ミスが失点に直結してしまうポジションゆえに、責任の重さに打ちひしがれたときも少なくない。だからこそ、努めて前を向く昌子の背中が羅針盤になった。アントラーズのディープレッドから日本代表のブルーにユニフォームが変わっても、刺激し合う関係は変わらない。

劇的な決勝ゴールとともに飛び出した雄叫び

1995年の早生まれで、植田とは同じ学年になるセンターバックの三浦弦太(ガンバ大阪)も、6月シリーズからハリルジャパンに名前を連ね始めた。オーストラリア戦ではベンチ入りも果たしている。

代表発表の5日前に、ガンバをホームのカシマサッカースタジアムに迎えた明治安田生命J1リーグ第27節が行われた。後半アディショナルタイムに雄叫びをあげ、ヒーローになったのは植田だった。

MF永木亮太が蹴った右コーナーキック。マーク役のDF金正也を引きはがし、反対側からニアサイドへポジションを移してきた植田が完璧なタイミングで宙を舞い、武器であるヘディングを見舞った。

「今日の試合は絶対に勝つしかなかったので、最後の最後、絶対にチャンスが来ると信じていました。こういう(拮抗した)試合はセットプレーが勝敗を左右するので、あの場面では自分が決めてやるという気持ちで上がっていった。それが通じて、ボールが自分のところに来たのかなと思います」

1‐1の均衡を破り、アントラーズを5連勝に導く劇的な決勝ゴール。しかも、スタンドにはハリルホジッチ監督が視察に訪れていた。迎える10月シリーズ。三浦の名前はリストに書き込まれなかった。

「植田は週末のガンバ戦で非常にいいプレーを見せてくれた」

メンバー発表会見でハリルホジッチ監督から称賛された植田だったが、もちろん満足などしていない。リーグ戦を例にあげれば、アルビレックス新潟戦、ガンバ戦と連続して先制を許しているからだ。

「最近は逆転勝ちするパターンが多いのもいいことかもしれないですけど、ディフェンスとしてはやっぱり失点をゼロに抑えて勝ちたいという気持ちがあるので。先に失点するとゲーム展開的にも難しくなるので、そこはこれからの課題だと思うし、これからも厳しさをもって練習していきたい」

1対1におけるすべての局面で勝つために



リオデジャネイロ五輪を戦い直後の昨年夏。けがで辞退した昌子に代わり、アジア最終予選の初戦に臨もうとしていたハリルジャパンへ初めて招集された。指揮官は当時から植田を高く評価していた。

「植田はかなりのポテンシャルがあり、パワーもある。A代表にはパワーが足りないので、植田のような選手が必要だ」

あれから1年あまり。アントラーズは2位の川崎フロンターレに勝ち点で8ポイント差をつけて、7試合を残して独走状態に入ろうとしている。敵地でサガン鳥栖と対峙する30日の次節を勝って連覇への足元を固め、気合いも新たにA代表デビュー戦に臨む。青写真はもうできあがっている。


【THE REAL】いざ、念願の日本代表デビューへ…鹿島アントラーズの若武者、DF植田直通の武者震い

◆植田 代表で車屋と“大津高ライン”結成「会うの凄く楽しみ」(スポニチ)




 7年前の“神様”と再びチームメートとなることを待ちわびた。日本代表メンバー発表から一夜。鹿島DF植田は熊本・大津高の2学年上の先輩で、代表に初選出された川崎FのDF車屋について「高校以来プレーしていないので会うのは凄く楽しみ。成長した姿を見せたい」と語った。1年生の時に当時ボランチだった車屋と一緒にプレー。「2個上は“神”っす」と卒業以降連絡を遠慮してきたが、最高の舞台で再会することになった。

 今回の2試合でハリルホジッチ監督は多くの選手を起用する方針。Aマッチ初出場を目指すセンターバックの植田と左サイドバックの車屋が最終ラインを形成する可能性もある。「熊本にとっても大津高にとっても凄くいいこと」と同時選出を喜んだ22歳。まずは30日のアウェー鳥栖戦で完封に貢献し、代表へ弾みをつける。

植田 代表で車屋と“大津高ライン”結成「会うの凄く楽しみ」

◆鹿島・昌子、リーグ残り7戦全勝&代表戦勝利宣言!「全部勝って決める」(サンスポ)


俊輔に授業料を払い、浦和を完封。昌子源「この勝利は勝ち点6の価値」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

 鹿島の日本代表DF昌子が29日、リーグ残り7戦全勝での優勝と代表戦勝利を力強く宣言した。「全部勝って決めるのがベスト。全部勝てばおのずと優勝できる」。2位川崎と勝ち点差8で首位を走るチームはこの日、セットプレーの確認など約1時間半の最終調整を行った。30日の鳥栖戦後には国際親善試合2試合を控えるだけに、白星を潤滑油にしてリーグ2連覇へ一気に加速する。(鹿嶋)

鹿島・昌子、リーグ残り7戦全勝&代表戦勝利宣言!「全部勝って決める」

◆【鹿島】ペドロ・ジュニオールが約2か月ぶり復帰、1ステージ制最短Vへ追い風(報知)




 左足骨折で戦列を離れていた鹿島FWペドロ・ジュニオール(30)が30日の鳥栖戦(ベアスタ)で約2か月ぶりに復帰する。29日の練習後に遠征帯同が決定。7月28日の練習中に左足第5中足骨を骨折し、手術後に全治2か月と診断されていた。「状態? 100%。ダイジョウブ」と笑顔で鳥栖へ向かった。

 残り7試合で2位・川崎に勝ち点8差をつけ独走状態。早ければ30節の横浜M戦(10月21日・日産ス)にも連覇が決まる。1ステージ制(15、16年は2ステージ制)となった05年以降では、10年に名古屋が31節に優勝を決めたのが最速。今季16試合7得点の助っ人復帰は、記録更新へ追い風になる。

 大岩剛監督(45)は「多分、途中からになるが良さを出してほしい」と期待。「ウチも(07年に)これくらいの差を逆転した。何が起こるか分からない。目の前の試合に集中する」(GK曽ケ端)と一戦必勝の意識を持ち、一歩ずつ前進していく。(内田 知宏)

【鹿島】ペドロ・ジュニオールが約2か月ぶり復帰、1ステージ制最短Vへ追い風

◆【鳥栖 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:サイド攻防のカギを握るキーマン吉田豊。出場停止明けに魅せてくれるはず。(J's GOAL)



前節アウェイ浦和戦は、出場停止だったため悔しい思いをしただろう。
先制し、追いつかれても勝ち越してあとわずかで勝点3を得るところまで来ていただけに、その悔しさは増したのではないだろうか。

今シーズンの鳥栖はサイドの攻防からの失点が多い印象がある。失点を減らすためには、この課題を修正する必要がある。

マッシモ フィッカデンティ監督も試合途中でシステムを変更してサイドの対応を試みるが、攻撃とのかみ合わせもフィットせず失点してしまっている。こんな状況をピッチ内で一番悔しがっているのは吉田豊(写真)ではないだろうか。今期、リーグ戦27試合中10試合でキャプテンマークを巻いている闘将である。

左サイドの守備だけではなく、積極果敢に左サイドを駆け上がる。第27節甲府戦では、相手選手の退場を誘うドリブル仕掛けも見せた。

こんな熱い男が出場停止明けから戻ってくる。燃えないわけがない。

今節の相手は首位を独走する鹿島。前節は、終了間際に勝ち越して勢いをつけている。
その鹿島のサイド攻撃を抑え込むには、吉田豊の熱い気持ちが一番の対策と筆者は信じている。この思いは、鳥栖サポーターとも共有できるのではないだろうか。

右足でも左足でも差はなく使い分けることができる吉田豊。相手が左右どちらに切り込んでも即座に対応できる。そして、サイド奥深くから左足でのクロスもあれば、切り替えしての右足のクロスも見せる。

前節の出場停止の悔しさを今節の鹿島にホームベストアメニティスタジアムで見せてくれるに違いない。サイド攻防のカギを握るキーマンは吉田豊にちがいない。

文:サカクラゲン(鳥栖担当)


明治安田生命J1リーグ 第28節
9月30日(土)15:00KO ベアスタ
サガン鳥栖 vs 鹿島アントラーズ

◆【鳥栖vs鹿島プレビュー】鳥栖は吉田豊が復帰で守備面向上…前節に後続との勝ち点差を広げた鹿島は連覇に向けて突き進む(サッカーキング)




■サガン鳥栖 前節2発の田川亨介、ゲームメイカー小野裕二らの出来が勝敗のカギ

【プラス材料】
 約5ヶ月ぶりのゴールを含む2得点を挙げた田川亨介、2ヶ月ぶりの公式戦出場となった小野裕二などの活躍により、敵地で行われたリーグ前節の浦和戦を2-2のドローで終えた。チーム戦術がピタリとはまった結果だが、田川は好調をキープし、小野はさらにコンディションを上げている。5連勝で首位を快走する鹿島を倒すためには彼らの出来がカギになる。

 守備面で心強いのが出場停止から吉田豊が戻ってくること。今季途中からゲームキャプテンも務めており、プレーだけでなくメンタル面でもチームに影響を与える存在となりつつあるので、彼の復帰はプラスだ。

 今節は12回目を迎えるブリヂストンデーで大勢の観客が詰めかけるため、鳥栖はそれもモチベーションにして戦う。

【マイナス材料】
 前節、2度のリードを奪いながらも2-2のドローに持ち込まれた。浦和にボールポゼッションされ続け、主導権を握られたことが一因にある。また、今季はCK絡みやクロスからの失点が多く、この試合の2失点もその形からだった。鹿島は伝統的にセットプレーを得意とし、クロスも多く供給してくるだけに、キム・ミンヒョクと鄭昇炫のセンターバックコンビがゴール前の制空権を鹿島に渡さないことが大きなポイントになる。鄭は鳥栖加入前に蔚山現代の一員として今季のACLグループステージで鹿島と対戦し、4失点を喫して敗れた。その苦い思い出を払拭する試合にできるか。

 前節の結果により今季の無冠が確定したため、その心的影響も懸念材料だ。

文:荒木英喜

■鹿島アントラーズ 負傷により長期離脱していたP・ジュニオールが復帰間近

【プラス材料】
 左足第5中足骨骨折で戦列を離れていたP・ジュニオールが今節の帯同メンバーに入った。今季16試合7得点を挙げている助っ人の復帰は、今季最多タイの5連勝を飾ったチームに、さらなる勢いをもたらすことは間違いない。

 前節のG大阪戦では、後半アディッショナルタイムに植田直通が決勝ヘッドを決めて、2-1の逆転勝利。サポーターと一体となっての激勝だったが、試合後のロッカールームでは複数の選手から「次の試合が大事だぞ」と声が飛んだという。2位川崎に勝ち点差8をつけているが、曽ヶ端準が「うちもそれくらいの差をひっくり返したことがある。サッカーは何が起こるか分からない」と気を引き締めた。

 苦戦する試合が多い、敵地での鳥栖戦。その1試合、そこにある勝ち点3だけを見つめて戦う空気がチームを包んでいる。

【マイナス材料】
 マイナス材料を探すのは難しいチーム状況ではある。ただ、全くないかと言われればそうではない。鳥栖のように、相手の良さを消すために自らを消し、がむしゃらに向かってくるチームには苦戦することが多い。前節のG大阪戦はサポーターの後押しを含めて、大岩剛監督に「今季一」と言わしめる内容で勝利を収めた。そのG大阪とはスタイルの全く異なる鳥栖が相手となるだけに、頭と気持ちを切り替えられるかが鍵を握るだろう。

 昨季の優勝を経験しているメンバーが多いとは言え、タイトルの重圧がのし掛かってくる終盤戦はメンタル面のタフさが重要だ。チームとして、まずはチャレンジする気持ちを忘れないこと。そのなかに慎重さ、焦れない心も同居させること。簡単に言えば、いつも通りの試合ができるかどうか。鹿島伝統の“平常心”で臨みたい。

文:totoONE編集部


【鳥栖vs鹿島プレビュー】鳥栖は吉田豊が復帰で守備面向上…前節に後続との勝ち点差を広げた鹿島は連覇に向けて突き進む

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