日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年8月4日月曜日

◆J3相模原に元ブラジル代表、28歳MFトロ獲得へ ジーコ氏推す(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/08/04/kiji/K20140804008685630.html

 J3相模原が元ブラジル代表MFトロ(28)を2年半契約で電撃獲得することが3日、分かった。第1次政権として10年まで指揮したドゥンガ監督のブラジル代表招集経験を持ち、09年には名門フラメンゴの主軸としてブラジル全国選手権優勝に貢献。最盛期の年俸は3億円を超えた。来日していたネイマール(バルセロナ)と日本で旧交を温め、“神様”ジーコ氏からも直接、日本行きを勧められたという超大物だ。

 相模原の望月重良代表は「本来なら、あり得ない補強。一流の選手が相模原でプレーすることでチームも成長していきたい」と話す。昨季まで所属したバイーアが昨年9月から給料未払いとなったため、今季は無所属となっていた。ブラジル、ロシアなどから複数のオファーも届いたが、家族の勧めもあり、移籍が実現。実績と経験が豊富な大物選手の加入は、4日、発表される。

◆鹿島DF西のボレー弾に海外も注目…FIFA最優秀得点候補との報道も(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140804/218073.html?view=more

 2日に行われたJ1第18節で、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島が対戦。ホームの鹿島が5-1で大勝し、勝ち点を30に伸ばした。

 ブラジル誌『プラカール』は、同試合での鹿島の3点目となった元日本代表DF西大伍のボレーシュートが、年間最優秀ゴール賞であるFIFAプスカシュ賞に選出される可能性があると報じた。

 西の得点は70分に生まれた。元日本代表MF小笠原満男が左CKを蹴り込み、ペナルティーエリア手前に浮き球を飛ばすと、後方から走り込んでいた西が右足を一閃。鮮やかなダイレクトボレーがゴールに突き刺さった。

 同誌は西の得点について、「彼の偉大な得点は、プスカシュ賞の有力候補として出現している。相手のGKにはノーチャンスだった」と、記述した。

 また、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』電子版は3日、同得点の動画を紹介し、「技術的に完璧」と、称賛している。

 なお、今年1月に発表された2012-2013シーズンにおける同賞には、パリSGに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチの得点が選出されている。

◆鹿島セレーゾ監督「柴崎の両足は宝箱」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140803-1344860.html



<J1:鹿島5-1広島>◇第18節◇2日◇カシマ

 鹿島MF柴崎岳(22)が3点に絡む活躍を見せ、広島を圧倒した。ボランチとして前半9分に先制点の起点になり、後半18分からトップ下で攻撃をけん引。FWダビの4点目をアシストした後、2戦連発となる5点目を決めた。トニーニョ・セレーゾ監督から「柴崎の足は宝箱」と絶賛された才能で、アギレジャパン入りが期待される男が結果を出し、首位鳥栖との勝ち点差を「7」とした。

 鹿島が5発快勝で優勝争いに踏みとどまった。立役者は、やはり柴崎だった。まずは前半9分、中央から前線に走るMF中村へピンポイントのパスを通し、MFカイオの先制点の起点になった。真骨頂は、ポジションをトップ下に移してから。1-1の後半18分、本職の土居を右に回して攻撃のど真ん中へ陣取ると、上下動を繰り返す。これで相手マークを分散させると、後半21分にルイス・アルベルトが決勝弾を呼び込んだ。

 さらに後半36分、ストライカー顔負けの動きで最終ラインの裏へ抜け出す。GKと1対1になると冷静に中央のダビを見てパスを送り、無人のゴールに流し込ませた。その2分後には、お返しのご褒美だ。今度はダビがGKを誘い出してパス。柴崎がスライディングしながら5点目を決めた。

 柴崎がトップ下になってから一気に4得点が生まれた。1得点1アシストに1起点。浦和の無失点記録を止めた前節からの2戦連発に「他クラブに警戒されるんで、記事を大きくしないでいただきたい。これからもスルスル抜けていきたいので」。そう冗談を飛ばした後、持ち味のフリーランニングについて「自分がパスを受けても、おとりになっても攻撃に厚みを出せる」と冷静に自己分析した。

 この動きに、82年W杯のブラジル代表で「黄金のカルテット」を形成したセレーゾ監督も、最高級の賛辞を贈った。「柴崎の両足は宝箱だ。開ければ、ものすごい光を発する。必ず日本代表になる非凡な才能を、何とか輝かせることだけ考えている」とまで言った。

 本人もアギレジャパン入りを狙う。今回のW杯は候補止まりだった一方で、何人もの同世代選手が活躍した姿を目の当たりにした。「W杯を見て、思うところはある。代表に選ばれたいと常に言ってきたけど、飛び級はない。1試合、1プレーを大事に鹿島でパフォーマンスを見せたい」。早くも昨季の倍の今季4点目をマークした22歳が存在感を増してきた。【木下淳】

◆【J1:第18節 鹿島 vs 広島】レポート:美しいゴールのオンパレード!鹿島が5発の大勝で広島を下す。(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00176452.html

8月2日(土) 2014 J1リーグ戦 第18節
鹿島 5 - 1 広島 (18:34/カシマ/16,632人)
得点者:9' カイオ(鹿島)、55' 柏好文(広島)、66' ルイスアルベルト(鹿島)、70' 西大伍(鹿島)、81' ダヴィ(鹿島)、83' 柴崎岳(鹿島)
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試合開始時には31度を越えていた気温は、ハーフタイムになっても30度を越えたままだった。風は止まり、スタジアムのなかの空気はこもりがち。選手にとって厳しい環境が思わぬ結果の一因となったのかもしれない。昨季、3戦3敗だった広島に対し、アウェイで3-0と快勝した鹿島が、ホームでは5-1とさらなる大差で勝利した。

前半は完全に鹿島のペースだった。9分、ボールを持つ柴崎岳が、左サイドからゴール前まで斜めに走り込んだ中村充孝の動きを見逃さずにパスを出す。ペナルティエリア内でキープしながら機をうかがう中村は右横に入って来たカイオにボールを渡す。カイオが思い切り振り抜いたシュートは、水本裕貴が出した足の間を抜け、逆サイドのゴールネットを揺らした。
その後も、久しぶりの先発出場となった中村充孝の積極的な姿勢で流れを掴んだ鹿島の攻勢が止まらない。相手のバックパスを拾った土居聖真がGKと1対1を迎えた他、速攻からダヴィが複数のチャンスを迎えるなど、追加点を奪える機会を何度もつくり出す。しかし、腰を痛めて遠征に参加しなかった林卓人に代わってゴールを守った増田卓也が落ち着いた対応でシュートを弾き返すと、鹿島に2点目を許さなかった。

ただし、前半の広島はほとんどチャンスをつくることができなかった。攻撃のスイッチとなる縦パスを入れることができず、最終ラインがパスをまわしながらチャンスをうかがうも結局GKまでボールが戻ってしまい、スタジアムは大きなブーイングに包まれた。状況を打開すべく、それまで柴崎にピタリとマークされなかなかボールを触れなかった高萩洋次郎が、25分過ぎから位置を下げて懸命にボールを動かそうとする。そのあたりから、ようやく右サイドの深い位置から中央にクロスを折り返せるようになり、柏好文のところから何度かチャンスはつくったが鹿島の選手たちの集中力も高くスコアは動かなかった。

「前半、もっと失点していてもおかしくないようなピンチをつくられましたけど、0-1で折り返すことができて、それは後半に向けてまだまだやれるというチャンスをもらって、今度は我々がアグレッシブに行こうと後半に入った」
試合後、森保一監督が説明した通り、後半は広島のペースから試合が始まる。佐藤寿人と山岸智を下げて、皆川佑介とミキッチを投入し、攻めの姿勢を強く打ち出す。すると、1トップに入った皆川が強靱なフィジカルを発揮して起点となる。佐藤とは全く違う持ち味を持つ皆川に鹿島のDF陣は少なからず混乱。55分、ゴール前でDF同士がお見合いしてしまったところを皆川に突かれ、最後は柏が押し込み、広島が同点に追いついた。

この得点によってスコアだけでなく試合の流れも一気に五分五分に引き戻された。むしろ前半多くのチャンスを逃した鹿島には嫌な空気も流れ始めていたのかもしれない。しかし、ここでトニーニョセレーゾ監督の采配がズバリ的中する。前半でもも裏を痛めていた中村充孝に代えてルイスアルベルトを投入すると、そのルイスアルベルトが66分に再び広島を突き放す2点目をあげる。さらに70分には左CKから西大伍が豪快なボレーシュートを叩き込み、短い時間で一気に流れを変えた。その後は、前掛かりになった広島の背後を突き、さらに2点を加算。終わってみれば大量5得点で、昨季優勝を決められた屈辱を多少は晴らす勝利をあげた。

ルイスアルベルトの追加点が試合を大きく動かしたことは事実だが、彼が入った時に柴崎岳をトップ下に置き、土居聖真が右MF、カイオが左MFという布陣に変更したのが大きかった。トップ下で攻撃に専念できるようになった柴崎は、パスの中継地点として自在にボールを動かし、速攻になればゴール前に飛び出して次々とチャンスを生み出す。圧倒的な存在感を90分に渡って見せつけた。

「彼の足には宝箱がある」
独特の言い回しで愛弟子を絶賛したセレーゾ監督。その宝箱をなんとか開けようとさまさまな工夫を監督はこらしてきたようだが、柴崎の好パフォーマンスは中断明けから試合を進めるごとに凄みを増している。いよいよ持っている能力を存分に発揮し始めた印象だ。若いチームが柴崎を中心にうまくまわり出した。

以上

2014.08.03 Reported by 田中滋

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