日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年6月8日火曜日

◆好調町田を牽引するパサー・平戸太貴 得意のスルーパスで松本山雅を攻略(the WORLD)






6位の町田ゼルビア


5日に行われた明治安田生命J2リーグ第17節町田ゼルビア対松本山雅FCの一戦は、5-1で町田の大勝に終わった。前半に山雅の常田克人が決定機阻止を理由に主審から提示されたカードの色は赤。序盤での退場者で一気にアドバンテージを得た町田は攻め続け、今季初となる5得点を記録し、勝ち点3を積み上げた。

この試合左サイドハーフで先発し、今季4点目となるゴールを決めたのは背番号「10」を背負う平戸太貴だ。

2016年に鹿島アントラーズでプロデビューを果たした平戸。その翌年に期限付き移籍で町田に加入し、一度は鹿島に戻るも、再び町田に戻り完全移籍を果たした。近年の町田の攻撃を牽引した人物に一人であり、町田の顔と言える存在だ。

ポジションは主に2トップの一角だが、左サイドハーフ、右サイドハーフ、ボランチと任されるポジションは多く、高いユーティリティ性を持っている。

平戸の強みは左右で精度の高いキックを供給できるところにあり、特に右足からは何度もゴールをお膳立てしている。フリーな選手を見つけ絶妙なスルーパスを出す回数が多く、山雅戦でも一本のパスで相手守備陣を無力化していた。また、左サイドでボールを持てばカットインからパスやシュートと選択肢が豊富な選手である。守備でもある程度は強度の高さを保っており、サイドハーフやセカンドトップであれば問題なく起用できる。

しかし、ゲームから消えてしまう場面もしばしば見られる。町田が右を中心としている場合もあるが、もう少しボールに絡んでもいいように思える。ボールを持てば何か起こしてくれる選手ではあるので今後に期待したい。

今季で町田は5年目となる平戸。J2では既に知名度のある選手ではあるが、24歳であり、そろそろトップカテゴリーで活躍する平戸の姿を見てみたい。




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◆鹿島採点&寸評 1ゴール1アシストの復調点取り屋がMOM!ルヴァン杯通算22度目の8強入り(報知)






◆ルヴァン杯▽プレーオフステージ第2戦 鹿島2―1清水(6日・カシマスタジアム)

 鹿島はMFアラーノ、FWエヴェラウドのゴールで清水を2―1で下し、2戦合計3―1としてクラブ通算22度目の8強入りを決めた。

 採点と寸評は以下の通り。

相馬直樹監督【6・0】怒涛の15連戦は9勝2敗4分けで終了。リカバリー中心で戦術練習ができない中、奮闘と言える数字

GKクォンスンテ【6・0】危うい飛び出しもあったが、ハイボール処理など際どいプレーを平然とこなしたことにフォーカスしたい

DF常本佳吾【6・5】一瞬の隙を突いたスローインで決勝点演出。サイドバックを嫌々やっている全国のサッカー少年・少女にぜひ見てもらいたい投球術。守備でも身体能力の高さ発揮

DF林尚輝【6・0】足を出さずサイドにじわじわ追い込んだり、遅らせて挟み込んだり、1年目らしからぬ賢いプレー選択ができる印象

DF犬飼智也【5・5】背後をチラッと見た瞬間にパスを出され、後手を踏む形で失点。準備不足露呈はあの場面だけ。非常にもったいない

DF永戸勝也【5・5】足元は精度を欠いたが、頭で相手のフィードを弾き飛ばしてアラーノのゴールを演出

MFピトゥカ【6・0】エヴェラウド弾アシスト。どっちが決めたかわからないぐらいド派手なガッツポーズと絶叫でベンチの選手と抱擁。かの有名なムンクの絵の彼より叫んでた

MFレオシルバ【6・0】いつも以上に緩急自在でリズミカルな動きで攻撃を展開。楽観的すぎる軽いプレーもあったが。清水ゴール裏から響くサンバのリズムの影響が多少あったかもしれない

MF白崎凌兵【5・5】失点シーンは気を抜いて寄せきれず。タスク多すぎ感もあったが、ブラジル人4人先発時は何かと助かる存在であることは間違いない

MFアラーノ【6・5】フェイスガード着用に屈せず同点弾。前半35分過ぎまではミス連発でBADMANだったが、華麗なゴールで勝利のヒーローBATMANに

MF土居聖真【5・5】真ん中でもサイドでも踏ん張りが足りず、というより踏ん張りが必要なプレーをしてしまい、周りを生かしきれなかった

FWエヴェラウド【7・0】1ゴール1アシスト。ケチャップの蓋、ついに外れる。あとはギュッと握りつぶしてドバドバするのみ。MOM

MF遠藤康【6・0】後半28分IN。安定と安心を安全をピッチにもたらす

MF松村優太【5・5】後半28分IN。守備第一の指示もあったかと思うが、少なくとも三竿、杉岡INまでは速さを持ち味とする選手の動きをしてもよかった

MF三竿健斗【―】後半41分IN。試合を締める役目でピッチへ。出場時間短く採点なし

DF杉岡大暉【―】後半41分IN。試合を締める役目でピッチへ。出場時間短く採点なし

DF小泉慶【―】後半45分IN。試合を締める役目でピッチへ。相手に寄せてシュート体勢を崩させたシーンは隠れたビッグプレー。出場時間短く採点なし

今村義朗主審【6・0】和やかな雰囲気で試合を裁きつつ、一線を超えたプレーには鋭い目つきでバチッとイエロー。緋村剣心のような立ち振る舞い

※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ




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