日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年9月20日土曜日

◆内田篤人起用のグリコ「Bitte」新CMが完成…演技に苦戦で77個食べる(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/japan_other/20140919/233723.html?view=more


撮影の合間に笑顔を見せた内田


 江崎グリコ株式会社は19日、チョコレート菓子「Bitte(ビッテ)」の新TV-CMに、シャルケ所属のDF内田篤人を起用し、『コーヒーに合う』篇(15秒/30秒)が23日から全国でオンエア開始となることを発表した。

 昨年に続いての同商品CM起用となった内田。本編では、口の中でコーヒーが「ビッテ」にしみこんで、さらにおいしくなっていく様を、グルメリポーターさながらに「顔の表情だけ」で表現する難しい演技に挑戦している。撮影開始前に監督が「表情の練習しましょうか?」と尋ねると、「したい!させてください!!」と即答した内田だったが、序盤は苦戦。「え~。難しくないですか?終わる気がしないですよ。おれー。人を変えるなら今ですよ!(笑)」と弱音を口にする場面もあったが、「僕、デキる人には追加テイクを出しちゃうんですよね」と監督にはっぱをかけられると、「がんばれおれ!」と気合い。撮影終了時には、商品の「ビッテ」を計77個も食べていたことが明かされている

 グリコは現在、「ビッテ」を購入し、コーヒーと一緒に「ビッテ」を食べたユーザーが、『コーヒーと合わない』と感じた人を対象に、購入代金を返金するキャンペーンを実施中。新CM内でも内田が、「コーヒーにあわないと思ったら、グリコに返金してもらいます!」と宣言している。

◆シャルケの内田篤人、U-23チームの試合に出場か…指揮官が示唆(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20140920/234090.html?view=more


U-23戦に出場する可能性が報じられた内田篤人 [写真]=Bongarts/Getty Images


 トップチームに所属する選手が負傷で長らく戦列を離れていた場合、試合勘を戻すために2軍での試合に出場することはそう珍しくない。

 19日、ドイツ誌『Revier Sport』が報じたところによると、20日に開催されるレギオナルリーガ(4部相当)のシャルケU-23対RWエッセンの試合に、日本代表DF内田篤人が出場する可能性があるという。

 本来、ブンデスリーガのプロクラブの2軍であるU-23チームに、EU圏外出身の選手が出場することは原則として不可能となっている。しかしすでに在独が丸4年を超え、プロ選手としての実績も十分な内田のビザ上の扱いは、「無制限の滞在許可」。これにより、EU圏内出身者と同等の措置が受けられるとのことだ。

 当然、このことを承知しているシャルケのイェンス・ケラー監督は同日、「彼が2軍で出場することは何も問題ない」と話し、内田のU-23チームでの出場を示唆している。

 シャルケU-23対RWエッセンの試合は、ゲルゼンキルヒェンの隣町ヘルネ、モントパラスト・アレーナで20日13時(日本時間同日20時)にキックオフされる。

◆内田 20日ホームで今季初出場へ 独誌が予想(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/20/kiji/K20140920008960900.html

 シャルケDF内田が20日のホーム・フランクフルト戦で今季初出場する可能性が出てきた。19日付の独キッカー誌(電子版)がベンチ入りメンバーと予想した。

 7月に右膝を負傷して開幕から欠場が続く内田は8月下旬から練習に合流しているが、17日の欧州CLチェルシー戦でも遠征メンバーに入らなかった。なお、同誌はフランクフルトの日本代表MF長谷部はボランチ、MF乾は左ウイングで先発と予想している。

◆大迫、ボルシアMG戦で先発へ…独キッカー誌予想(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20140919-OHT1T50140.html

 ドイツ誌「キッカー(電子版)」は19日、ブンデスリーガ第4節の予想スタメンを掲載した。1FCケルンは21日にボルシアMGと対戦するが、日本代表FW大迫勇也(24)が先発復帰の予想となっている。両チームの予想スタメンは以下の通り。

 ☆1FCケルン

 ▽GK ホルン

 ▽DF ブレシュコ、マロフ、ウィマー、ヘクター

 ▽MF レーマン、フォクト、リッセ、大迫、ハルファー

 ▽FW ウジャ

 ☆ボルシアMG

 ▽GK ゾマー

 ▽DF ジョンソン、シュトランツル、アルバロドミンゲス、ベント

 ▽MF クラマー、ジャカ、ハーン、トラオレ

 ▽FW ラファエル、クルーゼ

◆横浜M・斎藤、柴崎との直接対決も平然「やることに変わりない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140920/jle14092005010001-n1.html

 横浜MのブラジルW杯日本代表のMF斎藤が19日、アウェー鹿島戦を前に意気込んだ。9日のベネズエラ戦で代表初ゴールを決めたMF柴崎との直接対決になるが、「気になるとかならないとかではない。自分のやることに変わりはないので」と、“ハマのメッシ”は平然。右膝に不安を抱えながらも「大丈夫です」と話し、ミニゲームなどで約1時間調整した。 (みなとみらい)

◆俊輔、柴崎認めるも「海外ではまだ」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140920-1369684.html

 横浜の元日本代表MF中村俊輔主将(36)が、鹿島の若き日本代表MF柴崎岳(22)の力を認めた。19日、横浜市内で今日20日の対戦(カシマ)に向け調整。9日ベネズエラ戦で代表デビュー&初ゴールを決めた新星の攻撃力をまず警戒した。「あの子はボランチじゃないよね。トップ下か3ボランチの右とかで生きる。代表でもそうだったし」とスラスラ話した。柴崎は定位置ダブルボランチの一角に入る見込みだが、素早い切り替えからの攻撃力が要注意だと分析していた。

 もっとも、まだ脅威と感じるまでの位置付けではないようだ。「頑張ってほしいね」とエールを送り「海外でやるには、まだ(フィジカル面の)弱さもある」とも指摘した。国際Aマッチ通算98試合に出場し、長く日本代表を背負ったかつての10番。同1試合の新星にピッチで簡単に主役の座を譲るはずはない。直接対決で貫禄を示す。

◆柴崎“鬼軍曹”だ!逆転Vへ代表並みのパス要求(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/20/kiji/K20140920008958190.html

Jリーグ第24節 鹿島―横浜 (9月20日 カシマ)



 代表エキス注入で残り11試合全勝を狙う。前節・大宮戦でリーグ戦負けなしが9試合で止まった鹿島はホームで横浜と対戦。アギーレジャパンで1得点デビューを飾ったMF柴崎はチームメートに「もっと(パスの)テンポを上げて攻撃しよう」と厳しく要求し、相手の陣形を揺さぶって崩すイメージをつくった。

 MF本田やDF長友ら海外組と練習をする中で「スピードが全然違う」と痛感。それをクラブレベルでも早速実戦に取り入れた形で、DF昌子は「今までと比べて要求がもう一段高くなった」という。トニーニョ・セレーゾ監督はミーティングで「我々にはリーグ戦しかない。残り試合は全部勝て!」と厳命。首位・浦和とは勝ち点差7で、もう落とせない中、柴崎が代表クラスのパス回しで連勝街道に乗せる。

◆鹿島、踏みとどまれ J1横浜M戦(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14111371842231



J1第24節は20日、各地で9試合を行い、4位鹿島はカシマスタジアムで10位横浜Mと対戦する。キックオフは午後7時。首位・浦和との勝ち点差7を追う鹿島が優勝戦線に踏みとどまれるかを占う一番。通算成績は12勝4分け7敗、勝ち点40。

今季残りは11試合。逆転優勝を引き寄せる条件に、昌子は「監督から何が何でも11連勝しようという話があった。チームとして団結した」と明かし、ロングスパートを掛ける意気込みを示す。

横浜M戦はその目標を貫徹するための“初戦”となる。第5節では3-1で逆転勝利。相手DF陣を切り裂き、1ゴールを挙げた土居は「前半開始から(力を)出し惜しみせず全力でいく」と強気の構え。スピードを生かした攻撃から「相手が嫌がることをたくさんやれれば」と攻略法を膨らます。柴崎やカイオらが絡む素早い展開の崩しは期待が持てる。

半面、守備面はやや不安が残る。ここ2試合で4失点しており、前節は相手FKからのこぼれ球で決勝点を奪われた。横浜Mは中村の精度の高いキックと、ゴール前に飛び込む中沢と栗原の高さが武器。

鹿島のセットプレーの守りはマンツーマンが基本。先発復帰が予想される青木は「一人一人が責任を持つ。一段と気持ちを高めて対応することが大事になる」と強調。前日練習ではセットプレーでの守備対応を何度も確認した。(小林久隆)

◆鹿島vs.横浜FM、記念すべきリーグ戦50回目の老舗対決(sportiva)


http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2014/09/20/vsfm50/index.php

 1993年に産声を上げて以来、今年で22回目のシーズンを迎えているJリーグ(J1リーグ)だが、創設時からリーグに参加するクラブは通称「オリジナル10」と呼ばれる。


小笠原満男(左)と中村俊輔(右)。ともにチームの歴史を作ってきたレジェンド


 東から、鹿島アントラーズ、ジェフユナイテッド市原、浦和レッドダイヤモンズ、ヴェルディ川崎、横浜マリノス、横浜フリューゲルス、清水エスパルス、名古屋グランパスエイト、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島がそれにあたる(呼称は当時のもの)。

 そして、1998年シーズンを最後に消滅した横浜フリューゲルスは別として、この「オリジナル10」の中で、まだ一度も2部に降格したことのないクラブがある。それが、鹿島アントラーズ、横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)、清水エスパルス、名古屋グランパスエイト(現在は名古屋グランパスに改称)の4クラブだ。

 実は今シーズンの後半戦――、この4クラブによる対戦が、記念すべき「リーグ通算50回目」を迎えていることをご存知だろうか?

 すでにグランパス対アントラーズ(第19節)、エスパルス対アントラーズ(第21節)、F・マリノス対グランパス(第23節)はその対戦を終えているが、今週末の9月20日(第24節)には、アントラーズ対F・マリノスのカードがカシマサッカースタジアムで予定されている。

 アントラーズと言えば、Jリーグ史の中で最も成功しているクラブのひとつで、これまでにリーグ優勝7回(ステージ優勝5回)、ナビスコカップ優勝5回、天皇杯優勝4回など、他を圧倒するタイトル獲得数を誇ることで知られる、まさに常勝軍団の名に相応しい名門である。

 一方のF・マリノスも、リーグ優勝3回(ステージ優勝5回)、ナビスコカップ優勝1回、天皇杯優勝7回(前身の日産自動車時代を含む)。アントラーズには及ばないものの、優勝回数で上位を争ううえに、22年間に渡って日本のトップリーグに所属し続けているという点において、こちらも国内屈指の名門であることに異論はないだろう。

 このカードで思い出されるのは、Jリーグ初年度の1993年ファーストステージ第15節。マリノスが初めて鹿島のホームで戦ったそのゲームでは、実に珍しい事件があった。

 当時、国内のスタジアムの中で芝が深い(長い)ことで知られていたカシマサッカースタジアムに乗り込んだマリノスだったが、実際にプレイしてみると予想以上に芝の深さに苦しみ、なかなかリズムがつかめない状態が続いた。そこで試合中に、当時の主軸だったベテランの木村和司や水沼貴史らがピッチの外に出てスパイクを履きかえていると、主審が彼らをピッチに戻す合図を出す前に、アントラーズの黒崎比差支(現・久志)が先制ゴールを奪ってしまったのである。

 試合中、複数の選手がスパイクを履きかえるためにピッチの外に出てしまうなど、なかなか現代サッカーでは見受けられないシーンである。まさに、時代を感じさせる歴史的珍事件のひとつと言っていいだろう。ちなみに、その先制点で勢いづいたアントラーズは、その後アルシンドの2ゴールもあり、3-1で勝利。最終的には、Jリーグ初年度のファーストステージ初優勝を飾っている。

 とはいえ、当時のJリーグはヴェルディとマリノスの2強時代。宿敵ヴェルディに2年連続で覇権を握られたマリノスは、3シーズン目の1995年のファーストステージで初優勝。その年のチャンピオンシップでセカンドステージを制したヴェルディを破り、初めて年間王者に輝いている。

 1995年当時のマリノスは、チームの礎(いしずえ)を築いた名将ホルヘ・ソラーリと、1993年得点王のディアスが5月にチームを去ったものの、ビスコンティ、サパタ、メディナベージョのアルゼンチントリオを軸に他を圧倒。第11節から定位置を確保した若き正GK川口能活ほか、日本代表の井原正巳をはじめ、小村徳男、三浦文丈、山田隆裕ら日本人のタレントが活躍し、優勝シャーレ(皿)を掲げることに成功した。

 アントラーズが初めて年間王者に輝いたのは、その翌年のことだ。マリノスと入れ替わるように覇権を握ると、1996年、1998年、2000年、2001年に年間優勝。クラブの第1期黄金時代が到来することとなった。

 この時代の中心として活躍したのは、秋田豊、本田泰人、相馬直樹、長谷川祥之といった日本人選手に加え、ジョルジーニョ、レオナルド、ビスマルク、マジーニョという豪華なブラジル人助っ人の面々。その後、名良橋晃、柳沢敦、中田浩二、小笠原満男といったクラブのレジェンドも加わり、長きに渡ってジュビロ磐田との覇権争いを繰り広げている。

 そんなアントラーズとジュビロの2強時代にピリオドを打ったのは、やはり横浜F・マリノスだった。岡田武史監督率いる当時のF・マリノスは松田直樹、中澤佑二、奥大介、久保竜彦といった日本人のタレントと、マルキーニョス、ドゥトラ、ユ・サンチョル、あるいはアン・ジョンファンといった助っ人を軸に、2003年、2004年と連覇を達成。ひとつの時代を築き上げた。

 その後、Jリーグは浦和レッズとガンバ大阪の2強時代に突入するが、しばらくするとアントラーズが復権。2007年の逆転優勝を皮切りに史上初の3連覇を達成し、オズワルド・オリヴェイラ監督の下、2度目の黄金時代を迎えている。第1期黄金時代を知るキャプテン小笠原を中心に、内田篤人、岩政大樹、野沢拓也、興梠慎三、田代有三、そしてF・マリノスの優勝にも貢献したマルキーニョスらが、当時の主な面々だった。

 このように、両クラブの興隆をざっと振り返っただけでも、通算50回目となる今回の対戦の意味合いは増してくる。

 現在、アントラーズに次世代を担う日本代表MF柴崎岳や伝統の継承者ベテラン小笠原がいれば、F・マリノスにはワールドカップメンバーの齋藤学、そしてクラブのレジェンド中村俊輔がいる。「今」を戦う彼らのプレイに注目するのもいいが、オールドファンなら過去の歴史を思い起こしながら応援するのもいいだろう。

 もしスタジアムに足を運ぶのであれば、押し入れの奥に眠っている思い出のレプリカユニフォームを着て、ノスタルジーにどっぷり浸って観戦したいものである。

◆J1第24節(9月20日)鹿島vs横浜FMプレビュー&予想先発(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?147524-147524-fl

鹿島 19:00 横浜FM [カシマ]

 鹿島は前節の大宮戦に1-2で敗れ、10試合ぶりの黒星を喫した。順位も4位に後退し、首位・浦和との勝ち点差は「7」に広がった。U-21日本代表DF植田直通は不在だが、今節は出場停止明けのDF青木剛が4試合ぶりの先発となる見通し。優勝争いに生き残るためにも連敗はできない。

 横浜FMは前節の名古屋戦に0-2で敗れ、連勝が3でストップした。リーグ戦は5試合ぶりの黒星で、ナビスコ杯を含めると公式戦3連敗となった。FWラフィーニャが負傷離脱中。名古屋戦はDF栗原勇蔵も体調不良で欠場する中、選手層の薄さが浮き彫りになった。

▼鹿島アントラーズ
4位/勝ち点40
12勝4分7敗 44-28 +16
[最近の成績]
9.13 J1●1-2大宮
8.30 J1△2-2F東京
8.23 J1○3-1清水
8.16 J1○1-0甲府
8.9 J1○3-2名古屋
[出場停止]
なし
[累積警告]
植田、昌子、中村
ダヴィ
山本、梅鉢、伊東、青木、柴崎、カイオ
豊川、本山、中田、西、山村、土居
小笠原、遠藤
[主な負傷者]
[U-21日本代表]
DF植田直通

[予想先発]
   ダヴィ

カイオ 土居  遠藤

  小笠原 柴崎

山本      西
  昌子  青木

    曽ヶ端

▼横浜F・マリノス
10位/勝ち点33
9勝6分8敗 28-22 +6
[最近の成績]全日程&結果へ
9.13 J1●0-2名古屋
9.7 ナビ●1-3柏
9.3 ナビ●1-2柏
8.30 J1○2-1仙台
8.23 J1○2-0川崎F
[出場停止]
なし
[累積警告]
藤本
中町、栗原
伊藤、下平、中澤、ラフィーニャ
小林、小椋
富澤
[主な負傷者]
FWラフィーニャ(右足関節捻挫)
MF中町公祐(右腓骨骨折)
[U-21日本代表]
MF喜田拓也

[予想先発]
    伊藤

齋藤  中村  藤本

  小椋  富澤

下平      小林
  中澤  栗原

    榎本

◆【J1第24節予想スタメン 鹿島vs横浜FM】前節敗戦で首位との差が広がった鹿島、優勝戦線生き残りを懸けて重要な一戦に(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140919/233896.html?view=more


前節の敗戦で9試合連続負けなし記録が途絶えた鹿島 [写真]=Getty Images


■鹿島アントラーズ 現在4位の鹿島、前節の敗戦から切り替えられるか

 試合の多くを支配しながら一瞬の隙を突かれて2失点、前節大宮に悔しい敗戦を喫した鹿島は9試合連続で続いていた負けなしの記録が途切れてしまった。それにより、首位浦和との勝ち点差は再び7にまで開き、リーグ戦は11試合を残すのみ。これ以上、その差を離されるわけにはいかず、一つずつ勝利を積み重ねて10月5日の直接対決までに少しでも差を詰めておきたいところだ。

 今節の対戦相手である横浜FMとは第5節で対戦し、左CKから栗原勇蔵にヘディングシュートを許し先制されたが、土居聖真のドリブル突破で同点に追いつくと、終盤には野沢拓也と柴崎岳が得点を挙げ、3-1と会心の逆転勝利を収めている。狙うはその再現だが、このところセットプレーでの失点が増えているだけに、中村俊輔というリーグ屈指のキッカーと高さのある選手が揃う横浜FMは難敵。ここ数試合で見られた集中力の欠如や反応の悪さという反省点を、どこまで修正できているかが問われるだろう。併せて無用なファウルも減らしたい。

 守備に安定を欠き、無失点試合は少ないが、攻撃は数多くのチャンスを作り出してゴールを挙げることができている。周囲と意図が合わないことの多かったダヴィも、トップ下の土居と2人だけで相手守備を崩すこともできてきた。前節の敗戦から切り替え、チームは再び一致団結しようとしている。

 なお、先発には遠藤康と青木剛が復帰する模様だ。(田中滋)

■鹿島予想スタメン

4-2-3-1

GK
曽ヶ端準

DF
西大伍
青木剛
昌子源
山本脩斗

MF
柴崎岳
小笠原満男
遠藤康
土居聖真
カイオ

FW
ダヴィ

■横浜F・マリノス 対戦成績で互角の相手に対し、守備の立て直しが勝利のカギ

 前節の名古屋戦で完敗し、リーグ戦での連勝が3で止まった。横浜FMにとって、仕切り直しの一戦はリーグ戦での対戦成績が12勝7分12敗と全く互角の鹿島とぶつかる。

 守備面での立て直しが勝利へのカギだ。リーグ3位タイの失点数22を誇りながら、9月は公式戦3試合で計7失点。2失点した前節名古屋戦を含め、カウンターから裏のスペースを突かれるシーンが多い。今週の練習では攻守の切り替えを努めて意識したという。リーグ最多の44得点、最多シュートを放つ鹿島攻撃陣に対し、樋口靖洋監督は「ゴールに向かう強さ、速さがある。オープンなゲーム展開にしたくはない」と警戒した。チームの土台となる堅守で流れを引き寄せたいところだ。

 名古屋戦は枠内シュートがゼロに終わった。今節は切り札としてブラジル人ラフィーニャのベンチ入りが濃厚。負傷明けの齋藤学、中村俊輔のコンディションも少しずつだが上向いている。名古屋戦ではベンチスタートだった伊藤翔も10試合ぶりの得点をうかがう。リーグ優勝は現実的に厳しい目標となってきたが、齋藤は「残り試合を捨てるわけにはいかない。可能性や期待を持たせるためにも、勝ち点3を取りに行く」と力を込める。

 前回対戦した3月29日の第5節では、後半だけで3点を失い逆転負け。2012年9月以来の鹿島戦での勝利で、その雪辱を果たせるか。(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン

4-2-3-1

GK
榎本哲也

DF
小林祐三
栗原勇蔵
中澤佑二
下平匠

MF
中町公祐
富澤清太郎
藤本淳吾
中村俊輔
齋藤学

FW
伊藤翔

◆【J1:第24節 鹿島 vs 横浜FM】プレビュー:試合のポイントはセットプレー。横浜FMの強みを逆手に取り、鹿島は速攻を狙う!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00178961.html

9月20日(土)J1 第24節 鹿島 vs 横浜FM(19:00KICK OFF/カシマ)
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週が明けたあとのチームミーティングで、トニーニョ セレーゾ監督は選手に熱く訴えかけた。
「なんとしてでも11連勝しよう!」
シュート18本と圧倒的に攻めながらチャンスを決めきれず、相手には逆に少ないチャンスを生かされ敗れた大宮戦は痛恨の敗戦だった。9試合連続無敗が途切れただけでなく、首位の浦和との勝点差は再び7へ。タイトル奪還を掲げるにはギリギリの差となった。残り11試合を全てに勝利するのはかなりハードルが高い。しかし、勝つことでしか浦和との差を縮めることができない現状を考えると、監督の言葉にうなずくところは多い。再びタイトルへの意欲を燃やし、一つひとつの試合で勝利のために全力を尽くす。やるべきことはシンプルだ。

トレーニングの中では、守から攻への切り替えの速さが特に強調されていた。ボールを奪ってからの速さと、多くの選手が次々と前線に飛び出していく攻撃は迫力満点。その精度を増すことに今週の主眼が置かれていたのは興味深い。なぜなら相手はセットプレーに自信を持つ横浜FMだからだ。前回の対戦でも左CKから栗原勇蔵にヘディングでの先制点を許したが、中村俊輔がつくり出すセットプレーの精度はリーグでも屈指の精度を誇る。ターゲットになる選手も多数いるだけにセットプレーでの失点が増えている鹿島にとっては、最もやりづらい相手かもしれない。
しかし、逆に言えば、そうした相手と対戦するからこそ、セットプレーの集中力を高めることができる。練習では主力組に入った青木剛は「マンツーマンで守っているので一人ひとりが責任を持って、一段と気持ちを高めて対応することが大事になる」と話していた。F東京戦で退場処分を受けた青木にとって、雪辱を果たす絶好の機会が来たと言える。
相手のチャンスを防ぎそこからの反転速攻で得点を奪うことが理想的だが、ゴールを奪えなくても速攻の脅威を与えることはメリットが大きい。両チームがどのような駆け引きを見せるのか、セットプレーは目をこらして注意したい。

横浜FMはヤマザキナビスコカップの準々決勝で柏に1-2、1-3と連敗。リーグ戦も名古屋に0-2で敗れており、公式戦3連敗と調子を落としている。シーズン途中に加入して4得点をあげているラフィーニャを欠いていることが苦しい結果を招いているようだ。彼が出場してくれば別のチームになるだけに「鍵はセットプレー。あとはラフィーニャが出てくるのかどうか」と昌子源も警戒心を強めていた。

これまで数多くの名勝負を生んできた鹿島対横浜FMは、リーグ戦で50回目の対戦となる。今回はどのような試合となるだろうか。

以上

2014.09.19 Reported by 田中滋

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