日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月24日土曜日

◆新時代の到来を感じさせた鹿島の健闘 南米クラブはプレーと運営面の改革が必須(Sportsnavi)


http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201612230001-spnavi?p=1

セルヒオ・レビンスキー/Sergio Levinsky

南米王者のアトレティコ・ナシオナルが敗れる波乱

ほとんどが欧州王者と南米王者で争われてきたクラブW杯の決勝戦。今大会では南米王者が開催国王者の鹿島に敗れるという波乱が起きた

 今年もクラブワールドカップ(W杯)が開幕する前の時点では、チャンピオンズリーグ(CL)を制したヨーロッパ王者のレアル・マドリー、コパ・リベルタドーレス覇者の南米代表アトレティコ・ナシオナルが当然のごとく決勝で対戦するものだと、誰もが考えていた。

 1960年に前身のインターコンチネンタルカップが始まった時から、クラブ世界一の座はほぼ常に両大陸の代表によって争われてきた。

 ヨーロッパ王者のレアル・マドリーがウルグアイのペニャロールとインターコンチネンタルカップで対戦した当時から、2005年に現行のクラブW杯に形が変わって現在に至るまで(05年はクラブ世界選手権と呼ばれていた)、クラブ世界一を決めるファイナルは計56回(75年、78年は大会が中止)行われてきた。そして南米と欧州のチャンピオン同士の対戦フォーマットだった時代を除くと、13回のうち9回はヨーロッパ王者と南米王者によって争われている。

 ただ南米王者が過去10年で3度目も決勝進出を逃していることについては、偶然として片付けることはできない。今大会もコパ・リベルタドーレス優勝に続き、コパ・スダメリカーナでも決勝に進出していたアトレティコ・ナシオナルが開催国代表の鹿島アントラーズに準決勝で敗れる波乱があった。

 10年大会にはコンゴ民主共和国のマゼンベがブラジルのインテルナシオナルを下し、13年大会ではモロッコのラジャ・カサブランカがやはりブラジルのアトレチコ・ミネイロを破り、決勝に勝ち上がった前例がある。だが、アジアのクラブが決勝に進出したのは今回が史上初のことだ。

レアル・マドリーと互角に渡り合った鹿島

鹿島の活躍は素晴らしく、レアル・マドリーの世界的スターたちと比べても遜色ないものだった

 とはいえ、日本のクラブの躍進、南米クラブの失態のいずれについても、偶然の産物ではないことを強調したい。

 鹿島について言えば、まず準決勝で3点差をつけて快勝した相手が、16年を通して結果のみならず内容的にも南米大陸をリードしてきた強豪クラブであることだ。さらに決勝では世界最高レベルの戦力を有し、あらゆるコンペティションで優勝候補の筆頭に挙げられるレアル・マドリーを相手に、日本の選手たちが技術、戦術とも飛躍的に成長したことを証明してみせた。

 鹿島のプレーは非常にレベルが高く、レアル・マドリーと互角に渡り合うほどだった。もちろん相手にゲームを支配された時間帯はあったし、鋭いカウンターにさらされもした。一方で、彼らも相手ゴールに何度も迫り、ゴールチャンスを作り出した。その結果、レアル・マドリーとコスタリカの守護神ケイラー・ナバスがゲームの主役になることなど、戦前には想像し得なかったことだ。

 一時的ながらスコアをひっくり返す2ゴールを決めた柴崎岳も素晴らしかったが、ゴールキーパーの曽ヶ端準も鮮やかな好守を見せた。彼らの活躍はセルヒオ・ラモスやマルセロ、ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カリム・ベンゼマ、そして最多4ゴールを挙げ(うち3ゴールは決勝で決めた)大会MVPに選ばれたクリスティアーノ・ロナウドら、世界的スターたちと比べても遜色のないものだった。

 レアル・マドリーは延長戦に入るまで自力の差を見せつけることができなかった。長時間のハードワークにより、世界中のあらゆるチームが多大な消耗を強いられる時間帯になってようやく、圧倒的な個の力を駆使して勝利を手にすることができたのだ。そこまでライバルを苦しめた鹿島の健闘は大きなサプライズであり、フットボール界の勢力図を塗り替える新時代の到来を感じさせるものだった。

大幅なメンバー入れ替えを強いられる南米勢

コパ・リベルタドーレス終了後にヨーロッパで移籍市場が始まるため、南米クラブは優勝時のチームを12月まで維持することは難しい

 一方、南米側の視点から今大会を振り返ると、今後もクラブ世界一の座を争いたいのであれば、南米フットボール界の現状に対する広範な見直しが必須となる。プレー内容もそうだが、何より必要なのは運営面での改革だ。

 かつてのインターコンチネンタルカップや初期のクラブW杯は、南米のクラブにとって最優先すべき大きな目標であり、タイトル獲得の意欲はヨーロッパのライバルを大きく上回るものだった。それが近年は過密化が進む試合日程や各クラブの経済的な状況により、そうもいかなくなってきている。

 コパ・リベルタドーレスは1年の半ばに決勝を迎える。ヨーロッパではその直後に夏の移籍市場が始まり、選手の輸出国である南米各国では多数の優秀な選手が海を渡っていく。そのため南米王者のクラブはコパ・リベルタドーレス優勝時のチームを12月まで維持することが難しく、主力選手を引き抜かれた後に穴埋めの補強を行い、大幅にメンバーを入れ替えた状態でクラブW杯を迎えることになる。

 対照的に、ヨーロッパ王者となるようなビッグクラブは、CL優勝時のチームをさらに強化して年末の大会を迎えることができる。その差はあまりにも大きく、04年ごろから目に見える形で表れ始め、今や南米王者は決勝に勝ち進むことすらできなくなってしまった。

実験的に導入されたビデオ判定が議論の的に

実験的に導入されたビデオ判定だが、ワンプレーの判断にあれだけ時間をかけていては混乱をもたらすばかりだ

 今大会では実験的に導入されたビデオ判定も議論の的となった。初の適用例となったのは、鹿島対アトレティコ・ナシオナルによる準決勝でハンガリー人のビクトル・カッサイ主審がビデオを確認した末、鹿島にPKを与えた判定だ。このケースはオルランド・ベリオのファウルを受けた西大伍がオフサイドポジションにいたとの指摘もあり、大いに問題視された。

 その是非は別として、鹿島の先制点となったPKが確定するまでの手順は見直す必要がある。ワンプレーの判定にあれほど時間をかけていては、観客に混乱をもたらすばかりだ。それにビデオレフェリーの意見を主審がどこまで取り入れるべきかも、明確な規定を作る必要がある。今回のケースで言えば、ビデオレフェリーは西がファウルを受けたかどうかの判断しかせず、彼がオフサイドポジションにいたかどうかは考慮していなかった。彼がオフサイドであれば、PKを与えるファウルが生じる前にプレーが途切れていたのだから。

 21世紀も17年目を迎える。他の競技では何年も前から人的ミスを減らすべく最新技術が活用されており、フットボールもテクノロジーの導入自体は歓迎すべきである。ただ世界で最も多くの競技者を抱えるこの競技においては、さまざまなバックグラウンドを考慮することも忘れてはならない。

 微妙なプレーが生じるたび、時間をかけてビデオを確認するのは現実的に不可能だ。特に感情的なラテン気質の地域では、判定が確定するまでの空白の時間が長引けば、ろくなことは起こらないだろう。レフェリーはあらゆる形で圧力をかけられるに違いない。1つアイデアを挙げるとすれば、両チームのキャプテンが主審に同行し、共にリプレイ映像を確認することだ。

 テクノロジーの導入は重要な進歩をもたらす可能性を秘めている。だが、今回のような初期段階のテストは、クラブW杯ほど世界的に大きな重要性を持たない、しかし未来につながる経験となるU−17の大会などで行われるべきだったのではないだろうか。

(翻訳:工藤拓)

◆バスク代表監督がレアル戦の鹿島を激賞。 「敗れざる者の誇りを見た」(Sportiva)


https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2016/12/24/post_1185/index.php

 クラブワールドカップ決勝戦。鹿島アントラーズは強豪レアル・マドリードをあと一歩のところまで追いつめている。90分間を戦い抜いて2-2。120分間で2-4と敗れたものの、世界を仰天させた。

「鹿島はアトレティコ・ナシオナル戦に続いて、レアル・マドリード戦でも自分たちのシステムを完璧に操っていた。戦術を適正に活用。距離感やサポート関係が格別で、攻から守、守から攻の切り替えも秀抜だった」



 そう語るミケル・エチャリは、レアル・マドリードを苦しめた鹿島を最大限に評価した。現バスク代表監督であり、レアル・ソシエダ、エイバル、アラベスなどで育成部長、監督、SDを歴任。”スペインの慧眼(けいがん)” には、なにが見えたのか?

「拮抗した試合。もしセルヒオ・ラモスに2枚目のイエローカードが正当に出されていたら……勝負の行方は誰にも分からない」

 エチャリはそう言って、試合を解剖し始めた。

「鹿島は立ち上がりにパワーを使っている。レアル・マドリードの力量を踏まえ、気圧されない戦略の一つだろう。攻撃的志向を示し、練度の高い連係攻撃によって、果敢にバイタルエリアへ侵入した。

 5分を過ぎると、ポゼッションはレアル・マドリードに奪い返されるが、積極的な前線からのプレッシングで対抗。ボールの出どころを抑えながら高めのラインを確保し、MFとDFのラインでほぼボールを奪い返している。

 レアル・マドリードの4-3-3に対し、鹿島は4-4-2(細かく分析すると4-2-2-2)を採用。サイドハーフで起用された遠藤康、柴崎岳の2人が戦術のカギになっていた。

 遠藤、柴崎は守備でも攻撃でも、PASILLO INTERIOR(バックラインの前)を意識。守備では2人のボランチ(小笠原満男、永木亮太)と並び、バックラインとの連係で堅固な陣を。攻撃では2トップ(金崎夢生、土居聖真)に近づき、相手のバックラインの前を横切り、あるいは侵入を試みた。

 一方、レアル・マドリードのアンカーであるカゼミーロは両サイドからの侵入に手を焼き、有効に守れていない。結果的にサイドバックが攻め上がれない現象が発生。ルーカス・バスケスのみがレアル・マドリードの戦術的攻撃を有効にしていた」

 鹿島ペースにも見えたが、先制したのはマドリードだった。前半9分、バスケスが右サイドからクロスを上げ、一度はクリアされるが、拾ったルカ・モドリッチがシュートを打ち、GK曽ヶ端準が弾いたところをカリム・ベンゼマが押し込んだ。

「鹿島は失点後の20分間近く、攻撃を展開した。スピード、精度が一気に高まり、主に右サイドからレアル・マドリードを混乱させている。クロスのこぼれを小笠原がミドルで狙い、コンビネーションプレーから抜け出した西大伍が際どいクロスを送り、遠藤がPASILLO INTERIORに入って、右足でシュート。ときには、クリスティアーノ・ロナウドも含めてマドリードの選手全員を陣内に押し込んだ。

 攻め立てる鹿島だが、守備のバランスも崩していない。ボールの出どころへのプレス(土居と金崎)、サポート、マークの受け渡し、戦術的動きが実に円滑。小笠原と永木はそれぞれの持ち場に入ってくる選手を追うが、2人は常に良好な相互関係を保っていた。1対1でも、DF陣はレアル・マドリーFW陣の”速い足の動き”に惑わされていない。壁パスでの侵入に対しても、鹿島の選手の反応は速く、予測ができていた。CKの守備も、曽ヶ端の判断や処理などを含めて質が高かった」

 善戦する鹿島は、前半44分、後半7分と立て続けに得点。とうとう逆転に成功している。

「鹿島の同点のシーンはカウンターの流れだった。自陣からのロングパスを土居がポストで落とし、それを受けた金崎が力強く抜け出すが、ここはシュートまで至らず。クリアされたボールを再び永木が拾い、左サイドの土居に預ける。土居はフェイントを入れ、エリア内でポジションを取っていた柴崎にクロス。柴崎はラファエル・ヴァランを振り切って、左足でGKを破った。

 カウンターは抜け目なかったし、ポジションがいいから連続攻撃を繰り出し、組織だっていた。

 逆転弾は、セルヒオ・ラモスのクリアが中央に入り、それを柴崎が見逃さなかった。PASILLO INTERIORでボールを的確に扱い、巧みなボールスキルで相手をかわし、左足で強いシュートを同サイドに突き刺した。特筆すべきは柴崎が右利きにもかかわらず、左足で難度の高いシュートを打っている点だろう。鹿島の選手たちは、両足でボールを蹴れる有利がある」

 しかし後半15分、鹿島はバスケスをエリア内で倒してPKを与え、2-2の同点に追いつかれてしまった。

「侵入してきたバスケスを柴崎は背後から追うだけ、ディフェンスになっていない。山本脩斗のチャージもタイミングが遅かった。堅固だった守備が崩れた。

 これでレアル・マドリードは一気呵成に攻め込んでくる。

 特筆すべきは、鹿島が落ち着いて巧妙に対処した点だろう。ナシオナル戦もそうだったが、支えきれなくなったらじわじわとラインを全体的に下げ、ライン間のスペースを狭め、堅陣を作る。密集戦の態勢で守備の効果を上げ、そのうえで反撃の機会を窺おうとするしたたかさ。事実、ファブリツィオが際どいミドルを放ち、終了間際には遠藤がファーサイドで決定機を得ている」

 結局、延長戦はロナウドに2点を奪われ、決定力の差が出たわけだが……。

「もし、89分にセルヒオ・ラモスに2目のイエローが出されていたら(審判はカードに手をかけており、何らかの影響を考えて逡巡したのだろう)、レアル・マドリードは10人になっていた。どちらが勝者になっていただろう?」

 そしてエチャリは、激闘をこう締め括っている。

「鹿島は最後まで戦い続け、敗れざる者の誇り高さを見せた。スポーツマンシップを感じるチームだった。それだけで賞賛に値する。2得点の柴崎にはシルバーボールが与えられるべきだった」
(つづく)

◆広島ラストゲームの佐藤寿人が涙…スタジアムが“寿人コール”に包まれる(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?206135-206135-fl

[12.24 天皇杯準々決勝 鹿島1-0広島 カシマ]

 すでに名古屋グランパスへの移籍が発表されているサンフレッチェ広島のFW佐藤寿人は、1点ビハインドの後半34分に途中出場も得点に絡むことができず、12年在籍した広島でのキャリアに幕を閉じた。

 クラブW杯で準優勝した鹿島のホームに乗り込んだ広島は、11月12日の天皇杯4回戦・鳥栖戦以来、約1か月ぶりの公式戦ということもあり、試合勘という意味では難しい試合となった。それでも、何度も鹿島ゴールに迫ったが、後半18分のMFアンデルソン・ロペスのPKが止められるなど、最後まで1点が遠かった。

 佐藤は試合後、『何処にいても戦い続ける寿人が好きだ』、『いつかまた必ず佐藤寿人と戦いたい』と書かれた横断幕を掲げる広島サポーターのもとに、涙を拭いながら歩み寄り、深々とお辞儀。広島サポーターの終わらない佐藤のチャントに合わせて、鹿島サポーターも拍手を送り、スタジアムが“寿人コール”で包まれると、佐藤は何度も何度もお辞儀した。

 なお、今季限りで現役を引退するMF森崎浩司はベンチスタートで最後まで出番はなかった。

◆天皇杯4強が出揃う…鹿島が横浜FM、川崎Fが大宮と激突(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?206149-206149-fl



 天皇杯準々決勝が24日に行われ、準決勝に進出する4クラブが決定した。

 クラブW杯で準優勝した鹿島アントラーズは、天皇杯2連覇中だったG大阪に競り勝った横浜F・マリノスと対戦。風間八宏監督の今季限りでの退任が決まっている川崎フロンターレは、今季J1リーグでクラブ最高の5位だった大宮アルディージャと対戦する。

 なお、準決勝は29日に行われる。

【準決勝】
(12月29日)
[1]横浜FM 13:05 鹿島 [ヤンマー]
[2]大宮 15:05 川崎F [日産ス]

【決勝】
(2017年1月1日)
[1]の勝者 14:00 [2]の勝者 [吹田S]

◆鹿島が4年ぶり4強…横浜FM、劇的勝利でG大阪の3連覇阻止/天皇杯準々決勝(サッカーキング)


https://www.soccer-king.jp/news/japan/emperorcup/20161224/531123.html?cx_cat=page1

赤崎秀平

 第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝の4試合が24日に行われた。

 明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップを制し、Jリーグ王者となった鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島と対戦。0-0で迎えた57分に赤崎秀平が先制点を挙げると、この1点を守りきって鹿島が1-0で広島を下し、4年ぶりのベスト4進出を決めた。

 前年度王者のガンバ大阪と横浜F・マリノスの対戦は、0-0で迎えた63分に横浜FMが齋藤学の得点で先制に成功。逃げ切りを図る横浜FMに対し、G大阪が試合終了間際の87分に今野泰幸のゴールで同点とする。延長戦に突入するかと思われた、後半アディショナルタイム6分、横浜FMの天野純が勝ち越しゴールを奪い、2-1で横浜FMが勝利。横浜FMは優勝した第93回大会以来の4強進出となった。一方、G大阪の天皇杯3連覇の目標は潰えた。

 FC東京と川崎フロンターレの試合は、20分に大久保嘉人のゴールで川崎が先制。直後の28分にエウシーニョが追加点を挙げ、川崎が2点をリードしてハーフタイムを迎えた。川崎はそのまま2点差をキープしながら試合終盤に突入すると、後半アディショナルタイム1分にFC東京の平山相太に1点を返されたが、2-1で勝利を収めて準決勝進出を果たした。

 大宮アルディージャと湘南ベルマーレの対戦は、大宮が32分に泉澤仁のゴールで均衡を崩す。一方の湘南は51分に奈良輪雄太を退場で欠きながらも、70分に菊地俊介の得点で同点に追いつくと、1-1のまま延長戦に突入する。湘南は延長前半開始早々の93分に藤田祥史のゴールで勝ち越し。追いすがる大宮も111分に菊地光将が同点弾を決め、スコアは2-2のタイとなる。勢いに乗った大宮は118分に菊地が2点目を奪って勝ち越すと、120分には大屋翼が追加点。延長戦の末に4-2で湘南を下した大宮がベスト4に進出した。

■天皇杯準々決勝結果
12月24日(土)
横浜F・マリノス 2-1 ガンバ大阪
鹿島アントラーズ 1-0 サンフレッチェ広島
大宮アルディージャ 4EX2 湘南ベルマーレ
FC東京 1-2 川崎フロンターレ

■天皇杯準決勝組み合わせ
12月29日(木)
横浜FM vs 鹿島(ヤンマースタジアム長居)
大宮 vs 川崎(日産スタジアム)

◆鹿島、天皇杯も世界2位方式の4泊5日なにわ合宿(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1755898.html



 鹿島が「世界2位方式」で、6年ぶり5度目の天皇杯制覇に挑む。今日24日の準々決勝はカシマで広島と対戦。勝てば、準決勝(29日)と決勝(来年1月1日)は、アジア勢で初めて決勝進出したクラブW杯で2試合を戦った大阪で開催。石井正忠監督(49)の要望もあり、同様の4泊5日の“なにわ合宿”で、結束を深めることを決定した。23日は茨城・鹿嶋市内で調整した。

 J制覇、クラブW杯準優勝の次は、天皇杯制覇だ! クラブW杯で11日間で4戦した激戦の疲労以上に、鹿島は活気に満ちあふれ、全員でのPK練習で最終調整を締めた。サポーター約700人も声援を送り、GK曽ケ端はチームを代表して言い切った。「みんなが注目してくれている実感があるし、この時期にサッカーができることが素晴らしいこと。最後にあと3つ勝てばタイトル。どんなに長くても、あと10日くらいしかできない」。G大阪と並んでいる天皇杯最多優勝回数を5に伸ばし、最高の正月を迎えるつもりだ。

 準決勝はヤンマー、決勝は吹田Sが舞台。クラブW杯では吹田Sで、11日の準々決勝マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)戦、14日の準決勝ナシオナル・メデジン(コロンビア)戦にいずれも完封勝ちした。世界2位の陰には、大阪での共同生活で過ごした有意義な時間もある。天皇杯決勝を見据え、石井監督は同じような道筋を描いた。「家族と過ごすことも重要だけれど、選手で一緒に過ごすことが力になったことも事実。移動の疲労も考慮して、より良い準備ができると思い要望しました」。広島を破った後、準決勝前日の28日に大阪入りし、4泊5日の“なにわ合宿”で賜杯を掲げる計画だ。

 練習後は、石井監督自ら鹿嶋市内で広島戦の来場を呼び掛けるビラ配りに、サポーターと一緒に参加した。Rマドリード(スペイン)を苦しめた自覚から「内容も上回って、勝たないといけない」と気持ちも引き締めた。まずは本拠最終戦での勝利をクリスマスプレゼントにし、大阪に乗り込む。【鎌田直秀】

◆鹿島、天皇杯4強一番乗り レアルとの激闘から中5日 赤崎V弾、曽ヶ端PK阻止(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/24/kiji/20161224s00002011184000c.html



 第96回天皇杯全日本サッカー選手権は24日、各地で準々決勝が行われ、鹿島が広島を1−0で下して4強一番乗りを決めた。

 クラブワールドカップ(W杯)準優勝の鹿島は、Rマドリード(スペイン)と延長戦を戦った決勝から中5日での試合だったが、後半12分にMF小笠原がペナルティーエリア内に出した絶妙な浮き球でのパスにFW赤崎が反応し、ワンバウンドしたボールを角度のない位置から右足で逆サイドの左隅に突き刺して先制。5分後の同17分にはDF昌子が相手MF柏を倒してPKを与えたが、同18分にMFアンデルソン・ロペスが右足で蹴ったPKをGK曽ヶ端が阻止し、クラブW杯でも活躍した面々が天皇杯でも躍動して1−0で逃げ切った。

 準決勝は29日に行われ、鹿島は横浜と対戦。決勝は来年元日に大阪・吹田スタジアムで行われる。

◆鹿島・赤崎「クラブW杯でチームが一回りも二回りもでかくなった」 準決勝は横浜M戦/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161224/jle16122415160008-n1.html

後半、先制点を決め小笠原(左)、遠藤(中央)に祝福される鹿島・赤崎(右)=茨城県立カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)

 サッカー・天皇杯全日本選手権 準々決勝(24日、カシマスタジアムほか)クラブワールドカップ(W杯)準優勝の鹿島が広島を1-0で下した。後半12分に決勝点を挙げたFW赤崎秀平は「うまく打つことができた。前半からいいアシストを外していたので準備していた」と胸をなで下ろした。

 18日のクラブW杯決勝では、レアル・マドリード(スペイン)に2-4で敗れたが、歴史に残る激闘を演じた。「クラブW杯で非常にいい戦いができて、継続してチームとして戦うことを考えた。クラブW杯でチームが一回りも二回りもでかくなったと思っている」と自信をつけた。

 29日の準決勝では、3連覇を目指したG大阪を破った横浜Mが待ち受ける。「元旦までいって優勝したい。チームの雰囲気もすごくいい。ゴールという形でもっとチームに貢献できるようにがんばりたい」と頂点を見すえていた。

◆鹿島4強!赤崎V弾、曽ケ端PKセーブ 天皇杯(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1756121.html



<天皇杯:鹿島1-0広島>◇準々決勝◇24日◇カシマ

 Jリーグを制してクラブW杯でも準優勝した鹿島と、昨季J王者でクラブW杯で3位に入った広島が激突した。

 鹿島はFW金崎、MF柴崎、DF西の主力3人がけがや体調不良で欠場した。試合序盤から前線にボールが収まらず、決定機はほとんどなかった。前半13分にはDF山本の折り返しを、MF遠藤が左足でシュート。同30分にはMF永木が右足でミドルシュートを放ったが、いずれも枠を大きく外した。

 今季リーグ戦得点王のFWピーター・ウタカを欠いた広島は、FW皆川を1トップに、左サイドから鹿島の守備陣を崩した。MF柏、柴崎らのパスワークからクロスを連発。同20分にはMFアンデルソン・ロペスがゴール前でフリーでボールを受けたが、トラップミス。0-0で前半を折り返した。

 先制したのは鹿島だった。後半12分MF小笠原がふわりと浮かした縦パスに走り込んだFW赤崎が角度のないところから右足でシュート。逆サイドのゴールネットを揺らした。同17分にはDF昌子がペナルティーエリア内でファウルし、PKを与えたが、GK曽ケ端がアンデルソン・ロペスの左足シュートを読み切って両手で防いだ。

 広島も同34分に、来季からJ2に降格する名古屋への移籍が決まっているFW佐藤を投入した。それでも鹿島が攻撃で終始、圧倒。終了間際には途中出場のFW鈴木のシュートがポストに当たるなど、加点は出来なかったが、1-0で勝利した。29日の準決勝進出を決めた。

◆鹿島、赤崎の決勝弾で4強入り G大阪は3連覇逃す/天皇杯(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161224/jle16122415000007-n1.html

後半、先制点を決める鹿島・赤崎(右)=茨城県立カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)

 サッカー・天皇杯全日本選手権 準々決勝(24日、カシマスタジアムほか)クラブワールドカップ(W杯)準優勝の鹿島が広島を1-0で下した。後半12分、FW赤崎秀平が決勝点を挙げた。3連覇を目指したG大阪は横浜Mに1―2で敗れた。後半18分にMF斎藤学にPKを決められ、同42分にMF今野泰幸のゴールで同点に追いたが、同51分にMF天野純に決勝点を奪われた。

鹿島・石井監督
「この一戦に懸ける思いが出ていた。まだリーグのタイトルしか取っていないので、天皇杯を取りたい」

広島・森保監督
「好機はつくれたし、得点ゼロで終わる試合ではなかったと思う。ぎりぎりのところを勝ち切れるチームに成長させていきたい」

横浜M・モンバエルツ監督
「強度が高く、激しいゲームだった。組織的な動きと純(天野)の素晴らしいシュートで、それを結果に結びつけられた」

横浜M・斎藤
(自ら獲得したPKで先制点)「次で負けたら意味がない。決勝に行くという気持ちが大事」

横浜M・中村
(途中出場で、9月の天皇杯3回戦以来の復帰)「時間は短いけど出られたし、勝てて良かった」

G大阪・長谷川監督
「どちらもチャンスがある中で決めきれなかった。(決勝点は)天野のシュートを褒めるべきだ」

◆第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51927

天皇杯 準々決勝

赤崎が決勝ゴール、曽ケ端がPKストップ!鹿島が広島を撃破、4年ぶりの天皇杯ベスト4進出!

元日決勝、そして19個目のタイトル獲得へ、鹿島が力強く歩みを進めた。天皇杯準々決勝、サンフレッチェ広島戦。久々に帰還したカシマスタジアムで、赤崎が決めた1点を守り切って1-0と勝利を収め、ベスト4進出を決めた。

鹿島は今月3日に浦和を破ってJ1制覇を果たしてから、FIFAワールドカップ ジャパン2016に臨んだ。11日間で4つの大陸王者と対峙した世界での戦いで、準優勝。レアル・マドリードとのファイナルは120分間の激闘だったが、頂点に立つことはできなかった。充実感と自信、そして悔しさを胸に、次なる戦いへと踏み出すこととなった。

つかの間のオフを経て、J1王者として全員が参加したJリーグアウォーズを終えた選手たち。21日にトレーニングを再開し、3日間の準備期間で集中力を高めていった。グラウンドに満ちていたのは、さらなる進化への意志と勝利への決意だ。山本は「練習にサポーターの方々が多く来てくれて、期待されているのがわかる。ずっと連戦だったけど、久しぶりに5日間空いた。身体の準備はできている」と次の戦いへ向けて闘志を燃やしていた。

指揮官はレアル・マドリード戦から先発メンバーを3名変更。右サイドバックに伊東、2列目に中村、前線に赤崎を起用した。クラブワールドカップで渾身のビッグセーブを連発した曽ケ端が最後尾に立ちはだかり、最終ラインには伊東のほか、植田と昌子、山本が並ぶ。ボランチは小笠原と永木のペア、2列目は中村と遠藤。そして前線は赤崎と土居が務める。ベンチにはGKの櫛引とブエノ、ファン ソッコ、ファブリシオ、三竿、杉本、鈴木が控える。



青空に恵まれた鹿嶋。11月29日以来のホームゲームを待ちわびた背番号12が早くから待機列を成し、ボルテージを高めていった。来季に向けて改修を行い、サポーター席やベンチの入れ替えを行うカシマスタジアム。慣れ親しんだ光景で迎える最後の一戦で勝利を収めるために。ウォーミングアップに現れた選手たちに大きなチームコールが飛び、ピッチは熱を帯びていった。

13時4分、キックオフ。鹿島は立ち上がりから、なかなかボールを収めることができずに攻撃の形を作れない。中盤でのルーズボールの競り合いが繰り返され、互いにペースを掴めないまま推移していった。10分、鹿島は左サイドを縦へ突破した中村が中央へ折り返したが、相手GKに弾き出されてしまった。12分には中村の突破から山本を経由し、最後は遠藤が得意の左足を振り抜いたが、枠の上へと外れた。

なかなか決定機を作れない鹿島は18分、スルーパスを通されてピンチを迎えたが、柴崎晃のシュートは枠を逸れた。26分にもアンデルソン ロペスのドリブル突破からペナルティーエリア内まで進入されたものの、シュートをブロックして事なきを得た。

前半ラスト15分も、鹿島は攻撃のペースを掴めない。前線で起点を作れず、広島にボールキープを許す時間が続いた。それでも、両サイドを広く使った相手の攻撃をゴール前でしっかりと阻み、スコアレスでハーフタイムを迎えた。

前半45分で放ったシュートはわずか2本だったが、チームに焦りも動揺もなかった。のちにこの試合の主人公となる赤崎は「クラブワールドカップでも前半に耐えて後半に仕掛ける形で勝ってきた。ハーフタイムにも、ロッカールームではしっかりと声が出ていた」と振り返っている。















迎えた後半、鹿島は積極的に攻勢をかける。49分、赤崎が最終ラインの背後へ抜け出してスルーパスに反応。飛び出してきた相手GKにキャッチされたものの、得点への意欲を見せた。54分には永木がペナルティーエリア手前からのFKを直接狙ったが、右足から放たれた鋭い一撃はわずかに枠を越えてしまった。



少しずつ漂い始めた得点の予感。クリスマスイブのカシマに駆け付けたサポーターに、ゴールというプレゼントを届けたのは背番号18だった。57分、小笠原が敵陣中央から繰り出した浮き球のパスに反応。ペナルティーエリア右奥、ゴールライン際でボールに追い付くと、迷うことなく右足を振り抜く。角度のないところから放たれた、難易度の高い一撃は、ゴール左隅へと吸い込まれた。アントラーズレッドで埋め尽くされたゴール前で、歓喜のジャンピングガッツポーズを見せた赤崎。1-0。鹿島が先制に成功した。





リードを奪った鹿島は勢いに乗って追加点を目指したが、5分後に絶体絶命のピンチを迎える。相手のドリブル突破に対応した昌子がスライディングを敢行すると、ペナルティーエリア内でファウルの判定。広島にPKが与えられた。





キッカーはアンデルソン ロペス。初対峙のブラジル人アタッカーとの駆け引きの先で、鹿島が誇る守護神が起死回生のビッグセーブを見せた。左足でゴール右隅を狙ったシュート、そこに背番号21の右手が伸びるのが同時だった。コースを完璧に読み切った曽ケ端がシュートを弾き出す。ペナルティーエリアにこぼれたボールには植田がいち早く反応し、タッチラインの外へ蹴り出した。スコアは1-0のまま。鹿島がピンチを脱した。



石井監督は66分、中村に代えて鈴木を投入した。貪欲な若武者はサイドで身体を張り、力強い突破を繰り返して存在感を見せた。70分を経過してからは、互いにゴール前でのチャンスを作り合うオープンな展開になっていく。75分には相手の右CKからこぼれ球を拾われ、強烈なシュートでサイドネットを襲われる場面があったが、枠を逸れて事なきを得た。

鹿島は76分、赤崎がペナルティーエリア内へ突破して右足シュート。相手GKとの1対1という決定機だったものの、惜しくも枠の右へ逸れてしまった。広島は79分、移籍が決まっている佐藤を前線に投入して反撃を期してきたが、鹿島の守備陣は集中力を切らすことなく応戦を続ける。終盤には鈴木の突破から相手DFとの接触があり、ファウルかと思われた場面で笛が鳴らずにスタジアムが騒然となる場面もあった。後半アディショナルタイムにはポスト直撃のシュートもあった。最後まで落ち着かない試合展開になったが、鹿島はしっかりとリードを守り切った。









試合終了のホイッスルが鳴り響いた。カシマスタジアムでの今季最終戦で、1-0で勝利を収めた鹿島。歓喜の歌声がこだまする聖地で、ベスト4進出の切符を掴み取った。次戦は29日、ヤンマースタジアム長居で行われる準決勝で横浜F・マリノスと対戦する。中4日で迎える一戦に向けて、チームは26日からトレーニングを再開。元日決勝へ、そして19個目のタイトル獲得へ、一丸となって突き進む。





【この試合のトピックス】
・2012年以来、4年ぶりの天皇杯ベスト4進出を果たした。
・広島相手の公式戦は、2015年8月12日のJ1 2nd 第6節以降4連勝となった。
・赤崎が2回戦の富山戦以来となる今季の天皇杯2得点目を挙げた。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・中盤でしっかりボールをおさめて、相手陣内でのポゼッションを高めること。
・自陣では相手に簡単に前を向かせないこと。遅れずに対応していこう。
・クロスに対するマークを再度確認して、ディフェンスラインの裏を取られないこと。


サンフレッチェ広島:森保 一
・体はハードに、頭は冷静に戦うこと。
・チャンスは作れている。シュートで終わること。
・魂を込めて戦うこと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日の試合は天皇杯だったが、18,000人を超える多くの方が観戦に来ていただいた。選手は観に来てくれる人が多ければ多いほど燃えるので、ありがたく思う。クラブワールドカップからタイトなスケジュールで戦ってきたが、前半はなんとか崩されることなく我慢できた。後半、苦しい戦いではあったが、比較的相手陣内でボールを保持できるようになった。シュート数を見ても、前半2本から後半は10本となり、点を取るという気持ちが表れていた。秀平も角度のないところからいいシュートを決めてくれた。PKの場面ではソガが防いでくれて、チーム全体がこの一戦にかける気持ちを見せていた。90分間戦ってくれた選手たちに感謝したい。

Q. 伊東選手の評価は?
A. ユキは、久しぶりに90分出場した。途中、頭部をケガしたが、チームの役割を90分間果たしてくれた。

Q. 準決勝で横浜FMと戦うことになったが対策は?
A. 横浜FMは、前線のスピードがかなりあるチーム。組織された守備からスピードある攻撃が特長的。そのあたりをしっかり分析して準備したい。

Q. タイトなスケジュールのなかで選手たちにどんな声をかけたか?
A. クラブワールドカップから1週間で今日の試合を戦ったが、疲労に関して、あまり意識して言わないようにしていた。体は当然疲れている。しかし、今年はまだリーグタイトルしか獲っていない。天皇杯を獲りたい。そこに向けて選手たちもモチベーションが高いので、うまく切り替えてくれたと思う。

Q. 三竿選手を入れて永木選手を前に出したが、狙いは?
A. サイドハーフでの守備が、広島と戦うときは重要になる。そこの対応を考えたとき、まず優磨を入れて、聖真を下げ攻撃をつくりながら、健斗を入れて、亮太を1枚出すことによって、逆サイドも同様の狙いとした。健斗は途中出場から、なかなかゲームに乗っていけない部分もあると思うが、要求に対してしっかりやってくれた。亮太も慣れないサイドハーフで役割を果たしてくれた。ポジションが変わってもいいパフォーマンスを出してくれるのは、チャンピオンシップ、クラブワールドカップで身につけたものが、今日の戦いにも出ていると思う。


サンフレッチェ広島:森保 一
結果がすべて。アントラーズが強かった。我々の力不足。選手たちは持っているものすべてを出してくれた。アントラーズに勝って準決勝に進むだけのパフォーマンスを見せてくれたと思うが、結果に結びつけることができず、私の力不足。チャンスを作っていたし、得点ゼロで終わる試合ではなかった。失点も、前半からの守備の厳しさがあれば、防げたかもしれない。後半、少しゆるくなったところで、疲れてしまう。攻撃も守備も、そこで力をつけていかなくてはいけない。1-0だったが、いい試合はできたかもしれない。しかし、ここから勝っていく力をつけなくてはいけない。鹿島のように、より勝負強く、ギリギリのところで勝ち切れるように、これから成長していきたい。


選手コメント

[試合後]

【赤崎 秀平】
シュートが決まって良かった。自分に出たパスではなかったと思うけど、チャンスを逃さずに準備ができていた。勝ち切ることが大事。クラブワールドカップも、良い内容で勝っていたわけではない。耐えて勝つ形、しっかりと我慢することができている。

【曽ケ端 準】
自分がPKを弾いた後の反応が早かった。そういう意識は大事だし、チームの守備意識に助けられた。チームとしてしっかりと戦っている結果。ホームでの今季最後の試合だったし、勝つことができて良かった。

【伊東 幸敏】
クラブワールドカップの後ということもあって、一番の山になるとわかっていた。その中で勝てたことは良かった。良い内容ではなかったけど、アントラーズは勝つことが重要。全員が同じ戦術理解をして、誰が出ても変わらずに同じサッカーができることを示していかないといけない。その意味でも今日、勝てたことは良かった。

【昌子 源】
(PKの場面は)自分の対応のミス。足もかかっていたし、イエローカードも素直に受け入れた。聖真も亮太くんも言っていたけど、PKは絶対に入らないと思った。ソガさんに感謝しないといけない。挽回するチャンスをチームが作ってくれた。レアル戦の後で、いろいろな見方をされる試合で勝てて良かった。ここまで来たら優勝して終わりたい。

【遠藤 康】
相手は気合いが入っていたけど、0-0で耐えることができて良かった。攻め込まれても慌てずに対応することができていた。いつも通りプレーしているけど、自信をもってできている。

【中村 充孝】
大事な試合だった。難しくなることもわかっていたけど、そういう中でももっとやらないといけない。勝てて良かった。相手のプレッシャーが来ていた中で、もっとボールを収めないといけなかった。ソガさんのPKストップはチームのみんなが信じていた。そういうことが勝利につながるんだと改めて思った。

【永木 亮太】
チャンピオンシップやクラブワールドカップのようなテンションの高い試合でプレッシャーの速さを経験していたので、それが今に生きていると思う。この試合に向けては時間も空いていたし、気持ちも切り替えられていた。優勝が目標だけど、まずは次の試合に勝つことに集中したい。

◆乾が帰国、柴崎への欧州移籍を助言「やれる能力のある選手」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/24/kiji/20161223s00002020314000c.html



 スペイン1部エイバルのMF乾が、欧州移籍の可能性が浮上している鹿島のMF柴崎へ助言を送った。

 Rマドリードに善戦したクラブW杯決勝を振り返り、「(海外で)元々やれる能力のある選手」と評価。「(環境が違う中で)どれだけ自分の特長を出せるかが大事」と話した。自身は現在8試合連続先発出場中。Aマドリード戦(1月7日)から始まる後半戦へ「まずは試合に出続けること」と抱負を語った。

◆【鹿島】昌子、前歯の次は「歯茎」が練習中に飛んでいった(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161224-OHT1T50059.html



 天皇杯の準々決勝4試合が24日、各地で行われる。6年ぶり5度目の優勝を狙う鹿島は23日、広島戦(カシマ)に備え、クラブハウスで練習を行った。DF昌子源(24)が前歯の破損に続き、22日の練習中に歯茎の損傷で計8針を縫ったことが判明。それでも、クラブW杯で準優勝に終わった悔しさを天皇杯制覇で晴らすため、強行出場する。

 DF昌子が相次ぐ“お口の災難”に負けず頂点を目指す。クラブW杯決勝のRマドリード戦(18日・横浜国際)から中5日。W杯準優勝クラブとして、天皇杯準々決勝で広島を迎え撃つ。マスク越しに「俺らは世界2位とは1ミリも思っていない。あの大会で2位になっただけ。世界の強豪に入っていくためには国内タイトルは義務」と6年ぶりの天皇杯制覇を目標に据えた。

 22日、練習中の接触プレーで再び口の中を負傷した。11日のサンダウンズ戦(吹田S)では、上の前歯1本を破損。それをカバーする仮歯が取れたと思ったが、「歯茎が飛んでいった。中からスライムが出てきた」と仰天した。口の中をえぐられ、唾液とともに歯茎の一部が出てきたのだった。8針を縫い、歯が沈まないように糸で支える処置を受け、強行出場する。

 口が開きにくく、「ぱ行」がうまく言えない。GKは「キーファー」となるが、「ソガー(GK曽ケ端)と言う」。父・力さんからは「けがをしてDFは強くなる」と諭されたという。幸いにも「けがは足じゃないので」プレーへの影響は少なく、世界の名だたるストライカーを止めた守備は健在。鹿島の門番が国内大会でも存在感を発揮する。(内田 知宏)

◆鹿島 J王者の威信を 天皇杯 きょう準々決勝・広島戦(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14825051567277

ミニゲームで調整する昌子(左)=クラブハウスグラウンド

サッカーの第96回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社など共催)第8日は24日、各地で準々決勝4試合を行い、J1鹿島はカシマスタジアムでJ1広島と対戦する。鹿島は今季ホームでのラストマッチ。サポーターに勝利を届け、今季の残り1冠獲得に弾みをつけたい。キックオフは午後1時。

鹿島は3日にJリーグ優勝を決めた後、クラブワールドカップ(W杯)の11日間で4試合を戦う過密日程をこなした。準優勝と好成績を残したものの、選手の疲労は色濃い。クラブW杯決勝後、金崎と柴崎、西の3人が全体練習に参加せず、広島戦は欠場しそうだ。

加えて激闘を終えたばかりで、モチベーションの低下が懸念される。ベテランの曽ケ端は「タイトルを取った自信を持って、あと三つ勝ちたい」と、Jリーグ王者の威信を懸けて挑む。

広島は流動的に選手が位置取りを変え、細かくパスをつなぐ戦術の完成度が高い。鹿島は意思統一したプレスから主導権を握りたい。「苦労すると思うが、その中で鹿島らしく戦う」と昌子。クラブW杯でも見せた劣勢にも粘り強く耐え、好機に一気に畳み掛ける。

ホームでは鹿島は公式戦4連敗中。右サイドバックでの出場が濃厚な伊東は「サポーターのためにも今年最後のホーム戦で勝ち、みんなで喜びたい」と勝利を誓った。



   (藤崎徹)

★2016天皇杯vs広島(カシマ)ツイートまとめ

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