日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2014年3月7日金曜日

◇震災復興へ!日本とNZ、両国に500万円義援金(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140306/jpn14030604370007-n1.html

 キリン・チャレンジ杯(日本4-2ニュージーランド、5日、国立競技場)3年前に地震で大きな被害を受けた日本とニュージーランドの一戦は、「両国のためにこのタイミングで対戦したい」というザッケローニ監督の強い要望で実現した。収益から義援金としてニュージーランド連盟に500万円が贈られるほか、東日本大震災の復興支援金として500万円が充てられる。

◆【乾坤一筆】J開幕戦代替開催の国立にもう1つの“ドラマ”(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140306/jle14030604450000-n1.html

 ソチ五輪の興奮も冷めやらぬなか、Jリーグが1日に開幕した。ブラジルW杯を6月に控え、盛り上がりに期待したい。

 さて、開幕戦の紙面編集を行って目を引いたのが、甲府と鹿島の対戦だった。本来なら甲府市内で行う予定が大雪の影響でスタジアムが使えず、国立競技場で代替開催された。

 これに鹿島の選手たちが反応した。甲府側へ義援金を送ったのだ。鹿島は東日本大震災でクラブハウスやスタジアムが被災している。取材した伊藤昇記者によると、主将のMF小笠原は「自分たちも練習できないときがあった。甲府の気持ちはよくわかる」と話したという。

 3年前の大震災の影響で、3月5日に開幕したJリーグは1カ月以上、中断した。記者は休暇を利用して6月に宮城・石巻市を訪れた。日和山から見下ろした町は無残に壊滅し、ふもとを歩くと家屋の土台と残骸しか残っていない光景に言葉を失った。

 東京で生活していると、ともすれば遠い昔のことのようにも思えてくる。しかし、原発事故の影響を含め多くの人がいまだに避難生活を送っており、復興が遅々として進まない地域が存在するのが現実だ。

 記者が現場で取材をしていた10年以上前の小笠原は、積極的に口を開くようなタイプではなかった。しかし、震災後は復興に向けたメッセージを発信し続けている。

 ソチ五輪フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦は、日本オリンピック委員会から支給される300万円の報奨金について、被災地への寄付などに使うことを表明した。ともに東北出身というだけでなく、勝負の世界に身を置くからこそ、辛い立場の気持ちを深く理解するのかもしれない。

 5日にはザック・ジャパンがニュージーランドと対戦した。2011年3月29日に予定されながら中止となり、3年越しで実現した試合だ。対戦相手の母国も東日本大震災の前月に地震が起き、多くの被災者が出た。平和に試合が行われ、それを楽しめる喜びを、あらためてかみ締めた。

古沢 一彦(ふるさわ・かずひこ)

 1988年入社。産経新聞社会部、運動部などを経て2007年からサンケイスポーツ運動部。サッカーのフランス、日韓W杯のほか、シドニー五輪、長野、トリノ冬季五輪などを取材。現在はサッカー担当のデスクながら、かすりもしないトト(サッカーくじ)で一獲千金を夢見ている。

◆大迫、今季1部に昇格しない場合シーズン終了後に移籍も(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140306/bun14030621400000-n1.html



 1860ミュンヘンに所属する日本代表FW大迫勇也の契約に、条件付きの契約解除条項が盛り込まれていることが明らかになった。ドイツ『AZ』が伝えている。

 1860ミュンヘンが今季1部に昇格しない場合に、契約解除条項が有効となり、200万ユーロ以下に設定されている違約金が支払われれば、ほかのクラブに移籍できるようだ。

 大迫は4試合で2ゴールとインパクトを残しているが、チームは23試合を消化し10位につけており、来季の昇格は難しいと見られている。

 すでに大迫の得点力に依存している1860ミュンヘンにとって、大迫の放出は大きな痛手となるが、鹿島から50万ユーロで獲得していることもあり、金銭的には利益を得ることになりそうだ。

 なお、5日に行われたニュージーランド戦で後半途中までピッチに立った大迫は、6日の夕方にドイツに到着。7日に行われるブンデスリーガ2部第24節のアーレン戦でも先発出場が予想されている。(Goal.com)

◆大迫、無得点悔やむ「もっと中の動きの質を高めれば…」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140306/jpn14030614360027-n1.html



 日本代表は5日に行われたニュージーランド代表との親善試合に4-2の勝利を収めた。先発で出場したFW大迫勇也は無得点に終わったことを悔やみながらも、ゴール以外の部分での貢献には一定の納得を感じているようだ。

 柿谷が風邪で離脱したこともあり先発に起用された大迫。開始17分までに日本が次々とゴールを重ねる中、ある意味最もゴールを期待された1トップにチャンスは訪れなかった。

 「点を取りたかったですけど、監督の指示で相手のDFとボランチの距離を広げるようにする作業をし続けて、4点が入ってという感じだったので。でもチャンスはあったし、決めていればもっと良かったですけど」

 「相手が真ん中を固めてサイドに全然いない状況だったから、(中央で受けられないのは)しょうがないと言えばしょうがないけど、もっと中の動きの質を高めればもらえるようになると思うし。そこはもっと質を上げるしかないなと」

 ワールドカップ本大会の予備メンバー発表まで、今回が最後の試合となった。必ずしもメンバー入りは約束されていないが、一定の手応えは得られたようだ。

 「点を取れれば良かったですけど、チームに戻ってやるべきことは変わらないし。点を取り続けることでみんなが見てくれると思いますので。久しぶりに(代表で)試合をして楽しかったですし、もっとやればもっと良くなるとは思います」(Goal.com)

◆守備側の考えの裏を突く 鹿島・小笠原満男の老練さ(47ニュース)


http://www.47news.jp/EN/201403/EN2014030501001619.html



 新しいシーズンの始まりは、いつも可能性に満ちている。それはどのチーム、そしてサポーターにとっても同じだろう。

 大雪の影響で中銀スタジアムでの試合が不可能になり、東京・国立競技場に場所を移したヴァンフォーレ甲府のホーム開幕戦。鹿島アントラーズとの試合は、0―4と思わぬ大差がついた。甲府側からいわせれば「悪くはないのに、なんで」という思いで試合が進んでいき、試合終了の笛と同時に精神的に大きなダメージを負った試合だったのではないだろうか。

 立ち上がりは両チームともにバタバタしていた。GKのキックミスや、DFの空振り。ピッチが滑りやすかったのも関係したのだが、開幕戦の硬さが感じられた。

 その中で先に落ち着きを取り戻したのは鹿島だった。開始10分に得た右CK。遠藤康のボールをダビがマークする青山直晃に競り勝ってのヘディングシュート。甲府GK岡大生が鹿島の土居聖真に接触して倒れるという不運があったが、甲府にとってはあまりにもあっさりと先制点を献上した形だった。

 ゲームの流れで見れば、甲府も互角の展開だった。チャンスを作り出したという意味では、鹿島以上だったかもしれない。11分のGKの正面をついた下田北斗のシュート。14分、21分と立て続けに阿部翔平が迎えたチャンス。このどれか1本が入っていたら、その後の展開は変わっていたかもしれない。ただ、これをやらせないのが鹿島サッカーの老練さだった。

 日本代表も含め、失点をしたチームの選手がよく口にする言葉がある。

 「流れのなかではやられていない」

 チームとしての連係が成熟していないこの時期、この人が「そんなのは関係ない。1点は1点だ」と思っていたかは分からない。そのなかで、簡単に点を生み出す方法を知っていたのが、鹿島の小笠原満男だ。

 どのチームでも、セットプレーに対する守備の決まりごとを作り、練習もしている。小笠原は、その待ち構える守備陣のはやる気持ちを逆手に取るのがじつにうまい。そして、鹿島の2点目は、甲府守備陣の予想を覆す左CKから生まれた。

 先制点は、ゴール正面に通常のクロスを送る力勝負の右CKだった。それが布石になったのだろう。前半26分の小笠原の右CKは、甲府守備陣の意表を突くグラウンダーのボール。ペナルティーエリア外からフリーで走り込んだ遠藤にシュートを打たせたパスが、ゴールにつながった。

 さらに後半2分の昌子源のJ初ゴールと、後半ロスタイムのダビの2点目を生んだ2本のFK。特に4点目のロングボールは、甲府守備陣が陣形を整える前に放たれた、いわゆる“マリーシア(ずる賢さ)”のキックだった。

 リスタートから3点を演出。小笠原は「セットプレーは準備してきたが企業秘密。バリエーションはまだある」と話していた。この小笠原に限らず、中村俊輔(横浜F・マリノス)、遠藤保仁(ガンバ大阪)などは、キックの正確性はもちろんだが、守備陣の心理を読み、その裏をかくのがとてもうまい。ゴールが生まれた後に考えると、「なるほど、そういう意図があったのか」と分かるプレーが、ベテランといわれる選手たちが醸し出す奥深さだ。ベテランは、ただ長くサッカーをやっているだけではない。サッカーをよく知っている。

 この試合で鹿島は、交代出場も加えて20歳前後の選手を6人も起用した。10代ですでにベテランの風格を備えていた柴崎岳は例外にしても、試合の展開によっては心理面でのコントロールが難しい状態に陥る可能性もあった。そのなかでの小笠原の存在感は絶大なものがあった。

 「(サッカーは勢いのある)若い選手をそろえて送り出したら大丈夫かというと、大丈夫ではない。ベテランがアドバイスをしなければいけない」

 試合後、鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督は、こう語っていた。チームとしての若返りを図ろうとしている現在の鹿島には、ピッチ上のすばらしい教師がいる。それが小笠原であり、曽ケ端準、本山雅志といった選手なのだろう。

 一方、シーズン開幕に向け、大雪のために地元で調整のできなかった甲府は気の毒だった。だが、セットプレーから4点も失う守備はいただけない。城福浩監督も「セットプレーだから、流れのなかから取られてないというつもりは毛頭ない。セットプレーもサッカーの一部」と語っていたが、今後修正されてくるはずだ。

 確かにリズムよくパスをつないだコンビネーションのなかからのゴールは美しい。ただ、サッカーで生まれる得点の3分の1近くはセットプレー絡みというのも事実だ。守備にしても、攻撃にしても、セットプレーを大切にしないチームは、痛い目を見る。


 岩崎 龍一[いわさき・りゅういち]のプロフィル

サッカージャーナリスト。1960年青森県八戸市生まれ。明治大学卒。サッカー専門誌記者を経てフリーに。新聞、雑誌等で原稿を執筆。5大会連続でワールドカップの取材を行っている

◆鹿島・小笠原、大震災から3年も「まだ復興は1割」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140306/jle14030616310002-n1.html

 J1鹿島のMF小笠原満男が6日、鹿嶋市内のクラブハウスで取材に応じ、11日で発生から3年を迎える東日本大震災に対して復興が進まない現状を訴えた。

 小笠原は岩手・盛岡市出身で、高校は津波で多数の被害が出た大船渡市に所在する大船渡高に通っていた。自身の故郷や、本拠地のある鹿嶋市も被災したことで、これまで復興に向け様々な活動を行ってきた。

 特に、自らが発起人の1人となり、東北地方のサッカーの復興を目指す「東北人魂を持つJ選手の会」(東北人魂)を2011年5月に発足。東北地方出身のJリーガーを中心に、オフシーズンには被災地でサッカー教室を開くなどの活動を行っている。

 被災地の現状について、「まだ復興は1割ほどしか進んでいない。校庭に建てられた仮設住宅に住んでいる人もたくさんいる。(生徒のために)出ていってあげたいと思っても、出ていく場所もない。震災は過去のものではなく、現在進行形」と説明。「自分たちにできることをやりたい。サッカーで元気にできたら」と今後も東北人魂の活動を継続する考えを示した。

 鹿島は8日にホームで仙台と対戦。ともに震災で被害を受けたチーム同士の対戦となる。「どちらかのサポーターが(敗戦で)落胆するかと思うと複雑。でも注目してもらえるメリットもある。発信できる人が発信していかないと」と決意を新たにしていた。

◆連勝誓う!小笠原 仙台とのホーム開幕戦で被災児童らを招待(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/07/kiji/K20140307007723660.html

 鹿島の元日本代表MF小笠原がホーム開幕戦となる8日の仙台戦で、11年の東日本大震災で被災した福島県楢葉町から児童7人、保護者14人の計21人を招待することを明かした。

 「鹿島は東北出身者が多いから、勝てば喜んでもらえると信じて頑張りたい」と決意。ホームのサポーター、そして被災した人を勇気づけるためにも08年以来6年ぶりの開幕2連勝を飾る。

◆被災地支援 熱意冷めず J1鹿島・小笠原(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13941198487080

あす仙台戦中学生招待 「風化させない」


【写真説明】被災地の子どもたちと触れ合うサッカーJ1鹿島の小笠原満男選手=昨年6月2日、岩手県大船渡市


東日本大震災から間もなく3年、サッカーを通して出身地東北の復興を支援し続けるJ1鹿島アントラーズの小笠原満男選手(34)が、使命感を新たにしている。県立カシマサッカースタジアムで行う8日のホーム開幕戦は被災クラブのベガルタ仙台(仙台市)が相手で、福島県内の中学生らを招待。「震災を風化させない」との思いを胸に、ピッチに立つ。

小笠原選手は今年1月、自身が中心的役割を果たすボランティア団体「東北人魂を持つJ選手の会」の会員らと故郷の岩手県盛岡市、大船渡市などで、子どもたちを対象にしたサッカーイベントを開催した。

イベントは継続的な活動のため、「顔を覚えた子もいる。中にはJリーガーになるため頑張る、という子もいた。前向きな気持ちを持ってくれている。活動の意味は少なからずあった」と語る。

一方で、復興の進まない現実にはがく然とするという。仮設住宅での暮らしやプレハブ仕様の構えで商売を続けている被災者に接するたび、「3年たってもここまでしか進んでいない現状がある。大震災は現在進行形」と訴える。

自然災害の猛威は先ごろも実感した。甲府市内のスタジアムで開催予定だった1日の今リーグ開幕戦会場が、大雪の影響で急きょ東京・国立競技場に変更された。選手有志で義援金を募り、対戦相手のヴァンフォーレ甲府選手会に渡した。「困った時はお互いさま。僕らも3年前はいろんな人に助けてもらった」という。

地震も大雪も被害の実態は、体験したり目にしたりしなければ理解しにくい。「震災復興は1割にも達していない。だが、見たことのない人には分からない。だから、発信できる人がしないと。言わなきゃ伝わらない」。東北復興への熱意は冷めない。

4月には35歳となるベテラン。スパイクに刺しゅうした文字「東北人魂」は、被災者に寄り添う気持ちの表れだ。仙台戦は、「東北人魂」に招待された福島県楢葉町の中学生ら約30人が観戦する。小笠原選手は「震災を忘れない」との思いで全力プレーする。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事