http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20141017/242691.html?view=moreチームトップの10得点を記録しているダヴィが復帰 [写真]=Getty Images
■鹿島アントラーズ 前節敗戦のショックを払拭できるか
前節は2度のリードを生かすことができず、G大阪とのビッグマッチに敗れ、首位浦和との勝点差が7に開いた。残り7試合ということで、これからは負けが絶対に許されない。勝って浦和にプレッシャーを掛けるしか、その差を詰める方法はないだろう。
ただ、2試合の出場停止からダヴィが復帰。若くて勢いのあるチームを最前線で勢いづけてきたパワフルな突進が戻ってくる。パスをつなぎたい本来のサッカーと趣は違うが、ダヴィがいることで相手DFに一つのミスも許されない緊張感を強いていた。先発であろうとなかろうと、他の前線の選手のスピードを生かすためにも、ダヴィの存在は残された試合を全勝で終えようとするチームに大きなプラスとなるはずだ。
また、前節は不安を抱えながらのプレーだった昌子源も全体練習に合流。本人も「レイソル戦に間に合わせる」と意気込んでいただけに、前節の悔しさを晴らしたいところだ。
毎回、戦術練習を確認する試合前々日の木曜日には非公開練習を実施。先月、日本代表戦後の中断明けで大宮に敗れている。勢いが武器となる若いチームにとって試合間隔が途切れ途切れで、同じリズムで戦えないのはマイナスだった。同じ轍を踏まないためにも、しっかりと準備を進めたと言えるだろう。
柏とは第10節で対戦し、0-1で敗れている。好調のレアンドロを抑え、白星で残り7試合をスタートさせたい。それが逆転優勝への唯一の道だろう。(田中滋)
■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
青木剛
昌子源
山本脩斗
MF
柴崎岳
小笠原満男
遠藤康
土居聖真
カイオ
FW
ダヴィ
■柏レイソル 今季無冠は決定的、モチベーション面での不安も
先週のナビスコ杯準決勝、ホームで行われた第2戦は素晴らしいパフォーマンスで広島を圧倒して勝利を収めたが、第1戦の敗戦が響き、決勝進出はならなかった。天皇杯もすでに敗退しており、リーグ戦もほぼ優勝が絶望的な状態。残り7試合においてモチベーションを見出せるかが気になるところだ。
今節は柏にとって苦手なアウェー戦。ホームでは無類の強さを発揮する反面、敵地では全く別のチームになってしまい、現在アウェー3連敗中。しかも、カシマスタジアムは柏にとって鬼門中の鬼門で、リーグ戦では2011年に挙げた勝利がカシマスタジアムでの唯一の白星。それ以降も一昨年、昨年と敗れている。
だが、選手たちはナビスコ杯敗退の原因となったアウェーの戦い方を猛省し、「なんとかしなければいけない」という思いはある。連覇の夢が潰えた悔しさを残りのリーグ戦にぶつけることで、今季苦手とするアウェーでの悪い流れを変える可能性はある。
日本代表で離脱していた鈴木大輔はチームに合流し、スタメン出場が濃厚。今季のディフェンス陣の中では最も安定したプレーをしているとあって、彼の合流は守備力の大幅アップにつながる。また、最近はドゥドゥがチームにフィットし、独特なリズムを刻むドリブルで攻撃にアクセントを加えている。レアンドロ、工藤壮人との相性も良く、すでにスムーズな連係も見せている。ドゥドゥの存在が、苦手のアウェー戦を打破する起爆剤となるか。(鈴木潤)
■柏予想スタメン
3-4-2-1
GK
桐畑和繁
DF
鈴木大輔
増嶋竜也
秋野央樹
MF
藤田優人
茨田陽生
大谷秀和
橋本和
工藤壮人
ドゥドゥ
FW
レアンドロ