日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年12月11日月曜日

◆[プレミアリーグEAST]FC東京U-18が逆転V!浦和ユースが残留を決め、大宮ユースが降格:第18節(ゲキサカ)




 高校年代最高峰リーグ『高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST』は10日、最終節が行われ、FC東京U-18(東京)が初優勝を果たした。FC東京U-18は17日に行われる『高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 チャンピオンシップ』でWEST王者のヴィッセル神戸U-18(兵庫)と日本一をかけて戦う。

 前節を終えた時点でプレミアEASTは、首位の清水エスパルスユース(静岡)が勝ち点37、2位のFC東京U-18と3位の青森山田高(青森)が勝ち点36で並び、優勝争いは三つ巴となっていた。

 清水ユースは柏レイソルU-18(千葉)と対戦。後半17分に同点に追いついたものの、6分後に柏U-18のMF鯰田太陽に勝ち越しゴールを決められ、1-2で敗れた。FC東京U-18と青森山田の直接対決は、FW久保建英のゴールなどで3点先行したFC東京U-18が、粘る青森山田を退け、3-2で勝ち切った。この結果、勝ち点を39に伸ばしたFC東京U-18が逆転優勝をつかみ取った。

 また、降格争いは前節を終えて横浜F・マリノスユース(神奈川)の降格が決まっていたが、8位の浦和レッズユースが勝ち点16、9位の大宮アルディージャユースが勝ち点14と埼玉県勢が争っていた。

 試合は浦和ユースが鹿島アントラーズユース(茨城)と1-1、大宮ユースも京都サンガF.C.U-18(京都)と2-2でそれぞれ引き分けに終わった。それにより、順位は変わらず、大宮ユースの降格が決まった。

 以下、順位表と第18節結果

【順位表】
1.FC東京U-18(39)+15
2.清水ユース(37)+18
3.青森山田高(36)+13
4.鹿島ユース(25)+4
5.柏U-18(24)-3
6.京都U-18(23)-10
7.市立船橋高(21)-5
8.浦和ユース(17)-4
9.大宮ユース(15)-13
10.横浜FMユース(12)-15

【第18節】
(12月10日)
[浦和駒場スタジアム]
浦和レッズユース 1-1 鹿島アントラーズユース
[浦]井澤春輝(61分)
[鹿]渡邉伶那斗(57分)

[NTT東日本志木総合グラウンド]
大宮アルディージャユース 2-2 京都サンガF.C.U-18
[大]吉永昇偉(43分)、高柳郁弥(64分)
[京]財前淳(26分)、服部航平(53分)

[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
市立船橋高 2-0 横浜F・マリノスユース
[市]福元友哉(16分)、岡井駿典(81分)

[東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)]
FC東京U-18 3-2 青森山田高
[F]品田愛斗(30分)、横山塁(57分)、久保建英(77分)
[青]堀脩大(75分)、檀崎竜孔(85分)

[清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)]
清水エスパルスユース 1-2 柏レイソルU-18
[清]鈴木魁人(62分)
[柏]田中陸(10分)、鯰田太陽(68分)

[プレミアリーグEAST]FC東京U-18が逆転V!浦和ユースが残留を決め、大宮ユースが降格:第18節

◆激闘から一夜明け車屋が別調整…山本脩斗、32歳デビューへ「いい準備を」(ゲキサカ)




 EAFF E-1選手権初戦の北朝鮮戦(1-0)から一夜明けた10日午前、日本代表は都内で練習を行った。北朝鮮戦で初先発したDF車屋紳太郎(川崎F)は太腿打撲のため別調整。それ以外の先発組はクールダウン中心の軽めのメニューをこなし、それ以外の選手はミニゲームなどで汗を流した。

 次戦は中2日で12日に中国戦(味スタ)を控える過密日程。車屋の状態を踏まえても、中国戦ではA代表初選出のDF山本脩斗(鹿島)が左サイドバックで初先発となりそうだ。「自分としてはいい準備をして、まずは練習からアピールしていきたい」。代表デビューを目前に控え、32歳のベテランは冷静に足もとを見つめた。

 ハリルホジッチ監督は11月29日のメンバー発表会見で山本について「守備も攻撃もいいパフォーマンスを見せているが、どちらかと言えば特徴は守備にあるかもしれない。ヘディングも強い」と言及。「特に北朝鮮と中国は空中戦に強いので、こういった特徴を持っている選手も必要だと思った」と起用法も示唆していた。

 代表とクラブチームという違いはあるが、鹿島では今季のACLで広州恒大(中国)と対戦。「球際でガツガツ来るし、前と後ろの選手には高さがある。セットプレーにも自信を持ってくるというのはACLでも感じた」。そう中国勢のイメージを語ると、「攻守で高さやデュエルで負けたくない。そこも持ち味だし、そういうところも出していきたい」と意気込んだ。

 デビューはお預けとなった北朝鮮戦だが、初めてピッチレベルから代表の試合を見て「どんな試合も難しくなるなと思った」と、あらためて国と国の戦いの厳しさも実感した。それでもチームは後半アディショナルタイムの劇的ゴールで白星発進。「ああいう中でも勝つことが必要。最後、勝ち点3を取れたことは残り2試合につながると思う」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

激闘から一夜明け車屋が別調整…山本脩斗、32歳デビューへ「いい準備を」

◆「日本はちょっと馬鹿正直」 日本代表の主将DFが指摘、北朝鮮に苦戦した理由とは?(FOOTBALL ZONE)




鹿島DF昌子、前半22分のプレーを受けて「ペナ内で行けなくなりますよね」と明かす

 日本代表は9日、E-1選手権初戦の北朝鮮戦で終了間際にMF井手口陽介(ガンバ大阪)が劇的な決勝ゴールを決めて1-0と辛勝した。終盤まで0-0と苦戦を強いられ、辛うじて勝利した日本について、キャプテンとしてフル出場したDF昌子源(鹿島アントラーズ)は「日本はちょっと馬鹿正直」と言及し、したたかさが不足していると指摘している。
 
 日本は序盤こそボールを保持して主導権を握っていたが、北朝鮮の鋭いカウンターなどを浴びて徐々に勢いを失い、前半途中から何度もピンチを招いた。最初にあわやの場面が生まれたのは前半22分だ。最終ラインを統率した昌子は次のように証言する。
 
「一番最初、ショウゴくん(谷口彰悟)が相手23番にペナ(ルティーエリア)内で寄せに行って、相手が倒れた。あれで(笛が)吹かれんかったけど、多分そういうのを狙ってるんだろうな。すぐ倒れたし、あれで分かったところがあった」
 
 北朝鮮が後方からロングボールを供給し、それにFWキム・ユソンが抜け出してエリア内で突破。DF谷口が素早く寄せて相手を倒す形となったものの、PKの笛はならなかった。ピンチの芽を摘む好守だったが、昌子は「あれで本当、ペナ内で行けなくなりますよね」と明かす。相手がエリア内でのPK奪取を意図的に狙っている空気を感じ取り、守備は一層の苦戦を強いられることになった。

北朝鮮にあり、日本になかったもの

「あれはショウゴくんやったけど、俺がファーストプレーだったらどうしてたかなとちょっと思った」と振り返る昌子は、北朝鮮の意図的とも言うべきプレーに脅威を感じたという。
 
「めっちゃ倒れ方が上手いやつがおるかもしれん。そうなったら、同じプレーをショウゴくんがしてもPKになるかもしれん。レフェリーが違ったらPKやったかもしれん」
 
 その後の展開は一進一退の攻防となり、後半アディショナルタイム3分に井手口が代表2ゴール目となる決勝弾を叩き込み、日本が辛うじて勝利を手にした。日本は後半に入ると北朝鮮に攻め込まれる場面も目立ち、攻撃面では最後で崩しのアイデアを欠いた感は否めない。昌子は北朝鮮のような一種の“ずる賢さ”が不足していたと強調する。
 
「ああいうことを平気でしてくるチームだと思うし、そういうずる賢さですよね。そいういうことを考えると、日本はちょっと馬鹿正直じゃないですけど、そういうシーンはなかった」
 
 苦戦を強いられながら初戦を白星で飾ったハリルジャパンだが、国内組で構成された久造チームだけに、攻守両面で課題を露呈する形となってしまったようだ。
 
【了】
 
大木 勇●文 text by Isamu Oki(Football ZONE web編集部)
 
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

「日本はちょっと馬鹿正直」 日本代表の主将DFが指摘、北朝鮮に苦戦した理由とは?

◆“恵みの雪”生かせず…大迫欠場のケルン、劇的逆転負けで初勝利逃す(サッカーキング)




 ブンデスリーガ第15節が10日に行われ、FW大迫勇也が所属するケルンはホームでフライブルクと対戦した。大迫は前節に退場となったため、出場停止により欠場した。

 開幕から14戦未勝利で最下位に沈むケルン。前節の結果を受けてペーター・シュテーガー監督が退任し、今節からU-19チームを率いていたシュテファン・ルーテンベック氏が指揮を執る。今節は勝ち点差「9」で17位のフライブルクと下位直接対決でもあり、立て直しに向けての重要な一戦。だが、この日は大雪に見舞われ、試合開始が30分遅れ、ピッチも真っ白な状態でキックオフを迎えた。

 それでも、ケルンにとって“恵みの雪”となった。立ち上がりから積極的に攻めるケルンは開始8分、ミロシュ・ヨイッチのスルーパスでルーカス・クルンターがエリア内に抜け出し、冷静に左足シュートを決めて先制に成功した。

 さらに16分、セール・ギラシがエリア内左で倒されてPKを獲得すると、これを自ら沈めて追加点。29分にはコンスタンティン・ラウシュが左サイドから鋭い低目のクロスを送ると、相手MFカレブ・スタンコのオウンゴールを誘発し、リードは3点に広がった。

 しかし、雪の勢いが弱まり、ピッチも緑が増えるにつれ、フライブルクが反撃に出る。39分、右サイドからのFKでヨリッチ・ラヴェがボールを送ると、ファーでフリーのニルス・ペーダーゼンが豪快な左足ボレーを突き刺し、1点を返す。さらに後半に入って65分、右CKでラヴェのボールをヤニク・ハベラーが頭で合わせて、1点差に迫った。

 ケルンは1点リードのまま耐えていたが、89分にサリフ・エズカンがエリア内でニコラス・ヘフラーを倒し、PKを与えてしまう。これをペーダーゼンが落ち着いてゴール右隅に決めて、フライブルクが同点に追い付く。さらにケルンは後半アディショナルタイム4分にもギラシのハンドで再びPKを献上。これもペーダーゼンがゴール左隅に決めてハットトリックを達成し、フライブルクがこのまま4-3で劇的勝利。ケルンは3点リードをひっくり返され、またも今シーズン初白星を逃し、15戦未勝利となった。

 ケルンは次節、13日にアウェイでバイエルンと対戦。フライブルクは12日にボルシアMGをホームに迎える。

【スコア】
ケルン 3-4 フライブルク

【得点者】
1-0 8分 ルーカス・クルンター(ケルン)
2-0 16分 セール・ギラシ(PK)(ケルン)
3-0 29分 オウンゴール(カレブ・スタンコ)(ケルン)
3-1 39分 ニルス・ペーダーゼン(フライブルク)
3-2 65分 ヤニク・ハベラー(フライブルク)
3-3 90分 ニルス・ペーダーゼン(PK)(フライブルク)
3-4 90+5分 ニルス・ペーダーゼン(PK)(フライブルク)

“恵みの雪”生かせず…大迫欠場のケルン、劇的逆転負けで初勝利逃す

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