日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年5月1日日曜日

◆「スズキが鹿島を首位に導いた」日本通のブラジル人記者が鈴木優磨を称賛! 守備陣にも賛辞(サッカーダイジェスト)






1ゴール・1アシストで勝利の立役者に


 4月29日、J1リーグの第10節が行なわれ、セレッソ大阪対鹿島アントラーズは0-3でアウェーの後者が快勝した。

 クラブとして1000試合目という記念すべき一戦で、1ゴール・1アシストという活躍をみせたのが、キャプテンマークを巻いたFW鈴木優磨だ。前半6分に先制点を叩き出すと、14分に松村優太のゴールをお膳立て。ダメ押しの3点目の起点にもなり、勝利の立役者となった。

 このパフォーマンスを、ブラジル・メディア『globo』の日本通、チアゴ・ボンテンポ記者も「彼の活躍が鹿島を首位に導いた」と称えている。

「試合で先陣を切ったのは鈴木で、時計が15分を過ぎる前にゴールとアシストをマークした。21歳の有望株、松村優太もJ1初先発で1ゴールと好調だった。またクリーンシートを達成した守備面も良かった。GKクォン・スンテ、SBの常本佳吾、CBのブエノと関川郁万が素晴らしいディフェンスを見せた」

 この勝利で鹿島は首位に浮上。ボンテンポ記者は「1993年のJリーグ発足以来、一度も降格することなく在籍しているのは鹿島と横浜F・マリノスだけ。その鹿島は優勝を狙いひた走っている」と綴っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部




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◆ヴァイラー監督の先発起用にゴールで応える 首位奪取の鹿島でブレイク候補の若きアタッカー(the WORLD)






松村がC大阪戦で1ゴール


J1第10節で鹿島アントラーズはセレッソ大阪と対戦。鹿島が3ゴールを奪って3-0と大勝した。この試合で先発出場した松村優太は、ゴールという結果で指揮官の起用に応える。

レネ・ヴァイラー監督の下で途中出場からチャンスを作るなど、積極的な姿勢を見せていた松村。そんな中で迎えた今節は、初のスタメンを勝ち取り、中盤4枚の右でスタートした。すると1点をリードした14分、鈴木優磨のクロスにタイミングよく飛び込んで追加点を決め、今シーズン初ゴールを記録する。

松村は絶好のチャンスをつかみ、結果を残した。自らの武器はドリブルであり、前節までも、途中から仕掛けて好機を作るなど鹿島の武器となっていたが、今試合では相手守備陣の空いているスペースに飛び込んで得点を決め切るという普段とは違う形でもアピールに成功した。

仲間隼人などMFのポジションには怪我人も出ているため、若い選手にとっては今がチャンス。21歳の松村もその1人で、チームの台所事情が苦しい時こそ若い選手が台頭してブレイクを果たしていく。そうやってリーグの頂点に立っているのも、鹿島らしさといえる。松村の活躍もありJ1首位に躍り出た鹿島の勢いは、どこまで続くか。




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◆【番記者の視点】快勝で首位浮上の鹿島 3年目・松村優太が示した「次への一歩」に先が見えた(報知)






◆明治安田生命J1リーグ ▽第10節 C大阪0―3鹿島(29日・ヨドコウ)

 J1通算1000試合目となるC大阪戦で輝いたのは、今季リーグ戦初先発のMF松村優太だった。FW鈴木優磨の先制点を呼び込むミドルシュートを放ち、自らもコントロールされたボレーシュートで追加点をたたき出した。試合前の豪雨で水が浮くピッチ上は強い風が舞っていた。アウェーの難しい環境で主導権を奪う2得点に絡んだことは間違いなく大仕事だが、得点以外のプレーを含めて、この試合だけに収まらない価値があった。

 松村の軸はスピードを生かしたドリブル。パスよりも縦突破の序列が高く、2列目の選手としてはシュートを打つ意識も高い。ボールコントロールが難しいこの日も、仕掛けることを念頭に置き、アクセントになった。C大阪としては警戒していたFW上田綺世、鈴木の強力2トップへの配球とは別に、もう一つフタをしなければいけない選手が浮上してきたのだから、厄介だっただろう。

 勝ち切れない、または敗れた試合の後、選手からよく聞かれた言葉が「2トップに頼りすぎた」。レネ・バイラー監督が掲げる「縦に速いサッカー」を実行するという側面から見ても、チームの強みを生かすという意味でも、奪ったらすぐに2トップに預けることは間違っていない。ただ、相手に対応され、手詰まりになることがある。タイトルを目指し、長いシーズンを戦う上では次の一手が必要だった。

 C大阪戦のハーフタイム、鈴木満強化アドバイザーは「昔から守備はチームのリズムでやり、攻撃は自分のリズムでプレーするとよく言われる言葉だけど、そのバランスが徐々にできてきた」と笑みを浮かべた。今のチームでは、素早く2トップに預けることは「チームのリズム」と置き換えられるか。ドリブルで自分のリズムを刻んだ松村のプレーは、常に2トップを見ていたチームの視点を「自分の持ち味を出す」に広げる効果に期待できる。

 プロ3年目の松村は「自信というのは、ゲームで結果を残し、手応えをつかむことでしか、若い選手は得られない。試行錯誤しながらやって、今日みたいに得点や結果が自信につながる」と言った。戦術構築の過程、若手が自信をつけていく様子を見て、鈴木アドバイザーは「オリヴェイラの1年目と似ているよね。あの時もFWにすぐに預けたって、すぐに相手に奪われるよって、選手たちは言っていたから」と話した。

 鹿島が先の見える勝利で首位に浮上した。(鹿島担当・内田知宏)




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