[9.8 J2第32節 福岡0-1松本 レベスタ]
松本山雅FCは8日、敵地で行われたJ2第32節でアビスパ福岡と対戦し、1-0で勝利した。決勝点を挙げたのは途中出場のFWジネイ。電撃加入から2戦目で決めた初得点について、試合後のインタビューで「本当に感謝しかない」とコメントしている。
過去に鹿島、湘南などでプレーしたジネイは今季から甲府に加入していたが、負傷の影響もあって真価を発揮できないまま8月に契約解除。帰国が迫っていた中、ブラジルに帰る前日に松本のテスト生となり、同31日に加入が正式決定した。
翌9月1日に行われたJ2第31節・水戸戦(1-1)で後半45分に途中出場し、新天地デビューを果たすと、2試合目で早くも結果を残した。福岡戦の後半33分に投入された助っ人ストライカーは同アディショナルタイム1分、自陣センターサークル内からのMF岩上祐三のFKにPA内左で反応。打点の高いヘディングシュートを放ち、劇的な決勝ゴールを挙げた。
ジネイは電撃加入から2戦目で記録した初得点に「ブラジルに帰る1日前に松本山雅に加入が決まって、今日は本当に感謝しかないですし、ゴールを決められて良かったです」と喜びを表している。
レベルファイブスタジアムでは甲府時代のJ2第4節・福岡戦(2-0)でもゴールを奪っており、同会場での今季2点目はチームを暫定首位に導く貴重な一撃となった。「何か運命を感じるところもあります」と話すジネイは「これから自分たちが勢いよくJ1に上がるために、今日は必要な勝利だったので嬉しく感じます」と語っている。
また、ジネイの初得点について聞かれた反町康治監督は「加入してまだ短い期間で未知数なところもあるんですけど、我々もその未知数に驚いている部分もあります(笑)」と明かしつつ、「FWである以上は点を取ることが大事なので、どんな形であれ取ったのは嬉しく思いますし、次につながるいい勝ちだったと思います」と振り返った。
◆帰国1日前の電撃加入から神ヘッド! 松本FWジネイに反町監督は「未知数さに我々も驚いている(笑)」(ゲキサカ)