日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年11月2日月曜日

◆J1鹿島は中村憲剛獲れず…幹部悔い「あんな細いヤツは通用せん!」と一蹴され断念(中スポ)






 J1川崎の元日本代表MF中村憲剛(40)が1日、今季限りでの現役引退を表明した。かつて川崎を担当した本紙記者が中村にまつわる話を紹介する。

   ◇   ◇

 古い話になるが、中村憲剛は鹿島でプロ生活を始めていた可能性があった。J1鹿島を歴代最多の20冠に導き、「満(マン)さん」の愛称で多くの人から慕われる鈴木満取締役・フットボールダイレクターは「オレは憲剛が欲しかったんだよ。だけどなあ…」と、今でも悔しがることがある。

 中大4年当時、年代別代表入りの経験がない憲剛の評価は高くなかった。大学卒業が近づいてもプロ入り先は決まらず、同じ中大OBの満さんを頼って鹿島の練習に参加。憲剛の能力にほれ込んだ満さんは取締役会で獲得を強く訴えた。だが、他の取締役に「あんな細いヤツはプロで通用せん!」と一蹴され、泣く泣く獲得を断念。憲剛は満さんと高校で同級生だった庄子春男GMのいる川崎で、練習生からプロ生活を始めた。

 記者も「うまいけど、華奢(きゃしゃ)」と、憲剛が大成するとは思わなかった。だが、2年目、関塚隆監督(当時)がトップ下からボランチにポジションを代え、相手の圧力が減ったことが転機となり、メキメキとその実力を上げた。2006年には日本代表入りし、10年にはW杯南アフリカ大会に出場。16年のJリーグMVPなどの活躍は、ご存じの通りだ。

 鹿島には、憲剛のひとつ上で、1999年世界ユース選手権(現U―20W杯)で銀メダルを獲得した黄金世代の小笠原満男、中田浩二、本山雅志らがいた。憲剛がその才能を開花させられたかどうかは分からない。ただ、鹿島が世代交代に苦しみ、タイトルから遠ざかっていたころ、「庄子、憲剛を返せ」と、日本一の強化担当が冗談めかして愚痴ることがあったと聞いている。(相原俊之)


◆J1鹿島は中村憲剛獲れず…幹部悔い「あんな細いヤツは通用せん!」と一蹴され断念(中スポ)





◆【安西幸輝×鈴木優磨特別対談】Vol1.古巣・鹿島への思いについて(VICTORY)






2019年まで鹿島アントラーズに所属した安西幸輝と鈴木優磨は、次世代における日本代表の中核を担うべくヨーロッパに活躍の場を求めた。彼らが鹿島を離れ、それでもなお古巣に抱く思い入れについて語った。

*本インタビューは7月上旬に実施したものになります。





サッカー人生において、キャリアがどれだけ輝かしいものであるかは、引退時のタイトルの数で決まる by ジーコ


Q:過去を振り返ることになるのかもしれないですけど、改めてアントラーズで一番かけがえのない経験になったのはなんですか?

鈴木:「サッカー人生において、その人のキャリアがどれだけ輝かしいものであるかは、引退した時のタイトルの数で決まる」って、ジーコが言ってたんですよ。僕も安西も優勝できるチームには来ていないので、優勝できる環境にいることは幸せだなって改めて思うし、貴重な経験だと思ってます。

Q:取ったタイトルの中で印象に残ってるものを1つ挙げるとしたら何ですか?

鈴木:やっぱACLですかね。ちゃんと自分がスタメンで出始めて取れたタイトルだったので、すごく思い入れがありますし、優勝っていいなって改めて思いました。それ以外にも3つタイトルは取ったんですけど、全部(試合に)出て勝つって意味では、それらとはまた違ったような感覚でしたね。

Q:安西選手は、アントラーズ在籍期間で得たものや感じたものについて、どうですか?

安西:僕は一年半しかいなかったんですけど、鹿島は、チーム内の競争がすごく激しいし、どの選手をとっても良い選手だなって思いますね。僕は入団した年にACLを取れたんですけど、あのACLも、一回戦二回戦準決勝と大変な試合が続く中で、選手自身がうまく軌道修正しながら戦ってたんですよね。そこが鹿島のすごいところだと思っていて、僕はついていくので精一杯だったので、タイトルに貢献できたとはちょっと言い難いですけど、すごく印象に残ってます。

Q:アントラーズの動向ってお二人は今も気にしてますか?

鈴木:僕は非常にみてますね。(三竿)健斗とかと連絡取って「今どういう感じ?」とか、「どういうメンバーなの?」とかは聞いてますね。

Q:鹿島にどんなことを期待していますか?

鈴木:今年からサッカーが変わって、今まではどちらかというとリアクションサッカーだったんですけど、ザーゴ監督になってから、「自分たちのサッカーで勝ちたい」っていう方向になってますね。まだ走り出すには時間がかかるとは思いますけど、常に優勝争いしてるチームなので、毎年少なくとも一個はタイトルを取ってほしい、って気持ちで見てますね。

安西:僕もこの間の(アントラーズと)町田との練習試合をYouTubeで見たんですけど、僕らがいた時にメンバーにも絡んでない(関川)郁万だったりが試合に出てて、「こいつ成長してんなー」とか思いましたね。監督が代わったのもあって、今年は開幕戦でも「自分たちのサッカーをする」というように見えましたし、このメンバーならタイトル取れると思うので、取れるように頑張ってほしいなって思います。

鈴木:(町田との練習試合をYouTubeで見て)僕個人の意見ですけど、良くも悪くも「日本人らしさ」が出てるなって感じましたね。日本人は、選手全員が監督のやりたいサッカーをちゃんとやろうとするんですけど、外国人は監督のやりたいことをしつつも、「これは違う」と思ったところは曲げないんですよね。だから良いようにハマっていくと思うんですよ。鹿島のこの前の試合はうまくハマったとは言い難いと思うんですけど、その理由は「1から10言われたことをやろうとする」ところにあるんじゃないかと思いますね。監督のやりたいこともやらなきゃいけないし、その上で自分の色も出さなきゃいけないし、そのバランスが難しいですね。


コロナ禍で苦しむ子どもたちにサッカーボールを贈りたい


安西幸輝と鈴木優磨が参加する「PasYou」では、ファンやサポーターから届いたリクエストに応じて参加アスリートがひとりひとりに向けたビデオメッセージを個別に送るサービスを展開しています。
 「ファンやサポーターにプレーを見せる以外で何かできることはないだろうか」という共通の課題を感じていた2人は、新型コロナウイルス感染拡大によって苦しんでいる状況のなかで「元気にしたい、笑顔を届けたい」と思い、「PasYou」のサービスを通したプロジェクトを立ち上げました。以前のようにサッカーをできなくなってしまった地元の子どもたちに、「PasYou」のサービスで得た利益を還元してサッカーボールをプレゼントするという。
 千葉県銚子市で生まれた鈴木優磨は、「地元はもともと静かな街でしたが、年々と人が減っているように感じています。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で店を閉めなくてはいけなかったりと、厳しい状態にあると聞きました。全国でも厳しい状況にあることは理解していますが、まずは地元を少しでも活気づけたいと考えています」と、地元への愛を語っている。
 また安西幸輝は、「小学生の頃の経験はすごく大切で、初めてサッカーを好きになる期間だと思います。その期間に外で友だちと遊んだり、練習したりできないのはつらい。それが影響して、サッカーから離れて欲しくないなと思っています」と、コロナ禍による子どもたちへの影響を懸念している。
 そんな2人が「今できること」を考えて実行するのが、今回の「PasYou」を使ったサッカーボールのプレゼント企画。2人の思いに賛同する人は、「PasYou」を使って個別のメッセージをリクエストしてみてください。


◆【安西幸輝×鈴木優磨特別対談】Vol1.古巣・鹿島への思いについて(VICTORY)





◆鹿島ザーゴ監督「集中力と強度」中2日での横浜戦へ(ニッカン)






鹿島アントラーズのザーゴ監督(51)が1日、オンライン取材に応じ、3日の横浜F・マリノス戦に向けて「集中力と強度」を強調した。

10月31日の名古屋グランパス戦で敗れ、中2日での対戦。「名古屋戦のまえまでやってきた集中力と強度の部分で、やってきたことをやらないといけない。中2日で集中力が重要。相手というより自分たち次第」と見据えた。

名古屋戦でMFファン・アラーノが2枚の警告で退場となり、MF和泉が負傷交代。指揮官は人選について「まだ1日あるので、選手の状態を把握することができる。チーム編成をしっかりしていかないと」と話し、チーム一丸で勝利をつかみにいく。


◆鹿島ザーゴ監督「集中力と強度」中2日での横浜戦へ(ニッカン)


◆【鹿島】主力のケガ、退場、そして敗戦。度重なる試練と向き合う永木亮太「チームの総力が試される」(サッカーマガジン)






10月31日、明治安田生命J1リーグは第25節が開催され、鹿島アントラーズは名古屋グランパスとカシマスタジアムで対戦。試合開始早々に金崎夢生にPKで先制ゴールを奪われると、終了間際にはマテウスに追加点を許し、敗戦。永木亮太は悔しさをかみしめた。


■2020年10月31日 J1リーグ第25節(@カシマ:観衆8,912人)
鹿島 0-2 名古屋
得点:(鹿)なし
   (名)金崎夢生、マテウス


試合開始直前の先発変更。「こういった経験は初めて」


 試合前は、スターティングメンバーの一人として『三竿健斗』の名前がカシマスタジアムにアナウンスされていた。だが、いつもならば先頭を切って入場してくるはずの背番号「20」の姿がない。代わりにキャプテンマークを巻いてピッチに現れたのは背番号「6」、永木亮太だった。

「最初から行く準備は、正直していなかったです。(先発出場を)言われたのは、試合の10分前くらいかな。個人的にもこういった経験は初めてです。でも、戸惑いなくゲームに入ろうと思っていたし、アップもしていたので、そこまでキツさは感じなかったです」

 試合前のウォーミングアップ中に三竿健斗にアクシデントが起こり、永木が先発のピッチに立った。勝ち点「45」で並ぶ名古屋との上位対決。待ち受けていたのは、試練の数々だった。永木は次のように試合を振り返る。

「立ち上がりにPKを取られて失点してしまって、そこから相手の守備の堅さが増して、自分たちがなかなかこじ開けられなくて。ずっと我慢の試合(展開)が続きました。なんとかして1点を取ろうとしていたけれど、そのタイミングでの後半のアラーノのレッドカードが非常に痛くて…。それでも攻めに行ったけれど、なかなか同点に追いつけず、最終的にはああいう形で2失点目を喫してしまいました。絶対に勝ちたかったんですけれど、非常に残念です」

 前半7分にかつてのチームメイトでもある金崎夢生にPKで先制され、後半23分にはファン・アラーノが2枚目のイエローカードを受けて退場。後半アディショナルタイムには前がかりになったところで名古屋にボールを奪われ、最後はマテウスに追加点を決められた。

 痛手となったのは、勝ち点を得られなかったことだけではない。前半33分には、今季リーグ戦で全試合出場を続けている和泉竜司が倒れ込み、担架で運ばれてピッチを後にした。

 次の試合は3日後、アウェーでの横浜FM戦。出場停止のファン・アラーノに加え、ケガを負った三竿健斗と和泉竜司も欠場する可能性がある。シーズンの佳境での前年王者との対戦で、主力3人を欠くことが予想される緊急事態。それでも、永木は力強い言葉を放つ。

「今日は竜司(和泉)もケガ、健斗(三竿)もケガで出られないというアクシデントが続きました。もう負けられない試合が続きます。代わりに入る選手がしっかり活躍して勝つ。それがうちの強み。中2日なので、代わりに入る選手の方がフレッシュだし、チームの総力が試されるんじゃないかと思います。次も負けられない相手なので、アウェーですけれどしっかり勝ちたいです」

 伝統の6番を受け継ぐ闘将が、試練に直面したチームを再び立ち上がらせる。

現地取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


◆【鹿島】主力のケガ、退場、そして敗戦。度重なる試練と向き合う永木亮太「チームの総力が試される」(サッカーマガジン)





◆【J1採点&寸評】鹿島0-2名古屋|敵のエースを抑え込んだCBがMOM! 完敗の鹿島の選手たちは…(サッカーダイジェスト)






鹿島――沖は終了間際に痛恨のミス


[J1第25節]鹿島0-2名古屋/10月31日/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島 4.5
不用意なファウルでPKを献上。試合を通じて攻撃は迫力も工夫も乏しく、後半は退場で数的不利を強いられ、ミスから2点目を決められる。収穫を見つけるのが難しい不甲斐ない戦いぶりだった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 5
金崎のPKは逆を突かれて止められず。ビッグセーブもあったが、終了間際には自身のフィードのミスから2点目を奪われる。

DF
37 小泉 慶 5.5(84分OUT)
タイミング良く攻め上がって、攻撃に厚みをもたらす。後半も精力的に振る舞ったが、ゴールには届かなかった。

39 犬飼智也 5.5
冷静な対応で相手の攻撃を撥ね返し、ビルドアップもソツなくこなす。自ら持ち運ぶ場面もあったが、得点には結びつかず。

28 町田浩樹 5.5
序盤から金崎と激しくやり合う。ボランチが降りてきた時のポジショニングは良かったが、やや軽率さも。

14 永戸勝也 5(84分OUT)
勢いを持って敵陣に侵入することはできていたが、相手を慌てさせるようなプレーはそこまで多くなかった。

MF
6 永木亮太 5.5
上手く引き出したボールを効果的に捌く。退場でひとり少なくなってからもバイタリティ溢れるプレーで奮闘を見せたのだが……。

4 レオ・シルバ 5.5(60分OUT)
推進力あるプレーで攻撃をサポートも、あと一押しが足りなかった。敵の決定機を阻止した36分のパスカットは見事だった。


鹿島――2トップはいずれも厳しい評価に





MF
7 ファン・アラーノ 5.5
サイドハーフでもボランチでも持ち前のテクニックで敵を翻弄。頼りになったが、イエローカード2枚で退場。

11 和泉竜司 5(33分OUT)
エリア内でのマテウスへのファウルでPKを献上。左足を負傷して無念の途中交代と、悔しい内容に。

FW
8 土居聖真 5(60分OUT)
中間ポジションを取りながら、攻撃の糸口を探り続ける。ただ、脅威を与えるパフォーマンスは見せられなかった。

9 エヴェラウド 5
前半は思うようなパスが届かず、相手ゴール前での見せ場は限られる。後半も状況は変わらず、77分のFKはブロックされた。

途中出場
MF
26 荒木遼太郎 5.5(33分IN)
和泉の負傷交代を受けてスクランブル出場。時間の経過とともに動きが活発化し、惜しいシーンを作るも、それ以上はなかった。

FW
36 上田綺世 5.5(60分IN)
滞空時間の長いヘッドで前線の基準点になろうとしたが、奏功せず。シュートチャンスにもあまり恵まれなかった。

MF
25 遠藤 康 5.5(60分IN)
アディショナルタイムには、ペナルティエリアのほぼ中央から左足を思い切り振り抜くも、渾身のシュートは決められず。

MF
30 名古新太郎 ―(85分IN)
中盤のセンターに入り、攻守に忠実なプレー。出場時間が15分未満のため採点なし。

MF
27 松村優太 ―(85分IN)
ドリブル突破を見せるもラストパスに課題。出場時間が15分未満のため採点なし。

監督
ザーゴ 5
負傷交代や退場など難しいシチュエーションでの采配になったが。敵の堅守を崩す策が物足りなかった。


名古屋――マテウスは勝負を決する鮮やかなループ


44 金崎夢生 6.5
冷静にPKを沈めて1得点。2列目を活かすポストプレーも。闘争心溢れるプレーでチームをけん引した。

27 相馬勇紀 6
クロスは今ひとつだったが、縦への鋭い抜け出しは悪くなかった。素早い戻りで守備陣を助ける働きも。


◆【J1採点&寸評】鹿島0-2名古屋|敵のエースを抑え込んだCBがMOM! 完敗の鹿島の選手たちは…(サッカーダイジェスト)





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