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自らDFリーダーに名乗り出た。日本代表DF植田直通(セルクル・ブルージュ)は19日のキリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(パナスタ)に向け、「DFラインでは必ず僕が引っ張っていきたい」と力強く語った。
14日のW杯アジア2次予選・キルギス戦(○2-0)後に海外組9人が離脱。最終ラインではDF吉田麻也、DF酒井宏樹、DF長友佑都というレギュラー3人がチームを離れた。キルギス戦スタメンの4バックで唯一、チームに残った植田の自覚は十分。「真ん中に(柴崎)岳くんがいたりもするけど、自分が出ることがあれば、僕が引っ張っていきたい」と頼もしい。
DF冨安健洋の負傷離脱後、10月15日のW杯アジア2次予選・タジキスタン戦(○3-0)、キルギス戦と2試合連続で吉田とセンターバックを組んできた。さかのぼれば6月のコパ・アメリカで3試合すべてにフル出場。東京五輪世代が主体のチームの中、冨安とのコンビで南米の強国3チームと対戦し、森保一監督の信頼を勝ち取った。
代表戦に出場することの難しさと喜びはだれよりも分かっている。アギーレジャパン時代の15年1月にA代表に初招集されたが、代表デビューは17年12月12日のE-1選手権・中国戦(○2-1)。初招集から苦節3年、ポジションも当時は右サイドバックだった。
それがコパ・アメリカ以降に行われた代表戦8試合のうち6試合に出場(うち先発5試合)。キャップ数も2ケタの「10」に乗った。「試合に出られることを幸せに感じる。今まで悔しい思いをしてきた。試合に出ていると、うれしい気持ちもあるけど、課題も出てくる。自分の成長につながることがうれしい」との言葉には実感がこもる。
大阪合宿から初招集4人を含む国内組9人が新たに合流。「僕がこういうことを言うのも失礼だけど、まだ大人しい感じがある」と話す植田は「せっかくこの舞台に来たなら思い切りやってほしい。僕が言えることはあまりないけど、一つひとつの時間を無駄にしてほしくない。もっともっと積極的にやってくれれば」と高い要求も口にし、自らのプレーで模範を示していくつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
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