日刊鹿島アントラーズニュース

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2025年1月5日日曜日

◆鹿島が鳥栖DFキム・テヒョンを完全移籍で獲得「ビッグクラブの一員になれることを誇りに思います」(ゲキサカ)






「このたび、鹿島アントラーズに加入することになりました。日本を代表するビッグクラブの一員になれることを誇りに思います。2025シーズンは最高の結果を出せるよう、最善を尽くしたいと思います。たくさんの応援をよろしくお願いします」


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◆鹿島が鳥栖DFキム・テヒョンを完全移籍で獲得「ビッグクラブの一員になれることを誇りに思います」(ゲキサカ)









 鹿島アントラーズは4日、サガン鳥栖からDFキム・テヒョン(24)が完全移籍で加入することを発表した。

 キム・テヒョンは2022年から2023年までベガルタ仙台でプレーし、2024年に鳥栖へ加入。同シーズンはJ1リーグ戦26試合、ルヴァンカップ2試合、天皇杯3試合に出場した。

以下、クラブ発表プロフィール&コメント

●DFキム・テヒョン
(KIM Tae Hyeon)
■生年月日
2000年9月17日(24歳)
■出身地
韓国
■身長/体重
187cm/82kg
■経歴
蔚山現代FC(韓国)-大田ハナシチズン(韓国)-ソウルイーランドFC(韓国)-蔚山現代FC(韓国)-仙台-蔚山現代FC(韓国)-鳥栖
■出場歴
J1リーグ:26出場
J2リーグ:53出場2得点
カップ戦:2出場
天皇杯:5出場
■代表歴
U-15、U-16、U-17、U-20、U-22、U-23、U-24韓国代表
■コメント
▽鹿島
「このたび、鹿島アントラーズに加入することになりました。日本を代表するビッグクラブの一員になれることを誇りに思います。2025シーズンは最高の結果を出せるよう、最善を尽くしたいと思います。たくさんの応援をよろしくお願いします」

▽鳥栖
「一年間たくさんの応援をしていただきありがとうございました。皆さんが望む結果を出せず大変申し訳ない気持ちです。
チームを離れることになりましたが、サガン鳥栖のJ1昇格を応援しております。」

2025年1月4日土曜日

★2025年01月の記事まとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)






【観戦時ツイート】
★2024年観戦時ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)




【2025/01/03(金)】


【2025/01/02(木)】

【2025/01/01(水)】

◆J1鹿島・師岡、J2水戸・久保 25年シーズン 躍進の鍵握る若手たち(茨城新聞)






ポポビッチ前監督から強い口調で求められるプレーを地道にこなし続けた。成果は確実に実り、右サイドハーフの定位置を奪取。決定機を生かせない時期を乗り越え、7月6日の札幌戦ではプロ初ゴールを挙げた。「メンタルが鍛えられた。腐らなくて良かった」


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◆J1鹿島・師岡、J2水戸・久保 25年シーズン 躍進の鍵握る若手たち(茨城新聞)







J1鹿島とJ2水戸が、それぞれのプライドを胸に2025年シーズンに挑む。昨季無冠に終わった鹿島は、16年以来の国内タイトル奪還に向け、成長著しいFW師岡柊生のさらなる躍進が鍵を握る。リーグ15位からの巻き返しとJ1昇格圏内を狙う水戸は、高身長ストライカーの久保征一郎がチームのキーマンになりそうだ。

■J1鹿島 FW 師岡柊生 タイトル奪還へ闘志

昨季リーグ戦25試合に先発出場し、ブレークを果たしたストライカー。多くの苦難を乗り越えて定位置をつかんだ経験を自信に、「得点にこだわってチームを勝たせる」と闘志を燃やす。

東京国際大から加入した2023年はリーグ戦4試合の出場にとどまり、昨季は「今年こそ」という意気込みで迎えた。だが、シーズン前のチーム内序列がなかなか上がることはなかった。本職ではないボランチも経験。苦しい日々が続いた。

心を折ることなく、ポポビッチ前監督から強い口調で求められるプレーを地道にこなし続けた。成果は確実に実り、右サイドハーフの定位置を奪取。決定機を生かせない時期を乗り越え、7月6日の札幌戦ではプロ初ゴールを挙げた。「メンタルが鍛えられた。腐らなくて良かった」

本職は最前線のFWだが、ボランチやサイドハーフをこなした経験が自身のスキルを向上させたという。「全然役割が違うし、特に守備の部分が鍛えられた」と実感を込めて振り返る。実際に本職に戻った昨季の最終盤は、守りにおけるハードワークが際立った。

今季は「ゴール前での最後の精度」をさらに向上させ、得点量産体制に入る心積もりだ。「昨季よりも結果を残し、タイトルを取る」。ゴールに飢える24歳のさらなる躍動こそ、鹿島の覇権奪還に向けての大きな鍵だ。

▽もろおかしゅう

2000年12月9日生まれ。東京都出身。身長174センチ、体重69キロ。日本航空高(山梨)-東京国際大。プロ2年目の昨季はリーグ戦32試合に出場、2得点を記録した。

◆鹿島MF須藤直輝、J3昇格の高知にレンタル移籍「環境を変え、また新たなスタートを切りたいと思い…」(ゲキサカ)






僕は鹿島アントラーズを取り巻く環境がとても熱くて、そして温かくて大好きです。落ち込んでいても鹿嶋にいればたくさんの人が『頑張ってね。応援しているよ』と声をかけてくれ、その言葉に何度も救われました。そんな鹿嶋を離れるのはとても悲しいですが、自分の中でどこか心地よくなり、環境に甘えてしまっているのではないかと感じていました。


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◆鹿島MF須藤直輝、J3昇格の高知にレンタル移籍「環境を変え、また新たなスタートを切りたいと思い…」(ゲキサカ)









 J3昇格の高知ユナイテッドSCは3日、J1の鹿島アントラーズに所属するMF須藤直輝(22)が期限付き移籍で加入することを発表した。

 昌平高出身の須藤は2021年に鹿島へ入団し、2022年にツエーゲン金沢へ期限付き移籍。2023年に鹿島へ復帰したが、同シーズンと2024シーズンの公式戦の出場はなかった。

以下、クラブ発表プロフィール&コメント

●MF須藤直輝
(すとう・なおき)
■生年月日
2002年10月1日(22歳)
■出身地
埼玉県
■身長/体重
169cm/63kg
■経歴
セレブロFC-大宮Jrユース-昌平高-鹿島-金沢-鹿島
■出場歴
J2リーグ:15試合
カップ戦:2試合
天皇杯:1試合
■コメント
▽高知
「今シーズンから高知ユナイテッドに加入することが決まりました、須藤直輝です。
僕が出せる精一杯を、ピッチで表現しようと思います。
J2リーグ昇格を目標にともに戦いましょう。」

▽鹿島
「このたび、高知ユナイテッドSCに期限付き移籍することを決断しました。加入してからなかなかチームに貢献できず、不甲斐ない日々が続きました。そんな自分に期待し続けてくれたファンの方々には感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。僕は鹿島アントラーズを取り巻く環境がとても熱くて、そして温かくて大好きです。落ち込んでいても鹿嶋にいればたくさんの人が『頑張ってね。応援しているよ』と声をかけてくれ、その言葉に何度も救われました。そんな鹿嶋を離れるのはとても悲しいですが、自分の中でどこか心地よくなり、環境に甘えてしまっているのではないかと感じていました。なので環境を変え、また新たなスタートを切りたいと思い、この決断に至りました。自分の活躍が伝わり、須藤はいい選手になったなと思ってもらえるよう、高知でも戦ってきます。そして、アントラーズのタイトル獲得を心から願っています」

◆鹿島がMFターレス・ブレーネルのレンタル延長を発表「タイトル獲得という目標に向かってともに戦いましょう」(ゲキサカ)






鹿島アントラーズの力になれるようすべてを捧げますので、タイトル獲得という目標に向かってともに戦いましょう。


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◆鹿島がMFターレス・ブレーネルのレンタル延長を発表「タイトル獲得という目標に向かってともに戦いましょう」(ゲキサカ)








 鹿島アントラーズは3日、ルフ・リビウ(ウクライナ)から期限付き移籍加入しているMFターレス・ブレーネル(26)について、移籍期間の延長を発表した。

 ブラジル国籍の同選手は昨年8月に加入し、J1リーグ戦8試合、天皇杯1試合に出場。クラブ公式サイト上で「皆さんとまた一緒に戦えることを、とても嬉しく思います。鹿島アントラーズの力になれるようすべてを捧げますので、タイトル獲得という目標に向かってともに戦いましょう。応援のほど、よろしくお願いします!」とコメントした。

◆「日本のすべてが大好きです」鹿島FWチャヴリッチがレンタルから完全移籍へ(ゲキサカ)






再びチームの力になるチャンスを得られたことを、とても嬉しく感じています。2025年がアントラーズに関わるすべての人々にとって最高の年になると、信じています。


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◆「日本のすべてが大好きです」鹿島FWチャヴリッチがレンタルから完全移籍へ(ゲキサカ)









 鹿島アントラーズは3日、スロバン・ブラチスラバ(スロバキア)から期限付き移籍加入しているFWチャヴリッチ(30)が完全移籍となることを発表した。

 チャヴリッチは昨年1月に加入し、J1リーグ戦25試合で7ゴールを記録。また、ルヴァンカップで1試合に出場し、天皇杯では2試合2ゴールだった。

 完全移籍にあたり、クラブ公式サイトを通じて「まずはじめに、この移籍がついに実現したことを非常にうれしく思います。昨年は1年間の期限付き移籍で過ごしましたが、もちろん私の希望は鹿島アントラーズでプレーし続けることでした。日本のすべてが大好きです。人々、ファン、クラブ、リーグ、そしてここでの生活全体が。アントラーズの一員でいられることを本当に嬉しく思います」と喜びを語っている。

 続けて「2024年は自分の目標を達成することができず、怪我のためにチームが最も重要な時期に力になることができませんでした。再びチームの力になるチャンスを得られたことを、とても嬉しく感じています。2025年がアントラーズに関わるすべての人々にとって最高の年になると、信じています。ともに目標を達成するため、全力を尽くすことを約束します」と誓った。

2025年1月3日金曜日

◆謎の人事が続く鹿島、鬼木新監督は優勝で「日本代表監督」に(サッカー批評)






大住「どうかな。なぜ鹿島はシーズン途中でランコ・ポポヴィッチ監督を代えたのか、よく分からなかったんだよね。選手と、よほどうまくいっていなかったのか…。特に成績が悪かったわけではなかったし。大学を卒業したばかりの濃野公人やコンバートされた知念慶が頑張っていたし、鈴木優磨も効いていて、チームとしてよくなったと思っていたのに。確かに、佐野海舟がいなくなったのは大きかったけど、柴崎岳がその穴をかなり埋めていた。だから、なぜ監督交代をしたのか、ちょっと分からないね。あのクラブは謎が多い」


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◆謎の人事が続く鹿島、鬼木新監督は優勝で「日本代表監督」に(サッカー批評)








■「分からない」ポポヴィッチ監督の交代


――鹿島アントラーズは、川崎フロンターレに7冠をもたらした鬼木達を新監督に迎えました。チームは良いほうに変わるでしょうか。

大住「どうかな。なぜ鹿島はシーズン途中でランコ・ポポヴィッチ監督を代えたのか、よく分からなかったんだよね。選手と、よほどうまくいっていなかったのか…。特に成績が悪かったわけではなかったし。大学を卒業したばかりの濃野公人やコンバートされた知念慶が頑張っていたし、鈴木優磨も効いていて、チームとしてよくなったと思っていたのに。確かに、佐野海舟がいなくなったのは大きかったけど、柴崎岳がその穴をかなり埋めていた。だから、なぜ監督交代をしたのか、ちょっと分からないね。あのクラブは謎が多い」

後藤「監督をコロコロ代えすぎだよね。ポポヴィッチ監督の後を継いだ中後雅喜監督を次のシーズンも続投させるなら秋の時点で代えるのもいいけど、新シーズンにまた新しい人を呼ぶつもりだったなら、最後までポポヴィッチ監督でよかったと思うけどね。これまでにも大岩剛監督や石井正忠監督も、すぐに代えたでしょ。続けていれば、良いチームをつくったかもしれないのに。横浜F・マリノスのように、あまりにひとつのことに固執するのもどうかと思うけど、コロコロ変えるのも良くない。常勝軍団という言葉にとらわれているのか分からないけど、こんなことをしていたら常勝軍団なんてつくれないよ。変化は必要だけど、鬼木監督の下で優勝を重ねた川崎フロンターレだって、長い時間をかけてああいうチームをつくったわけだし」


■Jリーグ最高の名監督になる「大チャンス」


大住「鹿島はブラジル路線から変更してから、不安定になったね」

後藤「あれだけ大きな変更をするなら、すぐにうまくいくわけがないんだから、少し腰を据えて、3、4年かけて良いチームをつくらなければいけないんだけどね」

――鬼木監督にとっても大変な挑戦になりそうです。

大住「鬼木監督にとっては、すごく良いチャンスだと思うよ。ここで優勝したら、Jリーグ最高の名監督と言えるだろうね。まだ若いし、次の日本代表監督という話だって出てくるかもしれないよ」

後藤「Jリーグで3回優勝して、代表監督になった人(現在の森保一監督)がいるんだからね」

大住「4回優勝したら、そうなっても不思議はないよね」

後藤「力のある選手はいるわけだから、うまく運べば優勝を狙えるかもしれないしね」

大住「可能性はある」

◆鹿島 FWチャヴリッチを完全移籍で獲得へ 昨季スロバキア1部から期限付きで加入(スポニチ)






 鹿島が昨季、期限付きで加入したFWチャヴリッチ(30)を完全移籍で獲得することが2日までに分かった。


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◆鹿島 FWチャヴリッチを完全移籍で獲得へ 昨季スロバキア1部から期限付きで加入(スポニチ)








 鹿島が昨季、期限付きで加入したFWチャヴリッチ(30)を完全移籍で獲得することが2日までに分かった。

 昨年1月にクラブ初の欧州出身選手としてスロバキア1部スロバン・ブラチスラバから加わり、昨季25試合7得点を挙げた大型アタッカー。夏以降は負傷離脱が続き、治療のためシーズン終盤に帰国していた。

 鬼木新監督の下でタイトル奪還を目指す鹿島は、C大阪から昨季21得点のFWレオ・セアラの獲得も決まっている。

 ◇チャヴリッチ 1994年5月18日生まれ、セルビア出身の30歳。同国でキャリアをスタートさせ、ベルギー、デンマーク、スロバキアでプレー。セルビアの世代別代表歴を持つ。1メートル86、82キロ。利き足は右。

2025年1月2日木曜日

◆【鬼木アントラーズで常勝軍団復活は叶うのか? 25年のJ1鹿島を展望する】(サッカー批評)






今季J1・21ゴールをマークしているレオ・セアラがセレッソ大阪から赴くことはすでに内定。FC東京にレンタル移籍した荒木遼太郎の復帰も本決まりになりつつあるという。さらにサガン鳥栖のキム・テヒョンを獲得するという報道も出ており、必要なポジションをピンポイントで補強しているのは確かだろう。


◆【鬼木アントラーズで常勝軍団復活は叶うのか? 25年のJ1鹿島を展望する】(サッカー批評)


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鈴木優磨にレオ・セアラ、荒木遼太郎…、”王様タイプ”の3人は7冠獲得の名将の下で並び立つのか?(サッカー批評)

キム・テヒョン獲得報道で懸案のCB補強にメド。鬼木サッカーの完成度アップで”勝ち切れる集団”へ(サッカー批評)









 ランコ・ポポヴィッチ監督体制でスタートし、折り返し地点では2位につけていた2024年の鹿島アントラーズ。

 ところが、夏場以降足踏み状態が続き、10月には指揮官更迭という大ナタが振るわれた。中後雅喜コーチが監督に昇格し、パリ五輪が終わったU-23日本代表の羽田憲司コーチもスタッフに入る形で後を引き継いだ後は無敗で乗り切ったが、結果的には5位。YBCルヴァンカップ・天皇杯も逃し、彼らは8年間国内タイトル無冠という苦境に陥ってしまった。

 そこで、10月から強化トップに就いた中田浩二フットボールダイレクター(FD)はいち早く2025年の編成に着手。まず鹿島OBで川崎フロンターレで7冠を獲得した名将・鬼木達監督を招聘した。さらに同指揮官とS級ライセンス同期取得の田中誠、鹿島の選手時代に共闘した柳沢敦・曽ヶ端準らコーチ陣を配し、今季の流れを知る中後コーチも追加。常勝軍団復活への充実した指導体制を整えたのだ。

 それに伴い、選手の入れ替えも積極的に進めている。まずアウトの方は今季の主力だった名古新太郎(福岡)、仲間隼斗(柏)がそれぞれ移籍。途中から出ることの多かった藤井智也(湘南)、ギリェルメ・パレジ(CAタジェレス)、須貝英大(京都)もチームを離れた。レンタル移籍中だった染野唯月と林尚輝が東京ヴェルディに完全移籍となり、今季は清水エスパルスで戦った中村亮太郎もモンテディオ山形へ完全移籍した。今のところは「出ていく方が多い」という印象が拭えないところはある。


■充実したFW陣


 一方で加入選手を見ると、正式発表されているのは横浜F・マリノスからやってきた小池龍太といわきFCに育成型期限付き移籍していた下田栄祐だけ。だが、もちろんそれだけで終わるはずがない。今季J1・21ゴールをマークしているレオ・セアラがセレッソ大阪から赴くことはすでに内定。FC東京にレンタル移籍した荒木遼太郎の復帰も本決まりになりつつあるという。さらにサガン鳥栖のキム・テヒョンを獲得するという報道も出ており、必要なポジションをピンポイントで補強しているのは確かだろう。

 そのうえで攻撃陣を見ると、FW陣は鈴木優磨、レオ・セアラ、チャヴリッチ、徳田誉、田川享介という充実した陣容になる。今季終盤は鈴木優磨と徳田しか本職FWが使えず、師岡柊生がトップに入っていたくらいだから、状況は大きく改善することになる。

 2列目も名古や仲間が出ていったが、師岡、樋口雄太、ターレス・ブレーネルに荒木と戦力はいる。さらに松村優太(東京V)のレンタルバックも発表され、彼が戻ってくればさらに選手層が厚くなる。クラブ側には「ある程度は戦える」という目算があるのではないか。


■鈴木優磨、レオ・セアラ、荒木の3人をどう並び立たせるか


 そこで気になるのが、鈴木優磨、レオ・セアラ、荒木の3人をどう並び立たせるかという点。Jリーグの複数関係者も「3人の”王様タイプ”をうまく使えるかどうかが2025年の鹿島成否の分かれ目」と指摘していた。

 近年の鹿島は鈴木優磨を軸としたチーム作りをしていて、今季は彼と相性のいい師岡や名古、仲間のような献身的にハードワークできるタイプが近くに配置されていた。だが、レオ・セアラや荒木が入ってくると同じような考え方でいいわけではない。

 レオ・セアラは実力・実績ともに1トップの筆頭に相応しい選手。2トップを採用するなら鈴木優磨と並べればいいが、そうなるとトップ下のポジションがなくなって荒木が宙に浮く。「自分はトップ下で使ってもらえるところなら生きる」と強調し、FC東京で再ブレイクを果たした本人にしてみれば、サイドでの起用は不本意ではないか。

 前線を1トップにして、中盤を1アンカー・2インサイドハーフ(IH)にするのも一案だが、レオ・セアラか鈴木優磨がベンチというのは両者ともに納得いかないだろう。

 3バックをベースにすれば、中盤の1アンカー・2シャドウ、前線を2トップというのも実現可能だが、鹿島は伝統的に4バックがベース。やはり3人を同時起用するためには、誰かが本職と異なる役割を担わなければならない。それが実情なのだ。

 2024年シーズンには鈴木優磨を左サイドで先発させた試合もあったし、本人もその位置は嫌いではないだろう。が、正直言ってあまり機能しなかった。シーズン通しての左というのはなさそうだ。

 いずれにしても、鬼木監督は彼ら3人の扱いという難しい問題に直面することになる。指揮官の最適解を楽しみに待ちたいものである。

(取材・文/元川悦子)

(後編へ続く)




 鬼木達監督が指揮を執る新生・鹿島アントラーズ。彼らの最大の懸念材料と言われたのが、最終ラインの選手層だった。

 2024年はセンターバック(CB)が植田直通と関川郁万の2人にほぼ固定されていて、カップ戦が重なったり、夏場の酷暑の時期も彼らが出ずっぱりの状況だった。

「自分は大津だから」と植田は口癖のように言い、高校時代に身に着けたタフさと粘り強さに自信を持っている様子だったが、その彼も30歳。ケガに見舞われやすくなる年齢だ。そういう時に誰もいないのでは、やはり長いシーズンを戦い抜けなくなる。CBの補強は不可欠のテーマだったのだ。

 そこで中田浩二FDらは複数の候補をピックアップ。報道上では谷口栄斗(東京V)、古賀太陽(柏)らに食指を伸ばしたものの、固辞されてしまったという。そこで白羽の矢を立てたのが、J2降格を強いられたサガン鳥栖のキム・テヒョン。187センチの体躯と精度の高い左利きのキックを武器とする選手で、今季の鹿島にはいなかったタイプだ。


■CBで繰り広げられる新たな競争


 川崎時代の鬼木監督を見ていても分かる通り、CBは単に相手の攻めをストップできる守備力を備えているだけではダメで、攻撃の起点となれる足元の技術が不可欠だ。谷口彰悟(シントトロイデン)や高井幸大(川崎)ら日の丸を背負う存在が出てきたのも、その要求基準が非常に高かったから。鬼木サッカーの生命線ともいえる最終ラインのビルドアップ能力を養うことは、新生・鹿島の絶対条件。植田、関川、津久井佳佑含めてCBの新たな競争がスタートすることになるだろう。場合によっては三竿健斗が最後尾で固定されることもありそうだ。

 ボランチ陣もボール扱いに長けた柴崎岳が軸となりそうが、サイドバック(SB)兼任可能な新加入・小池龍太もこのポジションで起用される可能性が高そうだ。というのも、今の鹿島には2024年ベストイレブンを受賞した濃野公人と38試合フル出場の安西幸輝の両サイドバックが陣取っているからだ。2人が使える時、小池がバックアップというのはあまりにももったいない。柴崎と小池をベースに戦うというプランもあり得るだろう。

 そこで気になるのが、知念慶の扱い。鬼木監督は川崎時代の知念をFWと位置づけてきた。「まさか知念がボランチでここまでブレイクするとか考えたこともなかった」というのが本音で、2024年Jリーグデュエル王に化けるとは想定外と言っていい。クラブ側はその彼を引き続きボランチで使ってもらうのが希望だろうし、本人もそう願っているはずだが、鬼木監督が求める「タテパスを前につける能力」にはやや難があるのも事実だ。


■ボランチへの求め方の違い


 ランコ・ポポヴィッチから中後雅喜監督体制においては「奪ったボールを前に出せる選手に渡すだけである程度はOK」だったかもしれないが、2025年以降はそういうわけにはいかないかもしれない。指揮官がそのあたりをどう評価するのか。知念というキーマンをうまく使うことも新生・鹿島の成否を左右するポイントになってきそうだ。

 ボランチに関しては、三竿もいるし、残留が有力視されるミロサヴリェヴィッチや若い舩橋佑もいる。樋口もこのポジションはこなせるだけに、新たな競争が生まれる可能性が大。そうやってチーム全体が活性化することで「しぶとくギリギリのところで勝ち切れる集団」へと変貌していくのではないか。

 ここでタイトルを奪還できなければ、本当に常勝軍団の看板を下ろさなければいけなくなってしまいかねない。最悪のシナリオを回避するためにも、鬼木・鹿島のジャンプアップが強く求められる。その動向を興味深く注視していきたいものである。

(取材・文/元川悦子)

2025年1月1日水曜日

◆23歳日本人が欧州で「レベル違う」 強豪相手に見せた“一級品パス”に脚光「しかも逆足」(FOOTBALLZONE)






佐野は30日に24歳の誕生日を迎え、マインツ公式X(旧ツイッター)は「やっぱりこのカイシュウのパスは一級品」と綴り、11月9日のドルトムント戦(3-1)で見せた左足での華麗なサイドチェンジパスを公開。


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◆23歳日本人が欧州で「レベル違う」 強豪相手に見せた“一級品パス”に脚光「しかも逆足」(FOOTBALLZONE)










佐野は30日に24歳の誕生日を迎えた

 ドイツ1部マインツに所属する日本代表MF佐野海舟は、移籍1年目ながらも圧巻のパフォーマンスを見せている。12月30日に24歳の誕生日を迎えたなか、マインツ公式SNSが佐野の一級品プレーを公開すると、「レベル違う」「絶対的なマシン」と国内外のファンから称賛されている。

 佐野は、2019年にFC町田ゼルビアでプロデビューを果たし、23年に鹿島アントラーズへ完全移籍。そして今夏マインツに加入すると、リーグ開幕から全14試合にスタメン出場しており、うち13試合にフル出場を果たしている。

 マインツで評価を上げている佐野はスタッツでもブンデスで上位を記録しているなか、ドイツの移籍情報サイト市場価格でも250万ユーロ(約4億円)から700万ユーロ(約11.4億円)となり、約2か月半で2.8倍になっていた。

 そんななか、佐野は30日に24歳の誕生日を迎え、マインツ公式X(旧ツイッター)は「やっぱりこのカイシュウのパスは一級品」と綴り、11月9日のドルトムント戦(3-1)で見せた左足での華麗なサイドチェンジパスを公開。ファンからは「レベル違う」「絶対的なマシン」「しかもこれが逆足」「マインツの最優秀ロングパス?」と、さまざまなコメントが寄せられている。タックル、スピード、パスなど多彩な好プレーを見せる佐野の2025年にも期待が高まるばかりだ。

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