日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年10月28日木曜日

◆鹿島、3季連続無冠 相馬監督「僕の力不足を感じている」/天皇杯(サンスポ)






サッカーの第101回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は27日、川崎市等々力陸上競技場などで準々決勝4試合が行われ、準決勝(12月12日)の組み合わせは川崎-大分、浦和-C大阪に決まった。

2連覇を狙う川崎は脇坂のゴールなどで鹿島に3-1で快勝した。大分はJ2で唯一勝ち残った磐田を2-0で下して初の4強入り。C大阪は名古屋を3-0と圧倒し、浦和はG大阪に2-0で勝った。

鹿島は川崎に敗れ、3季連続の無冠が決まった。相馬監督は「無冠になったこと、今日のような大事な試合で(選手の足を)前に出せなかった僕の力不足を感じている」と厳しい表情を浮かべた。

前半は前線からの守備がうまくはまらず、狙い通りに主導権を握れない。32分にCKから先制を許すと、後半立ち上がりに連続失点。ここからようやく反撃したが、終盤の1点にとどまった。安西は「立ち上がりに圧をかけられなかった。無冠で終わるのは申し訳ない」と残念がった。(等々力)


◆鹿島、3季連続無冠 相馬監督「僕の力不足を感じている」/天皇杯(サンスポ)





◆鹿島、したたかさ消え過去最長5年連続無冠 川崎Fに3度目の正直ならず(ニッカン)






<天皇杯:川崎F3-1鹿島>◇準々決勝◇27日◇等々力

鹿島アントラーズは天皇杯でも川崎フロンターレに屈した。今季のリーグ戦は、後半アディショナルタイムに失点し2戦とも惜敗だった。特に9月22日のホームでの川崎F戦は、ここ数年で最も、王者を土俵際に追い込んだけに、一発勝負の天皇杯での再戦はまさに、注目の一戦だった。鹿島は立ち上がりから、9月の戦いの再現をイメージし、プレスをかけようとした。だが相手の「止める・蹴る」の技術、速いパスワークと、各選手が複数のパスコースに顔を出すポジショニングで、プレスは無力化された。

左サイドバックのDF安西幸輝は「家長選手とマルシーニョ選手が、あまり守備をせずに、僕らサイドバックを上がらせないようにするという感覚になっていた。なかなかプレスがかからず、前半はほぼ守備の時間帯だった。脇坂選手、家長選手、山根選手の三角形で飛び込めなかった。行けるところも行けなかった。嫌な位置を取ってきたなと前半は感じました」。

タイトルを取っていたころの鹿島は、我慢の時間帯で耐え忍ぶことができていたが、前半32分にセットプレーから失点。後半も早い時間に2失点した。MF荒木遼太郎を投入し、反撃に出たが時はすでに遅かった。

これで、鹿島は16年度の天皇杯を最後に、5年間、国内タイトルから遠ざかることになった。J発足後では最長の国内無冠。16年度の天皇杯は川崎Fを決勝で破ってのタイトルだった。川崎Fは鹿島に決勝で敗れてから「練習からの1歩の球際が勝負を分ける」「うまいだけでは勝てない」と日々の練習から意識が高まった。技術向上に加え、強さが兼ね備わり、5年連続のタイトルへ近づいている。

今回の対戦を見る限り、パスのスピードと質、トラップの質、目と頭の速さ(判断)、攻守の切りかえ、球際の強さで差が広がっているように感じる。鹿島の強みであるはずの「我慢」「したたかさ」が消えつつあるのも気がかりだ。荒木は、川崎Fとの差を「自分が入って起点をつくることはやっていたが、川崎さんの対応が早くて、早めにつぶされて。どんな相手にも変化できて強いチームだと思いました」と話した。鹿島の選手が今季の3敗から何を感じ、日々の練習でどんな意識をするのか。それが強い鹿島への道につながっている。【岩田千代巳】


◆鹿島、したたかさ消え過去最長5年連続無冠 川崎Fに3度目の正直ならず(ニッカン)





◆【天皇杯】もはや天敵と呼ぶのもはばかられる。鹿島は川崎に3年勝ちなしで敗退(中スポ)






◇27日 サッカー 第101回天皇杯準々決勝 川崎3―1鹿島(等々力陸上競技場)


 もはや天敵と呼ぶのもはばかられる。鹿島が公式戦で川崎に勝ったのは2018年9月9日が最後。今季のリーグ戦もホーム、アウェーとも川崎に1―2で敗れた。いずれも決勝点はロスタイムの失点だった。

 好材料もないわけではない。天皇杯に限れば、鹿島は川崎に過去4戦全勝。しかし、やはり連覇を狙う王者の壁は高かった。今季リーグ戦で13ゴールを奪い、3戦連続得点中のFW上田にも、この日はほとんどボールが回ってこない。たまにロングボールが飛んでくるだけで、持ち味を出せない。

 圧倒的に試合を支配され、前半32分には左CKから川崎のFWマルシーニョにヘディングで先制点を許した。後半も立ち上がりに2点を失い、後半6分で0―3。相馬監督はその直後、MFの荒木、和泉の2選手をピッチに送り込み、後半45分には荒木のゴールで1点を返した。しかし、データ以上に力の差を見せつけられ、完敗を喫した。


◆【天皇杯】もはや天敵と呼ぶのもはばかられる。鹿島は川崎に3年勝ちなしで敗退(中スポ)





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