日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年6月6日火曜日

◆ラスト1分で優勝逃したサン=ジロワーズ、町田浩樹が胸中吐露「人生で最も辛い瞬間」(超WORLDサッカー!)



町田浩樹


ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズの日本代表DF町田浩樹が胸の内を明かした。

ベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグのプレーオフ1は、3チームが勝ち点「1」差にひしめく大混戦の中で4日に最終節が行われた。

町田の所属するサン=ジロワーズは、首位のロイヤル・アントワープと同勝ち点「46」の2位でクラブ・ブルージュ戦に臨み、後半開始直後にシモン・アディングラのゴールで先制。リードを保って終盤を迎えた。

一方で、アントワープは勝ち点「45」の3位ヘンクに75分に勝ち越されていた。

このままいけば優勝はサン=ジロワーズだったが、89分にクラブ・ブルージュの本間至恩に同点弾を浴び、アディショナルタイムにも2失点。アントワープとヘンクも引き分けに終わったため、勝っていれば1934-35シーズン以来となる戴冠だったが、わずか数分で栄冠は手からすり抜けてしまった。

先発出場した町田は試合後にインスタグラムを更新し、胸中を吐露。悔しさをにじませた。

「間違いなく今までの人生で最も辛い瞬間でした。まだ現実を受け入れられませんが、大好きなファンサポーター、チームメイトとまた喜びあえるように、強くなって戻ってきます。たくさんの応援、ありがとうございました」





◆“鈴木優磨の得点取り消し”VAR事案は海外でも…複雑なシーンに各国で対応分かれる(ゲキサカ)



鈴木優磨


 5月14日に行われたJ1リーグ第13節・名古屋グランパス戦における鹿島アントラーズの得点が取り消されるシーンが話題となった。類似事案は海外でも発生しているが、各国で対応に違いが生じている。

 鹿島の事象は、コーナーキックを頭で合わせたFW鈴木優磨が直前にファウルをしていたというもの。ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入を受けて木村博之主審が得点を取り消したが、当該ファウルはCKが蹴られる前に発生したため、CKのやり直しで再開される珍しい対応に。JFA審判委員会はVARの介入と再開方法について「適切だった」と結論づけている。

 スペインのラ・リーガではさらに複雑な判定が下されている。2019-20シーズンに行われたバレンシアとバルセロナの一戦だ。

 この試合ではバレンシアがCKからゴールネットを揺らすも、ゴールイン後に主審が笛を吹いてバレンシアのファウルと判定。そこにVARが介入し、ファウルの判定は正しいが接触はインプレー前だったと主審に伝えた。結果、再開方法はバルセロナのFKではなくバレンシアのCKをやり直すことで決定された。

 ノーゴール判定が正しいのにも関わらずもう一度得点のチャンスが与えられたため、この判定は当時物議を醸していた。VARの導入初期段階で審判員間にも細かい手順が浸透していなかったこともあり、過剰介入と思われるシーンだった。

 一方、アメリカの審判組織であるプロフェッショナル・レフェリー・オーガナイゼーション(PRO)は異なる見解を持っているようだ。PROは今月3日、メジャー・リーグ・サッカー(MLS)第15節のスポルティング・カンザスシティ対ポートランド・ティンバーズでのVAR介入について見解を発表している。

 この試合ではカンザスシティがCKからゴールネットを揺らすも、直前に攻撃側選手が相手選手を押す反則があったことが明らかに。VARが介入してノーゴールに判定が覆った。再開はファウルがあった地点から守備側・ティンバーズのFKとなったが、映像をよく見るとファウルはCKが行われる前に発生していた。

 状況としては鹿島対名古屋と全く同じ。しかし、PROは「反則がインプレーとなる前に起きたため、VARプロトコルの範囲外だった」と説明し、不適切な対応だったと明かした。もっとも得点した選手がオフサイドという反則もあったため「得点を取り消した最終判定は正しい」としているが、プッシングの反則にVARが介入したことはミスだと伝えている。

 PROの見解はVARプロトコルで規定されている「競技規則は一度プレーを再開したならば再開方法(コーナーキック、スローインなど)の変更を認めていないことから、プレー再開後のレビューは、できない」に基づくものと思われる。

 ただ、この条文は「インプレー①→アウトオブプレー→インプレー②」という際にインプレー②の途中でインプレー①の事象に巻き戻って判定を変えることはできないといったルールを示している。鈴木優磨の件や今回のMLSの件はアウトオブプレー中の反則であるため、VARが介入可能という解釈もできるだろう。

 インプレー前に反則が発生してから得点が生まれることは稀なため、国によって解釈に違いのある難しい事象だった。







◆“鈴木優磨の得点取り消し”VAR事案は海外でも…複雑なシーンに各国で対応分かれる(ゲキサカ)





◆戦う部分も表現。鹿島ユースのCB大川佑梧は、U-16インターナショナルドリームカップMVPを“通過点”に(ゲキサカ)



鹿島ユース大川佑梧選手


[6.4 U-16インターナショナルドリームカップ第3戦 U-16日本代表 4-2 U-16オランダ代表 Jヴィレッジスタジアム]

 U-16インターナショナルドリームカップ最終戦で、U-16日本代表はU-16オランダ代表を撃破。逆転での優勝を飾った。そして迎えた表彰式、大会MVPとしてコールされたのは、鹿島アントラーズユースのDF大川佑梧だった。

「ビックリした。正直、自分ではないと思っていた」

 最初はちょっと戸惑いの表情も見せたものの、日本サッカー協会の田嶋幸三会長よりトロフィーを受け取ると、笑顔で記念写真におさまった。

「凄く良い大会のMVPをもらえて素直に嬉しいし、これからもっと頑張っていかないといけないと思わされた」

 大会では勝利を収めた2試合にCBとして先発フル出場。6-1と大勝したU-16ナイジェリア代表戦ではゲームキャプテンも務めた。そのナイジェリア戦でも、優勝を決めたオランダ戦でも、高さのある相手に堂々と渡り合いつつ、味方のカバーリングもこなして粘り強い対応を披露してみせた。

 チームを率いた廣山望監督も、その成長ぶりを高く評価し、こう語る。

「昨年の代表活動から成長がかなりあるという点も含め、今大会も戦う気持ちを本当に出してくれた。予測や準備の部分をしっかりやりながら、プラスアルファの『戦う』という部分を出してくれたことを考えると、MVPに値すると思う」

 また、オランダ戦では守るだけでなく攻撃面での特長も披露した。「キックは得意」と語るとおりの一発が飛び出したのは1-1で迎えた前半10分のこと。サイドハーフの位置から巧みに裏を狙うタイミングを見計らっていたMF菅原悠太(FC東京U-18)を視界に捉えると、「目が合ったので」と、すかさず左足を一振り。相手DFの裏へと落ちる絶妙な弾道で逆転ゴールをアシストしてみせた。

「いつも自分はあそこを観てはいるので、スガ(菅原)がよく狙っていてくれた。左足のキックは自分の武器なので」

 また試合を通して「すごく駆け引きが上手かった」と言うPSVのFWサミ・ブフダンと熱い攻防にも刺激を受けたほか、「相手のセンターバックの持ち運びとかも『上手いなあ』と思って観ていました。自分の参考にもなるので、また映像を見返したい」と、さらなる向上への意欲も燃やす。

 6月に開幕するAFC U17アジアカップのメンバーからは惜しくも落選(サポートメンバーとして国内合宿に帯同)。U-17日本代表の森山佳郎監督は大川が最終候補にいて選出するか迷った選手であることを明かしつつ、さらなる成長に期待を寄せる。大川自身も同級生たちのメンバー入りを「悔しかった」と認めつつ、世界大会で逆転でのメンバー入りを狙う。

 このMVPは通過点だった。数年後にそんな振り返りができるような大きな成長を期待したい。

(取材・文 川端暁彦) 







◆今季23ゴールの上田綺世、守田英正のスポルティングCP移籍か? ストライカー補強の候補に(超WORLDサッカー!)



上田綺世


セルクル・ブルージュの日本代表FW上田綺世(24)だが、ステップアップでは日本人とチームメイトになる可能性もあるようだ。

鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュに完全移籍し、自身初となる海外挑戦となった上田。1年目のシーズンは、シーズン序盤こそ苦戦したが、初ゴールを決めてから徐々に本来の輝きを取り戻した。

ジュピラー・プロ・リーグでは特にカタール・ワールドカップ(W杯)後にゴールを量産。プレーオフにも出場した中、40試合で22ゴールを記録し、得点ランキングも2位でフィニッシュ。大きなインパクトを残した。

その上田には当然、他クラブからも熱い視線が注がれ、同じオーナーを持つモナコなどが候補に浮上。その中で、ポルトガル『A Bola』はスポルティングCPが候補に浮上しているという。

日本代表MF守田英正も所属するスポルティング。攻撃陣を強化したいと考えており、経験豊富なパウリーニョのライバルを求めているとのこと。メインターゲットはコヴェントリー・シティのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュ(25)とのこと。チャンピオンシップ(イングランド2部)で46試合で21ゴール10アシストを記録。スウェーデン代表としても13試合で3ゴールを記録していた。

そんな中で上田も獲得候補に。350万ユーロ(約5億2500万円)の市場価値があるとされているが、守田と共闘することはあるだろうか。




◆今季23ゴールの上田綺世、守田英正のスポルティングCP移籍か? ストライカー補強の候補に(超WORLDサッカー!)


◆「感覚を取り戻せた」リーグ戦約1か月ぶり出場の鹿島MF藤井智也は、左サイドでの出場に「迷ったら仕掛けようと」(サッカーダイジェスト)



藤井智也


敵地での勝点1も「決して良い結果とは言えない」


[J1第16節]浦和0-0鹿島/6月4日/埼玉スタジアム2002

 鹿島アントラーズは6月4日に敵地で浦和レッズと対戦。前半に主導権を握ってゴール前まで迫るも得点を奪えず、0-0のドローに終わった。

 後半は浦和に攻め込まれる時間帯が続いたが、鹿島の岩政大樹監督は87分にMFの藤井智也を投入すると、藤井が左サイドから再三ドリブル突破で攻め込み、チームの重心を押し上げることに成功した。藤井は交代時の指示について「細かい指示はなかった」と明かす。
 
「僕が出る意味はドリブルで仕掛けたり、裏に抜けたりすることだと自分でも分かっている。外から見ていて、今日は相手が良い具合に引いていたので、足もとでボールを受けられる雰囲気があった。受けたらとりあえず仕掛けようと。迷ったら縦に仕掛けようと決めていた。最初のシーンも相手が2人チェックに来ていたが、迷いなく仕掛けに行けた」

 タフな相手にアウェーで最低限の勝点1を持ち帰った鹿島だが、藤井は「これでリーグ戦は3試合連続の引き分けで、すべて勝っていれば今より勝点が6ポイント多かった。その勝点を失ったことを考えれば、決して良い結果とは言えない」と警鐘を鳴らす。

 藤井はリーグ戦では4月29日のガンバ大阪戦以来の出場となった。約1か月ぶりのリーグ戦でのプレーについて「少ない時間だったが、自分の感覚を取り戻せたと感じている。怪我で遠ざかっていた分、これからチームの力になれるように、仕掛けの部分と献身的に走る部分は継続していかなければならない」と、前を見据えていた。

取材・文●尾池史也(ワールドサッカーダイジェスト編集部)




◆「感覚を取り戻せた」リーグ戦約1か月ぶり出場の鹿島MF藤井智也は、左サイドでの出場に「迷ったら仕掛けようと」(サッカーダイジェスト)





◆終盤のビッグセーブで無失点に貢献の鹿島GK早川友基。浦和サポーターの威圧感も「楽しかった」(サッカーダイジェスト)



早川友基


イングランド人主審に対しては「本当にやりやすかった」


[J1第16節]浦和0-0鹿島/6月4日/埼玉スタジアム2002

 鹿島アントラーズは6月4日に敵地で浦和レッズと対戦し、0-0のドローに終わった。前半は主導権を握ってゴール前まで迫るも得点を奪えず、逆に後半は浦和に攻め込まれる時間帯が続いたが、最低限の勝点1を持ち帰った。

 無失点に大きく貢献したのが鹿島GKの早川友基だ。90+2分には、浦和FWのホセ・カンテに決定的なヘディングシュートを打たれるも、ファインセーブでピンチを凌いだ。試合後、早川はセーブの場面について「相手の身体の向きを見て、冷静に処理できた。苦しい時間帯が続いたが、ディフェンス陣全員が集中を切らさず、最後まで身体を張っていた。最低限の仕事はできたと思う」と胸を張る。
 
 早川はボールを握る時間帯が多かった前半には、相手のプレスをものともせずにボランチに縦パスを通すなど、ビルドアップでも貢献。そのビルドアップについて、「練習でも色々な形を試していて、味方との意思疎通も高まってきている。試合中には相手のプレスの出方によって細かく繋ぐのか、大きく蹴るのかという判断を臨機応変にしている。今日の相手には比較的、自信を持って繋ぐことができた」。

 天候にも恵まれ、4万5575人という大観衆が詰めかけたなかでのプレーだったが、早川は「楽しかった」と振り返る。

「国立での名古屋戦の時と同じく、大観衆のなかでは空気に飲まれることなく、より集中してプレーができている。特に後半は背中に浦和サポーターがいたけど、逆に良い緊張感だった。鹿島も浦和もお互いに素晴らしいサポーターがいて、この最高の雰囲気のなかでプレーできるのはサッカー選手の醍醐味だと思うし、幸せに感じていた」

 またこの試合では、日本サッカー協会(JFA)の審判交流プログラムで来日したイングランド人のアンドリュー・マドレイ主審が笛を吹いた。プレミアリーグでも豊富な経験を持つレフェリーについては、「本当にやりやすかった」と大絶賛。

「アドバンテージを取る判断が適切でやりやすかった。戦術的なファウルに対しても、やみくもにイエローカードを出すことがなかったので、試合も荒れなかった。今日は審判に対して全くフラストレーションがたまらなかったし、本当に良い試合だったと思う」

 浦和戦を終えて、鹿島は現在8位。早川は今後について「来週(6月11日)の湘南ベルマーレ戦でちょうどリーグ戦は折り返しになる。後半戦、上位に食らいついていくために、必ず勝点3を取りたい」と意気込みを語った。

取材・文●尾池史也(ワールドサッカーダイジェスト編集部)




◆終盤のビッグセーブで無失点に貢献の鹿島GK早川友基。浦和サポーターの威圧感も「楽しかった」(サッカーダイジェスト)





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