日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年4月25日日曜日

◆【オヤジのためのサッカー塾】五輪代表には名古屋MF相馬を“推薦”します チーム勢いづかせるジョーカー(zakzak)






 東京五輪のサッカー男子1次リーグの組み合わせが決まりました。日本はフランス、メキシコ、南アフリカと同組です。

 五輪クラスのビッグマッチになると、新聞紙上では必ず「死の組」という見出しが躍りますが、五輪の出場国は16カ国。32カ国が出場するW杯の半分しかありません。D組だってブラジルとドイツが同じ組だし、死の組なんてないと思います。

 ただ心配な点として、コロナ禍の影響でどこまで海外組が招集できるかは不透明になってきました。そこで「国内組ならこの選手」と推したいのが、J1名古屋MF相馬勇紀(24)です。

 早大卒の4年目。一番の魅力はサイドから仕掛ける突破力です。シザース(またぎフェイント)などで相手を撹乱させるドリブラーなどもいますが、彼は違います。緩急だけで切り込むんです。

 この技術はなかなかどうして、簡単なものではありません。相手との距離が5メートルもあれば、レベルの高い相手でも一瞬で抜ける。チャンスメークができる選手ですね。

 それだけではありません。2019年から1年間、レンタル移籍先のJ1鹿島で学んだのは守備力。昨季から名古屋に復帰して、「ウノ・ゼロ」(イタリア語で1-0)で勝ち切るフィッカデンティ監督にも相当教え込まれましたね。トップクラスの仕掛ける技術があり、守備もいけます。

 攻撃の選手は自分のセンスに頼りがちなところがあるのですが、彼の場合はそうではない。早大時代、かつてJリーガーだった外池大亮監督(46)の「サッカー選手たるもの、プレーをしているだけではダメ」という教えのもと、スカウティングや戦力分析などのノウハウも「自分で考えろ」とみっちり仕込まれました。これもプロになってから役立っていますね。前のめりにならずに常に冷静です。

 短期決戦の五輪には、チームを勢いづかせるジョーカーが必要。相馬はそれができる選手です。(元J1横浜監督・水沼貴史)


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◆「引退する時すごく泣いてくれて…」 内田篤人氏、ブラジル人指揮官の解任に悲痛(FOOTBALLZONE)






「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」で鹿島の監督交代劇に言及


 元日本代表DF内田篤人氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」の中で古巣・鹿島アントラーズの監督交代に触れ、前任者のザーゴ元監督の解任への思いを述べた。

 鹿島は今月14日、昨季から指揮を執っていたブラジル人のザーゴ前監督を、成績不振により解任。「今シーズンの成績を総合的に判断したうえでザーゴ監督との契約を解除することとなりました」と声明を出し、後任に相馬直樹コーチを内部昇格させ、シーズンを戦う決断に至った。

 鹿島OBの内田氏は、自身がMCを務める「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME #28」でこの件に言及。「鹿島の選手って真面目な選手が多いので、責任感を感じていると思います」と古巣の状況を推察したうえで、「ここからもうひと踏ん張りグイグイと上がってこなきゃいけないチーム。相馬さんはアントラーズでプレーされていた方なので、アントラーズイズムというか、そういうところは皆に植え付けてもっと強くなってくれると思います」と期待を込めた。

 一方で、解任されたザーゴ氏への思いも明かしている。昨年8月に鹿島で現役引退した内田氏にとって、現役キャリア最後に指導を受けた人物。「ザーゴ、寂しいなぁ、最後の監督だったから」と率直な思いを述べた後、人柄にも好感を持っていたようで「ブラジルでお母さんだか亡くなっちゃって、でも日本で仕事するってやってくれるし、俺半年しかやってないのに引退する時すごく泣いてくれたしね。すごく好きだったんだけど、勝負の世界は厳しいですね」と残念がった。

 ザーゴ氏の今後について内田氏は「ブラジル行っても監督やるでしょうね。引っ張りだこだと思うよ、ザーゴは。ブラジルでの活躍を期待しております。ありがとうございました」と、健闘を祈っていた。




◆「引退する時すごく泣いてくれて…」 内田篤人氏、ブラジル人指揮官の解任に悲痛(FOOTBALLZONE)





◆鹿島上田綺世、不敗神話も反省忘れず「1-1を良しとするクラブではない」(ニッカン)






<明治安田生命J1:鹿島1-1神戸>◇第11節◇24日◇カシマ

鹿島アントラーズがFW上田綺世(22)の執念のゴールでヴィッセル神戸に追いつき、勝ち点1を手にした。14日に相馬直樹監督(49)が就任して以降、公式戦は2勝1分け。リーグ戦での初の連勝は逃したが、最少失点に抑え、着実に勝ち点を積み重ねた。

神戸戦では前半28分、相手の日本代表FW古橋に得点を許し、相馬体制になって初めて失点を喫した。だが、先制されても慌てず、自分たちの戦いを貫いた。後半19分。上田がMF三竿のパスに抜け出し、体勢を崩しながらも右足でネットを揺らし同点ゴール。実は上田は得点の9分前、ゴール前で味方のクロスボールに合わせようと相手と競り合った際、右手から落下。手を突いた際、腕を痛めたようで以降、右腕が上がらず腕が振れていなかった。もちろん、相馬監督らスタッフも上田の異変に気付いていた。それでも上田はプレーを続行。相馬監督が、交代の準備をしていた所で、チームを救う同点ゴールを決めた。

上田は得点の直後にベンチに退いた。試合後、サポーターへのあいさつも右腕は動かさず、左手を挙げて声援に応えていた。けがについては「ここで僕らが話すことはない」と明言を避けたが「FWは、数少ないチャンスを決めることができなくてはいけない。それがうまくできたシーンだった。気持ちで押し込みました」と振り返った。

上田は法大3年の19年夏に鹿島にプロとして加入。プロ入り後、得点した試合は10勝3分けでチームは負け知らずだ。FWの役割を果たしているように思えるが、本人は「1-1を良しとするクラブではない」と厳しく「もう1点取りたかったのもある。前半で先制点を取ることができれば、もしかしたら0で抑えるゲーム運びができたかもしれない。結果的には追いつけましたが、他の方法で勝たせることができたんじゃないかなと思っています」と反省も忘れなかった。

相馬体制となり、守備面では最終ラインから前線までコンパクトにブロックを形成。選手間の距離感も良く、中央も堅く締められ、簡単に相手に中央のスペースを突かれることが少なくなった。攻撃では、サイドからのクロスはもちろん、上田、2列目のMF荒木、土居が背後のスペースに抜け、ゴールに矢印を向けて相手の嫌がる場所を突いている。まさに、攻守で「シンプル・イズ・ザ・ベスト」。やるべきことが整理されているように感じる。

相馬監督は「リーグ戦での連勝を目指して戦ったが残念ながら勝ち点1。そこはちょっと足りなかった」としながらも「選手達が前向きなエネルギーを出したゲームだった。今日、表現できたことが結果につながっていくように、細かいところを詰めていきたい」。一歩ずつ上位を目指していく。【岩田千代巳】


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◆鹿島上田綺世、不敗神話も反省忘れず「1-1を良しとするクラブではない」(ニッカン)





◆五輪候補の鹿島上田綺世が右腕負傷か 同点弾で「不敗」は継続(ニッカン)






<明治安田生命J1:鹿島1-1神戸>◇第11節◇24日◇カシマ

鹿島アントラーズは東京オリンピック世代のFW上田綺世(22)の執念のゴールでヴィッセル神戸に追いつき、相馬新体制で公式戦3戦無敗となった。

上田は後半10分にゴール前でクロスに合わせようと競り合った際、右手から落ち、以降は右腕が上がらない状態が続いていた。しかし、本人はプレー続行を選択。9分後の同19分、MF三竿の縦パスに抜け出し、絶妙なトラップから右足シュート。体勢を崩しながら打った弾道は、相手DFに当たりゴールに吸い込まれた。上田は「数少ないチャンスを決めきることを1トップはできなくてはいけない。気持ちで押し込めて良かった」と振り返った。ケガについては「ここで話すことではない」と明言を避けたが、相馬監督は「腕を振りづらそうで痛そうにしていた。実際、代える準備をしていたタイミング。ある意味すごいな、もってるなと思います」と賛辞を贈った。上田は19年夏に加入後、得点した試合は負け知らず。貴重な同点弾で勝ち点をもたらした。




◆五輪候補の鹿島上田綺世が右腕負傷か 同点弾で「不敗」は継続(ニッカン)





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