【中古】 鹿島アントラーズ 2001シーズン・イヤーDVD チャンピオンズ・アゲ...
佳境を迎えている明治安田生命J1リーグ。5試合を残して、優勝争いは鹿島アントラーズ、FC東京、横浜F・マリノスによる混戦模様を呈している。また、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏争いにおいても前述の3クラブがリードしているが、そのほかに5クラブが可能性を残す。
■順位表(第29節終了時点)
1位:鹿島アントラーズ(56・26)
2位:FC東京(56・17)
3位:横浜F・マリノス(55・20)
---ACL出場権獲得ライン---
4位:サンフレッチェ広島(50・17)
5位:セレッソ大阪(49・11)
6位:川崎フロンターレ(48・20)
7位:大分トリニータ(43・5)
8位:北海道コンサドーレ札幌(40・4)
※カッコ内は勝ち点・得失点差
■優勝争い最大の山場は最終節か
トップ3の鹿島とFC東京、横浜FMが勝ち点差1の範囲にひしめく三つ巴の争いとなっている。4位・広島から7位・大分までのクラブも逆転優勝の可能性を残しているが、上位3クラブすべてのチームの取りこぼしを待つ厳しい状況だ。川崎Fは鹿島、横浜FM、広島は鹿島との直接対決を残しており、ここから巻き返すためにはそこでの勝利が必須となりそうだ。
とはいえ、上位3クラブにとっても緊張感のある戦いが続く。昨年王者・川崎Fは最終的に勝ち点69を積み上げており、優勝を目指すうえでは「70」に迫る勝ち点を目指したい。あくまで目安ではあるが、それを実現するためには鹿島、FC東京、横浜FMにも残り5試合全勝という難易度の高い目標が掲げられる。
本命に躍り出るのは現時点で首位に立っている鹿島か。得失点差で大きなアドバンテージがあり、FC東京や横浜FMとの決戦も残していない。反対に、FC東京と横浜FMは最終節に直接対決が待っている。ほぼ横並びであるものの、FC東京と横浜FMは死力を尽くしたうえで鹿島の結果を待たなければならない。いずれにしても、優勝の行方が最終節に託される可能性も高そうだ。
■ACL出場権は8クラブに可能性
3位以上に与えられるACL出場権争いについても上位3クラブが優位だが、4位以下にもチャンスは残されている。しかし、8位・札幌は全勝、7位・大分も4勝以上を最低でも挙げつつ得失点差を気にする必要があり、かなり困難な状況だ。
現実的に逆転でACL出場圏に食い込むことが期待されるのは、6位・川崎Fまで。なかでも、鹿島、横浜FMとの対戦が残されている川崎Fは、6ポインターを制することができれば大きく可能性を広げられる。
しかし、逆の観点からみれば川崎Fは上位8クラブとの対戦を残り5試合で4つ残しており、タフな対戦相手ばかりだ。一方、広島は2つ、C大阪は1つと中、下位との対戦が主であり、川崎Fが奮闘することで漁夫の利を得ることになるかもしれない。
◆三つ巴の熾烈なJ1優勝争い…有利なクラブは?ACL出場権も8クラブに可能性(GOAL)