日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年2月26日日曜日

◆鹿島OB鈴木隆行氏 重要な試合に勝つ秘訣明かす「大切だと思うのは気持ちの部分」(スポニチ)



鈴木隆行


 日本サッカー協会のオフィス移転に伴い、休館する日本サッカーミュージアムの最終日イベントが26日、都内で行われ、元日本代表の鈴木隆行さん(46)らが出演した。

 「未来へのパス」と題してトークイベントを実施。「大事な試合に勝つためには」というテーマについて、鈴木さんは「技術的に高いレベルにあるのは当たり前だが、僕が大切だと思うのは気持ちの部分」と力説した。

 プロ入りした95年から05年まで在籍した鹿島時代を例に挙げ「鹿島はとにかくモチベーションが高く、気持ちが強い。なので、普段の練習から緊張感のある中でトレーニングしていた」と振り返った。

 「僕が入った当時から辞めるまで、ずっとそういう状態でトレーニングしているので、とにかく激しい。そういうことをやっているので相乗効果が生まれる。激しい削り合いもあるが、試合には良い影響があった。とにかくメンタルじゃないですか?」と持論を展開。練習では偉大な先輩たちにプレッシャーを感じていたといい「僕は入ったときからびびっていた。本当に怖いんですよ。練習に入るのは恐ろしいくらい、秋田(豊)さんとか本田(泰人)さんとか、そういう雰囲気でやっているのですごく怖い」と苦笑いしつつも、厳しい環境で揉まれる中で成長したといい「それが強さにつながっているし、勝敗にもつながっている」と話していた。





◆鹿島OB鈴木隆行氏 重要な試合に勝つ秘訣明かす「大切だと思うのは気持ちの部分」(スポニチ)

◆佐野海舟が鹿島アントラーズにもたらす中盤の分厚さ。誰しも目指すサッカー日本代表へ【コラム】(フットボールチャンネル)



佐野海舟


明治安田生命J1リーグ第2節、鹿島アントラーズ対川崎フロンターレが25日に行われ、1-2で川崎が逆転勝利を収めている。この試合のキーマンとなったのは、鹿島の中盤に据えられた佐野海舟。J2からやってきた新進気鋭の守備的MFは国内最高峰の舞台で強いインパクトを残していた。(取材・文:元川悦子)


鹿島アントラーズのキーマン


 2015年を最後に7年間、鹿島アントラーズは川崎フロンターレに勝っていない。それだけに、2月25日のJ1第2節のホームゲームは絶対に乗り越えなければいけないハードルだった。今の川崎は昨季までの主将・谷口彰悟が去り、レアンドロ・ダミアンや小林悠らが負傷離脱中。さらに2月17日の横浜F・マリノスとの開幕戦で車屋紳太郎が負傷交代し、ジェジェウも退場処分を受けてこの日は出場停止と、戦力的にかなり厳しい状況。鹿島にしてみれば、追い風なのは間違いなかった。

「川崎はうまいチームだし、すごく強いチーム。相手の良さをしっかり消しつつ、粘り強く守って自分たちの良さを出して、勝利できればいいなと思います」と町田ゼルビアから個人昇格してきたMF佐野海舟は試合前から意欲満々だった。

 過去4シーズンJ2を主戦場にしてきた彼にとって、直近6年間で4度のリーグ制覇を成し遂げている川崎は国内最高峰の相手。自身のレベルを測る試金石でもあった。

「自分は前節・京都サンガ戦が初めてのJ1の舞台だった。今回、トップを走っているチームを相手にどれくらいできて、勝てるかがすごく楽しみです」と本人も目を輝かせていた。

 大島僚太、脇坂泰人、ジョアン・シミッチの3枚が並ぶ川崎の中盤はJ1屈指。アンカーである以上、彼らの動きを封じるべく、ディエゴ・ピトゥカ、樋口雄太の両インサイドハーフと連動して守り、攻撃の起点としても存在感を発揮する必要があった。


佐野海舟が川崎フロンターレに与えた脅威


 気合十分の鹿島は開始早々の5分にいきなり先制点を挙げる。鈴木優磨の左からのクロスに反応したのは知念慶。古巣対決のFWが幸先のいいヘディング弾を決め、岩政大樹監督もド派手なガッツポーズを見せるほど、感情をむき出しにしていた。

 その後は案の定、川崎にボールを握られたが、鹿島は組織的守備で応戦した。アンカーの佐野は大島や山根視来といった日本代表経験者から危ない場面で巧みなボール奪取を見せるなど、ピンチを未然に防いでいた。

「ピトゥカや雄太君が前に行っている時はチームとしてもいい状況。僕がカバーしなければ彼らは前にはいけない。自分を信頼して前に行ってほしいと思っているんで、僕が全部カバーするくらいの気持ちでやっていました」と両インサイドハーフを攻撃参加させるべく、彼は自身のボール回収能力を力強く示していた。

 これには川崎MF陣もさすがに苦戦気味だった。脇坂は鹿島の昨季との違いをこう評した。

「中盤が3枚になって、中の分厚さを感じました。守備全体としても、昨季までは1対1の強い選手が数多くいたので、それが何回もあるような感じだったけど、今年はより組織的になった印象ですね」

 その「分厚さ」を演出するうえで、佐野海舟の存在はやはり大きかった。個人昇格した鹿島で加入直後から重要なポジションに抜擢されるだけの潜在能力を大いにアピールしていたのは間違いないだろう。


「油断か隙が…」岩政大樹監督の反省


 後半も鹿島は固い守備で主導権を握っていたが、知念と樋口が下がった後半23分あたりから徐々に運動量と強度が低下し始める。百戦錬磨の鬼木達監督は勝負どころを見逃さず、後半34分に3枚替えに踏み切る。ルーキー・山田新ら攻撃の駒を複数投入したことで、川崎の反撃体制が一気に加速すると見られた。

 だが、直後に山村和也が仲間隼斗の決定的機会を阻止して一発退場。これで数的優位に立った鹿島は「これで勝てる」と確信したはず。岩政大樹監督がラスト5分でキャプテンマークを巻く鈴木優磨を下げたのも、ある程度の計算があってのことではないか。

 けれども、サッカーというのは一筋縄ではいかないもの。ここから逆に川崎のギアが上がる。終了間際の44分にリスタートの流れから家長昭博のバイシクルが飛び出し、右から飛び込んだ山田が右足を合わせてゴール。ギリギリのところで1-1に追いついた。

 ガックリした鹿島とは対照的に、川崎は「行ける」と感じたのだろう。長い後半アディショナルタイムの間にさらに攻め込み、瀬古樹のシュートを荒木遼太郎がゴールギリギリのところで防いだシーンがハンドの判定となり、川﨑にPKが与えられた。

 キッカーは家長。彼のコロコロシュートはいったんはGK早川友基の正面に飛び、万事休すかと思われたが、キッカーが蹴る前に早川が前に出たためやり直しに。2度目となれば、さすがの名手は決めてくる。最終的に川崎が逆転に成功し、1-2でタイムアップの笛。またしても敗れる結果となった鹿島の面々は呆然とするしかなかった。

「そんなに甘いものではなかった。今日勝てれば大きな自信のもとで今シーズンを進めていけただろうが、それが目の前にチラついて、油断か隙が生まれたのかもしれない」と岩政監督も反省していた。


佐野海舟の理想と課題


 川崎という高い壁に初めて阻まれた佐野も悔しさを噛みしめたに違いない。

「ボールを奪えるシーンもありましたけど、本当に大事なところで防げないといけないし、試合の流れをもっと読んで自分がどう振舞うかを考えていく必要があると思いました。

 自分もチームもやらなきゃいけないことが沢山ある。1つ1つクリアして、シーズン終盤に向けて改善して、タイトルを取れるチームになっていきたい」と背番号25は気力を振り絞って必死に前を向いた。

 そのためにも、自身のクオリティを高め、J1トップ基準の駆け引きを覚え、ゲームをコントロールできるようにならなければならない。名門・鹿島の中盤を担う選手というのは、誰もが認める圧倒的な存在感をつねに示し続けることが求められるからだ。その大仕事を遂行できるようになった先には、日本代表などの高い目標も見えてくる。まだ22歳と若く、J1経験の少ない佐野には際限ない伸びしろがある。そこは前向きに捉えていい点だ。

「僕の理想は(エンゴロ・)カンテ選手。日本で言えば、遠藤航選手や守田(英正)選手。僕はボールを奪うのが武器なんで、そこはしっかり伸ばしつつ、いかに流動的にボールを動かせるかという部分もやらないといけない。そこが課題だと思っています。

 日本代表は誰しもが目指すところ。ただ、自分はまだレベルが足りていない。課題をクリアして近づいていけるようにしたいです」

 悔しい敗戦と引き換えに、自分のやるべきことが明確になった佐野。これをどう今後に生かすかが重要だ。彼ら若い世代がどこまで力をつけていくか。常勝軍団復活のカギはそこにあると言っていい。

(取材・文:元川悦子)




◆佐野海舟が鹿島アントラーズにもたらす中盤の分厚さ。誰しも目指すサッカー日本代表へ【コラム】(フットボールチャンネル)






◆VARで劇的幕切れ…蹴り直しPK被弾に鹿島GK早川友基「ルールなので認めるしかない」(ゲキサカ)



早川友基


[2.25 J1第2節 鹿島 1-2 川崎F カシマ]

 開幕第2節にして実現した鹿島アントラーズ対川崎フロンターレのビッグマッチは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入が相次ぐ荒れ模様の展開となり、最後は劇的な幕切れを迎えた。

 前半5分にFW知念慶が古巣相手の先制ゴールを決め、鹿島の優位が続いた一戦。その後は川崎Fが主導権を握る時間帯が続いたものの、鹿島が強固なミドルブロックで耐え抜くと、後半35分には川崎FのDF山村和也がVAR介入の末、決定的な得点機会阻止による一発退場処分を下され、鹿島の勝利は決定的かと思われた。

 ところが後半44分、猛攻を仕掛けた川崎FはFW山田新のプロ初ゴールで同点に追いつくと、そのまま攻勢を強め、同アディショナルタイム5分にはMF橘田健人のシュートが鹿島MF荒木遼太郎の左腕に直撃。西村雄一主審は川崎FにPKを与え、荒木に退場処分を下した。

 このPKが決まれば、川崎Fの大逆転劇。そこで立ちはだかったのがプロ3年目のGK早川友基だった。「(トレーニングでの)動きも良かったと思うし、対策もできていた」。持ち前の基礎技術とコンディションの良さを活かし、正守護神の座を勝ち取った23歳がキッカーのFW家長昭博に向き合った。

 意表を突いてきたベテランの駆け引きにも冷静だった。小刻みな助走から繰り出した“コロコロPK”に対し、早川は完璧な読みでしっかりキャッチ。敗戦の窮地からチームを救った救世主となったかのように思われた。ところが、ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。鹿島側に反則があったことが発覚し、蹴り直しの判定が下された。

 家長のPKの場面では鹿島のDF植田直通、川崎FのMF遠野大弥がペナルティエリア内に侵入していたため、その反則を取った可能性も考えられたが、プレーに直接関わっていない場合はVARの介入対象外。すなわち蹴り直しに直結した反則は、早川の足がゴールラインから離れていたことだった。ピッチ上で早川もその旨、説明を受けていたという。

 なお早川は取材対応時に「それだったら俺はイエローカードをもらうはず」と戸惑い気味だったが、2020-21年の競技規則改正以降、PK時のGKの反則は1度目のみカードが出されないことになっているため、これで問題のない判定だった。

 その結果、早川は蹴り直しのPKを家長に決められ、勝負を分ける勝ち越しゴールを献上した。「蹴る瞬間までライン上にいるのは難しい。でもルールはルールなので認めるしかない」と振り返りつつ、PKの場面について「1本目のPKも分かっていたし、2本目も同じ方向に蹴ってくるのは分かっていたけど……」と悔やんだ。

 自身が失点に関わる形での悔しい敗戦。「PKになる前にクロスボールに触っていればこういうことになっていない。そこに関しては申し訳ない」。PKに至るまでの流れにも反省の弁を述べた早川は「切り替えて、自分が次に繋げるしかない。キーパーはそういうポジションだし、ミスもあるし、そのミスがゴールに直結するのを再確認した。こういう厳しいゲームで自分がより良いパフォーマンスをしていかないといけないと感じた」と奮起を誓った。

(取材・文 竹内達也)





◆VARで劇的幕切れ…蹴り直しPK被弾に鹿島GK早川友基「ルールなので認めるしかない」(ゲキサカ)



◆【鹿島1-2川崎】荒木遼太郎『疑惑のハンド』、「明白な間違い」には該当せず主審の判定が支持される(サカノワ)



荒木遼太郎


知念慶の渾身弾も…数的不利のフロンターレに89分から2失点で逆転負け。


[J1 2節] 鹿島 1-2 川崎/2023年2月25日16:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズは知念慶の古巣からのゴールで川崎フロンターレに先制したものの、山村和也の退場処分で83分から数的優位に立ちながら89分から2失点し、まさかの逆転負けを喫した。

 1-1で迎えた後半アディショナルタイム、10人になりながらも攻め立てるアウェーチームの橘田健人のシュートが無人のゴールへ。そこにカバーに入っていた荒木遼太郎が左肩を突き出してブロックに成功。しかし、主審は荒木のハンドのファウルで、川崎にPKを与えた。加えてDOGSOで荒木にレッドカードを提示した。

 もちろん、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックが入る。

 VTRを見ると、荒木は広げた左腕を後方へ下げて、突き出した肩にボールを当てている。ただ、その上腕(脇の下より先の腕の部分)の一部に、わずかでもボールが触れていれば「ハンド」になる。一方、脇の下より肩寄りの部位が、サッカーでは「肩」に該当すると規定され、そこにボールが当たればハンドにならない。

 一連の動きから見ると、腕に当たっているようにも感じる。しかしVTRで詳しく確認すると、荒木がギリギリのところで肩に当ててクリアしているように見える。

 しかし、ハンドのファウルは、審判の主観も関わってくる(微妙なところでは人によって判定も変わってくる)ファウルの一つ。VARは主審が下したジャッジについて、介入条件の一つである「明白な間違い」とは言えないため、そのハンドの判定を支持したことになる。

 つまりグレーゾーン。もしも主審が「ノーハンド」と判断していた場合、VARもそれを支持していた可能性がある。

 そのあと家長昭博のPKをGK早川友基が完璧にストップ。しかしキッカーが蹴る前に、早川がゴールラインより前へ出ていたとしてやり直しに。結局、家長にそのキックを決められ、これが川崎の逆転ゴールとなった。

 川崎は数的不利から執念の逆転勝利で今季初勝利に。一方、鹿島はホーム開幕戦を落として連勝を逃した。

◆参照◆「VARの役割」:日本サッカー協会(JFA)公式サイトより

 あくまでもフィールド上の審判員をサポートするため。最良の判定を見つけるのではなく、「はっきりとした明白な間違い」をなくすためのシステム。

 ほとんど全ての人が「その判定は明らかに間違っている」という事象に限り、VARが介入する。

 判定についてVARが介入するのは
・「得点かどうか」
・「PKかどうか」
・「退場かどうか」
・「警告・退場の人間違い」
この4事象のみ。そのうえで「はっきりとした明白な間違い」もしくは「見逃された重大な事象」があった場合となる。





◆【鹿島1-2川崎】荒木遼太郎『疑惑のハンド』、「明白な間違い」には該当せず主審の判定が支持される(サカノワ)



★2023年J1第2節_鹿島vs川崎(カシマ)ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)






★2023年J1第2節_鹿島vs川崎(カシマ)ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)



★2023年J1第2節 鹿島vs川崎(カシマ)































































































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