
日刊鹿島アントラーズニュース
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2021年6月16日水曜日
◆「あまり歯止めをかけず、でも破綻しないように」見る者を楽しませる鹿島・相馬監督の絶妙な手綱さばき(サッカーダイジェスト)

「多少粗削りでも、思い切ってアグレッシブに」
「どちらかというと、行き過ぎなぐらいで、僕はいい」
一定のルールはある。ただ、たとえそこを逸脱しても、すべてダメなわけではない。
鹿島アントラーズの相馬直樹監督は、プレーにおける「判断基準」を重視する。代表ウイークで試合のない期間も「自分たちの判断基準のところ、そこを揃える」ことを再確認したという。
その判断基準はどれぐらい共有され、ピッチ上で正しく表現できているのか。相馬監督は「できている時と、できていない時がある」と現状を見ている。
「ときには、ちょっと行き過ぎてしまっているというか、相手に主導権がある時に、攻撃であれ守備であれ、自分たちがもう一度、主導権を取り返す、その時には少し我慢をする、という展開にならなければいけないけど、そういうときに仕掛けてしまうことも起きたりしている」
今、この状況でチームとしていかに一体感を持って振る舞えるか。取るべき行動はもちろん統一されていなければならないが、指揮官は杓子定規に制限をかけたりはしない。ルールよりも、もっと大事なものがある。
「その判断基準に向けて、前向きに取り組もうという意欲、チャレンジしようという意欲は、本当にありがたいことに、すごく高いものを感じています。揃えなければいけないけど、多少揃わなくても、ポジティブなエネルギーであればカバーできると思っている」
ひたむきに、アグレッシブに、ガムシャラに。無謀であってはならないが、貪欲な姿勢を大切にしている。
「見ている人からすれば、うまいこときれいにやろうとしているなっていうよりも、多少粗削りでも、思い切ってアグレッシブにやろうとしているほうが、楽しいと思うのではないかと僕自身は思っているので。僕自身、そのほうが好きってことですね、単純に。ポジティブなエネルギー、そこにはあまり歯止めをかけないように、でも破綻しないように、と思っています」
6月16日には天皇杯2回戦でJ3のY.S.C.C.横浜と対戦する。2つ下のカテゴリーの相手は、鹿島からの大金星を狙い、迫力を持って立ち向かってくるだろう。相馬監督もその点は警戒しつつ、「それを上回るぐらいのものをスタートからしっかり出せるように準備したい」と気を引き締める
YS横浜戦のあとも連戦は続く。今後に弾みをつける勝利を飾りたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)
◆「あまり歯止めをかけず、でも破綻しないように」見る者を楽しませる鹿島・相馬監督の絶妙な手綱さばき(サッカーダイジェスト)

◆関東からは前回大会準優勝のFC東京U-18、4強の大宮U18、鹿島ユースなど11チームが全国へ(ゲキサカ)

第45回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会関東予選のノックアウトステージが5月15日から6月13日まで行われ、前回大会準優勝のFC東京U-18、同大会4強に入った大宮アルディージャU18、鹿島アントラーズユースなど11チームが全国大会出場を決めた。
全国大会出場チームは以下のとおり。※()内は出場回数
横浜FCユース(10)
川崎フロンターレU-18(16)
ジェフユナイテッド千葉U-18(18)
ヴァンフォーレ甲府U-18(7)
浦和レッズユース(22)
大宮アルディージャU18(16)
鹿島アントラーズユース(22)
横浜F・マリノスユース(34)
FC東京U-18(21)
東京ヴェルディユース(42)
三菱養和SCユース(36)
【関東】
[2回戦]
横浜FCユース 3-0 ブリオベッカ浦安U-18
三菱養和SCユース 0-5 川崎フロンターレU-18
柏レイソルU-18 0-1 ジェフユナイテッド千葉U-18
ヴァンフォーレ甲府U-18 2-2(PK7-6)FC東京U-18
浦和レッズユース 2-0 東急SレイエスU-18
ザスパクサツ群馬U-18 0-7 大宮アルディージャU18
東京ヴェルディユース 0-3 鹿島アントラーズユース
FCトリプレッタユース 2-5 横浜F・マリノスユース
[1回戦]
横浜FCユース 0-0(PK3-2)栃木SCユース
ブリオベッカ浦安U-18 1-0 東京杉並ソシオFC U-18
三菱養和SCユース 13-0 大森FCユース
川崎フロンターレU-18 16-0 ヴェルディSS相模原ユース
柏レイソルU-18 3-0 SC相模原U-18
ジェフユナイテッド千葉U-18 3-0 SOLTILO FC U-18
湘南ベルマーレU-18 1-2 ヴァンフォーレ甲府U-18
FC東京U-18 2-0 エスペランサSC U-18
浦和レッズユース 9-0 東京23FC U-18
東急SレイエスU-18 3-1 Y.S.C.C.横浜U-18
ザスパクサツ群馬U-18 2-1 FC GOIS U-18
大宮アルディージャU18 2-0 栃木シティU-18
東京ヴェルディユース 4-0 横河武蔵野FC U-18
鹿島アントラーズユース 2-0 FC町田ゼルビアユース
水戸ホーリーホックユース 3-3(PK3-4)FCトリプレッタユース
横浜F・マリノスユース 8-0 FC川崎栗の木
[第9・10代表決定戦1回戦]
ブリオベッカ浦安U-18 0-2 三菱養和SCユース
柏レイソルU-18 1-3 FC東京U-18
東急SレイエスU-18 1-1(PK0-3)ザスパクサツ群馬U-18
東京ヴェルディユース 3-1 FCトリプレッタユース
[第9・10代表決定戦]
三菱養和SCユース 0-3 FC東京U-18
ザスパクサツ群馬U-18 0-3 東京ヴェルディユース
[第11代表決定戦]
三菱養和SCユース 3-1 ザスパクサツ群馬U-18
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◆関東からは前回大会準優勝のFC東京U-18、4強の大宮U18、鹿島ユースなど11チームが全国へ(ゲキサカ)

◆上田綺世は超論理型ストライカー。「選択肢に0.2秒で答えを出します」(Sportiva)

――ストライカーとは何か?
法政大学時代、プロ入りする前の最後のインタビューだった。筆者は、上田綺世(鹿島アントラーズ)にそう投げかけた。
「頼られる存在でなければならないと思っています。そのためには味方を頼れないといけない。お互いが信頼を得て、得られて、ストライカーは成り立つ。一匹狼はダメ。ましてや、僕なんて動き出しが武器なんで、パサーがいないと生きない。ゴールは最後の1割が自分で、組み立ててくれる9割が別にあると思っています。そこで自分の色を発揮し、成功に終わらせるのが役目で......」
上田は自らのプレーを精密に見つめ、順序だてて説明した。いわゆる論理型のストライカーだ。
「FWというポジションは、単純に点を取るのが仕事で、ミスしてもうまく切り盛りして次に行く。捨てるところは捨てて、拾うところは拾う」
彼にはストライカーの定理があった。
6月12日、豊田。センターサークルで三笘薫がドリブルでジャマイカのひとりをはがしてボールを運んだ瞬間だった。上田はパスコースを示すように疾走。並走するディフェンダーを置き去りに、パスを呼び込む。無駄にボールに触らず、最短距離でゴール前に侵入し、GKと1対1になった。
「ゴロでコースを狙うか、GKをかわして打つか。(GKが)中途半端な出方だったので、ここはループだろうと」
試合後に上田は冷静にそう振り返ったが、GKの頭上を抜くシュートの軌道は掛け値なしに美しかった。
「僕はシュートを打つときは、選択肢を消去法で消していきます」
かつてのインタビューで、上田は淡々と語っていた。
「少し先を見るというか......。例えばですが、背後に出たボールでGKと1対1に近い状況になったら、僕の選択肢はだいたい4つあります。ファーにゴロ、ニア、ループ、そしてGKをかわす。GKを見たとき、瞬間的に『ニアだと当たる』『ループはできない』とか感覚的に"はばばば"って頭の中にある写真映像をはじいて。たぶん、0.2秒とかで答えを出します」
上田はキャリアの中でゴールの定理を突き詰めてきた。シュートの修正、改善、発見と、その繰り返し。例えば鹿島では、昨シーズンからチームメイトになったブラジル人FWエヴェラウドのフィニッシュパターンも貪欲に盗んでいる。
「結局、FWはシュートの(バリエーションの)幅があるかどうか。シュートは簡単に見えるものでも、思った以上にどれも難しい」
上田はそう言う。ゴールという答えを導き出すための定理。それに向き合って、逆算してきたからこその言葉だ。
特徴である動き出しひとつとっても、緻密な計算と洗練が見える。味方の特性を理解し、呼吸を合わせる。一連の動きには彼なりの臨機応変な計算があって、ディテールの乱れでシュートが決まらないことはあるが、ゴールは明確にイメージされたものだ。
さらに言えば、ゴールに至る前段階で上田にはビジョンが浮かんでいる。サイドに流れる動きやポストプレーはそのひとつだろう。スペースを創り出し、使い、共有できる。非常に理知的なプレーだ。
また、上田はイメージを具現化する屈強な体と技術にも恵まれている。ディフェンスと並走した時にぶつかり合っても競り負けず、腰が強い。ガーナ戦で久保建英にアシストしたシーンでは、縦パスをエリア内で収めたが、特筆すべきキープ力だった。ヘディングも献身的に競り合うだけでなく、横からのボールに対してはマークを外す動きが秀逸で、完璧なインパクトで叩き込んだ。
「僕は緊張することが嫌いじゃないんです」
上田は訥々と語ったが、そこに彼の本質が見えた。
「例えばPKも『好き』と言いながら、本当は緊張して、(2018年の)アジア大会のマレーシア戦で蹴った時、息が詰まるくらいの緊張で呼吸も苦しくて、ボールを置くときも手が震えた。でも、この一蹴りを入れられたら、『違う上田綺世にたどり着ける』と思えて......。逆に外せば終わってしまうんですが、そこは五分五分のフェアな賭けで、僕はその一瞬が好きで、自分が蹴るまで誰も干渉できない空気も好きですね。それを楽しみたい。決められる自信もありながら、外した自分も思い浮かべられる。どっちに行けるのか」
ひりひりとした感覚を楽しめるのは、本能的ストライカーとも言える。定理にすがりつかず、ギャンブラーの荒々しさも持っているのだ。
「(東京五輪の最終選考に向け)メンバーがライバルという感じで報道されますけど、サッカーをやっている限り、どこかのチームに所属して、そこには競争があって。五輪でも代表でも、その本質は変わらないと思っています。(ジャマイカ戦は)ゴールを決められましたけど、2点目になるようなクロスもありましたし、FWである限りはゴールを求め続けるだけ」
7月に開幕予定の東京五輪。上田のゴールの定理が、メダルの歓喜とイコールで結ばれる。
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◆上田綺世は超論理型ストライカー。「選択肢に0.2秒で答えを出します」(Sportiva)

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