日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年9月26日水曜日

◆サッカーの神様ジーコ氏「茨城・鹿嶋市は第2の祖国」(産経ニュース)






 サッカーの元日本代表監督で、J1鹿島アントラーズのジーコ・テクニカルディレクター(65)が25日、茨城県鹿嶋市役所に錦織孝一市長を表敬訪問した。ジーコ氏は鹿島が来月7日に本拠地のカシマスタジアム(同市神向寺)で開くイベントをPRするとともに、鹿島での抱負を語った。

 かつて選手として鹿島に所属し、同市の名誉市民となっているジーコ氏が「温かい歓迎に感謝している。鹿島が飛躍できるために頑張っていきたい。鹿嶋市は私の第二の“祖国”だ」と語ると、錦織市長は「ジーコ氏がテクニカルディレクターになってから、選手らが発破をかけられたような感じがする」とジーコ氏の影響力に期待を示した。

 鹿島は来月7日、カシマスタジアムでJ1リーグ戦にあわせて「ホームタウンデイズ鹿嶋の日」と銘打ったイベントを開催。市民らが無料や優待価格で試合を観戦できるほか、キックオフ前には地元の幼稚園児らによるダンスパフォーマンスなどが披露される。

 試合には市内全小学校の1~6年生約3500人が招待され、声援を送る予定だ。ジーコ氏は「次世代を担う子供たちにプレーを見てもらいたい」と呼びかけている。

 元ブラジル代表のジーコ氏は平成14年から18年まで日本代表監督を務めた。鹿島のテクニカルディレクターは14年以来16年ぶりの復帰で、チーム編成や強化面のサポートをしている。(水戸支局 丸山将)







◆サッカーの神様ジーコ氏「茨城・鹿嶋市は第2の祖国」(産経ニュース)




◆ジーコ氏「川崎戦来場を」 カシマで来月7日 市長表敬し呼び掛け(茨城新聞)






サッカーJ1鹿島アントラーズのテクニカルディレクターに再任した元日本代表監督のジーコ氏(65)が25日、鹿嶋市平井の市役所に錦織孝一市長らを訪ね、10月7日午後1時からの川崎フロンターレ戦への来場を呼び掛けた。

同市の名誉市民でもあるジーコ氏が来庁すると、大勢の市職員らがポルトガル語で「お帰り」などと書かれた紙を掲げて歓迎。ジーコ氏は「27年前、妻とこの庁舎を訪れた時も笑顔で歓迎してくれた。また、温かい歓迎をしてくれありがたい」と感謝した。錦織市長との懇談では「市民の力なく鹿島は存在できなかった」などと、クラブと市のつながりの重要性を熱く語った。

県立カシマサッカースタジアム(同市神向寺)での川崎戦は、ホームタウンデイズ「鹿嶋の日」として開催。市内全12の小学校の児童約3500人を招待し、大応援団で鹿島の勝利を後押する。錦織市長は「子どもたちに試合を見せ、将来の鹿島を支える存在にしたい」と狙いを説明。ジーコ氏は「子どもたちにはスタジアムだけでなくクラブハウスにも来てもらい、一緒に写真を撮ったりしたい」と述べた。

全校応援のほか、同市をPRするステージイベントや特産品を使った料理を販売。同市在住、在学、在勤者は入場料を優待。小中高生と65歳以上、ファンクラブ会員は無料。そのほかは千円で観戦できる。(藤崎徹)




◆ジーコ氏「川崎戦来場を」 カシマで来月7日 市長表敬し呼び掛け(茨城新聞)




◆パトリックに決められた悔しさを糧に。次は必ず勝つ――鹿島CBチョン・スンヒョンの誓い/天皇杯4回戦(GOAL)



チョン・スンヒョン JUNG Seung-Hyun


18日にはマカオでACL準々決勝第2戦を天津権健と戦い、3-0で準決勝進出を決め、23日には明治安田生命J1第27節アウェイで北海道コンサドーレ札幌を2-0で破り、暫定4位に順位を上げた鹿島アントラーズ。休む間もなく26日、天皇杯4回戦・サンフレッチェ広島戦を迎える。


■クリーンシート2試合 。連勝の後でも


「周りにいい選手がたくさんいるので、コミュニケーションを取りながら自分がやるべきことに集中できています」

元セレソンのアタッカー、アレシャンドレ・パトと対峙したマカオの90分。そしてJでも屈指の長身コンビ、都倉賢とジェイとのエアバトルを繰り返した札幌の夜。クリーンシートを2枚重ねた後であっても、チョン・スンヒョンは謙虚な言葉を連ねていた。

内外に衝撃を与えた金崎夢生の移籍と時を同じくして、サガン鳥栖からの加入が発表されたのは7月24日だった。リオ五輪に続いてW杯のメンバーにも選出された栄誉、そしてロシアのピッチに立てなかった悔しさを胸に秘めた24歳が、新たな挑戦としてアントラーズでのプレーを決断したのだった。

加入発表からわずか2日後、大阪遠征中のチームに合流。兄貴分のGKクォン・スンテが「もともと静かな性格」という新戦力は、少し強張った面持ちでグラウンドへ向かった。そこへキャプテンが歩み寄る。ペアを組み、言葉を交わしながらウォーミングアップ。緊張が瞬く間にほぐれていく。そしてその2日後、さっそくベンチ入りメンバーに名を連ねる。内田篤人に導かれ、吹田のビジタースタンドを埋め尽くした背番号12に挨拶。“アントラーズのスンヒョン”が誕生した瞬間だった。

待望のデビューは8月5日のJ1第20節。スンヒョンは犬飼智也とセンターバックでコンビを組み、スンテのアクシデントで急遽先発したGK曽ケ端準とともに守備陣を形成。清水エスパルスの攻撃をシャットアウトしてみせた。

そして後半アディショナルタイム、打点の高いヘディングで西大伍の決勝弾を演出したのも背番号5だ。「赤いユニフォームが見えたので、そこに落とそうとしたんです」。攻守両面の活躍で「素晴らしいサポーターの前でデビューできて、勝つことができてうれしいです」と、初戦で掴んだ勝利を喜んだ。

「チームのために体を投げ出して守備をする、献身性を見てもらいたいと思っています」

その言葉を体現するように、スンヒョンは気迫に満ちたプレーでチームを支え気迫に満ちたプレーでチームを支え続けている。リーグ戦では清水戦から8試合連続でフル出場。35番を背負うACLでも、天津権健との180分を無失点で終えた。百戦錬磨の曽ケ端からも、「ロングボールをはね返すだけでなく、つなぐヘディングをしてくれます。周りも見えているし、競り合いも強いですね」と、厚い信頼を掴んでいる。

そして、守護神はもう一人。「いろいろなことを聞かれます。できるだけサポートをしていきたいですね」。スンテもまた、“弟”が見せる積極的な姿勢を明かし、期待をかけていた。「集中していない時は、日本人選手よりも叱ってしまうかもしれないですね」と冗談交じりに笑う背番号1。当のスンヒョンに話を向けると、呼応するように「後ろにスンテさんがいるので、集中できています。韓国でも最高のGKで、大先輩です」と、こちらも笑顔を見せている。


■べスト8への切符を全力でつかみ取るのみ





鹿のエンブレムを纏い、既に10試合を戦ったスンヒョン。チームにすっかり溶け込んだ今、改めてアントラーズでプレーする心境を聞いた。返ってきたのは、ともに戦う背番号12への思い。

「昨季のACL、蔚山に所属していた時に対戦した試合の印象があったんです。素晴らしいサポーターです」

愛情と情熱を受け止め、アントラーズファミリーとともに突き進む。

26日水曜日。聖地・カシマスタジアムで対峙するのはリーグ首位の広島だ。忘れもしない9月1日、リーグ戦第25節アウェイでの惨敗、同点被弾はスンヒョンにとって心底悔しいものだった。

パトリックとの空中戦、先に跳んでボールをはじき返したプレーがファウルを取られると、FKのマークを外されてヘディングで決められた。「結果的にファウルになったので…」と多くを語ろうとはしなかったが、その瞳に闘志が宿った。

「次の試合は必ず勝ちます」

札幌の夜を締めくくったのは、勝利への誓いだった。難敵を迎え撃つ、聖地でのノックアウトマッチ。スンヒョンがアントラーズを守る。スンヒョンとともに、ベスト8の切符を掴み取る。


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◆パトリックに決められた悔しさを糧に。次は必ず勝つ――鹿島CBチョン・スンヒョンの誓い/天皇杯4回戦(GOAL)


◆ついに“壁”を突破した常勝軍団…悲願のアジア制覇へのキーマンは?(サッカーキング)






 9月22日、日本テレビは「サッカーアース」を放送。ベスト4が出揃ったAFC・チャンピオンズリーグ(ACL)を特集した。

 日本勢で唯一勝ち残った鹿島アントラーズは、準々決勝で中国の天津権健と対戦。1stレグをレオ・シルバ、セルジーニョのゴールで2-0で勝利し、2ndレグに挑んだ。マカオで開催された一戦は13分、セルジーニョの2試合連続弾で鹿島が幸先よく先制に成功する。さらに、27分に安部裕葵が追加点を挙げると、後半には土居聖真のゴールで勝負あり。2戦合計5-0で天津権健を下し、初のベスト4進出を果たした。

 悲願のアジア制覇が見えてきた。通算獲得タイトルで歴代最多の19冠を誇る鹿島が、唯一手にできていないアジアタイトル。あと4試合、熾烈を極めるホーム&アウェイの戦いを勝ち抜けば、クラブ史上初のビッグタイトルが手に入る。内容も充実している。上海上港(中国)との1回戦では、フッキ、オスカル、エウケソンら強力ブラジル人を擁する強豪相手に4-3で競り勝った。天津権健戦では計5得点を挙げると、2試合連続でクリーンシートを記録。リーグ戦、カップ戦の勝利も含め、現在公式戦4連勝中とチーム全体の調子も上向きだ。同番組で解説を務める北澤豪氏も、現在の鹿島の強さに太鼓判を押した。

「(ACLの)準々決勝まで来て合計5点を獲れる攻撃力もそうだけど、一番は無失点で抑えられたことじゃないですか。相手も強いから攻められる時間帯はあると思うんですよ。それをきっちりみんなで守り切れることは強みだと思います」

 北澤氏が言うように、天津権健とのアウェイゲームは序盤から攻め込まれる時間帯が続いた。それでも、チーム一丸でピンチを脱すると、攻撃にもリズムが生まれ快勝を収めた。特筆すべきは内田篤人の攻守に渡る奮闘だ。サイドのマッチアップで優位に立つと、前半には相手のシュートをゴールライン上でブロックし、失点を阻止。守備で活躍を見せた後にはチャンスと見るや攻撃参加し、阿部のゴールをアシストした。





「あとはセルジーニョですね。大事なところでの決定力が高い。さすがジーコが認めただけのことはある」(北澤氏)

 セルジーニョは7月末にチームへ入団すると、すぐにフィットした。リーグ首位のサンフレッチェ広島戦で初ゴールをマークすると、川崎フロンターレと対戦したカップ戦でも得点。さらに、天津権健には2戦連続でゴールを見舞い、準決勝進出に大きく貢献した。

 サントスに所属していた7月、中東からもオファーが届く中、テクニカルディレクターのジーコ氏が興味を示したことを知り、鹿島入団を決意。ここまではフィニッシャーとしてチームの原動力となっているが、チャンスメーカーとしての一面も持ち合わせているテクニシャンだ。左足から繰り出される長短を織り交ぜたテクニカルなパス、強烈なシュートは準決勝を勝ち抜く上でも強力な武器になることは間違いない。




 10月3日、鹿島は決勝進出を懸けて韓国の水原三星と対戦する。まだ見ぬ頂へ、常勝軍団が激戦必至の4試合に挑む。

 なお、次回の「サッカーアース」は、10月6日(土)25:30から放送される(関東ローカル)。







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