日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年1月27日火曜日

◆【清水】新主将に本田!「戦う集団にしたい」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150126-OHT1T50155.html



 清水エスパルスは26日、今季の主将にMF本田拓也(29)、副主将にFW大前元紀(25)、長沢駿(26)が就任することを発表した。神奈川・桐光学園高3年以来となる主将就任に、本田は「戦う集団にしたいというのが一番。責任を感じながらプレーすれば、みんなもついて来てくれると思う」。始動2日目に大榎克己監督(49)から打診され、「断る理由はなかった」と首を縦に振った。

 この日は11対10やシュート練習で汗を流した。19日の始動から1週間、これまでの調整を振り返り「雰囲気も良いし、明るくやれている」とした一方、「もう少し声を出してもいい。若い選手が多いから遠慮してるのかもしれないけど、ピッチに入ったら関係ない」と、注文も忘れなかった。

 昨季は10月から副主将を務め、自身初のJ1残留争いも経験した。「サッカーができるありがたみがわかった。経験をムダにしないように、自覚を持ってやっていきたい」。目指すは指揮官が掲げる「優勝」。昨季の悔しさを胸に、ピッチに声を響かせていく。

◆J1清水、新主将の元日本代表MF本田「闘う集団でタイトル獲得へ」/静岡直行便(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150126/jle15012620340006-n1.html



 J1清水のMF本田拓也(29)が26日、新主将に指名された。指名した大榎克己監督は「昨年は残留争いの中で、自分を犠牲にしてまで闘う姿勢を見せてくれた」とリーダーシップを高く評価。プレー面でも「体を張り、中盤でゲームをつくることもできる欠かせない存在だ」と、残留争いからの挽回へ大きな期待を寄せた。

 本田は昨年の終盤にも副主将に指名され、主将のMF杉山が長期離脱すると、試合ではキャプテンマークを巻きチームをけん引した。今季は早々に、大榎監督が『タイトルを獲る』と宣言。その言葉を受けた本田は、「去年からやってきたので、監督のやりたいサッカーは選手もわかっているはず。目標であるタイトルへ、闘う集団をつくっていければと思う」と、指揮官のV宣言に続いた。

 振り返れば、クラブ、そして本田にとっても、昨季の残留争いは過去に例のない厳しいものだった。「サポーターの皆さん、クラブ職員、それからメディアの皆さんなど関わっていただいているすべての皆さんの力があって、自分たちがプレーできていることが改めてわかった。この経験を無駄にしないで今季を戦いたい」と本田。自身が指名した副主将のFW長澤駿とFW大前元紀らの力も借りながら、チームを頂点へと導く意欲を示した。(望月文夫)

本田拓也(ほんだ・たくや)

1985年生まれ。桐光学園(神奈川)から法政大を経て、2008年清水入り。11年に鹿島に完全移籍したが、13年シーズン途中で清水に再加入。2011年AFCアジア杯出場。代表戦2試合出場。キャプテンは高校以来。

 ◆清水の主将歴 

 三浦泰年―長谷川健太―澤登正朗―伊東輝悦―三都主アレサンドロー森岡隆三―山西尊裕―高木和道―兵働昭弘―小野伸二―杉山浩太―本田拓也(12代目)

◆清水、今季の主将は本田拓也に決定「自分らしさを出していきたい」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150126/275286.html


清水の主将を務めることが決まった本田 [写真]=Getty Images


 清水エスパルスは26日、2015シーズンのキャプテンにMF本田拓也、副キャプテンにFW長沢駿、FW大前元紀が就任することを発表した。

 3選手はクラブ公式HPで次のようにコメントしている。

■本田拓也
「良い意味で、“キャプテン”という言葉をあまり気にせずに、自分らしさを出していきたいと思います。昨シーズンの厳しい闘いを忘れることなく、結果にこだわり、今まで以上に“戦う集団”へと成長していけるようにチームをまとめていきたいです。今シーズン、よろしくお願いします」

■長沢駿
「キャプテンのタクさんから指名されたことを光栄に思います。エスパルスというチームで育ち成長してきたので、このような役割を与えられて率直に嬉しいです。その分、責任も強く感じています。自分はプレーでチームを引っ張っていきたいと思っています。元紀と共に、タクさんのサポートやチームの力になれるように努めていきます」

■大前元紀
「歴史あるエスパルスで、副キャプテンに任命されて光栄です。自分のサッカー人生の中でもプラスになると思います。たとえ、副キャンプテンではなかったとしても、チームに対する想いや姿勢は何も変わりません。ただ、副キャプテンに任命していただいたので、今まで以上に責任感を持ち、チームが少しでも良い方向へ進むように、全力を出していきたいと思います。また、エスパルスでタクさんが正式にキャプテンをすることは初めてだと思うので、良いサポートができるように取り組んでいきたいです」

◆柳沢、中田が引退後に古巣を選んだ意義とは。 ~選手第一の鹿島が育む帰属意識~(ナンバー)


http://number.bunshun.jp/articles/-/822541



 '14年シーズン限りで現役を引退したベガルタ仙台の柳沢敦が古巣・鹿島アントラーズに戻って、トップチームのコーチに就任した。同じくスパイクを脱いだ中田浩二もクラブスタッフとして残るという。

 アントラーズの黄金期を支えた2人の元日本代表が、育ったクラブでセカンドキャリアをスタートさせることにどのような意義があるのだろうか。

 鹿島は「選手第一」をどこよりも実践してきたクラブだ。戦力外通告を極力出さず、たとえ戦力外となっても移籍先をクラブ主導で探してきた。また結果が出なくとも入団から3年はチャンスを与えるなどの基本スタンスを崩さないでいる。

 クラブ側が選手を大切に扱うことによって、逆に選手たちのチームに対する「帰属意識」を導いてきた。一体感と結びつくことで獲得してきたタイトル数は、茨城の地方都市でありながらJリーグでトップ。それにまた柴崎岳、山村和也、植田直通ら有望な若手が毎年のように入団してくるのも、「選手を大切にする」クラブイメージと無関係ではないと思われる。海外のクラブに移籍した内田篤人や大迫勇也らは今なお鹿島に深い愛着があり、オフで帰国すれば挨拶に出向いていることもよく知られている。
「いずれはノンフットボールビジネスでも雇用を……」

 クラブ側と選手の良好な関係。それが柳沢と中田の決断によってさらに強固なものになっていく。彼らほどのネームバリューがあれば、セカンドキャリアにはいくつかの選択肢があったに違いない。それでも鹿島で仕事をすることを選んだ。条件面、環境面を含めてオファーに魅力があったからに他ならず、セカンドキャリアを考える鹿島の選手たちの「帰属意識」をより高めていくことにもつながってくる。

 鹿島の鈴木秀樹取締役事業部長は以前、クラブの将来像についてこう語っていた。

「鹿島でイベントがあれば今でもビスマルクやアルシンドたちが喜んで来てくれる。いずれはカシマスタジアムのノンフットボールビジネスなどで雇用を増やして、引退した選手やスタッフなど、アントラーズのファミリーがもっと働けるような環境をつくっていきたい」

 引退後もここで働きたいと思えるクラブ。鹿島ではセカンドキャリアの環境づくりが、着々と進んでいる。

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