来季(3月)からJ3で戦うFC町田ゼルビアの相馬直樹新監督(42)が18日、ホームスタジアムの町田市立陸上競技場(町田市野津田町)で就任の記者会見を行い、「来週、また見に行きたいと言われるチームにしたい」と抱負を語った。
相馬監督は鹿島アントラーズなどで活躍し、日本代表として1998年のフランスW杯に出場。2010年に、JFLに所属するゼルビアで初めて監督を務め、J2昇格が可能なリーグ3位に導いたが、スタジアムが基準に届かず昇格できなかった。
その後、川崎フロンターレ監督やモンテディオ山形ヘッドコーチなどを経て、今回、再びゼルビアを率いてJ2入りを目指す。
現チームの印象を相馬監督は「少しハードワークが足りない。失点も多くないが、得点も少ない」と語り、「選手が思いきってチャレンジする姿を毎試合見せ、力をつけて上のステージに上がりたい」と述べた。
一方で、新たに誕生するJ3について「いろんな新要素があるので試行錯誤になる。差が少ない中で(他チームから)マークされると厳しい。簡単ではない」と述べ、気を引き締めていた。
会見には、新規加入14選手のうち、13人も同席した。今回、クラブ発足以来初めて、ゼルビアのユースチームからの加入を果たしたGK千葉奏汰選手(18)は、「一刻も早くうまくなってチームに貢献したい」と意気込みを語っていた。
(2014年1月19日 読売新聞)