日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年12月10日日曜日

◆[MOM4557]鹿島ユースMF小倉幸成(3年)_40番に相応しいパフォーマンスで主役に! ハーフタイムには小笠原満男氏から助言も(ゲキサカ)



鹿島ユース小倉幸成


[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.8 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 鹿島ユース 5-1 瀬戸内高 バルコムBMW広島総合グランド]

 鹿島アントラーズのレジェンドである小笠原満男氏(現、鹿島アカデミーテクニカルアドバイザー)が現役時代に背負った40番は鹿島アントラーズユースにとって大きな意味を持つ。今年、MF下田栄祐(現、いわきFC)がエース番号を受け継いだのは、主将を務めるMF小倉幸成(3年)。瀬戸内高との一戦でも、40番に相応しいパフォーマンスを披露した。

「ボールロストが多く、最初は上手く試合に入れなかった」と振り返った通り、序盤は良さを出せたとは言い難い。先制点を許したPKも自らのボールロストで与えたピンチからだった。大事な一戦でのミスはメンタル的なダメージを受けてもおかしくないが、動じない気持ちの強さは小倉の武器でもある。「キャプテンをやっているのでそこで下を向いたら、チームが下がっていく一方になる。自分は上を向いていこうと思っていた」。

 前半は瀬戸内のFW新井悠河(3年)に常に警戒され、簡単にはボールを引き出せない状況でもあったが、「自分がどんどん受けないとチームのリズムが作れないので、工夫しながらやっていました」とマークを上手く剥がしてボールを受ける回数を増やした。ハーフタイムにはベンチに入っていた小笠原氏に「相手の視点をずらせば良い」、「自分一人で全部を完結するのではなく、仲間を使いながらどんどん前に出て行け」などとアドバイスも授かったという。

 そうした前向きな姿勢が後半になって実を結ぶ。的確な散らしでリズムを作りながら、左右両足から長いボールを繰り出し、攻撃の流れを生み出した小倉は後半13分にチームメイトが奪ったPKを決めてチーム3点目をマークする。続く15分には連続ゴールのチャンス。左クロスをファーのMF三沢大和(3年)が折り返すと、後方からダイレクトシュートを叩き込んだ。先制点を許したものの、終わってみれば5得点。大勝における小倉の貢献度は高かった。

 元々は守備が売りの選手だったが、今季はプリンスリーグ関東1部で3位となる10得点をマーク。柳沢敦監督も「守備的な選手でボールを奪う所が彼の特徴だと思うのですが、今年に入ってゴール前に飛び出していく回数が増えた」と目を細める。

 攻守ともに貢献できる選手へと進化を遂げたのには、理由がある。「代表やプロになれていない今、結果をあげて自分の名前を残していかなければいけないと思ったから。点が獲れるし、守備もできる選手がやっぱり上に上がっていくと思う」。トップチームで活躍し、フル代表にも選ばれたMF佐野海舟の存在が格好のお手本になっているという。

 次戦、仙台ユースに勝てば5年ぶりのプレミア復帰が決まる。「プレミア昇格は簡単ではないと思うけど、これからも簡単ではない試合、勝たなければいけない試合はあるはず。あまりプレッシャーとは捉えず、1試合として捉えて良い結果を残したい。自分としても次のステージでしっかりやって行くために締めくくりの試合として勝ちたい」。攻守にわたる活躍で主役となった男は、冷静に次の試合を見据えている。

(取材・文 森田将義)





◆[MOM4557]鹿島ユースMF小倉幸成(3年)_40番に相応しいパフォーマンスで主役に! ハーフタイムには小笠原満男氏から助言も(ゲキサカ)





◆日本代表・佐野海舟選手(津山市出身)のサッカー教室  岡山(KSB 5ch)



佐野海舟


津山市出身でJ1・鹿島アントラーズの佐野海舟選手(22)のサッカー教室が、9日岡山市のシティライトスタジアムで開かれ、小学生約70人が参加しました。佐野選手はリフティングを実演して、ボールを蹴るコツなどを伝えていました。





佐野選手は「自分が伝えられる立場になったことを光栄に思います。子どもたちがサッカー選手を目指すきっかけになれば」と話しています。





オランダ一部リーグでプレーする弟の航大選手(20)も動画でメッセージを寄せました。





◆日本代表・佐野海舟選手(津山市出身)のサッカー教室  岡山(KSB 5ch)


◆【鹿島】新監督に求められるものは!? 吉岡宗重FDが語った今季総括と課題「もっと強烈に、立ち返るところは出しても良かった」(サカノワ)



吉岡宗重


「守備は通じていた。組織的な攻撃の部分を、来年はしっかりやっていく必要性があると思っています」


 今季リーグ5位に終わり岩政大樹監督の退任が発表された鹿島アントラーズだが、12月3日の2023シーズン最終節の横浜FC戦後、吉岡宗重フットボールダイレクター(FD)がメディアの取材に応じて、今季総括と強化面の今後への課題などを語った。

 取材の主な趣旨は次の通り(記者が批判的な主観を一方的に語っていた部分などは建設的でないため掲載していません)。

――今季の結果を受けての感想は?

「タイトルを狙っているクラブであり、かつACLに毎年出なければいけないクラブ。昨年と同じ5位に終わってしまい、特に攻撃の面で大きな課題を残したシーズンだったと思います」

「タイトルを獲るという、そういった基準で考えると、やはりまだまだだったのかなと思います」

――鈴木優磨の14得点(得点ランキング5位タイ)はチーム1位でさすがだが、それに続く選手が出てこなかった(チーム2位が知念慶5得点、3位が垣田裕暉4得点)。

「当然バジェットがあり、このコロナ以降のところで、やはり私たちはしっかり黒字経営をしなければいけないところもありました。ただ勝負に出るところで出なければいけなというなか、バランスを考えた上での編成でもありました。確かに鈴木優磨以外の得点源は必要かなというふうには思っています。ただフォワードの選手は他にもいて、彼らに期待していた部分もありました。結果的に組織として、もうちょっと点を取れる形を作りたかったというのはあります」

――結局、最後までスタイルが見えなかった。

「岩政監督は、彼がやりたいことを考え一生懸命取り組んでいたと思います。ただ、やはりスタイルというのは、自分たちがこうだと思っていても、来てくれるファン・サポーターの皆さんが見て『これだよね』と分かるものを出せなければ、スタイルとは言えないと思っています。その部分ではまだまだ確立できていなかったと思います」

「もっと強烈に、グループ戦術やチーム内のセオリー、自分たちが立ち返るところは出しても良かったのかなと思っています」

――バジェットは上位と差がある(2022シーズンの売上高はリーグ5位)。そこから優勝を狙うのは難しいのでは?

「鹿島アントラーズは、バジェットで一番になろうとしているのではありません。そのバジェットの中でタイトルを獲得してきたのが鹿島です。この鹿島の歴史を見ても、その中で強いチームを作っていくのが私の仕事であると思います。私はいい選手たちが集まってくれたと思っています。結果的にまだまだ足りないものがあったのかも分かりませんが、その彼らの力を発揮させてあげられなかったのは私の責任です」

――来季への課題は?

「鹿島の勝負強さを取り戻さなければいけないですし、守備はJ1でもある程度通じるようになりましたが、攻撃のところはまだまだアップデートしなければいけないところがあります。個々で考えると頑張っていますし、そこを組織的に、どのように戦うかという『浸透』が、少し今年は足りなかったと思います。そういったコレクティブに組織的に戦える、組織的に攻撃ができるという部分を、来年はしっかりやっていく必要性があると思っています。それぞれ能力がある選手たちですし、結束力のところをより深められれば、必ず改善していると思っています。そこに取り組んでいきたいです」




◆【鹿島】新監督に求められるものは!? 吉岡宗重FDが語った今季総括と課題「もっと強烈に、立ち返るところは出しても良かった」(サカノワ)



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