日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年10月1日火曜日

◆鹿島監督「10回ファウルされてカードが出るのは」 敗戦への影響否定も…判定に切実な訴え(FOOTBALLZONE)






「10回ファウルされた後にカードが出るのは、やはり判断としては良くない。レフェリーがジャッジしなければいけないのは、それが戦術的なファウルなのか、そしてどういう状況で行われたファウルなのか、どれだけのインテンシティがかかったファウルなのか、そういうところをしっかりと見極めてほしい」


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◆鹿島監督「10回ファウルされてカードが出るのは」 敗戦への影響否定も…判定に切実な訴え(FOOTBALLZONE)




ポポヴィッチ監督「私にとって大切なのは、同じ基準で吹かれていたか」


 鹿島アントラーズは9月28日、J1第32節で湘南ベルマーレとアウェーで対戦し、2-3で逆転負けを喫した。リーグ戦では6試合未勝利。ランコ・ポポヴィッチ監督は「判定に関して納得いかない部分もありましたけれど、それがあったから今日我々が結果を出せなかったという試合ではなかった」と振り返った。

 残留争いのなか立ち上がりから激しく入ってきた湘南に対し、ポポヴィッチ監督は拳を振り上げて抗議する場面も。ファウルを取ってもらえない、警告が出ないことに苛立っているようにも見えた。1失点目の場面でもFW鈴木優磨が倒れたが笛は吹かれず、そこからつながれると湘南FW鈴木章斗のゴールを許した。

 それでもやはり強調したのは「このジャッジが結果に影響したとは私は言いたくない」ということ。身振り手振りでの抗議についても「映画館で映画を見るわけではないので、その場で起こったことに対して自分が納得いかなかったら、そこに対して反応する、抗議するというのは当たり前のこと」と説明した。

 一方で“判定の基準”についてはチクリ。「私にとって大切なのは、同じ基準で吹かれていたかどうか。どちらかに同じようなシーンでファウルが吹かれて、ファウルが吹かれないとなると、おかしいなとは思います」。以前の試合でも「基準がブレていた」と語るなど、審判団のレベル向上を強く訴えている。

「10回ファウルされた後にカードが出るのは、やはり判断としては良くない。レフェリーがジャッジしなければいけないのは、それが戦術的なファウルなのか、そしてどういう状況で行われたファウルなのか、どれだけのインテンシティがかかったファウルなのか、そういうところをしっかりと見極めてほしい」

 2-0からの逆転負け、そして6試合未勝利という状況。試合後の選手たちは肩を落としてバスに乗り込んだ。それでもポポヴィッチ監督は「選手たちは非常にね、最後までよく戦ってくれた。次の試合に向かって、ここで出た課題を修正しながら、顔を上げて戦っていきたい」と、残りの7試合へ前を向いていた。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



◆新人SBなのに9ゴール…指揮官も絶賛「ゴール前での嗅覚がある」 鹿島22歳の潜在能力(FOOTBALLZONE)






 そして「キミ(濃野)に関してもストロングだけではない。課題もあるが、そこだけに目をやると彼の良さは出ない。彼の成長を妨げることになる。あれだけ能力、ポテンシャルのある選手ですからね。課題があっても私は使っていきたいと思っています。クラブの未来を考えたら使っていくべき選手、使うべき選手だと思っています」と起用を続ける理由を説明した。


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◆新人SBなのに9ゴール…指揮官も絶賛「ゴール前での嗅覚がある」 鹿島22歳の潜在能力(FOOTBALLZONE)


濃野公人が2ゴール…ポポヴィッチ監督「今日も良いゴールを決めてくれた」


 鹿島アントラーズは9月28日のJ1第32節で湘南ベルマーレと対戦し、前半27分までに2点をリードも、その後に3失点して2-3の逆転負けを喫した。8月7日に行われた第25節の鳥栖戦に3-0で勝利して以降、リーグ戦は6試合で3分3敗と未勝利が続いている。

 そんなチームにとって明るい話題といえば、DF濃野公人の存在だろう。今シーズンの大卒ルーキーは右サイドバックながらもチームのエースであるFW鈴木優磨に次ぐ得点数を重ねている。この湘南戦でも前半22分にCKからDF関川郁万が流したボールをゴール前で押し込むと、その5分後には鈴木へ縦パスを出してゴール前に侵入。リターンパスを受けて右足でゴールを射抜いた。

 プロ初となる1試合2ゴールの濃野は今季のリーグ戦通算ゴール数を9に伸ばして、クラブの新人最多ゴール記録を更新。さらにルーキーでの2桁ゴールにも王手をかけた。

 ランコ・ポポヴィッチ監督は、自身が抜擢している濃野について「非常に才能があってポテンシャルのある選手。前に出ていくフィーリング、スペースを感じる嗅覚やゴール前での嗅覚があります。今日も良いゴールを決めてくれたと思っています」と評価。一方でまだチームの中心選手たちに引っ張られている存在であることを強調した。

「ただ、彼も今年がプロ1年目で、これだけ試合に出続けた経験はありません。そういう選手が師岡(柊生)、名古(新太郎)、知念(慶)もそう。彼らは軸になる選手たちをサポートしていく役割の選手たちだと思っています。その意味では、チームの軸になる選手たちが良いパフォーマンスをしていたから、あれだけ活躍してくれていました」

 そして「キミ(濃野)に関してもストロングだけではない。課題もあるが、そこだけに目をやると彼の良さは出ない。彼の成長を妨げることになる。あれだけ能力、ポテンシャルのある選手ですからね。課題があっても私は使っていきたいと思っています。クラブの未来を考えたら使っていくべき選手、使うべき選手だと思っています」と起用を続ける理由を説明した。

 とはいえ「キミはチームを引っ張り、プレッシャーを跳ねのけるという存在では、まだありません。チームが彼を生かしていけているからこそ、彼がここまで結果を出せている要因だと思う」とコメント。実際にこの日も後半20分に許した同点ゴールの際、DF畑大雅に対応しきれないなど、守備面では粗さも目に付いた。そうしたところに目をつむりながらも、彼のポテンシャルにかけているということなのだろう。

 ポポヴィッチ監督は「今日の試合も2-0でリードしながら逆転負け。3点目を我々が決めきれなかったことも、結果を出すにあたっては足りなかったところ。3点目を決めて、相手の心を折ること、そして失点をしないこと。それをしなければいけない試合だった。全員で何ができなかったか、何がよくなかったかはしっかりと共通理解をもって確認しながら次に向かいたい」と、一人の活躍に焦点をあてるのではなく、チーム全体に目を向けることの必要性を強調した。

(河合 拓 / Taku Kawai)


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