日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月10日日曜日

◆内田篤人、農場で職業体験(シャルケオフィシャル)

◆内田が農場で職業体験、牛と“ウッシー”にシャルケマスコットが混乱(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20140809/220062.html?view=more


シャルケの内田篤人(左)とエルウィン(右)[写真]=Bongarts/Getty Images


 シャルケ所属の日本代表DF内田篤人が、バイエルン州の農場で職業体験を行った。8日、その様子をクラブ公式HPが伝えている。

 初めて間近で馬を目にした内田は、「大きいし、筋肉もすごいです。(吉田)麻也に似ている」と冗談交じりに話し、「自然豊かで素敵な場所ですね」とコメント。内田は馬や豚、ニワトリなど動物との触れ合いを楽しみながらも「農場の仕事は大変そう」と語った。

 終始和やかな雰囲気で行われた職業体験は、内田ともに参加したクラブマスコットのエルウィンが、日本語で「牛」と言う“ウッシー”(内田の愛称)に戸惑う場面も見られた。

 帯同していたクラブ公式チャンネル『シャルケTV』のインタビューでは、足の状態について言及。「痛みが消えて筋肉も戻ってきているんで、順調に回復しています」とリーグ戦開幕を控え、早期復帰を誓った。

◆U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ(新潟) U-16イラン代表にPK戦の結果、勝利(日本サッカー協会)


http://www.jfa.jp/news/00001671/



国際親善試合
2014年8月8日(金)10:00キックオフ 90分(45分ハーフ )
クロアチアピッチ(新潟県/十日町市)

U-16日本代表 1-1(前半0-0、後半1-1、PK5-3)U-16イラン代表


得点
64分 失点(U-16イラン代表)
69分 藤本寛也(U-16日本代表)

スターティングメンバー
GK:上田朝都
DF:麻田将吾、森岡陸、古賀太陽、石川啓人
MF:飛鷹啓介、永澤竜亮、藤川虎太朗
FW:安井拓也、立川嶺、佐々木匠

サブメンバー
GK:鶴田海人、千田奎斗、若原智哉
DF:加藤潤、下口稚葉、堂安律、田中康介、崎村祐丞
MF:梶山幹太、菅大輝、渡辺皓太、藤本寛也、田中碧
FW:金澤隆太、半谷陽介、杉浦文哉、永澤竜亮

交代
15分 立川嶺 → 渡辺皓太
30分 飛鷹啓介 → 杉浦文哉
35分 佐々木匠 → 田中康介
39分 安井拓也 → 西本卓申
HT 森岡陸 → 下口稚葉
HT 上田朝都 → 千田奎斗
57分 古賀太陽 → 菅大輝
57分 石川啓人 → 藤本寛也
70分 崎村祐丞 → 渡辺皓太
70分 半谷陽介 → 金澤隆太
88分 永澤竜亮 → 堂安律


マッチレポート

初戦を2-0の完封勝利で飾った日本は、中一日で調整を行いイランとの第2戦に臨みました。
日本の環境にも徐々に慣れ、2日前より明らかにコンディションの上がったイランを相手に、前半はなかなか攻めることができず日本のシュートはゼロ。

後半に入ると64分に失点し、第1戦とは逆に1点のビハインドを追いかける展開になりました。
そして5分後の69分、藤本寛也(東京ヴェルディジュニアユース)の得点で試合が振り出しに戻ると、一進一退の攻防が続きます。結局、試合はこのまま1-1で終了し、PK戦の結果日本が5-3で勝利しました。
監督・選手コメント

吉武博文 監督
5日間のトレーニング成果と98JAPANのコンセプトをいかにピッチで表現できるか。また、自分の特長をアピールし、最終予選に出場したいという心をいかにアピールできるか、というゲームでした。相手は1戦目に負け、この第2戦目に結果を残そうとハイテンションで試合に臨んできました。そんな中、有機的にボールが動いたとは言えないまでも、1対1という僅差のゲームを演出できたことは評価できます。このゲームのパフォーマンスにおいて最終予選に出場する23人を決定するという大きなテーマは達成されました。最後の1~2人を決めるのは大変難しい選択でしたが、2つ以上のポジションができる、どんな状況になっても平常心を崩さずコンスタントに力を発揮できる、自分の特徴を知り弱点を克服できる、という観点から自信を持って23人が選べたと思っています。

杉浦文哉 選手(名古屋グランパスU15)
今日は途中出場でした。前半はシュート0本となかなかチャンスが作れず、相手に押し込まれる時間帯が長く続きました。後半になると徐々に良い形が生まれ始め、チャンスの数も増えました。しかしボールの失い方が悪く、また個人的にもゴール前の動き出しがよくなかったので、もっと「自分でやる」という意識を強く持ってプレーしたいと思います。

安井拓也 選手(ヴィッセル神戸U-18)
イラン代表の気持ちのこもった守備を崩すことができず、残念でした。そんな状況の中でもフリーの人に少しでも早くボールを渡し相手を走らせることができればよかったと思います。自分自身シュートが打てなかったり、受けに動くタイミングが悪かったので、今後は高い質を求めてシュートも積極的に打っていきたいと思います。

西本卓申 選手(鹿島アントラーズユース)
サイドバックでプレーした際、相手がスピードのある選手で対応に手こずりました。もっと早い段階で相手の特長を見極めたり、良いポジションを取ったり、といった予測の大切さを感じました。また、チームとしては課題となっているゴール前の崩しが少しずつ出来るようになってきた手応えを感じています。相手を選ばずこの形で攻め、攻守を完璧にして世界で戦えるチームになっていきたいと思います。



スケジュール
8月4日(月) PM トレーニング
8月5日(火) AM/PM トレーニング
8月6日(水) AM トレーニング
2-0 国際親善試合 vs U-16イラン代表
8月7日(木) AM/PM トレーニング
8月8日(金) 1-1
PK 5-3 国際親善試合 vs U-16イラン代表

今後の予定
8月18日(月)~23日(土) 国内トレーニングキャンプ
8月26日(火)~9月3日(水) 直前キャンプ
AFC U-16選手権タイ2014(バンコク)
9月6日(土) グループステージ第1戦 vs 香港代表
9月8日(月) グループステージ第2戦 vs 中国代表
9月10日(水) グループステージ第3戦 vs オーストラリア代表
9月14日(日) ノックアウトステージ 準々決勝
9月17日(水) ノックアウトステージ 準決勝
9月20日(土) ノックアウトステージ 決勝

◆鹿島植田&豊川、母校大津の総体準V刺激(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140809-1347988.html

 鹿島のU-21日本代表候補DF植田直通(19)とMF豊川雄太(19)が、「台風の目」となった後輩から刺激を受けた。2人は熊本・大津高の同期生だが、母校が8日に全国高校総体で準優勝。今日アウェー名古屋戦に備えた移動中に決勝が始まったため、携帯電話で速報をチェックした。

 「平岡監督を胴上げしてほしい」(植田)と願いを託していたが、東福岡に延長戦の末、1-4と敗れた。それでも同校初の全国大会決勝に「すごい」と声をそろえた。2人が高校3年時は総体も全国選手権も初戦敗退。後輩の健闘を励みに、豊川は「負けずに僕らもやれれば」と言った。

 名古屋戦の後は、U-21代表の合宿(11~13日)が行われる福岡へ直行する。「後輩から感じたものをプレーで見せて、名古屋に勝って、いい流れで福岡合宿につなげたい」と植田。暴風域の中で名古屋をたたいた後、旋風を巻き起こすべく地元九州へ進路を取る。【木下淳】

◆鹿島・セレーゾ監督、逆転劇を喜ぶ「最後まで走り続けたことで勝利をつかんだ」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140809/jle14080922210016-n1.html



 J1第19節(9日、名古屋2-3鹿島、豊田)運動量の落ちなかった鹿島が終盤に底力を発揮し、勝ち点3をつかんだ。セレーゾ監督は「最後まで走り続けたことで勝利をつかんだ。彼らをたたえたい」と雨中の逆転劇を喜んだ。

 1-2の後半37分にダビが相手DFの隙をついてボールを奪い同点弾。終了間際には右サイドから小気味よくパスをつないで、最後は途中出場の遠藤が「ゴール前での精度を意識して」左足で鮮やかに蹴り込んだ。

 優勝戦線に食らい付く価値ある勝利。殊勲の遠藤は「今の鹿島は誰が出ても戦える。いい意味で競争がある」とチームの状態の良さを口にした。(共同)

◆鹿島山本が移籍初ゴール(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140809-1348515.html



<J1:名古屋2-3鹿島>◇第19節◇9日◇豊田ス

 今季、磐田から加入した鹿島DF山本脩斗(29)が移籍初ゴールを決めた。0-1の前半42分に左サイドバックの定位置からオーバーラップ。MF土居聖真(22)が右から上げた柔らかい浮き球に、頭で合わせた。

 1-2とされて迎えた後半37分にはFWダビ(30)が今季8点目を奪う。追走した相手DFのクリアを足に当てて奪い、相手GKの手前に弾んだところへ滑り込んで右足で決めた。2人の貴重な同点弾が呼び水となり、今季2度目の逆転勝ちに成功した。

◆鹿島遠藤「練習通り」サイドネットV弾(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140809-1348514.html



<J1:名古屋2-3鹿島>◇第19節◇9日◇豊田ス

 4位鹿島が、15位名古屋に逆転勝ちした。2連勝で、台風接近で試合が中止となった首位鳥栖との勝ち点差を「4」まで縮めた。

 決勝点は後半45分、途中出場のMF遠藤康(26)が決めた。右サイドバックの西大伍(26)が中に切り込み、左前方のMF土居聖真(22)にパス。これをヒールで前に送ったところに走り込み、GK楢崎正剛(38)と1対1になると左足で、手が届かないゴール左上に蹴り込んだ。

 4月26日の広島戦以来10試合ぶりの今季6点目に「練習ではシュートがいっぱい入るんだけど、なぜか試合では決まらない時期が続いてた。それをあまり意識せず、練習通りサイドネットを狙うことだけ考えた」と笑顔で振り返った。

◆鹿島逆転!遠藤が決勝弾/名-鹿19節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140809-1347939.html

<J1:名古屋2-3鹿島>◇第19節◇9日◇豊田ス

 4位鹿島が、15位名古屋に逆転勝ちして2連勝を飾り、台風接近で試合が中止となった首位鳥栖との勝ち点差を「4」に縮めた。

 最初に主導権を握ったのは「飛車角」が戻ったホーム名古屋だった。4月19日の甲府戦以来11試合ぶりにFWケネディ(31)が復帰。DF田中マルクス闘莉王(33)も4戦ぶりに先発出場した。

 その勢いで先制した。前半25分、右サイドバック矢野貴章(30)の右クロスにFW永井謙佑(25)がダイビングヘッド。DF2人の間にうまく入り込みゴールネットを揺らした。名古屋テレビ塔60周年記念ユニホームに身を包んだ仲間と抱き合って喜んだ。

 対する鹿島は、前節広島戦に5-1で勝った勢いが影を潜めた。前半36分、MF柴崎岳(22)の右クロスを受けたFWダビ(30)が反転して左足で打ったが、GK楢崎正剛(38)の好セーブに遭った。しかし42分に追いつく。右からの浮き球に頭で合わせたDF山本脩斗(29)が試合を振り出しに戻した。

 後半は開始早々に試合が動く。1分、鹿島MF小笠原がペナルティーエリア内で相手を押し倒し、PKを献上。これを名古屋のケネディがゴール真ん中の上段に決めて勝ち越した。その後は穏やかな展開となったが、後半37分、鹿島が追いつく。追った相手DFのクリアを足に当てて奪ったFWダビが、滑り込みながら右足で決めた。さらに終了間際の後半45分、途中出場のMF遠藤康(26)が抜けて、左足で浮かせて決勝弾を奪う。前回対戦で1-2で敗れた借りを返し、上位に踏みとどまった。

◆鹿島・土居 V弾呼んだひらめき 4年後代表へ「入っていけるように」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/10/kiji/K20140810008718400.html

J1第19節 鹿島3―2名古屋 (8月9日 豊田ス)



 4位・鹿島はMF土居聖真(22)が2アシストの活躍で名古屋を3―2で破り、鳥栖と勝ち点4差とした。

 劇的な決勝弾はアギーレジャパン入りを狙う新鋭のひらめきから生まれた。2―2の後半45分だ。縦パスに反応した土居が、相手DFを体で押さえ込みながらダイレクトでヒールパス。豪快に左足でネットを揺らした遠藤も「前にスペースがあったし(土居)聖真を信じて走り込みました」と最敬礼。チームに4月以来の2連勝をもたらし、首位・鳥栖との勝ち点差を4に縮める原動力となったのは、今季からトップ下のレギュラーをつかんだ22歳のMFだった。

 50メートル走でチームトップ3に入る俊足だけではなく、30メートル走も3位以内。一瞬でトップスピードに乗る速さがある。加えてフットサル仕込みのボールテクニックもチーム屈指。前半42分には中村とのワンツーから右クロスを上げ、山本の移籍初得点をアシストした。

 チーム強化を統括する鈴木満常務取締役は「聖真は以前に比べてバックパスをすることが少なくなった。自分でどんどん仕掛けるようになっている」と精神面での成長を強調する。中学入学時に出身地の山形県を飛び出して鹿島ジュニアユースに入団してから10年目。今やチームに欠かせない主力へと上り詰めた。

 「今、A代表に入ってもW杯に行けるわけではない。4年後に、そこに入っていけるようになっていればベスト。そこに持っていけるように日々、クラブで成長したい」。控えめな姿勢を崩さないが、18年W杯ロシア大会は視野に入っている。9月に立ち上げとなる新生ジャパンに招集されるポテンシャルを備えた新星が、鹿島を優勝戦線に導く。

 ◆土居 聖真(どい・しょうま)1992年(平4)5月21日、山形県生まれの22歳。鹿島のジュニアユース、ユースを経て11年にトップチーム昇格。昨年9月21日の磐田戦で初得点。J1通算40試合6得点。U―15~17日本代表。1メートル72、63キロ。利き足は右。

◇【J1:第19節 名古屋 vs 鹿島】西野朗監督(名古屋)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00176854.html

8月9日(土) 2014 J1リーグ戦 第19節
名古屋 2 - 3 鹿島 (19:04/豊田ス/16,369人)
得点者:25' 永井謙佑(名古屋)、42' 山本脩斗(鹿島)、47' ケネディ(名古屋)、82' ダヴィ(鹿島)、90' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!

●西野朗監督(名古屋):
「全員がタフに戦っていただけに、今日の結果は厳しいものがあります。今日はゲームの流れをコントロールできず、小さなミスを蓄積することで、最終的には大きな代償を支払う形となりました。ここ最近の試合でもそうですが、やはり終盤の詰めだったり、コントロールしていく力の足りなさを感じています。
ただ、選手は非常にアグレッシブに戦ってくれたと思います。チャンスもたくさんありましたし、点差の開くゲームを作ることも可能だったと思います。問題は勝負的なところにあったと思います。そこが、ここ最近の流れと同じになってしまったと思います」

Q:後半の25分に、ケネディ選手から中村(直志)選手へ代えました。色々なチーム事情があるとは思われますが、そこで全体的に守りの姿勢を取ったことで、鹿島に勢いを与えてしまったようにも思われますが、その点を振り返ってみていかがですか?
「ケネディ自体は、想像以上にパフォーマンスが高かったと思います。チームの中で非常に機能していたと思いますし、ターゲットとしても非常に良かったと思います。後半の入りも良かったので、出来れば彼を引っ張れるところまで引っ張ろうと考えていましたが、しばらくして彼から×マークが出たので、そこでの切り替えが非常に難しい選択となりました。自分の中では彼をそのままプレーさせるつもりでしたから。
そこで、リトリートしてディフェンスに追われる状況も見られたので、直志を選択していきました。そのため、ディフェンシブに、という考えはありませんでした。ある程度押し込まれるのは間違いないと思っていたので、その中で永井(謙佑)と松田(力)の2人で全体的にカウンターに入っていければと考えました。上手くいっていたと思いますが、結果的に残念な同点弾を被ってしまいました」

Q:冒頭で勝負的なところに問題があるとおっしゃっていましたが、その原因は選手達のコンディション的な疲労なのか、それとも精神面での経験の浅さなのかどちらなのでしょうか?
「経験値というものは大きいと思います。やはり若い選手は、自分のプレーで精一杯であったり、全体を見られず、余裕がない場面がよく見られます。それには結果も関わっているとは思いますが、ゲームの流れをよく読み、ベストな選択をしてプレーしていかなければならない状況で、まだ経験の浅さが出てしまっています。そんなに慌てなくても良いようなところで、流れを切ってしまう傾向がありますね」

Q:順位について、選手達も気になってくるとは思いますが、どうやって今後のメンタル面のマネジメントをしていくのでしょうか?
「それが我々の仕事です。一喜一憂はしていられません。ゲームは次々にやってきます。確かにメンタル的な部分は重要です。ただ、今日の試合後もそうですが、落ち込んでいる選手もいれば、すでに次に切り替えている選手もいます。闘莉王も『次、次』と檄をとばして、先導してくれています。とにかく色々な策を練りながら、次に入っていくしかないと思っています」

以上

◆【J1:第19節 名古屋 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00176855.html

8月9日(土) 2014 J1リーグ戦 第19節
名古屋 2 - 3 鹿島 (19:04/豊田ス/16,369人)
得点者:25' 永井謙佑(名古屋)、42' 山本脩斗(鹿島)、47' ケネディ(名古屋)、82' ダヴィ(鹿島)、90' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:後半開始早々に勝ち越されましたが、結果的には逆転しました。この後半の45分間について監督がどのように見られているかを聞かせてください。
「まずは前半の早い時間帯で失点して、後半も早い時間に失点してしまって、そういう不注意でというか、注意力や集中力がひとつ問題として考えられます。ただ、その後は前半もそうでしたが、自分たちのパスワークを中心としたサッカーをやろうとしたところで、私は選手たちに言っているのは、前半も後半も同じ運動量、パフォーマンス、パスワークをやらなければいけないということ。多少は速攻や遅攻を使い分けるという必要性はゲームの中では考えながら、感じながらやらないといけない部分はあるんですけど、失点したあと、ビハインドになった後で同点に追いついて、失点して、また追いつくという展開になっていきました。どうしても勝ちたいという中では前がかりになるので、カウンターを受けやすい状況にはなるんですが、グランパスのチームと選手の能力を考えれば、どうしても今はDFラインの中央は若い二人なので。若い時というのは、自分たちもそうでしたが、多少は集中力が途切れてしまう、特に今日は蒸し暑かったですし、疲労がたまってしまう条件が揃っていたので、ぼーっとしてしまう時間帯は出てくるものでした。その一瞬の気の緩みで相手にやられる危険性はあるわけで、そこで攻め込まれて失点していたところがあります。そこは踏ん張れないかとは思っていて、特に流れがこっちに来たその一瞬で相手に流れが渡ってしまっていたので、そこが心配ではあったんですが。ただ若い選手が一生懸命に何かを成し遂げたいという気持ちで努力し、諦めず、走り続けた事が勝利を引き寄せたとは思うし、この勝利は彼ら自身が頑張った成果だと思います。特にグランパスという経験豊富な選手がいるチームのホームで、そういう条件を考えれば、選手たちを称えたいと思います。
あとは、前半で不注意からのミスがあったりして失点はしましたけど、それが仕方ない部分もありました。もっと修正していかなければいけない部分ではありますが。前半はもう少しつなぐことができたのに、蹴ってしまったところがあったのは自分たちらしくないところでありましたし、守備から攻撃の切り替えを瞬時にすれば、相手の守備が整う前に攻撃ができる時間や状況があったのに、曽ヶ端(準)を含めてDF陣が少し判断を迷ったり、判断の遅さが目立ってしまいました。ここもまだ改善できるところだと思っています。交代して入った選手は、たとえばルイス(アルベルト)は中盤の活動量が低下し始めたところで、息を吹き返してほしいという意味で交代をしましたし、ルイスはその点では良かったと思う。カイオに代えて豊川(雄太)を入れたのは、若い選手と若い選手の交代というのはまず一生懸命走ってくれという、頑張るというところからスタートするんだということを毎回選手たちに話しているんですが、そこで試合の中で感じるものが出てくる、一生懸命やれば何かが変わると言っている。フォアチェックをすることで何らかのアクシデントや違う状況をつくり出せるわけです。遠藤(康)にしても、正直パフォーマンス的には私は満足していません。得点はしました。私は彼にボックス内に入る、シュートを打つということを求めているので、そういう意味では結果としては良かったかもしれませんが、全体的なパフォーマンスとしては足りませんでした。その要因はケガしてしまって何日か離脱していたので、コンディションを戻すには時間がかかってしまっているのだろうが、チームとして改善する部分だけでなく、そうした個人で改善する部分もあると思っています」

以上

◆【J1:第19節 名古屋 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00176853.html

8月9日(土) 2014 J1リーグ戦 第19節
名古屋 2 - 3 鹿島 (19:04/豊田ス/16,369人)
得点者:25' 永井謙佑(名古屋)、42' 山本脩斗(鹿島)、47' ケネディ(名古屋)、82' ダヴィ(鹿島)、90' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第2ターン投票受付中!
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●田中マルクス闘莉王選手(名古屋)
Q:良い負け方ではなかったですね。
「良い負け方なんてあります?ないでしょ。試合自体は決して悪い試合をしてないし、ああやって失点してしまうとチームに影響を与えてしまう。最後にああやってやられてしまうのはね…」

Q:牟田(雄祐)選手の失点に絡むプレーは、難しいプレー?
「全然難しくない。よかったよ、あれまでは。あれまでは非常にいいプレーしていて、ミスもなかった。でも、1回前半で同じことをやっているでしょ?何で同じことをするの?そういうミスをしないようにしてほしいなと思う。でもしょうがない、アイツしかいない。監督だったらあれは交代させる。でも代わりはいない。もう切り替えてやるしかない。気持ちを入れて、次勝てるように」

Q:16位まで順位が下がりました。
「もうそれは予想できたことでもあるし、想定内といえば想定内。ここからが本当の勝負になる。少しでも、一つでも上に、勝って勝点を集めていくしかない。こういう状況で誰が男かってわかる。頑張っていくしかない」

Q:こういう状況で平常心を保つのは難しくはないか?
「もう一生懸命やるだけでいい。余計なことは考えなくていい、気持ち切り替えて頑張るだけ。それが一番いい方法です。みんなで力を合わせてやるしかないです。ジョシュア(ケネディ)も帰ってきたし、すごく頑張ってプレーしてくれたし、ベンチもそう、そういう一つ一つをパスして状況を打開していくしかないです。あり得ないことが続くね」

●永井謙佑選手(名古屋)
Q:ケネディ選手がいると動きやすそうに見えます。
「ずっとやってますからね。逆に僕が抜ければジョシュアに来ますし、やりやすいのはやりやすいですね」

Q:ポストプレーやフリックを受け持ってくれるのも、自分のプレーに集中できる要因かと。
「僕の動き出しが徹底されるというか、役割分担がしっかりしますね……」

Q:でも、それより結果が、という感じですか。
「苦しいですね。最後のシュートも、DFにものすごく引っ張られていたんですよね。シュート打つ瞬間にもキュッと寄せられて、シュートを浮かせることもできなかったんですよ。もうキーパーは構えていたから、上か脇を抜くしかなくて」

Q:前半から良い形で試合を進められていただけに、残念ですね。
「後半15分くらいまでは押し込めてもいて、でも僕が1対1をGKに当てちゃったのが…。それも含めて加点できていればよかったんですけどね。残り10分で2点取られましたからね」

Q:少し守りに入ったところも?
「最後は守ってという感じでしたけど。守ってカウンターでって」

Q:ケネディ選手が交代した後に、チームのサッカーが変わってしました。
「ターゲットがいなくなりましたからね。たぶん後ろの選手はどこ蹴っていいんだろうかと思ったんじゃないですかね。ジョシュアがいれば蹴って競り合えますけど、その感じはあったかと思います。クリアが小さかったですしね、奥まで蹴ってくれればいいんですけど」

Q:スタンドは強風がすごかったけど、ピッチ上はどうでしたか?
「最後はけっこう吹いていましたけど、試合中は気になりませんでしたね。それよりも芝生ですね。今日はぬかるんでいて緩かったんです。パスも走らないし、芝も寝ていたので」

Q:今日は守備に下がることも多かったですね。
「いや、レアンドロ(ドミンゲス)が戻ってなかったところにね。そういうところを詰めていかなくちゃ、勝てないですね。そうやって僕が後ろにいる分、前のディフェンスができなくてどんどん押し込まれていったところもあるので」

●牟田雄祐選手(名古屋)
Q:あのミスを受け入れるのはまだ難しいかもしれませんが…。
「そうですね…責任を感じています。ダヴィが速いのもわかっていましたし、見えていたんですが、処理しようとしたらバウンドが変わって…。でも自分の責任で勝てた試合がこういうことになっているので、責任を感じています」

Q:前半それまでは手応えのある内容だったと思いますが。
「でも、結果は負けていますし、自分のミスで失点もしていますし。それ以外が良くても、結局はダメなのかなって感じですね」

Q:後半の勝ち越しのあと、守りに入ったところは?
「(中村)直志さんが入ってうまく相手の攻撃を受けながらという部分ができていたと思うんですけど。ああいう一つのプレーで試合の結果が変わってしまいますし、こういう苦しい状況で、すごくもったいないというか、やってはいけないミスというか。そういう部分は感じていますね」

Q:1週間後にはまた試合です。切り替えるためには?
「そうですね。どうこう言っていても試合は次に来ますし、続けていくしかないです。この反省を次に生かさないと、結局立ち止まったままになるので。そういう部分では、前を向くしかないかなと思いますね」

●ケネディ選手(名古屋)
Q:約4ヶ月ぶりのピッチとなりましたが?
「外からチームを見ているのは、辛い気分ですしピッチに戻ってこられたことは良かったと思います。コンディションは良くなっていますが、最後にあのような形で負けたことは残念です」

Q:これまでのチームを、どのような印象で見ていたのでしょうか?
「私が出場していない試合では結果が出ていませんし、ホームで勝点を落としています。今日もそのような結果でしたが、これから改善するしかないと思っています」

Q:後半途中までの出場でしたが、体の状態はどのように感じているのでしょうか?
「痛みはもうありませんが、試合の感覚がもっと必要です。もっと長い時間プレーしたい気持ちがあります。今日は60分少しのプレーでしたが、これからもっともっと出場する時間を長くできればと思っています」

Q:PKは正面に蹴りましたが?
「左右へ蹴る事もありましたが、勢いのあるボールから運もあって真ん中へ決めることができました。サポーターからも試合前、試合中を通し素晴らしい声援を感じました」

Q:チームとしては厳しい状態が続きますが、今後に向けての抱負をお聞かせ下さい。
「サポーターのみなさんもフラストレーションが溜まっていると思いますが、我々としては常に100%の気持ちを持って戦います。またすぐ次の試合もありますし、1つ1つをしっかりと戦い勝点を重ねるだけだと思います」

●山本脩斗選手(鹿島)
Q:前半は開始から自分たちの形がうまくできなかったのでは?
「ちょっとレアンドロへの守備の部分で、彼はどうしても内側に入ってくるので、矢野(貴章)選手のところが高い位置でガンガン来られて。そこはアツ(中村充孝)が下がってくるしかなくて、最初の15分から失点するところまでは相手の圧力がどんどん前に来ていました。そこで点を取られてしまったんですが、自分たちのサッカーをしていれば、得点は取れると思っていたので焦りはなかったです」

Q:少しロングボールを蹴りすぎている印象もありましたが。
「そうですね。後ろからの長いボールが多かった気もしましたね。良い時はボランチを経由していくので、最初の10分くらいから流れが来るまではそういうところもあったかもしれませんね」

Q:後半は開始早々に失点してしまいましたが、そこからのチームの反応については?
「早い時間に取られたことで逆に切り替えて、得点を獲りに行くしかなくなったので。そこはそんなに焦らずに、残り45分あると思ってやってました。ダヴィがああいう形で点取ってくれましたし、自分たちのリズムもあったので、3点目も良い形で入ってよかったです」

Q:しかしその展開も、自分の得点で前半の内に追いついたからこそです。
「あそこで追いつけたのは良かったですね。バランスは大事にしているんですが、行けるところがあればどんどん行こうと思っています。自分があそこに入っていけばチャンスになりますし、そこに(土居)聖真が良いボールをくれました」

Q:こういう形での勝利は大きいですね。
「そうですね。やはり勢いに乗れますし、試合は続くので。また頑張ります」

●遠藤康選手(鹿島)
Q:得点のところはパスが出てくるのを信じて走った?
「前にもスペースがあったし、聖真からパスが来ると信じて走り込みました。コース狙い通りです」

Q:ダイレクトのパスが来た瞬間に勝負ありという感じでしたか。
「そうですね。中も見たんですけど、シュートを打った方が良いかなと思って。自信もありましたし、打ったら入りました」

Q:監督はああいう中に入っていく動きがもっとほしいと。自分のパフォーマンスについては?
「復帰したばかりで試合勘もなかったので、得点以外のプレーはできていないところもありました。もっとボールに絡んでいかないといけないですし、課題はまだまだありますね」

Q:交代して入った時には何を考えていた?
「負けていたので、まずは同点にしようと思ったので、前がかりにやりました。それまでもボールはみんな自由にもらえている感じだったので、そこからのアイデアや精度が大事かなと思っていました。自分としてはゴール前の判断や精度を意識していました」

Q:パフォーマンスは良くないけど、一つ仕事ができてほっとしている感じですか。
「そうですね。まずはチームが勝って久々の連勝ができたので、上との差も縮まりましたし、チームとして本当に良かったなと思います」

Q:得点は4月以来になります。ずっと欲しかった?
「そうですね、シュートが全然入らない時期もありましたし、入って良かったなと思います。練習では入るんですが、試合で入らなかったんで、あまり考えすぎない方がいいのかもしれませんね。練習では監督にもサイドネットを狙うようにと、パワーではなくコースだと言われていたので、それは意識していましたけど」

Q:試合勘がないと言いながら、ずいぶん冷静でしたね。
「そうですね。あまりプレッシャーもなかったですし、自分としてはまだまだやれると思っているので、これからまた頑張ります」

Q:交代する選手が得点に絡むこの状況については?
「今の鹿島は誰が出ても戦えますし、実力差がないので。いい意味での競争がありますし、そういうチームは強いと思います。これからも競争意識を強く持ってみんなで勝っていきたいです」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第19節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50845

J1 第19節 名古屋グランパス戦

残り8分からの劇的逆転劇!鹿島が名古屋との打ち合いを制し、4月以来の連勝!

2日に行われた広島戦で5-1と大勝し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた鹿島が、連勝を懸けてアウェイゲームに臨んだ。豊田スタジアムで行われたJ1第19節、名古屋グランパスとの一戦は、前半に先制を許すと、山本の鹿島加入後初得点で同点に追いついたものの、後半開始早々に再び1点ビハインドを追う苦しい展開となる。しかし終盤に粘りを見せた鹿島は、82分にダヴィ、90分に遠藤がゴールネットを揺らし、3-2と劇的な逆転勝利を挙げた。

鹿島は前節の広島戦と同じ11人が先発メンバーに名を連ね、4月以来のリーグ戦2連勝を狙う。開始6分、曽ヶ端からの正確なフィードに反応した土居が、敵陣で相手との競り合いを制し、ドリブルで縦に持ち出すと、中央へパス。惜しくも相手にカットされたが、立ち上がりから積極的な動きを見せた。以降は拮抗した展開となり、雨脚の強弱が時間帯によって変化し、次第に風も強まる難しいコンディションの中で、決定機を作れないまま推移していった。

25分、鹿島は先制を許してしまった。右サイドで矢野にクロスを蹴り込まれると、ブロックを試みた山本に当たってコースが変わり、ボールはペナルティーエリア中央へ。走り込んでいた永井にダイビングヘッドを決められた。

2試合ぶりにビハインドを負った鹿島は、少しずつ攻勢をかけていく。29分には、右サイド深くでボールを収めた西が、マイナスのクロスをグラウンダーで蹴り込み、走り込んでいたカイオが右足を一閃。シュートは相手DFにブロックされたが、チャンスを演出した。36分には、右サイドからのクロスにダヴィが反応し、振り向きざまに左足を振り抜くと、強烈なシュートは枠を捉えたものの、GK楢崎に弾き出されてしまった。

待望の同点弾は、42分に生まれた。右サイドで中村のパスに反応した土居が、ゴールライン際からファーサイドへクロスを上げると、飛び込んだのは山本。ヘディングシュートでゴールネットを揺らし、鹿島での初得点が決まった。鹿島は前半のうちに同点に追いつき、1-1でハーフタイムを迎えた。

逆転を目指す後半開始直後、鹿島は出鼻をくじかれる。46分、ペナルティーエリア内で小笠原がファウルを犯したとの判定で、名古屋にPKが与えられ、ケネディにシュートを決められた。鹿島は再び1点ビハインドを負った。

反撃に転じたい鹿島は、敵陣に押し込む時間帯を増やしていった。56分には、スルーパスに反応した中村が相手GKと1対1となるチャンスを迎えたが、シュートは阻まれてしまった。59分にも、左サイドで最終ラインの背後を取ったダヴィがペナルティーエリアに入り、左足シュートを放ったものの、またも相手GKにセーブされて得点はならず。決定機を作り出しながら得点を奪えない時間が続いた。

打開を図るトニーニョ セレーゾ監督は64分、2選手を交代し、ルイス アルベルトと遠藤をピッチに送り出した。さらに72分には豊川を投入し、攻撃陣を活性化させて、試合はラスト10分へと突入した。

劇的な逆転劇、その口火を切ったのはダヴィだった。82分、相手の最終ラインへ猛然とプレスをかけると、クリアボールを足に当て、前方へこぼれたところへいち早く反応。スライディングで相手GKより先にボールに触ると、サポーターの待つゴールへ流し込み、起死回生の同点弾を記録した。前半から献身的なプレスを惜しまなかったダヴィの姿勢が奏功し、鹿島はスコアを2-2とした。

そして、値千金の逆転ゴールは90分。決めたのは2試合ぶりに復帰した遠藤だった。敵陣右サイドでこぼれ球に反応した西がワンタッチで前方へパスを出すと、土居がペナルティーエリア内で巧みなヒールパスを背後へ流す。走り込んでいた遠藤が得意の左足を振り抜き、シュートをゴールへ突き刺した。

アウェイで2度のリードを許しながら、終盤に逆転を果たした鹿島が3-2で名古屋に競り勝った。これで4月以来のリーグ戦2連勝を達成。勝点を33に伸ばし、上位との差はさらに縮まった。今節が11日に延期となった鳥栖、2位の浦和とは4差、3位の川崎Fとは3差となり、いよいよ上位3チームを視界に捉えた。次戦は1週間後の16日、第20節のヴァンフォーレ甲府戦だ。鹿島の反撃が、ここからさらに加速する。



【この試合のトピックス】
・リーグ戦での連勝は4月以来で、今季4回目。前回は、26日の第9節広島戦と29日の第10節清水戦での2連勝だった。
・豊田スタジアムでのリーグ戦勝利は2年ぶり。前回は、2012年11月24日に行われた第33節で、ドゥトラの2得点で2-1と競り勝ち、J1残留を確定させた一戦だった。
・リーグ戦で名古屋に勝ったのは3試合ぶり。前回は2013年5月18日の第12節で、遠藤と中村、大迫の得点で3-1と快勝した試合。
・今季、磐田から加入した山本が、移籍後初得点を決めた。
・ダヴィが2試合連続の得点を挙げ、リーグ戦での得点数を8に伸ばした。
・2試合ぶりに復帰した遠藤が途中出場を果たし、決勝点を決めた。今季のリーグ戦での得点を6とした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・攻守の両面において、バイタルエリアでの意思表示をより明確に。
・勝利のへの気持ちは、言葉でなくプレーで語るべきことだ。最後まで戦いきること。
・オールアクションでいけ。相手に呼吸を整える時間を与えるな。

名古屋グランパス:西野 朗
・前線にボールが入った時に、全体で攻撃のスイッチを入れよう。
・ボールをもっと左右に動かすこと。
・守るべき時は全体でしっかり守ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・まず、前半の早い時間帯に失点をして、後半にもまた早い時間帯で取られてしまった。注意力や集中力の低下は、1つの問題として考えられる。ただ、その後に自分たちのパスワークを主体としたサッカーを展開しようとした。選手たちに常に言っているのは、前後半とも同じ運動量やパフォーマンス、パスワーク、リズムでやっていかなければならないということ。もちろん、多少は速攻や遅攻を使い分ける必要も出てくる。それは、試合の流れを読みながら出てくるものだ。
・失点をした後に同点に追いついて、再び失点をした後、また追いつくという形になった。勝ちたいというところで前がかりになると同時に、カウンターを受けやすくなるという面もあった。選手の能力やレベルを考えると、最終ラインの中央は若い2人なので、若い時は集中力が切れてしまうものでもあり、今日のように蒸し暑い中ではそういう時間帯が出てくる。一瞬の気の緩みで相手にやられる危険性もある中で、相手が攻め込む流れになっていた。流れがこちらに来始めた時に、一瞬(の集中力の欠如で)で流れが相手に渡ってしまうので心配だったが、若い選手たちが一生懸命取り組んで、何かを成し遂げたいという気持ちで努力をして走り続けたことが、勝利を引き寄せたと思う。この勝利は、彼ら自身が頑張った成果だと思う。特に名古屋には経験豊富な選手がいる中で、相手のホームという条件を考えれば、選手たちを称えたいと思う。
・前半は、不注意からのミスが少しあったりしたために失点をしたが、やむを得ない部分でもありながらも、修正していかなければならない。もう少しパスをつなぐことができたのに、(長い)ボールを蹴ってしまった。それは我々らしくないし、守から攻への切り替えを瞬時にすばやくできれば、相手の守備が整う前に攻撃できる時間があったのに、曽ヶ端やセンターバック陣の判断に迷いや遅さが目立ってしまったかなと思う。それはまだ改善できるところだと思う。
・交代選手では、ルイスについては、中盤の活動量が低下していたところで息を吹き返してほしいという意味で投入した。豊川とカイオの交代は、若い選手同士の交代は、まずは一生懸命走ってくれるというところからスタートする。それは選手たちにも話をしていて、その中で、試合の中で感じるものもあるので、一生懸命やれば必ず変わってくる。フォアチェックをすることで何らかのアクシデントや良い状況を作ることができる。遠藤については、正直パフォーマンスには満足していない。得点はしたが、ハーフがペナルティーエリア内に入ったり、シュートを打つということを求めている。もちろん要因も考えられて、ケガをしてしまって何日か離脱したので、コンディションを戻すところに時間がかかっているかなとも思う。チームとしても個人としても改善する点はある。

名古屋グランパス:西野 朗
厳しい結果を受け止めなければならないと思っている。全員がタフに戦ってくれただけに、試合を最後までコントロールできなかったというところと、小さいミスが最終的にはより大きな代償を払うこととなった。ここのところの試合の流れもそうだが、終盤の詰めというか、しっかりコントロールしていく力がないということだと思う。ただチャンスも多かったし、点差の開く試合を作ることができたとも思う。選手たちはアグレッシブに戦ってくれたと思う。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
久々の試合出場で試合勘も無かった。得点以外の部分は課題もある。自分が入った時は負けていたので、まずは同点を考え、前がかりに行った。シュートはサイドネットに強さよりコースを意識して打った。聖真からパスが出ると思っていた。前にスペースがあったので、聖真を信じて走った。中も見たけど、シュートを選択した。シュートコースも狙い通り。

【山本 脩斗】
自分のゴールより、チームが勝てた事が良かった。後半に失点してから、徐々に圧力をかけて2点目、3点目と取ることが出来た。ゴール前まで行けていたし、ダヴィが良い形で踏ん張って決めてくれたと思う。守備ではケネディ選手が落としたセカンドボールを永井選手が拾ったり、レアンドロ ドミンゲス選手がスルーパスを狙ってくるので、そこを抑えるように話していた。

【土居 聖真】
決勝ゴールの場面は、もらったパスが予想よりも少しずれていたので、踏ん張って出すしかなかった。そこへヤスさんが良い所に走って来てくれて決めてくれた。こういう試合に勝つということは、少しずつだけど力が付いているのだと思う。この試合だけじゃないけど、みんなが集中していたし、戦う気持ちを持っていった。それが結果につながっている。

植田選手、豊川選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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