日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年12月20日火曜日
◆レアルを焦らせた鹿島守備陣にスペイン紙が高評価…一方で昌子にはやや厳しめ(GOAL.com)
http://www.goal.com/jp/news/3850/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97/2016/12/19/30646172/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%92%E7%84%A6%E3%82%89%E3%81%9B%E3%81%9F%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E5%AE%88%E5%82%99%E9%99%A3%E3%81%AB%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%B4%99%E3%81%8C%E9%AB%98%E8%A9%95%E4%BE%A1%E4%B8%80%E6%96%B9%E3%81%A7%E6%98%8C%E5%AD%90%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%82%84%E3%82%84%E5%8E%B3%E3%81%97%E3%82%81
レアルの強力攻撃陣と対峙した鹿島守備陣。本国スペインのメディアはアントラーズのパフォーマンスをどう評価したのか?
鹿島アントラーズの守備の堅さや試合巧者ぶりは欧州王者レアル・マドリーを苦しめ、あと一歩のところまで追い詰めた。
18日、鹿島はFIFAクラブワールドカップ決勝戦でレアル・マドリーと対戦。延長戦の末に2-4で敗れたが、90分間はカリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドといった強力な攻撃陣を相手に2失点で抑えた。その2失点もシュートのこぼれ球を押し込まれた1点目と、PKによる2点目で決して守備網をずたずたに崩されて奪われたものではない。
スペイン紙『マルカ』も欠けていたのは「前線のクオリティー」とし、守備陣の高い集中力を評価している。中でも高い評価を与えたのがGK曽ヶ端準とDF植田直通だ。曽ヶ端には「日本人GKは良いプレーを見せ、クリスティアーノのゴールを幾度か制止した。1対1の場面では当たっていたし、良いプレーを披露していた」とし、植田には「見事なプレーだった。将来が約束された日本のセンターバックの汚点は、(延長戦で生まれた)マドリーの最後の2得点だ。クリスティアーノを抑え切ることができなかった」といった寸評を綴っている。
一方で、植田とともに中央の守備を強固にした昌子源には「守備すべき時の断固たる態度(決断力)は、その最大の長所ではない。確信たるプレーを欠いていた。マドリーの3ゴールは、彼のゾーンをきっかけに生まれている」とやや厳しい評価を与えられている。
◆世界2位の鹿島・昌子がDF陣で最高位 “目に見えづらい働き”を“可視化”した守備力に高評価/Goal25(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20161219/jle16121919080026-n1.html
2016年に国内外でプレーした日本人選手のベスト25名を表彰する『Goal25』。全世界ベスト50名を表彰する『Goal50』のローカル版として今回、日本で初開催となった。日本国内外で取材活動を行う記者、編集者審査員によってノミネート選手が決定したが、DFで最高位を獲得したのは14位の昌子源だった。
DFを評価するのは簡単な作業ではない。FWやMFと違い、ゴールやアシストという明確な数字で表すのが難しく、“目に見えない”働きが重要ということがあるからだ。一方で失点の責任を背負うことも多いため、DFが1試合を通して、もしくはシーズンを通して高い評価を得るのは、攻撃陣よりも難易度の高いことだと言える。
そうした意味で今シーズンの昌子は、鹿島アントラーズのCBとしてDFを統率し、リーグで2番目に優れた失点数を記録したチームの原動力となった。今回の選考対象には入っていないが、18日に決勝が行われ、鹿島が準優勝に輝いたFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016では、そのDF能力を世界に轟かせた。相手ストライカーを封じ込める1対1、危険を察知したカバーリング、出足の早いボール奪取など、鹿島をアジア初の決勝進出へと導いた要因の一つは間違いなく守備力であり、その中心にいる人物こそが昌子だった。
昌子は14位ながらも、日本代表で先発を任される15位の酒井高徳や18位の森重真人、20位の酒井宏樹を抑えてランクインしたが、これは、昌子のポテンシャルと確かな技術が証明されつつあるという証拠だ。
その他、DFで25位内に入ったのは浦和レッズの遠藤航だけである。リーグ最少失点の守備と同時に、攻撃の起点となるプレーで、シーズンを通して一定の存在感を示した。
一方、ランク入りした酒井高や森重、酒井宏、ランク入りを逃した29位の長友佑都、31位の吉田麻也、35位の槙野智章など、日本代表で先発ピッチに立つレベルにある選手は、高い評価を得られなかった。これは、先述した、DFの評価の難易度が攻撃陣と比べて高いという理由とともに、DF陣の多くが、それぞれのポジションで突出したパフォーマンスを披露し続けられなかったということだろう。(Goal.com)
◆クラブW杯決勝の判定に“疑問” 大事な場面でビデオ判定も使わず(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20161220/jle16122005000002-n1.html
鹿島担当の私は、Jリーグのチャンピオンシップ(11月23日準決勝、対川崎)から必勝の願掛けでひげを伸ばしてきたが、悔しい思いで剃ることになった。
18日のクラブW杯決勝レアル・マドリード(スペイン)戦。ひとつの判定に疑問が残った。後半終了直前、鹿島の速攻時にDFセルヒオラモス(30)が、FW金崎夢生(27)にファウル。悪質なプレーのように見えたが、“おとがめ”はなかった。
すでに警告を受けていた同選手は、2枚目のイエローカードが出れば退場だった。勝負の行方を左右しかねない事態に「イエローに値するプレー」とGK曽ケ端も抗議したが、主審は警告を出しかけながらとりやめた。大事な場面でビデオ判定を使わない。そして主審の行動…。すっきりとしない試合となった。 (サッカー担当・一色伸裕)
◆エイバル・乾、鹿島・柴崎に「スペインで出来ることを証明したんじゃないかな」(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20161220-OHT1T50066.html
クラブW杯での鹿島の活躍にエイバル・乾も喜んだ。昼食時に同僚と観戦し「みんなが『うまい。鹿島勝て!』と言っていた」と笑顔。
2得点で世界的に知名度を上げたMF柴崎について、リーガ2季目の28歳は「スペインでできることを証明したんじゃないかなと思う」と評した。レアルについては「内容が良くなくても勝つのが世界一のチーム」とした。
◆鹿島・柴崎、レアルから衝撃2発で株急上昇!夢の海外移籍へチームも容認(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20161220/jle16122005030001-n1.html
クラブW杯決勝(18日)でレアル・マドリードから2得点を挙げたJ1鹿島のMF柴崎岳(24)が、レアル・マドリードの地元、スペインで評価が急上昇していることが19日、判明した。スペイン・マルカ紙は「鹿島の宝石」などと見出しを立てた。海外志向の強い柴崎について、チームの鈴木満強化部長(59)は「これからオファーが来るだろう」とし、移籍を容認する考えを示した。
衝撃の2得点で王者を慌てさせたMF柴崎が、世界のメディアから高評価された。レアル・マドリードとの決勝戦から一夜明けたこの日、“時の人”になった。
ビッグクラブを相手に、柴崎は前半44分に同点弾、後半7分には勝ち越し弾。ともに左足で決めた。「鹿島の宝石」との見出しを立てたスペイン・マルカ紙は「2点を決め、レアルを脅かした柴崎は、スペインでのプレーを望んでいる」とした上で「決勝でのプレーは世界中の技術部長たちの目に留まったはずだ」と報じた。
さらに同紙は「たったの200万ユーロ(約2億5000万円)の市場価値しかない」と柴崎の“お得感”をにじませる見出しも立てた。「柴崎はキャンディー(お得)。甘くて魅力的なプレーヤー」と、今が獲得のチャンスだとも伝えた。
以前から海外志向が強かった柴崎だけに、今回は海外移籍が実現しそうな状況だ。海外の評価は「うまい、安い」。コストパフォーマンスも十分で、柴崎にとって今は海外移籍の“好況”にあるといえる。鈴木強化部長は「海外からの問い合わせ? それはまだない。昨日の今日だから」といいつつも「岳(柴崎)は、すごかった。オファーは来るんじゃないかな。これで(海外へ)行きやすくなるんじゃないかな。しかたないね、(柴崎が)抜けても」と海外移籍を容認する考えを示した。
チームはレアル・マドリードに延長戦の末、2-4で敗れたが、「白い巨人」を相手に奮闘した柴崎は海外メディアから絶大な評価を受けた。世界のサッカー市場が、「SHIBASAKI」の動向に注目する。 (宇賀神隆)
★この日の鹿島
激闘から一夜明けたこの日、練習は行わず、オフだった。20日に年間表彰式「Jリーグアウォーズ」(横浜アリーナ)、24日に天皇杯・準々決勝、広島戦(カシマ)を控えており、柴崎ら選手たちは、まずは体を休めることを優先した。
★視聴率歴代最高26・8%
日本テレビ系で18日夜、生中継されたサッカーのクラブW杯決勝戦、鹿島対レアル・マドリード(スペイン)の平均視聴率が、関東地区で歴代最高の26・8%だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。関西地区は19・9%だった。これまでは、2007年の浦和対ACミランの23・1%が最高だった。関東地区の瞬間最高視聴率は、後半終了直前の36・8%だった。試合は2-4で鹿島が敗れた。
柴崎 岳(しばさき・がく)
1992(平成4)年5月28日生まれ、24歳。青森・野辺地町出身。青森山田高2年時の2009年度全国高校選手権準優勝。11年に鹿島入り。同年4月の福岡戦でリーグ戦初出場、12年10月のFC東京戦で同初得点。同年ナビスコ杯MVP&Jリーグベストヤングプレーヤー。同年2月にA代表に初選出。14年9月のベネズエラ戦で国際Aマッチ初出場&初得点。15年アジア杯メンバー。J1今季31試合3得点、同通算172試合17得点。代表通算13試合3得点。1メートル75、64キロ。
◆【鹿島】石井監督に続投要請!世界2位を評価、指揮官「もちろんやりたい」と前向き(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161220-OHT1T50061.html
18日のクラブW杯決勝でRマドリードと激戦の末に準優勝した鹿島は19日、石井正忠監督(49)に来季の続投を要請する方針を固めた。強化責任者の鈴木満常務(59)が明かし、近日中に会談の場を設ける考え。同監督も「来年ももちろんやりたいと思っている」と前向きな姿勢を示しており、続投に向けて大きな支障はない。
鹿島が石井監督に続投要請することを決めた。Rマドリード戦から一夜明け、鈴木常務は「これから石井監督と話をする。監督の行きたいところ、クラブが目指すところ。そこに大きな違いがないことを確認した上で続投を要請する」と明言。クラブ在籍25年の指揮官と方向性にズレが生じる可能性は低く、同監督もこの日までに「もちろん(来季も)やりたい」と話していることから、続投は決定的な情勢となった。
昨年7月、解任されたトニーニョ・セレーゾ監督の後を受けコーチから昇格。同年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)で優勝し、今季の第1ステージ(S)を制した。第2Sは11位に低迷したが、チャンピオンシップ(CS)で川崎、浦和と撃破。7年ぶりのリーグタイトルをもたらして迎えたクラブW杯決勝では、Rマドリードから一時リードを奪う采配を見せ、アジア勢初の準優勝に導いた。
チームがCS、クラブW杯で快進撃を続ける中でも、フロントは監督人事を「白紙」とし、退任を含めて「クラブの将来を見据えた上でベストは誰か」(クラブ幹部)という視点で検討してきた。石井監督の求心力、采配、8月下旬に心労で一時戦列を離れる原因となったメンタル面。それらを「総合的に判断した」(鈴木常務)。来季で3シーズン目となる石井体制。W杯準優勝クラブとして、鈴木常務は「全勝。全部のタイトル獲得」を目標に掲げた。チームは19、20日と久々のオフ。24日の天皇杯・準々決勝(対広島)へ向け、21日から再始動予定だ。
◆石井 正忠(いしい・まさただ)1967年2月1日、千葉・市原市生まれ。49歳。市原緑高―順大を経て89年にNTT関東(現大宮)入社。91年に鹿島の前身・住友金属工業入り。98年に福岡に移籍し主にMFとして活躍。同年に引退し、鹿島のユースコーチやトップのフィジカルコーチ、ヘッドコーチを歴任。2015年7月、監督に就任した。選手ではJ1通算95試合3得点。
◆石井監督続投へ J1鹿島、方針固める(茨城新聞)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14821580083797
クラブワールドカップ(W杯)で準優勝したJ1鹿島は、来季も石井正忠監督(49)を続投させる方針を固めた。19日、関係者の話で分かった。今後、クラブの強化方針に沿ったチームづくりなどを再確認した上、契約を結ぶ見込み。
石井監督は昨季8月から指揮を執り、直後のナビスコ杯(現YBCルヴァン・カップ)で優勝。今季は8月に選手間での意見の衝突をまとめられないことに責任を感じ、一時休養したものの、その後はリーダーシップを発揮し、チームを7季ぶりのリーグ優勝へと導いた。
18日に閉幕したクラブW杯でも状況に応じた柔軟な采配で、アジア勢初の決勝進出を果たした。クラブ幹部は「これまでもいろいろ話しをしてきて、大きな方向性の違いはない」と話した。
◆鹿島アントラーズ、この1ヶ月で手にした「賞金」がスゴいことに!(Qoly)
https://qoly.jp/2016/12/19/how-much-money-has-kashima-antlers-earned-in-this-month-kwm-1
クラブワールドカップ2016の決勝で、レアル・マドリーを苦しめた鹿島アントラーズ。
結局2-4で敗れ“クラブ世界一”の称号には及ばなかったものの、あのマドリーを本気にさせたという衝撃は大きい。
日本のみならず、世界中のサッカーファンが鹿島の奮闘に心を打たれたはずだ。
そんな鹿島といえば、Jリーグチャンピオンシップで準決勝からの出場となり、ここ1ヶ月はタイトなスケジュールが続いていた。
11月23日に行われた川崎フロンターレとの試合から数えて、この日のマドリー戦は7試合目。今週末には天皇杯の準々決勝も予定されており、1ヶ月間で8試合を行う見込みだ。
それでも、タイトルのかかった一戦を数多くこなしてきたことから、この1ヶ月間でしっかりとした賞金を手に入れた。
その内訳は以下の通り。
【J1 年間優勝】
・賞金1億円
【J1 年間勝点3位】
・賞金2000万円
【Jリーグチャンピオンシップ 準決勝勝利】
・賞金1500万円
【クラブワールドカップ 準優勝】
・賞金400万ドル(およそ4億7000万円)
【合計】
・賞金およそ6億500万円
クラブワールドカップの賞金は発表されていないため、英国『Mail Online』が伝えたものを参考としているが、その額なんと6億5000万円!
Jリーグが発表している「クラブ経営情報開示資料」によると、鹿島の2015年度の人件費は20億2300万円。つまり、その1/3ほどの額を鹿島はこの1ヶ月で獲得したことになる。また、6億5000万円というのは入場料収入(7億8000万円)にも近い額である。
なお、鹿島はJ1のファーストステージでも優勝しているため、これとは別に「ステージ優勝ボーナス」として賞金5000万円を獲得。
また、クラブワールドカップではフェアプレー賞に輝いており、2万5000ドル(およそ294万円)相当の小切手を手にしている。この賞金は、ユース育成を目的とした備品購入に使用できるという。
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