日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年2月16日土曜日

◇2019シーズンの判定基準「競技規則スタンダード」に関する解説映像を公開(JFA)






サッカーとフットサルのルール第2版 間違いやすいジャッジがひと目でわかる! [ ...


日本サッカー協会はこの度、2019年シーズンにおける判定基準を示す「競技規則スタンダード」の解説映像を公開しました。

この映像は、試合中の選手のプレーや審判員の判定をサッカーファミリーの皆さんと共有し正しく理解してもらうことを目的に、競技規則の解釈、適用についてわかりやすく説明したものです。

なお、この映像は、Jリーグ全クラブ及びメディアの方々をはじめとする多くの関係者にも共有されているものです。

ぜひご覧ください。

※使用している映像は、あくまでも事例として示しているものであり、特定の選手や審判員について言及しているものではありません。




https://youtu.be/FKyh3SNq8tY




◇2019シーズンの判定基準「競技規則スタンダード」に関する解説映像を公開(JFA)


◇外国籍枠拡大、VAR導入。2019シーズンのJリーグ、主な7つの変更点(GOAL)







WORLD SOCCER KING (ワールドサッカーキング) 2019年 03...


■ゼロックス杯のPK方式が変更

新シーズンの開幕を告げる『FUJI XEROX SUPER CUP 2019』。昨季J1を連覇した川崎フロンターレと天皇杯を制覇した浦和レッズが激突。川崎Fは、昨季セレッソ大阪に敗れた雪辱を、浦和も2年前に鹿島アントラーズに敗れたリベンジを果たす機会となる。

90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は延長なしのPK戦に突入する方式は変更なしだが、PK方式が「ABBA方式」から「ABAB方式」に変更される。同方式は従来のPK戦に用いられるものだ。


■VARの一部試合導入

ロシアW杯やアジアカップでも用いられた最新テクノロジーが、いよいよJリーグに適用される。2019シーズンより、JリーグYBCルヴァンカップのプライムステージ全13試合(準々決勝、準決勝、決勝)、J1参入プレーオフ1試合(決定戦)の最大14試合にVARを導入する。(※J1参入プレーオフの1回戦、2回戦においては追加副審(AAR)を導入)

導入の理由についてJリーグは「審判員の教育が順調に進んでいること、および、VAR介入の対象となる事象が起こる可能性がより高いトップレベルの試合に導入を行うことで、VARの効果をより正確に検証のうえで今後の導入の方向性を議論するための材料とするため、導入を決定した」と説明。

そのうえで「審判の判定のうち、試合結果に影響を与える『明白で明らかな誤り』について、VAR導入試合においては限りなくゼロに近づく」こと、「選手による乱暴な行為や審判に対する異議等が減り、よりフェアでクリーンなプレーができる」部分に期待を寄せている。

一方で、FIFA(国際サッカー連盟)およびIFAB(国際サッカー評議会)より通達のある、VAR導入に際し、担当審判員のトレーニング、開催スタジアムでの事前テスト、FIFA立合いの検査等の各種要件を充足したうえで、FIFAおよびIFABからの事前認可取得が必要となる。

この条件を達成するべく、2月16日に埼玉スタジアム2002でNEXT GENERATION MATCHでVARを先行導入する。なお、FUJI XEROX SUPER CUPではVARの導入はない。


■ホームグロウン制度の導入

同制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入された。

ホームグロウン選手(以下、HG選手)は規定の人数以上、トップチームに登録しなくてはならないもので、HG選手については、「12歳から21歳の間、3シーズン又は36ヶ月以上、自クラブで登録していた選手」で、「満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする」ことが定義されている。

その中で「期間は連続していなくてよい」、「21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウントする」、「選手を国籍、又はプロ/アマの別、又は年齢で区別しない」、「JFA・Jリーグ特別指定選手は、HG選手と見なさない」とある。

規定人数は、J1については2020年までが2人以上で、21年は3人以上、22年は4人以上と増加していく。J2ならびにJ3は21年まで定めなしだが、22年より1人以上が必要となる。

このHG選手登録が規定数に満たない場合は罰則が生じる。「不足人数と同数を、翌シーズンのプロA契約25名枠から減ずる」こと、「AFCチャンピオンズリーグ出場クラブの場合、プロA契約27名枠から減ずる」処分が科される。


■外国籍選手枠の拡大

外国籍選手の登録は、J1、J2、J3ともに制限を設けないこととなった。試合エントリー(ベンチ入り含む)および同時試合出場は、J1が5人、J2・J3は4人が上限となる。ルヴァンカップは、それぞれの所属リーグの外国籍選手枠を適用し、J1参入プレーオフは、外国籍選手の試合エントリー(ベンチ入り)・試合出場は4人を上限とすることが決まった。

なお、Jリーグ提携国(2018年11月20日現在:タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタール)の国籍を有する選手は、外国籍選手の人数に含まれない。いずれも規制緩和によってクラブの選択肢を広げることで、高水準の競争を実現することを目的としている。


■2年ぶりにワールドチャレンジが開催

Jクラブとヨーロッパの強豪クラブが対戦する「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」が、2年ぶりに開催されることが決まった。Jクラブからは、J1昨季王者の川崎フロンターレが出場。7月19日(金)に日産スタジアムで行われる。なお、現時点で対戦相手は未定となっている。

同大会は17年にも開催。16年J1王者の鹿島アントラーズ、16年ルヴァンカップ王者の浦和レッズが出場し、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムント、スペインのリーガ・エスパニョーラに所属するセビージャとそれぞれ対戦した。


■J3は18クラブによる総当たり戦に

J3は新規入会を果たしたヴァンラーレ八戸が加わり、全18クラブとなった。これによりホーム&アウェイ方式による2回戦総当たりリーグ戦が34節、計306試合行われることとなった。


■クラブ名、スタジアム名称の変更

J3に所属するグルージャ盛岡が、2019シーズンより名称をいわてグルージャ盛岡に変更した。なお、短縮名称は「盛岡」から「岩手」となり、エンブレムも変更となった。

スタジアム名称にも変更があった。今季J1を戦う大分トリニータがホームスタジアムとして使用している「大分スポーツ公園総合競技場(現登録名:大分銀行ドーム)」が、2019年3月から2024年2月までの5年間、昭和電工株式会社との施設命名権契約締結に伴い、スタジアム名称が「昭和電工ドーム大分」となる。略称は「昭和電ド」に決定した。

また、サガン鳥栖のスタジアム名称も変更に。「ベストアメニティスタジアム」から「駅前不動産スタジアム」となった。略称は「駅スタ」に決まっている。




◇外国籍枠拡大、VAR導入。2019シーズンのJリーグ、主な7つの変更点(GOAL)


◆時代に即していない「日本高校選抜」 “2年生以下限定”など抜本的改革が急務(FOOTBALLZONE)





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J1札幌新加入の檀崎が辞退、プロ選手として妥当な判断


 青森山田からJ1の北海道コンサドーレ札幌に加入した檀崎竜孔が、日本高校サッカー選抜を辞退した。

 高校選抜が4月に参加するトーナメント(デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会)には、欧州でも選りすぐりのチームが参加するので、この世代にとっては貴重な国際経験になる。だが檀崎はすでに新天地に足を踏み入れ、一段とハイレベルな競争を始めている。一定期間でもチームを離れれば出場機会が遠退くことは容易に想定され、妥当な判断だと言える。

 Jリーグ草創期には、ジェフユナイテッド市原(現・千葉)入りした高卒ルーキーの城彰二が、開幕から大活躍をしたことがあり、連続試合得点記録を継続中に高校選抜の遠征に参加した。

 当時を振り返り、城は語っている。

「久しぶりに同年代と一緒にプレーしてリフレッシュできた」

 高校を卒業したばかりの選手がプロの試合に出場し続け、しかも話題の中心になっていたので、スタッフもどこかで休ませる必要があると考えていたところだったそうだ。

 高校選抜がスタートした頃は、全国高校サッカー選手権が日本サッカー界全体でも群を抜いて注目を集めるイベントで、ここで活躍した選手たちが未来を担っていた。だから大会で発掘した選手を国際舞台に送り出すのは、そのまま未来への投資を意味した。

 だが卒業した選手たちに投資するには、あまりに時期が悪い。選手権は高校生の総決算になる。最近はボトムアップ理論(選手主体の指導法)をはじめ、新しい取り組みも出てきているが、基本的に多くの強豪校における選手たちの3年間はサッカー漬けだ。少数のプロに進む選手はともかく、大半を占める大学進学組にとって選手権直後は待ちに待った束の間のオフである。そんな時にセレクションに招集されても、モチベーションどころか体調管理も難しい。


“2年生以下”の編成なら名目どおりの有益な投資になり得る


 ただでさえ大所帯の高校では、3年生になると極端に試合過多になりがちだ。最上級生の負担を減らし、多くの部員に経験を積ませる意味でも、そろそろ抜本的な改革を考える時期が来ている。

 例えば、春の地域大会や真夏のインターハイは、現場からも歓迎する声を聞いたことがない。そもそもJFA(日本サッカー協会)はリーグ戦導入を進めてきたが、ノックアウト方式の大会を継続しているので、現場はオフも確保できず疲弊するばかりだ。本来なら早急に廃止するべきだが、それができないなら国体を1年生向けに変革したように、インターハイの出場資格も2年生以下に絞る方法もある。そこで高校選抜の候補をラインアップし、選手権を経て新3年生で欧州遠征に出かける。これなら名目どおり高校選抜になるし、有益な投資にもなりそうだ。

 ちなみに8年前に高校選抜が参加したデュッセルドルフ国際を取材したが、今Jリーグで最も活躍しているのは唯一2年生で参加した白崎凌兵(鹿島アントラーズ)である。効果のある刺激なら、1年でも早く与えたほうがいい。



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◆時代に即していない「日本高校選抜」 “2年生以下限定”など抜本的改革が急務(FOOTBALLZONE)





◆総合力の向上を図る鹿島。タイトルに必要なチームの核と若手の成長【J1戦力分析/鹿島編】(GOAL)






サッカーダイジェスト 2019年 2/28号 [雑誌]


2019シーズンの明治安田生命J1リーグが2月22日に開幕する。『Goal』では開幕に合わせてJ1全18クラブの戦力分析を実施。今回はアジア王者としてクラブ20冠目のタイトルを獲得し、今季は9度目のリーグ制覇を目指す鹿島アントラーズを取り上げる。【文=寺野典子】





期待度(A・B・Cの3段階評価)

■シーズンの期待度:B
新生鹿島の成長に対する期待はA

■戦力の期待度:B
離脱者がいなければ、Aに近い





新加入選手

ブエノ(1月9日)
[←徳島/期限付き移籍期間満了により復帰 ]

白崎凌兵(12月29日)
[←清水/完全移籍]

伊藤翔(12/27)
[←横浜FM/完全移籍]

平戸太貴(12/8)
[←町田/期限付き移籍期間満了により復帰]

有馬幸太郎(11/1)
[←鹿島ユース/新加入]

佐々木翔悟(11/1)
[←鹿島ユース/新加入]

関川郁万(5/12)
[←流通経済大学付属柏高校/新加入]

名古新太郎(3/1)
[←順天堂大/新加入]





ポジション別キーマン
■GK
1 クォン・スンテ

サポーターからも「神」と言われるビッグセーブでチームをACL王者へけん引した。高い精度を持つキックでのゴール演出にも期待したい。そして、今年40歳となる曽ヶ端準も健在。ゴールマウス以外でも献身的にチームを支える不動の象徴だ。11年目の川俣慎一郎や2年目の沖悠哉もチャンスに備えている。

DF
2 内田篤人

小笠原満男からキャプテンを受け継いだ内田篤人はやはりキーマン。センターバックは、負傷離脱が続いた昌子源の代わりにコンビを組んだチャン・スンヒョンと犬飼智也にも安定感が生まれてきた。それに続くのが町田浩樹、ブエノか。高卒ルーキー関川郁万の成長にも期待。両サイドバックやサイドハーフと様々なポジションでの仕事を担う安西幸輝は今季もバックアッパーとしての存在価値は大きいが、先発ポジション獲得を目指す。

MF
4 レオ・シルバ

ボランチはレオ・シルバ、2列目は遠藤康、安部裕葵が中心となるか。また、中盤ならどのポジションでも出場可能な永木亮太、高いテクニックとセンスを持つ中村充孝、チームを動かすプレーができる土居聖真、長い離脱から復帰したレアンドロという経験豊富な選手が先発を争う。大卒ルーキーの名古新太郎、育成型期限付き移籍から復帰した平戸太貴という若手は未来の小笠原満男になれるのか?

FW
9 鈴木優磨

鈴木はポストプレーだけでなく、後方からボールを引き出すプレーや守備など多岐にわたる役割をこなす。そのぶん、ペナルティーエリア内に人がいないというケースもあった。昨季は鈴木とセルジーニョの2トップが縦に配置される形もあったが、伊藤翔の加入で、明確な1トップという試合が増えるかもしれない。それでも「得点だけが仕事ではない」という鹿島のFWが担う仕事は変わらない。






予想布陣/戦術を読み解く

60試合を戦った昨季の影響が出たのか、9日のプレシーズンマッチ・水戸ホーリーホック戦(1-0)は、鈴木優磨、三竿健斗、犬飼智也といった中心選手を欠いた状態で迎えた。軽度負傷で安部裕葵や伊藤翔も出場していない。その試合で存在感を示したのは、昨季長期離脱していた中村充孝だ。得点を決めただけでなく、何度も高い位置でボール奪取を見せている。「今年はサイドハーフが9対1の割合でボールを取りに行こうという話もある。前で取れれば相手の陣地、相手のゴールに近づくから」と今季の意識について話した。

「いい守備からいい攻撃というコンセプトは昨季から引き続き持っているし、ボールを持ったときのバリエーション、選択肢も増やしていかなくてはならない」と大岩剛監督も今季のテーマについて語る。しかし、バリエーションを増やすために必要なベースも今はまだ他を圧倒するほど強固とは言えない。ベースとバリエーション作りを同時進行で行い、試合を重ね結果が残すのは容易ではないだろう。

鹿島は良質なポストプレーヤーが育つクラブだが、金崎夢生移籍後は鈴木頼みのような状態が続いた。その鈴木が離脱のなか開幕する今季は、新加入の伊藤がいかにチームに馴染むのかがスタートダッシュのカギを握る。ただ鹿島のFWは仕事が多く、前線でのポジションチェンジも多い。周囲との連係を深めるには時間が必要になる可能性は高い。






3つのポイント/その1:総合力の質

昨シーズンは次々と離脱者が相次ぎ、フィールドプレーヤーで先発ベンチ入り以外はほとんどケガ人という時期すらあった。そういうなかで、過密日程を乗り越えてACLを獲得し、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯、クラブワールドカップでベスト4入りを果たし、リーグ戦3位という結果を残せたのは、チームの総合力の成果だ。

出場機会の少ない若手も鹿島のサッカーを理解していたことが大きいだろう。しかし、昨季限りで出場機会を求めて鹿島を去った選手も少なくない。ケガ人を出さないということも大きな課題だが、今季加入した経験の浅い若手選手がどこまでチームサッカーを表現できるのか? 高いポテンシャルをいかに引き出せるのか? 総合力の質が問われる。





3つのポイント/その2:内田篤人

昨季、ドイツから帰還し鹿島へ復帰したが、長く戦線を離脱していた内田は、シーズンを戦う身体がまだできていなかった。10月のACL準決勝第1戦・水原三星戦では重要な決勝ゴールを決め、タイトル獲得に貢献したものの、1年間を見れば肉離れなどでコンディションを崩し、リーグ戦出場は12試合にとどまっている。

しかし、出場した試合では、崩れかけた守備陣を落ち着かせるために声をかけたり、身体を張ったプレーで自身が先輩から学んだ「鹿島スピリット」を表現した。何よりそのプレーの質も高く、ドイツで積んだ研鑽を垣間見せる。今季はチームとは離れた形でシーズン前の準備を行い「離脱しない」身体を維持することを目標にしている新キャプテンに注目したい。





3つのポイント/その3:核作り

ACLや国内カップ戦ではその粘り強さを発揮したが、シーズン全体を振り返ると明確な個性を示すことはできなかった。「今はまだチームの自力がない」と内田も語っていた。そして今季開幕を前に「今は活躍すると海外へ移籍してしまうので、チームの核作りが難しい。昔はサッカーを知っている選手がいたから、戦術がどうこうというのがなくても戦えた。でも今は違う。鹿島にはポテンシャルを持っている若い選手がたくさんいるので、ちゃんと型にはまって戦える流れができてくればいい」と話した。

選手個々の能力で導く結果を継続させるには、明確なチームとしての型や核を作っていく必要がある。それが自力となるはずだ。


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◆総合力の向上を図る鹿島。タイトルに必要なチームの核と若手の成長【J1戦力分析/鹿島編】(GOAL)


◆「マイナーチェンジ」を選んだ鹿島アントラーズの意図(JBPRESS)



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岩政大樹が見るキャンプ、選手の成長を補強としてきたチームの伝統の成果は?

 開幕を1週間後に控えたJリーグ。今シーズンの「チームビジョン」はどんなものか。元日本代表の岩政大樹氏がキャンプをとおして各チームを分析する。今回は、鹿島アントラーズと水戸ホーリーホック。

監督を変えなかった両チームにあった二つの選択肢

 鹿島対水戸のプレシーズンマッチを観ました。両チームとも監督が変わらない中で、注目したのは「どのくらいチームに変化を加えてくるか」。


 特に、鹿島アントラーズは昌子源選手や西大伍選手といった主力が抜け、「個」の戦力ダウンは否めない状態で、チームとしてどのような上積みをもって今シーズンに挑もうとしているのか、要注目でした。

 「リニューアル」か「マイナーチェンジ」か。

 昌子選手と西選手に加えて小笠原満男選手も含めると、3人もの発言力ある選手が抜けたことは、大岩監督からすると「リニューアル」も可能だったと思います。元々、一昨シーズン(2017シーズン)の途中から指揮を執ることになったため、自身の色を出すタイミングは限られていたので、ここで一気に戦い方を変える「リニューアル」もあるかと思っていましたが、「マイナーチェンジ」に収めたというのが、水戸戦を観た感想です。

 ということは、これが大岩監督のやり方ということでしょう。今シーズンはその真価が問われます。

「マイナーチェンジ」とは「整理」と言い換えられます。特に守備面において、プレスに行くラインの設定を整理してきた印象です。

 昨年は「なんとなく」で食いついていった選手により間延びしてしまい、それがうまくハマらない試合では脆さを露呈していたので、「中盤でコンパクトに」というのは強調されていたように感じます。守備陣形を整えたところからは、経験のある遠藤康選手あたりがスイッチを入れ、高い位置までプレスをかけていく形に移行していくこともありましたが、まずは「中盤でコンパクトに」というのがチームの約束事として統一されていたように見えました。

 あとはバランスでしょう。「中盤でコンパクトに」を意識するあまり、前線からハメていけるチャンスを逃しているようにも見えました。こうなると、どうしても「90分間の中の多くを凌駕していく」ような戦いにはなり得ず、もったいないと感じる場面も散見されました。

 だからといって「前から行こう」と言うだけでは間延びしてしまい、特に守備陣の主力が抜けた今季はそれが致命傷になりかねません。昨シーズンに比べてデリケートな判断が求められるはずで、このあたりのバランスの見極め方がシーズンの中で定まるかどうかは今シーズンの課題の一つだと思います。


イメージの共有で勝っていた水戸、伝統を受け継ぐ鹿島

 攻撃も、相手2トップに対して時折レオシルバが下りて3バックのようにしてビルドアップを安定させたり、遠藤選手や中村充孝選手が内側に入って前線と絡もうとしたり、決まった形ではありませんが、動きを整理してきた印象は見てとれました。

 しかし、まだこの時期は疲れもあるのでしょう。イメージを複数の選手でシンクロさせて崩していくような場面は、むしろ水戸の方が多かったと思います。中村選手の素晴らしい技術で得点を奪って見せるあたりは「さすが」と感じさせましたが、昨シーズンからの変化という面では物足りなさを感じました。

 鹿島は伝統的に、選手に多くの制約を設けないことで選手たちの発想を引き出して違いを生んできました。それは決して失うべきものではありません。ただ、もう少し「判断」を奪うわけではない「原則」を提示するべきでしょう。このあたりはすでに着手していると思われますので、シーズンの経過と共に注視していきたいと思います。

 さて、結果としては鹿島がさすがの勝負強さを見せて水戸を1-0で下しました。

 水戸としては手応えを得られた試合内容だったと思います。昨シーズンから継続してやられている形の中で、選手の入れ替わりはありましたが、思っていた以上に鹿島に対して「やれた」という感触は持ったでしょう。

 最後の局面でのクオリティの面では課題を残したものの、ここは続けて取り組んでいく他ないでしょう。あとは、鹿島とは違い、スペースを消してくるJ2のクラブとの試合の中で、どう攻撃をアレンジさせていくのか。過去最高のシーズンとなった昨シーズンを上回るためには、それに取り組まなければならなくなるでしょう。

 鹿島は内容に不安は残りましたが、そこはあまり気にしていないでしょう。水戸戦を目指してコンディションを作ったはずはなく、いずれにしてもシーズンを通して成長をしていかなくてはならないシーズンです。

 早速ACLの予備戦から公式戦が始まっていきますが、シーズンを通して台頭してくる若手選手たちが例年以上に多い年になります。「今年これでいく」というチームの形が水戸戦で提示され、ここから先は選手たちの成長に賭けたシーズンとなるでしょう。「マイナーチェンジ」に抑えたのも、その意図があってのものだと推測されます。

 鹿島はいつも若い選手たちの「成長」を「補強」だと捉えてチーム作りをしてきました。20%成長した若手選手がいれば、それがチームの補強になる。今年、何人の若手が20%の上積みをもたらすでしょうか。そしてそれは、鹿島を鹿島たらしめる唯一の方法である“タイトルの獲得”につながるでしょうか。




◆「マイナーチェンジ」を選んだ鹿島アントラーズの意図(JBPRESS)





◆ACL制覇で20冠達成のJ1鹿島、茨城県民栄誉賞に輝く!3度目の受賞(サッカーキング)






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 鹿島アントラーズは15日、茨城県県民栄誉賞を受賞することが決まったと発表した。

 鹿島は昨季、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を初制覇。明治安田生命J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯の国内三大タイトルと合わせ、通算20冠を達成した。

 県民栄誉賞受賞の理由について鹿島は「AFCチャンピオンズリーグ2018において初優勝を果たし、さらにJリーグ初の主要タイトル通算20冠達成という快挙を成し遂げられたことが評価された」と説明。2001年、2008年に続いて、3度目の受賞となった。

 なお、今月23日に開催される明治安田生命J1リーグ第1節の大分トリニータ戦キックオフ前に表彰式が行われることも併せて発表されている。県立カシマサッカースタジアムのピッチ上にて、大井川和彦茨城県知事が鹿島の庄野洋代表取締役社長に賞の贈呈を行う。


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◆ACL制覇で20冠達成のJ1鹿島、茨城県民栄誉賞に輝く!3度目の受賞(サッカーキング)





◆森保監督の大迫勇也起用判断は間違いではない…サッカー担当キャップの目(報知)



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 ドイツ1部ブレーメンは12日、所属するFW大迫勇也(28)について、日本代表が招待出場する6月開幕の南米選手権(ブラジル)への派遣をしないと発表した。既に日本サッカー協会にも伝えたとしている。大迫は日本が準優勝したアジア杯(UAE)で4試合4得点とエースの存在感を発揮したが、ブレーメンでは背中の痛みを訴えて5日のドイツ杯3回戦と10日のリーグ戦アウクスブルク戦でベンチ外となっていた。

 大迫が南米選手権に出ることはなくなったが、ブレーメンが取った行動は当然といえる。大迫が昨年12月末にでん部を痛めた時点で、招集を拒否することもできた。だが、大迫本人の「優勝したい」という意思を受け、日本代表を信頼して送り出した経緯があった。決勝戦で負傷したシーンが見当たらないにもかかわらず、プレーできない状態で戻ってきたとしたら、怒りに近い感情が出てくるのも無理はない。

 ただ、森保監督の起用判断が間違っていたとは思えない。代表の医療スタッフは所属クラブと密に連絡を取り合っており、選手の状態について報告を重ねてきた。同監督自身が2~3月にかけて欧州視察を検討している背景には、欧州クラブとの関係強化があった。対話の機会は他国代表チームの追随を許さないほど多い。起用判断は監督の専権事項でもある。

 ブレーメンは、大迫が昨夏のロシアW杯、アジア杯で1年以上長期的なオフを取れなかったことが、負傷の一因になったと分析している。アジアのシーズンが欧州の秋開幕とずれていることで起きた悲劇ともいえ、どちらに非があるという議論では、片づけられない問題である。(サッカー担当キャップ・内田 知宏)




◆森保監督の大迫勇也起用判断は間違いではない…サッカー担当キャップの目(報知)





◆鹿島、U21代表の上田綺世を起用可能に! 法政大FW、特別指定選手登録(サッカーキング)



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 鹿島アントラーズは15日、2021シーズンの加入が内定している法政大学2年のU-21日本代表FW上田綺世が「2019年 JFA・Jリーグ特別指定選手」として、日本サッカー協会(JFA)より13日付で承認されたことを発表した。

 上田は1998年生まれの20歳で、身長182センチメートルのFW。鹿島ジュニアユースノルテから鹿島学園高校を経て法政大に進学した。1年時から主力として活躍し、関東大学リーグ1部では2年通算で39試合出場23得点を記録。1年時に総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント、2年時に全日本大学サッカー選手権(インカレ)制覇を経験している。

 そして上田は年代別代表にも名を連ね、U-21日本代表の一員として出場した2018年のアジア大会では、決勝トーナメントで3得点を記録。2020年の東京オリンピックで、エースとしての活躍が期待される。

 鹿島は今月12日、上田の2021シーズン新加入内定を発表。今回の「JFA・Jリーグ特別指定選手」登録により、今季中の試合出場も可能となった。

「JFA・Jリーグ特別指定選手」の制度概要は以下のとおり。

▼目的
サッカー選手として最も成長する年代に、種別や連盟の垣根を超え、「個人の能力に応じた環境」を提供することを目的とする。

▼概要
全日本大学連盟、全国高等学校体育連盟等の所属チームに登録されたまま、受け入れ先となるクラブでJリーグ等の試合出場が可能となる。




◆鹿島、U21代表の上田綺世を起用可能に! 法政大FW、特別指定選手登録(サッカーキング)





◆“鹿島の新10番”、二十歳の安部裕葵が考えるその重み。「去年はダメでも使い続けた」と明かす指揮官が寄せる期待は?(サッカーダイジェスト)



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「プレッシャーに負けているようじゃ、この職業に向いていないと思う」

 2019Jリーグキックオフカンファレンスが2月14日、東京都内で開催された。
 昨年のアジア王者、鹿島アントラーズからは大岩剛監督と今季から新たに10番を背負う安部裕葵が出席。新シーズンへ向けての意気込みを語った。

 今季からエースナンバーを背負うのは先月二十歳を迎えたばかりの若武者だ。2年目の昨季は、シーズン途中から攻撃的MFの位置で出場機会を増やし、リーグ戦では22試合・2得点。さらに、チーム初のアジア王座に輝いたACLの戦いやその後のクラブ・ワールドカップなど国際舞台での活躍で大きなインパクトを残した。

 急成長を遂げ、チームに欠かせない戦力になりつつある俊英MFに大岩監督も大きな期待を寄せている。昨季はまだパフォーマンスに波もあったが、指揮官は自身の心境も思い返しつつ、こう振り返った。

「昨シーズンはとくに守備のところではパフォーマンスが良くない時期もあった。やはり経験のなさや若さが出ていたと思う。ただ、僕自身も彼への期待は大きくて。去年はダメでも使い続けた。そこで(安部自身が)悔しい想いをして改善して、最後のほうはほっといても守備もして、得点も獲れる選手になっていった」

 さらに大岩監督は、今季から10番を背負うことについて「鹿島の10番はジーコから始まりレオナルドやビスマルク……。他のクラブと鹿島の10番の違いというのを感じてほしいし、そういうプレッシャーを感じながら成長してほしい」と、偉大なるレジェンドたちの名を上げつつ、さらなる成長を求める。

 一方、当の本人も託された番号の重みを重々承知している。
「周りからの期待、信頼、プレッシャーというものがあるなかで、そういったものを成長の糧にして選手として成長できればいい。ただし、プレッシャーに負けているようじゃこの職業に向いていないと思う。そういった意味では、すべてを自分のエネルギーに変えてプレーしたい」

 しかし安部自身は、「(以前の)30番だろうが10番だろうが、やることは変わらない」と言い、背番号そのものが何かを変えるものではないと考えている。過去の10番像にも囚われない。

「これまでジーコさんとか、最近で言えば金崎夢生選手とかいろんな選手が10番をつけてきましたけど、そこは自分らしい10番を作っていければいいかなと思う」

「あのポジション(攻撃的MF)で使うということは得点も期待するし、守備も期待するし、それこそ中心選手で居続けることも期待する」と、指揮官は安部に多彩な役割と不動の存在であることを求める。今季、その高い要求に応えられれば、鹿島には真の10番が誕生しているはずだ。

取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)




◆“鹿島の新10番”、二十歳の安部裕葵が考えるその重み。「去年はダメでも使い続けた」と明かす指揮官が寄せる期待は?(サッカーダイジェスト)





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